• 検索結果がありません。

ニューロマスキュラーデンティストリー入門 審美歯科への応用 4

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ニューロマスキュラーデンティストリー入門 審美歯科への応用 4"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

髙松

尚史 

Hisashi Takamatsu 浜坂歯科医院(熊本県熊本市)

ニューロマスキュラーデンティストリー入門

4

審美歯科への応用

はじめに

今日の歯科臨床において,歯と歯の接触状態つまり, 狭義の 合状態を確認することは,補綴修復治療のみな らず,歯周治療やインプラント治療,および顎関節症の 治療など,様々な場面で必要とされている.前回までに, リファレンスポイントとしての生理的下顎安静位と, ニューロマスキュラーデンティストリーの治療に不可欠 な顎運動記録の重要性を説明した.顎口腔系の異常が認 められる患者の場合,前歯部に少なからず形態の変化( 耗・破折など)が生じている.これは,顎口腔系の異常 に対する歯の順応によるものであるが,顎口腔系の是正 を行わずに歯の修正を行っても,いずれは形態の変化が 生じるのは自明の理であろう.また,現在の歯科治療に おいては,機能的な顎運動を営むだけでなく,審美的な 状態の回復は不可欠となっている. 第1回 ニューロマスキュラーデンティストリーの治療の流れ 第2回 機能的に調和した顎位の獲得のために 第3回 顎運動を記録する重要性

4

回 審美歯科への応用 今回は,ニューロマスキュラーデンティストリーを実 践するにあたり,審美歯科との融合について解説したい.

黄金比(golden proportion)

黄金比(golden proportion)の原則は,紀元前550年 ごろにピタゴラスなどのギリシャ人によりはじまる.彼 らは,黄金比が自然界に存在し,彫刻と建築において 理想的な対称性を構築するために使えることに気づい た1,2) [√5十1:2=1.618:1=1:0.618] その後,数世紀にわたって科学・芸術・建築の分野な どにおいて応用されている.そして,レオナルド・ダビ ンチが,1509年に『Divine Proportion』を出版した.そ の後,Lambardi 3)Levin 4)などが歯と顔面の美につ いて述べている.この時期から,人間の体にも黄金比が 見いだされ,絶対的な美しさの比率として多く利用され るようになった(図1). しかし,上顎前歯の幅径の黄金比には,異論を唱える ものも多くいる.Prestonは,実際に計測することによ り,中切歯と側切歯の幅径が,黄金比にあてはまる場合 が17%としている5).筆者も同じ意見であり,白銀比 (1:1.4)を利用したり,歯列や形態・歯軸などを考慮 し,総合的に判断している.一方,中切歯の縦横比に関 図 1 黄金比 1.618:1=1:0.618 1.618 0.618 1 1 1.618 1.618 1

(2)

しては,黄金比を参考にできる意見が多く散見される. Magneらは,切歯と犬歯の縦横比は同じであり,77∼ 86%としている6).また,髙井らは,黄金比について様々 な検証を行い,上顎中切歯の縦横比は,75∼80%がア ジア人において適切であるとした7).これらのことを考 慮しても,黄金比の利用により,術者個人の能力に左右 されることなく利用できることは大きな利点となる.し かし,黄金比は,審美修復のスタート時点における一つ の基準として利用し,患者ごとの個性によって,修正し ていく必要があろう.

下顎安静位の保持機構

ニューロマスキュラーデンティストリーで目標とする 下顎位(Neuromuscular Position:第2回参照,以下NP)は, 「生理的下顎安静位から最小の筋活動により閉口する位 置である」と前号までに述べた.その下顎安静位の保持 機構について,Brillは受動的な力と能動的な力によっ て決定されるとしている8∼ 10)(図2).口蓋と舌の間 にできる空 (Dondersの空 )によって,平均0.7± 5mmHgの陰圧(Dondersの陰圧)が発生し,300gの 力が生じる.この力は,下顎とその付着組織の重さを 支えるのに十分であるとされる9,10)(図3).ニューロ マスキュラーデンティストリーで使用する顎口腔機能 診 断 装 置(K7 Evaluation System;Myotoronics社, 以 下K7)の一つである下顎運動計測装置(Computerized Mandibular Scan;以下CMS)は,頭蓋にセンサーを装 着し,下顎前歯部唇面に取り付けた高磁力マグネットの 磁場の変化を記録する.このマグネットは,現在薄くなっ てきているものの2.5mm程度の厚みがあるため,下唇 が外側に広がりやすい.そのため,CMSでの計測時には, 先述のDondersの陰圧の効果が薄れ,本来の下顎安静 位より下方に位置づけられる場合がある. 一方,Jankelson11)や山下ら10)は,NPは一つの点で はなく,領域であるとしている.そのため,生理的下顎 安静位から閉口した位置を求める場合,上下的にある程 度の許容範囲がある.また,顎位の修正を行う場合, 合挙上量を大きくすると,それぞれの歯に圧下や動揺な どの様々な症状も引き起こされる.そのため,顎位の是 正を行う場合において,やみくもに 合挙上すべきでな いと考える.

Golden Vertical

審美歯科において,歯の形態のバランスは重要である. 一方,ニューロマスキュラーデンティストリーの治療に おいては,NPを求める場合,顔貌に触れたり,口唇を 広げて歯の位置を確認したりすると,咀嚼筋中の筋紡錘 が反応するので,患者に触れてはいけない(図4).当 初は,このように歯の状況の確認を行わないので,NP での修復が審美的要件を満たさない場合が,見受けられ ている. 2000年 にDickersonは,Jankelsonら と 合 同 で,NP を求める場合,審美的要件を満たすべく指標を発表し 受動的な力   ①筋,筋膜, 等の粘弾性   ②関節機構の安定性   ③Dondersの陰圧 能動的な力   ①運動ニューロンの活動   ②末梢からのフィードバック    筋紡錘,粘膜の感覚,関節の感覚,    歯根膜の感覚   ③上位中枢からの影響 図 2 下顎安静位の保持機構 図 3 Dondersの陰圧(山下 ら9)より引用・原図改変) 図 4 ニューロマスキュラーデン ティストリーにおける 合採得状況 顔貌に触れることなく, 合採得を 行う.歯の位置づけなどは,確認で きない.

(3)

た12∼14).これは,Shimbashi1983年に発表した,人種, 年齢,性別,宗教を問わない400人以上の患者を,上 顎中切歯セメントエナメル境(以下CEJ)と下顎中切歯 CEJの垂直的距離を測定することで診査したことにヒン トを得た15) ①上顎中切歯CEJから下顎中切歯CEJまでの垂直的 距離をVertical Indexと呼ぶ(図5) 一つの指標として使用するため,歯の転位や修復物 などがあれば,適当な歯を選び,最後まで変更しな い. ②上顎中切歯の幅径を測定し,審美的に理想的な長径 を検討する(図6) 前述したように,上顎中切歯の縦横比は黄金比に当 てはまることが多い.また,歯の切端は, 耗や破 折,修復治療などにより,変化していることが多い が,幅径の変化は少ない.そこで,幅径を測定し, 黄金比を参考に,審美的に理想的な長径を設定する. これも一つの指標なので,上顎中切歯に修復治療が 行われていたり,欠損していれば,上顎前歯全体の 黄金比などから想定する.また,Magneらは,す でに補綴処置の施された上顎前歯の治療を行う際, 手つかずの下顎前歯が上顎前歯の大きさを決定する 重要な要素としている6) ③Golden Verticalを求める 上顎中切歯の理想的長径をもとに,上下前歯部の長 径の黄金比から,審美的に良好なVertical Indexを 算定する(図7).これをGolden Verticalと呼ぶ. K7では,スキャン5(第3回参照)の診査におい て,この概念が組み込まれている.3つのステップで, Golden Verticalが計算される(図8). ①現在のVertical Indexを測定し,入力する ②上顎中切歯の幅径を入力する ③上顎中切歯の縦横比を検討する 上記設定画面に入力すると,スキャン5を測定する画 面に黄色い水平線が表示される.この高径で 合採得す れば,審美的に良好な状況を構築できるのである.ニュー ロマスキュラーデンティストリーの治療においては,生 図 5 Vertical Index 上顎中切歯CEJから下顎中切歯CEJま での垂直的距離 Vertical Index 1.618 1 0.618 1.618 1 図 6 上顎中切歯の審美的に理想的な 長径を検討する 黄金比を参考に,幅径から審美的に理 想的な長径を検討する.縦横比を75% とすると細くなり,80%にすると幅広 くなる.全体のバランスから,検討を 加える. 図 7 Golden Vertical 上顎中切歯の審美的に理想的な長径を もとに,上下前歯部の黄金比から,審 美的に良好なVertical Indexを算出する. 図 8 スキャン 5 の Golden Vertical 設定画面 現在のVertical Indexを測定し,上顎中切歯の 幅径を入力すると,Golden Vertical が計算さ れる.上顎中切歯の縦横比は,75∼80%の間 で,修正できる.From C.O. の項目により, 合挙上量の目安にもなる.

(4)

理的下顎安静位をもとめ,最小の筋活動で閉口していく 経路にあり,Golden Verticalの黄色い線を参考に 合採 得することになる(図10).前述したように,これは一 つのスタート地点であり,術者能力に左右されずに,良 好な審美的状況を構築するのに有効な手段と考える. また,Vertical Indexだけでなく,下顔面内での黄金 比も参考に検討し1,16)(図11),患者個人の要望や全 体的なバランスを考慮して,修復していく必要がある.

症例

①初診 43歳,女性.2014年審美障害を主訴に来院した.全 身症状は特にない.矯正治療を途中で中止し,不完全な 位置で修復処置に移行している.歯数の不調和があり, 臼歯部の嵌合状態が悪く,前歯部では修復物の破損が生 じている(図12,13).今回は,不定愁訴がないため, 図 9 スキャン5 に Golden Vertical が反映される 黄色い線が記載され, 合採得を行う際の基準となる. 図 10 スキャン5(生理的下顎安静位と 頭嵌合位の位置 関係) 黄色い線を目安として,筋肉位を求めることにより,審美的 に良好な 合再構成が行える. 図 11 下顔面の黄金比 前鼻棘と上顎中切歯切縁とポゴニオン間の 黄金比も参考にする. 図 12 初診時口腔内写真 矯正治療を途中で中止している ため,歯の位置が適切でない.

(5)

修復処置のための 合再構成を行うこととし,可撤式ス プリントを使用せず,プロビジョナルレストレーション を修正することにより,顎位を是正し,治療を進めるこ ととした. ②Phase 1 プロビジョナルレストレーション K7にて,様々な測定を行い,歯科用経皮的電気神経 刺激装置(Transcutaneous Electrical Neural Stimulation, 以下TENS)を45分間使用したあと,生理的下顎安静 位と 頭嵌合位の位置関係を確認する.矯正治療を行っ ていることや,前歯部の修復治療が必要なことなどを 勘案する.審美的に良好な 合高径であるが, 合挙上 量はできるだけ少なくした位置で 合採得を行った(図 10).筋肉位は,現在の 頭嵌合位より,右側前方に位 置する.黄金比や臼歯部の嵌合位置を検討しながら,診 断用ワックスアップを行い,治療範囲や内容を検討する (図14).K7で採得したシリコーンバイトを利用し,即 時重合レジンやプロビジョナルレストレーション用常温 重合コンポジットレジンなどを使用しながら,ワックス アップの状況を口腔内に再現する(図15).是正した顎 図 14 診断用ワックスアップ 黄金比などを参考にし,歯の位置の不調和が あっても適切な嵌合状況が構築できるように, ワックスアップを行う. 図 13 初診時エックス線写真 図 15 プロビジョナルレストレーション 診断用ワックスアップの情報とおり,忠実に 口腔内にプロビジョナルレストレーションを 再現する.同時に下顎位を是正し,機能的・ 審美的状況の調整を行う.

(6)

図 16 術前とプロビジョナルレストレーション装着時の顔 貌写真 審美的に良好な状態が獲得できている. 位での順応状況などを3カ月程度観察した.咀嚼運動な どの機能的にも問題なく,主訴である審美障害も改善し ているため,最終補綴物作製へと移る(図16,17). ③Phase2 修復治療 機能的・審美的に安定している現状をできるだけ変化 させないように,慎重に修復処置を行う(図18,19). 主訴である審美障害も改善し良好である(図11,20). 最終補綴物装着後,再度K7にて確認を行う.是正され 図 17 プロビジョナルレストレーション装着後スキャン5 (生理的下顎安静位と 頭嵌合位の位置関係) 生理的下顎安静位と 頭嵌合位の位置関係が正しく位置づけ られている. 初診時 プ ロ ビ ジ ョ ナ ル レ ス ト レーション装着時 た顎位での咀嚼運動も良好に行われている(図21).現 在,修復治療終了後約5年が経過しているが,変化もな く良好に経過している.

まとめ

ニューロマスキュラーデンティストリーに基づく治療 を行う場合,TENSを用いて,生理的下顎安静位を求め, 図 18 最終補綴物装着後口腔内写真 1 1は,オールセラミックラミネートベニア,67にオールセラミックアンレー,上顎左右 側切歯,犬歯,小臼歯および右側第一大臼歯にオールセラミッククラウンを装着した(いずれ もe-Max®Ivoclar Vivadent社).下顎左右臼歯部にオールセラミックブリッジ(KATANA®

(7)

最小の筋活動で閉口した位置に筋肉位を求めることとな る.しかし,歯の様々な状況や審美的要件から,やみく もに下顎位を是正することは,不要であろう.その患者 の許容範囲をしっかりと理解し,適切な下顎位を設定す る必要がある.もちろん,全顎的 合再構成を行う場合 は,顎口腔系と修復治療の長期安定を図るために,筋肉 位を目指すことが重要である.そのときには,審美的に も良好な状況を作ることが,現代の歯科医療には必須で あろう. 図 19 最終補綴物装着後エックス線写真 今回,ニューロマスキュラーデンティストリー入門と して,4回の連載を行った.一見すると,ニューロマス キュラーデンティストリーは,K7やTENSを使用する ことだけの学問のように感じていた歯科医師も多くいる であろう.しかし,今回記したように,解剖・生理・機 能をベースにした,神経筋の生理的・機能的活動を重視 した 合理論である.顎口腔系の状況を理解するために, K7やTENSを使用し,できるだけ詳細なデータを得よ うとするのである.そして,必ず最初に行うのが,顎位 図 20 最終補綴物装着後前方面観とスマイル写真 審美的状況 最終補綴物装着時スマイル写真 図 21 最終補綴物装着後スキャン8(咀嚼運動)

(8)

参考文献 1) 高松尚史:機能と審美を考慮した 合高径決定法: 117-126, デンタルダイヤモンド(東京), 2005. 2) 渡邊晃一:「黄金比」と人体(上)―《ミロのビーナス》はなぜ美 しい?神が授けた「美」の秘術についてー. Quintessence of Dental Technology, 32: 96-106, 2007.

3) Lambardi RE: The principles of visual perception and their clinical application to denture esthetics. J Prosthet Dent, 29: 358-382, 1973

4) Levin El: Dental esthetics and the golden proportion. J Prosthet Dent, 40: 244-252, 1978.

5) Preston JD: The golden proportion revisited. J Esthet Dent, 5: 247-251, 1993.

6) Magne P, Belser U: Bonded porcelain restorations in the anterior dentition: Quintessence(Germany), 2002.

7) 髙井基普,島松博:天然歯列100症例から読み解くデジタル デザイニングに必要な前歯部審美修復の基礎知識.ザ・クイ ンテッセンス, l39(2): 52-77, 2020.

8) Brill N, Tryde G: Physiology of Mandibular Position. Front Oral Physiol, 1: 199-237, 1974.

9) Brill N:総義歯の盲点. 第6回松下電器貿易歯科学術講演

会テキスト: 1-7, 1977.

10)山下敦, 矢谷博文, 窪木拓男:最新生理 合学と顎関節症 の治療:クインテッセンス出版(東京), 1993.

11) Jankelson R: NEUROMUSCULAR DENTAL DIAGNO-SIS AND TREATMENT. Ishiyaku EuroAmerica, 1990. 2005.

12) Dickerson WG: TheLVI Golden Shimbashi A New Discovery Using The Golden Proportion, Las Vegas, 2000. 13) Takamatsu H: A method to determine function and esthetic

vertical dimension of occlusion. Anthology 7: 111-122, 2005.

14)山下敦,前田照太,青木太郎: Hygienic Partial Dentureと

Myo-Dentureの最新臨床アトラス:クインテッセンス出版(東 京), 2019.

15) Shimbashi H: TRACING MOVEMENT OF THE MANDIBLE FROM CENTRIC OCCLUSION TO MYOCENTRIC, 1983. 16)石川明,田村勝美:歯科における審美性に関する問題を解 決する簡単な測定器具(ゴールデンルーラー).顎 合誌, 23 (3・4): 327-329, 2003. の是正であり,その後に修復処置等を行う.それにより, 症状もなく快適で,審美的に良好な状況を構築すること ができると確信している.誌面の都合上,すべての事 柄を説明することができなかったが,この連載を機に, ニューロマスキュラーデンティストリーの理解を深めて いただけたら幸いである. 謝辞 稿を終えるにあたり,日頃の臨床からすべてにわたってご指導 いただいている,岡山大学名誉教授山下敦先生,福岡市開業池田 正人先生に心から感謝いたします.

図  16  術前とプロビジョナルレストレーション装着時の顔 貌写真 審美的に良好な状態が獲得できている.位での順応状況などを3 カ月程度観察した.咀嚼運動などの機能的にも問題なく,主訴である審美障害も改善しているため,最終補綴物作製へと移る(図16,17).③Phase2 修復治療機能的・審美的に安定している現状をできるだけ変化させないように,慎重に修復処置を行う(図18,19) .主訴である審美障害も改善し良好である(図11,20).最終補綴物装着後,再度K7にて確認を行う.是正され 図  17  プロ

参照

関連したドキュメント

大きな要因として働いていることが見えてくるように思われるので 1はじめに 大江健三郎とテクノロジー

これはつまり十進法ではなく、一進法を用いて自然数を表記するということである。とは いえ数が大きくなると見にくくなるので、.. 0, 1,

春から初夏に多く見られます。クマは餌がたくさんあ

はありますが、これまでの 40 人から 35

【その他の意見】 ・安心して使用できる。

(2) 交差軸(2軸が交わる)で使用する歯車 g) すぐ歯かさ歯車.

   遠くに住んでいる、家に入られることに抵抗感があるなどの 療養中の子どもへの直接支援の難しさを、 IT という手段を使えば

一︑意見の自由は︑公務員に保障される︒ ントを受けたことまたはそれを拒絶したこと