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資本制度の変容と展望

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Academic year: 2021

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早稲田大学 21 世紀COE企業法制と法創造総合研究所は,2004 年4月 24 日に,早稲田大学国際 会議場において,公開シンポジウム「資本制度の変容と展望」を開催した。

1990 年代からの一連の商法改正によって,資本制度に基づいた会社の剰余金分配の仕組みが大 きく変わってきた。企業法制の現代化においても,剰余金分配制度の一層の改革が検討されてい る。このような商法側の動きに伴って,会計学が伝統的に主張してきた資本と利益の区別の原則 の問題,商法上の資本・法定準備金に基づいた剰余金分配のあり方の問題について,再検討する 必要が生じてきた。

当研究所では,以下の通り,安藤英義教授(一橋大学)を基調報告者としてお招きするととも に,このテーマについて造詣の深い4名のパネラーにご報告をいただき,資本制度をめぐる問題 について会計と法の両面から検討した。

座長    加古 宜士(早稲田大学)

基調報告者 安藤 英義(一橋大学)「資本制度の揺らぎ―背景と展望―」

パネラー  尾崎 安央(早稲田大学)「わが国の株式会社法における『資本』制度

〜過去,現在,そして未来?〜」

野口 晃弘(名古屋大学)「商法からの会計の自立」

遠藤 博志(日本経済団体連合会)「資本制度に関する経済界の考え方」

川村 義則(早稲田大学)「負債と資本の区分表示と資本利益計算」

このシンポジウムでは,フロアのシンポジウム参加者からも,活発な質疑応答や討論が交わさ れ,有意義な成果を得ることができたと考えている。紙面をお借りして,基調報告者・パネラー の皆様,そしてシンポジウム参加者の皆様に,厚くお礼申しあげる。

― 

107

* 早稲田大学商学部教授

資本制度の変容と展望

加古宜士

特 集 1

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