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更なる連携強化に期待: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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全文

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Title

更なる連携強化に期待

Author(s)

仲宗根, 盛和

Citation

沖縄農業, 43(1): 1-1

Issue Date

2009-08

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/4701

Rights

沖縄農業研究会

(2)

更なる連携強化 に期待

沖縄県農業研究セ ンター所長

仲宗根

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沖縄県の財政が厳 しい中,県は行政改革大綱 に基づき組織や事務 ・事業の見直 しに取 り組んでい る.沖縄県農業研究セ ンターでは,研究員な どの削減が進め られるとともに,研究予算 について も 県単独予算が大幅に減少 し,競争的資金な どの受託事業が多 くなる状況 にある. このような中,坐 産者や関係団体等のニーズに対応す るためには効率的な試験研究のあ り方 について総合的な検討 を 行 う必要がある. 国において も,平成13年以降研究機関が独立行政法人化 に移行 し,組織の統合 ・再編 によ り研究 機関の大規模化 ・研究体制の見直 しを行 った. また,国立大学 も独立法人化 し, ほとんどの大学で 地域連携セ ンター等 を設置 し,地域連携 を強化 した研究体制 を推進 している. このように国の研究機関,大学,都道府県の公設試験場において,研究者,研究機関,研究費が 削減 される中で,地域農業研究の活性化 をどう図るか議論 し,今後の方向性 を見出す必要があると 考 える. これは,沖縄農業の技術開発 を牽 引している沖縄農業研究会 として も議論 を要する問題であると 考 える.都道府県の農業研究機関で構成する全国農業関係試験研究場所長会議 において議論 されて いる主な課題 を整理 し問題提起 したい. 一つ 目に,限 られた研究資金の効率的利用 に向けた研究機関の連携強化である.沖縄県は 日本本 土 と気象,土壌,作物な ど色々条件が異なることか ら沖縄特有な研究課題が多 く,他県 の研究機関 と連携 した取 り組みが難 しい状況 にある.沖縄特有の課題 を解決す るには,県 内にある琉球大学や 国際農林水産業研究セ ンター熱帯 ・島峡研究拠点, トロピカルテクノセ ンター等の民間研究機関を 含めた連携強化 をどのようにす るかが問題である. 二つ 目に,異分野 に属する研究者 どうしのネ ッ トワークの強化である.沖縄県 において も異分野 との連携 によるイ ノベーシ ョン創出力の強化 を図るため,農業,工業な ど県立の研究機関を平成17 年度 に一元化 したが,そのメ リッ トが十分発揮 されているとは思われない.県 の研究機関 どうしの 連携 も不十分な状況で,大学,国の独立行政法人,県,民間研究機関を含めた異分野間の研究 をど う結びつけるかが課題 となる. 三つ 目に,研究開発成果の技術移転 ・実用化 をどう図るかである.試験研究成果 については,今 までは農業改良普及セ ンターやJ

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,生産組織の リーダー と連携 して現地実証試験や農業改良普及 セ ンターによる実証展示圃場等 を通 して生産者への技術普及 を図ってきた. しか し研究開発 した技 術が生産現場で活かされず,活かされない原因の検討 もされないままに埋 もれる技術 もある. これ まで研究機関,普及組織,農業団体等が連携 して技術の開発 ・普及に取 り組んできたが,果た して 十分な連携が取れていたか,今一度検討する必要があると考 える. 今後 の農業技術の研究開発,普及,移転 を推進するに当たって,研究機関 どうしの連携,普及組 織,生産者団体,民間企業等 との更なる連携強化 を如何 に図るか,沖縄農業研究会会員諸氏の取 り 組みに期待 したい.

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