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0となる点はない事を証 明して下さい

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Academic year: 2021

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(1)

問題1 G(x, y) =x2+ 4xy−y2+ 11, F(x, y) = 3x4yとして以下の問いに答え て下さい。

(1)関係式G(x, y) = 0の表す曲線上にはGy(x, y) = 0となる点はない事を証 明して下さい。

(2)(1)の結果と陰関数定理によれば、曲線G(x, y) = 0上の各点の近くで 関係式G(x, y) = 0によってyxの微分可能な関数として表すことが出来ます。

これをy(x)と書くとき、y0(x)をx, yを使って表して下さい。

(3)条件G(x, y) = 0のもとでの関数F(x, y)の極値を全て求めて下さい。

配点:(1)10点、(2)10点、(3)5点 シラバス達成度目標:ア、ウ

【解答例】 (1)

Gy = 4x2y なので、Gy= 0である点ではy= 2xが成立しますが、

G(x,2x) =x2+ 8x24x2+ 11 = 5x2+ 11>0 ですから、曲線G(x, y) = 0上にはそのような点はありません。

(2)各点の近くで

x2+ 4xy(x)−y(x)2+ 11 = 0 が成り立っていますから、両辺をxで微分すれば

2x+ 4y(x) + 4xy0(x)2y(x)y0(x) = 0

2x+ 4y(x) = (2y(x)4x)y0(x) であり、曲線上で2y4x6= 0でしたから

x+ 2y

y−2x=y0(x) が判ります。

(3)各点の近くでH(x) =F(x, y(x)) = 3x−4y(x)とすると、

H0(x) = 34y0(x)

= 34x+ 2y(x) y(x)−2x

=3(y(x)2x)4(x+ 2y(x)) y(x)−2x

=10x5y(x) y(x)−2x

=10x+ 5y(x) 2x−y(x)

であり、まずH0(x) = 0となる点を求めるとy=2xなので 0 =G(x,−2x)

=x28x24x2+ 11 x2= 1

x=±1

が判ります。従って極値の候補となる点は2点(±1,2)(複号同順)です。

次にこの2点で2階微分を調べると、

H00(x) =

µ10x+ 5y(x) 2x−y(x)

0

=(10 + 5y0(x))(2x−y(x))−(10x+ 5y(x))(2−y0(x)) (2x−y(x))2

ですが、10x+5y= 0であるような点でしか調べないので分子の後半は(10x+5y(x))A(x) と省略すれば

=10 + 5y0(x)

2x−y(x) + (10x+ 5y(x))A(x)

=10 + 5x+2y(x)y(x)2x

2x−y(x) + (10x+ 5y(x))A(x) です。

(2)

まず点(1,2)では

H00(1) = 10 + 51242 2 + 2 >0 なのでこの点では極小値である事が判ります。値は

F(1,2) = 3 + 8 = 11 です。

一方点(1,2)では、

H00(1) = 10 + 52+214

22 <0 ですからこちらは極大値であり、

F(1,2) =38 =11 です。

以上から点(1,2)での極小値11と点(1,2)での極大値11が極値の全てです。

問題2 f(x, y) = (x+y)312xyの極値を全て求めて下さい。

配点:10点 シラバス達成度目標:イ

【解答例】 まず偏微分計算をしておきます。

fx= 3(x+y)212y, fy= 3(x+y)212x

fxx= 6(x+y), fxy=fyx= 6(x+y)−12, fyy = 6(x+y) 次に極値の候補点としてfx=fy= 0となる点を求めます。

( (x+y)24y= 0 (1)

(x+y)24x= 0 (2)

2式から明らかにx=yが判りますから、(1)に戻して (2x)24x= 0

4x(x1) = 0

からx=y= 0,1が得られます。従って極値の候補点は2点(0,0),(1,1)です。

次にこれらの点でf(x, y)のヘシアン:

H(x, y) = ØØ ØØ Ø

fxx fxy

fyx fyy

ØØ ØØ Ø=

ØØ ØØ Ø

6(x+y) 6(x+y)−12 6(x+y)−12 6(x+y)

ØØ ØØ Ø を計算して判定します。

まず点(0,0)では、

f(0,0) = ØØ ØØ Ø

0 12

12 0 ØØ ØØ Ø<0 ですからこの点では極値ではありません。

次に(1,1)では

f(1,1) = ØØ ØØ Ø

12 0 0 12

ØØ ØØ Ø>0

ですからこの点では極値であり、更にf(1,1)>0によればそれは極小値である事が判 ります。

以上から極値は点(1,1)での極小値f(1,1) =4のみです。

(3)

問題 3 次の累次積分を計算して下さい。

(1)

Z 1 0

ΩZ y 0

(3−x−y)dx æ

dy (2)

Z 1 0

ΩZ 1 x

sin(πy2)dy æ

dx

配点:(1)20点、(2)5点 シラバス達成度目標:エ

【解答例】 (1)

Z 1 0

ΩZ y 0

(3−x−y)dx æ

dy= Z 1

0

(3−y)x−1 2x2

y 0

dy

= Z 1

0

Ω

(3−y)y−1 2y2

æ dy

=

∑3 2y21

2y3

1

0

= 1

(2)このままの積分順序では積分出来ないので順序を交換します。

積分領域は下図の三角形であり、

これを横切りにすると連立不等式:



0≤x≤y 0≤y≤1 で表されるので、問題の累次積分は、

Z 1 0

ΩZ 1 x

sin(πy2)dy æ

dx= Z 1

0

ΩZ y 0

sin(πy2)dx æ

dy

= Z 1

0

ysin(πy2)dy

=

1

2πcos(πy2)

1

0

= 1

2π(11)

= 1 π

(4)

問題 4 次の2重積分を計算して下さい。

(1)

ZZ

D

x2y dxdy, D:



−√

x≤y≤x1

1≤x≤2

(2)

ZZ

Q

y dxdy, Q:



0≤x+y≤1 0≤x−y≤1

配点:(1)20点、(2)5点 シラバス達成度目標:エ

【解答例】 (1)1≤x≤2の範囲内で−√x≤x1が成り立っているので ZZ

D

x2y dxdy= Z 2

1

Z 1x

x

x2y dydx

= Z 2

1

∑1 2x2y2

1x

x

dx

= Z 2

1

1

2(1−x3)dx

= 1 2

x−1

4x4

2 1

= 1 2

µ

241 + 1 4

=11 8 となります。

(2)積分領域Qを図示すると下図の通りであり、

図の通り2つの領域Q1, Q2に分けて、これらをたて切りにするとそれぞれ連立不等式:

Q1:



−x≤y≤x 0≤x≤ 12

Q2:



x−1≤y≤ −x+ 1

1

2 ≤x≤1 で表されるので、題意の累次積分は

ZZ

Q

y dxdy= ZZ

Q1

y dxdy+ ZZ

Q2

y dxdy

= Z 12

0

Z x

x

y dydx+ Z 1

1 2

Z x+1 x1

y dydx

ですが、いずれもyに関する積分が奇関数の原点に関して左右対象な区間での積分に なっているのでいずれも0になり、結局求める積分値は0です。

(5)

問題 5 xy-平面の第1象限内の有界領域Dは不等式:



f(x)≤y≤g(x) a≤x≤b

で表されているとします(ただし、a≤x≤bの範囲内で0≤f(x)≤g(x)は成り 立っているものとします)。領域Dx-軸を中心として回転して得られる立体の 体積V

V = ZZ

D

2πy dxdy

で与えられる事を証明して下さい(x-軸に垂直な平面群でスライスして考えると 良い)。

配点:10点 シラバス達成度目標:カ

【解答例】 この立体をx軸に垂直な平面群でスライスします。例えばx-座標がxで一 定の平面での切り口は、半径g(x)の大円と半径f(x)の小円がつくるドーナッツですの で断面積は

πg(x)2−πf(x)2

になります。これをa≤x≤bの範囲で積分すれば立体の体積になりますから V =

Z b a

π©

g(x)2−f(x)2dx

ですが、これは

= Z b

a

π£ y2§g(x)

f(x)dx

= Z b

a

Z g(x) f(x)

2πy dydx

と変形され、ここで領域Dが上記不等式で表現されていた事を考えればこの累次積分 は領域Dでの2重積分

= ZZ

D

y dxdy に等しい事が判ります。

問題6 円柱(x1)2+y21と円錐x2+y2≤z2の交わった部分のうち0≤z≤2 である部分の体積を求めて下さい。

配点:5点 シラバス達成度目標:オ、カ

【解答例】 題意の円柱面と円錐面の交わりのうち最もz座標が大きいのはz= 2の所 になっているので題意の立体のxy-平面への正射影は円(x1)2+y21です。従って 求める体積は

(体積)= ZZ

(x1)2+y21

≥2p

x2+y2¥ dxdy

となります。ここで極座標に変換するとdxdy=rdrdθであり、積分領域は不等式:



0≤r≤2 cosθ

π2 ≤θ≤ π2 で表されますから、2重積分は

= Z π2

π2

Z 2 cosθ 0

(2−r)r drdθ

= Z π2

π2

r21

3r3

2 cosθ 0

= Z π2

π2

Ω

4 cos2θ−8 3cos3θ

æ

= 2 Z π2

0

Ω

4 cos2θ−8 3cos3θ

æ

= 4 Z π2

0

µ

cos 2θ+ 14

3cosθ+4

3cosθsin2θ

= 4

∑1

2sin 2θ+θ−4

3sinθ+4 9sin3θ

π2

0

= 4 µ

0 +π 2 4

3 +4 9

= 2π32 9 となります。

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