集中講義
非可換空間の基礎の非果敢な review
白石 清(山口大学理学部)
平成 26 年 6 月 15 日
概 要 ていうか,
review
になってない。目 次
1
座標と微分3
1.1 座標 . . . . 3 1.2 微分 . . . . 3
2
並進と平面波4
2.1 並進 . . . . 4 2.2 平面波 . . . . 4
3
非可換トーラス5
3.1 基底 . . . . 5 3.2 Fuzzy torus . . . . 6 4
2次元非可換空間とフォック空間による表現7
5 star
積8
5.1 Weyl-Moyal star product . . . . 8 5.2 フーリエ変換 . . . . 9 5.3 結合則 . . . . 9
6
非可換場の古典解11
6.1 広がった「点」 . . . . 11 6.2 フォック空間の基底による表示 . . . . 12 6.3 非可換ソリトン解 . . . . 14
7
非可換空間上のゲージ理論16
7.1 field strength . . . . 16 7.2 vortex solution . . . . 17
8
非可換空間上の量子場の理論19
8.1 相互作用のない理論 . . . . 19
8.2 φ
3理論 . . . . 19
8.3 φ
4理論 . . . . 20
1 座標と微分
1.1 座標
座標がまともな「数」でなく,非可換であるとしよう。
x
i, x
j= iθ
ij(1) ただし θ
ijは実で, θ
ji= − θ
ij。また, θ は逆 θ
−1を持つとする。
1.2 微分
微分は,
∂
ix
j= δ
ji(2)
となるように定義する。
座標の関数 f (x) の微分は
∂
if = − i(θ
−1)
ijx
j, f (3) と書ける。
f = x
kの場合,確かに
∂
ix
k= − i(θ
−1)
ijx
j, x
k= − i(θ
−1)
ijiθ
jk= δ
ki(4) f も演算子的に考え,つまり,後ろにぶち当たる ψ とかあったりする
と思えば
∂ ˆ
i, f ψ = − i(θ
−1)
ijx
j, f ψ (5)
(区別のため notation をこそっとかえた。)というわけで,
∂ ˆ
i= − i(θ
−1)
ijx
j(6) を使うこともできる。使い方に注意。このとき
∂ ˆ
i, ∂ ˆ
j= − i(θ
−1)
ikx
k, − i(θ
−1)
jx
= − (θ
−1)
ik(θ
−1)
jiθ
k= − i(θ
−1)
ji= i(θ
−1)
ij(7)
これも普通でないね。 ( ∂ ˆ
iを U (1) ゲージ場を含んだ共変微分と思えば,右
辺が磁場に見えてくる,よね。)
2 並進と平面波
2.1 並進
並進を
x
i→ x
i+ a
i(8)
とする。
無限小の場合, x
i→ x
i+
iで f → f + δf = f +
i∂
if 。 したがって
1f (x
i+ a
i) = e
−i(θ−1)ijaixjf (x)e
i(θ−1)ijaixj(9)
2.2 平面波
平面波 e
ik·xは次を満たすとする。
∂
je
ik·x= ik
je
ik·x(10) 普通の exponential でいいみたい。
ただ積を考えると
e
ik·x· e
ik·x= e
−2iθijkikje
i(k+k)·x(11) となる。(これは,なんとかいう公式
2からでるよね。)
また
3e
ik·x· f (x) · e
−ik·x= f(x
i+ θ
ijk
j) (12) この関係は, (エネルギー)運動量が大きいと,非局在性が大きいことを 表している。
1
Baker-Campbell-Hausdorff formula e
ABe
−A= B + [A, B] + · · ·
2これも
Baker-Campbell-Hausdorff formula
というのでした。e
Ae
B= e
A+B+12[A,B]+···3 非可換トーラス
3.1 基底
通常の空間で
f(x
i) = f(x
i+ 2πn
i) (13)
( n
iは整数)となるような関数を考えることに相当。その基底は
u
j= e
ixj(14)
2次元空間では,トーラス上の任意関数は f(x
1, x
2) =
n,m∈Z
a
nmu
nv
m(15)
と表せる。ここで
u = e
ix1, v = e
ix2(16)
非可換空間では
e
ixi· e
ixj= e
−2iθije
i(xi+xj)(17) e
ixj· e
ixi= e
−2iθjie
i(xi+xj)= e
2iθije
i(xi+xj)(18) であるので
U
j= e
ixj(19)
と書くと
U
iU
j= e
−iθijU
jU
i(20) の関係が成り立つ。
なんとなく量子群的変形を思い浮かべる。
2次元非可換空間
x
1, x
2= iθ (21)
では,
U = e
ix1, V = e
ix2(22)
と書くと
U V = e
−iθV U (23)
の関係が成り立つ。
3.2 Fuzzy torus
互いに素な整数 p , N があって, ω = e
2πip/Nとする。
2つの N × N 行列
U =
1 ω
ω
2. ..
ω
N−1
, V =
1 1
. ..
1 1
(24)
をつくると,
U V = e
−2πip/NV U (25)
を満たすので,
θ = 2π p
N (26)
の場合に対応する。この特殊な場合を Fuzzy torus と呼ぶ。
特殊である。
基底は全部数えて N × N 個と,有限である。
4 2次元非可換空間とフォック空間による表現
x
1, x
2= iθ (27) ただし θ > 0 とする。
z ≡ x
1+ ix
2とすると
[z, z] = ¯ − i x
1, x
2+ i x
2, x
1= 2θ (28)
a ≡ 1
√ 2θ z, a
†≡ 1
√ 2θ z ¯ (29)
とすれば
a, a
†= 1 (30)
a , a
†を消滅,生成演算子と見たときのフォック空間を考え,
f(x
1, x
2) =
∞ m=0 ∞ n=0f
mn| m n | (31)
と表すことが出来る。ただし a
†a | m = m | m 。 特に,軸対称な場合,
f (x
1, x
2) =
∞ m=0f
m| m m | (32)
で表される。
ex.
| 0 0 | =: e
−a†a:=
∞ k=0( − 1)
kk! a
†ka
k(33)
を示せ。
5 star 積
5.1 Weyl-Moyal star product
座標が普通の数でないと思うかわりに,積が普通の積でない と思って みてはどうだろう。
x
ix
j− x
jx
i= x
i, x
j
= iθ
ij(34)
Weyl-Moyal star product を次のように定義する。
(f g)(x) ≡ e
2iθij∂i∂jf (x)g (x
)
x=x
(35)
(ここで x は普通の数, ∂
iなども普通の微分。)
4例 1 f (x) = x
i, g(x) = x
jのとき
x
ix
j= x
ix
j+ i
2 θ
ij(38)
したがって
x
ix
j− x
jx
i= x
i, x
j
= iθ
ij(39)
を満たす。
例 2 f (x) = e
ik·x, g(x) = e
ik·xのとき
e
ik·xe
ik·x= e
−2iθijkikje
i(k+k)·x(40) はすぐにわかりますね?
4場合によっては,以下のように書いたほうがよい:
(f g)(x) ≡ exp i
2 θ
ij∂
∂x
i1∂
∂x
j2f (x
1)g(x
2)
x1=x2=x(36)
もっと気になるときは,こう書こう。
(f g)(x) ≡ exp i
2 θ
ij∂
∂ξ
i∂
∂η
jf (x + ξ)g(x + η)
ξ=η=0(37)
5.2 フーリエ変換
積分は普通でよくなるので,割と楽。
f (x) のフーリエ変換を
f ˜ (k) = 1 (2π)
n2d
nx e
ik·xf(x) (41) とすると,
f g(k) = 1 (2π)
n2d
nk
e
2iθijkikjf ˜
1 2 k + k
˜ g
1 2 k − k
(42) ex. これを示せ。
というわけで, k = 0 とすれば簡単に
d
nx (f g)(x) =
d
nx f(x)g(x) (43)
がわかります。
したがって
d
nx (f g)(x) =
d
nx (g f )(x) (44) です。(ちょっとほっとした?)
5.3 結合則
Weyl-Moyal star product は,結合則を満足する。
[f (g h)](x) = [(f g) h](x) (45) これを示すには,
f(x) = 1
(2π)
n2d
nk e
ik·xf ˜ ( − k) (46) g(x) = 1
(2π)
n2d
np e
ip·xg ˜ ( − p) (47)
h(x) = 1
(2π)
n2d
nq e
iq·x˜ h( − q) (48) として,
e
ik·x(e
ip·xe
iq·x) = (e
ik·xe
ip·x) e
iq·x(49)
を示せばよい。
左辺は
e
−2iθijki(p+q)je
−2iθijpiqje
i(k+p+q)·x(50) 右辺は
e
−2iθij(k+p)iqje
−2iθijkipje
i(k+p+q)·x(51) 両者は一致。
e
−2iθijkipje
−i2θijkiqje
−2iθijpiqje
i(k+p+q)·x(52) 前の subsection の最後の結果と合わせると
d
nx (f
1f
2· · · f
n)(x) =
d
nx (f
nf
1· · · f
n−1)(x) (53)
(って当たり前か。行列とトレースみたいなもんだねえ。)
6 非可換場の古典解
6.1 広がった「点」
2次元ユークリッド空間で次の方程式を考えよう。
f f(x) = f(x) (54)
ただし,
x
1, x
2
= iθ (θ > 0) (55)
とする。 (42) から f f(k) = 1
2π
dk
1dk
2e
i2θ(k1k2−k2k1)f ˜
1 2 k + k
f ˜
1 2 k − k
= f ˜ (k) (56)
f ˜ として,ガウシアンを仮定してみよう。
f ˜ (k) = A e
−αk2(57)
このとき (56) は以下のようになり,
A e
−αk2= A
22π
dk
1dk
2e
2iθ(k1k2−k2k1)exp
− α
2 k
2− 2αk
2, (58) このガウス積分を実行すると
A e
−αk2= A
22π
π 2α exp
− α
2 k
2− θ
232α k
2(59) となるので
f ˜ (k) = θ e
−θ4k2(60) が (56) の解。したがって (54) の最も単純な解として
f (x) = 2 e
−r2
θ
(61)
を得た。ただし, r
2= (x
1)
2+ (x
2)
2。 チェックとして, (54) から求まる
d
2x [f(x)]
2=
d
2x f(x) (62)
は容易に確かめられる。
5ここで求めた解は, θ のオーダーの拡がりをもつことに注意しよう。
5今の解の場合,この値は
2πθ
。6.2 フォック空間の基底による表示
以前にみた,フォック空間におけるオペレータによる表示
6との関連を 考えてみる。その場合,座標は交換しない「数」であるから,量子力学 におけるオペレーターオーダリングの様な微妙さがある。
以下のようなフーリエ逆変換 f(x) = 1
(2π)
n/2d
nk f(k) ˜ e
−ik·x(63) において, x を非可換な座標としたものが,可換なものに対応すると決め よう。
7前の subsection で求めた解については,
f(x
1, x
2) = θ 2π
d
2k e
−θ4k2e
−ik1x1−ik2x2(64) すなわち
f (z, z) = ¯ θ 2π
2π0
dϕ
∞0
dk k e
−θ4k2exp
− i k 2
z e ¯
iϕ+ z e
−iϕ(65)
である。ただしここで k
1= k cos ϕ , k
2= k sin ϕ とした。
BCH 公式から
exp
− i k 2
z e ¯
iϕ+ z e
−iϕ= exp
− k
24 θ
exp
− i k 2 z e ¯
iϕexp
− i k 2 z e
−iϕ(66) おのおのの exponential を展開して, ϕ についての積分を行うと
8f (z, z) = ¯ θ
∞0
dk k e
−θ2k2 ∞=0
( − 1)
$!$!
k 2
2¯
z
z
(67)
となって,最後に k 積分を行うと( Γ($ + 1) = $! ) f(z, z) = ¯
∞=0
( − 1)
$!
¯ z
z
(2θ)
(68)
6オペレータ表示,演算子表示とも言う。
7
Weyl
変換となることがわかる。これは以前にやった表示で
: e
−a†a:= | 0 0 | (69) のことである。
| 0 0 | 0 0 | = | 0 0 | (70) であるので, (54) の解になっていることは明らかである。
非可換座標でかかれたものから,逆変換も一意的に決まることが知ら れている。ここでは割愛する。
ついでながら,こちらの表示では「体積積分」にあたるものとして Tr を導入し,
Tr e
−ik·x= (2π)
nδ
n(k) (71) を満たすとしなければならない。これは (63) と通常の座標表示のものを 比べればわかる。
Tr f g = Tr g f (72)
を満たす。
先ほどの2次元の例では
Tr f(x) = 2π f ˜ (0) (73)
だから
| 0 0 | = θ 2π
d
2k e
−θ4k2e
−ik1x1−ik2x2(74) より
Tr | 0 0 | = 2πθ (75)
では, Tr | 1 1 | は何か?
| 1 1 | = θ 2π
d
2k e
−θk¯kz ¯
√ 2θ e
−i¯k¯z−ik zz
√ 2θ
= θ
2π
d
2k e
−2θkk¯1
2θ ze ¯
−ik¯¯ze
−ik zz
= θ
2π
d
2k e
−2θkk¯− 1 2θ
∂
∂ k ¯
∂
∂k
e
−i¯k¯ze
−ik z= θ
2π
d
2k e
−2θkk¯− 4θ
2k ¯ k + 2θ
2θ e
−i¯k¯ze
−ik z(76)
( k = (k
1− ik
2)/2, k ¯ = (k
1+ ik
2)/2 である。)であるから
Tr | 1 1 | = 2πθ (77)
同様に
Tr | m m | = 2πθ (78)
ということは,
Tr = 2πθTr
H(79)
ここで
Tr
Hf =
∞ n=0n | f | n (80)
6.3 非可換ソリトン解
スカラー場 φ の action
d
2x
1
2 ∂
iφ ∂
iφ + V (φ)
(81) を考える。 V (φ)
はスター積で書かれていることを表す。再び
x
1, x
2
= iθ (θ > 0) (82)
とする。
x
i→ x
i√
θ と変換すると action は
d
2x
1
2 ∂
iφ ∂
iφ + θV (φ)
(83)
ただし
x
1, x
2
= i (84)
θ が大きいときは, kinetic term は無視できる。
9したがって
∂V (φ)
∂φ = 0 (85)
が θ が大きい場合の方程式。
さて,ポテンシャルが「自発的対称性の破れ」のタイプ・ ・ ・すなわち φ = 0 が極大, φ = v が極小の場合,
φ (φ − v) U (φ)
= 0 (86)
のような運動方程式になる。 U は何らかの関数。
この運動方程式の解は,上で見た f f = f の解 f を用いて
φ
0(x) = v f (x) (87)
と書ける。なぜならば
φ
0(φ
0− v) = v f (v f − v) = v
2(f f − f) = 0 (88)
7 非可換空間上のゲージ理論
7.1 field strength
通常の場合。
F
ij= ∂
iA
j− ∂
jA
i+ i [A
i, A
j]
= − i [D
i, D
j] (89)
ただし D
i≡ ∂
i+ iA
i。
非可換空間では, (89) の一行目のように
F
ij()= ∂
iA
j− ∂
jA
i+ i [A
i, A
j]
(90) とすればよろしいでしょう。 U (1) でも最後の項が残ることに注意。
U (1) ゲージ変換は
δA
i= ∂
iλ + i [A
i, λ]
(91) この変換で
δF
ij()= i F
ij(), λ
(92)
したがって
d
nxF
ij()F
ij()(93) はゲージ変換の下で不変。
F
ij()F
ij()はゲージ不変ではない!
Nonabelian のときは?
(89) の二行目の書き方をするには,もともとこの導出は後ろに何かぶっ かかってるのをおもいだせば,
D
i→ C
i≡ ∂ ˆ
i+ iA
i= − i(θ
−1)
ijx
j+ iA
i(94) をつかって書くべき。ただ前に見たように微分演算子が可換でないので
F
ij= − i [C
i, C
j] − (θ
−1)
ij(95)
7.2 vortex solution
可換空間では,スカラー場のあるときに特異性のない解がつくられる。
非可換時空の非局所性のため,スカラーなしでも,特異性のない解が期 待できる。
2次元
10非可換座標で
x
1, x
2= iθ (θ > 0) (96) を満たすとする。
C
1= i
θ x
2+ iA
1, C
2= − i
θ x
1+ iA
2(97) を組み合わせ
C = 1
2 (C
1− iC
2) = − 1
2θ z ¯ + iA, C ¯ = 1
2 (C
1+ iC
2) = 1
2θ z + i A ¯ (98) をつくる。ここで
A = 1
2 (A
1− iA
2), A ¯ = 1
2 (A
1+ iA
2) (99) これを用いて
F = F
12= − 2 C, C ¯ + 1
θ (100)
action は
Tr F
2(101)
運動方程式は
C, C, C ¯ = 0 (102)
もちろん真空
C = − 1
2θ z, ¯ C ¯ = 1
2θ z (103)
は運動方程式の解である。(このとき F = 0 ) またそのゲージ変換
C = − 1
2θ U
†zU, ¯ C ¯ = 1
2θ U
†zU (104)
10 エネルギーとか議論するときは
(2 + 1)
次元にする。も解である。
U U
†= 1 でなくてはならないが, U
†U = 1 である必要はない。
11この性質を満たす最も単純なものは S
†と S で
S
†=
∞ n=0| n + 1 n | , S =
∞ n=0| n n + 1 | (105) これらは SS
†= 1 を満たすが
12S
†S = 1 − | 0 0 | (106)
U = S
mなどととれば
θF = 1 − (S
†)
mS
m=
m−1
n=0
| n n | (107)
total flux は
θ Tr F = 2πθm (108)
全エネルギー=質量
13も整数 m に比例。
Tr F
2= 2πm
θ (109)
通常の空間上で,巻き数を変える変換が作れないわけは,原点で特異 性を持つためです。
14非可換空間では非局在性のため, nonsingular な変 換が作れる。
11 たとえば,
U
†CU U
†CU ¯ = U
†C CU ¯
,Tr U
†F
2U = Tr F
2U U
†= Tr F
212
1 =
∞n=0
| n n |
13
(2 + 1)
次元で議論すべきですが・・・8 非可換空間上の量子場の理論
4次元 Euclidean スカラー場の理論を考える。
8.1 相互作用のない理論 action を以下のようにする。
S =
d
4x
1
2 ∂
iφ ∂
iφ + 1
2 m
2φ φ
(110) 運動量空間で考えよう。
φ(x) =
d
4k
(2π)
4e
ik·xφ(k) ˜ (111)
e
ik·xe
ik·x= e
−i2θijkikje
i(k+k)·x≡ e
−2ik×ke
i(k+k)·x(112) なので action は
d
4k (2π)
41 2
φ( ˜ − k)e
i2k×k(k
2+ m
2) ˜ φ(k)
=
d
4k (2π)
41 2
φ( ˜ − k)(k
2+ m
2) ˜ φ(k) (113) k × k = 0 なので,プロパゲーターは変わらない。
1
k
2+ m
2(114)
8.2 φ 3 理論
action を以下のようにする。
S =
d
4x
1
2 ∂
iφ ∂
iφ + 1
2 m
2φ φ + g
6 φ φ φ
(115) 相互作用項は
e
ik1·xe
ik2·xe
ik3·x= e
−2ik2×k3e
ik1·xe
i(k2+k3)·x= e
−2ik2×k3e
−2ik1×(k2+k3)e
i(k1+k2+k3)·x(116)
によってバーテックス
∝ e
−2ik1×k2δ
4(k
1+ k
2+ k
3) (117) を導く。
φ
n理論ではバーテックスに exp − i
2
1≤a<b<n
k
a× k
b(118)
の因子が現れる。( k はすべてバーテックスに入っていく方向。)
cyclic symmetry
15はあるが, permutation symmetry は無い。
8.3 φ 4 理論
action を以下のようにする。
S =
d
4x
1
2 ∂
iφ ∂
iφ + 1
2 m
2φ φ + λ
4! φ φ φ φ
(119)
φ
4理論ではバーテックスに exp
− i
2 (k
1× k
2+ k
1× k
3+ k
2× k
3)
(120) の因子が現れる。
one-loop self-energy diagram を考える。
入ってくる運動量を p ,ループを k が回るとする。
k
1= p と選ぶ。
16− p の選び方に以下の3通り。
・ k
2= − p と選ぶ。このとき因子は exp
− i
2 (p × ( − p) + p × k + ( − p) × k)
= 1 (121)
15
(53)
からわかる。・ k
4= − p と選ぶ。このとき因子は exp
− i
2 (p × k + p × ( − k) + k × ( − k))
= 1 (122)
・ k
3= − p と選ぶ。このとき因子は exp
− i
2 (p × k + p × ( − p) + k × ( − p))
= exp [ − i(p × k)] (123)
したがって
Γ
(2)1= Γ
(2)1 planer+ Γ
(2)1 nonplaner(124) Γ
(2)1 planer= − λ
3(2π)
4d
4k
k
2+ m
2(125)
Γ
(2)1 nonplaner= − λ 6(2π)
4d
4k
k
2+ m
2e
ik×p(126) これらを regularize する。 Schwinger parameter を用いて
Γ
(2)1 planer= − λ 3(2π)
4 ∞0
dt
d
4ke
−t(k2+m2)= − λ 3(4π)
2 ∞0
dt
t
2e
−tm2(127)
regularize のため e
−4Λ2t1を導入すると( Λ はカットオフ)
Γ
(2)1 planer= − λ 3(4π)
2 ∞0
dt
t
2e
−tm2−4Λ2t1= − λ
3(4π)
24mΛK
1m Λ
(128) これは普通の発散の regularization 。
同様に
Γ
(2)1 nonplaner= − λ 6(2π)
4 ∞0
dt
d
4ke
−t(k2+m2)+ik×p= − λ 6(4π)
2 ∞0
dt
t
2e
−tm2−p4t◦p(129)
ここで p ◦ p = p
iθ
ikθ
jkp
j。
regularize のため e
−4Λ2t1を導入すると Γ
(2)1 nonplaner= − λ
6(4π)
2 ∞0
dt t
2e
−tm2− 1 4Λ2ef ft