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2次元/3次元スーパーインポーズ法による顔画像鑑 定の問題点への取り組み

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Academic year: 2021

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

2次元/3次元スーパーインポーズ法による顔画像鑑 定の問題点への取り組み

厚地, 将

https://doi.org/10.15017/1441336

出版情報:Kyushu University, 2013, 博士(医学), 論文博士 バージョン:

権利関係:Public access to the fulltext file is restricted for unavoidable reason (2)

(2)

論文審査の結果の要旨

近年、防犯カメラの普及に伴い、犯行現場に写った犯人の顔画像と被疑者の顔画像が同一人物 か否かを識別する顔画像鑑定が増加している。今回我々は、顔画像鑑定の中でもとりわけ鑑定 そのものが難しい顔貌の加齢変化、表情及び双子について、

2

3

元顔画像スーパーインポーー ズシステムを用いた鑑定の有用性について検討した。

その結果、顔貌の加齢変化について、現在日歳代の男性被験者

20

名の

3

次元顔画像と彼らの

2

次元顔画像によるスーパーインポーズを実施した際、顔面上にプロットした

1 6

個の解剖学的 標記点から算出された平均距離の平均値は

20

歳代の顔面像を用いた時は

2 . 6

ミリ、

30

歳代の 顔画像を用いた時は

2 . 3

ミリ、

40

歳代の顔画像を用いた時は

2 . 2

ミリであった。また、表情の実 験において、男性被験者

20

名の

3

次元顔画像及び彼らの

4

パターンの

2

次元顔画像(笑、怒、

悲、驚)の顔面上にプロットした

1 2

個の解剖学的標記点から算出された平均距離の平均値は、

笑顔で

4 . 9

ミリ、怒り顔で

2 . 9

ミリ、悲しみ顔で

2 . 9

ミリ、驚き顔で

3 . 6

ミリであった。さらに、

双子の実験において、 9組の一卵性双生児(男性6組、女性3組)の3次元及び2次元顔画像上 にプロットした

1 1

個の解剖学的標記点から算出された平均距離の平均値は、同一人時が

1 . 1 

ミリであったのに対し、双子同士の値は

2 . 0

ミリであった。さらには、

9

組中

6

組において、耳 介が異なる形状を示していた。

以上のことより、

2

次元〆

3

次元顔画像スーパーインポーズシステムを用いれば、加齢変化、

表情及び双子において、高い精度で個人を特定し得ることが明らかとなった。しかしながら、

いくらコンビュータや画像処理の技術革新が進もうとも、鑑定の基本として、形態学や解剖学 に熟知しなければならない。

本論文についての試験はまず論文の研究目的、方法、実験成績などについて説明を求め、各調 査委員より専門的な観点から論文内容及びこれに関連した事項について種々質問を行い、おお むね満足すべき回答を得た。

以上のことから、調査委員合議の結果、試験は合格であると判断致しました。

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