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IRUCAA@TDC : 東京歯科大学水道橋病院矯正歯科における保定患者の来院動向

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

東京歯科大学水道橋病院矯正歯科における保定患者の来

院動向

Author(s)

岩田, 周子; 関口, あゆみ; 鹿島, 知子; 上島, 文江;

小坂, 竜也; 宮崎, 晴代; 片田, 英憲; 末石, 研二; 古

澤, 成博

Journal

歯科学報, 111(2): 238-238

URL

http://hdl.handle.net/10130/2390

Right

(2)

目的:歯科医学生に対し歯科医学英語教育を実施す る以前に,一般英語教育を行う必要性が認められ る。本来,一般英語教育は,中学,高校で習得すべ きものである。しかし,例えば高校の英語教育が, 実質的に大学受験のための英語教育と化していると いった現状を考慮すれば,この必要性は当然である と考えられる。一般英語能力の基礎部分とは,「英 語の音を身につけていること」と,「一般英語にお ける基礎的最重要単語群を身につけていること」の 2つの能力に要約し得ると考える。そこで,歯科医 学生に対する歯科医学英語教育への導入としての一 般英語教育を考える際に,必要と思われる理念とシ ラバスの作成を目的として検討を行ったので報告す る。

方 法: Collins COBUILD Learner s Dictionary

Con-cise Edition Wordlist(p.1316−1319)を 参 照 し つ つ,自らの一般英語教育,歯科医学英語教育の経験 を踏まえた上での論理的考察を行った。 成績および考察:理念:一般英語の範囲は限りなく 広いが,歯科医学英語教育への導入としての一般英 語教育は,習得のために費やすことのできる講義時 間数が,1学年前期14時間前後であることを考慮す ると,「基礎の中の基礎」の習得に限定すべきであ ると考える。 上記2つの能力をさらに説明すると,「英語の音 を身につけている」とはすなわち,「英語を構成す るところの,母音12,子音24の計36種類の音を身に つけている」ということであり,これは換言すれ ば,「この36種類の音の1つ1つを,単音として, 単語として,フレーズとして,文として聞き分ける ことができ,同時に発音することができる」という ことである。また,「一般英語における基礎的最重 要単語群を身につけている」とは,「一般英語にお ける最重要単語約1,700語を身につけている」とい うことである。後者の1,700語というのは,英語の すべての使用の実に75%が,この1,700語により占 められているという統計的事実による。 したがって,この二本の柱をもって,歯科医学英 語教育への導入としての一般英語教育は行われるべ きであると考える。 目的:矯正治療により獲得された個性正常咬合の安 定を図るためには保定管理が重要である。当科では 保定管理時の来院に関して装置除去後1ヶ月,3ヶ 月,6ヶ月,1年と徐々に来院間隔を広げるもの の,できるだけ長期に亘る通院を推奨している。し かしながら,患者の中には何らかの理由で通院が途 絶える者がいるのも現実である。そこで今回東京歯 科大学水道橋病院矯正歯科における保定管理の実態 把握を目的とし,動的治療を終了したリテンション 患者の来院動向について調査したので報告する。 方法:対象は東京歯科大学水道橋病院矯正歯科にお いて2006年4月より2007年3月までの一年間に動的 治療が終了し,マルチブラケット装置を除去,保定 管理に移行したリテンシ ョ ン 患 者171名(男 性55 名,女性116名)について,その後2009年3月まで の3年間における来院回数を評価した。 成績:マルチブラケット装置除去後3年間における 来院回数は0回が7名,1回が15名,2回が24名, 3∼5回が67名,6∼8回が45名,9回以上が13名 であり,平均来院回数は4.5回,最高来院回数は16 回であった。一般症例,顎変形症例,口蓋裂(指定 症候群を含む)症例の区分別傾向では,口蓋裂症例 群が他群に比べ来院回数が多い傾向にあった。使用 リテーナーに関して,上顎はほとんどが可撤式タイ プを使用しており下顎では可撤式タイプに比べ固定 式タイプのものが若干少なめであった。 考察:症例区分別の比較において口蓋裂群の来院回 数が多群に比べ多いのはそれまでの動的治療が長期 に亘り,保定時の通院に抵抗が少ないためと考えて いる。今後,患者には保定管理の重要性を充分に把 握させ定期的な通院を遵守させる必要性を認識し た。この結果を生かし当科では,マルチブラケット 装置除去時の説明を見直し,「歯と歯並びの健康維 持のための:生涯保定と長期メインテナンスについ て」というリーフレットを作成した。またメインテ ナンススケジュールを明確に記載した用紙を渡す事 により,長期の通院を促せるのではないかと考えて いる。

№30:東京歯科大学水道橋病院矯正歯科における保定患者の来院動向

岩田周子1),関口あゆみ1),鹿島知子1),上島文江1),小坂竜也2),宮崎晴代2),片田英憲2) 末石研二3),古澤成博1)(東歯大・水病・歯衛)1)(東歯大・口健・矯正)2)(東歯大・矯正)3)

№29:歯科医学英語教育への導入としての一般英語教育Ⅰ −理念とシラバス−

柴家嘉明(東歯大・英語)

学 会 講 演 抄 録 238 ― 110 ―

参照

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