同志社でAmherstを「アーモスト」と表記する事に なった経緯
著者 『新島研究』編集委員会
雑誌名 新島研究
号 105
ページ 204‑205
発行年 2014‑02‑28
権利 同志社大学同志社社史資料センター
URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000014152
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コラム
同志社で Amherstを「アーモスト」と 表記する事になった経緯
『新島研究』編集委員会
新島襄がアメリカで学んだ大学 Amherst College の日本語表記に関して、
現在2通りのカタカナ表記があります。「アーモスト」と「アマースト」で す。本井先生からお聞きしたところによりますと「八重の桜」で NHK は「ア マースト」でいくことにしていたそうです。私たちはとても心配して NHK に申し入れをしようと考えました。恐らく本井先生が伝えて下さったので しょう、結局「アーモスト」に落ちつき、胸をなでおろしました。
『新島研究』22号(1960年)p. 14に当時の同志社監理部長田中良一氏に よる「アーモストかアマーストか?」の記事があることを思い出しました。
昭和6年のアーモスト館新築の際にカタカナ名でどうするかを当時のアー モスト大学卒業生で神学部教授だった Dr. E. S. Cobb、アーモスト大学学生 代表 Mr. Donald Zoll、財務部長島本徳三郎氏、庶務部長浅野恵二氏が相談 されて決まったようです。
私たちの経験でも以下の理由で「アーモスト」が原音に最も近いと考え ます。
(1)これまで Amherst に留学した人々の耳には発音として「アマースト」
よりは「アーモスト」の方により近いと感じられています。
(2)英語はアクセントを大切にする言語で、彼地では必ず最初の「ア」に アクセントをおいて発音します。ところが後者の「アマースト」とい うカタカナを日本人が発音すると十中八九「マ」にアクセントを置き ます。これは間違った発音となります。
(3)Amherst College Song の一行目は、日本の「都の西北早稲田の森に・・・」
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同志社で Amherst を「アーモスト」と表記する事になった経緯
に匹敵する程アメリカでは有名ですが、その一行目 "O Lord Jeffery Amherst was a soldier of the King" を歌う場合、A にアクセントを置 かなければ歌うことが出来ません。
結論として新島襄の同志社では今日までほぼ一貫して「アーモスト」と してきましたし、京都の今出川キャンパスにある「アーモスト館」、同志社 の出版物でも「アーモスト大学」と記しております。
参考:『新島研究』22号(1960年)p. 14、24号(1961年)pp. 29-30.