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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論文審査の結果の要旨

報告番号

3195

赤沼 裕子

論文審査担当者

主査

泉﨑 雅彦 教授

副査

内田 直樹 教授

副査

小風 暁 教授

論文題名:

Analgesic Efficacy of a Combination of Fentanyl and a Japanese Herbal Medicine “Yokukansan” in Rats with Acute Inflammatory Pain

(ラット急性炎症性疼痛モデルを用いたフェンタニルと抑肝散の併用による鎮痛作用の検討 )

掲載雑誌名:

Medicines Vol.7 No.12 :75. 2020年

フェンタニル(FEN)は高用量投与でオピオイド誘発性痛覚過敏 や鎮痛耐性をもたらすこと がある。赤沼らはラット急性痛モデルを用い、FENと漢方薬・抑肝散の併用による鎮痛効果を 検証した。ホルマリンを右足底部に投与し、60 分間の痛み行動を示す時間、脊髄後角におけ る pERK の発現によって鎮痛効果を判定した。また、HEK293T 細胞を用いたパッチクランプ

法にて TRPA1チャネルに対する抑肝散とFENの影響を評価した。疼痛誘発後の初期(0-10分)

と中間期(10-20分)では 、抑肝散とFENの併用で有意な鎮痛効果が認められた。FENの効果が

切れた後期(20-60分)で は、抑肝散単独投与群は FEN単独投与群に比較して有意な鎮痛作用を 示した。また抑肝散と FENの併用群も痛みを抑制する傾向にあった。なお,TRPA1に対する 抑肝散とFENの影響は認められなかった。以上より、抑肝散との併用により FENの鎮痛効果 が増強されることが示唆された。抑肝散は FEN の使用量を減らすことができ、 これらの併用 は臨床的に有用であると考えられる。

本論文は本学大学院学位論文(博士)審査基準を満たしており、学位論文に値すると判断した。

(主査が記載、500字以内)

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