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尿失禁患者に対する排泄ケアの再検討

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Academic year: 2021

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尿失禁患者に対する排泄ヶアの再検討

3階西病棟

  ○小野あゆみ

    山田幸司

 山中博子 高田幸子 武内美恵

武内愛 瀬戸聖代 野瀬教剛

【研究目的】  患者のADL向上に尿失禁は大きな阻害因子である。おむつを当てることによって、患者はベッドから離れ る有力な動機を失い、結果的にその活動性を低下させることとなる。そのため、ADLの中でも重要なテーマ である「排泄の自立」に向けて回復期のリハビリテーション看護の果たす役割は大きいと考える。当科では、 自分では排尿行動が行えない患者が多く入院しているが、排尿自立にむけて積極的な尿失禁ケアが行えていな い現状である。失禁状態であっても患者の排尿パターンを見つけ、意図的に排尿誘導することにより、できる 限り本来の排泄行動に近づけるためのケアを実施した。  【研究方法】  女性で尿失禁があり、意識レベルJCS l−1∼3で、意思疎通が可能な患者に対して、1時間毎のオムツ チェツクを施行し、個々の患者の排尿間隔を把握した。その間隔に合わせて、ポータブルトイレに座らせ排尿 を促すと同時に、ナースコールを押す方法を指導・練習した。その間の尿失禁の回数、ナースコールを押す回 数、排泄に関する言動の変化を報告する。 【結果・考察】  尿失禁回数の著明な減少は見られなかったが、尿意を訴える言動やナースコール回数の増加を認めた。また、 排泄の物理的なメカニズムの点においても優れた姿勢である座位姿勢での排尿訓練を行ったことは、リハビリ テーションの点においても効果があったと考える。そして尿意を知らせてくれるようになったことは、排泄に 関する意識づけへとつながったと言える。今回、私たちは、患者の排泄の自立に向けての変化を捉え、患者と 共に喜びを分かち合うことでケアの効果を実感し、ケアの本質を再認識できた。今後は、早期からの身体機能 評価に加え、尿失禁そのものの評価を加味した上で、スタッフ間の統一した看護実践が必要である。 【まとめ】  1.ADLの拡大に向けてのリハビリテーションと平行した排泄自立への援助が必要である。  2.患者個々の排泄パターンを知り、意図的に排尿時間を予測し働きかけることは、尿失禁の減少やリハビ   リテーションヘの意欲向上へと繋がる。  【参考文献】 1)竹内孝仁:脳卒中のリハビリテーション看護,メディカ出版, 1999. 2)西村かおる:「l離ケア」へのチームアプローチ,中央法規, 2005. 3)宮腰由紀子他編:リハビリテーション看護研究6地域生活支援とリハビリテーション看護,医歯薬出版。  2003.

〔平成17年6月25日 第15回 日本脳神経看護研究学会四国部会(徳島)にて口頭発表]

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