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線形解析に代表される静的解析と時刻歴非線形動的解

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Academic year: 2022

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(1)土木学会東北支部技術研究発表会(平成26年度). VI-40. 橋梁下部工の静的・動的解析の比較に関する一考察 東日本旅客鉄道(株)東北工事事務所. 正会員. 東日本旅客鉄道(株)東北工事事務所. 正会員. 高橋 紗希子. 東日本旅客鉄道(株)東北工事事務所. 正会員. 田附. 橋軸方向. 1.はじめに. ○牛 木. 隆匡. 伸一. 橋軸直角方向. 4550. 現在,鉄道高架橋や橋りょうの耐震設計は,静的非. 1331. 798. 線形解析に代表される静的解析と時刻歴非線形動的解. 500. 析法に代表される動的解析の 2 つがある.動的解析は 地盤のモデル化や運動方程式の解法などを適切に定め. 4300 2129. 3000. G.L.. -0.030. る必要があるとともに,必要となる計算量が増大する ため,実際の設計においては,設計の簡略化,ミスの. 650. 1650. 775. 2000. 7000. 7183. 1500. 低減のため静的解析が多く用いられる.一方,鉄道構 造物等設計標準・同解説 耐震設計 1)においては,基本. 17000. 的に設計地震動に対する構造物の応答値の算定には動 的解析を採用することが求められている.動的解析の 導入に当たっては,解析の特徴や静的解析との違いを 把握しておく必要があるが,既往研究では各解析方法. 図 1 構造物の概要. を比較検討した例は少ない.そこで,本研究は,各解 析手法による構造物の挙動を確認し,耐震設計におけ. 静的解析の載荷方向. る解析手法の選択の判断基準の参考に資することを目 Ac1(粘性土) As1(砂質土). 的として,構造物の静的解析及び動的解析の比較を行. Ac1(粘性土). った結果を報告するものである.. As1(砂質土). 動的解析の地震波入力方向. Ac1(粘性土) As1(砂質土). 2.解析方法. Ac2(粘性土) Ag2(礫質土) Ac2(粘性土). 2.1 解析ソフト. Ya-s(砂岩). 静的解析,動的解析ともに解析ソフトは,鉄筋コン. 図 2 モデル化した構造物. 2). クリート構造物の 2 次元非線形動的解析ソフト を用い た.内部で任意に静的荷重及び地震波を入力すること ができ,静的解析,動的解析の両方に適用可能である.. 2.3 解析概要 上記に示した解析ソフトを用い,対象となる構造物 をモデル化した.図 2 にモデル化した構造物を示す.. 2.2 解析モデル. 本モデルに対し,静的解析と動的解析を行い,両者. 図 1 に本研究の解析に用いる構造物の概要と土質の. を比較して違いを検証した.なお,入力する荷重のみ. N 値を示す.対象とする構造物は場所打ち杭を有する. を変化させ,その他は変化させていない.静的解析で. 鉄筋コンクリート橋脚である.杭は橋軸直角方向に 2. は,構造物自重による慣性力に相当する荷重(水平震. 列,杭径φ1500mm である,解析方向は橋軸直角方向で. 度 Kh=1.0)を 100step で漸増させながら最大 5197kN ま. ある.地盤は G.L.+16.0m 付近まで N=10 以下の軟弱な. でく体の慣性力作用位置に載荷した(載荷方向は図 2. 粘性土および砂質土が堆積している状況である.. に記載の通りである) .動的解析に用いる地震波形は L2. キーワード 非線形静的解析,動的解析 連絡先 〒980-8580 宮城県仙台市青葉区五橋一丁目 1 番 1 号 TEL022-266-3713.

(2) 土木学会東北支部技術研究発表会(平成26年度). 地震である兵庫県南部地震(平成 7 年)JR 鷹取駅構内 Acceleration(gal). 地盤上 EW 成分の実測値を用いた.図 3 に用いた地震 波を示す.. 3.結果と考察. 800 600 400 200 0 -200 0 -400 -600 -800. 3.1 損傷結果. MAX=672.64gal. 10. 20. 30. 40. times(sec). 図 3 動的解析に用いた地震波形. 計算の結果,静的解析,動的解析ともに上述の通り 静的解析. の載荷では終局状態に至ることはなかった.図 4 上段. 動的解析. 降伏. に計算の最終ステップにおける損傷結果の比較を示す.. 降伏. RC 構造物で に塗られた要素が降伏の箇所となってい る.また,その時のひび割れ箇所を表した図を図 4 下 段に示す.ここから,静的解析は,く体基部及び左側 の杭全体に損傷が及んでいるのに対し,動的解析では,. 損 傷 結 果. 両側の杭先端,杭頭に損傷が集中する結果となった. これらの損傷形態の違いは,静的解析で載荷する慣 性力と動的解析で生じる振動モードの違いにあると考 えられる.静的解析ではく体に同一方向から直接荷重 を与えているため,片側の杭に対して広範囲に損傷が 広がった.また,構造物の断面が大きく変化するく体 基部に対する応力が特に大きくなる.一方,動的解析. ひ び 割 れ. では地盤を介して地震力が構造物の両方向から作用さ れるため,両側の杭に損傷が集中すると考えられる. また,特に支持層の直上に位置する部材の発生断面力. 図 4 損傷結果及びひび割れの比較. 3.2 杭の引抜力 杭と土構造物の周面摩擦によって生じる抵抗力に対 して,地震動によって生じる杭が引抜かれようとする 力が上回った場合,引抜降伏が発生し,構造物の安定. 静 的 解. 杭の軸力(kN). が大きく,損傷が卓越した.. 析. 力は 3486.9kN である.静的解析は同方向に載荷してい くため荷重に比例して軸力が増加し,Kh=0.7 程度で引. 的 解 析. 引抜き力が発生している.引張降伏は最大加速度の作 用時であり,静的解析と同様に Kh=0.7 程度で発生した. 4.まとめ 本研究では杭基礎構造を持つ橋台のモデルに静的解 析及び動的解析の比較を行った.その結果,静的解析 と動的解析とでは構造物の損傷箇所に違いが見られた.. 引抜抵抗力. 0. 10. 20. 30. 40. 50. 60. 70. 80. 6000 引張側 + 4000 2000 0 -2000 -4000 -6000 0. 90. 100. 左側杭に着目. 引抜抵抗力. 10. 20 times(sec). 30. 40. 左側杭に着目. 図 5 杭の軸力. 張降伏が発生している.また,動的解析では地震波が 両方向から構造物に作用するため,杭に押込み力及び. 杭の軸力(kN). 果を図 5 に示す.なお,対象の構造物の杭の引抜抵抗. 動. 引張側 +. step. 上,問題を生じる.そこで杭の引抜降伏の発生状況を 比較するため,各解析方法における杭の軸力の変動結. 6000 4000 2000 0 -2000 -4000 -6000. また引抜降伏に至る過程は各解析方法で違いがあるも のの,引抜降伏発生時の震度に差は見られなかった.. 参考文献 1) 鉄道構造物等設計標準・同解説 合技術研究所,2012.9. 2) UC-win/WCOMD:FORUM8. 耐震設計:鉄道総.

(3)

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