TI 04L01L08-03JA 2014.07.24-00 Media No. TI 04L01L08-03JA 1st Edition : July. 2014 (YK)
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1.システム構成例 ...4
2.配線 ... 4
3.MELSEC-Qの設定方法 ...5
4.GX20の設定方法 ...15
1) 通信設定 ...15
2) 通信チャネル設定 ...16
3) 表示設定 ...17
4) 記録設定 ...18
5.GX Works2を使用したオンラインモニタ実行方法 ...20
技術資料 改訂情報 ...23
■ はじめに
本書は、三菱電機(株)社製のシーケンサ(MELSEC-Qシリーズ)と当社ペーパーレスレコーダGX20
(以下、GX20と呼びます)をModbus/RTU通信で接続し、シーケンサからGX20のデータの読み込 み/GX20へデータの書き込みを送受信する操作手順を説明しています。
MELSEC-Qの設定にはGX Works2を使用します。
各機器の詳細については下記の取扱説明書もあわせてご参照ください。
・ペーパレスレコーダユーザーズマニュアル IM 04L51B01-01JA
■ ご注意
・ 本書に記載されている接続例を利用することによって生じた如何なる障害も、当社 では補償を負いかねますので、ご了承ください。
・ 本書に記載された内容の技術的サポートは行っておりませんので、ご了承ください。
・ 本書の内容は、性能・機能の向上などにより将来予告なしに変更することがあります。
・ 本書の内容に関しては万全を期していますが、万一ご不審の点や誤りなどお気づき のことがありましたら、お手数ですが、当社支社・支店・営業所までご連絡ください。
・ 本書の内容の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止されています。
■ 商標
・ 本書で使用の当社製品名またはブランド名は、当社の商標または登録商標です。
・ Ethernet は、米国 XEROX Corporation の登録商標です。
・ 本書では各社の登録商標または商標には、™ マーク、® マークは表示していません。
・ 本書で使用の各社製品名は、各社の商標、または登録商標です。
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Modbus/RTU 接続された MELSEC-Q と GX20 のデータ送受信を行うための設定例です。
本書では通信インターフェースとして MELSEC-Q シリーズの Modbus/RTU Interface Module(QJ71MB91) を使用した接続例となります。
GX20 の測定チャネル 001 ~ 010 のデータを MELSEC-Q の CPU デバイス D0 ~ D9 へ 読み込みます。
MELSEC-Q の CPU デバイス D1000 のデータを GX20 の通信チャネル C001 へ書き込みま す。
(接続例)
RS485
GX20 MELSEC-Q
RS232C or USB
使用ソフト
GX Works2
(注)GX20へ書き込みを行う際は /MCオプションが必要です。
CPUユニット:Q02HCPU
ネットワークユニット:QJ71MB91
Modbus/RTU
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2.配線
120Ω
120Ω 120Ω
120Ω
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三菱電機(株)社製の GX Works2 を使用して MELSEC-Q を設定します。
①GX Works2を起動します。
②プロジェクト新規作成を選択します。
3. MELSEC-Q の設定方法 -2
③プロジェクト種別をシンプルプロジェクト、PCシリーズをQCPU(Qモード)、PCタイプを Q02/Q02H、プログラム言語をラダーに設定します。
④最後にOKをクリックします。
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⑤ナビゲーションウインドウのアイコンをクリックします。
この画面が展開されます。
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3. MELSEC-Q の設定方法 -4
⑥画面上のプロジェクト⇒インテリジェント機能ユニット⇒新規ユニット追加をクリックします。
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⑦新規ユニット追加の画面が展開されます。
⑧下記設定を行って、最後に「OK」ボタンをクリックします。
ユニット種別:MODBUS(R)インターフェースユニット ユニット名:QJ71MB91
3. MELSEC-Q の設定方法 -6
⑨下記画面でインテリジェント機能ユニットの中にQJ71MB91が追加されていることを 確認します。
⑩0000:QJ71MB91をクリックします。
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⑪下記画面になることを確認します。
⑫スイッチ設定をクリックします。
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3. MELSEC-Q の設定方法 -8
⑬スイッチ設定を下記のように設定します。
⑭最後に「OK」ボタンをクリックします。
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⑮下記画面で自動交信パラメータをクリックします。
⑯自動交信パラメータ設定画面で下記のように設定を行います。
設定内容詳細は下記に記載しています。
3. MELSEC-Q の設定方法 -10
自動交信パラメータ1
設定項目 設定値
設定有無 有効
対象局番 1
次要求間隔タイマ値(単位:10ms) 0 応答監視タイマ値(単位:10ms) 0
対象MODBUSデバイス種別指定 0400h:入力レジスタ読出 読出し指定先頭バッファメモリアドレス 2000h
対象MODBUSデバイス先頭番号 2000
アクセス点数 10
書込み設定先頭バッファメモリアドレス 0000h 対象MODBSUデバイス先頭番号 0
アクセス点数 0
自動交信パラメータ2
設定項目 設定値
設定有無 有効
対象局番 1
次要求間隔タイマ値(単位:10ms) 0 応答監視タイマ値(単位:10ms) 0
対象MODBUSデバイス種別指定 0005h:保持レジスタ書込 読出し指定先頭バッファメモリアドレス 0000h
対象MODBUSデバイス先頭番号 0
アクセス点数 0
書込み設定先頭バッファメモリアドレス 4000h 対象MODBSUデバイス先頭番号 7000
アクセス点数 1
各設定項目の詳細(抜粋)
自動交信パラメータの有効/無効を設定します。
対象スレーブの局番を設定します。
先頭バッファメモリアドレス設定範囲
読出し設定・・・2000H~2FFFH (初期値は0000)
書込み設定・・・4000H~4FFFH (初期値は0000)
対象MODBUS デバイス先頭番号・・・実際のデバイス 番号下5桁-1を設定します。
GX20の測定チャネル0001(符号付16ビット整数型)から
の読み出しの場合、302001 ですので2000 を設定。
GX20の通信チャネルC001(符号付16ビット整数型)へ
書込みの場合、407001ですので7000 を設定。
アクセス点数・・・デバイスへの読み出す点数、書き込む
点数を設定します。
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⑰下記画面で自動リフレッシュをクリックします。
⑱CH2の自動交信機能バッファ入力エリアの設定値項目をダブルクリックします。
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3. MELSEC-Q の設定方法 -12
⑲デバイス入力画面で下記のように設定を行います。
⑳最後に「OK」をクリックします。
- 15 -
㉑CH2の自動交信機能バッファ出力エリアの設定値項目をダブルクリックします。
3. MELSEC-Q の設定方法 -14
㉒デバイス入力画面で下記のように設定を行います。
㉓最後に「OK」をクリックします。
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㉔CH2の自動リフレッシュ設定が下記のようになっていることを確認します。
- 18 -
3. MELSEC-Q の設定方法 -16
㉕MELSEC-Q本体へ設定データを転送します。
㉖下記画面より接続先を選択します。
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㉗接続先⇒現在の接続先Connection1をダブルクリックします。
㉘接続先設定画面が展開されます。
3. MELSEC-Q の設定方法 -18
㉙接続先設定画面でパソコン側I/Fのシリアル/USBをダブルクリックします。
㉚パソコン側I/Fシリアル詳細設定画面で使用される通信形態に合わせてRS-232C(COM ポートと伝送速度を設定)若しくはUSBのいづれかを選択後「OK」をクリックします。
㉛接続先設定画面に戻りましたら「OK」をクリックします。
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㉜下記画面より、オンライン⇒PC書込みを選択してください。
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3. MELSEC-Q の設定方法 -20
㉝PC書込画面で下記部分にチェックを入れて書き込みを実行してください。
㉞書込み終了後に必ずMELSEC本体の電源を一度OFF/ONしてください。(必ず実行してください。)
書込み実行中
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1 )通信設定
②レシーバ設定画面のファンクションoffを選択します。
①通信(シリアル)設定の中の基本設定を選択します。
4. GX20 の設定方法 -2
③ファンクション設定画面でModbusスレーブを選択します。
④基本設定画面で下記のように設定を行い、最後に保存を押します。
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2 )通信チャネル設定
①通信チャネル設定の中のOn/Off,スパンを押します。
②On/Off,スパン(C001-C001)画面でOn/Off、スパン項目のOffを押します。
- 26 -
4. GX20 の設定方法 -4
③Off⇒Onに設定します。
④On/Off,スパン(C001-C001)画面で下記のように設定を行います。
⑤最後に保存を押します。
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3 )表示設定
①表示設定を選択します。グループ設定を押します。
4. GX20 の設定方法 -6
②グループ設定画面からチャネル設定を押します。
③チャネル設定画面よりAIチャネル001~003を設定します。通信チャネルC001を設定します。
(次ページに記載されています。)
④最後に保存を押します。
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チャネル設定画面
AIチャネル 通信チャネル
- 30 -
4. GX20 の設定方法 -8
4)記録設定
①記録設定の中の記録チャネル設定を押します。
②記録チャネル設定画面から表示データ、トレンド波形を押します。
③チャネル設定画面よりAIチャネル001~003を設定します。通信チャネルC001を設定します。 (次ページに記載)
④最後に保存を押します。
- 31 -
チャネル設定画面
AIチャネル 通信チャネル
4. GX20 の設定方法 -10
⑤GX20の設定は以上です。記録。演算スタートを行い、記録画面に下記画面が表示されることを 確認してください。
(トレンド画面表示例)
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①オンライン⇒モニタ⇒デバイス一括を選択します。
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5. GX Works2 を使用したオンラインモニタ実行方法 -2
②デバイス一括モニタ画面が展開されます。
③デバイス名にD0を入力してEnterキー押します。
④D0~D9までデータが入っていることを確認します。
⑤D0(測定チャネル001)~D9(測定チャネル010)に相当します。
- 35 -
⑥デバイス一括モニタ画面の下記部分D0~D9のいずれかの値を選択します。
5. GX Works2 を使用したオンラインモニタ実行方法 -4
⑦デバイス/バッファメモリ一括モニタ内の現在値変更をクリックします。
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⑧現在値変更画面で下記設定を行い最後に設定ボタンをクリックします。
デバイス:D1000 データ型:ワード[符号付き] 設定値500 10進
D1000の値がGX20の
表示画面に反映される
ことを確認します。
資料名称 : GX20 と MELSEC-Q シリーズとの Modbus/RTU を利用した通信(GX Work2)
資料番号 : TI 04L01L08-03JA
2014年7月/初版 新規発行
■ 著作者 横河電機株式会社
■ 発行者 横河電機株式会社
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