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では~庖出居のほかに大幅な人口減少の影響

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Academic year: 2021

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徳島県におけるフードデザート問題

教科・領域教育専攻 社会系コース 平 山 大 地

I はじめに

近年の社会・経済環境の急速な変化の中で、

特に一人暮らしの高齢者等、社会的弱者の日常 生活における「食Jの問題がクローズアップさ れている。景気の低迷等により、街なかのスー

fーマーケットが次々と閉屈し、自動車等の交 通手段を持たない高齢者が、買い置きのレトル ト食品や冷凍食品に依存し、菊璃平な野菜や果物、

魚や肉などを入手、摂取できない現象、いわゆ る「フードデザート(食の砂漠)Jが問題となっ ている。生鮮食料品供給システムの不備や貧困、

社会からの孤立など様々な排除の中で「食」に 注目したときに浮かび上がる問題がフードデザ ート問題である。

既存研究では地方都市明白疎山村などの各地 域の事例については詳細に分析されているが、

広域的な地域においてフードデザート地域を抽 出し、それぞれの地域特性を相対的に位置付け て主出或を選定したわけではない。このため、フ ードデザート地域と地域特性との関係が明確に 捉えられていないものと考える。

そこで本研究では、高齢者の自宅から生鮮食 料品j苫までの近接性という視点からフードデザ、

ート問題について明らかにする。

研究対象地域としては、従来の研究ではほと んど行われていない徳島県全域とし、う広域的な 地域を取り上げ、その中で相知的な地域特性と

フードデザート問題の関係を考察した。

指導教員 立 岡 裕 士

H 研究方法

フードデザート地域を抽出するために、 2010 年国勢調査2分の1地域メッシュ統計と 2013 年NTI'iタウンページの生鮮食料品のデータを 使用した。

GIS

(地理情報システム)を援用し て、各メッシュの中心から 500m(徒歩圏)と 6km (自動車圏)のバッファを発生させ、利用 可能な

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苫舗数を抽出した。また、食品摂取の多 様性得点という指標を設定し、その得点が4点 未満となるメッシュをフードデザート地域とし た。

そして、抽出したフードデザート地域で実際 に行われているフードデザート問題への対策に ついてインターネットおよひ明地調査によって 明らかにする。

直徳島県の飲食料品小売業

徳島県全体の「飲食料品小売業」の事業所数 は、 1982年から2007年の25年間で、 48.9%

減少している。一方で、売場面積は、 20.2%増 加している。徳島県は全国的な商業の動向と同 様に、大割苫出庖の影響を受け、中小小売居が 減少したものと考えられる。

市町村別では、事業所数が増加している市町 村は羽生しない。売場面積は徳島市の郊外地域 で増加し、県西部の過疎地域では減少している。

人口が集中する県北部の都市的地域ではブ型庄 出庖によって周辺の商底街を中心とした中小零

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細庖が減少した一方、県西部や南部の過疎地域 野に入れれば、経営収支が散しし、状況にある。

では~庖出居のほかに大幅な人口減少の影響

で、飲食料品小売業が減少したものと考えられ る。

N 徳島県におけるフードデザート地域の抽 出

徒歩圏では、各市町村の中心部を除く、徳島 県のほぼ全域でフードデザート地域が確認され た。また、高齢者の48.5%がフードデザート地 域内に居住していることが明らかとなったO

自動車圏 (6km)に範囲を広げると、県西部・

南部の中山間地域や漁村がフードデザート地域 に含まれた。これらの地域は徳島県内でも特に 高齢化が進行している地域であり、より深刻な 食糧問題に直面している可能性があると考えら れる。

また、今後の生鮮食料屈の関庖によって、中 心市佳弛や周辺地域の人口が比較的集中してい る主出或においてフードデザート問題が起こる危 険性があると推察される。

V 徳島県におけるフードデザート対策 徒歩圏における分析でフードデザート地域に 抽出された徳島市などの都市的地域の周辺では、

民開業者が主体となって地元のスーノfーが商品 供給元となり移動販売を行う移動スーパー「と

くし知的づ事業モデ、/レが前生している。

また、自動車圏の分析でフードデザート地域 に含まれたつるぎ町南部([日一特す)では、町 主導で、既存の路線パス¢停留所から高齢Lてい る山間集落を結ぶコミュニティパスがj留子され ている。

いずれの事業も住民からの評価が高く、一定 の成果を上げているものの、長期的な遺言子を視

VI おわりに

以上を要するに、徳島県では、都市部キ各市 町村の中心部よりも、過疎地域でのフードデザ ート問題が深刻化していることが鞘敷である。

しかし、既存研究において、フードデザート 問題は大都市郊外、地方都市中心部、過疎山村

などで荷主~されており、なかでも、日本の県庁

所在地の中心部でのフードデザート問題が深刻 化していることが明らかとなっている。徳島に おけるフードデザート問題が全国の状況と異な るのは、徳島県は大割吉の郊外出庖が他県と比 べると遅いため、徳島市をはじめとした各市町 村の中心部に生鮮食料品唐が残存していると考

えられる。

しかし、ここ

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年間の徳島県の飲餅斗品小 売業の推移をみると、全国的な商業の動向と同

様に、徳島県においても~庖出店の影響を受

け、中小小売庖が減少してきでいる。 2011年に は、藍住町に居舗面積が 40

000

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のゆめタウ ンイ恵島が出j古し、徳島市の郊外にイオンが出庄

を計画されるなど今後も郊外~;::j哩居が出匝す

ることが予想されるため、中小小売!吉は、今後 も減少していくと推察される。

徳島県におけるフードデザート問題は、現J

では過疎山村におし、て深刻であるが、数年後に は中心部とその周辺蝉或においても急速にフー ドデザート地域が広がると予想される。このた め、今後の高齢人口分布を考えながら、官民一 体となったj苫舗撤退の抑制やフードデザートに なった際の生鮮食料品の供給対策を今から考え る必要がある。

参照

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