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論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 ○

・乙 第

2752

号 氏 名 田澤 咲子

論文審査担当者

主査 佐々木 康綱 教授 副査 森 啓 教授

副査 久島 巳樹 教授

(論文審査の要旨)

近年癌薬物療法は、分子標的 薬をはじめとした、新規抗悪性腫瘍薬の導入により著 しい治療成績の向上を見せている。とりわけ病気の 診断や予後を決定する予後規定 因子 と治 療 の反 応性 を予 測す る ため の効 果予 測因 子 に代 表さ れる バイ オ マー カー の解析は、重要な研究課題である。本研究では、新規に診 断された、形質細胞性骨 髄腫 107 例の組織標本を用いて、後方視的に免疫組織科学染色により CD200 の発現 について解析し臨床情報との 相関を解析した。CD200 の発現は、66.3%の検体で確 認されたが、正常細胞には発現を認めなかった。CD200 の発現と、血清アルブミン 値には高い相関を認めたものの、CD200 の発現の有無と予後には、相関は認めなか った。また、CD200 の発現を認めない患者群での新規薬剤であるボルテゾミブ、レ ナリドマイドおよびサリドマイドによる長期生存が観察された。以上より本研究で は、CD200 の形質細胞性骨髄腫に対するバイオマーカーの意義として、1)本疾患 の診断的な価値を持つこと、2)予後規定因子にはならないことが示された。また、

3)新規分子標的薬であるボルテゾミブ、レナリドマイドおよびサリドマイド の効 果予測因子となりうる可能性が示された。これらの知見は、高いオリジナリティー と学術的価値を有し、学位論文に相当すると判断した。今後 特に効果予測因子とし ての有用性を確立するために、新たに前向きなトランスレーショナル研究が 望まれ る。

論文題名:CD200 expression on plasma cell myeloma cells is associated with the efficacies of bortezomib, lenalidomide and thalidomide. (形 質細胞 性 骨髄腫における CD200 の発現と、ボルテゾミブ、レナリドマイド、サリドマイドの 有効性について)

掲載雑誌名:Journal of Clinical and Experimental Hematopathology 2015 年掲 載予定

(主査が記載、500 字以内)

参照

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