FUJITSU Software
Portshutter Premium
V2 L10
操作マニュアル
−デバイス制御編−
PsPD-2-10-01
はじめに
FUJITSU Software Portshutter Premium をご利用いただきましてありがとうございます。 Portshutter Premium(ポートシャッタープレミアム)には、デバイス制御、ネットワーク制 御の2 つの機能があります。デバイス制御では、パソコンに接続する USB メモリーやフロ ッピーなどの各種デバイス(装置、機器)の使用を制限し、ネットワーク制御では、ネッ トワークおよびBluetooth の使用を制御します。 Portshutter Premium を利用することにより、パソコンからの情報漏えいや、パソコンへの不 正なプログラムの導入を防止し、不正なネットワーク利用を抑止できます。 本書では、Portshutter Premium のデバイス制御について説明します。ネットワーク制御機能 については、『FUJITSU Software Portshutter Premium V2 L10 操作マニュアル -ネットワーク 制御編-』をご覧ください。
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高度な安全性が要求される用途への使用について
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業用等の一般的用途を想定して 設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、 航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器 システムにおけるミサイル発射制御等、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性 が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイ フティ用途」という)に使用されるよう設計・製造されたものではございません。お客様 は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本製品を使 用しないでください。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業までご相 談ください。■
本製品のエディションについて
本製品には、以下のエディションがあります。 • Original Edition:ライセンスをご購入いただいた製品のエディション • Bundle Edition:富士通製パソコンに標準添付されている製品のエディション • Trial Edition:体験版製品のエディション お使いの製品のバージョンやエディションを確認するには、管理者用設定ツール画面で、 [ヘルプ]メニュー→[バージョン情報]をクリックしてください。■
略記について
製品名を次のように表記します。 表 1.1-1 製品名の表記 名称 略記FUJITSU Software Portshutter Premium V2 L10 本製品、またはPortshutter Premium Windows® 10 Enterprise Windows 10 Windows Windows® 10 Education
名称 略記 Windows® 10 Pro
Windows® 10 Home
Windows® 10 IoT Enterprise 2015 LTSB
Windows® 8.1 Enterprise Windows 8.1 Windows® 8.1 Pro
Windows® 8.1 Pro for Education Windows® 8.1
Windows® 8.1 with Bing
Windows® 7 Ultimate Windows 7 Windows® 7 Enterprise
Windows® 7 Professional Windows® 7 Home Premium Windows® 7 Starter
Windows® Embedded Standard 7
VMware® ESXiTM 6.0 VMware ESXi VMware
VMware® View 6 VMware View
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本書の表記
本文中で使用している記号や表記は、次のとおりです。 表 1.1-2 本文中の表記 記号 意味 お使いになるときの注意点を記述しています。必ずお読みくださ い。 理解を助けるための補足情報などを記述します。必要に応じてお読 みください。 [ ] 画面の各項目(ボタン、タブなど)やメニュー名を表します。■
注意事項
• 本製品の機能は完全な情報漏えい防止を保証するものではありません。当社では本製 品を使用されたこと、されなかったことによって生じるいかなる損害に関しても一切 の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。 • このマニュアルは、Windows 7 の画面例を使用して説明しています。お使いの OS や本 製品の設定によっては、表示される画面や表記などが若干異なる場合があります。ご 了承ください。 ii■
商標
• FUJITSU Software Portshutter Premium は、株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ の商標です。
• VMware および VMware の製品名は、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登 録商標です。
• その他の記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商 標です。
• その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。 Copyright 2012-2016 FUJITSU SOFTWARE TECHNOLOGIES LIMITED
目次
第1 章 Portshutter Premium(デバイス制御)の概要 ... 1 1.1 Portshutter Premium(デバイス制御)とは ... 2 1.2 Portshutter Premium(デバイス制御)の機能 ... 5 1.3 使用を制限できるデバイス ... 7 1.4 動作環境 ... 9 1.4.1 ソフトウェア説明書の表示方法 ... 10 第2 章 インストール... 11 2.1 インストール前の確認 ... 12 2.1.1 Portshutter をアンインストールする... 12 2.1.2 「システムの復元」の機能を無効にする ... 12 2.2 インストールする ... 13 2.3 アップグレードインストールする ... 17 2.4 サイレントインストール ... 20 2.4.1 サイレントインストールのオプション ... 20 第3 章 管理者用設定ツールの操作... 22 3.1 管理者用設定ツールとは ... 23 3.2 管理者用設定ツールを起動する ... 24 3.2.1 管理者用設定ツール画面 ... 24 3.3 管理者パスワードを設定する ... 28 3.4 デバイスの使用を制限する ... 30 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する... 32 3.5.1 デバイスを検出して追加する(USB) ... 35 3.5.2 情報を入力して追加する(USB) ... 38 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する ... 42 3.6.1 デバイスを検出して追加する(PC カード) ... 45 3.6.2 情報を入力して追加する(PC カード) ... 48 3.7 フロッピー/DVD/CD デバイスの読み取りだけ許可する... 51 3.8 デバイス情報をインポート/エクスポートする ... 53 3.8.1 デバイス情報をインポートする ... 53 3.8.2 デバイス情報をエクスポートする(管理者用設定ツール) ... 56 第4 章 状態表示ツールの操作... 58 4.1 状態表示ツールとは ... 59 4.2 状態表示ツールを起動する ... 60 4.2.1 スタートアップに登録する ... 61 目次 iv4.3 現在の状態を確認する ... 63 4.3.1 デバイスの状態表示 ... 63 4.4 ユーザーパスワードを設定する ... 65 4.5 ユーザーロックを設定する ... 67 4.5.1 ユーザーロックするデバイスを指定する ... 67 4.5.2 特定の USB デバイスだけロックする ... 69 4.5.3 特定の PC カードデバイスだけロックする ... 72 4.5.4 ユーザーロックを有効にする ... 74 4.6 ユーザーロックを解除する ... 76 4.7 デバイス情報を参照する ... 78 4.7.1 USB デバイスの情報を参照する ... 78 4.7.2 PC カードデバイスの情報を参照する ... 79 4.8 デバイス情報をエクスポートする(状態表示ツール) ... 81 第5 章 画面の説明... 83 5.1 管理者用設定ツール ... 84 5.1.1 管理者用設定ツール画面 ... 84 5.1.2 管理者用設定ツール画面(USB) ... 86 5.1.3 管理者用設定ツール画面(PC カード) ... 87 5.1.4 リストの編集画面(USB) ... 89 5.1.5 リストの編集画面(PC カード) ... 91 5.1.6 USB デバイス検出結果画面 ... 93 5.1.7 PC カードデバイス検出結果画面 ... 94 5.1.8 設定画面[パスワード] ... 94 5.1.9 設定画面[アンインストール] ... 95 5.1.10 設定画面[その他] ... 95 5.2 状態表示ツール ... 96 5.2.1 状態表示ツール画面 ... 96 5.2.2 状態表示ツール画面(USB) ... 97 5.2.3 状態表示ツール画面(PC カード) ... 98 5.3 共通 ... 99 5.3.1 デバイスのプロパティ画面(USB)/USB 情報直接入力画面 ... 99 5.3.2 デバイスのプロパティ画面(PC カード)/PC カード情報直接入力画面 ... 99 第6 章 設定配布ツールの操作... 101 6.1 実行ファイルを作成する ... 102 6.2 実行ファイルを実行する ... 106 第7 章 付録... 107 7.1 デバイスリストの操作 ... 108 7.2 利用者の設定を初期値に戻す ... 111 7.3 証跡ログを出力する ... 112 目次 v
7.4 アンインストールする ... 113 7.4.1 アンインストールを許可する ... 113 7.4.2 アンインストールする ... 114 7.4.3 アンインストール後のポートの設定 ... 114 7.5 困ったときには ... 116 7.6 エラーメッセージ一覧 ... 118 7.7 ログ一覧 ... 123 目次 vi
第
1 章 Portshutter Premium(デバイス制
御)の概要
ここでは、Portshutter Premium のデバイス制御機能の特長や動作環境について説明します。
1.1 Portshutter Premium(デバイス制御)と
は
Portshutter Premium(デバイス制御)は、パソコンに接続する USB メモリーやフロッピー などの各種デバイス(装置、機器)の使用を制限できるソフトウェアです。ポートを閉じ ることで、USB メモリーやフロッピーなど、各種デバイスによる情報持ち出しの危険性を 低減できます。
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こんな悩みを解決します
Portshutter Premium(デバイス制御)は、次のような悩みを解決するお手伝いをします。 • 会社の機密情報や個人情報の流出が心配 • 社員に私物のフロッピーや USB メモリーを使わせたくない • 外部からソフトウェアを持ち込ませたくない Portshutter Premium(デバイス制御)を使うと、ポートを制御することにより、次の効果が 期待できます。 • パソコン利用者による情報の持ち出しを制限できます。 • 不要なソフトウェアやデータの持ち込みを防げます。 • 万一パソコンが盗難されたり紛失した場合でも、データは簡単には外部媒体へ取り出 せません。■
Portshutter Premium(デバイス制御)の特長
Portshutter Premium(デバイス制御)の特長は次のとおりです。 • 禁止したデバイスを「存在しないもの」として扱います 本 製 品 は 、 ド ラ イ ブ ( フ ロ ッ ピ ー 、DVD/CD な ど )、 ス ロ ッ ト ( PC カ ー ド 、 ExpressCard、メモリーカードなど)、ポート(シリアル/パラレル、USB、IEEE1394、 赤外線通信など)、オーディオデバイス(ヘッドセット、オーディオ、イヤホンなど) の使用を禁止(遮断)することにより、デバイスを接続しても「存在しないもの」と して扱います。 使用を禁止したポートに接続されたデバイスは、エクスプローラーなどには表示され ず、操作できません。 • 特定のデバイスの使用許可を細かく設定できます USB 接続の機器(以降、USB デバイスと呼びます)と PC カードデバイスは、個別に 使用を許可できるため、セキュリティ運用方針に沿ったきめ細かな設定ができます。 1.1 Portshutter Premium(デバイス制御)とは 2• USB デバイスについては、メーカー名、製品名、シリアルナンバーを指定して、 特定のUSB デバイスだけ使えるようにできます。また、USB オーディオデバイス の使用許可も設定できます。
• PC カードデバイスについては、ハードウェア ID を指定して、特定の PC カードデ バイスだけ使えるようにできます。また、PCI Express を利用する ExpressCard の使 用許可も設定できます。 • セキュリティ対策 • 設定内容は暗号化されています。設定内容の改ざんを防止します。 • 管理者用設定ツールを起動するためには管理者パスワードが必要です。管理者設 定の内容を変更できるのは管理者だけです。 • 仮想環境をサポートします • VMware ESXi 仮想環境上に作成された仮想マシンでの動作をサポートします。
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設定は簡単
デバイスの使用制限は、管理者用設定ツールで簡単に設定できます。 1.1 Portshutter Premium(デバイス制御)とは 3• 各種の運用管理ソフトウェアと連携すると、大量導入/一括設定ができます。本製品の導入、 運用については、下記ホームページでご案内しています。 「http://jp.fujitsu.com/group/fst/services/portshutter-premium/」
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デバイス設定を一括設定(設定配布ツール)
設定配布ツールとは、Portshutter Premium(デバイス制御)がインストールされている複数 のパソコンに対して、デバイス設定を一括で変更できる運用ツールです。 管理者は、設定配布ツールを使用して、Portshutter Premium(デバイス制御)の設定変更を 行う「設定変更実行ファイル」(以降、実行ファイルと呼びます)を作成します。各ユーザ ーがこの実行ファイルをPortshutter Premium(デバイス制御)がインストールされているパ ソコン上で実行することによって、ユーザー自身がPortshutter Premium(デバイス制御)を 操作することなくデバイス設定が変更されます。 • 設定配布ツールは、Trial Edition では未サポートです。 1.1 Portshutter Premium(デバイス制御)とは 41.2 Portshutter Premium(デバイス制御)の
機能
Portshutter Premium のデバイス制御機能、および運用までの流れについて説明します。■
機能のご紹介
本製品には、パソコンの管理者が使う「管理者用設定ツール」と、パソコンの利用者が使 う「状態表示ツール」、デバイス設定を一括で変更できる「設定配布ツール」があります。 それぞれ次の機能があります。 管理者用設定ツールの機能(パソコンの管理者ができること) • デバイスの使用を制限する 各デバイスの使用を制限できます。またUSB デバイス、PC カードデバイスについ ては、メーカーや製品名を指定して、特定のデバイスだけ使えるようにできます。 デバイスの使用を制限するには、管理者用設定ツールで行います。管理者用設定ツ ールについては、「3.1 管理者用設定ツールとは」 (23 ページ)をご覧ください。 状態表示ツールの機能(パソコンの利用者ができること) • 使えるデバイスを確認する 各デバイスの現在の状態(使用を許可されているかどうか)を確認できます。 • 許可されたデバイスを一時的に使えなくする(ユーザーロック) 管理者によって使用を禁止されていないデバイスを、一時的に使えなくすることが できます(これを「ユーザーロック」と呼びます)。たとえば、席をはずしている 間だけ、他の人がUSB メモリーを使えないようにしたい、といった場合に便利で す。 • 管理者によって使用を禁止されているデバイスを、利用者が使えるようにすること はできません。使用禁止については、管理者の設定が常に優先されます。 状態表示ツールについては、「4.1 状態表示ツールとは」 (59 ページ)をご覧ください。 設定配布ツールの機能(パソコンの管理者ができること) • Portshutter Premium(デバイス制御)の設定を指定する Portshutter Premium(デバイス制御)のデバイス設定と、管理者用設定ツールの管 理者パスワードを指定できます。USB デバイス、PC カードデバイスについては、 Portshutter Premium(デバイス制御)と同様に、特定のデバイスだけを指定するこ ともできます。 1.2 Portshutter Premium(デバイス制御)の機能 5• Portshutter Premium(デバイス制御)の設定を変更する実行ファイルを作成する Portshutter Premium(デバイス制御)の設定変更を行う EXE 形式の実行ファイルを 作成します。
設 定 配 布 ツ ー ル で 作 成 し た 実 行 フ ァ イ ル を 各 ユ ー ザ ー が 実 行 す る こ と で 、 Portshutter Premium(デバイス制御)本体を操作することなく、パソコンの Portshutter Premium(デバイス制御)設定が自動で変更されます。 設定配布ツールについては、「第6 章 設定配布ツールの操作」 (101 ページ)をご覧くだ さい。 • 設定配布ツールは、Trial Edition では未サポートです。
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本製品の運用の流れ
本製品の運用までの流れは、次のとおりです。 本製品をインストールする →「第2 章 インストール」 (11 ページ) 管理者設定をする(使用できるデバイスの制限など) →「第3 章 管理者用設定ツールの操作」 (22 ページ) ユーザーの設定をする(ユーザーロックなど) →「第4 章 状態表示ツールの操作」 (58 ページ) 運用■
設定配布ツールの運用の流れ
設定配布ツールを利用した運用の流れは、次のとおりです。 実行ファイルを作成する(配布したい実行ファイルを設定配布ツールで作成する) →「6.1 実行ファイルを作成する」 (102 ページ) 作成した実行ファイルを配布する(ユーザーに実行ファイルを配布する) 実行ファイルを実行する(Portshutter Premium(デバイス制御)インストール環境で実行) →「6.2 実行ファイルを実行する」 (106 ページ) 運用 1.2 Portshutter Premium(デバイス制御)の機能 61.3 使用を制限できるデバイス
本製品で使用を制限できるデバイスについて説明します。 • フロッピー
読み取りだけを許可できます。 • USB 接続するデバイス
例)USB メモリー、USB ハードディスク、USB オーディオデバイスなど
USB2.0 を利用する ExpressCard、USB 接続のダイレクト・メモリースロット(内蔵メ モリーカードスロット)を含みます。 メーカーや製品名を指定して、特定のデバイスだけ使えるようにできます。また、読 み取りだけを許可する設定にもできます。 • PC カードタイプのデバイス 例)フラッシュメモリーカード、LAN カード、モデムカードなど
PCI Express を利用する ExpressCard、PCI 接続のダイレクト・メモリースロット(内蔵 メモリーカードスロット)を含みます。 メーカーや製品名を指定して、特定のデバイスだけ使えるようにできます。 • シリアル/パラレルポートに接続するデバイス 例)プリンター、スキャナーなど • IEEE1394(FireWire / i.Link)で接続するデバイス 例)デジタルビデオカメラなど • DVD、CD 本製品がサポートしているライティングソフトをお使いの場合、DVD/CD デバイスの 読み取りだけを許可できます。本製品でサポートしているライティングソフトは、「ソ フトウェア説明書(Readme.txt)」をご覧ください。表示方法については、「1.4.1 ソフト ウェア説明書の表示方法」 (10 ページ)をご覧ください。 なお、状態表示ツールをスタートアップ起動にしている場合にDVD/CD を読み取りだ け許可にすると、パソコン起動後に以下のメッセージが表示されます。 • 赤外線通信
• パスワード付き USB デバイスを接続した状態まま、USB の設定を変更した場合は、USB デバ イスをいったん取りはずし、再度接続してください。
• ExpressCard には、USB2.0 と PCI Express の 2 つのインターフェース種別があります。 • USB2.0 インターフェース
USB2.0 を利用する ExpressCard は、本製品では「USB ポート」として扱われます。USB2.0 を利用するExpressCard の設定は、USB の設定で行ってください。
• PCI Express インターフェース
PCI Express を利用する ExpressCard は、本製品では「PC カード」として扱われます。PCI Express を利用する ExpressCard の設定は、PC カードの設定で行ってください。 • ダイレクト・メモリースロット(内蔵メモリーカードスロット)は、お使いのパソコンによ って、「PC カード」として扱われる場合、「USB デバイス」として扱われる場合、それ以外の デバイス(例:SCSI 接続のデバイス)として扱われる場合があります。 • PC カードのデバイスを遮断してもダイレクト・メモリースロットが遮断されない場合、 USB デバイスを遮断することでダイレクト・メモリースロットを遮断できることがありま す。 • ダイレクト・メモリースロットが「PC カード」/「USB デバイス」以外のデバイスとして 扱われる場合は、本製品で使用を制限することはできません。 1.3 使用を制限できるデバイス 8
1.4 動作環境
本製品の動作環境について説明します。■
OS
本製品は以下のOS で動作します。 • Windows® 10 Enterprise • Windows® 10 Education • Windows® 10 Pro • Windows® 10 Home• Windows® 10 IoT Enterprise 2015 LTSB(FUTRO シリーズのみ) • Windows® 8.1 Enterprise
• Windows® 8.1 Pro
• Windows® 8.1 Pro for Education • Windows® 8.1
• Windows® 8.1 with Bing • Windows® 7 Ultimate • Windows® 7 Enterprise • Windows® 7 Professional • Windows® 7 Home Premium • Windows® 7 Starter(32bit のみ)
• Windows® Embedded Standard 7(FUTRO シリーズのみ)
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仮想環境
仮想環境:VMware® ESXiTM 6 クライアント側環境:VMware® View 6■
OS アップグレード、同一 OS でのエディションのアップグレードについて
本製品は、OS アップグレード、同一 OS でのエディションのアップグレードには対応して いません。 • OS のアップグレード例 Windows 8.1 から Windows 10 へのアップグレード 1.4 動作環境 9• エディションのアップグレード例
Windows 8.1 から Windows 8.1 Pro へのアップグレード
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作業中にユーザーアカウント制御画面が表示された場合
内容を確認し、[はい]または[続行]をクリックしてください。1.4.1 ソフトウェア説明書の表示方法
ソフトウェア説明書(Readme.txt)には、本製品でサポートしているライティングソフトが 記載されています。 表示方法は以下のとおりです。 Windows 10 の場合Windows の[スタート]→[すべてのアプリ]→[Portshutter Premium(デバイス制御)] →[ソフトウェア説明書]の順にクリックします。
Windows 8.1 の場合
スタート画面の左下にある下向き矢印(↓)をクリックします。表示された一覧から [Portshutter Premium(デバイス制御)]の[ソフトウェア説明書]をクリックします。
Windows 7 の場合
Windows の[スタート]→[すべてのプログラム]→[Portshutter Premium(デバイス 制御)]→[ソフトウェア説明書]の順にクリックします。
第
2 章 インストール
本製品のインストール方法について説明します。 本製品のインストール方法には、通常のインストールと、コマンドを入力して行うサイレ ントインストールがあります。また、本製品の旧バージョンをお使いの方は、アップグレ ードインストールを行うことで、旧バージョンでの設定を引き継ぐことができます (Original Edition のみ)。 第2 章 インストール 112.1 インストール前の確認
本製品をインストールする前の確認事項について説明します。2.1.1 Portshutter をアンインストールする
パソコンにPortshutter V3 rel.3 以前の製品がインストールされている状態でインストール を行うと、インストールに失敗します。あらかじめ、Portshutter をアンインストールしてく ださい。2.1.2 「システムの復元」の機能を無効にする
本製品をインストールする場合、インストール前に「システムの復元」の機能を無効にし てください。無効にしない場合、システムの復元により本製品が不正にアンインストール される場合があります。 システムの復元の設定は、以下の手順で変更できます。 1. コントロールパネルを起動します。 • Windows 10 の場合 Windows の[スタート]→「すべてのアプリ」→「Windows システムツール」→ 「コントロールパネル」の順にクリックします。 • Windows 8.1 の場合 スタート画面の左下にある下向き矢印(↓)をクリックします。表示された一覧か ら「コントロールパネル」をクリックします。 • Windows 7 の場合 Windows の[スタート]→[コントロールパネル]の順にクリックします。 2.[システムとセキュリティ] →[システム]の順にクリックします。 3.[システム]ウィンドウの左側にある[システムの保護]をクリックします。 4.[システムの保護]タブをクリックし、本製品をインストールするドライブを選択して [構成]をクリックします。 5. システム保護対象画面で、[システムの保護を無効にする]を選択して、[OK]をクリ ックします。 6. 確認画面で[はい]をクリックします。 本製品をインストールした後は、必要に応じてシステムの復元の設定を元に戻してくださ い。 • インストール中に USB デバイスが OS に再認識され、メッセージが表示されることがありま す。問題はありませんのでそのままインストールを続行してください。 2.1 インストール前の確認 122.2 インストールする
本製品のインストール手順を説明します。 1. パソコンに、管理者権限ユーザーでログオンします。 2. 本製品の CD をセットし、以下のファイルを実行します。 CD-ROM ドライブ:¥PortshutterPremiumDevice¥Setup.exe インストーラーが起動します。 ユーザーアカウント制御画面が表示された場合は、[はい]または[続行]をクリック してください。 3.[次へ]をクリックします。 4. 表示された内容をお読みになり、[使用許諾契約の条項に同意します]を選択して[次 へ]をクリックします。 この画面は、Original Edition では表示されません。 2.2 インストールする 135.[ユーザー名]と[所属]を入力し、[次へ]をクリックします。
6. セットアップ タイプを選択し、[次へ]をクリックします。
• [標準インストール]を選択した場合は、手順 8 へ進んでください。 • [カスタムインストール]を選択した場合は、手順 7 へ進んでください。 7. カスタム セットアップ画面で次の項目を指定し、[次へ]をクリックします。 • 状態表示ツールをスタートアップに登録 チェックを付けると、状態表示ツールがスタートアップに登録され、パソコン起動 時にタスクトレイに常駐するようになります(スタートアップ起動)。 チェックをはずすと、状態表示ツールがスタートアップ起動しない設定でインスト ールされます。その場合、DVD/CD を読み取りだけ許可にしても、以下のメッセ ージは表示されません。 状態表示ツールをスタートアップ起動する/しないの設定は、インストール後に変 更することもできます。 →「4.2.1 スタートアップに登録する」 (61 ページ) • Portshutter Premium(デバイス制御)のインストール先 インストール先を変更したいときは、[変更]をクリックしてインストール先フォ ルダーを指定します。 • Portshutter Premium(ネットワーク制御)がインストールされたフォルダーにはイン ストールできません。 8.[インストール]をクリックします。 2.2 インストールする 15
インストールが開始されます。
9.[完了]をクリックし、インストールを終了します。
10. インストールが終了したら、画面の表示に従ってパソコンを再起動します。
2.3 アップグレードインストールする
本製品の旧バージョンがインストールされているパソコンに新バージョンをインストール すると、旧バージョンでの設定が自動的に引き継がれます(アップグレードインストール)。 アップグレード対象バージョンは次のとおりです。
表 2.3-1 OS ごとのアップグレード対象バージョン
アップグレード対象バージョン Windows 7 Windows 8.1 Windows 10 Portshutter Premium V1 L12 Bundle Edition ○ ○ ○
Portshutter Premium V1 L12 Original Edition ○ ○ ○ Portshutter Premium V1 L11 Bundle Edition ○ ○ - Portshutter Premium V1 L11 Original Edition ○ ○ - Portshutter Premium V1 L10 Bundle Edition ○ - - Portshutter Premium V1 L10 Original Edition ○ - -
○:アップグレードインストール可、-:アップグレードインストール不可
• Portshutter Premium V2 L10 の Bundle Edition の場合は、アップグレードインストールは未サポ ートです。お使いの製品のバージョンやエディションを確認するには、管理者用設定ツール 画面で、[ヘルプ]メニュー→[バージョン情報]をクリックしてください。 • サイレントインストールでもアップグレードインストールが行えます。 →「2.4 サイレントインストール」 (20 ページ) • 旧バージョンの管理者パスワードは、そのまま新バージョンの管理者パスワードとして引き 継がれます。 1. パソコンに、管理者権限ユーザーでログオンします。 2. 本製品の CD をセットし、以下のファイルを実行します。 CD-ROM ドライブ:¥PortshutterPremiumDevice¥Setup.exe インストーラーが起動します。 3.[はい]をクリックします。 2.3 アップグレードインストールする 17
• [いいえ]をクリックすると、インストールが中断され、インストーラーが終了します。 4.[次へ]をクリックします。 5. 表示された内容をお読みになり、[使用許諾契約の条項に同意します]を選択して[次 へ]をクリックします。 この画面は、Original Edition では表示されません。 6.[インストール]をクリックします。 2.3 アップグレードインストールする 18
インストールが開始されます。
7.[完了]をクリックし、インストールを終了します。
8. インストールが終了したら、画面の表示に従ってパソコンを再起動します。
2.4 サイレントインストール
多くのパソコンに同じ設定を選択してインストールする場合など、サイレントインストー ル機能を使うと、インストーラー上で設定を変更する手間が省けます。 ここでは、サイレントインストール機能の利用方法について説明します。 • Portshutter Premium(ネットワーク制御)がインストールされたフォルダーにはインストール できません。Portshutter Premium(ネットワーク制御)がインストールされたフォルダーを指 定した場合は、インストールが行われず、そのまま終了します。 • パソコンに Portshutter V3 rel.3 以前の製品がインストールされている状態でサイレントインス トールを行うと、インストールに失敗します。あらかじめ、Portshutter をアンインストールし てください。• Portshutter Premium V2 L10 の Bundle Edition の場合は、アップグレードインストールは未サポ ートです。お使いの製品のバージョンやエディションを確認するには、管理者用設定ツール 画面で、[ヘルプ]メニュー→[バージョン情報]をクリックしてください。 1. 本製品の CD をセットし、「CD-ROM ドライブ:¥PortshutterPremiumDevice」フォルダ ーを、フォルダーごとローカルハードディスクの任意の場所にコピーします。 2.「¥PortshutterPremiumDevice¥Setup.exe」のショートカットを作成します。 3. ショートカットのプロパティを開き、「リンク先」に次のフォーマットでコマンドを記 述し、実行します。 "~実際のフォルダー~¥Setup.exe" /s /v"/qn [オプション]" 「/v」と「"/qn」の間に空白を入れないでください。オプションについては「2.4.1 サイ レントインストールのオプション」 (20 ページ)をご覧ください。 例:インストール先が「c:¥Portshutter Premium(Device)」の場合 "...¥Setup.exe" /s /v"/qn INSTALLDIR=c:¥PortshutterPremium(Device)" 4. インストールが終了したら、手動でパソコンを再起動します。
2.4.1 サイレントインストールのオプション
コマンドの[オプション]は、インストール時に指定したい内容に応じて、次のように指 定します。 • アップグレードインストールを行う場合、コマンドオプションを指定する必要はありません。 自動的に旧バージョンのインストール先フォルダーにインストールされます。 2.4 サイレントインストール 20インストール先を指定したい場合 INSTALLDIR=インストール先フォルダー名 省略可能です。フォルダー名に空白を入れないでください。 このオプションを省略すると、以下のフォルダーにインストールされます。 • 32bit OS の場合 C:¥Program Files¥PortshutterPremium(Device) • 64bit OS の場合 C:¥Program Files(x86)¥PortshutterPremium(Device) 本製品のユーザー情報として登録する「ユーザー名」を指定したい場合 USERNAME=ユーザー名 省略可能です。姓名の間に空白を入れないでください。 本製品のユーザー情報として登録する「所属」を変更したい場合 COMPANYNAME=所属名 省略可能です。単語区切りなどに空白を入れることはできません。 2.4 サイレントインストール 21
第
3 章 管理者用設定ツールの操作
本製品の管理者用設定ツールの操作方法について説明します。
3.1 管理者用設定ツールとは
管理者用設定ツールの操作について説明します。■
デバイスの使用を制限する
フロッピー、DVD、赤外線通信などのデバイスごとに、使用を制限できます。 →「3.4 デバイスの使用を制限する」 (30 ページ)■
特定の
USB デバイスだけ使えるようにする
USB デバイスの使用を禁止したうえで、USB オーディオデバイスや指定した USB デバイ スだけは使えるように設定できます。また、読み取りだけを許可する設定にもできます。 →「3.5 特定の USB デバイスだけ許可する」 (32 ページ)
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特定の
PC カードデバイスだけ使えるようにする
PC カードデバイスの使用を禁止したうえで、PCI Express を利用する ExpressCard や、指定 したPC カードデバイスだけは使えるように設定できます。 →「3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する」 (42 ページ)
■
フロッピーデバイス、DVD/CD デバイスの読み取りだけ許可する
フロッピーデバイス、DVD/CD デバイスは、デバイスの使用を禁止したうえで、読み取り だけを許可できます。 →「3.7 フロッピー/DVD/CD デバイスの読み取りだけ許可する」 (51 ページ)■
USB や PC カードデバイスの情報(プロパティ)をインポートまたはエクスポ
ートする
USB デバイスおよび PC カードデバイスの情報(ベンダー名、プロダクト名、シリアルナ ンバー、ハードウェアID など)をインポート/エクスポートできます。 インポートすることにより、デバイス情報を容易に登録できます。また、エクスポートす ることにより、管理者用設定ツールのデバイスリストにインポートするためのファイルを 作成できます。 →「3.8 デバイス情報をインポート/エクスポートする」 (53 ページ) 3.1 管理者用設定ツールとは 233.2 管理者用設定ツールを起動する
管理者用設定ツールの起動方法について説明します。 1. 以下の手順で管理者用設定ツールを起動します。
パスワードの入力画面が表示されます。 • Windows 10 の場合
Windows の[スタート]→[すべてのアプリ]→[Portshutter Premium(デバイス 制御)]→[管理者用設定ツール]の順にクリックします。 • Windows 8.1 の場合 スタート画面の左下にある下向き矢印(↓)をクリックします。表示された一覧か ら[Portshutter Premium(デバイス制御)]の[管理者用設定ツール]をクリックし ます。 • Windows 7 の場合
Windows の[スタート]→[すべてのプログラム]→[Portshutter Premium(デバ イス制御)]→[管理者用設定ツール]の順にクリックします。 2. 現在の管理者パスワードを入力し、[OK]をクリックします。 管理者パスワードを設定していない場合は、何も入力しないで[OK]をクリックして ください。 管理者用設定ツールが起動します。 • セキュリティ上、管理者パスワードを設定して運用することを推奨します。管理者用設定ツ ールを初めて起動した場合は、続けて管理者パスワードを設定してください。 →「3.3 管理者パスワードを設定する」 (28 ページ) • 管理者パスワードを忘れた場合は、設定変更、アンインストールが行えなくなります(復旧 するにはOS のリカバリが必要です)。
3.2.1 管理者用設定ツール画面
管理者用設定ツール画面の各項目について説明します。 3.2 管理者用設定ツールを起動する 24■
各項目の説明
表 3.2-1 管理者用設定ツール画面の項目 項目名 説明 [オプション]メニュー [オプション]→[設定]の順にクリックすると、オプション設定画面が表示 されます。次の項目を設定できます。 • [パスワード] 管理者パスワードを設定します。 →「3.3 管理者パスワードを設定する」 (28 ページ) • [アンインストール] 本製品をアンインストール可能な状態に設定します。 →「7.4 アンインストールする」 (113 ページ) • [その他] 利用者情報をリセットします。また、証跡ログの出力を設定します。 →「7.2 利用者の設定を初期値に戻す」 (111 ページ) →「7.3 証跡ログを出力する」 (112 ページ) [ヘルプ]メニュー 本製品のヘルプおよびバージョン情報が表示されます。 デバイスタブ 画面左部に表示されます。クリックすると、選択したデバイスが設定対象に なります。 デバイスタブには、各デバイスの状態がアイコンで表示されます。 [デバイスを遮断する] チェックボックス チェックを付けると、デバイスが使用できなくなります。同時に、デバイス タブのアイコンが (使用禁止)マーク付きのものに変わります。 詳細エリア 次のタブを選択した場合、詳細設定ができます。 • [フロッピー]タブ • [DVD/CD]タブ 3.2 管理者用設定ツールを起動する 25項目名 説明 • [USB]タブ • [PC カード]タブ [フロッピー]タブ、[DVD/CD]タブは、デバイスを遮断したうえで、読み 取りだけを許可できます。 [USB]タブ、[PC カード]タブは、USB デバイス、PC カードデバイスの使 用を個別に制限できます。 →「3.5 特定の USB デバイスだけ許可する」 (32 ページ) →「3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する」 (42 ページ) [読み取りを許可する] チェックボックス [フロッピー]タブ、[DVD/CD]タブを選択した場合、チェックを付けると、 [デバイスを遮断する]にチェックが付いていても、デバイスの読み取りがで きるようになります。同時に、デバイスタブのアイコンが (読み取り許 可)マーク付きのものに変わります。 [OK] クリックすると、設定内容が反映され、管理者用設定ツールが終了します。
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デバイスの説明
表 3.2-2 デバイス一覧 アイコン 説明 (フロッピー) フロッピーの使用について設定します。外付けのフロッピーデバイスも対象 になります。(USB) USB 接続するデバイスの使用について設定します。例)USB メモリー、USB ハードディスク、USB オーディオデバイスなど USB2.0 を利用する ExpressCard、USB 接続のダイレクト・メモリースロット (内蔵メモリーカードスロット)も対象になります。
(PC カード) PC カードタイプのデバイスの使用について設定します。例)フラッシュメモリーカード、LAN カード、モデムカードなど
PCI Express を利用する ExpressCard、PCI 接続のダイレクト・メモリースロッ ト(内蔵メモリーカードスロット)も対象になります。一部のパソコンでは、 PC カードのデバイスを遮断してもダイレクト・メモリースロットが遮断され ない場合があります。その場合、USB デバイスを遮断することでダイレク ト・メモリースロットを遮断できることがあります。 (ポート) シリアル/パラレルポートに接続するデバイスの使用について設定します。 例)プリンター、スキャナーなど (IEEE1394) IEEE1394(FireWire/i.Link)で接続するデバイスの使用について設定します。例)デジタルビデオカメラなど (DVD/CD) DVD/CD の使用について設定します。外付けの DVD/CD デバイスも対象になります。 (赤外線通信) 赤外線通信の使用について設定します。
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デバイスの状態表示
本製品の設定によって各デバイスのアイコン表示が変わります。 3.2 管理者用設定ツールを起動する 26表 3.2-3 デバイスの状態表示例 デバイス アイコン表示 許可 使用禁止 一部許可 読み取り許可 PC カードの場合 なし DVD/CD の場合 なし • デバイスの使用が禁止されている([デバイスを遮断する]にチェックが付いている) 状態のとき、デバイスのアイコンに (使用禁止)マークが付きます。 • USB デバイス、PC カードデバイスが次の状態のとき、デバイスのアイコンに (一 部許可)マークが付きます。 • 特定の USB デバイスが使用または読み取りできる • 特定の PC カードデバイスが使用できる • フロッピーデバイス、DVD/CD デバイスの読み取りだけできる状態のとき、デバイス のアイコンに (読み取り許可)マークが付きます。 3.2 管理者用設定ツールを起動する 27
3.3 管理者パスワードを設定する
管理者用設定ツールの起動時に入力するパスワードを「管理者パスワード」といいます。 管理者パスワードの初期値は、「何も入力されていない状態(空文字)」です。セキュリテ ィ上、管理者パスワードを設定して運用することを推奨します。 管理者用設定ツールの管理者パスワードは、次の手順で設定します。 1. 管理者用設定ツールを起動します。 →「3.2 管理者用設定ツールを起動する」 (24 ページ) 2. 管理者用設定ツール画面で、[オプション]メニュー→[設定]をクリックします。 設定画面が表示されます。 3. 次のように各項目を設定します。 a.[パスワードを変更する]にチェックを付けます。 b.[現在のパスワード]に、現在の管理者パスワードを入力します。 管理者パスワードを初めて設定する場合は、空欄のままにしてください。 c.[新しいパスワード]と[パスワード確認入力]に、設定する管理者パスワードを 入力します。 • パスワードは半角英数字および半角記号で、32 文字以内で入力してください。 • 大文字/小文字は区別されます。 4.[OK]をクリックします。 確認のメッセージが表示されます。 3.3 管理者パスワードを設定する 285.[OK]をクリックします。
新しい管理者パスワードが設定されます。
3.4 デバイスの使用を制限する
管理者用設定ツールでは、パソコンで使用できるデバイスを制限できます。 • USB デバイス、PC カードデバイスは、デバイスの使用を禁止したうえで、特定のデバイスだ けを使えるようにすることもできます。また、USB デバイスは、特定のデバイスの読み取り だけを許可することもできます。 →「3.5 特定の USB デバイスだけ許可する」 (32 ページ) →「3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する」 (42 ページ) • フロッピーデバイス、DVD/CD デバイスは、デバイスの使用を禁止したうえで、読み取りだ けを許可できます。 →「3.7 フロッピー/DVD/CD デバイスの読み取りだけ許可する」 (51 ページ) 制限するデバイスは、次の手順で設定します。 1. 管理者用設定ツールを起動します。 →「3.2 管理者用設定ツールを起動する」 (24 ページ) 2. 管理者用設定ツール画面で、設定するデバイスを選択します。 3.[デバイスを遮断する]にチェックを付けます。 デバイスタブのアイコンの形が変わります。 3.4 デバイスの使用を制限する 30• USB デバイス、PC カードデバイスは、[デバイスを遮断する]にチェックを付けても、 詳細エリアで許可されているデバイスは使えます。すべてのUSB デバイス、PC カードデ バイスを使えなくするには、詳細エリアの設定を変えます。 →「3.5 特定の USB デバイスだけ許可する」 (32 ページ) →「3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する」 (42 ページ) • フロッピーデバイス、DVD/CD デバイスは、[デバイスを遮断する]にチェックを付けて も、詳細エリアで許可すると、読み取りができます。 →「3.7 フロッピー/DVD/CD デバイスの読み取りだけ許可する」 (51 ページ) 4.[OK]をクリックします。 設定内容が反映され、管理者用設定ツールが終了します。 • 「設定を変更しました。設定を反映させるには再起動が必要です。今すぐ再起動します か?」というメッセージが表示された場合は、メッセージに従い再起動を行ってくださ い。再起動後、設定内容が反映されます。 3.4 デバイスの使用を制限する 31
3.5 特定の USB デバイスだけ許可する
USB デバイスの使用を禁止したうえで、特定の USB デバイスだけ使えるように設定できま す。 1. 管理者用設定ツールを起動します。 →「3.2 管理者用設定ツールを起動する」 (24 ページ) 2. 管理者用設定ツール画面で、[USB]を選択します。 3.[デバイスを遮断する]にチェックを付けます。 デバイスタブのアイコンの形が変わります。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 324. 必要に応じて、[オーディオ用デバイス(ヘッドセット/マイク/イヤホン等)を許可す る]にチェックを付けます。 チェックを付けると、USB オーディオデバイスが使えるようになります。 5.[利用可能な USB デバイス]の下に表示されるデバイスリストを確認します。 [デバイスを遮断する]にチェックを付けても、利用可能なデバイスリストに表示され ているデバイスは使えます。 →「7.1 デバイスリストの操作」 (108 ページ) 6. 許可したい USB デバイスが利用可能なデバイスリストに表示されていない場合など は、利用可能なデバイスリストを編集します。 a.[リストの編集]をクリックします。 リストの編集画面が表示されます。 b. 各デバイスの[状態]をクリックし、表示された[▼]をクリックして、デバイス の状態を選択します。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 33
表 3.5-1 USB デバイスの状態設定 状態 説明 遮断する USB デバイスの使用を許可しません。 読み取りを許可する USB デバイスの読み取りだけを許可します。 許可する USB デバイスの使用を許可します。 複数のデバイス情報を選択し、右クリックして表示されるメニューから[遮断す る]/[読み取りを許可する]/[許可する]を選択することもできます。 使用を許可したいUSB デバイスがリストの編集画面に表示されていない場合は、 USB デバイスを新たに追加します。USB デバイスをリストに追加する方法は、次 の2 通りあります。 →「3.5.1 デバイスを検出して追加する(USB)」 (35 ページ) →「3.5.2 情報を入力して追加する(USB)」 (38 ページ) c.[OK]をクリックします。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 34
リストの編集画面が閉じ、編集内容が利用可能なデバイスリストに反映されます。 読み取りだけ許可したデバイスには、 (読み取り)マークが表示されています。 7.[OK]をクリックします。 設定内容が反映され、管理者用設定ツールが終了します。 • 「設定を変更しました。設定を反映させるには再起動が必要です。今すぐ再起動しますか?」 というメッセージが表示された場合は、メッセージに従い再起動を行ってください。再起動 後、設定内容が反映されます。 • ヒューマンインターフェースデバイス(マウス、キーボードなど)は標準で利用可能です。 ヒューマンインターフェースデバイスは使用を制限できません。 • 読み取りだけ許可できるデバイスは、USB メモリ、USB ハードディスクなどのストレージデ バイスです。ただし、ストレージデバイスでも、新たにCD などからドライバーのインストー ルが必要なデバイスは、「読み取りを許可する」を設定できない場合があります。 • 複合デバイス(カードリーダー付きプリンターのような複合機)は、読み取りだけ許可でき るデバイスの対象外です。なお、USB 接続の DVD/CD デバイスを読み取りだけ許可するに は、[DVD/CD]タブで設定します。
• USB の設定を変更後、接続中の USB デバイスが動作しなくなった場合は、USB デバイスをい ったん取りはずし、再度接続してください。
3.5.1 デバイスを検出して追加する(USB)
パソコンに接続したUSB デバイスを自動検出して、許可したい USB デバイスをデバイス リストに追加できます。 • 操作を始める前に、追加したい USB デバイスがパソコンに接続されていることを確認してく ださい。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 35• 管理者用設定ツール画面(USB)の[利用可能な USB デバイス]には、最大 128 件のデバイ ス情報を登録できます。 • リストの編集画面の[登録デバイス]には、最大 1128 件のデバイス情報を登録できます。 1. 管理者用設定ツール画面(USB)で、[デバイスを遮断する]にチェックが付いている ことを確認します。 2.[リストの編集]をクリックします。 リストの編集画面が表示されます。 3. リストの編集画面で[追加]をクリックし、[デバイス検出]を選択します。 USB デバイス検出結果画面に、検出された USB デバイスの情報が表示されます。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 36
• USB デバイスを新たにパソコンに接続したときなどは、USB デバイス検出結果画面で[更 新]をクリックすると、デバイスが再検出されて表示されます。 4. USB デバイス検出結果画面で、次のように各項目を設定します。 a. 追加したい USB デバイスにチェックを付けます。 →「7.1 デバイスリストの操作」 (108 ページ) b. 必要に応じて、[シリアルナンバーを無視する]にチェックを付けます。 チェックを付けると、シリアルナンバー以外のデバイス情報(ベンダー名、プロダ クト名など)だけが追加されます。シリアルナンバー以外のデバイス情報が一致す るUSB デバイスをすべて許可する、といった設定を行うときに便利です。追加す るデバイス情報にシリアルナンバーも含めたい場合は、チェックをはずしてくださ い。 c.[OK]をクリックします。 USB デバイス検出結果画面が閉じ、リストの編集画面に戻ります。選択した USB デバイスの情報が、USB デバイスリストに追加されます。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 37
5. 各デバイスの[状態]をクリックし、表示された[▼]をクリックして、デバイスの 状態を選択します。 表 3.5-2 USB デバイスの状態設定 状態 説明 遮断する USB デバイスの使用を許可しません。 読み取りを許可する USB デバイスの読み取りだけを許可します。 許可する USB デバイスの使用を許可します。 →「7.1 デバイスリストの操作」 (108 ページ) 管理者用設定ツール画面(USB)の利用可能なデバイスリストに、USB デバイスが追 加されます。 6.[OK]をクリックします。
3.5.2 情報を入力して追加する(USB)
USB デバイスの情報(プロダクト名など)を手入力して、許可したい USB デバイスをデバ イスリストに追加できます。 • USB デバイスの情報をインポートして、許可したい USB デバイスをリストに追加することも できます。 →「3.8 デバイス情報をインポート/エクスポートする」 (53 ページ) • 管理者用設定ツール画面(USB)の[利用可能な USB デバイス]には、最大 128 件のデバイ ス情報を登録できます。 • リストの編集画面の[登録デバイス]には、最大 1128 件のデバイス情報を登録できます。 次の手順で操作します。 1. 管理者用設定ツール画面(USB)で、[デバイスを遮断する]にチェックが付いている ことを確認します。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 382.[リストの編集]をクリックします。 リストの編集画面が表示されます。 3. リストの編集画面で[追加]をクリックし、[直接入力]を選択します。 USB 情報直接入力画面が表示されます。 4. USB 情報直接入力画面で、各項目を設定します。 a. 追加したい USB デバイスの情報を入力します。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 39
デバイス情報は、次のように入力してください。必須項目以外は、省略してもかま いません。 表 3.5-3 USB 情報の入力項目 項目 入力フォーマット 必須 ベンダー名 文字種:全角/半角の任意の文字 文字数:半角文字に換算して127 文字以内 ベンダーID 文字種:半角英数字(0~9、a-f、A-F) 文字数:4 文字(16 進数 0x****の「****」の部分を 入力します。「FFFF」を指定した場合、すべての USB デバイスが対象となります。) ○ プロダクト名 文字種:全角/半角の任意の文字 文字数:半角文字に換算して127 文字以内 プロダクトID 文字種:半角英数字(0~9、a-f、A-F) 文字数:4 文字(16 進数 0x****の「****」の部分を 入力します。ベンダーID に「FFFF」を指定した場 合、「0000」を入力してください。) ○ シリアルナンバー 文字種:半角英数字 文字数:127 文字以内 コメント 文字種:全角/半角の任意の文字 文字数:半角文字に換算して32 文字以内 b.[OK]をクリックします。 USB 情報直接入力画面が閉じ、リストの編集画面に戻ります。 入力したUSB デバイスの情報が、USB デバイスリストに追加されます。 5. 複数の USB デバイスを追加したい場合は、手順 3~4 を繰り返します。 6. 各デバイスの[状態]をクリックし、表示された[▼]をクリックして、デバイスの 状態を選択します。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 40
表 3.5-4 USB デバイスの状態設定 状態 説明 遮断する USB デバイスの使用を許可しません。 読み取りを許可する USB デバイスの読み取りだけを許可します。 許可する USB デバイスの使用を許可します。 →「7.1 デバイスリストの操作」 (108 ページ) 管理者用設定ツール画面(USB)の利用可能なデバイスリストに、USB デバイスが追 加されます。 7.[OK]をクリックします。 3.5 特定の USB デバイスだけ許可する 41
3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する
PC カードデバイスの使用を禁止したうえで、特定の PC カードデバイスだけ使えるように 設定できます。 1. 管理者用設定ツールを起動します。 →「3.2 管理者用設定ツールを起動する」 (24 ページ) 2. 管理者用設定ツール画面で、[PC カード]を選択します。 3.[デバイスを遮断する]にチェックを付けます。 デバイスタブのアイコンの形が変わります。 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 424. 必要に応じて、[PCI ExpressCard デバイスを許可する。]にチェックを付けます。 チェックを付けると、PCI Express を利用する ExpressCard が使えるようになります。
5.[利用可能な PC カードデバイス]の下に表示されるデバイスリストを確認します。 [デバイスを遮断する]にチェックを付けても、利用可能なデバイスリストに表示され ているデバイスは使えます。 →「7.1 デバイスリストの操作」 (108 ページ) 6. 許可したい PC カードデバイスが利用可能なデバイスリストに表示されていない場合 などは、利用可能なデバイスリストを編集します。 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 43
a.[リストの編集]をクリックします。 リストの編集画面が表示されます。 b. 使用を許可するデバイスにチェックを付け、許可しないデバイスのチェックをはず します。 使用を許可したいPC カードデバイスがリストの編集画面に表示されていない場 合は、PC カードデバイスを新たに追加します。PC カードデバイスをリストに追加 する方法は、次の2 通りあります。 →「3.6.1 デバイスを検出して追加する(PC カード)」 (45 ページ) →「3.6.2 情報を入力して追加する(PC カード)」 (48 ページ) c.[OK]をクリックします。 リストの編集画面が閉じ、編集内容が利用可能なデバイスリストに反映されます。 7.[OK]をクリックします。 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 44
設定内容が反映され、管理者用設定ツールが終了します。 • 「設定を変更しました。設定を反映させるには再起動が必要です。今すぐ再起動しますか?」 というメッセージが表示された場合は、メッセージに従い再起動を行ってください。再起動 後、設定内容が反映されます。 • PCI 接続のダイレクト・メモリースロット(内蔵メモリーカードスロット)も PC カードタイ プのデバイスとして使用制限の対象となります。一部のパソコンでは、PC カードのデバイス を遮断してもダイレクト・メモリースロットが遮断されない場合があります。その場合、USB デバイスを遮断することでダイレクト・メモリースロットを遮断できることがあります。
3.6.1 デバイスを検出して追加する(PC カード)
パソコンに接続したPC カードデバイスを自動的に検出して、許可したい PC カードデバイ スをデバイスリストに追加できます。 • 操作を始める前に、追加したい PC カードデバイスがパソコンに接続されていることを確認し てください。 • PC カードデバイスの中には、自動検出できないものもあります。この場合、次のような手順 で設定してください。 1. 管理者用設定ツールで PC カードデバイスの[デバイスを遮断する]のチェックをはずし、 [適用]をクリックして、いったんPC カードデバイスの遮断を解除します。 2. Windows のデバイスマネージャーを起動し、[PCMCIA アダプター]→["デバイス名"] →[プロパティ]→[詳細]→[ハードウェアID]の順にクリックします。 デバイスマネージャーは、本製品の状態表示ツールのメニューからも起動できます。 →「4.2 状態表示ツールを起動する」 (60 ページ) 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 453.「3.6.2 情報を入力して追加する(PC カード)」 (48 ページ)の手順に従ってPC カード情 報直接入力画面を表示し、手順2 で表示されたいずれかのハードウェア ID を[ハードウ ェアID]に入力します。 • 管理者用設定ツール画面(PC カード)の[利用可能な PC カードデバイス]には、最大 128 件のデバイス情報を登録できます。 • リストの編集画面の[登録デバイス]には、最大 1128 件のデバイス情報を登録できます。 1. 管理者用設定ツール画面(PC カード)で、[デバイスを遮断する]にチェックが付い ていることを確認します。 2.[リストの編集]をクリックします。 リストの編集画面が表示されます。 3. リストの編集画面で[追加]をクリックし、[デバイス検出]を選択します。 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 46
PC カードデバイス検出結果画面に、検出された PC カードデバイスの情報が表示され ます。 • PC カードデバイスを新たにパソコンに接続したときなどは、PC カードデバイス検出結果 画面で[更新]をクリックすると、デバイスが再検出されて表示されます。 4. PC カードデバイス検出結果画面で、追加したい PC カードデバイスにチェックを付 け、[OK]をクリックします。 →「7.1 デバイスリストの操作」 (108 ページ) PC カードデバイス検出結果画面が閉じ、リストの編集画面に戻ります。 選択したPC カードデバイスの情報が、PC カードデバイスリストに追加されます。 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 47
5. リストの編集画面で、使用を許可する PC カードデバイスにチェックを付け、[OK]を クリックします。 →「7.1 デバイスリストの操作」 (108 ページ) 管理者用設定ツール画面(PC カード)の利用可能なデバイスリストに、PC カードデ バイスが追加されます。
3.6.2 情報を入力して追加する(PC カード)
PC カードデバイスの情報(ハードウェア ID)を手入力して、許可したい PC カードデバイ スをデバイスリストに追加できます。 • PC カードデバイスの情報をインポートして、許可したい PC カードデバイスをリストに追加 することもできます。 →「3.8 デバイス情報をインポート/エクスポートする」 (53 ページ) • 管理者用設定ツール画面(PC カード)の[利用可能な PC カードデバイス]には、最大 128 件のデバイス情報を登録できます。 • リストの編集画面の[登録デバイス]には、最大 1128 件のデバイス情報を登録できます。 次の手順で操作します。 1. 管理者用設定ツール画面(PC カード)で、[デバイスを遮断する]にチェックが付い ていることを確認します。 2.[リストの編集]をクリックします。 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 48リストの編集画面が表示されます。 3. リストの編集画面で[追加]をクリックし、[直接入力]を選択します。 PC カード情報直接入力画面が表示されます。 4. PC カード情報直接入力画面で、各項目を設定します。 a. 追加したい PC カードデバイスの情報を入力します。 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 49
デバイス情報は、次のように入力してください。必須項目以外は、省略してもかま いません。 表 3.6-1 PC カード情報の入力項目 項目 入力フォーマット 必須 ハードウェアID 文字種:半角英数字 文字数:250 文字以内 ○ コメント 文字種:全角/半角の任意の文字 文字数:半角文字に換算して32 文字以内 b.[OK]をクリックします。 PC カード情報直接入力画面が閉じ、リストの編集画面に戻ります。 入力したPC カードデバイスの情報が、PC カードデバイスリストに追加されます。 5. 複数の PC カードデバイスを追加したい場合は、手順 3~4 を繰り返します。 6. リストの編集画面で、使用を許可する PC カードデバイスにチェックを付け、[OK]を クリックします。 →「7.1 デバイスリストの操作」 (108 ページ) 管理者用設定ツール画面(PC カード)の利用可能なデバイスリストに、PC カードデ バイスが追加されます。 3.6 特定の PC カードデバイスだけ許可する 50
3.7 フロッピー/DVD/CD デバイスの読み取り
だけ許可する
フロッピーデバイス、DVD/CD デバイスの[読み取りを許可する]機能を使うと、デバイ スの使用を禁止したうえで、読み取りだけを許可できます。 • DVD/CD デバイスの[読み取りを許可する]機能は、本製品がサポートしているライティン グソフトをお使いの場合のみ有効です。本製品でサポートしているライティングソフトは 「ソフトウェア説明書(Readme.txt)」をご覧ください。表示方法については、「1.4.1 ソフトウ ェア説明書の表示方法」 (10 ページ)をご覧ください。 なお、状態表示ツールをスタートアップ起動にしている場合にDVD/CD を読み取りだけ許可 にすると、パソコン起動後に以下のメッセージが表示されます。 1. 管理者用設定ツールを起動します。 →「3.2 管理者用設定ツールを起動する」 (24 ページ) 2. 管理者用設定ツール画面で、[フロッピー]または[DVD/CD]を選択します。 3.[デバイスを遮断する]にチェックを付けます。 デバイスタブのアイコンの形が変わります。 3.7 フロッピー/DVD/CD デバイスの読み取りだけ許可する 514. 詳細エリアの[読み取りを許可する]にチェックを付けます。 チェックを付けると、フロッピーデバイス、DVD/CD デバイスの読み取りができるよ うになります。 5.[OK]をクリックします。 設定内容が反映され、管理者用設定ツールが終了します。 3.7 フロッピー/DVD/CD デバイスの読み取りだけ許可する 52