九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
腰椎黄色靱帯肥厚マウスモデルの確立
齋藤, 武恭
https://doi.org/10.15017/1806914
出版情報:Kyushu University, 2016, 博士(医学), 課程博士 バージョン:
権利関係:Fulltext available.
氏 名:齋藤 武恭
論 文 名:Experimental Mouse Model of Lumbar Ligamentum Flavum Hypertrophy (腰椎黄色靱帯肥厚マウスモデルの確立)
区 分:甲
論 文 内 容 の 要 旨
腰部脊柱管狭窄症は高齢者に好発する脊髄障害の
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つであり、社会の高齢化に伴って本 疾患の患者数は増加している。脊柱管内に位置する靱帯である黄色靱帯の肥厚によって、神経根および馬尾神経が直接的に圧迫されることが、本疾患の主な要因である。これまで に黄色靱帯肥厚に関する研究は散見されるが、この肥厚のメカニズムはいまだ明らかにな っていない。本研究の目的は、黄色靱帯肥厚マウスモデルを確立し、この肥厚に関与する 病的因子を明らかにすることである。まず我々はメカニカルストレスに着目し、マウス黄 色靱帯に継続的に屈曲・伸展メカニカルストレスを与えることのできる刺激負荷装置を開 発した。メカニカルストレスを