• 検索結果がありません。

IRUCAA@TDC : 得意分野による国際医療貢献の喜び : ベトナムにおける口腔顔面裂の無償手術と手術指導

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "IRUCAA@TDC : 得意分野による国際医療貢献の喜び : ベトナムにおける口腔顔面裂の無償手術と手術指導"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

得意分野による国際医療貢献の喜び : ベトナムにおける

口腔顔面裂の無償手術と手術指導

Author(s)

内山, 健志; 須賀, 賢一郎

Journal

歯科学報, 112(2): 168-168

URL

http://hdl.handle.net/10130/2763

Right

(2)

目 的:ベ ト ナ ム 社 会 主 義 共 和 国,ホ ー チ ミ ン 市 Odontomaxillo Center において口唇裂口蓋裂にか かわる口腔顎顔面の先天異常に対する医療援助を平 成8年から年一度のペースで行って以来,15年が経 過した。平成11年度からは本学の歯科麻酔医や看護 師が診療隊に加わり,東京歯科大学チームの観も呈 している。ベトナムやわが国の国情の変化に対して も継続して医療援助をすすめ,それなりの成果を挙 げることができたので,現在までの経験と成果を総 括して報告するとともに,今後のベトナムにおける 顎顔面の先天異常に対する医療援助のあり方や国際 貢献について述べる。 事例:無償手術を中心とした医療援助活動につい て,経緯,活動の財源と目的,ホーチミン市 Center の概要,診療隊のメンバー,無償手術実施の流れ, 手 術 指 導,lecture,医 療 器 械 の 寄 付,援 助 を 行 なってきた地域,さらに本医療援助に関する学会発 表,講演,論文,社会活動について述べる。 成績:診療隊として参加したメンバーの所属は,本 学のチームに加えて東京医科歯科大学,岩手医科大 学歯学部,信州大学医学部,自治医科大学,都立大 塚病院,カナダ Dalhausie 大学のチームで総勢50名 である。口腔外科医の総数は34名,麻酔医は10名, 看護師は5名で,矯正歯科医1名である。平成8年 から23年度までの16年間に手術を施行した患者は口 唇裂,口蓋裂の他,横顔裂,斜顔裂,上唇正中裂な どの顔面裂の一次症例および水癌や火傷などによる 後天的な顔面変形症を含め,診療隊全体で総数628 名であり,演者らは,計238名の患者を執刀した。 施した手術法は,未手術の口唇裂や口蓋裂に対する 一次手術や二次手術など643(日本隊246)の数に及 んだ。本学チームが行った片側口唇裂の一次手術は 基本的に,Millard 変法を採用し,ケースに応じて 三角弁法や Fisher 法を用いた。両側口唇裂に対す る手術は,すべて左右同時の一期的手術の Bardach -Salyer 法 や,最 近 で は も っ ぱ ら Mulliken 法 を 行 なってきた。口蓋裂に対する一次手術は,すべて Wardill 法の粘膜骨膜弁を用いる口蓋後方移動術を 行った。口唇裂に対しては外鼻の処理を,口蓋裂に 対しては特に埋没縫合による口蓋筋輪形成の手技に ついての手術指導を行った。 考察:ベトナムにおいて口腔顔面裂の医療援助を行 なってきた我々の心構え,医療援助と国際貢献,医 療援助を通じての問題点ならびに今後の課題につい ても考察する。 目的:近年,一般歯科開業医でも下顎埋伏智歯抜歯 やデンタルインプラント埋入手術を行う施設の増加 と相まって,下歯槽神経麻痺ならびに舌神経麻痺症 例が急増している。しかし,紹介されてくる多くの 症例が,神経修復術が可能である損傷直後∼6ヶ月 の手術時期を逸している。このような背景から東京 歯科大学千葉病院に急性期神経機能修復外来が設置 された。1年間に当外来で診断加療した症例ならび に今後の課題について検討を加えた。 方法:平成23年6月東京歯科大学千葉病院に急性期 神経機能修復外来を開設,平成24年3月までに診 断,加療した総症例数は38症例であった。障害神 経,性別,原因などについて検討を加えた。 成績:38症例の内訳は,下歯槽神経麻痺34例,舌神 経麻痺4例であった。性別では,女性29例,男性9 例,麻痺の原因別分類では,下顎埋伏智歯抜歯16 例,デンタルインプラント埋入手術5例,骨髄炎4 例,嚢胞摘出術3例,腫瘍切除術2例,根管治療1 例であった。また損傷から初診までの経過時間につ いても検討を行なった。診断では,客観的検査法で ある神経活動電位ならびに主観的検査法である SW テスト,痛覚,2点識別閾,温度覚を検査した。 考察:従来顔貌変形を来さない知覚神経である三叉 神経損傷には神経修復手術に関心が払われなかった が,現在では患者側の QOL 改善を望む声と神経因 性疼痛などの後遺症に悩む患者の急増により神経修 復に対する需要が高まっている。しかし,末梢神経 の特徴(変性と再生)について十分な知識を持つ歯 科医師が少ないことと,医療訴訟を恐れるあまり, 大学病院などの神経修復が可能な専門医療機関への 紹介が遅れる例が多々見られる。神経切断などの重 度の神経損傷の場合,神経修復術を行う必要があ り,修復可能期間は損傷直後∼6ヶ月程度と言わ れ,早い時期の正確な診断が必要である。現在多く の専門医療機関で実施されている検査法は主観的検 査法が主体であり,手術に踏み切るには客観的検査 法である神経活動電位を含めた総合診断が必須と考 える。我々は35年前より極めて多くの重要な情報が 得られる神経活動電位計測を行なっており,当外来 でも積極的に応用している。今後も基礎ならびに臨 床研究から得られる情報を活用し,診断精度の向上 と治療成績の向上を図りたいと考えている。さらに 医療従事者に対する神経損傷と対応について啓発活 動を行い,より早期の受診率増加につなげたいと考 える。

№23:得意分野による国際医療貢献の喜び −ベトナムにおける口腔顔面裂の無償手

術と手術指導−

内山健志,須賀賢一郎(東歯大・口外)

№24:急性期神経機能修復外来開設後1年の現状と課題

佐々木研一1)3),村上雅人1),藤本侑子1),矢島安朝2),柴原孝彦1)(東歯大・口外)1) (東歯大・口腔インプラント)2)(千葉県)3) 学 会 講 演 抄 録 168 ― 92 ―

参照

関連したドキュメント

民間ベースの事業による貢献分 とは別に、毎年度の予算の範囲 内で行う政府の事業により 2030 年度までの累積で 5,000 万から

 高齢者の外科手術では手術適応や術式の選択を

PAR・2およびAT1発現と組織内アンギオテンシンⅡ濃度(手術時に採取)の関係を

調査の概要 1.調査の目的

テキストマイニング は,大量の構 造化されていないテキスト情報を様々な観点から

口腔の持つ,種々の働き ( 機能)が障害された場 合,これらの働きがより健全に機能するよう手当

アスピリン バイアスピリン 7 日(5 日でも可) 個別検討 なし 術後早期より クロピドグレル プラビックス 7 日(5 日でも可) 7 日(5 日でも可) なし

*2 施術の開始日から 60 日の間に 1