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目 次 第 1 章不登校の定義と練馬区の不登校の状況 1 不登校の定義 2 過去 10 年間の不登校の状況と平成 27 年度の不登校児童生徒の状況 第 2 章これまでの不登校対策 1 不登校減少に向けた目標設定等 2 学校不適応児童生徒支援検討会と登校支援シート 3 心のふれあい相談員 4 ネリマフ

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(1)

練馬区教育委員会 不登校対策方針

平 成 2 9 年 4 月 練 馬 区 教 育 委 員 会

練馬区教育委員会不登校対策の理念

一人一人の状態に寄り添う 一人一人の自立を助ける

一人一人を人や社会につなげる

(2)

目 次

第1章 不登校の定義と練馬区の不登校の状況

1 不登校の定義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 過去10年間の不登校の状況と平成27年度の不登校児童生徒の状況

第2章 これまでの不登校対策

1 不登校減少に向けた目標設定等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 学校不適応児童生徒支援検討会と登校支援シート 3 心のふれあい相談員

4 ネリマフレンド

5 スクールソーシャルワーク事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

6 教員研修

7 適応指導教室事業 8 保護者支援

第3章 不登校の実態と不登校対策の課題

【課題①】不登校児童生徒の要因および欠席の状況に応じた支援・・・・・・・・・・

【課題②】不登校児童生徒の的確な実態把握に基づく指導・・・・・・・・・・・・

【課題③】学年進行および進学時における切れ目のない支援・・・・・・・・・・・・

【課題④】不登校児童生徒に関わる支援者の質と量の確保・・・・・・・・・・・・・・

【課題⑤】不登校児童生徒を抱える家庭への支援・・・・・・・・・・・・・・・・・

【課題⑥】適応指導教室の在り方の再検討・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【課題⑦】新たな不登校を発生させないための指導・・・・・・・・・・・・・・・・

第4章 練馬区教育委員会不登校対策の理念 ・・・・・・・・・・・・・・・

第5章 練馬区教育委員会不登校対策方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 未然防止~新たな不登校児童生徒を生まないために~・・・・・・・・・・・・

2 初期対応~登校渋り、遅刻・早退増加者を不登校にさせないために~・・・・・

3 再登校支援~学校復帰につなげるために~・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4 社会につながる支援~全欠席の児童生徒や家庭と連携できないケースのために~

第6章 不登校対策検討・実施のスケジュール(予定) ・ ・・・・・・・・・

参 考 不登校対策に関する国の動向

1 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査・・・・・・・・・・

2 不登校対策に関する国の通知(平成4年~平成 17 年)

3 「不登校に関する実態調査」~平成 18 年度不登校生徒に関する追跡調査報告書・・

4 不登校児童生徒への支援に関する最終報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5 義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律・・

4 5 6 7 8 9 11 12

13 14 16 17 18 19

20

24

25

28

(3)

1 不登校の定義(文部科学省)

2 過去10年間の不登校の状況

【児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

図表 02 東京都と練馬区の不登校児童生徒の出現率

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 小学校 東京都 0.34 0.34 0.33 0.33 0.34 0.36 0.34 0.43 0.46 0.49

練馬区 0.36 0.40 0.39 0.32 0.32 0.38 0.40 0.48 0.54 0.57 中学校 東京都 3.23 3.23 3.15 3.09 3.07 2.93 2.76 3.05 3.19 3.33 練馬区 2.99 2.81 2.74 2.87 3.19 3.00 2.89 2.80 3.09 2.94

【児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

3 平成27年度の不登校児童生徒数(619人)

【平成 27 年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

○ 平成27年度の不登校児童生徒は、小学校184人、中学校435人、合計619人となって いる。

○ 小学校第1学年から不登校児童がおり、中学校入学後に不登校が増加することが分かる。

第1章 不登校の定義と練馬区の不登校の状況

何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が 登校しないあるいはしたくともできない状況にある者(ただし、病気や経済的理由に よる者を除く)であり、連続又は断続して30日以上欠席した者

123 136 133 109 110 127 134 158 176 184 397 383 376 402 440 422 406 408 439 435 520 519 509 511 550 549 540 566 615 619

0 100 200 300 400 500 600 700

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

図表01 練馬区立小中学校における不登校者数の推移

小学校 中学校 合計

5 22 24 37 43 53

108

163 164

0 50 100 150 200

小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3

図表03 不登校児童生徒数

184人 435人

(人)

(%)

(人)

(4)

1 不登校減少に向けた目標設定等

○ 平成16年度の不登校の出現率が、小学校 0.37%、中学校 3.13%の状況を受け、平成17年 度に策定した新長期計画(平成18年度~平成22年度)の中で「今後、都の出現率を上回らな いようにするとともに、区の出現率を半減する。」という目標を設定した。

○ 平成24年5月に策定した練馬区教育振興基本計画(平成24年度~平成33年度)では、基 本施策の第3章「教育環境の充実」第1節「教育相談の充実」において、適応指導教室の充実と 適応指導教室の在り方について検討すること、登校支援に関わる研修の充実、登校支援シートを 活用した組織的・継続的な支援、ネリマフレンドを活用した支援の充実を示している。しかし、

練馬区教育振興基本計画では、不登校減少に向けた数値目標の設定は行っていない。

○ 平成28年2月に策定した「練馬区教育・子育て大綱」では、重点施策1「いじめ・不登校な どへの対応」の中で、「いじめ・不登校等に対して、未然防止・早期発見・早期対応につながる有 効的な取組を学校、教育委員会、関係機関が一体となって進めます。」と示している。

2 学校不適応児童生徒支援検討会と登校支援シート

○ 平成18年度に「学校不適応児童生徒支援検討会」(以下、「検討会」という。)を設置した。検 討会では、不登校の未然防止と登校支援のために、「校内版シート」と「小中連携版シート」の2 種類の登校支援シートを開発した。

○ 「校内版シート」は、不登校児童生徒に対する組織的・継続的な支援のツールとして位置付け た。また、学校と教育委員会との連携を強化するツールとしての活用も図った。1年間を3期に 分け、各期の欠席日数が10日以上となった児童生徒や年間の欠席日数が30日以上と予測され る児童生徒、適応指導教室に通室している児童生徒が対象である。

○ 「小中連携版シート」は、小学校第6学年時点で「校内版シート」を作成している児童につい て、1月末日までに作成の上、教育委員会に送付し、教育委員会から進学先の中学校に送付し、

小中学校の連絡会や中学校での校内委員会での活用に生かすというものであった。

○ 登校支援シートは、平成25年度まで活用したものの、不登校児童生徒数の減少には至らず、

作成、活用の効果を見直す観点から、現在は教育委員会から学校への作成を求めてはいない。

3 心のふれあい相談員

○ 平成15年度から、児童生徒の悩み、不安およびストレスなどを和らげるため、相談を受け話 し相手になることを通して、児童生徒が心のゆとりをもって学校生活を送るための支援を目的と し「心のふれあい相談員」を段階的に全小中学校に配置した。

○ 平成26年度の学校教育支援センター開設に伴い、所管を教育指導課から移管するとともに、

全小中学校に都費のスクールカウンセラーが配置されたことを受け、スクールカウンセラーを補 完する役割であることを明確にした。

4 ネリマフレンド

○ 平成15年度から、自宅にひきこもりがちな不登校傾向の児童生徒に対して、大学生等の支援 を行う派遣相談員を家庭に派遣し、学校復帰に向けての支援を行うことを目的とした事業である。

○ 平成26年度の学校教育支援センター開設に伴い、所管を教育指導課から移管するとともに、

スクールソーシャルワーク事業の中に位置付けた。また、資格要件により、階層化を行った。

○ 現在は、スクールソーシャルワーク事業における支援方針に基づき、スクールソーシャルワー カーの助言を受けながら活動を行っている。

第2章 これまでの不登校対策

(5)

5 スクールソーシャルワーク事業

○ スクールソーシャルワーカーは、いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待など生徒指導上の課題 に対応するため、教育分野に関する知識に加えて、社会福祉等の専門的な知識や経験を用いて児 童生徒が置かれた様々な環境へ働きかけたり、関係機関等とのネットワークを活用したりして、

問題を抱える児童生徒への支援を行う者である。

○ 平成26年度の学校教育支援センター開設に伴い、スクールソーシャルワーク事業を開始した。

平成28年10月現在、5人のスクールソーシャルワーカーと4人の心理教育相談員で事業を展 開している。

6 教員研修

○ 平成28年度は、教育指導課が所管する「いじめ・不登校対応研修」、学校教育支援センター が所管する「教育相談研修」「登校支援研修」「ソーシャルスキルトレーニング学校実施事業」

「ソーシャルスキルトレーニング実践研修」で不登校児童生徒への対応についての研修を実 施した。

7 適応指導教室事業

○ 学校教育支援センターの前身である総合教育支援センターにおいて、昭和63年に中学生を対 象とした「トライ」を開設した。また、平成4年には、小学生を対象とした「フリーマインド」

が体験活動を中心に開設し、現在に至っている。

○ 現在、フリーマインドでは、個別活動(個別学習)、教科等を学ぶ集団活動、宿泊行事や料理活 動、相談活動などを行っている。

○ トライでは、各学年別クラスでの教科(集団)学習、個人学習、スポーツ活動、遠足、料理教 室、心理面談などの活動を行っている。

○ 平成26年度の学校教育支援センター開設に伴い、地理的条件や集団活動への困難さがある不 登校児童生徒には、練馬や関に設置する教育相談室において、個別に適応指導を行ってきた。

○ さらに、平成27年度には、適応指導教室には通いたいが集団活動が苦手な不登校児童生徒の ために、光が丘に個別適応指導教室を設置したり、ひきこもり状態にある児童生徒や生活習慣の 確立を第一に支援方針とする児童生徒に対して、居場所支援事業を実施したりするなど、事業の 拡充を図っている。

○ なお、個別適応指導教室は主に練馬区立学校教育支援センター光が丘第一で、居場所支援事業 は、特定非営利法人文化学習協同ネットワークに委託し、練馬区立学校教育支援センター光が丘 第二で実施している。

○ また、平成28年度から文部科学省「フリースクール等で学ぶ不登校児童生徒への支援モデル 事業」の委託を受け、フリーマインドに登録したが通室していない児童について、臨床心理士等 の心理教育相談員が家庭訪問等により状況を把握し、適応指導教室への通室や学校復帰に向けた アウトリーチ事業を展開している。

8 保護者支援

○ 学校教育支援センターでは、適応指導教室に登録する保護者に対して保護者会を開催している。

開催回数は、フリーマイントでは年6回(隔月)、トライでは年3回(学期1回)となっている。

○ さらに、東京都教育委員会委託事業である「教育支援センター(適応指導教室)等におけるサ ポート講座」を活用し、「土日に実施する講座」「子育て支援講座」等を実施している。

○ また、「学校へ行かない子供への支援の在り方」や「子供のやる気を引き出すコミュニケーショ ンのとり方」などの講演会を区報等で広く呼びかけ、平成28年度は4回実施した。

○ さらに、練馬区ホームページには、教育相談の案内を掲載し、区民が利用できるように案内を 行っている。また、区立学校に在籍する保護者に対して配布する教育便りも活用し、周知を図って いるところである。

(6)

【平成 27 年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

○ 図表 04から、不登校の要因は「不安傾向(39%)」「無気力傾向(27%)」「その他(21%)」

の順となっている。なお、「その他」とは、本人や保護者と話をしても他に分類されたような傾向 が見えず、理由がはっきりしないことである。

○ 何らかの不安(不安傾向)や漠然とした理由(無気力傾向)で登校できていない児童生徒が、

不登校の約63%を占めている。

図表 05 不登校児童生徒の欠席の割合

【平成 27 年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

○ 図表 05から、不登校児童生徒の欠席日数が90日以上を超えている割合は、小学校において は全国、東京都よりも高くなっている。一方、中学校においては、東京都と比較して4.2ポイ ント下回っているが、全国と比較すると高くなっていることが分かる。

○ 本区においては、不登校児童生徒の欠席が長期化している傾向にあると言える。

第3章 不登校の実態と不登校対策の課題

【課題①】不登校児童生徒の要因および欠席の状況に応じた支援

10% 3%

27%

39%

21%

図表04 不登校の要因

学校における人間関係に課題を抱えている(10%) 遊び・非行の傾向がある(3%)

無気力の傾向がある(27%)

不安の傾向がある(39%)

その他(21%)

45.0%

61.0%

65.2%

55.0%

39.0%

34.8%

0% 50% 100%

全国 東京都 練馬区

小学校

90日以上の欠席 90日未満の欠席

60.9%

81.4%

77.2%

39.1%

18.6%

22.8%

0% 50% 100%

全国 東京都 練馬区

中学校

不登校の状態になった児童生徒の欠席状況を長期化させないために も、不登校の要因に基づき、スクールカウンセラーやスクールソーシャ ルワーカーの専門的知見を生かしたチーム学校としての支援の在り方や 適応指導教室の活用、関係機関との連携の仕組みを構築について検討し ていく必要がある。

(%)

(7)

【平成 27 年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

○ 図表 06は、図表 04「不登校の要因」を分析したものである。

○ 不登校児童生徒は、「家庭に係る状況(約35.4%)」「いじめを除く友人関係をめぐる問題(約 23.7%)」「学業の不振(約19.8%)」の順で不登校になっている割合が高い。

○ しかし、その実情は一人一人異なるため、より詳細な要因および状況を把握する必要がある。

図表 07 不登校児童生徒への指導の結果

校種 小学校 中学校

状況 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度

①指導の結果、登校できるようになった 児童生徒数

48 人 62 人 57 人 72 人 112 人 75 人 30.6% 35.2% 31.0% 17.6% 25.2% 17.2%

②指導中の 児童生徒 数

登校には至らないが 好ましい変化があった

17 人 27 人 22 人 99 人 62 人 130 人 10.8% 15.3% 11.9% 24.3% 14.1% 29.9%

変化がまだ見られない 93 人 87 人 105 人 237 人 265 人 230 人 58.6% 49.5% 57.1% 58.1% 60.4% 52.9%

計 158 人 176 人 184 人 408 人 439 人 435 人

【児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

○ 図表 07から、指導の結果、登校できるようになった児童生徒は、平成26年度がやや高い割 合を示しているものの、平成25・27年度はほぼ同様の傾向にあることが分かる。

○ また、指導中であるが変化が見られない児童生徒が約50%~60%の間で推移しており、指 導内容が対象となる不登校児童生徒や保護者の求めるものに合っていないこと、指導そのものが できていない状況であることが推測される。

【課題②】不登校児童生徒の的確な実態把握に基づく指導

0

34 5

13 1 0 0

23

106 0

111 6

108 28

3 15

48

110

0 20 40 60 80 100 120

いじめ いじめを除く友人関係をめぐる問題 教職員との関係をめぐる問題 学業の不振 進路に関わる不安 クラブ活動、部活動等への不適応 学校のきまり等をめぐる問題 入学、転編入学、進路時の不適応 家庭に係る状況

図表06 不登校要因の分析

小学校 中学校

※複数回答有 (人)

不登校になった要因、現状および将来への願い等の的確な実態把握に

基づく支援方針の策定(以下、「アセスメント」という。)を的確に実施

できる人材の確保やアセスメントで活用できるシートの開発が必要であ

る。また、相談を受けたり指導したりすることのできる人材の確保が必

要である。

(8)

【平成 27 年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

○ 図表 08は平成27年度の不登校児童生徒が前年度も不登校であったか、新たに不登校になっ たのかを学年別に示したものである(前年度不登校であった児童生徒は「継続」、平成27年度か ら不登校になった児童生徒は「新規」と表記)。

○ 平成27年度不登校児童生徒の内、前年度も不登校であった者は、小学校で68人、中学校で 288人、合計で356人となる。これは、平成27年度不登校児童生徒の約57.5%を占め ていることになる。一方、不登校児童生徒のうち、約42.5%が新たに不登校になっている。

○ 不登校の継続性については中学校入学後に高い割合を示し、特に中学校第2学年からは、不登 校が継続している生徒が多いことが分かる。

【ふれあい月間における不登校児童生徒調査(練馬区)

○ 図表 09は、6月末日時点での不登校児童生徒数の3年間における比較である。6月は新年度 が始まり、登校日が60日弱の状況である。

○ この時点において、不登校児童生徒が平成26年度は176人、平成27年度は268人、平 成28年度は296人と増加しているのが分かる。

【課題③】学年進行および進学時における切れ目のない支援

6 5 16 23 18 36

120 132

16 19 21 20 35

72

43 32

0 50 100 150

小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3

図表08 前年度の不登校の経験

継続 新規

小学校 中学校

0 100 200 300

H26 H27 H28

30 61 73

146 207 223

図表09 6月末日時点での不登校児童生徒数

(人)

(人)

切れ目のない支援を実施するためには、アセスメントや支援状況を記

録するシートの開発とそのシートを校内委員会や関係機関で活用できる

仕組み、スクールソーシャルワーカーが継続して関与できる体制づくり

が必要である。また、高等学校への引継ぎの在り方についても検討が必

要である。

(9)

図表 10 不登校児童生徒が相談・指導を受けた関係機関等

(複数回答有)

(人)

校種 小学校 中学校

項目

年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度

① 適応指導教室 19 26 39 88 89 143

② 教育センター等の機関(適応指導教室を除く) 19 15 23 5 23 20

③ 児童相談所・福祉事務所 7 13 11 14 12 22

④ 保健所・精神福祉保健センター 0 0 1 1 0 0

⑤ 病院・診療所 7 11 10 14 12 11

⑥ 民間団体・民間施設 3 3 4 6 7 6

⑦ 上記以外の施設 3 4 1 3 4 3

⑧ 上 記 ①~⑦では相 談・指 導を受 けていない 109 110 105 287 303 245

⑨ 養護教諭による指導 58 68 68 77 122 133

⑩ スクールカウンセラー、心の教室相談員による相談 101 118 124 179 220 221

⑪ 上 記 ⑨~⑩では相 談・指 導を受 けていない 50 50 53 201 196 158

⑫ 上記①~⑦、⑨~⑩では相談・指導を受けていない 9 25 15 159 119 76

【児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

○ 図表10は不登校児童生徒が相談・指導を受けた関係機関等である。①~⑦が学校外、⑨と⑩ は学校内の相談・指導の機関に大別することができる。

○ 不登校児童生徒が相談・指導を受けた実績で最も多いのは、学校内のスクールカウンセラーや 心の教育相談員(本区においては、心の教育相談員を「心のふれあい相談員」を対象として回答)

である。そして、次に養護教諭となっている。この件数については、年々増加していることが分 かる。

○ 学校外の機関等を見ると、最も多いのが、学校教育支援センターが所管する適応指導教室であ る。適応指導教室については、小学校では過去3年間、相談・指導を受けている児童生徒は増加 している。また、中学校では、平成26年度から平成27年度への相談・指導が前年比、約1.

6倍となっている。

○ 一方、学校内外で相談・指導を受けていない不登校児童生徒は、平成27年度は減少傾向にあ るものの、平成27年度で見ると、学校外で350人、学校内で211人おり、さらに、どこに も相談・指導を受けていない児童生徒は91人となっている。

【課題④】不登校児童生徒に関わる支援者の質と量の確保

不登校児童生徒が不登校になる前に、そして不登校の状態になった後

に、誰にも相談・指導を受けることができない状況をつくらないために

は、支援を受けられる学校内外の相談体制を充実することと、支援者の

質と量の確保が必要である。また、早期に不安や悩みを発見できる仕組

みについても検討が必要である。

(10)

【平成 27 年度不登校児童・生徒調査(練馬区)と要保護、準要保護児童生徒の名寄せ(練馬区)】

○ 区立小中学校に通学する児童生徒に対しては、生活保護(以下「要保護」という。)、それに準 ずる準要保護の制度がある。平成27年度の要保護、準要保護の全児童生徒の割合は、約21.

1%となっている。

○ 図表11は、平成27年度に不登校児童生徒であったもののうち、要保護、準要保護の家庭の 割合を示したものである。

○ 不登校児童生徒の家庭においては、約43%が要保護、準要保護を受けており、全体の割合か ら見て高い状況にあると言える。

図表 12 不登校児童生徒に対するスクールソーシャルワーカーの関与

(小学生) (中学生)

【平成 27 年度不登校児童・生徒調査(練馬区)とスクールソーシャルワーク事業記録(練馬区)】

○ 図表 12は、平成27年度の不登校児童生徒にスクールソーシャルワーカーがどの程度関わっ たのかを欠席日数別にまとめたものである。

○ 欠席日数の増加が多い児童生徒に対して、スクールソーシャルワーカーへの派遣依頼が多いこ とが分かる。これは、家庭に係る状況が不登校の要因分析において高い割合(約35.4%)を 示していることと関係していると推測される。

【課題⑤】不登校児童生徒を抱える家庭への支援

14% 29% 57%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

不登校児童生徒

図表11 不登校児童生徒における要保護、準要保護の割合

要保護 準要保護 保護を受けていない不登校数

(%)

(人)

家庭に係る状況により不登校になっている児童生徒には、スクールソ

ーシャルワーカーを活用した継続的な支援と関係機関と連携した支援が

できる体制を整えていく必要がある。また、不登校児童生徒の保護者へ

の支援も充実していく必要がある。

(11)

図表 13 適応指導教室の利用状況

小学生 中学生

不登校児童生徒数 184人 435人

適応指導教室登録者数 62人 165人

登録率 約33.7% 約37.9%

分室での適応指導 0人 2人

個別適応指導 3人 6人

居場所支援事業 1人 4人

【平成 27 年度適応指導教室登録記録(練馬区)

○ 図表 13は、平成27年度の練馬区立学校に在籍する不登校児童生徒の適応指導教室の利用状 況についてである。

○ 適応指導教室は、原則として不登校の状態になった児童生徒が、本人・保護者の希望によって 登録するものであり、登録日は個々によって異なるものである。

○ しかし、不登校児童生徒のうち、適応指導教室登録者が40%以下であることから考えると、

必ずしも利用率が高い状況とは言えない。

図表 14 欠席日数別不登校者数と適応指導教室登録者

(小学生:フリーマインド) (中学生:トライ)

【平成 27 年度不登校児童・生徒調査(練馬区)と適応指導教室出席状況(練馬区)】

○ 図表 14は、欠席日数別に適応指導教室の登録者を示したものである。なお、図表 13と図表 14の適応指導教室登録者数が一致しないのは、必ずしも不登校の定義に当てはまらず、欠席日数 30日以下の児童生徒でも登録となっていることから生じるものである。

○ 図表 14からは、小学生対象のフリーマインド、中学生対象のトライとも、欠席日数が多いほ ど、登録者が多いことが分かる。特に中学生では、その傾向が顕著に表れている。

○ また、欠席日数80日以下の児童生徒は、適応指導教室に登録するよりも学校に通えている日 数があるため、登録者は少ない傾向にあると言える。

○ 欠席日数161日以上は、ほとんど登校できていない児童生徒である。不登校児童生徒のうち、

小学生では約44%、中学生では50%が適応指導教室に登録していないことが分かる。

【課題⑥】適応指導教室の在り方の再検討

(人)

(12)

図表 15 適応指導教室の出席率

種別 出席率

フリーマインド

(小学生用)

トライ

(中学生用)

0% 30.6% 4.8%

1~ 19% 30.6% 49.1%

20~ 29% 14.5% 10.9%

30~ 39% 6.5% 9.1%

40~ 49% 4.8% 8.5%

50~ 59% 4.8% 4.2%

60~100% 8.1% 13.3%

【適応指導教室出席状況(練馬区)】

○ 図表 15は、適応指導教室に登録した児童生徒の出席率を示したものである。

○ フリーマインド、トライとも年度途中に登録することを考えると、出席率が高いからといって 必ずしも良好とは言えず、また、図表15は個々による通室の約束(例えば週1回1時間の通室)

を守っているかに基づいて算出しているため、出席率が高いから毎日通室しているというもので はない。

○ 特に、出席率0%~19%で見ると、小学生で61.2%、中学生では53.9%となる。こ のような児童生徒が、学校と適応指導教室を併用していることも考えられるが、適応指導教室に 登録したが、全く出席できていない児童生徒がいることが分かる。

選ばれる、活用される適応指導教室として、指導内容、指導体制、設 置場所など、現在の運営状況を基に検討する必要がある。また、適応指 導教室などの公的機関に通えない児童生徒もいることを踏まえ、IT等 を活用した自宅での学習機会の確保や民間団体や民間施設が運営する、

いわゆる「フリースクール」との連携も検討する必要がある。

(13)

図表 16 不登校要因と不登校の経験

【平成 27 年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

【平成 27 年度不登校児童・生徒調査(練馬区)】

○ 図表 16は、平成27年度の不登校児童生徒のうち、不登校要因と不登校の経験の有無の関係 を示したものである。

○ 新たに不登校となった児童生徒のうち「学校における人間関係に課題を抱えている」が58%、

「その他」が60%と他の項目に比べ、比較的高い割合を示していることが分かる。

【平成 27 年度 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】

○ 図表 17は、平成27年度不登校児童生徒のうち、児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題 に関する実態調査で一つの基準となっている90日を境に欠席の状況を学年別に示したものであ る。

○ 90日未満の欠席者は、小学校で87人(34.8%)、中学校で141人(22.8%)とな っている。特に欠席日数が増加する傾向は、小学校高学年以降であると言える。

○ 小学校高学年までの段階で、不登校を発生させないような取組や不登校でも比較的出席できて いる状況である児童生徒を学校につなげる取組が必要である。

【課題⑦】新たな不登校を発生させないための指導

3 11 12 14 25 32

68

105 121

2 11 12 23 18 21

40

58 43

0 50 100 150

小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3

図表17 欠席日数の内訳

90日以上の欠席 90日未満の欠席

(人)

人間関係で悩み、不登校になる児童生徒がいる状況を踏まえ、新たな

不登校を発生させない観点から、望ましい人間関係を構築できる学校づ

くりに取組む必要がある。また、学業不振で不登校にならないためにも

補習等の実施により、学力保障を検討する必要がある。さらに、児童生

徒の不安や悩みを早期に発見し、対応できる仕組みについても検討する

必要がある。

(14)

○ 不登校はどの児童生徒にも起こり得る状態である。また、不登校に至った要因や不登校が継続 している理由は一人一人異なり、不登校後の状況も様々である。

○ 不登校児童生徒の支援にあたっては、支援者が理念を共有し、児童生徒の将来を見据えること が重要である。

○ そこで、以下を練馬区教育委員会の不登校対策の理念と位置付ける。

1 一人一人の状態に寄り添う

● 教育に携わる者であれば不登校児童生徒の現状を見たとき、何とかしてあげたいとの思いか ら、支援を講じようとする。しかし、不登校児童生徒が、不登校に至った要因や現在の状態、

将来への願いなどの的確なアセスメントなしに支援を講じることは、支援者の思いが優先され、

よい結果に導くことは難しい。

● 不登校児童生徒に関わる支援者は、不登校への理解を深めるとともに、不登校児童生徒に対 する的確なアセスメントおよび支援方針に基づき、現在の状態に寄り添いながら支援を講じて いくことが大切である。

2 一人一人の自立を助ける

● 9年間の義務教育期間は、その後の社会で過ごす人としての基礎を培う重要な時間である。

しかし、重要だからと言って、例えば全ての不登校児童生徒に対して、学校復帰ありきの支援 を講じても、全てがよい結果につながるとは限らない。

● 不登校児童生徒に関わる支援者は、不登校児童生徒の将来の自立を見据えて、今、何が必要 かを本人、保護者と共有しながら支援を講じていくことが大切である。

3 一人一人を人や社会につなげる

● 不登校であるという状態を不登校児童生徒がどのように捉えているかは、一人一人が異なる。

例えば、登校したい思いはあるが登校できないことに負い目を感じている児童生徒もいる。ま た、今は誰とも会いたくないから登校しないと思っている児童生徒もいる。しかし、どのよう な状態であれ、誰ともつながっていない状況をつくってしまっては、不登校児童生徒に孤独感 を味わわせたり、いざ社会に出ようとしたときにどのように人との関係を築いていけばよいの かという悩みを更に引き起こしたりする状況をつくってしまう。

● 不登校児童生徒に関わる支援者は、不登校児童生徒が、義務教育期間を過ぎた後も社会の中 で生きていくことを踏まえ、人や社会とつながっているという思いをもたせることができるよ うな支援を講じていくことが大切である。

○ 不登校への支援は、不登校児童生徒に関わる支援者が本理念を十分に理解した上で、児童生徒 が不登校に至った要因や現状、将来への願いなどを的確に把握したうえで、それに基づいて行う

第4章 練馬区教育委員会不登校対策の理念

一人一人の状態に寄り添う 一人一人の自立を助ける

一人一人を人や社会につなげる

(15)

○ 不登校対策は、「練馬区教育委員会不登校対策の理念」に基づき、不登校の実態と不登校対策の 課題を踏まえ、以下を不登校対策の方針とする。

○ なお、不登校児童生徒の要因、状態、欠席状況、関係機関との連携状況など、課題の7点につ いては相互に関連しているため、児童生徒の状態を柱とし、対策方針を講じることとする。

★◆ 新たな不登校を発生させないために、人間関係形成力を高めるための授業プログラムを 考案し、実践する。

★■ 不登校児童生徒に関わる支援者の資質・能力の向上に向けた研修内容を再構築する。

★□ 児童生徒の不安や悩みを早期に発見する仕組みや校内での情報共有を図るための校内 委員会等の在り方について検討する。

★□ 学業不振で不登校にならないよう、「地域未来塾」を活用した基礎学力の定着の取組を 強化する。

★■ 教育相談と初期対応を充実するための新たな職の設置について検討する。

★■ スクールソーシャルワーカーを中核にした早期登校支援チームを設置する。

★◆ 「児童生徒支援シート」の開発と、シートを活用した教育委員会への報告・確認・支援 のシステムを開発する。

◆ 選ばれる・活用される適応指導教室の在り方について再検討する。

★■ IT を活用した自宅学習のコンテンツと仕組みについて開発する。

★■ フリースクールと教育委員会の連携会議を設置する。

★■ 「児童生徒支援シート」のシステムを活用し、関係支援会議の中で現状を確認し、支援 方針を立て、支援を実施する。また、本人同意がとれなくても支援を行っていくための チェックリストを開発する。

★■ スクールソーシャルワーカーを現在の派遣依頼型から、訪問型に変更し、学齢期間の継 続した本人および家庭支援を実施する。

第5章 練馬区教育委員会不登校対策方針

【課題①】不登校児童生徒の要因および欠席の状況に応じた支援

【課題②】不登校児童生徒の的確な実態把握に基づく指導

【課題③】学年進行および進学時における切れ目のない支援

【課題④】不登校児童生徒に関わる支援者の質と量の確保

【課題⑤】不登校児童生徒を抱える家庭への支援

【課題⑥】適応指導教室の在り方の再検討

【課題⑦】新たな不登校を発生させないための指導

1 未然防止 ~新たな不登校児童生徒を生まないために~【課題③④⑦】

2 初期対応

~登校渋り、遅刻・早退増加者を不登校にさせないために~【課題①②③④⑤】

3 再登校支援 ~学校復帰につなげるために~【課題①②③④⑤⑥】

4 社会につながる支援

~全欠席の児童生徒や家庭と連携できないケースのために~【課題①②③④⑤⑥】

※ 行頭についている記号は、以下のとおりとなる。

★…新たに検討・実施の取組。 ◆…教育委員会事務局が設置した会議体で検討すべき事項。

■…教育委員会事務局が主体となり検討すべき事項。

□…学校が主体となり改善すべき事項(教育委員会事務局も関係する)

(16)

★◆ 新たな不登校を発生させないために、人間関係形成力を高めるための授業プログ ラムを考案し、実践する。

○ 不登校の要因の一つである「人間関係」を児童生徒自身がどのように築いていくか、こ れは、児童生徒自身が、家庭、学校、地域の中で、生活を通じて、他者との関わりから培 っていくものである。

○ そこで、特別活動の学級活動において活用できる、人間関係形成力を高めるための授業 プログラムを本区独自に作成するための委員会を設置し、全小中学校での授業で活用して いく。

★■ 不登校児童生徒に関わる支援者の資質・能力の向上に向けた研修内容を再構築す る。

○ 不登校児童生徒に関わる支援者が、自らの経験値だけに頼る支援から脱却し、自らの資 質・能力を向上させていかなければ、不登校児童生徒を現在の状態よりもよりよい状態に つなげることは難しい。

○ そこで、現在、教育指導課や学校教育支援センターなど、複数の課にまたがり研修を実 施している不登校に関わる研修をテーマ、受講対象者等を踏まえて体系化し、教職員の不 登校対応に関する資質・能力の向上を図る。

○ また、研修を受講した教職員等がその内容を他の教職員にどのように還元していくのか についても検討する。

★□ 児童生徒の不安や悩みを早期に発見する仕組みや校内での情報共有を図るため の校内委員会の在り方等について検討する。

(1) 児童生徒の不安や悩みを早期に発見する仕組みについて検討する。

○ 児童生徒が不安や悩みを直接誰かに相談できればよいが、相談できないこともある。現 在実施している年間3回のいじめ発見のためのアンケート調査は、いじめの早期発見に有 効であることが、過去数年の調査にわたり明らかである。

○ そこで、いじめの早期発見のみならず、児童生徒が不安や悩みも記載できるような内容 に書式を変更し、定期的に児童生徒の心理的状態を把握できるようなアンケート調査用紙 を作成し、全校で実施する(※アンケート調査用紙は会議体で検討する)。

○ 各学校では、年間3回の区立学校全体で取組むアンケート調査以外の月における、学校 独自の取組において、児童生徒の不安や悩みを把握する仕組みについて検討する。

(2) 校内での情報共有を図るための校内委員会等の在り方について検討する。

○ 各学校で実施している校内委員会や教育相談部会(以下、「校内委員会」という。)は、

児童生徒の情報共有や支援方針の検討など、案件も多岐にわたっている。しかし、会議時 間の確保や会議回数の増加は現在の教育活動を踏まえると難しい状況にある。

○ そこで、各学校では校内委員会が形骸化することがないよう、また、効率的・効果的に 実施できるよう、他の会議との調整や精選により、時間の確保や実施方法などを検証する。

○ また、教育委員会は、各学校の校内委員会での取組を把握し、各学校の校内委員会の在 り方について参考となるような情報提供を行っていく。

1 未然防止~新たな不登校児童生徒を生まないために~【課題③④⑦】

(17)

□ 学業不振で不登校にならないよう、 「地域未来塾」を活用した基礎学力の定着の取 組を強化する。

○ 学業不振で不登校になる児童生徒がいる一方、他の要因で不登校になった児童生徒も、

登校できない期間に勉強する機会が失われたり、生活習慣の中で学習する習慣が欠けたり するなどの状況もあり、学業不振や進路に係る不安が、不登校が継続する理由に加わるこ ともある。

○ また、不登校の状態から脱却し、再び登校できるようになった児童生徒に対して、登校 できなかった期間の学力を保障するために、抜き出し指導や放課後補習等を教職員が実施 しているが、その活動にも限界がある。

○ そこで、平成27年度から実施している「地域未来塾」を活用した取組を強化する。こ の取組により、学業不振で不登校となっている児童生徒を減少させるとともに、再登校で きるようになった児童生徒に対する基礎学力の定着を図っていく。

※「地域未来塾」とは

放課後、土・日曜日、長期休業日に、実施校の空き教室等で、大学生や教員 OB など地 域住民(以下、「学習支援員」という。)の協力により個別指導や自習等による学習支援事 業である。

(18)

★■ 教育相談と初期対応を充実するための新たな職の設置について検討する。

(1) 区独自のスクールカウンセラーの導入について検討する。

○ 不登校児童生徒に対するアセスメントの精度を高めることは、その後の支援方針が明確 となり、支援者の役割も明確となる。特に、欠席日数が増加してきたり遅刻や早退が目立 つようになったりする段階で、的確なアセスメントを講じることは、児童生徒を不登校に させないことにつながっていく。

○ そこで、チーム学校としての機能を高め、専門的知見からの相談機能を拡充するために、

区独自のスクールカウンセラーの導入を検討する。なお、現在、児童生徒の話し相手とし て導入している「心のふれあい相談員」は廃止する。

(2) 登校支援員の導入について検討する。

○ 各学校では、登校渋りの児童生徒や調査上不登校であるが週に数日は登校できている児 童生徒の支援の一つとして、別室登校を実施している。別室登校は保健室や教育相談室、

学校図書館など学校ごとに状況は異なり、また、指導する教職員も学校ごとの状況によっ て異なる。しかし、毎朝家庭に迎えに行ったり、別室で不登校児童生徒に特化して勉強を 教えたりすることは、現在の学校の体制では難しい状況にある。

○ そこで、現在実施している「心のふれあい相談員」と「ネリマフレンド」を統合させ、

不登校児童生徒への支援に特化した「登校支援員」の導入について検討する。

★■ スクールソーシャルワーカーを中核にした早期登校支援チームを設置する。

○ 各学校では、アセスメントにスクールカウンセラーが関わるが、早期に関係機関等につ なぐ必要性があるケースもある。また、スクールカウンセラーの予定が面談等で埋まって おり、必ずしも登校渋り等の段階でアセスメントに関われない状況もある。

○ そこで、スクールソーシャルワーカーが登校渋り等の初期段階から関わり、欠席を長期 化させないために、早期登校支援チームを設置する。早期登校支援チームは、従来行って いる派遣依頼型の対応のみならず、地区担当のスクールソーシャルワーカーが学校訪問で 得た情報、また、各種調査の分析から必要と思われる場合に学校訪問し、登校渋り等の初 期段階から対応にあたる。

★◆ 「児童生徒支援シート」の開発と、シートを活用した教育委員会への報告・確認・

支援のシステムを開発する。

○ 不登校児童生徒の情報を学校と教育委員会が共有することは、早期の支援、継続した支 援の充実につながっていく。

○ そこで、文部科学省が作成した「児童生徒理解・教育支援シート」を基に、区独自のシ ート(以下、「児童生徒支援シート」という。)を開発する。また、「児童生徒支援シート」

を活用した情報共有できる仕組みについても併せて検討する。

2 初期対応~登校渋り、遅刻・早退増加者を不登校にさせないために~

【課題①②③④⑤】

(19)

★◆ 選ばれる・活用される適応指導教室の在り方について再検討する。

○ 適応指導教室は、不登校児童生徒が学校復帰を目指し、学校外で学び、体験し、相談で きる場である。しかし、登録率と出席率はあまり高い状況にあるとは言えない。

○ そこで、選ばれ、活用される適応指導教室であるために、「指導内容」「指導者の確保」「設 置地域と設置数」「登録者へのアウトリーチ」「居場所から適応指導教室への流れ」「活用増 加に向けた広報活動」を検討し、さらなる充実を目指す。また、再登校できるようになっ たが、学習への不安があり、学校内で実施する地域未来塾に通うことができない児童生徒 に対して、学力保障をする仕組みについても検討する。

○ なお、検討した内容については、改善できるところから実行していく。

○ さらに、保護者支援の観点から、不登校で悩む保護者等に対する講演会や情報提供を引 き続き行っていく。

★■ IT を活用した自宅学習のコンテンツと仕組みについて開発する。

○ 別室登校も適応指導教室にも通室できない状況にある不登校の児童生徒に対しても、学 齢期後の将来を見据え、基礎学力を身に付けさせることは重要である。

○ そこで、自宅にいても勉強できるようなインターネット環境を活用した自宅学習のコン テンツとその仕組みについて開発する。また、各家庭が必ずしもインターネット環境が整 備されているとは限らないことから、ファクシミリや郵便等の活用についても同時に検討 する。

○ なお、自宅学習を実施する児童生徒には、面談等を併せて実施することも検討する。

★■ フリースクールと教育委員会の連携会議を設置する。

○ 不登校児童生徒の中には、適応指導教室には通えないが、民間団体や民間施設が運営す るフリースクール等ならば通える児童生徒がいる。

○ 現在、各学校では、不登校児童生徒と保護者から得る情報により、フリースクール等へ の登録や通室状況などを把握したり、保護者同意の上、直接、フリースクール等と連携し たりしているところである。しかし、具体的にどのような連携を図っていくのかについて は、各学校に任せているところである。

○ そこで、教育委員会は民間団体や民間施設が運営するフリースクール等との連携会議を 設置し、今後の取組に向けた検討を行っていく。

3 再登校支援~学校復帰につなげるために~【課題①②③④⑤⑥】

(20)

★■ 「 (仮称)児童生徒支援シート」のシステムを活用し、関係支援会議の中で現状 を確認し、支援方針を立て、支援を実施する。また、本人同意がとれなくても 支援を行っていくためのチェックリストを開発する。

(1) 関係者会議による支援の仕組みを構築する。

○ 現在、学校では、不登校児童生徒への支援に関して、学校教育支援センターや練馬子ど も家庭支援センター、福祉事務所や主任児童委員などと連携を取りながら進めているケー スがある。また、関係機関等が不登校児童生徒ではなく、その家庭と関わっているケース もある。

○ しかし、関係機関等がそれぞれに不登校児童生徒およびその家庭に関わっていたとして も、情報を共有し、同じ支援方針の下に支援にあたれているとは限らない場合もある。

○ そこで、関係者会議ができる仕組みを構築し、その中で、「児童生徒支援シート」を活用 していく。

(2) 本人同意がとれなくても支援ができるチェックリストを開発する。

○ 不登校児童生徒への支援を関係機関等が連携して行いたくても、必ずしも本人・保護者 の同意がとれるとは限らない。また、不登校児童生徒に学校が関わろうとしても、本人お よび保護者から拒否されるケースもある。支援にあたっては、学校と本人・保護者の関係 が崩れてしまったら、誰も支援ができない状態が生まれてしまう。

○ 不登校児童生徒の自立に向けては、不登校児童生徒本人や保護者の同意がとれなくても、

支援できるための仕組みが必要である。

○ そこで、本人・保護者の同意がとれなくても支援できるチェックリストを開発し、関係 機関等との情報共有の在り方や関わり方について検討する。

★■ スクールソーシャルワーカーを現在の派遣依頼型から、訪問型に変更し、学齢 期間の継続した本人および家庭支援を実施する。

○ 現在のスクールソーシャルワーカー活用事業は「派遣依頼型」となっている。「派遣依頼 型」であると、小学校から中学校への進学に際し、スクールソーシャルワーカーの支援が 途切れるケースがある。

○ そこで、スクールソーシャルワーカーを地区担当制にし、定期的に学校を訪問する「訪 問型」へと移行する。そして、一度関与した不登校児童生徒の支援の状況、関係機関との 連携状況等を継続的に把握し、支援方針等の修正に生かしていく。その際には、本人支援 のみならず、家庭への支援が必要な場合もあり、関係機関と連携した支援についても実施 する。

○ なお、「訪問型」に移行しても、学校からの要請により派遣が必要な場合は、現在までと 同様に対応していく。

4 社会につながる支援

~全欠席の児童生徒や家庭と連携できないケースのために~【課題①②③④⑤⑥】

(21)

時期 検討内容

平成 28 年度

平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度

4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3

1 未 然 防止

人間関係形成 授業プログラム

教員研修 アンケート 校内委員会 地域未来塾

2 初 期 対応

区独自 スクールカウンセラー

登校支援員

SSWr 早期支援チーム 児童生徒支援シートの

開発と活用

再 登 校 支 援

適応指導教室の在り方 IT 活用 学習コンテンツの開発 フリースクールとの連携会議

社 会に つ なが 支る 援

関係機関との連携 チェックリストの開発 SSWr 訪問型への移行

第6章 不登校対策検討・実施のスケジュール(予定) 検討期間 実施期間

19

(22)

1 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(不登校に関連して)

○ 本調査の目的は、「生徒指導上の諸問題の現状を把握することにより、今後の施策の推進に資するものとす る。」である。

○ 調査は毎年実施され、調査期日は前年度間となっている。

○ 本調査は、「暴力行為」「いじめ」「出席停止」「長期欠席(不登校等)」「自殺」「教育相談」等から構成され ている。

○ 不登校に関する調査の沿革を見ると、以下のような変遷があった。

▶ 昭和41年から欠席50日以上の児童生徒を対象として実施。

▶ 平成3年から欠席30日以上の児童生徒を対象として実施。

▶ 平成9年から欠席50日以上の児童生徒対象を廃止し、欠席30日以上に統一して実施。

▶ 平成28年(平成27年度間の調査)から、学校基本調査における長期欠席(不登校を含む)に関する 調査が廃止され、児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査に一本化された。

○ 平成27年度の長期欠席(不登校等)の調査の内容は、以下の7点である。

▶ 長期欠席者の状況

▶ 不登校児童生徒の在籍学校数

▶ 不登校の要因

▶ 不登校児童生徒への指導結果状況

▶ 相談・指導等を受けた学校内外の機関等

▶ 自宅における IT 等を活用した学習活動を指導要録上出席扱いとした児童生徒数

▶ 都道府県教育委員会及び市町村教育委員会が設置する「教育支援センター(適応指導教室)」の状況

2 不登校対策に関する国の通知(平成4年~平成17年)

(1) 「登校拒否問題への対応について」 (平成4年9月24日付 文初中第330号)

○ 本通知は、平成4年3月13日に取りまとめた「登校拒否(不登校)問題について」を踏まえ、文部省

(現、文部科学省)が「基本的な視点」「学校・教育委員会の取組」「関係機関との連携」について示した ものである。

○ また、登校拒否児童生徒が学校外の公的機関・民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要 録上の出欠の取扱いについて、「趣旨」「出席扱いの要件」「指導要録の様式等」の項目から示している。

○ 学校における取組の充実は、概ね以下のような内容である。

(参考) 不登校対策に関する国の動向

2 学校における取組の充実

(1) 学校は、児童生徒にとって自己の存在感を実感でき精神的に安心していることのできる場所―

「心の居場所」-としての役割を果たすことが求められていること。

(2) 学校は、登校拒否の予防的対応を図るために、児童生徒一人一人の個性を尊重し、児童生徒の立 場に立って人間味のある温かい指導が行えるよう指導の在り方や指導体制について絶えず検討を 加え、次のような取組を行う必要があること。

・指導方法、指導体制の工夫、改善 ・たくましく生きていくことのできる力を養う

・集団生活に適応するよう、学級活動等を工夫 ・適切な進路指導

・児童生徒の立場に立った教育相談の充実 ・家庭や地域社会との協力関係の構築

(3) 学校においては、全教職員が登校拒否問題についてあらかじめ十分に理解し、認識を深め、個々 の問題の対応に当たって一致協力して取り組むとともに、校内研修等を通じて教職員の意識の啓発 と指導力の向上に努めること。

(23)

(2) 「登校拒否児童生徒が学校外の公的機関等に通所する場合の通学定期乗車券制度の適用につ いて」 (平成5年3月19日付 初中第30号)

○ 本通知は、参考2の(1)の通知において、義務教育諸学校の登校拒否児童生徒が学校外の公的機関や民 間施設において相談・指導を受けるとき、それが学校復帰を前提とし、本人の自立を助けるうえで有効・

適切であると校長が判断する場合には、その努力を学校として評価し、指導要録上出席扱いとすることが できることとしたことを受けて、関係機関等と協議をした結果、概ね以下の内容で示されたものである。

(3) 「不登校への対応の在り方について」 (平成15年5月16日付 文科初第255号)

○ 平成14年9月に発足した「不登校問題に関する調査研究協力者会議」において、平成15年3月に「今 後の不登校への対応の在り方について」の報告を取りまとめた。

○ 報告においては、不登校に対応する上で持つべき基本的な姿勢として、

① 不登校については、特定の子どもに特有の問題があることによって起こることではなく、どの子ども にも起こりうることとしてとらえ、関係者は、当事者への理解を深める必要があること。同時に、不登 校という状況が継続すること自体は、本人の進路や社会的自立のために望ましいことではなく、その対 策を検討する重要性について認識を持つ必要がある。

② 不登校については、その要因・背景が多様であることから、教育上の課題としてのみとらえて対応す ることが困難な場合があるが、一方で、児童生徒に対して教育が果たすことができる、あるいは果たす べき役割が大きいことに着目し、学校や教育委員会関係者等が一層充実した指導や家庭への働きかけ等 を行うことにより、不登校に対する取組の改善を図る必要がある。

という観点から提言がなされている。

○ 本通知は、参考2の(1)の通知を踏まえ、新たに取りまとめられた報告に基づき見直しを図り、不登校 へ対応する上での留意点等について、概ね以下のようにまとめたものである。

1 対象となる児童生徒

・「登校拒否問題への対応について」に基づき、当該相談・指導を受けた日数を指導要録上出席扱い とすることができることとした者。

2 内容

・相談・指導を受ける公的機関等への通所のため、鉄道又は乗合バスに乗車する場合、通学定期乗車 券が発売されること。

3 通学定期乗車券の発売手続

・在籍校の校長が、事業者の定めに基づき、必要な申請書の提出等の手続きを行う。

4 実施期日

・平成5年4月1日より実施。

1 不登校に対する基本的な考え方

① 将来の社会的自立に向けた支援の視点

・不登校の解決の目標は、児童生徒の将来的な社会的自立に向けて支援することである。したがっ て、不登校を「心の問題」としてのみとらえるのではなく、「進路の問題」としてとらえ、本人の 進路形成に資するような指導・相談や学習支援・情報提供等の対応をする必要があること。

② 連携ネットワークによる支援

③ 将来の社会的自立のための学校教育の意義・役割

④ 働きかけることや関わりを持つことの重要性

⑤ 保護者の役割と家庭への支援

2 学校における取組の充実

(1) 児童生徒が不登校とならない、魅力あるよりよい学校づくりのための一般的取組 ① 新学習指導要領のねらいの実現 ② 開かれた学校づくり

③ きめ細かい教科指導の実施 ④ 学ぶ意欲を育む指導の充実

⑤ 安心して通うことができる学校の実現 ⑥ 児童生徒の発達段階に応じたきめ細かい配慮

(24)

(2) きめ細かく柔軟な個別・具体的な取組

① 校内の指導体制及び教職員等の役割

ア 学校全体の指導体制の充実 イ コーディネーター的な不登校対応担当の役割の明確化 ウ 教員の資質向上 エ 養護教諭の役割

オ スクールカウンセラー等との連携協力

② 情報共有のための個別指導記録の作成

③ 家庭への訪問等を通じた児童生徒や家庭への適切な働きかけ

④ 不登校児童生徒の学習状況の把握と学習の評価の工夫

⑤ 児童生徒の再登校に当たっての受入体制

⑥ 児童生徒の立場に立った柔軟な学級替えや転校等の措置

3 教育委員会の取組の充実

(1) 不登校や長期欠席の早期の把握と対応

(2) 学校等の取組を支援するための教育条件等の整備

① 教員の資質向上 ② きめ細かな指導のための適切な人的措置

③ 保健室や相談室等の整備 (3) 学校における指導等への支援

① モデル的な個別指導記録の作成 ② 転校のための柔軟な措置 (4) 適切な対応の見極め(「アセスメント」)及びそのための支援体制づくり (5) 中学校卒業後の課題への対応

① 高等学校入学者選抜等の改善 ②高等学校における長期欠席・中途退学への取組の充実

③ 中学校卒業後の就学・就労やひきこもり傾向のある青少年への支援 (6) 学校外の公的機関等の整備充実及び活用

① 教育支援センター(いわゆる「適応指導教室」)の整備充実やそのための指針づくり

② 教育センターや教育研究所等における教育相談機能の充実

③ 社会教育施設の体験活動プログラムの積極的な活用 (7) 訪問型支援など保護者への支援の充実

(8) 官民の連携ネットワーク整備の推進

① 他部局との連携協力のための連絡調整(コーディネート)

② 関係機関のネットワークづくりと不登校対策の中核的機能の整備充実

③ 民間施設等との連携協力のための情報収集。提供等

(別記)不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けてい る場合の指導要録上の出欠の取扱いについて

2 出席扱いの要件

不登校児童生徒が学校外の施設において相談・指導を受けるとき、下記の要件を満たすとともに、

当該施設への通所又は入所が学校への復帰を前提とし、かつ、不登校児童生徒の自立を助けるうえ で有効・適切であると判断される場合に、校長は指導要録上出席扱いとすることができる。

(1) 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること。

(2) 当該施設は公的機関とするが、公的機関での指導の機会が得られない、あるいは公的間に通う ことが困難な場合で、本人や保護者の希望もあり適切と判断される場合は、民間の相談・指導 施設も考慮されてよいこと。

(3) 当該施設に通所又は入所して相談・指導を受ける場合を前提とすること。

(別添1)教育支援センター(適応指導教室)整備指針(試案)

○ 指針の定めるところに留意し、適切な支援を行わなければならない。(趣旨)

○ センターは、集団生活への適応、基礎学力の補充等のための相談・適応指導を行うことによ り、学校復帰を支援し、もって社会的自立に資することを基本とする。(設置目的)

(別添2)民間施設についてのガイドライン(試案)

○ 民間施設で相談・指導を受ける際に、保護者や学校、教育委員会として留意すべき点を目安と して示したもの。

図表 10  不登校児童生徒が相談・指導を受けた関係機関等        (複数回答有)       (人) 校種  小学校  中学校  項目                                                年度  平成 25 年度   平成 26 年度   平成 27 年度   平成 25 年度   平成 26 年度   平成 27 年度   ①  適応指導教室  19  26  39  88  89  143  ②  教育センター等の機関(適応指導教室を除く)   19
図表 13  適応指導教室の利用状況  小学生  中学生  不登校児童生徒数  184人  435人  適応指導教室登録者数  62人  165人  登録率  約33.7%  約37.9%  分室での適応指導  0人  2人  個別適応指導  3人  6人  居場所支援事業  1人  4人  【平成 27 年度適応指導教室登録記録(練馬区) 】  ○  図表 13は、平成27年度の練馬区立学校に在籍する不登校児童生徒の適応指導教室の利用状 況についてである。  ○  適応指導教室は、原則として不登校の状態に
図表 15  適応指導教室の出席率 種別  出席率 フリーマインド  (小学生用)  トライ  (中学生用)  0%  30.6%  4.8%  1~  19%  30.6%  49.1%  20~  29%  14.5%  10.9%  30~  39%  6.5%  9.1%  40~  49%  4.8%  8.5%  50~  59%  4.8%  4.2%  60~100%  8.1%  13.3%  【適応指導教室出席状況(練馬区)】 ○  図表 15は、適応指導教室に登録した児童生徒の出席率を
図表 16  不登校要因と不登校の経験 【平成 27 年度  児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査(文部科学省)】  【平成 27 年度不登校児童・生徒調査(練馬区)】 ○  図表 16は、平成27年度の不登校児童生徒のうち、不登校要因と不登校の経験の有無の関係 を示したものである。  ○  新たに不登校となった児童生徒のうち「学校における人間関係に課題を抱えている」が58%、 「その他」が60%と他の項目に比べ、比較的高い割合を示していることが分かる。  【平成 27 年度  児童生徒の

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