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学習指導の工夫    −発展的な学習・補充的な学習の指導を通して−」 

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(1)

 

① 

研究主題「社会的事象を多面的にとらえ、考える力を育成する個に応じた 

学習指導の工夫    −発展的な学習・補充的な学習の指導を通して−」 

東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー 研 修 部 授 業 力 向 上 課  武 蔵 村 山 市 立 第 一 小 学 校   教 諭   宮 内   潤 

Ⅰ 研究のねらい

平成 10 年 7 月の教育課程 審議会の答 申では、小学校 社会科 の改善の基 本方針とし て「 児童が 社会 的事象に関 心をもって 進んでかか わり、それ らの意味や 働きを多面 的に考える とともに 、 児童 の発達段階 を考慮して 、社会的事 象を公正に 考えたり判 断したりで きるように すること 」 が一 層求められ た。また、 平成 15 年 12 月の学習 指導要領の 一部改正で は、個に応 じた指導 の 充実 ための指導 方法等の例 示として「 学習内容の 習熟の程度 に応じた指 導、補充的 な学習や 発 展的 な学習など の学習活動 を取り入れ た指導等」 が加えられ た。  

国立 教育政策研 究所「平成 15 年度公 立小・中学 校における 教育課程の 編成・実施 状況調査 」 では 、個に応じ た指導は小 学校全体の 86.5%で実 施されてお り、特に 、児童の学習 内容の習 熟 の程 度に応じた 指導方法等 として例示 された「発 展的な学習 ・補充的な 学習の指導 」の実施 状 況は 、小学校全 体の 32.2% であった。  

これ らのこのこ とから、児 童の発達段 階を考慮し て、社会的 事象を公正 に考えたり 判断し た りで きるようす るための個 に応じた学 習指導方法 の工夫・改 善に課題が あるととら えた。 

そこ で、児童の 発達段階を 考慮して、 社会的事象 を公正に考 えたり判断 したりでき るよう す るた めに「社会 的事象を多 面的にとら え、考える 力を育成す るための個 に応じた学 習指導の 工 夫」 を明確にし ていくこと をねらいと した。 

Ⅱ 研究の内容と方法  

  研究   仮説  

小学 校社会科学 習において 、一人一人 の児童の実 態に応じて 、発展的な 学習と補充 的な 学習を取り 入れた個に 応じた指導 の充実を図 ることによ り、児童の 社会的事象 を 多面 的にとらえ 、考える力 を伸ばすこ とができる であろう。  

1 基礎研究

(1) 個に応じた指導の工夫の充実 

文部 科学省は「確かな学力 の向上のた めの 2002 アピ ール( 学びのすすめ )」(平成 14 年 1 月 )  で「 学習指導要 領は最低基 準であり、 理解の進ん でいる子ど もは、発展 的な学習で 力をより伸   ばす 」ことを示 した。また 、中央教育 審議会答申 「初等中等 教育におけ る当面の教 育課程及び   指導 の充実・改 善方策につ いて」を受 け、学習指 導要領が一 部改正され 、各学校に おいては発   展的 ・補充的な 学習など、 個に応じた 指導のより 一層の充実 を図ること が求められ た。  

 (2) 社会的事象を多面的にとらえ、考える力とその育成 

  小 学校学習指 導要領解説 社会編には 、第6学年 の能力に関 する目標と して「社会 的事象の意   味を より広い視 野から考え る力を育成 すること」 が示されて いる。この 目標を実現 するために   は 、「児 童の発達 段階を考慮 して、社会 的事象を多 面的、総合 的にとらえ 公正に判断 することが   でき るよう配慮 することが 大切である 」と示され ている。本 研究では 、「社会的事 象を多面的 、 総合 的にとらえ 公正に判断 すること」 を「社会的 事象を多面 的にとらえ 、考える力 」として と

研 究 主   題 設 定  

基 礎 研 究   研 究 仮 説 設 定  

指 導 計 画 作 成   教 材 の 開 発  

授 業 研 究   研 究 の   ま と め  

(2)

 

② 

らえ た。そして 、児童の学 習の進度、 理解や習熟 の状況に応 じた指導を 通して、社 会的事象 の 意味 や働きを「 より多くの 事項からと らえ、考え る力」と社 会的事象の 意味を「複 数の事例 か らと らえ、総合 的に考える 力」の育成 を図ること ができると 考えた。  

(3) 発展的な学習と補充的な学習の意義 

「個 に応じた指 導に関する 指導資料 」(平成 14 年 8 月 )では 、発展的な 学習は「学 習指導要 領に 示す内容を 身に付けて いる子ども に対して、 学習指導要 領に示す内 容の理解を より深め る 学習 を行ったり 、更に進ん だ内容につ いての学習 を行ったり するなどの 学習指導」 と示され 、 補充 的な学習は 「子どもの 理解や習熟 に応じて、 学習指導要 領に示す基 礎的・基本 的な内容 を 行う 学習指導」 と示されて いる。そこ で、一人一 人の児童の 学習の進度 、理解や習 熟の状況 に 応じ て発展的な 学習・補充 的な学習の 指導を取り 入れること で、基礎・ 基本の確実 な定着を 図 ると ともに、個 に応じた指 導の一層の 充実につな がるととら えた。 

(4) 学習指導計画の作成及び教材開発の基本的な考え方 

  学 習指導計画 の作成にあ たって、児 童の学習の 進度、理解 や習熟の状 況に応じて 発展的な 学 習と 補充的な学 習の指導を 取り入れた 個に応じた 指導の充実 を図ること で、「社会的 事象を多 面 的に とらえ、考 える力」の 育成を図る ことができ るととらえ た。そのた めに、ヒン トカード で 自己 の学習の進 度、理解や 習熟の状況 に応じて学 習の手順や 方法を確認 させたり、 学習シー ト を選 択させたり することで 自己評価で きるように 工夫した。  

2 実践研究 

(1) 学習指導計画の作成 

学習 指導計画の 作成にあた っては、発展的な学習・補充的な 学習の指導 を「調べる 学習過程 」  と「 深める学習 過程」に 1 時間ずつ習 熟度別学習 として位置 付けた。  

「調 べる学習過 程」の発展 的な学習の 指導は、社 会的事象の 意味や働き を総合的に 考える力 を 育成 するために 「社会的事 象を複数の 事例からと らえ、考え る」学習と して位置付 けた。そ し て 、「深 める学習 過程」の発 展的な学習 の指導は 、社会的事象 の意味や働 きをより広 い視野か ら 考え る力を育成 するための 「社会的事 象をより多 くの事項か らとらえ、 考える」学 習として 位 置付 けた。また 、補充的な 学習の指導 は、「調べ る学習過程 」「 深める 学習過程」 のそれぞれ に 社会 的事象の意 味や働きを 考える力を 確実に定着 させるため の「社会的 事象を複数 の事項か ら とら え、考える 」学習とし て位置付け た。  

(2) 教材開発 

  ①   ヒントカ ード  

      児童が発 展的な学習 ・補充的な 学習に取り 組むための 手順や方法 を示し、学 習進度や 理 解や 習熟の状況 に応じて活 用できるよ うに工夫し た。  

  ②   選択学習 シート 

      児童が学 習の手順や 方法を確認 できる学習 シートと、 調べたり考 えたりした ことを自 由 に構 成して、表現す ること ができる学 習シートを 学習状況に 応じて選択 できるよう にした。 

(3) 座席表形式の評価シート 

前単 元までの観 点別評価と 本単元で伸 ばしたい力 を座席表形 式の評価シ ートとして 整理し 、 個に 応じた指導 を行うため に活用でき るものとし た。また、 毎時間の学 習状況は座 席表形式 の

(3)

 

③ 

評価 シートに記 述し、前時 までの学習 状況を基に 発展的な学 習・補充的 な学習の指 導につな が る評 価に活用し た。  

(4) 検証授業の実施 

  平成 18 年 12 月 7 日か ら平成 19 年 1 月 12 日にかけて、 武蔵村山市 立第一小学 校第6学年 2 組に おいて、検 証授業を実 施した。第 6学年内容 (2 )アにお ける「社会 的事象を多 面的にと ら え、 考える力」 を育成する ための学習 指導計画に 基づき、学 習シートの 記述を基に 学習指導 計 画及 び開発した 教材の有効 性を検証し た。  

Ⅲ 研究の結果と考察

1  結果 

 

的 確な検証の ために、学 級全員を< グループA ><グルー プB>の2 グループを 設定して 授 業観 察を行った 。  

<グ ループA> 社会的事象 を多面的に とらえて 、考えること が「十分満 足できる 」・「おお む ね 満足 できる」学 習状況の児 童として、 発展的な学 習の指導を 行った。  

<グ ループB> 社会的事象 を多面的に とらえて、 考えること に「努力を 要する」学 習状況の 児 童と し、補充的 な学習の指 導を行った 。  

(1) 調べる学習過程<グループA>の児童の人数:7名   

  こ の7名に対 して 、発展 的な学習の 指導を行っ た結果、社会的 事象を 複数の事例 からとらえ 、  総合 的に考える ことができ たと判断で きる児童は 3名であっ た。  

<社 会的事象を 複数の事例 からとらえ 、総合的に 考えること に課題があ った児童C >  

都市 計画策定の 事例を調べ る学習では 、「 公聴会 」「 説明会 」「都市計 画作成の流 れ」の複数 の 事項 から「市民 の意見を集 約している 」と社会的 事象の意味 とらえ、「市は 市民の願 いを大切 に して 計画を立て ている」と考えを記述 した。その 後、「モノレ ール延伸計 画での市の 働きはど う か」 との視点を ヒントカー ドで示し、 市の働きを 複数の事例 からとらえ 、考えさせ る学習に 取 り組 ませた。し かし 、「7 km区間 」「魅 力的な まちづくり 」と記述し たが、市の 働きに関す る 考え の記述はな かった。  

(2) 深める学習過程<グループA>の児童の人数:24 名 

この 24 名に対 して 、発展 的な学習の 指導を行っ た結果、社会的 事象を より多くの 事項からと   らえ て、考える ことができ たと判断で きる児童は 17 名であ った。 

<社 会的事象を より多くの 事項からと らえ、考え ることがで きた児童D >  

都市 整備部の立 場で土地利 用計画を考 える学習で は、「にぎ わいのある まち」「ふ れあいのあ   るま ち」の複数 の事項から 社会的事象 の働きを「市民が楽し め、多くの 人が集まる 施設が必要 」 とら え、「水族 館の建設 」と記述した 。その後 、ヒントカー ドの例示を 参考に「 安心・安全な ま ち」 の事項を加 えて、より 多くの事項 から「大型 の施設をつ くることで 、たくさん の人が集 ま り防 犯面で安全 」と考え 、「大型幼稚 園・保育所 の施設の建 設」と記述 した。 

(3) 深める学習過程<グループB>の児童の人数:10 名 

この 10 名に対 して、補充 的な学習の 指導を行っ た結果、社会 的事象を 複数の事項 からとらえ 、 考え ることがで きたと判断 できる児童 は7名であ った。 

<社 会的事象を 複数の事項 からとらえ 、考えるこ とができた 児童E>  

(4)

 

④ 

都市 整備部の立 場で土地利 用計画を考 える学習で は、「にぎわ いのあるま ち」の事項 から「子   供か ら大人まで 楽しめる場 所が必要」と考え、「スポーツ施 設建設」と 記述した。その後、提 示 した ヒントカー ドや「市の 働きや役割 は市民の願 いを大切に すること」 との教師の 助言を参 考 にし て、「うるお いのあるま ち」の事項 を加えて考 え、「市の働 きは自然を 壊さないこ とがある 」 との 理由を加え 、数の事項 から「自然 を生かした スポーツ施 設」と記述 した。 

2  考察 

(1) 発展的な学習の指導について 

「調 べる学習過 程」では、 この学習に 取り組んだ 約 4 割の児 童に手だて の効果が見 られた。

これ は、「複数 の事例から とらえ、考える学習 」の指導が 、児童の理解 や習熟の程 度に応じた 段 階的 な学習の指 導とならな かったため 、思考を混 乱させてし まったと考 えられる。  

「深 める学習過 程」では、 この学習に 取り組んだ 約 7 割の児 童に手だて の効果が見 られた。

これ は、既習学 習の社会的 事象の意味 や働きを基 に、より多 くの事項を 比較・関連 させてと ら え、 考えること ができ、児 童の理解や 習熟の程度 に応じた学 習の指導に なったと考 えられる。  

(2) 補充的な学習の指導について 

「深 める学習過 程」では、 この学習に 取り組んだ 約 7 割の児 童に手だて の効果が見 られた。

これ は、「調べる 学習過程 」と同じ方法 を繰り返し たことで 、学習の手順 や方法の習 熟を図る こ とが できたと考 えられる。  

(3) 開発した教材について

 

①  ヒントカー ド  

      児童 34 名中 26 名の 児童がヒン トカードを 参考にして 、学習の手 順や方法に 従って取 り 組む ことが観察 できたり、 社会的事象 の意味につ いて考えた ことを記述 できたりし た。 し かし 、示した情 報量が多く 、理解する ことに課題 があった児 童もいた。  

  ②   選択学習 シート 

      児童 34 名中 、「つか む学習過程 」では児童 5名であっ たが、「 深める学習過 程」では児 童 20 名が 学習状況 を自己評価 して選択す ることがで きた。自分 の学習状況 を自己評価 する 力 が高 まったと考 えられる。  

(4) 座席表形式の評価シートについて 

個に 応じた指導 の充実を図 るために観 点別の評価 シートとし たが、項目 が漠然とし ており 、 把握 した実態か ら効果的な 指導に活用 に生かされ ないことが あった。  

Ⅳ 今後の課題

1  発展的な学習・補充的な学習の指導 

社会 的事象を多 面的にとら え、考える 力を育成す るために「複数の事項 からとらえ る」「よ り 多く の事項から とらえる 」「複 数の事例 からとらえ る」の段階 的な指導を 、さらに明 確にして 学 習指 導計画に位 置付け、個 の理解や習 熟の程度に 応じた指導 を工夫して いく必要が ある。 

2  開発した教材の工夫 

ヒン トカードで は、内容や 効果的な提 示方法を更 に検討する ことが必要 である。ま た、座 席 表形 式の評価シ ートの活用 について、 児童の実態 を把握する ための観点 を焦点化す るなど、 さ らに 改善を進め る必要があ る。  

(5)

 

補助資料① 

Ⅰ 本研究における「社会的事象を多面的にとらえ、考える力」を育成する

発展的な学習・補充的な学習の指導例 (図1 )      (図2 )       

   

                       

     

Ⅱ 発展的な学習・補充的な学習の指導で活用したヒントカード例

(図3 ) 発展的 な学習で活 用したヒン トカード  (図4 )補充 的な学習で 活用したヒ ントカード  

 

                             

「方針①〜⑥」の中から「より多くの方針」から土地利用計画を考えよう

武蔵村山市まちづくり方針

①(便利で快適なみち・あしづくり) ②(うるおいのあるまちづくり)

③(安心・安全のまちづくり) ④(住みよさのまちづくり)

⑤(にぎわいのあるまちづくり) ⑥(やさしさ・ふれあいのあるまちづくり)

(例1)「方針①(便利で快適なみち・あしづくり)」と「方針②(うるおいのあるまち づくり)」で計画を立てる。

(例2)「方針③(安心・安全のまちづくり)」と「方針⑥(やさしさ・ふれあいのある まちづくり)」で計画を立てる

(例3)「より多くの方針」から土地利用計画を考えよう。

どんな土地利用が考えられるだろうか?

「方針①〜⑥」の中から「より多くの方針」から土地利用計画を考えよう

武蔵村山市まちづくり方針

①(便利で快適なみち・あしづくり) ②(うるおいのあるまちづくり)

③(安心・安全のまちづくり) ④(住みよさのまちづくり)

⑤(にぎわいのあるまちづくり) ⑥(やさしさ・ふれあいのあるまちづくり)

(例1)「方針①(便利で快適なみち・あしづくり)」と「方針②(うるおいのあるまち づくり)」で計画を立てる。

(例2)「方針③(安心・安全のまちづくり)」と「方針⑥(やさしさ・ふれあいのある まちづくり)」で計画を立てる

(例3)「より多くの方針」から土地利用計画を考えよう。

どんな土地利用が考えられるだろうか?

 

「社 会的事象の 意味や働き を、より多 くの 事項 からとらえ 、考える」 発展的な学 習・

補充 的な学習の 指導  

「社 会的事象の 意味や働き を、複数の 事例 から とらえ、総合的に考え る」発展的 な学 習の 指導  

補充的な学習 複数の事項 からとらえる

とらえさせたい事項 1 住民の

意見書 2 説明会 3 公聴会 4 審議会

事例 都市計画作成

社会的事象の意味や働き 市は市民の生活の向上と安定を 図るために大切な働きをしている

発展的な学習 より多くの事項 からとらえる 補充的な学習

複数の事項 からとらえる

とらえさせたい事項 1 住民の

意見書 2 説明会 3 公聴会 4 審議会

事例 都市計画作成

社会的事象の意味や働き 市は市民の生活の向上と安定を 図るために大切な働きをしている

発展的な学習 より多くの事項 からとらえる

 

発展的な学習 複数の事例からとらえる

事例 都市計画作成

とらえさせたい事項 1 住民の

意見書 2 説明会 3 公聴会 4 審議会

事例 モノレール 延伸計画 とらえさせたい事項

1 市民の願い 2 交通の利便 性の向上 3 情報誌発行 4 モノレール課

社会的事象の意味や働き 市は市民の生活の向上と安定を 図るために大切な働きをしている

発展的な学習 複数の事例からとらえる

事例 都市計画作成

とらえさせたい事項 1 住民の

意見書 2 説明会 3 公聴会 4 審議会

事例 モノレール 延伸計画 とらえさせたい事項

1 市民の願い 2 交通の利便 性の向上 3 情報誌発行 4 モノレール課

社会的事象の意味や働き 市は市民の生活の向上と安定を 図るために大切な働きをしている

発展的な学習 複数の事例からとらえる

事例 都市計画作成

とらえさせたい事項 1 住民の

意見書 2 説明会 3 公聴会 4 審議会

事例 モノレール 延伸計画 とらえさせたい事項

1 市民の願い 2 交通の利便 性の向上 3 情報誌発行 4 モノレール課 事例 都市計画作成

とらえさせたい事項 1 住民の

意見書 2 説明会 3 公聴会 4 審議会 事例 都市計画作成

とらえさせたい事項 1 住民の

意見書 2 説明会 3 公聴会 4 審議会

事例 モノレール 延伸計画 とらえさせたい事項

1 市民の願い 2 交通の利便 性の向上 3 情報誌発行 4 モノレール課

社会的事象の意味や働き 市は市民の生活の向上と安定を 図るために大切な働きをしている

 

1 計画の立て方を確かめよう。

2 例を参考にして、自分なりの計画を立てよう。

(進め方) (記入例)

①自分の立場をたしかめる。 →「市役所まちづくり課の1人」という立場

「政治をすすめる側」の立場

②上記の方針の中から1方針を選ぶ。→方針①④「便利で快適なみち・あしづくり」

「住みよさ」で土地利用計画を考える。

③土地利用案を考え、学習シート →方針①「便利」から「モノレールの駅」を に書く。 方針④「住みよさ」から「騒音防止」すること

④「バスターミナル」を計画した→ ・市には鉄道がなく、不便だから 理由を明らかにする。 ・モノレールが走る時の音が響くと周辺の人

達が困るから。

⑤ 予算を考える。 →約3億円

⑥ おすすめポイントを考える。 →「モノレールが走ることで、となりの市へ 出かけやすくなる。騒音を気にすることな く生活ができる。」

⑦ 友達と話し合い、計画をさら によいものにしよう。

考え方

○6個の方針の中から、「複数の方針」で 計画を考える。

何をするのか

○「D2ゾーン」の土地利用計画を立 てること

「方針①〜⑥」の中から「複数の方針」

を選んで計画を考えよう。

1 計画の立て方を確かめよう。

2 例を参考にして、自分なりの計画を立てよう。

(進め方) (記入例)

①自分の立場をたしかめる。 →「市役所まちづくり課の1人」という立場

「政治をすすめる側」の立場

②上記の方針の中から1方針を選ぶ。→方針①④「便利で快適なみち・あしづくり」

「住みよさ」で土地利用計画を考える。

③土地利用案を考え、学習シート →方針①「便利」から「モノレールの駅」を に書く。 方針④「住みよさ」から「騒音防止」すること

④「バスターミナル」を計画した→ ・市には鉄道がなく、不便だから 理由を明らかにする。 ・モノレールが走る時の音が響くと周辺の人

達が困るから。

⑤ 予算を考える。 →約3億円

⑥ おすすめポイントを考える。 →「モノレールが走ることで、となりの市へ 出かけやすくなる。騒音を気にすることな く生活ができる。」

⑦ 友達と話し合い、計画をさら によいものにしよう。

考え方

○6個の方針の中から、「複数の方針」で 計画を考える。

何をするのか

○「D2ゾーン」の土地利用計画を立 てること

「方針①〜⑥」の中から「複数の方針」

を選んで計画を考えよう。

 

(6)

  ② 

Ⅲ 座席表形式の評価シート

  前単元までの 学習状況を 観点別で評 価し、本単 元で伸ばし たい「社会 的事象を多 面的にとら   え、 考える力」 を座席表形 式で表し、 指導の一助 として活用 した。 

 

座席 表形式の評 価シートの 工夫   (図5 ) 

           

 

Ⅳ 自分の学習進度・学習状況に応じて、選択できる学習シート例 (図6 ) 

調べ たことをイ メージマッ プにまとめ よう。(第7時 )   

                         

○武蔵村山市が計画を進める ときに大切にしていること

暮らしと政治を調べてみよう学習シート(6) 6年( )組 名前(

① 「武蔵村山市都市計画マスタープランの作成から実現」をイメージマップに整理しよう。(「モノレール延伸計画」)

○武蔵村山市が計画を進める ときに大切にしていること

○武蔵村山市が計画を進める ときに大切にしていること

暮らしと政治を調べてみよう学習シート(6) 6年( )組 名前(

① 「武蔵村山市都市計画マスタープランの作成から実現」をイメージマップに整理しよう。(「モノレール延伸計画」)

 

○武蔵村山市が計画を 進めるときに大切にし ていること

暮らしと政治を調べてみよう学習シート(6) 6年( )組 名前(

① 「武蔵村山市都市計画マスタープランの作成から実現」をイメージマップに整理しよう。(「モノレール延伸計画」)

①都市計画が必要

⑦都市計画の決定・都市計画の実施

(市民参加の流れをまとめてみよう)

○武蔵村山市が計画を 進めるときに大切にし ていること

暮らしと政治を調べてみよう学習シート(6) 6年( )組 名前(

① 「武蔵村山市都市計画マスタープランの作成から実現」をイメージマップに整理しよう。(「モノレール延伸計画」)

①都市計画が必要

⑦都市計画の決定・都市計画の実施

(市民参加の流れをまとめてみよう)

  児童 が自分の学 習進度・学 習状況に 応じ て選択でき るようにし た。  

まと め方を例示 した   学習 シート 

調 べ た こ と を 自 分 な り に 構 成 し ま と め る こ と がで きる学習シ ート  

(31) 

関思 技知     ○ ○◎◎ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え、考える力 

(25) 

関思 技知     ○ ◎○○ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え、考える力 

(19) 

関思 技知     ○ ○○◎ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え、考える力 

(13) 

関思 技知     ○ ○○◎ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え、考える力 

(7) 

関思 技知     ○ ○◎○ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え 、 考え る力  

(3) 

関思 技知     ○ ○○◎ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え 、 考え る力   (30) 

関思 技知     ○ ○◎◎ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え 、 考え る力  

(24) 

関思 技知     ○ ○◎◎ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え、考える力 

(18) 

関思 技知     ○ ○○○ 

※ よ り 多 く の 事 項 か ら と ら え、 考える力  

(12) 

関思 技知     ○ ○○△ 

※ 複 数 の 事 項 か ら と ら え 、 考え る力  

(6) 

関思 技知     ○ ○○◎ 

※複 数の事例   か ら と ら え 、

考   える 力  

(2) 

関思 技知     ○ ○○○ 

※ よ り 多 く の 事 項 か ら とら え、考え る力  

(29) 

  関 思技知    ○ ◎○◎ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え、考 える力 

(23) 

関思 技知     ○ ○○○ 

※ よ り 多 く の 事 項 か ら とら え、考え る力  

(17) 

関思 技知     ○ ○△△ 

※ 複 数 の 事 項 か ら と ら え 、 考え る力  

(11) 

関思 技知     △ △△△ 

※ 複 数 の 事 項 か ら と ら え、考える力 

(5) 

関思 技知     ○ ○◎◎ 

※ 複 数 の 事 例 か ら と ら え、考える力 

(1) 

関思 技知     ○ △○○ 

※ 複 数 の 事 項 か ら と ら え、考える力  黒  板  

整理番号 

本 単 元 で 伸 ば し た い 多 面 的 に と ら え、 考える力  

観点 別による評 価  

◎十 分満足でき る学習状況  

○お おむね満足 できる学習 状況  

△努 力を要する 学習状況  

参照

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2011

今年度は 2015