柱梁接合部の局部変形を許容した角形CFT骨組の耐震性能に関する研究 [ PDF
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(2) 変位計. ゲージ. 図 2 ゲージ貼付け位置. 図 3 変位計取付け位置. 全体変形角(%). カウンターバランス装置. 3 ワイヤー. ワイヤー. 2. 21 30. 1 24 0. 17 60. 0. 13 0. -1. ピン. -2. ピン H. H-700. 300. 13. 24. -3. テフロンシート ローラ. 図5 試験体CCY載荷プログラム. ロードセル(50ton) ジャッキ(50ton). 22. 全体変形角(%) 3. 100 100. 30 6. 100 100. 2. 100 100. 96 5. 22. 235 0. 面外補剛装置 高さ調整用ブロック H-300 300 10 15. 800. 96 0. 800. 75 75. PC鋼棒. 図6 試験体CBY載荷プログラム 37 0. 23 30. 80 0. -3. PC鋼棒. Iビーム. ローラ. -2. 26 5. 重し. PC鋼棒. 0 -1. 100. W. 1 80 0. FL. 80 0. 図 4 載荷装置図 外ダイヤフラム形式とし,図 1に示すように hsは 40mm. ジを貼付した.梁では,上フランジと下フランジの柱か. となっている.外径 150mmの角形鋼管の接合部は通し. ら200mmの位置と中心から左右に300mmの位置に貼付し. ダイヤフラム形式としている.. た.外ダイヤフラムには図に示す位置に貼付した.歪. CBY 試験体:試験体 CBY は,外径 150mmの鋼管柱お. ゲージは,すべて塑性ゲージを使用した.. よび外径 200mm鋼管柱で構成された試験体である.外. 変位計は図 3に示すように,試験体最上部の水平およ. 径 200mmの鋼管柱の接合部では梁端部で降伏すること. び鉛直変位,梁レベルの水平変位,試験体最下部の水平. を目的としている.試験体CCYとの差異は,外径150mm. 変位,および,外径200mmの鋼管柱の柱梁接合パネルの. の角形鋼管の管厚と外ダイヤフラム寸法hsであり,それ. 変位を測定した.. ぞれ 4.5mm,70mmである.. 加力装置の概略図を図 4 に示す.. 3. 測定方法と加力方法. 試験体には, 外径150mmのCFT柱の軸力比n=0.26 (n=N/. 鋼板の降伏状況を判定するために,図 2 に示すよう. N は鋼管の降伏軸力, N はコンクリート Nu,Nu=sNy+cNu, s y c u. に,柱の水平加力方向の2面に上端と下端から100mmの. の最大圧縮耐力)に対応する鉛直荷重を載荷し,実験中. 位置,接合部から 50mmの位置,接合部の中心に歪ゲー. 一定に保持した. 載荷プログラムは正負交番漸増振幅繰. 47-2.
(3) 水平荷重(kN). γ. δ 2. Hb-tf. α. δ. α Dp-tp. 水平荷重(kN). 300. 300. 200. 200. 100. 100. 0. 0. - 100. - 100. - 200. - 200. - 300. -3. -2. ように,試験体CBYについては図6のよう. 0. 1. 2. - 300. 3. (a) 試験体CCY. -1. 0. 1. 2. 3. (b) 試験体CBY. 図 8 実験による全体変形角 水平荷重(kN). 水平荷重(kN) 300. 200. 200. 100. 100. 0. 0. - 100. - 100. 係を図 8に示す.どちらの試験体も全体変. - 200. - 200. 形角 1% までは概ね弾性を保っている.ま. - 300 -3. 4. 実験結果と考察. -2. 全体変形角(%). 300. に載荷した.. -3. 全体変形角(%). 図 7 パネルの変形角の幾何学的関係 返し載荷で,試験体CCYについては図5の. -1. 試験体CCY と試験体CBY の全体変形角 (試験体最上部と最下部の水平変位の差を 試験体高さで除したもの)と水平荷重の関. -2. -1. 0. 1. - 300 -3. 3. 2. -2. -1. 0. パネル部変形角(%). た,耐力,剛性,履歴ループの形状に関し. 3. 2. (b) 試験体CBY. (a) 試験体CCY. て,ほぼ同等であることがわかる.. 1. パネル部変形角(%). 図 9 実験によるパネル部変形角. 200mm角形鋼管柱のパネル部分の変形 角と水平荷重の関係を図 9に示す.変位計 水平荷重(kN). 水平荷重(kN). 300. 300. 200. 200. 100. 100. 0. 0. - 100. - 100. α,γ,δは図 7 に示す.Hb は梁成,tf. - 200. - 200. は梁フランジ厚, Dpは接合部パネル鋼管の. - 300. によって測定された変位からパネル部分の みの変形角γを式(1)5) から求めた.. δ γ= 2( Dp − t p ) ⋅ sinα. (1). 外径,tp は接合部パネルの板厚である.試. 0. 1. 2. 3. - 300. 5. 4. 験体CCYと試験体CBYのどちらもほぼ同様. 水平荷重(kN). 200. 200. 試験体 CCY の試験体は柱鋼管が膨らんで. 100. 100. いることがわかる.これは,試験体CCYの. 0. 0. - 100. - 100. - 200. - 200. から 200mm の位置に貼付けたゲージに よって測定された歪と水平力の関係を図 12に示す.試験体CBYに比べ,試験体CCY. 5. 4. (b) 試験体CBY. 300. 梁上端フランジの外径 200mmの鋼管柱. 3. 柱鋼管伸び(mm). 300. 接合部が降伏した影響である.. 2. 図 10 実験による柱鋼管上部の膨らみ. 外ダイヤフラム部分の上部に設置した変 水平荷重(kN) の関係を図10に示す.試験体CBYに比べ,. 1. (a) 試験体CCY. にパネルが変形していることがわかる. 位計により測定した柱の膨らみと水平荷重. 0. 柱鋼管伸び(mm). - 300. 4. 0. 1 10. - 300. 4. 2 10. 4. 0. 1 10. 梁上端の歪(10 mm). (a) 試験体CCY. (b) 試験体CBY. 図 11 実験による梁の歪. の梁の歪みは少ない.これは,梁端部の変 47-3. 4. 2 10. 梁上端の歪(10-6mm). -6.
(4) 接合部断面. 梁断面. CFT柱断面. 写真 1 試験体 CCY. 図 12 試験体骨組解析モデル. 形をある程度,接合部が変形することに 水平荷重(kN) よって負担したことによる.試験体 CCY が,最適耐震設計領域下での設計がなさ れたことを示している.写真1に加力試験. 200. 150. 150. 100. 100. 50. 50. 終了後の試験体 CCY を載せる. 5. 解析結果と考察 図 12に示すような一次元有限要素モデ ルとして解析を行う.詳細は本論に譲る.. 水平荷重(kN). 200. 0. 0. -50. -50. -100. -100. -150. -150. -200. 解析による試験体CCYと試験体CBYの. -3. -2. -1. 0. 1. 2. -200 3. -1. 0. 1. 2. 3. (b) 試験体CBY. 図 13 解析による全体変形角. す.実験から得られた図 8 のグラフと比 べ,解析値の水平荷重が 1/2程度であるの 水平荷重(kN). 水平荷重(kN). 300. 150. 200. 100. が生じないのは,実験中に局部変形を生. 100. 50. じた外径 150mm鋼管柱を考慮していない. 0. 0. ことによる.. -100. -50. 試験体 CCY の膨らみの平均値を鋼管外. -200. -100. とによる.実験で確認された耐力の劣化. -2. 全体変形角(%). (a) 試験体CCY. 全体変形角と水平荷重の関係を図 13に示. は,外径 150mm鋼管柱を省略しているこ. -3. 全体変形角(%). 径で除した値と水平荷重の関係について, -300 0 実験から得られた値を図 14(a)に,解析に よって得られた値を(b)に示す.実験値と. -150. 1. 2 3 柱鋼管膨らみ(%). (a) 実験値. 解析値の差異は,実験では 150mmCFT 鋼. 0. 1. 2. 3. 柱鋼管膨らみ(%). (b) 解析値. 図 14 試験体 CCY の柱鋼管膨らみ. 管柱の接合部が局部変形し鉛直方向に縮んだのに対し, 解析では図12に示すように,鉛直変位を拘束したピン. 参考文献. ローラー支持としたことによる.. (1) 河野昭彦,松井千秋,村井望:コンクリート充填角形鋼管柱. 6. 結論. とH形鋼梁のダイヤフラム補強型接合部の局部変形に対する荷重 −変形関係モデル,鋼構造論文集, 第5巻第17号, pp.93-104, 1998.3. 柱梁接合部の降伏を許容した CFT骨組に関して 2体. (2) 日本建築学会:鋼管構造設計施工指針,1990. の実験および解析を行った.. (3) 日本建築学会:鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準 ,2001. (1) 接合部最適耐震設計領域下で設計した試験体は,. (4) 吉村大祐,河野昭彦:角形 CFT 柱梁接合部の最適耐震設計. 梁端部の塑性化が進む前に接合部において降伏した.. に関する研究,日本建築学会大会学術講演梗概集 C-1,構造 III,. その結果,梁の歪振幅が低くおさえられた.. pp.1095~1096 ,2004.8. (2)本実験を解析するにより,接合部局部変形を表. (5) 社団法人 新都市ハウジング協会:CFT柱梁接合部パネルの. 現することができた.. 弾塑性性状に関する実験報告書 ,1999.3. 47-4.
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