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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2021

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論文審査の結果の要旨

報告番号 博(医歯薬)甲第

269

氏名 田場 充

学 位 審 査 委 員

主 査 高村 昇 副 査 下川 功 副 査 田口 尚

論文審査の結果の要旨

1.

研究目的の評価

本研究は、大腸がん発生における

hyperplastic polyp (HP) - serrated adenoma (SA) - adenocarcinoma (AC) sequence

において腫瘍増殖因子

VEGF

ならびに

VEGF

受容体

1, 2

の関連の検討を病理学的に行ったものであり、

目的は十分に妥当である。

2.

研究手法に関する評価

HP、SA、AC

64

例を用いて

VEGF、VEGF

受容体

1

及び

VEGF

受容

2

の発現を免疫組織化学によって解析し、その結果を統計学的に検討し たもので、研究手法も妥当である。

3.

解析・考察の評価

上記手法で解析した結果、

HP

では

VEGF

ならびに

VEGF

受容体

1、 2

発現頻度が極めて低かったのに対して、

SA

AC

ではこれらの発現が高頻 度に認められた。一方、

HP

SA

において、間質の血管数に関して比較を 行ったが、明らかな相違は認められなかった。以上の結果は、VEGFが血 管増殖因子としてよりもむしろ腫瘍増殖因子として

HP- SA- AC sequence

特に

Serrated adenoma

の発生に何らかの役割を果たすことを示唆する意義

深い研究である。

以上のように本研究は、Hyperplastic polypの悪性化の過程を解明する一 端となるものであると考えられ、審査委員は全員一致で博士(医学)の学 位に値するものと判断した。

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