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第4.景観形成特別地区の景観形成基準 豊島区景観計画|豊島区公式ホームページ

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(1)

6

1 景観形成特別地区

 一般地域の景観形成基準を基本として、地区の特性に応じた基準を設けます。

(1)神田川沿川景観形成特別地区

①区域

  神田川沿川景観形成特別地区は、神田川の区域及び神田川の両側からそれぞれ30mの範囲に

ある陸上の部分をあわせた区域とします。

学習院大学

目白駅

高田馬場駅

豊島区

文京区

新宿区

図表 6-16 区域図と断面図

第 4 景観形成特別地区の景観形成基準

神田川沿川景観形成特別地区

豊島区域 凡 例

(2)

②景観形成の目標

○神田川沿いの桜並木など、景観資源を生かしながら、環境改善の取り組みと連携し、東京の象

徴にふさわしい河川景観を形成します。

○みどり豊かな河川周辺の景観を回復させるとともに、神田川沿いの隣接区とも連携し、都心部

の骨格的なみどりのネットワークを形成します。

③景観形成の方針(景観法第8条第3項関係)

1)水辺と川沿いのみどりが一体となって感じられる河川景観の形成

○神田川の景観形成は、水辺と川沿いのみどりが一体となった景観を創出することが重要です。

川沿いや河川内での緑化を積極的に推進し、護岸や堤防の硬い表情を和らげ、河川景観に潤い

と連続性を生み出していきます。

2)みどり豊かな川沿いの歩行者空間の創出

○神田川沿いの歩行者空間は、神田川を眺望することのできる場所であり、川の趣を感じること

のできる親水空間でもあります。建築物等の配置は、川の景観と一体的に検討し、川沿いの空

間を確保することに努めます。

○緑化を促進し、誰もが利用しやすく、みどり豊かな連続した歩行者空間を創出するよう努めます。

3)神田川と川沿いの地域が調和した街並み景観の形成

○神田川は、古くから人々の生活の中心にあり、その生活と密接に関係してきました。また、川

幅が狭いことから、川沿いの建築物の佇まいが川の景観と一体となって眺望されます。そのた

め、周辺に新たに建てる建築物等はその顔を川側に向けた配置や外壁材を神田川と違和感のな

いものにするなど、神田川と周辺地域が一体となるような景観を形成していきます。

(3)

6

④景観形成基準(景観法第8条第2項第2号関係)

1)建築物の建築等

届出対象行為 ○建築物の新築、増築、改築もしくは移転、外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更。

届出規模 ○建築物の高さ≧ 15m または延べ面積≧ 1,000 ㎡

配置

○敷地が水域に接する場合は、水域側にオープンスペースを設け、圧迫感を軽減するような配置と する。

○壁面の位置の連続性や適切な隣棟間隔の確保など、周辺の街並みに配慮した配置とする。 ○神田川に建築物の顔を向けた配置とする。

○敷地内や周辺に歴史的な資源や残すべき自然などがある場合は、これらを生かした配置とする。

高さ・規模

○高さは、周辺建築物群のスカイラインとの調和を図り、著しく突出した高さの建築物は避ける。 ○神田川沿いの散策路や橋梁など周辺の主要な眺望点(道路・河川・公園など)からの見え方に配

慮する。

形態・意匠・色彩

○形態・意匠は、建築物自体のバランスだけでなく、水辺の自然環境や周辺建築物と調和を図る。 ○外壁は、神田川に面して長大な壁面を避けるなど圧迫感の軽減を図る。

○色彩は、「⑤色彩基準(神田川沿川景観形成特別地区)」に適合するとともに、周辺景観と調和を図る。 ○屋根・屋上に設備等がある場合は、建築物と一体的に計画するなど周囲からの見え方に配慮する。 ○建築物に附帯する構造物や設備等は、建築物本体との調和を図る。

公開空地・外構・緑化等

○神田川沿いにオープンスペースを確保し、隣接するオープンスペースと連続性を持たせる。 ○敷地内はできる限り緑化し、周辺のみどりと連続させる。また、屋上や壁面の緑化を積極的に検

討する。

○緑化にあたっては、川辺の環境に適した樹種を選定し、周辺の景観との調和を図るとともに、植 物の良好な生育が可能となるよう植栽地盤を工夫する。

○塀や柵は、できる限り生け垣とする。

○夜間の景観を落ち着きあるものにするため、過度な照明を神田川に向けないようにする。 ○外構計画は、敷地内のデザインのみを捉えるのではなく、隣接する敷地や道路など、周辺の街並

みと調和を図った色調や素材とする。

届出対象行為 ○工作物の新設、増築、改築もしくは移転、外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更。

届出規模

○煙突、鉄柱、装飾塔、記念塔、物見塔その他これらに類するもの。 ○高さ≧ 15m

○昇降機、ウォーターシュート、コースターその他これらに類するも の。(回転運動をする遊戯施設を含む。)

○高さ≧ 15m  または

 築造面積≧ 1,000㎡ ○製造施設、貯蔵施設、遊戯施設、自動車車庫(建築物であるものを

除く。)その他これらに類するもの。

○橋梁その他これに類する工作物で河川を横断するもの。 ○すべて

規模 ○神田川の水上や遊歩道から見たときに、圧迫感を感じさせないよう、長大な壁面の工作物は避ける。

形態・意匠・色彩

○色彩は、「⑤色彩基準(神田川沿川景観形成特別地区)」に適合するとともに、周辺景観と調和を図る。 (ただし、コースターなどの遊戯施設で、壁面と認識できる部分をもたない工作物を除く。) ○神田川の水上、対岸、橋梁などの主要な眺望点から見たときに、水辺の自然環境や周辺建築物と

調和する形態・意匠とする。

2)工作物の建設等

(※)

(4)

届出対象行為 ○都市計画法第4条第 12 項に規定する開発行為。(主として建築物の建築または特定工作物の建設の用に供する目的で行う土地の区画形質の変更。)

届出規模 ○開発区域の面積≧ 500㎡

土地利用

○区画は、オープンスペースや緑地が神田川沿いのオープンスペースと連続的なものとなるように する。

○神田川への歩行者の動線を確保する。

○区画は、建築物等の配置が神田川へ顔を向けやすいものとする。

3)開発行為

図表6-18 景観形成基準のイメージ(神田川沿川景観形成特別地区)

水やみどりと調和した

色彩を誘導 敷地内の緑化

川沿いのオープンスペースを確保 川に建築物の顔を向けた

(5)

6

⑤色彩基準

1)色彩景観形成の考え方

○外壁の基本色は、神田川沿川のみどりや水の色彩と調和した落ち着きと潤いのある景観を形成

するために、中彩度・低彩度の色彩とします。

○勾配屋根を設ける場合は、周辺の景観から突出しないよう明度や彩度を抑えた色彩を用いるこ

ととします。屋根色を黒色とする場合は、黒すぎないよう「いぶし瓦」程度を用います。

2)色彩基準

基準の適用

部位・面積 色彩の分類 色相 明度 彩度

外壁基本色

無彩色 N 4 以上 8.5 以下

-有彩色

0R ~ 4.9YR 4 以上 8.5 未満 4 以下 8.5 以上 1.5 以下

5.0YR ~ 5.0Y 4 以上 8.5 未満 4 以下 8.5 以上 2 以下 その他 4 以上 1 以下

屋根色 ( 勾配屋根 )

無彩色 N 6 以下

-有彩色 5.0YR ~ 5.0Y 6 以下 4 以下

その他 2 以下

8.5 9 8 7 6 5 4 3 2

R(赤)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14

5YR(黄赤)~5Y(黄)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14 8.5 9 8 7 6 5 4 3 2

BG(青緑)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14 9 8.5 8 7 6 5 4 3 2

PB(青紫)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14 9 8.5 8 7 6 5 4 3 2 8.59 9.259.5 8 7 6 5 4 3 2 1.5 1 N N

外壁基本色の 使用可能範囲

屋根色の 使用可能範囲

(6)

(2)六義園周辺景観形成特別地区

①区域

  六義園周辺景観形成特別地区は、六義園の外周線から概ね100mから300mまでの区域とし

ます。

②景観形成の目標

○国際的な観光資源としてふさわしい、庭園からの眺望景観を保全

し、歴史的・文化的景観を次世代に継承します。

③景観形成の方針(景観法第8条第3項関係)

1)庭園内からの眺望を阻害しない周辺景観の誘導

○庭園周辺に立地し、庭園の内部から見える建築物等を対象として、

その配置や色彩などを適切に誘導します。

2)屋外広告物の規制による景観保全

○庭園周辺において、庭園の内部から見える箇所に屋外広告物を表示することを規制します。(屋

外広告物の基準は、「第7章 屋外広告物の表示等」を参照。)

六義園

豊島区

文京区

北区

染井霊園

巣鴨駅

駒込駅

図表 6-20 区域図

図表 6-21 六義園

画像提供:公益財団法人東京都公園協会 0 50 100   200  300m

六義園周辺景観形成特別地区 豊島区域

(7)

6

④景観形成基準(景観法第8条第2項第2号関係)

1)建築物の建築等

届出対象行為 ○建築物の新築、増築、改築もしくは移転、外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更。

届出規模

○低層住居系市街地:延べ面積≧ 1,000㎡

○住居系市街地:高さ≧ 15 mまたは延べ面積≧ 1,000㎡ ○複合市街地:高さ≧ 20 mまたは延べ面積≧ 2,000㎡ ○商業・業務系市街地:高さ≧ 20 mまたは延べ面積≧ 3,000㎡

配置

○隣地間隔や隣棟間隔を十分確保し、庭園からの眺望の開放感を阻害しないようにする。また、周辺 の街並みに配慮した配置とする。

○敷地内に庭園の築造と関係のある歴史的に重要な遺構や残すべき自然などがある場合は、これらを 生かした建築物の配置とする。

高さ・規模

○庭園内部の主要な眺望点からの見え方をシミュレーションし、庭園からの眺望を阻害する高さや規 模とならないように配慮する。

○庭園外周部と隣接している敷地においては、庭園外周部の樹木の高さを著しく超えることのないよ う計画する。

形態・意匠・色彩

○色彩は、「⑤ 色彩基準(六義園周辺景観形成特別地区)」に適合するとともに、周辺景観と調和を図る。 ○建築物全体及び隣接する建築物等との形態のバランスを検討し、特に庭園景観の背景としてふさわ

しい落ち着いた意匠とする。

○長大な壁面を生じさせないようにし、壁面を分割するなど、庭園からの眺望に対して、圧迫感を感 じさせないようにする。

○建築物に附帯する構造物や設備等は、建築物本体と調和を図り、庭園からの眺望を阻害しないもの とする。

○建築物の外装材は、反射素材などの庭園からの眺望を阻害する素材の使用は避ける。屋根、屋上に 設備がある場合、庭園側に露出させないようにする。

○バルコニーや設備などは、建築物本体との調和を図る。 ○窓面の内側から広告物等を庭園に向けて表示しない。

屋根・屋上 ○屋上や壁面を緑化し、みどりの創出に積極的に寄与する。○突出した形状を避け、庭園外周部の樹木のスカイラインと調和したものとする。

公開空地・外構等

○夜間の景観を検討し、過度な照明を庭園側に向けない。

○敷地外周部は緑化を図り、庭園のみどりとの連続性を確保し、潤いのある空間を創出する。 ○緑化にあたっては、庭園樹種と同一性のある樹種を選定する。

○対象行為により、庭園内の重要な樹木及び湧水等に悪影響を及ぼさないようにする。

届出対象行為 ○工作物の新設、増築、改築もしくは移転、外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更。

届出規模

○煙突、鉄柱、装飾塔、記念塔、物見塔その他これらに 類するもの。

○低層住居系市街地:高さ≧10mまたは築 造面積≧1,000㎡

○住居系市街地:高さ≧15mまたは築造面 積≧1,000㎡

○複合市街地:高さ≧20mまたは築造面積 ≧2,000㎡

○商業・業務系市街地:高さ≧20mまたは 築造面積≧3,000㎡

○昇降機、ウォーターシュート、コースターその他これ らに類するもの。(回転運動をする遊戯施設を含む。) ○製造施設、貯蔵施設、遊戯施設、自動車車庫(建築物

であるものを除く。)その他これらに類するもの。

高さ・規模 ○庭園内部の主要な眺望点からの見え方をシミュレーションし、庭園からの眺望を阻害する高さや規模とならないよう検討する。

形態・意匠・色彩

○色彩は「⑤ 色彩基準(六義園周辺景観形成特別地区)」に適合するとともに、周辺景観と調和を図る。 (ただし、コースターなどの遊戯施設で、壁面と認識できる部分をもたない工作物を除く。) ○庭園景観に調和した落ち着きのあるものとし、突出した形態・意匠を避ける。

○壁面を分節化するなどの工夫をし、庭園から眺望できる部分が長大な面積とならないようにする。

2)工作物の建設等

(※)

(8)

届出対象行為 ○都市計画法第4条第 12 項に規定する開発行為。(主として建築物の建築または特定工作物の建設の用に供する目的で行う土地の区画形質の変更。) 届出規模 ○開発区域の面積≧ 500㎡

土地利用

○周辺地域の土地利用との関係に配慮し、調和した計画とする。

○事業地内のオープンスペースと周辺区域のオープンスペースとの連続性に配慮する。 ○事業地内に景観資源がある場合には、これを生かした計画とする。

造成

○大幅な地形の改変を避け、長大な擁壁や法面などが生じないよう工夫する。○擁壁や法面は、緑化などにより圧迫感を軽減する。

3)開発行為

⑤色彩基準

1)色彩景観形成の考え方

○外壁の大部分は、六義園の豊かなみどりを生かした景観の形成を図るため、庭園のみどりの彩

度程度を上限とします。(夏季の一般的な樹木のみどりの彩度が6程度です)

○勾配屋根を設ける場合は、庭園のみどりから突出しないよう明度や彩度を抑えた色彩とします。

屋根色を黒色とする場合は、黒すぎないよう「いぶし瓦」程度とします。

2)色彩基準

基準の適用

部位・面積 色彩の分類 色相 明度 彩度

外壁基本色

無彩色 N 4 以上 8.5 以下

-有彩色

0R ~ 4.9YR 4 以上 8.5 未満8.5 以上 1.5 以下4 以下

5.0YR ~ 5.0Y 4 以上 8.5 未満8.5 以上 6 以下2 以下

その他 4 以上 8.5 未満8.5 以上 2 以下1 以下

強調色

無彩色 N 9.25 以下

-有彩色 5.0YR ~ 5.0Y0R ~ 4.9YR - 4 以下6 以下

その他 2 以下

屋根色 (勾配屋根)

無彩色 N 6 以下

(9)

6

図表 6-22 使用可能範囲の色彩イメージ(六義園周辺景観形成特別地区)

5YR(黄赤)~5Y(黄)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14 8.5 9 8 7 6 5 4 3 2

BG(青緑)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14 9 8.5 8 7 6 5 4 3 2

PB(青紫)系の色相

9 8.5 8 7 6 5 4 3 2 8.59 9.259.5 8 7 6 5 4 3 2 1.5 1 N N 8.5 9 8 7 6 5 4 3 2

R(赤)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14

外壁基本色の 使用可能範囲

屋根色の 使用可能範囲

強調色の 使用可能範囲

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14

(3)池袋駅東口駅前広場・グリーン大通り沿道景観形成特別地区

①区域

○池袋駅東口駅前・グリーン大

通り沿道景観形成特別地区は、

池袋駅東口駅前広場の周囲及

びグリーン大通りの沿道を区

域とします。

○ただし、景観形成特別地区の届

出規模と景観形成基準は、明

治通り、駅前広場及びグリー

ン大通りに面する敷地に適用

します。

○明治通り、駅前広場及びグリー

ン大通りに面する敷地以外は、

一般地域の景観形成基準を適

用します。

南池袋 1丁目

南池袋 2丁目 東池袋 1丁目

池袋駅

新庁舎

グリ ーン

大通り

駅前広場

1-25 2-49 2-30 2-29 2-28 1-26 1-28 1-27 1-24 1-12 1-11 1-2 1-1 1-3 1-5 1-6 1-41

明治通 り

明治通 り

0 50 100 200m 南池袋公園 池袋駅

豊島区 本庁舎

グリ ーン

大通り

駅前広場

1-25 2-49 2-30 2-29 2-28 2-27 1-22 1-21 2-27 1-26 1-22 1-21 1-28 1-27 1-24 1-12 1-11 1-2 1-1 1-3 1-5 1-6 1-41

明治通 り

明治通 り

0 50 100 200m 南池袋公園 図表 6-23 区域図

池袋駅東口駅前広場・グリーン大通り 沿道景観形成特別地区

駅前広場エリア 中央エリア 東エリア

(10)

②景観形成の目標

〇ケヤキやクスノキを中心としたみどり豊かで美しい並木に包ま

れ、人々が快適に回遊し、新たな文化とにぎわいが生み出される

池袋副都心の景観を形成します。

③景観形成の方針(景観法第8条第3項関係)

1)並木のみどりを惹き立てる建築デザイン等の形成

○建築物等の色彩・デザインの工夫やみどりの連続性に配慮した沿

道の緑化など、街路空間を含めた沿道全体のデザインの調和を図り、並木と沿道が一体となっ

た質の高い景観を形成します。

○誰もが安心して、快適に歩き、集うことができる都市軸として、品格や美しさを損なわないよ

う屋外広告物の表示や掲出方法に配慮し、風格ある街並みを形成します。

2)池袋副都心の表情を創る眺望(ビスタ)の確保

○沿道建築物等相互のスカイライン

58

の調和や、並木の高さに配慮した屋外広告物の掲出を誘導

し、見通しのきいた景観を形成します。

○並木の見通しの先には、アイストップ

59

となる建築物の意匠の工夫などにより、池袋副都心の

顔となる眺望を創出します。

3)個性ある界隈をつなぎ、人々が多様な趣を楽しめる回遊性の向上

○池袋駅東口から駅前広場、グリーン大通り、さらに豊島区本庁舎やあうるすぽっと(豊島区立

舞台芸術交流センター)、サンシャイン周辺へと人々が快適に回遊できる歩行者空間を創出し

ます。

○造幣局東京支局の移転後に整備される防災と文化・交流機能を備えた拠点を中心に、池袋副都

心と大塚、雑司が谷を結ぶ新たな人の流れを生み出します。

○グリーン大通りとともに沿道の敷地や建築物を含め、パフォーマンスやアート展示、オープン

カフェなどとして活用し、連続したにぎわいを演出していきます。

4)地域が主体となった魅力ある街並みの形成

○地域で活動する様々な団体が協働し、沿道建築物や屋外広告物、街路等の形態、街路空間のデ

ザインの協議・調整などに取り組むエリアマネジメント

43

を促進します。

(11)

6

駅前広場エリア 中央エリア 東エリア

届出対象行為 ○建築物の新築、増築、改築もしくは移転、外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更。

届出規模 ○明治通り・駅前広場及びグリーン大通りに面するすべての敷地。※上記の敷地以外は、一般地域の届出規模と景観形成基準が適用される。

配置

○歩行者に圧迫感や威圧感を与えないように努める。

○駐車場など店舗以外の出入口設置などについて、隣接する建築群やオープンスペースとの連続性 を確保し、にぎわいを損なわないよう計画する。

○敷地内に残すべき景観資源(遺構、樹木、池、湧水等)がある場合には、これを生かした計画とする。 ○壁面の位置などの工夫により、敷地内に店舗等のあふれ出しの

空間を確保するよう努める。

○休日・夜間においても閉鎖的 で閑散とした印象を与えない よう、低層部の利用を考慮す る。

○駅前広場あるいはグリーン大 通りに建築物の顔が向くよう 計画する。

○駅前広場に面して歩道と一体 となったオープンスペースの 確保に努める。

○グリーン大通りに建築物の顔が向くよう計画する。

○グリーン大通りに面して歩道と一体となったオープンスペース の確保に努める。

高さ・規模

○駅前広場、五差路交差点からの見え方に配慮する。 ○高さは、建築物など相互のスカイラインの調和に配慮する。

○建築物の分節化や高層部の後 退などにより、圧迫感の軽減 に配慮する。

形態・意匠・色彩

○低層部は歩行者空間を意識して、ヒューマンスケールのデザインとなるよう配慮する。 ○閉店時や夜間においても閉鎖的な印象を与えないよう配慮する。

○壁面のガラスは、反射するものや高彩度となるものを控えるなど、街並みとの調和や周囲の環境 への影響に十分配慮する。

○建築物に付属するテント状の庇、装飾物等の工作物は、周辺に調和した色彩とするほか、形態・意匠は、 周辺の街並みと調和し、歩行者の通行にも配慮する。

○附帯する建築設備等は、建築物と一体的な意匠計画や、目隠しによる修景など、周囲からの見え 方に配慮する。

○建築物単体だけでなく、駅前 広場の修景施設や、隣接する 建築物との調和に配慮する。

○建築物単体だけでなく、並木 ならびに街路の修景施設や、 隣接する建築物や南池袋公園 など周辺の景観資源等(公園・ 緑地、並木、モニュメント等) との調和に配慮する。

○建築物単体だけでなく、並木 ならびに街路の修景施設や、 隣接する建築物や豊島区本庁 舎など周辺の景観資源等(公 園・緑地、並木、モニュメン ト等)との調和に配慮する。

④景観形成基準(景観法第8条第2項第2号関係)

1)街並みの趣

【駅前広場エリア】

○東京の魅力を担う拠点にふさわしい風格を備えた街並み

【中央エリア】

○様々な表現の舞台として、新たな文化とにぎわいを創出する街並み

【東エリア】

○オフィス街の趣とともに、人々が憩い、安らげる洗練された街並み

(12)

駅前広場エリア 中央エリア 東エリア

形態・意匠・色彩

○建築物正面のデザインを工夫 するなど、駅前を印象付け、 グリーン大通りからのビスタ 景観に配慮した形態・意匠と する。

○色彩は、「⑤ 色彩基準(池袋 駅東口駅前広場・グリーン大 通り沿道景観形成特別地区)」 に適合するとともに、周囲の 建物から突出しないよう配慮 する。

○五差路において、交差点に面して建築物のデザインを工夫する など、街角を印象付ける形態・意匠に配慮する。

○色彩は、「⑤ 色彩基準(池袋駅東口駅前広場・グリーン大通り 沿道景観形成特別地区)」に適合するとともに、周囲の建物から 突出せず、並木との調和に配慮する。

○外壁は、並木との調和に配慮した素材を活用する。

○壁面の位置ならびに店舗開口部の位置や形態など、隣接する建 築群との関係や歩道との連続性に配慮し、にぎわいが連続する よう計画する。

○壁面の位置ならびに建築物の エントランスの位置や形態な ど、隣接する建築群とその オープンスペース、歩道との 関係に配慮し、にぎわいが連 続するよう計画する。

公開空地・外構等

○外構の設えにはユニバーサルデザインを取り入れるとともに、舗装の素材や色彩は、隣接する敷 地や歩道など周囲の街並みとの調和に配慮する。

○照明は、過剰な明るさ、激しい点滅、交通の安全を阻害する色彩を避けるなど、夜間の景観や周 囲の環境に配慮する。

○庇の設置など、歩道に面するオープンスペースを中心に、人々の快適性を高める歩行者空間の確 保に配慮する。

○外構計画は、駅から駅前広場 を経て、グリーン大通りなど への人の流れを考慮する。 ○グリーン大通りの導入空間と

して、敷地や建築物を緑化す る。

○外構計画は、駅前広場からサ ンシャイン 60 通り等への人 の流れを考慮する。

○並木ならびに南池袋公園等の 周辺のみどりとの連続性を考 慮し、敷地や建築物を緑化す る。

○外構計画は、駅前から豊島区 本庁舎への人の流れを考慮す る。

○並木ならびに豊島区本庁舎等 の周辺のみどりとの連続性を 考慮し、敷地や建築物を緑化 する。

○緑化にあたり、樹種の選定や 樹木の配置等は継続的な維持 管理が可能な計画とする。

(13)

6

3)工作物の建設等

(※)

【3エリア共通】

届出対象行為 ○工作物の新設、増築、改築もしくは移転、外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更。

届出規模

○煙突、鉄柱、装飾塔、記念塔、物見塔その他これらに類 するもの。

○明治通り・駅前広場及びグリーン大 通りに面する敷地の建築基準法第 88 条に該当する工作物等。

※上記の敷地以外は、一般地域の届出  規模と景観形成基準が適用される。 ○鉄道を越える橋梁、高架(鉄道・道路)

その他これに類するもの ○昇降機、ウォーターシュート、コースターその他これら

に類するもの。(回転運動をする遊戯施設を含む。) ○製造施設、貯蔵施設、遊戯施設、自動車車庫(建築物で

あるものを除く。)その他これらに類するもの。

配置 ○歩行者に圧迫感や威圧感を与えないように努める。

高さ・規模 ○周辺からの見え方に配慮する。

形態・意匠・色彩

○色彩は、「⑤ 色彩基準(池袋駅東口駅前広場・グリーン大通り沿道景観形成特別地区)」に適合す る(ただし、コースターなどの遊戯施設で、壁面と認識できる部分を持たない工作物及び橋梁、 高架等を除くが、周辺との調和に配慮する。)とともに、周辺との調和を図る。

外構・緑化等 ○並木など周辺のみどりとの連続性を考慮し、敷地や工作物を緑化する。

※架空電線路用並びに電気事業法第 2 条第 1 項第 10 号に規定する電気事業者及び同項第 12 号に規定する卸供給事業者の保安通信設備用のもの(擁 壁を含む。)並びに電気通信事業法第 2 条第 5 項に規定する電気通信事業者の電気通信用のものを除く。

4)開発行為【3エリア共通】

届出対象行為 ○都市計画法第4条第 12 項に規定する開発行為。(主として建築物の建築または特定工作物の建設の用に供する目的で行う土地の区画形質の変更。)

届出規模 ○明治通り、駅前広場及びグリーン大通りに面する敷地の開発区域の面積≧ 500㎡※上記の敷地以外は、一般地域の届出規模と景観形成基準が適用される。

土地利用 ○周辺地域の土地利用との関係に配慮し、調和した計画とする。○事業地内のオープンスペースと周辺区域のオープンスペースとの連続性に配慮する。

造成 ○大幅な地形の改変を避け、長大な擁壁や法面などが生じないよう工夫する。○擁壁や法面は、緑化などにより圧迫感を軽減する。

(14)

⑤色彩基準

1)色彩景観形成の考え方

○グリーン大通りは、ケヤキやクスノキを中心とした並木を惹き立てる色彩を基本とします。

○強調色は、低層部に用いることを基本とし、にぎわいを感じさせる色遣いを許容することとし

ます。

○勾配屋根は、屋根面の立ち上がりを外壁に含めて面積割合を計算し、周囲から突出せずに、落

ち着きのある色彩を基本とします。

2)色彩基準

基準の適用

部位・面積 色彩の分類 色相 明度 彩度

外壁基本色

無彩色 N 4 以上 8.5 以下

-有彩色

0R ~ 4.9YR 4 以上 8.5 未満8.5 以上 1.5 以下4 以下

5.0YR ~ 5.0Y 4 以上 8.5 未満8.5 以上 4 以下2 以下

その他 4 以上 8.5 未満8.5 以上 2 以下1 以下

強調色

無彩色 N 9.25 以下

-有彩色 5.0YR ~ 5.0Y0R ~ 4.9YR - 4 以下6 以下

その他 2 以下

図表 6-25 使用可能範囲の色彩イメージ(池袋駅東口駅前広場・グリーン大通り沿道景観形成特別地区)

5YR(黄赤)~5Y(黄)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14 8.5

9

8 7 6 5 4 3 2

BG(青緑)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14 9

8.5 8 7 6 5 4 3 2

PB(青紫)系の色相

9 8.5 8 7 6 5 4 3 2 8.59

9.259.5

8 7 6 5 4 3 2 1.5 1 N

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14 8.5

9

8 7 6 5 4 3 2

R(赤)系の色相

0.5 1 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 14

外壁基本色の 使用可能範囲

参照

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