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カザフスタン :Kazgeology 社 レアアース鉱床の有望 豪 :Red River 社 開発中の Thalanga 鉱山からの銅に性評価プロジェクトを開始ついて Glencore とオフテイク契約 カザフスタン : 地下資源法案 先着順原則の適用対象 豪 :Independence Group

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金属資源情報

平成 29 年 6 月 28 日 No.17-24

ニュース・フラッシュ

独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 調査部

ニュース・フラッシュは、インターネットでも御覧になれます。記事検索も行えます。

http://mric.jogmec.go.jp/

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― [中南米] ペルー:Marcona 鉄鉱山廃さいからの銅、亜鉛、鉄回 収プロジェクト操業開始 ペルー:2017 年 5 月の国内社会争議状況 ペルー:2017 年 4 月の鉱産物生産量 ペルー:Berenguela 銅銀マンガンプロジェクト、プレ FS 調査へ ペルー:鉱業冶金鉄鋼労働者連盟、2017 年 7 月 19 日 の無期限ストライキ開始を決定 ペルー:La Victoria 金銀プロジェクトで新鉱化帯発 見 ペルー:Kuczynski 大統領が Ilo 銅製錬所の製錬能力 倍増に期待 ペルー:PPX Mining 社、Igor 金銀プロジェクトで商業 生産準備 ペルー:2017 年第 1 四半期の鉱産物輸出額は前年同期 比 34%増

ペルー:Metminco 社が Los Calatos 銅プロジェクトを 売却

ペルー:Great Panther Silver 社、Coricancha 多金属 鉱山買収に関する情報

ボリビア:2017 年第 1 四半期の鉱産物生産量 エクアドル:反鉱山活動が活発な地域で、鉱業プロジ

ェクトに関する産官学研究協定

エクアドル:INV Metals 社、Carolina 鉱区を取得 エクアドル:SolGold 社、Cascabel 銅プロジェクトに

41.2 百万 US$調達

コロンビア:Cordoba Minerals 社が San Matias 銅金 プロジェクト保有一本化

ニカラグア:議会、新鉱業公社の創設を承認

グアテマラ:加 Bluestone Resources 社保有の Cerro

Blanco 金プロジェクト開発状況

グアテマラ:Tahoe Resources 社保有の Escobal 鉱山 への幹線道路でデモ活動発生

メキシコ:加 Millrock Resources 社、La Navidad 金 プロジェクト取得へ

メキシコ:ベルギーNyrstar 社、メキシコ及びペルー の鉱山売却を進める

メキシコ:加 First Majestic Silvers 社保有の La Encantada 多金属鉱山におけるストライキ解決へ メキシコ:加 San Marco Resources 社、La Pinta プロ

ジェクトを加 Golacorp 社に売却

メキシコ:加 Candelaria Mining 社子会社、Veracruz 州の探鉱を強化 [北米] 加:Nemaska 社、Whabouchi 鉱山の開発に 50mC$の資金 調達 [欧州・CIS] 英:EY、鉱山企業による更なる債務削減は鉱業セクタ ーの長期的な成長機会を削ぐと言及 ロシア:Karabashmed 社、粗銅年産能力を 15 万 t に拡 大へ ロシア:レアアース生産部門の現状

ロシア:Norilsk Nickel 社、Talnakh 選鉱プラントの 近代化を完了

ロシア: Norilsk Nickel 社、2017 年の自社ファンド 向けパラジウム購入量は 5t 以上を予定

カザフスタン:Kazakhmys 社、2017~2026 年に銅 260 万 t の生産を予定

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2 カザフスタン:Kazgeology 社、レアアース鉱床の有望 性評価プロジェクトを開始 カザフスタン:地下資源法案、先着順原則の適用対象 を限定 カザフスタン:Kazatomprom 社、生産をデジタル化へ カザフスタン:Baizharkinskaya エリア(クズロルダ 州)で銅・金鉱床の開発がスタート ウズベキスタン:12 金鉱床を外国投資家に供与へ [アフリカ] 南ア:南ア鉱業協会、鉱業憲章阻止のため訴訟を起こ すと言及 南ア:鉱業憲章に対する各アナリストの見解 [オセアニア]

豪:Metro Mining Limited、中国・魯北化学工業とボ ーキサイト意向書を締結

豪:Rio Tinto、中国の Minmetals(五鉱集団)社と探 査協力の覚書締結

豪:Rio Tinto の Silvergrass 鉄鉱石鉱山の開発が最 終ステージへ

豪:Pilbara Minerals 社、1 億 US$の社債を発行し、 Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクトの開発へ

豪:Red River 社、開発中の Thalanga 鉱山からの銅に ついて Glencore とオフテイク契約

豪:Independence Group 社、Stockman 銅-亜鉛プロジ ェクトを売却し、Nova ニッケル-銅-コバルト鉱山に集 中

豪:連邦議会、先住権法の改正法案を可決、現行の土 地利用合意の手続きを維持

豪:Pilbara Minerals 社、増資により Pilgangoora リ チウム-タンタルプロジェクトの資金調達を完了予定 豪:鉄鋼の Arrium 社買収の優先交渉権は韓国企業コン ソーシアム、Finex 工法導入を計画 [アジア] インドネシア:Central Omega 社がフェロニッケルの 生産を開始 インドネシア:中国系企業が中央スラウェシ州でステ ィール工場建設に 1.63bUS$を投資 ミャンマー:中国多金属鉱業有限公司、銅・鉛鉱山採 掘権の買収に 4,900 万元を投入 中国:洛陽モリブデン集団、DR コンゴ銅・コバルト鉱 山買収 中国:山西等 6 省区の国土資源庁は、鉱物資源の探査 採掘審査認可登録委託を受託 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ペルー:Marcona 鉄鉱山廃さいからの銅、亜鉛、鉄回収プロジェクト操業開始 2017 年 6 月 12 日付け地元紙によると、Marcona 鉄鉱山(Ica 州)廃さいからの銅、亜鉛、鉄回収 プロジェクトの生産操業が 5 月末に開始された。同プロジェクトを進める中国系 Minera Shouxin Peru SA 社(Baiyin Nonferrous Group51%と Shougang Hierro Peru SAA49%の JV)の関係筋によ ると、現在同プロジェクトはランプアップ期間にあり、段階的な増産を経てフル生産へと移行する 計画となっている。本プロジェクトでは、Marcona 鉄鉱山の廃さい堆積場 choclón1 に含まれる低品 位の銅、亜鉛、鉄の処理・回収を目的として 239mUS$が投資された。同社によれば、プラントは年 間 6.8 百万 t の処理能力を有し、ランプアップ期間完了後は年産平均銅 19 千 t、亜鉛 30 千 t、鉄 鉱石 80 千 t を生産する計画である。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:2017 年 5 月の国内社会争議状況 2017 年 6 月 12 日、憲法に基づき設立された独立・自立的監査機関であるオンブズマン(Defensoria del Pueblo)事務所は、2017 年 5 月の国内社会争議状況を公表した。レポートによると、国内社会 争議総件数は前月の 186 件から 179 件へ減少した。2017 年 1 月の 214 件から減少傾向が続いている。 係争中の案件は前月の 133 件から 123 件に減少した一方、潜在状態の案件は 53 件から 56 件に増加 した。新規発生が 3 件あったが鉱業関連ではない。係争中から潜在状態へ 10 件が移行し、その逆

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は無かった。解決された案件が 3 件あり、Southern Copper 社(本社米国)と Hudbay Minerals 社 (本社カナダ)絡みの案件が含まれている。係争中 123 件のうち 69 件が対話プロセス(うち 4 件 は準備中)にあり、59 ケースに同事務所が介入している。

デモ等の集団抗議活動は、2017 年 1 月に 44 件と、比較的穏やかな 2017 年の幕開けとなったが、 2 月に 60 件、3 月に 65 件、4 月に 67 件、5 月に 96 件まで 4 か月連続で増加した。この中には、精 鉱輸送に使われる道路の維持を鉱山会社に要求する Arequipa 州住民、鉱山会社に電気サービスの 改善を求める Puno 州住民、反鉱山活動を掲げる Hualgayoc,州および Cajamarca 州の住民、La Oroya 製精錬所(亜鉛・鉛)の再開を求める Junín 州住民、Anglo American 社の Quellaveco プロジェク トでの仕事を求める Moquegua 州の建設労働者たちの各デモが含まれている。集団抗議活動により、 少なくとも 20 人が負傷したが、死者は報告されていない。

最大の争議原因は社会環境で、総件数 179 件中 127 件(係争中 123 件中 89 件)を占め、うち 82 件が鉱業部門、17 件が炭化水素部門、11 件がエネルギー部門に関連したものであった。州別では、 総件数 179 件中、Ancash 州 25 件、Aprimac 州 20 件、Cusco 州 15 件、Puno 州 15 件、Piura 州 14 件、Loreto 州 13 件、Cajamarca 州 12 件、Ayacucho 州 10 件、Junín 州 10 件など。

(2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:2017 年 4 月の鉱産物生産量

2017 年 6 月 12 日、エネルギー鉱山省鉱業総局は、2017 年 4 月の鉱産物生産量を発表した。前月 の記録的な大雨により停滞した生産量減少からの回復傾向がうかがえる結果となった。

銅について、鉱山別 1~4 月累計生産量では、第 1 位 Cerro Verde 鉱山 163,986t、第 2 位 Las Bambas 鉱山 148,037t、第 3 位 Antamina 鉱山 127,328t、第 4 位 Antapaccay 鉱山 60,072t、第 5 位 Toromocho 鉱山 52,670t、第 6 位 Cuajone 鉱山 50,260t、第 7 位 Toquepala 鉱山 46,160t、第 8 位 Constancia 鉱山 36,823t の順で、以上 8 鉱山で全生産量の 91%を占めている。 亜鉛について、4 月単月の生産量は前年同月比 27.5%増、1~4 月累計生産量でも前年同期比 9.5% 増となっている。これは、Antamina 鉱山の 1~4 月累計亜鉛生産量が 123,756t と、前年同期の 65,128t から 90%の増産となっている影響が大きい。 各鉱種の生産量は下表のとおり。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:Berenguela 銅銀マンガンプロジェクト、プレ FS 調査へ

2017 年 6 月 13 日付け地元紙によると、Valor Resources 社(本社豪州パース)が、Berenguela

2016 2017 増減 2017/2016 2016 2017 増減 2017/2016(t) 187,983 190,903 1.55% 702,461 754,893 7.46%(g) 12,563,932 11,826,768 -5.87% 51,084,116 47,304,519 -7.40% 亜鉛 (t) 96,493 122,988 27.46% 416,112 455,568 9.48%(kg) 347,796 361,434 3.92% 1,419,218 1,377,931 -2.91%(t) 25,698 26,452 2.94% 103,615 98,785 -4.66%(t) 661,148 718,227 8.63% 2,757,115 2,960,282 7.37%(t) 1,441 1,532 6.35% 5,714 5,549 -2.89% モリブデン (t) 2,335 1,730 -25.91% 8,191 7,427 -9.33% 鉱種 単位 4月 1~4月

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4 銅銀マンガンプロジェクト(Puno 州)について、ポジティブな予察調査結果を得たことにより、プ レ FS 調査へ進むことを決定した。予察調査結果によると、年間粗鉱処理量 1.6 百万 t、マインライ フ 11 年とした場合の初期投資額は約 165mUS$の見込み。操業期間における生産銅精鉱量は 427 千 t (含有金属量:銅 119 千 t、銀 37 百万 oz(約 1,151t))。JORC コードにおける同プロジェクトの 鉱物資源量は、カットオフ品位銀 50g/t とした場合、21.6 百万 t(平均品位:Cu 0.87%、Ag 126.4g/t) で、内訳は、概測カテゴリー15.6 百万 t(平均品位:Cu 0.92%、Ag 132.0g/t)と予測カテゴリー 6.0 百万 t(平均品位:Cu 0.74%、Ag 111.7g/t)。同社 Mark Sumner 会長は、6 月中にもボーリン グ調査の準備に入りたいと述べた。

同プロジェクトは、2017 年 2 月、同社が Silver Standard Resources 社(本社バンクーバー)か ら 100%買収したもので、買収額は 5 年間で段階的に支払われる 12mC$(約 9.15mUS$)と 1%の NSR ロイヤルティ。両社は同プロジェクト開発のために戦略的提携を結び、Valor Resources 社は、 Silver Standard Resources 社に、株式 9.9%を付与することになっている。

(2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏)

ペルー:鉱業冶金鉄鋼労働者連盟、2017 年 7 月 19 日の無期限ストライキ開始を決定

2017 年 6 月 13 日付け地元紙によると、ペルー鉱業冶金鉄鋼労働者連盟(Federación Nacional de Trabajadores Mineros Metalúrgicos y Siderúrgicos del Perú、約 4 万人)は、7 月 19 日から無 期限ストライキを開始する旨明らかにした。同連盟の Ricardo Juárez 代表は、ストライキ実施の 理由として、政府が検討している民間企業の解雇の容易化や労働安全基準の緩和、失業保険導入に よる退職積立金の廃止等を模索していること、5 月 31 日に公布された大統領令 007-2017-TR 及び 009-2017-TR により、労使協定違反に対する雇用者への罰金が廃止されたこと等への抗議であると 説明している。 また、2017 年 6 月 14 日付けの別の報道によると、同連盟のストライキにはこれまで、Cerro Verde 鉱山(Arequipa 州)、Antamina 鉱山(Áncash 州)、Antapaccay 鉱山(Cusco 州)などの労組 52 組織が参加する見込みであるほか、Southern Copper 社労組も今後態度を明らかにすることになっ ている。さらに Petroperú などの石油産業のほか、セメント産業、製糖産業の各労組も同ストライ キを支持している模様。 同連盟では 5 月、無期限ストライキの実施時期について、6 月第 1 週目に決定する旨、公表して いた。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:La Victoria 金銀プロジェクトで新鉱化帯発見

2017 年 6 月 13 日、Eloro Resources 社(本社トロント)は、La Victoria 金銀プロジェクト(Ancash 州)南部で現在実施している地質マッピングと岩石サンプリング作業において、新しく鉱化帯を発 見したと発表した。発表によると、幅 30 ㎝で品位:Au 33.0g/t の石英脈である模様。これまで同 社が実施した探鉱作業では、同プロジェクトの北部において大規模なエピサーマル鉱化作用が確認 されていた。

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ペルー:Kuczynski 大統領が Ilo 銅製錬所の製錬能力倍増に期待

2017 年 6 月 14 日付け地元紙によると、6 月 7 日にペルー環境省が大気 SO2規制値などを緩和した

環境基準を公布したことを受けて、同国 Kuczynski 大統領が、Ilo 銅製精錬所(Moquegua 州)の製 精錬能力が倍増できることに言及した。同製精錬所を操業する Southern Copper 社(本社米国)と その親会社のメキシコ系企業 Grupo México 社は、これに対し何もコメントしていない。 同銅製精錬所は年間 1.2 百万 t の精鉱処理能力を持ち、2016 年は約 1.0 百万 t を処理し、250,776t の銅を生産した。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:PPX Mining 社、Igor 金銀プロジェクトで商業生産準備

2017 年 6 月 14 日付け地元紙によると、PPX Mining 社(本社バンクーバー、旧 Peruvian Precious Metals 社)は、試験的な坑内採掘を行っている Igor 金銀プロジェクト(La Libertad 州)の Callanquitas ターゲットで、2017 年第 4 四半期までに、150tpd の予備的操業を達成したのち、2018 年半ばまでに 350tpd の本格操業に至る計画を明らかにした。2016 年 12 月、同社は、2017 年第 1 四半期の本格生産開始を期待していると述べていたが、計画が遅れている模様である。また、鉱石 の処理は、Peruvian Silver Cascas S.A.C.社の Malin プラントに委託すると同社は述べている。

SNL 社データによると、同プロジェクトの 2012 年 8 月時点の鉱物資源量は約 8,228 千 t、品位: Au 約 2.25g/t、Ag 約 82.6g/t であった。また、Callanquitas ターゲットの予測鉱物資源量は、PPX Mining 社によると、カットオフ品位 1.5g/t 金相当とした場合、7,189 千 t、平均品位:Au 1.94g/t (金量約 13.9t)、Ag 71.8g/t(銀金属量約 516t)だった。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:2017 年第 1 四半期の鉱産物輸出額は前年同期比 34%増 2017 年 6 月 14 日付け地元紙は、エネルギー鉱山省の公表値を引用する形で、2017 年第 1 四半期 の鉱産物輸出額が、前年同期比 34%増の 5,940mUS$になったことを報じた。同報によると、銅が最 も多い輸出額 3,045mUS$であり、前年同期比からの伸びが大きい鉱種は、錫 119%増、亜鉛 69%増、 モリブデン 60%増の順であった。一方、前年同期から輸出額が減少したのは、銀 21%減と鉛 10% 減であった。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏)

ペルー:Metminco 社が Los Calatos 銅プロジェクトを売却

2017 年 6 月 14 日、Los Calatos 銅モリブデンプロジェクト(Moquegua 州)を保有する Metminco 社(本社シドニー)は、CD Capital Natural Resources Fund Ⅲ社(CD Capital 社)に、同プロジ ェクト権益持ち分 49%を、5mUS$で売却することで合意したことを明らかにした。2016 年 10 月、 同プロジェクトの権益 51%を 16mUS$で取得した CD Capital 社は、この取引で同プロジェクトの 100%権益を保有することになる。売却理由は、Metminco 社が、コロンビアに有する Miraflores 金プロジェクト(Risaralda 県)の資金調達と、将来的に金生産に特化するためだとされている。

Los Calatos プロジェクトは、Cuajone 鉱山、Toquepala 鉱山、Cerro Verde 鉱山などの大規模鉱 床に隣接し、概測+予測鉱物資源量 352 百万 t(平均品位:Cu 0.76%、Mo 318ppm)の鉱床を有し ており、CAPEX655mUS$、2020 年に生産開始、年産銅 50,000t、マインライフ 22 年と見込まれてい

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る。

(2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏)

ペルー:Great Panther Silver 社、Coricancha 多金属鉱山買収に関する情報

2017 年 6 月 14 日、Great Panther Silver 社(本社バンクーバー)は、Coricancha 多金属鉱山(Lima 州)の Nyrstar 社(本社ベルギー)からの買収契約に関する最新情報を明らかにした。両社はこの たび、2016 年 12 月に締結された買収契約を修正したが、取引条件に大きな修正は無く、売却額は 現金 10 万 US$プラス最高 10 百万 US$までのアーンアウト(earn-out)条項を含むとされている。 当初 2017 年第 1 四半期とされた買収完了は、2017 年 6 月末までを目指すことに変更されている。

2017 年 6 月 14 日付けの別の報道によると、この取引は第三者の介在により完了見通しが不確実 になっているという。Great Panther Silver 社は、取引完了後の 2017 年第 3 四半期に、延べ 7,800 ⅿの坑内ボーリング調査、資源量見積もり及びプレ FS を予定しており、採掘作業の再開は 2018 年 になる見通しを持っている。 同鉱山では年間 3 百万 oz(約 93t)の銀生産が見込まれるほか、金、鉛、亜鉛、銅等の鉱産物生 産も期待されている。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) ボリビア:2017 年第 1 四半期の鉱産物生産量 2017 年 6 月 12 日付け地元紙が鉱業冶金省の統計資料を引用する形で伝えるところによると、ボ リビアの 2017 年第 1 四半期の鉱産物生産量は、錫、金及び銀で前年同期比減産となったものの、 亜鉛及び鉛で増産した。錫の同期生産量は 4,381t で、前年同期の 4,682t から 6.4%減。金の同期 生産量は 2.8t で、前年同期の 3.3t から 17%減。銀の同期生産量は 315t で、前年同期の 350t から 10%減となった。一方、亜鉛の同期生産量は 118,271t で、前年同期の 114,993t から 2.9%増。鉛 の同期生産量は 25,190t で、前年同期の 23,073t から 9.2%増だった。同省は、錫の減産は、最大 の錫生産者である Huanuni 社での鉱石盗難事件、金の減産は、La Paz 県北部の鉱業協同組合などの 主要生産者が雨季で生産を停止したこと、銀の減産は、Manquiri 社や鉱業協同組合が操業する Cerro Rico de Potosí 鉱山での品位低下等によると説明した。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) エクアドル:反鉱山活動が活発な地域で、鉱業プロジェクトに関する産官学研究協定 2017 年 6 月 9 日、エクアドル鉱業省は、反鉱山活動が活発な Azuay 県 Cuenca 市で、鉱業プロジ ェクトに関する産官学研究協力契約を近く締結することを明らかにした。政府戦略指定プロジェク トである INV Metals 社(本社トロント)の Loma Larga 金プロジェクトと Junefield 社(本社中国) の Río Blanco 金プロジェクトは同市西方の高原地帯にあり、地元住民が鉱業開発に反対している。 2017 年 1 月にも、上記両プロジェクトに隣接する同市西部高原地帯(Molleturo、Sayausí、Chaucha 地区)60,914 ㏊の権益入札をめぐり、鉱業開発の中止を求める同市側と、開発推進の立場の政府側 との間で論争が激化した経緯がある。協定に参加しているのは、鉱業省、権益保有企業、同市通信・ 上下水道局、自治体、大学等で、採掘活動による水文地質学や生物学的影響を 2 年間にわたって調 査することになる。上記両社はこれまで、各プロジェクト鉱区内の立ち入りを禁止していたが、こ の合意に基づき、調査のための立ち入りを認めることとなった。

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(2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏)

エクアドル:INV Metals 社、Carolina 鉱区を取得

2017 年 6 月 14 日、INV Metals 社(本社トロント)は、Carolina 鉱区(3,040 ㏊)を取得したこ とを明らかにした。同鉱区は、SolGold 社(本社豪州ブリスベーン)ほかの Cascabel 銅プロジェク ト(Imbabura 県)の南東 1 ㎞に位置する。今後、同社は、ボーリング目標を特定するための地質マ ッピング、物理探査、土壌及び沢砂地化学探査を計画している。IAMGOLD 社ほかによって行われた 過去の沢砂地化学探査では、銅・金・砒素のアノマリーが検出されたという。 同社は 2017 年に 2 百万 C$のグラスルーツ探鉱予算を計上するとともに、エクアドルで Las Penas 鉱区と Tierras Coloradas 鉱区を取得し、現在これらの探鉱作業をスタートしている。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏)

エクアドル:SolGold 社、Cascabel 銅プロジェクトに 41.2 百万 US$調達

2017 年 6 月 16 日、SolGold 社(本社豪州ブリスベーン)は、Cascabel 銅プロジェクト(Imbabura 県)の探査のために 41.2mUS$を普通株式の発行により調達することを明らかにした。この調達には、 すでに同社株の 10%を保有している Newcrest Mining 社からの 40mUS$の投資も含まれており、こ の結果、Newcrest Mining 社の SolGold 社株の持ち分は 14.54%に増加する。

(2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏)

コロンビア:Cordoba Minerals 社が San Matias 銅金プロジェクト保有一本化

2017 年 6 月 13 日、Cordoba Minerals 社(本社トロント)は、JV パートナーの High Power Exploration 社(本社バンクーバー)の子会社 HPX Colombia Ventures 社を買収することにより、同プロジェク トを保有する San Matias Joint Venture 社に対して持っていた High Power Exploration 社分 51% の権益を取得し、同プロジェクトを 100%保有する契約を締結したと発表した。Cordoba Minerals 社は、High Power Exploration 社に対して約 92.7 百万株を発行し、その結果、High Power Exploration 社は Cordoba Minerals 社の 69%(Cordoba Minerals 社の私募希釈後は 67%)保有株 主となる。この取引完了後、Cordoba Minerals 社の取締役会は 7 名の取締役で構成され、High Power Exploration 社は取締役のうち 4 名を指名する権限を有することになる。

同プロジェクトは、2015 年 10 月、Cordoba Minerals 社が、Sociedad Ordinaria de Minas Omni 社から、45,280 百万コロンビアペソ(約 16 百万 US$)で 100%権益を買収した。2017 年 1 月の同 社プレスリリースによると、ピット限定の予測鉱物資源量はカットオフ品位:Cu 0.3%で 53.52 百 万 t、平均品位:Cu 0.70%、Au 0.37g/t。 (2017 年 6 月 16 日 リマ 迫田昌敏) ニカラグア:議会、新鉱業公社の創設を承認 2017 年 6 月 14 日付け地元紙によると、ニカラグア鉱業会議所(Caminic)は、同国の雇用創出と 富を生み出すため民間の取り組みを補完する新鉱業公社を設立すると述べた。鉱業ニカラグア公社 (Eniminas)は、Caminic により承認され、続いて議会下院は、翌週の本会議において同公社の創 設を承認する予定である。Eniminas 創設法第 5 条の規定によると、同公社は国の鉱物資源の合理的 な探鉱と採掘の実施と開発を担い、同公社の機能、権限及び義務は、鉱山探鉱採掘特別法第 6 条に

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8 より定められている。Caminic 会頭は、公社創設は、雇用と富の持続的創出を促進する民間企業を 補完するものである。ニカラグアは、鉱業採掘のポテンシャルを有しており、Eniminas はその旗振 り役を果たす。公社はそれらの地域を発展させるために国内外企業と JV を組むことが出来る。な お、公社役員は 4 人で構成される予定だが、役員に民間からの代表者を入れるべきと提案している 旨述べた。エネルギー鉱山大臣は、ニカラグアは、鉱業活動地域 60,000 ㎢を有し、15,000 ㎢が利 用でき、その地域を同公社の設立により開発に繋げられる可能性がある旨強調した。 (2017 年 6 月 17 日 メキシコ 森元英樹)

グアテマラ:加 Bluestone Resources 社保有の Cerro Blanco 金プロジェクト開発状況

2017 年 6 月 13 日付け業界紙は、加 Bluestone Resources 社が保有する Cerro Blanco 金プロジェ クトは、品位が高く中米地域で最も低コストであり、経済ポテンシャルを有する金鉱山であるが、 グアテマラの隣国エルサルバドルから同プロジェクトに対する反発が起きており、開発に赤信号が 灯る可能性がある旨報じている。 同プロジェクトはグアテマラシティ南東 160 ㎞、エルサルバドル国境付近に位置する。プレ FS 調査の結果、坑内採掘鉱山を建設予定で採掘量は 1,250t/日と推定されている。また、同社は 7.5 ㎞の送電線と変電所、5.5 ㎞の道路を建設予定で、工事期間は 18 か月を要する。推定鉱山寿命は 9 年で、その間の推定生産量は金 952,000oz、銀 3.14 百万 oz、金年間生産量は平均 105,000oz とな る見込み。4 百万 t の鉱石を採掘する計画で、含有量は金 8.15g/t、銀 27.9g/t。回収率は金 91.3%、 銀 87.8%と推定されている。同プロジェクトの概測鉱物資源量は金 1.24 百万 oz、銀 4.47 百万 oz。 Cerro Blanco プロジェクトは周辺地域で最も高リターン、低コストが期待できるプロジェクトであ り、金資源による高い収益性が見込まれている。プレ FS 調査によると、全維持コスト(AISC)は 金 490US$/oz と推計されている。CAPEX は 171mUS$、鉱山寿命期間中の投資額は 105mUS$となる見込 み。同社はプロジェクト開発期間中によりコストを下げるべく、中古機器の購入を検討している。 同社は、2017 年 5 月に加 Goldcorp 社から同プロジェクトを買収したが、Goldcorp 社が保有する機 器の優先購入権も得ている。しかしながら同プロジェクトは開発反対派との問題にも直面している。 2013 年にはエルサルバドルの NGO 団体が水質汚染の可能性を指摘したことからプロジェクトが中 断した。その後エルサルバドルでは金属鉱業が全面禁止となっている。グアテマラにおいても鉱業 への反対意見により、これまで何件ものプロジェクトが中断されてきたため、反対派との関係構築 は大きな問題となっている。グアテマラの環境団体が先住民の権利を主張し、加 Tahoe Resources 社が保有する Tambor プロジェクトが中断されている。NGO 団体が Cerro Blanco プロジェクトに対 してもこのような反対運動を進めるかは不明である。このように Cerro Blanco プロジェクトには 経済的メリットがある一方、2 か国の社会的問題を解決する必要がある。

(2017 年 6 月 17 日 メキシコ 佐藤すみれ)

グアテマラ:Tahoe Resources 社保有の Escobal 鉱山への幹線道路でデモ活動発生

2017 年 6 月 19 日付け地元紙によると、Tahoe Resources 社は、同社が保有する Escobal 鉱山に 接続する Casillas 市周辺の幹線道路において、デモ隊による道路封鎖が行われており、同鉱山へ の物資輸送及び製品出荷が滞っていると発表した。デモ隊の主張は、鉱山から 20 ㎞離れた町で鉱 山活動に起因する誘発地震が発生しているというものである。これに対し Tahoe Resources 社は、 政府、コミュニティ関係者等と解決に向けた協議を継続しており、1 週間以内に輸送体制を再構築

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したいと述べるとともに、同鉱山の年間生産量、コストへの影響はないことを強調した。 (2017 年 6 月 20 日 メキシコ 森元英樹)

メキシコ:加 Millrock Resources 社、La Navidad 金プロジェクト取得へ

2017 年 6 月 13 日付け地元紙によると、加 Millrock Resources 社(本社:バンクーバー)は、Western Mining SA de CV 社が保有する La Navidad 金プロジェクト取得に係るオプション契約を締結すると ともに、加 Centerra Gold 社(本社:トロント)と同プロジェクトの JV 初期探鉱契約に署名した。 同プロジェクトは、Millrock Resources 社が保有している鉱区に隣接しており、同社は本契約によ り Sonora 州に 25,000ha の鉱区を保有することになる。Millrock Resources 社の Western Mining SA de CV 社への支払い額は、4 年総額 2.5mUS$に上り、同プロジェクトへの探鉱費総額は 3mUS$を予定 しており、初年度に 0.5mUS$を支出する。

(2017 年 6 月 17 日 メキシコ 森元英樹)

メキシコ:ベルギーNyrstar 社、メキシコ及びペルーの鉱山売却を進める

2017 年 6 月 14 日付け業界紙によると、ベルギーNyrstar 社は、同社がメキシコ Guerrero 州に保 有する Canpo Morado 多金属鉱山の売却契約を加 Telson Resources 社と締結した。Campo Morado 鉱山は、亜鉛、銅、銀及び金を産出していたが、金属市況価格の低迷と鉱山保安に関する不確実性 により、操業を一時停止し、2015 年にはメンテナンス等による措置を講じていた。Nyrstar 社は、 金属生産に操業形態をシフトする計画であり、鉱山資産の売却を進めている。2017 年 4 月の両社の 契約合意の内容を見ると Telson Resources 社は、合意から 12 か月以内に Nyrstar 社に 20mUS$を支 払う必要がある。同時に、Nyrstar 社は、生産量に応じた利益を享受することとなる。なお、買収 比率は、メキシコのコンサルタント会社 Reynas Minas 社が同鉱山運営の 0.1%を保有し、残り 99.9% を Telson Resources 社が保有する。2017 年 5 月、Telson Resources 社幹部は、早急に同鉱山の操 業を再開すると述べている。さらに、Nyrstar 社は、同社がペルーに保有する Coricancha 鉱山売却 手続きを進めており、同社は、2017 年 6 月末までに加 Great Panther 社と売却手続きが具体化する 可能性がある旨述べている。

(2017 年 6 月 17 日 メキシコ 森元英樹)

メキシコ:加 First Majestic Silvers 社保有の La Encantada 多金属鉱山におけるストライキ解決 へ

2017 年 6 月 15 日付け地元紙によると、加 First Majestic Silver 社(本社:バンクーバー)は、 同社が Coahuila 州に保有する La Encantada 多金属鉱山において発生していたストライキについて、 労働組合と解決に向けた合意に達したことを明らかにした。この問題は、同鉱山の労働組合員が利 益分配金(賞与)に不満を示し、ストライキを起こし、同鉱山へのアクセス道を違法封鎖していた ことに端を発している。なお、道路封鎖は、労使間交渉暫定合意により 6 月初旬に解除されている。 労組関係者によると、同社は、労働者に 33,000 ペソの賞与と 3 週間のストライキ期間の未支払い 給与 50%を支払う約束をしたことから、労組関係者 55 名は、同鉱山の操業維持と将来のことを考 え、合意書に署名したと述べた。 (2017 年 6 月 17 日 メキシコ 森元英樹)

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メキシコ:加 San Marco Resources 社、La Pinta プロジェクトを加 Golacorp 社に売却

2017 年 6 月 15 日付け地元紙によると、加 San Marco Resources 社(本社:バンクーバー)は、 La Pinta プロジェクト 6 鉱区を 4.1 百万ペソで加 Golacorp 社(本社:バンクーバー)の子会社に 売却することを明らかにした。合意内容には、同鉱区が生産に移行した際に支払われる NSR ロイヤ ルティ 1%が含まれている。San Marco Resources 社は、同社が保有する Cuatro de Mayo 金鉱区の Chunibas プロジェクトのボーリング調査、Oregano プロジェクトのトレンチ作業、及びその他のプ ロジェクトの地表調査をメインに進める計画である。

(2017 年 6 月 20 日 メキシコ 森元英樹)

メキシコ:加 Candelaria Mining 社子会社、Veracruz 州の探鉱を強化

2017 年 6 月 15 日付け地元紙によると、加 Candelaria Mining 社(本社:バンクーバー)の子会 社は、Veracruz 州 Alto Lucero 郡の地下浅部に熱水金鉱床の鉱化作用を捕捉したことを明らかにし た。そのため、La Paila プロジェクトの坑道探鉱活動を継続するため環境天然資源省(SEMARNAT) に同地域の探鉱作業の継続を申請した。同社が今回 La Paila プロジェクトの申請目的は、鉱体特 性の正確な情報の取得、同鉱体の広がり、量及び品位の把握、並びに最適確な金・銀抽出プロセス に係る情報を得ることにある。

2016 年 5 月、Candelaria Mining 社は、La Paila プロジェクトを含めた北地区等に熱水金鉱床の 鉱化作用を捕捉しており、同郡における探鉱活動を継続する目的で、加 Timmins Gold 社が保有し ていた Caballo Blanco 金・銀開発プロジェクトを買収している。

(2017 年 6 月 20 日 メキシコ 森元英樹)

加:Nemaska 社、Whabouchi 鉱山の開発に 50mC$の資金調達

2017 年 6 月 12 日、Nemaska Lithium 社は National Bank Financial Inc.社を幹事会社とするシ ンジケートより 50mC$の資金調達を実施したことを発表した。 Nemaska 社は普通株式 47,620,000 株を 1 株当たり 1.05C$でシンジケートに販売する。また、こ れにはさらに取引の 30 日以内に 15%相当の追加購入を行うことができるオプション権が付随する。 Nemaska 社は、本取引で得た資金を現在開発中の Whabouchi リチウム鉱山の選鉱設備及び湿式精 錬設備の費用に充てる予定。Nemaska 社は 2019 年第 1 四半期の生産開始を目指している。 (2017 年 6 月 15 日 バンクーバー 杉崎真幸) 英:EY、鉱山企業による更なる債務削減は鉱業セクターの長期的な成長機会を削ぐと言及

2017 年 5 月 29 日に Ernst&Young (EY)が発行した“Does cutting debt have to mean reducing your ambitions”によると、グローバル鉱業・金属企業による更なる債務削減は、鉱業セクターの 長期的な成長機会を削ぐと言及した。レポートでは、鉱業・金属セクターにおける債務は 2014 年 のピーク時から約 25%減少しており、2016 年は資産売却、設備投資の削減、配当の停止により債 務削減が進んだ。しかし、EY は鉱山会社が同水準で債務削減を継続する場合、2017 年に純債務は 約 20%減少することになり、更なる削減は結果として企業の資本構造の効率化が低下し、収益を生 み出すことが困難になると指摘した。また、グローバル需要成長及び継続するボラティリティに対 し慎重になっているため M&A 活動も緩やかで勢いは抑えられているとし、2017 年の第 1 四半期の M&A 取引数は対前年比 6.5%増とはなったが、四半期ベースでは 18%減少したと伝えた。探査費用

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も近年悪化しておりプロジェクトのパイプラインは依然として課題が残っており、企業は投資する ポートフォリオを選択する必要に迫られるだろうと言及した。

(2017 年 6 月 16 日 ロンドン ザボロフスキ真幸)

ロシア:Karabashmed 社、粗銅年産能力を 15 万 t に拡大へ

2017 年 5 月 31 日付の地元報道等によると、Russian Copper Company (RCC 社)は、傘下の Karabashmed 社(チェリャビンスク州)の生産能力拡大を予定している。RCC 社によると、Karabashmed 社は新規の完全自動化鋳造ラインと 3 基の新規転炉(容量各 150t)の設置を開始しており、設備近 代化によりプラントの粗銅年産能力を 2014 年比 50%増の 15 万 t(うち 13 万 t は鉱石から生産) に拡大できる。この生産能力拡大に関連して、補助部門や浄化システムの発展計画も立てられ、発 電施設及び酸素プラントの再建、工業排水処理新規プラントの建設完了、硫黄含有ガス処理能力拡 大に向けた硫酸プラントの設備更新が予定されている。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) ロシア:レアアース生産部門の現状 2017 年 6 月 1 日付の地元報道等によると、マントゥロフ産業貿易相は、レアアース生産部門の状 況について、次のように説明をした。2012 年から国家プログラム「産業発展・産業競争力向上」の サブプログラム「レアメタル・レアアース技術」を展開している。現在、世界最大規模のレアアー ス鉱床である Tomtor 鉱床(ヤクーチア)の開発プロジェクトを進めている。2018 年に開発段階に 入り、2019~2020 年に鉱石を生産開始する予定であり、その後、この鉱石と相当なストックのある モナザイト砂により精鉱を得る。鉱石は Tomtor 鉱床からチタに送られ、Rosatom 社の企業の一つで 処理され精鉱となる。

この Tomtor 鉱床の開発は、2014 年 7 月、Vostok Engineering 社(Rostec 社と ICT グループの 合弁)によって開始された。レアアースの年産量は 2021 年以降 1 万 2,000t となる見込みである。 Rostec 社の評価では、ロシアの年間国内需要 1,500~2,000t のうち、自社の現在及び将来の需要は 年間 300~400t(電子機器製造 70%、原子力産業 25%、冶金その他 5%)と見積もっている。残り については輸出される予定である。

(2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦)

ロシア:Norilsk Nickel 社、Talnakh 選鉱プラントの近代化を完了

2017 年 6 月 7 日付の地元報道等によると、Norilsk Nickel 社は、北極圏支社 Talnakh 選鉱プラ ントの近代化の完了を発表した。同プロジェクトの投資総額は 470 億 RUB(ルーブル)以上となっ た。 Talnakh 選鉱プラントの鉱石年間処理能力は 760 万 t から 1,020 万 t へと 30%以上拡大し、尾鉱 への金属損失が低減、バルク精鉱へのニッケル及び銅回収率やニッケル・磁硫鉄鉱精鉱及び銅精鉱 へ品位も計画値に達した。 Talnakh 選鉱プラントの近代化については、より高い生産指標を達成することに加え、環境への 悪影響を低減することも近代化の目的であった。プラントの大規模近代化は 2014 年に開始され、 第 2 フェーズでは新規鉱滓ダム用の多数の施設の建設が行われた。プラントの改修と設備更新によ り、主要棟が拡充され、SAG ミル(鉱石処理能力 1,020 万 t)、浮選機、微粉砕機が設置された。

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12 新規鉱滓ダムは閉鎖型水循環システムを利用し、年間約 600 万 t の尾鉱を貯蔵できる。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) ロシア: Norilsk Nickel 社、2017 年の自社ファンド向けパラジウム購入量は 5t 以上を予定 2017 年 6 月 9 日付の地元報道等によると、Norilsk Nickel 社は、2017 年、自社パラジウム・フ ァンド向けに前年を越える量のパラジウムを購入する。2016 年の購入量は 5t であった。

Global Palladium Fund は、Norilsk Nickel 社による出資限度額 2 億 US$のもとで 2016 年初めに 設立された。同ファンドの目的は、パラジウム大口保有者との取引のための金融ツール構築、パラ ジウムの工業用需要喚起、パラジウム市場の変動抑制である。Norilsk Nickel 社自身はファンドで の備蓄は行っていない。2017 年はファンド出資者数の増加は見込まれていない。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) カザフスタン:Kazakhmys 社、2017~2026 年に銅 260 万 t の生産を予定 2017 年 5 月 30 日付の地元報道等によると、Kazakhmys 社は、2017~2026 年に鉱石 3 億 t 以上を 採掘、約 260 万 t の銅カソードを生産する予定である。同社は 2021 年までに生産拡大に 5 億 8,000 万 US$以上を投資する。成長のキーポイントとなるのは新規鉱山の建設である。 年間製錬処理能力は 45 万 t に拡大する予定であるが、同社の銅生産物・精鉱の主要供給元であ る KAZ Minerals 社のプラント建設計画が実施された場合には、Balkhash 銅製錬所の稼働率が低下 することも懸念されている。 Kazakhmys 社の 2016 年の鉱石処理量は 2,980 万 t、銅生産量(カソード換算)は 22 万 5,657t で あり、2017 年の銅生産量(カソード換算)は 23 万 2,600t を予定している。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) カザフスタン:Kazgeology 社、レアアース鉱床の有望性評価プロジェクトを開始 2017 年 6 月 1 日付の地元報道等によると、国営企業 Kazgeology 社は、「カザフスタンの主要鉱 産地方のレアアース鉱床有望性評価プロジェクト」を開始した。こうしたプロジェクトが行われる のは、同国の独立後で初めてのことであり、レアアース原料の世界市場への供給が不足する中で、 注目されるプロジェクトとなっている。 このプロジェクトにおいて、Kazgeology 社は、2 年間で、カザフスタンにおける主要レアアース 鉱産地方全ての実地検証を行わなければならない。18 の有望エリアが選ばれ、予想される資源量を 算定し、今後の評価作業の方針を作成することになる。踏査は中央カザフスタンの Koktenkol エリ ア(全長 283 ㎞)及び Akmaya-Zhanetsky エリア(全長 406 ㎞)で行われる。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) カザフスタン:地下資源法案、先着順原則の適用対象を限定 2017 年 6 月 7 日付の地元報道等によると、2017 年秋にカザフスタン議会に提出される地下資源 法案において、先着順原則の適用は「国家地下資源管理プログラム」に入るエリアに限定される。 先着順原則の制限方法については、採鉱製錬企業協会が「地下資源法案及び関連法案の概念的問題」 という文書で次のように提案されている。 第一に、基幹的企業または企業城下町を形成する企業、もしくは多額納税者 300 位以内の企業で

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13 ある地下資源利用者が地下資源利用権を保有する地下資源区画または固体鉱物鉱床の境界、または 付近(半径 30 ㎞以内)に位置するエリアを「国家地下資源管理プログラム」において留保するこ とを地下資源法に定める。留保されたエリアの地下資源利用区域の位置及び地理的境界は、地下資 源利用者と管轄機関により合意されなければならない。 第二に、先着順原則について、調査度が低く地質学的に複雑な地下資源区画において鉱床の固体 鉱物探査権を取得する場合に限り適用する。それ以外のあらゆるケースでは、ライセンス取り消し により地下資源区画がリリースされた場合も含め、地下資源利用権は競売により供与する。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) カザフスタン:Kazatomprom 社、生産をデジタル化へ 2017 年 6 月 12 日付の地元報道等によると、Kazatomprom 社は、2017 年 6 月初め、原子力分野に おける世界大手(Cameco Corporation、Uranium One Inc、CGN、AREVA)との間で生産のデジタル 化に関する覚書に調印した。合弁企業におけるオートメーション化、デジタル化、ロボット化に関 する協力が予定され、ビッグデータ、IoT、3D プリンティング、3D モデリング、クラウド技術関連 のプロジェクト開発が行われる。 現在、Kazatomprom 社はインダストリー4.0 構想の実現に取り組んでおり、特にウラン生産の主 要 部 門 で 包 括 的 な オ ー ト メ ー シ ョ ン 化 が 進 め ら れ て い る 。 ま た 、 Kazatomprom-SaUran 社 (Kazatomprom 社の子会社)では、製品の充填・梱包ラインのロボット化が進められており、ウラ ン製品の容器への封入・計量・出荷は作業員ではなくロボット化された設備が行うようになる。 IoT(人間の介入なしに電子機器が相互作用する仕組み)についても取り組まれており、設備に 取り付けられた多数のセンサーにより、生産の実データ全てが蓄積されるようになる。これによっ て、生産における人的要因が排除され、信頼性の高いデータの取得とプロセスの自立性確保が可能 となる。生産サイトは相互に作用し合い、指示を作成し、パラメータの修正・調整を行えるように なる。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) カザフスタン:Baizharkinskaya エリア(クズロルダ州)で銅・金鉱床の開発がスタート 2017 年 6 月 14 日付の地元報道等によると、Karatau Mining 社は、2017 年 6 月、クズロルダ州 Baizharkinskaya エリアの銅・金・随伴成分鉱床の開発を開始した。Karatau Mining 社は、クズロ ルダ州の鉱床開発プロジェクト実施を目的として、Baikonur 社(国営企業・社会的事業会社)と Toto Group 社が設立した合弁企業である。カザフスタン投資・発展省と Baikonur 社との間でクズ ロルダ州 Baizharkisnkaya エリアにおける銅・金・随伴成分の探査契約が締結され、当該契約に基 づく地下資源利用権が Karatau Mining 社に譲渡された。Baikonur 社はクズロルダ州政府を唯一の 株主とする地域開発機関であり、官民パートナーシップに基づく地域開発支援を目的としている。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) ウズベキスタン:12 金鉱床を外国投資家に供与へ 2017 年 6 月 5 日付の地元報道等によると、ウズベキスタン政府は、2017 年 6 月初旬、外資参加 による商業開発に向け 12 の金鉱床のリストを承認した。このリストに入っているのは、国内 4 地 域(タシケント州、サマルカンド州、ナヴォイ州、カラカルパクスタン自治共和国)にある金珪酸

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鉱と金硫化鉱が主体の鉱床である。供与される鉱床の金総埋蔵量(カテゴリ C2)は 14.5t 以上であ る。

外国投資家に供与される鉱床の主な選定基準の一つは、ウズベキスタンの二つの国営産金企業 NGMK (Navoi Mining and Metallurgical Combinat)と AGMK(Almalyk Mining-Metallurgical Complex) の長期発展プログラムに当該鉱床が含まれていないことである。また、鉱床は、自然保護地域、国 境地帯、地質ハザード地帯、都市開発地域の外に位置し、深度においては経済的妥当性をもつ域内 にある。この鉱床リストは、最長 5 年毎に、当該期間の地質調査で取得した新しい地質情報を踏ま えて更新される。 (2017 年 6 月 19 日 モスクワ 黒須利彦) 南ア:南ア鉱業協会、鉱業憲章阻止のため訴訟を起こすと言及 2017 年 6 月 15 日に Mosebenzi Zwane 鉱物資源大臣が公表した鉱業憲章に対し、南ア鉱業協会は メディアステートメントで鉱業憲章の導入を阻止するため訴訟を起こすつもりだと言及した。鉱業 協会は、南ア鉱物資源省が一方的に鉱業憲章を作成し、鉱業憲章は不平等で同国への投資を妨げる としている。Mxolisi Mgojo 鉱業協会会長は、業界の関与、全てのステークホルダーの集団的関与 無しで公表されたことに最も失望していると言及した。鉱業協会は、今後鉱業憲章の中身を調査し、 可能性のある影響を評価する。また、報道によると、鉱業協会が訴訟を起こすことで鉱業憲章の導 入は遅れる可能性があるという。 (2017 年 6 月 16 日 ロンドン ザボロフスキ真幸) 南ア:鉱業憲章に対する各アナリストの見解 2017 年 6 月15 日に公表された鉱業憲章に対し、報道によると各アナリストがそれぞれ見解を示 している。鉱業憲章では、黒人株式保有比率は 26%から 30%に引き上げられているが、それに対 し、Avior Capital Markets 社は Glencore、Impala Platinum Holdings 社、South 32 社、Kumba Iron Ore 社といった鉱山会社は鉱業憲章でこれまでの取引が考慮されない場合、最大権益を売却する可 能性が出てくると指摘した。また、Sibanye Gold 社、AngloGold Ashanti 社も大きく影響を受ける だろうと指摘した。

また、Vunani Securities の鉱業アナリスト Hurbey Geldenhuys 氏は、鉱業憲章は鉱業界におけ る外国投資家の退却を招き、配当支払いの引下げ、更なる失業率増加を招く可能性があると指摘し た。特に黒人株式保有比率の 30%への引き上げは、既存株主を弱体化させ、結果として投資を引き 上げる可能性に繋がり、特に外国投資家に対してネガティブな影響を与えるだろうと警告した。一 方、Herbert Smith Freehills の鉱業弁護士 Peter Leon 氏は、鉱業憲章は法律制定において不備が いくつかあると指摘している。鉱業憲章では、年間売上高の 1%を黒人株式保有者に支払うとされ ているが、同氏は株主にとって不平等になるとし、企業が配当支払いの前に売上高の 1%を提供す るのは会社法に反すると指摘した。さらに、BEE 企業から鉱業資材 70%、事業全体のサービス 80% を調達する必要があるとされたことに対し、世界貿易機関(WTO)協定に反する可能性があるとも 指摘した。しかし同氏は、鉱業憲章で企業は労働者のための住宅・居住条件計画を公表する義務を 定めたことは評価すべき点であると指摘した。 (2017 年 6 月 16 日 ロンドン ザボロフスキ真幸)

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豪:Metro Mining Limited、中国・魯北化学工業とボーキサイト意向書を締結

中国有色金属工業協会によれば、豪 Metro Mining Limited 社は、魯北化学工業と非拘束性意向 書を締結した。 同契約書では、意向書を締結後、受託販売・セット販売について長期的契約について協議を始め ること、また受託販売の中に毎年 50~100 万 t ボーキサイトを提供することが含まれている。契約 期間は 3 年間と 1 年間展望期間(協議につき)と設定されており、価格は協議した市場価格による ものである。現在は受託販売に関する追加契約を協議中である。 魯北化学工業は、山東魯北企業集団総公司傘下の企業で、多種な化学製品を取り扱い、化学肥料、 工業用化学製品及び酸化アルミニウムを生産しており、同社の酸化アルミニウムの年間生産能力は 約 100 万 t である。年間 250 万 t ボーキサイトを輸入しており、国内第 5 位のボーキサイト輸入企 業である。 (2017 年 6 月 8 日 北京 森永正裕)

豪:Rio Tinto、中国の Minmetals(五鉱集団)社と探査協力の覚書締結

2017 年 6 月 6 日、Rio Tinto は、同日付けで中国の Minmetals(五鉱集団)社と鉱物探査の協力 の機会について協議を行うための覚書(Heads of Agreement)を締結したと発表した。両社は 2017 年 3 月に協力の機会について検討することを目的とした MOU を締結していた。今回の覚書は中国の 国内外における鉱物探査の協力の原則や枠組みを定めたものである。今回の覚書の締結に関し、Rio Tinto の J-S Jacques CEO は「Minmetals 社は世界の鉱山業界において急速に重要なプレイヤーと なっており、同社と協力することを期待している」と述べている。

(2017 年 6 月 20 日 シドニー 山下宜範)

豪:Rio Tinto の Silvergrass 鉄鉱石鉱山の開発が最終ステージへ

2017 年 6 月 12 日付けの地元紙によれば、Rio Tinto の Silvergrass 鉄鉱石鉱山の開発は最終ス テージに入っている。同鉱山の最終ステージの開発費は 3 億 3,800 万 US$であり 35%が完了してい る。現在建設中の大型施設は粉砕機、処理施設までの全長 9 ㎞のコンベアなどであり、Rio Tinto によれば重要工程の建設については約 50%を完了している。

同鉱山の開発プロジェクトは開発費 100 億 A$であった Roy Hill 鉄鉱石鉱山以降では最大の鉄鉱 石プロジェクトである。同鉱山の最終ステージは、2017 年第 4 四半期から 1,000 万 t/年の鉄鉱石 の生産を開始する予定であり、これにより同鉱山の生産量は計 2,000 万 t/年に達する予定である。 地元紙によれば、同鉱山で生産される鉄鉱石は、Rio Tinto が生産するブレンド鉄鉱石の品質の維 持のために重要な役割を持つ。

Silvergrass 鉱山は約 2 年前に「Nammuldi incremental tonnes プロジェクト」の名称で 1,000 万 t/年の鉄鉱石の生産を開始した。しかし雨天や自動運行鉄道「Autohaul」の技術的問題などから 2017 年 2 月に生産を停止しており、同年 7 月に生産を再開する予定である。Rio Tinto では更に大 型で開発費が 20 億 US$以上となる見込みの Koodaideri 鉄鉱石開発プロジェクトも計画しており、 約 3,100 万 A$をかけて F/S を実施することを 2017 年 5 月に決定している。

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豪:Pilbara Minerals 社、1 億 US$の社債を発行し、Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクト の開発へ

2017 年 6 月 13 日、Pilbara Minerals 社は計 1 億 US$(1 億 3,270 万 A$)分の社債の発行が完了 し、Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクト(WA 州)の開発資金が補強されたと発表した。 同社は今回の社債発行による資金調達によって最終投資決定と現場の工事開始への道が開けたと している。今回の社債発行は Pilgangoora プロジェクトの開発費 2 億 3,400 万 A$のうち、最も大き な資金調達元となる。 同社は約 1 か月前に社債発行の計画を発表していたが、その後アップデートがされず発行が困難 になっているのではないかと懸念されていた。2017 年に入ってから一部の投資家のリチウム投資へ の熱は冷めており、Pilbara 社の株価は 34%以上下落、同時期に Galaxy Resources 社の株価も 39.4%下落、Orocobre 社の株価も 19.5%下落していた。 今回の社債の利率は 12%(5 年満期)に設定されているが、Pilgangoora プロジェクトがグリー ンフィールドであること、リチウムの市場が不明瞭であること、本件は Pilbara 社の単独での開発 であることを考慮すれば、Pilbara 社にとって成功であったと地元紙は報じている。 Pilbara 社は 2017 年 3 月末時点で 6,500 万 A$分のキャッシュを保有しているが、今回の資金調 達分を加えても、Pilgangoora プロジェクトの開発資金は不足している。よって、今後さらに資金 を調達する必要があるが、オフテイク契約を締結した中国の Jiangxi Ganfeng Lithium 社から 2,000 万 US$の資金が供給される予定になっていることから、残された必要額はそれほど多くないと見ら れる。

Pilbara 社は 2017 年 5 月に WA 州の鉱山石油省から同プロジェクトに係る環境認可を取得すると ともに、同月、Jiangxi Ganfeng Lithium 社との間でリチウム精鉱のオフテイク契約を締結してい た。

(2017 年 6 月 20 日 シドニー 山下宜範)

豪:Red River 社、開発中の Thalanga 鉱山からの銅について Glencore とオフテイク契約

2017 年 6 月 13 日、Red River Resources 社は、同社が開発中の Thalanga 亜鉛鉱山(QLD 州)に おける生産物のうち銅精鉱について Glencore との間で 3 年間のオフテイクの契約を締結したと発 表した。Red River 社は亜鉛精鉱及び鉛精鉱についてもオフテイクの契約が間近であるとも発表し た。

Thalanga 鉱山は前の所有者の Kagara 社が 2012 年に操業を停止させていた。2014 年に Red River 社が同鉱山を買収し、2017 年の第 4 四半期に操業を再開する予定である。同社によれば年間生産量 は亜鉛が 21,400t、銅が 3,600t、鉛が 5,000t、金が 2,000oz(約 62 ㎏)及び銀が 370,000oz(約 11.5t)を予定している。初期段階のマインライフは 5 年を予定しているが更なる拡張の可能性が ある。

(2017 年 6 月 20 日 シドニー 山下宜範)

豪:Independence Group 社、Stockman 銅-亜鉛プロジェクトを売却し、Nova ニッケル-銅-コバル ト鉱山に集中

2017 年 6 月 14 日、Independence Group(IGO)社は同社が保有する Stockman 銅-亜鉛プロジェク ト(VIC 州)を 4,720 万 A$で売却することで合意したと発表した。この内訳は 3,220 万 A$でのキャ

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ッシュによる支払い、暫定金額で計 1,500 万 A$(鉱石処理量 900 万 t 分)を上限とした料率 1.5% の NSR (net smelter return) ロイヤルティである。なお、この上限を超えた場合は上限設定の ない料率 1%の NSR ロイヤルティの支払いがされる。IGO 社によれば同プロジェクトの売却先は CopperChem 社である。同社は豪州の投資会社である Washington H. Soul Pattinson and Company (WHSP)社の 100%子会社である。

IGO 社の Peter Bradford 社長は「今後、IGO 社は、2017 年の 9 月期(7 月~9 月)に Nova ニッケ ル-銅-コバルト鉱山(WA 州)の生産能力が最大に達する見込みである等、引き続き大きな成長を目 指していくが、Stockman プロジェクトはこの戦略に沿うものではなかった」と説明している。地元 紙によれば、IGO 社は Stockman プロジェクトからの撤退により Nova 鉱山に事業を集中させると見 られる。同鉱山は 2016 年 12 月に Nickel West 製錬施設(WA 州の BHP Billiton 保有施設)に向け てニッケル精鉱の出荷を開始している。

(2017 年 6 月 20 日 シドニー 山下宜範)

豪:連邦議会、先住権法の改正法案を可決、現行の土地利用合意の手続きを維持

2017 年 6 月 14 日付けの地元紙によれば、同日、連邦議会の上院において、現行の土地利用合意 の手続きを維持するための先住権法(Native Title Act)改正法案が可決された。同法案は既に下 院では同年 2 月に可決されていた。 2017 年 2 月、連邦裁判所は、先住民との土地利用合意については先住民側の登録された全ての請 求者の署名が必要であり、そうでなければ当該合意は無効であるとする新たな解釈に基づく判決を 下していた。一方、現行の手続きではこれら請求者の過半の署名があれば足りるとされていた。こ の 2 月の連邦裁判所の判決により、先住民の土地所有者と鉱山会社との間の 120 件以上の土地利用 の合意が無効となることから、連邦政府は先住権法を改正し、上記判決を覆すこととした。今回の 法改正によって、既に国家先住権委員会(Native Title Tribunal)に登録済みの合意は有効であ ること、先住民との合意が同委員会に提出済みであるがまだ登録されていない合意も有効であるこ と、将来の合意については全ての先住民による合意は必要ではないことなどが確保された。 なお、2 月の連邦裁判所の判決で影響を受ける可能性があったプロジェクトには、インドの Adani 社による Carmichael 炭鉱開発プロジェクト(QLD 州)も含まれていた。Adani 社は 4 つの先住民グ ループと各々合意を締結していたが、グループ内で分裂が起こり、この合意は「ごまかし」であっ たとして、Wangan 族と Jagalingou 族の一部のメンバーが、連邦裁判所さらに QLD 州最高裁判所に 対してプロジェクトの中止を求める裁判を起こしており、このため同プロジェクトが頓挫する可能 性があった。2017 年 4 月に連邦政府の Malcolm Turnbull 首相が訪印した際、同首相は Adani 社の Gautam Adani 会長に対して問題の解決を図ることを約束していた。

(2017 年 6 月 20 日 シドニー 山下宜範)

豪:Pilbara Minerals 社、増資により Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクトの資金調達を 完了予定

2017 年 6 月 15 日、Pilbara Minerals 社は、Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクト(WA 州)で必要となる資金の調達を完了させるための増資(Placement)を行うと発表した。この計画 によれば国内外の機関投資家向けに 5,000 万 A$分の株式を発行する。また、オフテイク契約を締結 した中国の Jiangxi Ganfeng Lithium 社が既に 2,000 万 US$(約 2,700 万 A$)の出資を約束してい

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ることから、これらの増資による資金調達額は合計で 7,700 万 A$になる見込みである。さらに Pilbara Minerals は株式買取計画(Share Purchase Plan)を実施して既存の株主に対して追加的 に 1,500 万 A$分の株式を販売する予定である。これらにより合計 9,200 万 A$の資金調達がされる 見込みである。同社によれば、先に完了した 1 億 US$分の社債発行と合わせ、今回の増資によって Pilgangoora プロジェクトの開発を完了させるための資金が全て確保される予定である。 (2017 年 6 月 20 日 シドニー 山下宜範) 豪:鉄鋼の Arrium 社買収の優先交渉権は韓国企業コンソーシアム、Finex 工法導入を計画 2017 年 6 月 15 日付けメディア報道は、経営破綻した鉄鋼企業の Arrium 社の売却の入札に関し、 韓国のプライベート・エクイティファンドの Newlake Alliance 社、JB Asset Management 社及び POSCO 社で構成されるコンソーシアムに優先交渉権が与えられたと報じた。同企業の売却に対して は英国の Liberty House 社も応札していた。

なお、同年 6 月 14 日付けの地元紙によれば、この韓国のコンソーシアムは、Arrium 社の落札に 成功すれば 10 億 A$をかけて Arrium 社の Whyalla 製鉄所に POSCO 社がライセンスを有する新たな製 鉄技術「Finex 工法」を導入する意向である。今般、銀行、運送会社等で構成される Arrium 社の債 権者委員会に対して Finex 工法を含む広範囲に亘る詳細な計画が示された。地元紙によれば Finex 工法は一般炭と粉末の鉄鉱石を直接使用して製鉄することから、焼結炉、コークス炉などの原料の 前処理工程が不要で低コストであり既に POSCO 社の韓国の Pohang(浦項)製鉄所において導入され ている。 (2017 年 6 月 20 日 シドニー 山下宜範) インドネシア:Central Omega 社がフェロニッケルの生産を開始

2017 年 6 月 14 日付地元メディアによると、PT Central Omega Resources Tbk 社(PTCOR)は中 央スラウェシ州北 Morowali 県におけるフェロニッケル製錬所において、2017 年 3 月より製品の生 産を開始した。6 月中には製品の初出荷が行われる模様。 PTCOR が建設したフェロニッケル製錬所は 3 つの建設フェーズに分かれており、第 1 フェーズが 完成したことにより、生産を開始した。同社は 2017 年のフェロニッケル生産量目標を 50,000t と しており、次年度には 100,000t に拡大する計画である。生産物の全量は中国に輸出される。 また PTCOR は、ニッケル製錬所が完成したことにより、品位:Ni 1.7%未満のニッケル鉱石を輸 出することが許可される、と述べている。同社の製錬能力に基づけば、年間百万 t の低品位ニッケ ル鉱石の輸出割り当てを受ける資格を有し、今年度はニッケル鉱石を 500,000t、2018 年度は百万 t を輸出する計画を持っている。しかしながら、同社がインドネシア政府から輸出許可を取得してい るかどうかについては、PTCOR からコメントは得られていない。 (2017 年 6 月 16 日 ジャカルタ 山本耕次) インドネシア:中国系企業が中央スラウェシ州でスティール工場建設に 1.63bUS$を投資

2017 年 6 月 19 日付地元メディアによると、中国鉄鋼企業 Tsingshan Group 社と Delong Group 社は中央スラウェシ州に総計 980mUS$を投資し、炭素鋼製造プラントを建設する計画を立てている。

インドネシア工業省が 2017 年 6 月 17 日に出した声明には、両社と Morowali 工業団地を管理す る PT Morowali Industrial Park 社が、3.5mt/年の炭素鋼生産能力を持つプラントを建設する覚書

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を取り交わした。声明の中で、Tsingshan Group 社はまた、Bintang Delapan Group 社と工業団地 内に 700MW の発電所を建設する覚書を取り交わし、このため、650mUS$を投資する予定。今回の覚 書取り交わしは、今年 5 月に行われた Joko Widodo 大統領と習近平国家主席との 2 者会談での取り 決めに基づくものである。

Tsingshan Group 社と Bintang Delapan Group 社の JV である PT Sulawesi Mining Investment(PT SMI)は、昨年 Morowali において 600,000t/年の生産能力を有するニッケル銑鉄プラントを立ち上 げている。PT SMI はまた、同地区において 1mt/年の生産能力を有するステンレス工場を操業して おり、生産されたニッケル銑鉄は同工場にて消費されている。 (2017 年 6 月 20 日 ジャカルタ 山本耕次) ミャンマー:中国多金属鉱業有限公司、銅・鉛鉱山採掘権の買収に 4,900 万元を投入 安泰科によれば、中国多金属鉱業有限公司傘下の華興環球は、瑞麗納迪有限公司とミャンマー 銅・鉛鉱山の採掘権を 4.900 万元で買収する契約を締結した。 公告によると、当該採掘権の使用期限は 2014 年 12 月 24 日から 2019 年 12 月 23 日まで設定され、 ミャンマーマンダレー州にある銅・鉛鉱山に対する採掘・開発を行う。ミャンマーの銅・鉛資源量 は 128.45 万 t に達する予想。 (2017 年 6 月 14 日 北京 森永正裕) 中国:洛陽モリブデン集団、DR コンゴ銅・コバルト鉱山買収 安泰科によれば、洛陽栾川モリブデン業集団株式有限公司は、DR コンゴの首都キンシャサで開か れた中国・コンゴ投資フォーラムで Tenke 鉱業の権益に対する取引を完了した。同社は、DR コンゴ 内最大の埋蔵量を有する銅・コバルト鉱山を買収することになる。海外で安定した鉱物資源供給基 地を保有し、国内で深刻化している鉱物資源に関する需給問題を緩和できる。 DR コンゴの Tenke 鉱業は、世界的最大の埋蔵量で、品位も最も高い銅・コバルト鉱山で、DR コ ンゴ国内でも外資企業が投資する最大のプロジェクトである。2016 年 5 月、洛陽モリブデン集団は、 26.5 億 US$で Freeport 社が保有する Tenke 鉱業の 56%の権益を買収した。

2017 年 4 月、BHR Newwood Investment Management Limited 社は、カナダ Lundin DRC Holdings Ltd 社が保有している Tenke 鉱業の 24%の権益を買収すると同時に、洛陽モリブデン集団は、BHR Newwood Investment Management Limited 社が保有している当該 24%の権益における独占買収権を 獲得した。将来、買収が完了すれば、洛陽モリブデン集団は、Tenke 鉱業の 80%の権益を保有する ことになる。残り 20%の権益は DR コンゴ国家鉱業公司が所有する。 (2017 年 6 月 12 日 北京 森永正裕) 中国:山西等 6 省区の国土資源庁は、鉱物資源の探査採掘審査認可登録委託を受託 現地報道によれば、国土資源部が公表した第 75 号部令によると、「国土資源部による一部鉱物 資源の探査採掘審査登録権限の山西省等 6 省区の国土資源主管部門への委託」に関する決定を発表 した。対象省区は山西、福建、江西、湖北、貴州、新疆等 6 省・自治区の国土資源庁で、行政管理 地域内の一部の鉱物資源の探査・採掘審査認可登録に対する許可作業を引き受ける。 当該「決定」による依託範囲は二つのセクションに分かれている。一つは探査権の範囲を設置し た。これまで国土資源部は鉱物資源の探査審査認可登記を行い、石油、アルカン類天然ガス、シェ

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20 ールガス、放射性鉱物等 6 種鉱物資源を除く資源を対象とする。二つ目は採掘権の範囲を設置した。 これまで国土資源部は採掘審査認可登記を行い、資源埋蔵量 10 億 t 以上の石炭または資源埋蔵量 大規模以上炭層ガス、金、鉄等 17 種を除く他の鉱物資源を対象とする。以上の委託範囲は省・自 治区・直轄市を跨る鉱物資源の探査、採掘審査認可を行う場合を除く。 本「決定」では、国土資源部は国内鉱業権一括番号配置システムを利用し、オンラインによる監 督管理、抽出検査と重点検査等を実施し、6 省(区)の国土資源庁は引き受けた関連行政承認業務 に対し監督管理を行い、法的責任を負う。6 省(区)の国土資源庁は、関連法律法規と国関連規定 要求に基づき、内部審査制度を設置し、完備させなければならない。同時に、毎年 12 月末までに 国土資源部に引き受けた業務に関する行政許可年度報告書を報告しなければならない。 (2017 年 6 月 15 日 北京 森永正裕) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情 報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動 の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引 用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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