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Title アニメを動機とした旅行行動の実態に関する研究 : アニメ聖地巡礼研究および調査の整理を通して
Author(s) 岡本, 健
Citation 観光・余暇関係諸学会共同大会学術論文集: 43-50
Issue Date 2009-09-26
Doc URL http://hdl.handle.net/2115/39365
Type proceedings (author version)
Note 研究ノート
File Information TourismLeisure2009.pdf
アニメ
アニメ
アニメ
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を
を動機
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動機
動機
動機とした
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とした
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旅行
旅行
旅行行動
行動
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アニメ聖地巡礼研究
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聖地巡礼研究
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および
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A Study on Anime Pilgrim
A Study on Anime Pilgrim
A Study on Anime Pilgrim
A Study on Anime Pilgrimage
age
age
age as Tourist
as Tourist
as Tourist
as Tourist Behavior
Behavior
Behavior
Behavior
岡本 健 OKAMOTO Takeshi 著者は、北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院 観光創造専攻 博士後期課程所属である
The author is a Graduate Student in Division of Tourism Creation, Graduate School of International Media, Communication and Tourism Studies, Hokkaido University
キーワード:アニメ聖地巡礼、鷲宮町、アニメ聖地巡礼者、旅行者行動
Key Word: Anime Pilgrimage, Town of Washimiya, Anime Pilgrim, Tourist Behavior, 1.目 的 と背 景 本 稿 の目 的 は、2 点 ある。1 点 目 は近 年 注 目 を集 めているアニメ聖 地 巡 礼 について、その特 徴 を整 理 することである。2 点 目 は、アニメ聖 地 巡 礼 者 の行 動 の様 態 を整 理 し、今 後 の研 究 課 題 を明 らかにすることである。 このような目 的 を設 定 した背 景 は、近 年 、アニ メ聖 地 巡 礼 、およびそこから展 開 したまちおこし について、様 々な主 体 から注 目 が集 まっている 事 に ある 。新 聞 や 雑 誌 、 書 籍 な どで、ア ニ メ 聖 地 巡 礼 が紹 介 され(岡 本 2009a)、本 稿 で整 理 するが、学 術 的 な文 献 も蓄 積 が進 んでいる。そ れとともに、地 域 振 興 や観 光 振 興 に携 わってい る人 びとや、地 域 振 興 や 観 光 を学 ぶ学 部 生 や 大 学 院 生 が 、ア ニ メ 聖 地 巡 礼 お よび そ の 後 の 地 域 振 興 に 興 味 を持 ち、実 践 や 研 究 を行 おう とし て いる( 注 1 )。また、評 論 家 に よる 現 代 社 会 論 に も 事 例 と し て 取 り 上 げ ら れ て い る ( 丸 田 2008)。こうした状 況 で、アニメ聖 地 巡 礼 の位 置 付 け を 考 察 し 、 既 往 研 究 を ま と め 、 こ れ ま で ど のような知 見 が蓄 積 されており、今 後 どのような 課 題 が残 されているのかを整 理 することは意 味 があるだろう。 2.方 法 本 稿 の目 的 を達 成 するために、既 往 文 献 の 整 理 を 行 い 、 既 往 の 調 査 結 果 の 分 析 を 行 う 。 そうすることで、アニメ聖 地 巡 礼 研 究 の現 状 と、 今 後 の課 題 を明 らかにする事 ができる。 3.アニメ聖 地 巡 礼 の特 徴 近 年 、日 本 各 地 で 映 画 やド ラ マ、ア ニ メ等 の 映 像 コ ン テ ン ツが 関 わった 観 光 振 興 が 行 われ て いる( 長 島 2001, 田 畑 2003, 内 田 2009, 谷 國 2009)。 旅 行 行 動 はメディアに大 きな影 響 を受 け(高 山 2005 ) 、 旅 行 者 は メ デ ィ ア を 媒 介 に し て 知 覚 を 構 成 し て いる とも 言 わ れ る ( 遠 藤 2003) 。 そ れ は、観 光 ガ イ ド ブック や 観 光 パン フレット、 旅 行 雑 誌 、旅 行 番 組 など、直 接 的 に旅 行 行 動 を促 すものだけでなく、映 画 やテレビドラマ、小 説 な ど の よ う に 、 そ れ 自 体 が 自 己 完 結 的 に 主 題 を持 ち、ストーリーラインを構 成 している自 律 的 なメディアも観 光 地 イメージ形 成 に影 響 を与 えている(中 谷 2007)。逆 に、大 河 ドラマのよう に、自 律 的 なメディア であるはずのドラマによる 計 画 的 な観 光 振 興 が行 われることもある(前 原 2008)。 しかし 、一 般 に 映 像 コン テ ンツによる 地 域 振 興 は、その持 続 性 に疑 問 が持 たれることが多 い。 コンテンツの人 気 に支 えられている旅 行 行 動 で あるがゆえに、コンテンツの人 気 が低 下 すると、 そ れ に 影 響 を 受 け て 旅 行 者 の 数 も 減 少 し て し まう可 能 性 が高 いと考 えられる。実 際 、大 河 ドラ マ が 地 域 の 入 れ 込 み 客 数 に 及 ぼ す 影 響 を 検 討 した中 村 (2003)では、ドラマ放 映 前 年 頃 から
増 加 し た 来 訪 者 数 は 放 映 年 に ピ ー ク を 迎 え 、 その 後 は程 度 の 差 はある ものの 、減 少 するこ と が確 認 されている。 アニメを旅 行 動 機 としたアニメ聖 地 巡 礼( 注 2 ) にも同 様 のことが言 えるのだろうか。代 表 的 なア ニメ聖 地 である鷲 宮 町 では、これまでの映 画 や テレビのロケ地 が観 光 地 化 するのとは異 なる特 徴 が 見 ら れ る こ と が 報 告 さ れ て い る ( 山 村 2009a 、 山 村 2009b 、 山 村 2009c 、 岡 本 2009b)。 それらの特 徴 のうちの一 つとして、アニメ放 映 が終 了 した後 にも、一 貫 し て人 が 訪 れているこ とが挙 げられる。アニメ「らき☆すた」の舞 台 とさ れ る 鷲 宮 神 社 の 初 詣 参 拝 客 は 2 0 0 7 年 に 1 3 万 人 であったのが、2008年 には30万 人 、200 9年 には43万 人 と、アニメ「らき☆すた」本 編 自 体 は2007年 9月 に放 映 が終 了 しているにも関 わらず、増 加 を続 けている(山 村 2009c)。 また、来 訪 人 数 だけではなく、質 的 な特 徴 も 見 られる。アニメ聖 地 巡 礼 は、企 業 や地 域 が仕 掛 け たも の ではな く、巡 礼 者 がア ニメの 背 景 の モデルとなった地 域 を自 分 で探 し出 して訪 れる こ とから 始 まっ て いる 。こ う し た状 況 は、 地 元 の 人 が理 解 できない価 値 観 を外 から持 ち込 む 行 為 である と言 うこ とが できる( 注 3 )。そ れ ゆえ 、地 元 の人 々とファンの間 でトラブルが起 こる事 例 も ある 。しかし 、アニ メ聖 地 の 中 に は、アニ メ聖 地 巡 礼 者 が 訪 れたことがきっかけとなり、まちおこ しやまちづ くりに 発 展 する 事 例 も 少 な くない(山 村 2009c, 岡 本 2009a)。 そ の 原 因 に つ い て 、 岡 本 (2009c) で は 、 聖 地 巡 礼 者 のマナーの良 さに求 めており、それぞ れが 個 々に 訪 れて いる はずの 聖 地 巡 礼 者 が 、 経 験 を共 有 し、軌 範 的 な行 動 をとるに至 ったプ ロセスをイ ンターネット上 での 情 報 交 換 や 情 報 の蓄 積 によるものであるとしている。 アニメ聖 地 巡 礼 者 が訪 問 の対 象 とするアニメ 聖 地 は現 在 日 本 各 地 に 存 在 する。アニメ聖 地 巡 礼 を行 った巡 礼 者 は、アニメ聖 地 で撮 影 した 写 真 や、起 こった出 来 事 をインターネット上 のウ ェブログやホームページで「巡 礼 記 」として公 開 す る 。そ うし たブログや ホ ー ム ペ ー ジ へ の リ ンク を集 めたホームページである「舞 台 探 訪 アーカ イブ」(http://legwork.g.hatena.ne.jp/)によると、 2009 年 8 月 24 日 現 在 、漫 画 、小 説 、アニメ、 ゲーム、ライトノベルで、舞 台 が紹 介 されている 作 品 は 402 に上 る。 アニメ聖 地 巡 礼 行 動 は 1990 年 代 に始 まった と推 測 されており(岡 本 2009a)、その後 、社 会 の 情 報 化 、 交 通 手 段 の 多 様 化 、ア ニ メ文 化 に 関 す る 情 報 の 報 道 に よる 広 が り( 山 里 2008)、 な ど の 影 響 を 受 け 、 ア ニ メ の 舞 台 を 訪 ね る こ と が容 易 になり、聖 地 巡 礼 行 動 を行 うファンが増 加 するようになったと考 えられる。2005 年 には、 アニメ聖 地 12 箇 所 を詳 細 に紹 介 した書 籍 が出 版 さ れ、2008 年 に は、旅 行 会 社 発 行 の ガイド ブックで、アニメ聖 地 が紹 介 された( 注 4)。 4. ア ニ メ 聖 地 巡 礼 研 究 の 概 観 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 や 、そ れ が き っ か け と な っ て 起 こ った まち お こ し に 関 す る 研 究 を 概 観 す る 。 ここでは、著 作 全 体 のごく一 部 でアニメ聖 地 巡 礼 に対 して言 及 しているものは除 外 した( 注 5)。 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 の 起 源 お よ び 、 そ の 後 の 展 開 に ついて 新 聞 ・ 雑 誌 記 事 分 析 を用 いて 明 ら かにしたもの(岡 本 2009a)、アニメ聖 地 巡 礼 を きっかけとして、その後 展 開 したまちおこしやま ちづくりに着 目 し、その特 徴 やイベントの機 能 を 明 ら か に し た も の ( 山 村 2008, 山 村 2009a, 山 村 2009b 、 山 村 2009c 、 岡 本 2009b 、 岡 本 2009d ) 、ア ニ メ 聖 地 巡 礼 者 が 神 社 に 奉 納 した痛 絵 馬( 注 6 )やオタク絵 馬( 注 7 )を分 析 し、 そ の 特 徴 や 傾 向 を 明 ら か に し た も の ( 佐 藤 2009, 今 井 2009)、アニメ聖 地 巡 礼 ノートと呼 ば れ る 旅 の ノ ー ト の 一 種 の 分 析 手 法 を 提 案 し たもの(岡 本 2008)、アニメ聖 地 巡 礼 者 の人 数 を計 測 する 手 法 につ いて 検 討 し たもの (大 谷 ら 2008)、アニメ聖 地 巡 礼 者 に対 してアンケート調 査 を 行 い 、 そ の 結 果 を 整 理 し た も の ( 石 川 ら 2008)ア ニ メ 聖 地 巡 礼 の 動 機 形 成 過 程 に つ い
て 認 知 心 理 学 的 視 点 か ら 考 察 し たも の ( 嘉 幡 2009)、アニメ聖 地 について史 学 的 な 分 析 をし た も の ( 玉 井 2009 ) 、 聖 地 巡 礼 者 の マ ナ ー の 良 さ を 生 み だ し た メ カ ニ ズ ム に 関 す る 研 究 ( 岡 本 2009c)、などがある。 5. ア ニ メ 聖 地 巡 礼 者 の 旅 行 動 態 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 者 の 旅 行 動 態 に 関 し て は 、 岡 本 (2009a) で、 新 聞 ・ 雑 誌 記 事 の 分 析 か ら 、 以 下 の 5 点 が仮 説 的 に提 示 されている。 ①アニメ聖 地 巡 礼 者 は、アニメで用 いられた風 景 を撮 影 し、情 報 をホームページで発 信 する こと。 ②アニメ聖 地 巡 礼 者 は、ノートへの書 き込 みや 絵 馬 など、地 域 に何 か巡 礼 の記 念 物 を残 し、 そ れ がさ ら に 観 光 資 源 と な って 人 を 呼 んで い ること。 ③旅 行 動 機 はアニメの舞 台 を訪 ねることである が 、現 地 の 人 や ファン 同 士 の 交 流 を 楽 し むこ とがあること。 ④アニメ聖 地 巡 礼 者 の 中 には、高 頻 度 で当 該 地 域 を 訪 れ る リ ピ ー タ ー が い る こ と 。 ま た 、 遠 方 か ら も ア ニ メ 聖 地 巡 礼 に 訪 れ る 者 も い る こ と。 ⑤ ア ニ メ 聖 地 巡 礼 者 に は 「 旅 行 情 報 化 世 代 」 ( 注 8 )が多 いこと。 し かし 、 岡 本 (2009a) でも 指 摘 さ れ て い る よ う に 、 明 ら か に な っ た 特 徴 は あ く まで 新 聞 ・ 雑 誌 記 事 の分 析 結 果 でしかなく、具 体 的 にアニメ聖 地 にどの ような 人 々が 訪 れ ているの かを明 ら か にするためには、実 際 に来 訪 が確 認 されている アニメ聖 地 で、調 査 ・分 析 を行 う必 要 がある。 このような状 況 から本 章 では、上 述 したアニメ 聖 地 巡 礼 者 の 特 徴 が 実 際 に 見 ら れ る かどうか、 また、新 聞 ・ 雑 誌 記 事 から は抽 出 できな かった 行 動 に は ど の よ う な も の が あ る の か を 明 ら か に する。 5.1 既 往 調 査 結 果 の 活 用 本 稿 では、現 状 では個 々それ ぞれ に 調 査 結 果 が ま と め ら れ て いる 既 往 の 調 査 結 果 を 整 理 するこ とで、アニ メ聖 地 巡 礼 者 の 動 態 を明 ら か にする。加 えて、鷲 宮 町 商 工 会 のホームページ アクセス数 の 推 移 を新 たな データとして 付 け 加 える。 5.1.1 人 数 計 測 調 査 大 谷 ら(2008)の、鷲 宮 神 社 の駐 車 場 で 2008 年 8 月 7 日 から 8 月 10 日 まで、人 数 計 測 を行 った結 果 を用 いる。実 施 の詳 細 に関 しては、大 谷 ら(2008)を参 照 されたい。 5.1.2 質 問 紙 調 査 石 川 ら (2008) お よ び 、 岡 本 (2009f) の 、 大 酉 茶 屋 (鷲 宮 神 社 に隣 接 する茶 屋 )で実 施 したア ン ケ ー ト 調 査 の 結 果 を 用 い る 。 実 施 の 詳 細 に 関 しては、鷲 ペディア研 究 チーム(2009)を参 照 されたい。 5.1.3 ホ ー ム ペ ー ジ ア ク セ ス 数 調 査 FC2 カ ウン ターを用 い、鷲 宮 町 商 工 会 の ホ ームページのアクセス数 を計 測 した。同 一 のユ ーザーからのアクセスであるかどうかに関 わらず、 1 度 のアクセスを 1 度 とカウントしたトータルアク セスを指 標 として用 いた。本 稿 では 9 月 7 日 に 開 かれ た鷲 宮 町 の 祭 り「 土 師 祭 」 のら き ☆す た 神 輿 の担 ぎ手 募 集 の際 の商 工 会 ホームページ のアクセス数 について考 察 したい。商 工 会 ホー ム ペ ー ジ で 担 ぎ 手 の 募 集 が か け ら れ た の は 、 2008 年 8 月 8 日 である。8 月 5 日 から 8 月 15 日 までの日 ごとの合 計 を分 析 に用 いた。 鷲 宮 町 商 工 会 の ホ ー ム ペ ー ジ の ア ク セ ス 数 は様 々な要 因 で増 減 しているが、本 稿 では、鷲 宮 町 商 工 会 が提 示 した情 報 が、聖 地 巡 礼 者 に どのように受 容 されるかを検 討 するためにアクセ ス数 の推 移 を分 析 する。それゆえ、マスメディア での報 道 の影 響 が少 ない担 ぎ手 募 集 時 を取 り 上 げる。 5.2 結 果 の 整 理 5.2.1 人 数 調 査 の 結 果 人 数 調 査 を 行 っ た 結 果 を 表 に 示 す 。 神 社 を 訪 れた「来 訪 者 」、「来 訪 者 」の人 数 から通 り抜 けや職 員 の人 数 を除 いた「参 拝 者 」、大 酉 茶 屋 に 入 店 し た「 入 店 者 」 、そ の 中 でも 聖 地 巡 礼 を
目 的 とした「巡 礼 者 」の人 数 を得 た。表 -1 に、 2008 年 8 月 7 日 ~2008 年 8 月 10 日 までの 日 毎 の 人 数 を示 し 、それ ぞれ の 合 計 を右 端 に 示 し た 。 また 、「 巡 礼 者 」 の 数 を「 来 訪 者 」 の 数 で除 して 100 倍 することで、巡 礼 者 率 を日 毎 、 および合 計 で、それぞれ算 出 し、表 -1 に示 した (少 数 点 第 2 位 を四 捨 五 入 )。 表 -1. 「 来 訪 者 」「 参 拝 者 」「 入 店 者 」 「 巡 礼 者 」 の 数 と 巡 礼 者 率 8/7 (木 ) 8/8 (金 ) 8/9 (土 ) 8/10 (日 ) 合 計 来 訪 者 (人 ) 209 168 333 568 1278 参 拝 者 (人 ) 182 131 250 386 949 入 店 者 (人 ) 42 33 80 75 230 巡 礼 者 (人 ) 20 10 41 34 105 巡 礼 者 率 (%) 9.6 6.0 12.3 6.0 8.2 巡 礼 者 の数 は、8 月 7 日 は 20 人 (巡 礼 者 率 9.6%)、8 月 8 日 は 10 人 (巡 礼 者 率 6.0%)8 月 9 日 は 41 人 (巡 礼 者 率 12.3%)、8 月 10 日 は 34 人 (巡 礼 者 率 6.0%)であった。巡 礼 者 数 の 4 日 間 の合 計 は 105 人 (巡 礼 者 率 8.2%)であった。 5.2.2 ア ン ケ ー ト 調 査 結 果 アン ケー ト調 査 の 結 果 を 、表 -2 、表 -3 、表 -4 にそれぞれ示 した。表 -2 では、「性 別 」「年 齢 」 「 居 住 地 方 」 に 関 す る 結 果 を 示 し て お り 、 表 -3 では、「同 行 者 」「旅 行 日 程 」「鷲 宮 町 での滞 在 時 間 」「鷲 宮 町 への来 訪 回 数 」「旅 行 会 社 利 用 の有 無 」「交 通 手 段 (行 き)」に関 する結 果 を示 している。表 -4 では、「巡 礼 者 の立 ち寄 り場 所 」 に関 する結 果 を示 している。 そ れ ぞ れ 左 側 に は 項 目 を 、 右 側 に は 人 数 を 示 し た 。 ()内 は 項 目 ご と の 人 数 を 回 答 者 数 で あ る 212 で 除 し て 求 め た 百 分 率 で あ る ( 少 数 第 2 位 を 四 捨 五 入 )。 表 -2. ア ン ケ ー ト 結 果 一 覧 (1) n = 212 (%) 性 別 性 別 性 別 性 別 男 性 185(87.3) 女 性 19(9.0) 回 答 無し 8(3.8) 年 齢 年 齢 年 齢 年 齢 10-19 歳 54(25.5) 20-29 歳 88(41.5) 30-39 歳 42(19.8) 40-49 歳 17(8.0) 50-59 歳 2(0.9) 60-69 歳 1(0.5) 回 答 無し 8(3.8) 居 住 地 方 居 住 地 方 居 住 地 方 居 住 地 方 北 海 道 2(0.9) 東 北 10(4.7) 北 陸 1(0.5) 甲 信 越 8(3.8) 関 東 144(58.0) 東 海 22(10.4) 近 畿 9(4.2) 中 国 4(1.9) 四 国 0(0.0) 九 州 1(0.5) 沖 縄 1(0.5) 海 外 (香 港 ) 1(0.5) 回 答 無し 9(4.2)
表 -3. ア ン ケ ー ト 結 果 一 覧 (2) n = 212 (%) 同 行 者 同 行 者 同 行 者 同 行 者 一 人 旅 65(30.7) 友 人 113(53.3) 家 族 や親 せ き 28(13.2) 回 答 無し 6(2.8) 旅 行 日 程 旅 行 日 程 旅 行 日 程 旅 行 日 程 日 帰 り 153(72.2) 1 泊 以上 53(25.0) 地 元 住民 2(0.9) 回 答 無し 4(1.9) 鷲 宮 町 鷲 宮 町 鷲 宮 町 鷲 宮 町 で ので ので の 滞 在 時 間で の滞 在 時 間滞 在 時 間 滞 在 時 間 3 時 間以 内 93(43.9) 3 ~ 6時 間 84(39.6) 6 ~ 24 時 間 17(8.0) 2 4 時間 以 上 3(1.4) 回 答 無し 15(7.1) 鷲 宮 町 鷲 宮 町 鷲 宮 町 鷲 宮 町 へ のへ のへ の 来 訪 回 数へ の来 訪 回 数来 訪 回 数 来 訪 回 数 初 め て 121(57.1) 2 回 目 21(9.9) 3 回 目 11(5.2) 4 回 以上 52(24.5) 地 元 住民 6(2.8) 回 答 無し 1(0.5) 旅 行 会 社 利 用 旅 行 会 社 利 用 旅 行 会 社 利 用 旅 行 会 社 利 用 のののの 有 無有 無有 無 有 無 利 用 有り 5(2.4) 利 用 無し 205(96.7) 回 答 無し 2(0.9) 交 通 手 段 交 通 手 段 交 通 手 段 交 通 手 段 ( ( ( (行行行 き行ききき )))) 電 車 96(45.3) 自 家 用車 73(34.4) そ の 他 43(20.3) (自 転 車 、 自 動 二 輪 、 徒 歩 な ど を 含 む ) 表 -4. 立 ち 寄 り 場 所 ご と の 人 数 立 ち寄 り場 所 人 数 備 考 鷲 宮 神 社 198 ☆ 鷲 宮 神 社 前 商 店 街 114 鷲 宮 駅 105 春 日 部 駅 47 ☆ ゲーマーズ秋 葉 原 店 37 大 宮 駅 34 幸 手 市 商 店 街 27 ☆ 幸 手 駅 24 春 日 部 共 栄 高 校 22 ☆ アニメイト大 宮 店 19 東 鷲 宮 駅 18 権 現 堂 堤 18 ☆ アニメイト池 袋 本 店 7 その他 17 無 回 答 1 *備 考 欄 に ☆ を 付 し た 場 所 は「 ら き ☆ す た 」の オ ー プ ニ ン グ の 背 景 と な っ て い る 場 所 5.2.3 商 工 会 ホ ー ム ペ ー ジ ア ク セ ス 数 商 工 会 ホ ー ム ペ ー ジ の ア ク セス 数 の 推 移 を 図 -1 に示 した。縦 軸 がアクセス数 であり、横 軸 が 8 月 の日 付 を表 している。 3 30 3 14 3 24 7 89 9 86 1 171 1 016 9 10 6 12 4 69 3 96 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 日 ア ク セ ス 数 図 -1. 8 月 5 日 ~ 15 日 の ア ク セ ス 数 推 移
6. 考 察 聖 地 巡 礼 者 の 人 数 に つ い て で あ る が 、2008 年 8 月 9 日 (土 )を除 いて神 社 への「来 訪 者 」の 10 % 以 下 で あ る 。 一 部 報 道 や 書 籍 の 記 述 で 「オタクが殺 到 」というような言 葉 が使 われるが、 イベントやグッズ販 売 の時 の描 写 であるか、ある いは誇 張 されたものであることが分 かる。ただし、 聖 地 巡 礼 者 全 員 が大 酉 茶 屋 に入 るとは限 らな いので、この結 果 は最 小 値 であるととらえるべき で あろ う 。 聖 地 巡 礼 者 に 対 す る 町 民 の 評 価 が 良 いのは、岡 本 (2009c)が指 摘 するマナーの良 さに加 えて、人 数 がそれほど多 くないことも原 因 になっている可 能 性 がある。 「性 別 」と「年 齢 」を見 ると、男 性 が 87.3%と 多 く、10 代 から 30 代 が全 体 の 86.8%を占 めて いる 。そ うす る と、単 純 に 旅 行 情 報 化 世 代 と 言 い切 る こ とはでき な くな る 。 旅 行 情 報 化 世 代 は 20 代 から 40 代 の男 性 と、20 代 の女 性 だからで あ る 。 新 聞 ・ 雑 誌 記 事 の 分 析 で は 、 「 戦 国 BASARA」や「戦 国 無 双 」というゲームの舞 台 を 訪 ねる行 動 で若 い女 性 が記 事 でとりあげられて おり、また、長 野 県 大 町 市 木 崎 湖 の「おねがい ☆ テ ィー チ ャー 」 、「 お ね が い☆ ツイ ン ズ 」 は「ら き☆ す た」 よりも 放 映 が 前 である の で、アニ メ作 品 や聖 地 によってファン層 が異 なっている可 能 性 がある。 次 に、「来 訪 回 数 」の結 果 から、アニメ聖 地 巡 礼 者 の 中 に は 、リ ピ ー ター が 多 いこ と が わ か っ た。1 回 目 が全 体 の 57.1%を占 めているが、2 回 目 以 上 は 39.6%を占 め、4 割 程 度 がリピータ ーであることがわかる。それに加 えて、「居 住 地 方 」 の 結 果 から 、アニ メ聖 地 巡 礼 者 の 中 に は、 遠 方 か ら 訪 れ て い る 者 が い る こ と が わ か っ た 。 関 東 地 方 からの来 訪 が全 体 の 58.0%を占 める が 、 無 回 答 ・ 無 効 の 4.2 % を 除 い た 残 り の 37.8%が関 東 圏 以 外 から来 訪 している。これは、 リピーターが多 く、また、遠 方 から訪 れる巡 礼 者 がいる、という特 徴 が見 られたといえる。 新 聞 、雑 誌 記 事 分 析 では抽 出 されていない 結 果 として、「同 行 者 」の結 果 から友 人 と訪 れる のが 113 人 で 53.3%を占 め、続 いて 1 人 旅 が 65 人 で全 体 の 30.7%となる。ただし、本 アンケ ートは同 一 グループであっても、一 人 一 人 に手 渡 されて いる ため、旅 行 単 位 として は、1 人 旅 の方 が数 が多 くなる。「旅 行 日 程 」の結 果 から、 日 帰 り で 訪 れ る こ とが 多 く 、「 旅 行 会 社 利 用 の 有 無 」 の 結 果 から 旅 行 会 社 の 利 用 は少 な いこ とがわかる。 「立 ち寄 り場 所 ごとの人 数 」の結 果 を見 ると、 周 遊 はそれ ほどし ないようである 。鷲 宮 神 社 近 辺 でアンケートをとっていることも影 響 していると 思 われ る が 、鷲 宮 神 社 に 立 ち 寄 ったの が 198 人 であるのに対 して、同 じようにオープニングに 登 場 する他 の聖 地 である「春 日 部 駅 」「幸 手 市 商 店 街 」「春 日 部 共 栄 高 校 」「権 現 堂 堤 」は、そ れぞれ 47 人 、27 人 、22 人 、18 人 と少 ない。こ れ に は、「 交 通 手 段 」 の 結 果 も 関 連 し て いる 可 能 性 がある。「交 通 手 段 」の結 果 を見 ると、様 々 な 交 通 手 段 を用 いている 。電 車 で鷲 宮 町 を訪 れ た場 合 、「 春 日 部 駅 」 や 「 幸 手 市 商 店 街 」 は 駅 から 近 いが、「春 日 部 共 栄 高 校 」や「権 現 堂 堤 」は、駅 からさらに何 らかの交 通 手 段 が 必 要 となる場 所 にある。 鷲 宮 神 社 以 外 の聖 地 にそれほど行 かないと 同 時 に、鷲 宮 町 では長 い時 間 を過 ごすようであ る。観 光 資 源 としては、鷲 宮 神 社 と大 酉 茶 屋 が 主 である にも かかわら ず、滞 在 時 間 が 長 くな っ ている 。「 鷲 宮 町 での 滞 在 時 間 」の 結 果 を見 る と、3 時 間 以 上 滞 在 する人 が 104 人 と、全 体 の 49.0%と、3 時 間 以 内 の 93 人 (43.9%)を上 回 っ ている。 この こ とから 、ア ニ メ聖 地 巡 礼 者 はただ 神 社 や大 酉 茶 屋 の写 真 を撮 って雰 囲 気 に浸 るだけ でな く、現 地 の 人 やファン 同 士 で交 流 をしてい る 可 能 性 が 高 い 。 ま た 、 ア ン ケ ー ト を 取 っ た 時 期 は 鷲 宮 町 で 「 飲 食 店 ス タン プ ラ リ ー 」 が 行 わ れ て い た 時 期 で あり 、 本 イ ベ ン トも 滞 在 時 間 を 長 く し て い る 要 因 で あ る と 考 え ら れ る ( 岡 本 2009d)。 ホームページのアクセス数 の分 析 の結 果 から
は、鷲 宮 町 商 工 会 の出 す情 報 に、多 くのファン が反 応 していることがわかり、情 報 収 集 にインタ ーネットを主 に用 いていることがわかる。このこと から鷲 宮 町 を訪 れる聖 地 巡 礼 者 はインターネッ トを多 く活 用 していることが推 測 できる。 7. 今 後 の 課 題 本 稿 で は 、既 往 研 究 の 整 理 を 行 い 、新 聞・ 雑 誌 記 事 の 分 析 か ら 仮 説 的 に 提 示 さ れ て い た ア ニ メ 聖 地 巡 礼 者 の 動 態 に つ い て 、 実 証 的 な デ ー タ を 用 い て 吟 味 し 、 埼 玉 県 鷲 宮 町 を 訪 れ る ア ニ メ 聖 地 巡 礼 者 の 動 態 の 全 体 像 が 明 ら か に な っ た 。 今 後 は 、 変 数 間 の 相 関 や 、 聖 地 巡 礼 者 の 内 面 的 な 満 足 が ど の よ う な も の で あ る の か 、 な ど 、 さ ら に 詳 細 な 分 析 が 必 要 で あ る 。 加 え て 、 同 一 地 域 で 縦 断 的 に 調 査 を 続 け る こ と が 必 要 に な る 。 な ぜ な ら 、 本 稿 で も 確 認 し た と お り 、 ア ニ メ を 動 機 と し た 旅 行 行 動 が ど こ ま で 持 続 す る の か を 検 討 す る 必 要 が あ る か ら で あ る 。 ま た 、 時 間 が た つ ご と に リ ピ ー タ ー ば か り に な っ て い く の か 、 新 規 の 巡 礼 者 が 訪 れ 続 け る の か 、 な ど の 問 題 も あ る 。 さ ら に 、 異 な る 地 域 で 横 断 的 に 調 査 を 展 開 し て い く こ と も 必 要 に な る だ ろ う 。 そ れ と い う の も 、 今 回 明 ら か に な っ た よ う に 、 鷲 宮 町 の 巡 礼 者 は 、 必 ず し も 他 の 地 域 の 巡 礼 者 と 年 齢 構 成 や 性 別 構 成 な ど が 同 じ で あ る と は 限 ら な い か ら で あ る 。 ま た 、 鷲 宮 町 の 場 合 は ア ニ メ 聖 地 巡 礼 者 と 地 元 住 民 が 協 働 に 至 っ て い る が 、 他 地 域 で も 同 様 に 良 好 な 関 係 を 築 け る と は 限 ら な い 。 関 係 性 を 構 築 し 、 持 続 す る た め の 条 件 を 今 後 探 っ て い く 必 要 が あ ろ う 。 こ う し た 調 査 、 研 究 を 行 う こ と で 、 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 の よ う に 、 ネ ッ ト 上 ( 地 域 外 ) で 価 値 観 の 共 有 が 行 わ れ 、 そ れ が 地 域 に 流 入 す る 際 に 、 地 域 側 と 旅 行 者 が 良 好 な 関 係 を 築 く た め に 有 用 な 知 見 を 得 る 事 が で き る と 考 え ら れ る 。 【 補 注 】 (注 1) 筆 者 が 鷲 宮 町 で フ ィ ー ル ド 調 査 を 行 っ て い る 際 、 学 部 生 や 大 学 院 生 が 調 査 の た め 鷲 宮 町 を 訪 れ る こ と が 多 い こ と や 、 鷲 宮 町 以 外 の 地 域 で フ ィ ー ル ド 調 査 を 行 っ て い る 際 に 、 ま ち お こ し の 実 践 家 か ら 鷲 宮 町 の 様 子 を 聞 か れ る こ と が 多 い こ と か ら 。 (注 2) ア ニ メ の フ ァ ン が ア ニ メ の 背 景 や 舞 台 、 関 連 地 域 を 訪 ね る 行 為 を ア ニ メ 聖 地 巡 礼 と 呼 ぶ ( 山 村 2008, 岡 本 2008)。「 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 」は こ こ で は 、学 術 的 に 議 論 す る た め の 用 語 と し て 定 義 し て い る 。「 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 」 と い う 呼 称 は フ ァ ン の 中 で 使 わ れ る こ と も あ る が 、少 な く な い フ ァ ン が 宗 教 的 な 意 味 を 喚 起 さ せ る こ と な ど の 理 由 で「 舞 台 探 訪 」と い う 呼 称 を 用 い て い る 。 ( 注 3) も ち ろ ん 、ア ニ メ 聖 地 と さ れ る 場 所 近 辺 に 居 住 し て い る 住 民 の 中 に も 当 該 ア ニ メ の フ ァ ン が い な い わ け で は な く 、ア ニ メ 聖 地 と し て の 価 値 を 認 識 し て い る 者 も い る と 考 え ら れ る 。し か し 、大 河 ド ラ マ や 朝 の 連 続 テ レ ビ 小 説 な ど に 比 べ る と 、価 値 観 を 共 有 し て い る 人 が 少 な く 、自 地 域 が ア ニ メ で 使 わ れ て い る こ と を 知 ら な い 人 が 大 半 で あ る こ と が 多 い 。 ( 注 4) そ れ ぞ れ 、柿 崎 俊 道 に よ る『 聖 地 巡 礼 ア ニ メ・マ ン ガ 12 箇 所 め ぐ り 』と 、JTB に よ る『 も え る る ぶ COOLJAPAN オ タ ク ニ ッ ポ ン ガ イ ド 』 で あ る 。 ( 注 5) 丸 田 (2008)、 奥 野 (2009)、 遠 藤 (2009)な ど 。扱 っ て い る 分 量 が 少 な い か ら と 言 っ て 、 こ れ ら の 論 考 が 重 要 で は 無 い と い う こ と で は な い 。 こ れ ら の 論 考 に 関 し て も 、 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 に 関 す る 重 要 な 考 察 を 行 っ て い る こ と は 疑 い 無 い が 、 本 研 究 の 範 囲 を 超 え る た め 、 言 及 は 別 稿 に 譲 り た い 。 ( 注 6) 今 井 (2009) に よ る と 、「 痛 絵 馬 」 と は 、 ア ニ メ の キ ャ ラ ク タ が 描 か れ た 絵 馬 で あ り 、 痛 車 ( ア ニ メ な ど に 関 す る ス テ ッ カ ー を 車 体 に 貼 り 付 け た 車 の 呼 称 。「 見 て い て 痛 々 し い 」 こ と と イ タ リ ア 産 の 自 動 車 の 略 称 で あ る 「 イ タ 車 」 を 掛 け た も の ) を 絵 馬 に 転 用 し た も の で あ る 。 ( 注 7) 佐 藤 (2009)に よ る と 、「 オ タ ク 絵 馬 」 と は 、 ア ニ メ・マ ン ガ な ど の イ ラ ス ト や オ タ ク の 間 で 特 有 な 慣 用 語 、聖 地 巡 礼 を 連 想 さ せ る 言 葉 を 描 い た 絵 馬 の こ と で あ る 。 ( 注 8) 「 旅 行 情 報 化 世 代 」と は 、旅 行 の 情 報 源 と し て イ ン タ ー ネ ッ ト を 用 い て い る 割 合 が 高 い 世
代・性 別 で あ る 20 代 、30 代 、40 代 の 男 性 と 20 代 の 女 性 ( 2007 年 時 点 で の ) を 指 す ( 岡 本 2009a)。 【 参 考 文 献 】 遠 藤 英 樹 、 2003、「 メ デ ィ ア を 媒 介 し て 構 築 さ れ る 観 光 の 風 景 」、『 奈 良 県 立 大 学 研 究 季 報 』、 14 巻 、 2・ 3 号 遠 藤 英 樹 、 2009、「 メ デ ィ ア テ ク ス ト と し て の 観 光 」、『 観 光 の 空 間 』、 ナ カ ニ シ ヤ 出 版 編 集 製 作 本 部 国 内 情 報 部 第 五 編 集 部 、 2008、 『 も え る る ぶ COOLJAPAN オ タ ク ニ ッ ポ ン ガ イ ド 』 JTB パ ブ リ ッ シ ン グ 今 井 信 治 、 2009、 「 ア ニ メ 「 聖 地 巡 礼 」 実 践 者 の 行 動 に 見 る 」、『 CATS 叢 書 』、 1 号 石 川 美 澄・岡 本 健・山 村 高 淑・松 本 真 治 、2008、 「 ア ニ メ ー シ ョ ン 作 品 が 観 光 振 興 に 与 え る 影 響 に 関 す る 研 究 (そ の 3)埼 玉 県 鷲 宮 町 に お け る「 ら き ☆ す た 」聖 地 巡 礼 者 の 属 性 と 旅 行 形 態 に 関 す る 考 察 」『 日 本 観 光 研 究 学 会 全 国 大 会 学 術 論 文 集 』 23 号 嘉 幡 貴 至 、 2009、「 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 の 生 起 要 因 に つ い て の 一 考 察:認 知 心 理 学 的 観 点 か ら 」、 『 CATS 叢 書 』、 1 号 柿 崎 俊 道 、2005、『 聖 地 巡 礼 ア ニ メ・マ ン ガ 12 ヶ 所 め ぐ り 』キ ル タ イ ム コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 丸 田 一 、 2008、『「 場 所 」 論 』、 NTT 出 版 前 原 正 美 、 2008、「 メ デ ィ ア 産 業 と 観 光 産 業 ― 大 河 ド ラ マ と 観 光 ビ ジ ネ ス ― 」、『 東 洋 学 園 大 学 紀 要 』、 16 号 長 島 一 由 、 2007、『 フ ィ ル ム コ ミ ッ シ ョ ン ガ イ ド 』、 WAVE 出 版 中 村 哲 、 2003、「 観 光 に お け る マ ス メ デ ィ ア の 影 響 -映 像 媒 体 を 中 心 に -」、『 2 1 世 紀 の 観 光 学 』、 学 文 社 、 pp.83-100. 中 谷 哲 弥 、 2007、「 フ ィ ル ム ・ ツ ー リ ズ ム に 関 す る 一 考 察 」、『 奈 良 県 立 大 学 「 研 究 季 報 」』、 18 巻 、 1・ 2 号 大 谷 あ や の・岡 本 健・野 中 萌・坂 田 圧 巳 、2008、 「 ア ニ メ ー シ ョ ン 作 品 が 観 光 振 興 に 与 え る 影 響 に 関 す る 研 究 (そ の 4)「 ら き ☆ す た 」 聖 地 に お け る 巡 礼 者 の 人 数 把 握 方 法 に つ い て 」、 『 日 本 観 光 研 究 学 会 全 国 大 会 学 術 論 文 集 』23 号 岡 本 健 、2009a、「 ア ニ メ 聖 地 巡 礼 の 誕 生 と 展 開 」、 『 CATS 叢 書 』、 1 号 岡 本 健 、2009b、 「 「ら き ☆ す た 」に 見 る ア ニ メ 聖 地 巡 礼 に よ る 交 流 型 ま ち づ く り - 埼 玉 県 鷲 宮 町 」、『 観 光 の 地 域 ブ ラ ン デ ィ ン グ 』、 学 芸 出 版 社 岡 本 健 、2009c、「 ら き ☆ す た 聖 地「 鷲 宮 」巡 礼 と 情 報 化 社 会 」、『 観 光 の 空 間 』、 ナ カ ニ シ ヤ 出 版 岡 本 健 、2009d、「 来 訪 者 の 回 遊 行 動 を 誘 発 す る 要 因 と そ の 効 果 に 関 す る 研 究 ~ 埼 玉 県 北 葛 飾 郡 鷲 宮 町 に お け る 「 飲 食 店 ス タ ン プ ラ リ ー 」を 事 例 と し て 」、『 日 本 建 築 学 会 二 〇 〇 九 年 度 大 会( 東 北 )学 術 講 演 梗 概 集 F-1 都 市 計 画 建 築 社 会 シ ス テ ム 』、 pp.219-220. 岡 本 健 、2009e、「 観 光 情 報 革 命 時 代 の ツ ー リ ズ ム( そ の 4 )~ 「 旅 行 情 報 化 世 代 」 ~ 」、『 北 海 道 大 学 文 化 資 源 マ ネ ジ メ ン ト 論 集 』、 6 号 岡 本 健 、2009f、「「 聖 地 巡 礼 者 」動 態 分 析 13 の 視 点 」、『 CATS 叢 書 』、 1 号 岡 本 健 、 2008、「 ア ニ メ 聖 地 に お け る 巡 礼 者 の 動 向 把 握 方 法 の 検 討:聖 地 巡 礼 ノ ー ト 分 析 の 有 効 性 と 課 題 に つ い て 」、『 観 光 創 造 研 究 』、2 号 奥 野 卓 司 、2009、『 情 報 人 類 学 の 射 程 』、岩 波 書 店 佐 藤 善 之 、 2009、「 い か に し て 神 社 は 聖 地 と な っ た か:公 共 性 と 非 日 常 性 が 生 み 出 す 聖 地 の 発 展 」、『 CATS 叢 書 』、 1 号 田 畑 暁 生 、2003、「 映 像 に よ る 地 域 振 興 」『 映 像 と 社 会 』、 北 樹 出 版 高 山 啓 子 、 2005、「 社 会 現 象 と し て の 観 光 ― メ デ ィ ア に よ る 観 光 の イ メ ー ジ 構 成 ― 」『 川 村 学 園 女 子 大 学 研 究 紀 要 』 16 巻 、 2 号 玉 井 建 也 、2009、「「 聖 地 」へ と 至 る 尾 道 と い う フ ィ ー ル ド —歌 枕 か ら『 か み ち ゅ ! 』へ —」、『 コ ン テ ン ツ 文 化 史 研 究 』、 創 刊 号 谷 國 大 輔 、 2009、『 映 画 に し く ま れ た カ ミ の 見 え ざ る 手 』、 講 談 社 内 田 純 一 、 2009、「 フ ィ ル ム ・ イ ン ス パ イ ア ー ド ・ ツ ー リ ズ ム :映 画 に よ る 観 光 創 出 か ら 地 域 イ ノ ベ ー シ ョ ン ま で 」『 CATS 叢 書 』、 1 号 鷲 ペ デ ィ ア 研 究 チ ー ム 、2009、「「 伝 票 調 査 」な ら び に「 ア ン ケ ー ト 調 査 」に つ い て 」、『 CATS 叢 書 』、 1 号 山 里 裕 一 、2009、「 ア ニ メ ブ ー ム の 形 成 と 増 幅 ― 新 聞 の ア ニ メ 報 道 の 状 況 よ り ― 」、『 広 島 修 大 論 集 』、 49巻 2号 山 村 高 淑 、2009a、「 観 光 情 報 革 命 が 変 え る 日 本 の ま ち づ く り:イ ン タ ー ネ ッ ト 時 代 の 若 者 の 旅 文 化 と 新 た な コ ミ ュ ニ テ ィ の 可 能 性 」、『 季 刊 ま ち づ く り 』、 22 号 山 村 高 淑 、2009b、「 観 光 情 報 革 命 と 文 化 創 出 型 観 光 の 可 能 性 ― ア ニ メ 聖 地 巡 礼 に 見 る 次 世 代 ツ ー リ ズ ム の 萌 芽 」、『 地 域 開 発 』、 533 号 山 村 高 淑 、 2009c、「 観 光 革 命 と 21 世 紀 : ア ニ メ 聖 地 巡 礼 方 ま ち づ く り に 見 る ツ ー リ ズ ム の 現 代 的 意 義 と 可 能 性 」、『 CATS 叢 書 』、 1 号 山 村 高 淑 、 2008、「 ア ニ メ 聖 地 の 成 立 と そ の 展 開 に 関 す る 研 究 ~ ア ニ メ 作 品 「 ら き ☆ す た 」 に よ る 埼 玉 県 鷲 宮 町 の 旅 客 誘 致 に 関 す る 一 考 察 ~ 」、『 北 海 道 大 学 国 際 広 報 メ デ ィ ア・観 光 学 ジ ャ ー ナ ル 』、 7 号 【 謝 辞 】 本 稿 を ま と め る に あ た っ て 、鷲 ペ デ ィ ア 研 究 チ ー ム の 皆 様 に は デ ー タ の 収 集 、整 理 で 、大 変 お 世 話 に な っ た 。ま た 、匿 名 の 査 読 委 員 会 の 先 生 方 に は 大 変 有 用 な ご 指 摘 を 数 多 く い た だ い た 。 こ の 場 を 借 り て 御 礼 を 申 し 上 げ る 。