人 間 環 境 科 学 第
8
巻1
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(19
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1998/99
年イタリアセリエ
A
サッカーリーグにおける
インプレーとアウトオブプレーに関する研究
A Study o
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League
帝 塚 山 短 大 小 林 久 幸
1
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Hisayuki Kobayashi
I
緒 日
サッカ-w
杯フランス大会後の1998
年から中田英寿(ペルージャ、ローマ)、次いで1999
年 から名波浩(ヴェネツイア)、さらに過去1
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5
年の三浦知良(ジェノア)らが活躍している イタリアは1934
年、38
年さらに1982
年とW
杯に3
回の優勝をし、ブラジルの4
回に次いで世 界でも最も上位を占めるサッカ一大国の1
つである。 イタリアのサッカーを統轄する組織はイタリア・サッカ一連盟で、1898
年に創立され、ローマ に事務局を置く。囲内の登録選手数は116
万
8218
人。クラブ数は l万
9994
1 )。国際サッカ一連 盟(
F
1
F
A)
加盟1905
年、ヨーロッパ・サッカ一連盟(
UE
F
A)
加 盟1954
年。国内リー グはプロリーグのセリエA18
チーム、続くセリエB
の20
チーム、4
チームの入れ替え制。その 下にセリエC
のC 1
が全36
(北部地域A18
、南部地域B
1
8
)
チーム、C 2
が 全54
(北部A
、 中部B
、南部C
と各1
8
)
チームずつに分かれて、それぞれのリークゃで、試合を行っている。これ らの下にセミプロ、アマチュアなどのアマチュアリーグが数多く構成組織されているヘ1898
年創設されたイタリア・リーグは100
年以上の歴史を持ち、当初州別リーグであったが1
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年より全国単一リーグとなった。1
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年-
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年のユヴェントス(1985
年およ び96
年には欧州チャンピオンズカップおよびトヨタ杯世界クラブ選手権を獲得。本拠地:トリ ノ。1897
年創立。ホームスタジアム:スタデイオ・デッレ・アルピ、70012
人収容。リーグ優 勝回数25
回)時代。1
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年-
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年のトリノ全盛期。1953
年には自国の選手の水準を 引き上げる目的で外国人選手禁止。1960
年代は名将エレニオ・エレラの守備中心戦術「カテナ ッチョJ
によるインテル・ミラノ(1964
年および65
年には欧州チャンピオンズカップおよび世 界クラブ選手権を獲得。1908
年創立。本拠地:ミラノ。ホームスタジアム:スタデイオ・コム ナーレ・“ジュゼツペ・メアッツァ"、75510
人収容。リーグ優勝回数13
回)およびA C
ミラン の台頭。1964
年には再び外国人選手を禁止。1970
年代は国内リーグで5
回優勝のユヴェント ス時代。1980
年代はスペインW
杯にイタリア代表3
回目の優勝があったが、国内リーグは低迷。1990
年代にはアリゴ・サツキが作り上げ、それをファピオ・カッペロがグレードアップして、1
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年の9
シーズン中5
回のリーグ優勝を飾ったA C
ミラン(1989
、90
、94
年欧州チャンピオンズカップ。
1989
、90
年トヨタ杯世界クラブ選手権を獲得)は90
分間途絶え ることなく機械(マキナ)のような正確さで動き続けた。どんな場面でもあらかじめ決められ たポジションの役割はきちんと果たし、じつに凡帳面なプレーで相手をマークし、スペースを 消し、危険な相手はきちんとファウルをしてでも止める、という規律に基づいた近代サッカー の特性を示した。このようにセリエAがポピュラーな存在となり、ヨーロッパ中にテレビ放映 され、イタリア人スターおよび外国人選手もしっかりと根づき(ボスマン判決1995
年1
2
月)、 大勢の観衆がクラブにもたらした資金はヨーロッパおよび南アメリカなどから多くの世界的 選手をセリエAに集合させることを可能にした1-4)。 フェアープレーを推進 5-7)する国際サッカ一連盟(F1
FA)
では、①競技者の安全を守り、 スキルフルなプレーを保証する、②得点の機会を増やす、③実質的インプレ一時間を長くするへ などを意図してルール改正および覚え書き等を逐次世界各加盟の国および地域協会に通達し ているが、その中でも試合時間の消耗・浪費 9)いわゆる時聞かせぎ5)10-16)を防ぐべく指導して いることは周知の通りである。悪質なファールの追放とロスタイムの発生を避けることは当然 のこととし、試合時間90
分の中でより密度の高いプレーを展開するために、実質の試合時間、 インプレ一時間をより多く確保せねばならないことは言うまでもない。この試合時間の浪費防 止の改善策として、FIFA
では1995
年6
月の第2
回女子W
杯世界選手権スウェーデン大会で マルチボール方式17.18)を試行し、その後の国際大会でも見受けられ、1996
年には実際のプレー イングタイムの増加を促進するための指示19)、さらに1997
年の競技規則改正ではプレーの再開 を遅らせることは警告となる違反20.21)として改善をはかり、さらに1998
年第1
6
回W杯フランス 大会からレフェリングでは無用なトラブルを防ぐためにロスタイムの表示22)を導入している。 このように試合時間のうちインプレ一時間がいかに確保されているのか、そのためのアウトオ ブプレーの出現とその処理などに関する先進の研究は、女子サッカーでは大学女子23)、国際女 子24-28)、男子サッカーでは全国高校29-31)、天皇杯32)、W杯33.34)、アジア大会28)、J
リーグ35)、W 杯アジア地区最終予選36)およびスペインリーグ37)などの報告がある。今回は従来の報告を踏ま え、競技規則改正の影響などこれら基礎的な資料を1
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年イタリアセリエA
サッカーリー グ(
C
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Lega Nazionale P
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,
99ITA
と略)から得ょうとしたのでそ の一部を報告する。E
方 法
1
)対象試合;1
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年イタリアセリエA
サッカーリーグ(991T
A) 1
5
例とした(表1
。) これらはいずれも衛星放送で 1999年 2~5 月に放映されたものである。 2)データ収集;①試合をV T R録画し、再生した画面にフレームカウンタ FC-60S
を同調 させ、時間に換算してインプレー及びアウトオププレーの出現要因(種類)及び時間を計測 した。なお、収録されたV T Rのうち 1試合を90
分間として統一するために延長及びロスタ イムを除いた38)。1
9
1
②
インプレーおよびアウトオププレーの区分は、I
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Board
(国際サッカー評議会)制定のI
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WS
OF
THE
GAME
(サッカー競技規則)Jの1997
年版および1
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9
8
年版などの第9
条インプレーおよびアウトオブプレー、第8
条プレ ーの開始および再開、第5
条主審、第6
条副審、および第7
条試合時間などに従った。③
アウトオブプレーの出現要因の種類は、前述の各条項に加え、第1
0
条得点の方法、第1
1
条オフサイド、第1
2
条反則と不正行為、第1
3
条フリーキック、第1
4
条ペナルティキック、第1
5
条スローイン、第1
6
条ゴールキック、および第1
7
条コーナーキックなどに従い、要因1. スローイン (TH)、要因II. フリーキック (FK)、要因皿.ゴールキック (GK)、要因N
.
コーナーキック(
CK)
などとし、さらに要因V
.
その他(OTH)
としてV-
l.ゴ ールイン(G1
、)V -2.
インジ、ユリータイム(1
N ]
、)V -3.
警告(C)
、V-4.
退場
(S0)、V -5.選手交替
(SU B)、V-6.その他 (0t h)の6種類を一括した。 3)分析項目;インプレー及びアウトオブプレ一時間とその比率。アウトオブプレーの要因別 出現回数及び所要時間とその比率。アウトオブプレーの時間区分別生起率などとした。回 結
果
インプレーとアウトオブプレ一時間の比率 ロスタイムを除いた試合時間の前半45
分、後半45
分、全90
分のインプレーとアウトオププレ ーの1
試合当り平均時間について表1
よりみると、991
T
A
ではインプレ一時間は5
1
分4
2
秒の5
7
.4%であり、アウトオブプレ一時間は38
分1
8
秒の42.6%
であった。これを前・後半別にみる と、インプレ一時間では5
1
秒と前半に対して後半の減少であった。 インプレーのl
回当りの持続時間では、25
.4秒(S
D :
2
5
.
3
,n: 1
8
3
2
)
であった。これを 少しく詳細にみると、インプレーの時間区分別生起率では最も多い30
秒未満は70.0%
の2/3強 であり、逆に最も少ない60
秒以上では9
.
1
%と10%
以下であった。前・後半別ではほとんど差 がみられず類同していた。アウトオププレーの1
回当りの所要時間では1
7
.
3
秒(SD :
1
2
.
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,n :
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であった。T
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2 アウトオブプレーの要因別回数および時間の生起率
I
試合当りのアウトオププレーの要因別出現回数について表2
および図1
よりみると、991
T A
では最も多いのはF K
の5
2
.
1
回の39.2%
であり、次いでT H
の3
7
.
5
回の28.2%
の順であり、 最も少ないのはC K
の9
.
8
回の7
.4%であった。前・後半別では、前・後半ともにFK
(前半;27
.4回の4
1.5%
、 後 半 ;2
4
.
7
回の37.0%)
が最も多く、次いでT H
(前半;1
9
.
6
回の29.7%
、 後 半 ;1
7
.
9
回の26.8%)
であった。最も少ないのは、前半ではOTH
の4
.
6
回の7.0%
であり、 後半ではC K
の4
.
7
回の7.0%
であった。F K
は前半の4
1.5%
に対して後半の37.0%
と有意 (p く0
.
0
5
)
に減少し、逆にOTH
は前半の4
.
6
回の7.0%
に対して後半の1
0
.
3
回の1
5
.4%と2
倍強 であり顕著に有意 (p<0.001) に増大してそれぞれ特徴的であった。この OTH の V-l~V-6
の区分では、SU
B
(前半;0
.
1
回の0.1%
く後半;4
.
2
回の6.3%
、P<0.001)
およびI
N
J
(前半;1.1
回の1.6%<
後 半 ;2
.
0
回の3.0%
、P<0.05)
などは後半に有意に増大して特 徴的であった。 大会内での要因別間の有意差では、いずれの要因別聞にも有意差(P<0.05)
がみられた。T
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1
7
.
3
4
.
1
939.823.76
.
1
3
2
5
.
9
2
2
.
6
1
試合当りの要因別所要時間では、991T
A
の最も長いのはF K
の1
5
分37
秒 の40.8%
であ り、次いでOTH
の7
分5
1
秒 の20.5%
であった。最も短いのはC K
の3
分32
秒 の9.2%
であっ た。前・後半別では、前・後半ともにFK(
前 半 ;8
分24
秒の44.8%
、後半;7
分1
3
秒の36.9%)
が最も長かった。次いで前半はG K
の2
分58
秒の15.8%
であり、後半はO T H
の5
分1
3
秒の26.6%
と異なっていた。最も短いのは前・後半ともにC
K
(前半;1
分49
秒 の9.7%
、後半;l
分43
秒の8.7%)
であった。 要因別の l回当りの所要時間では、最も長いのはOTH
の31.7秒であり、次いでC K
の2
1.6
秒であり、さらにG K
の1
9
.
1
秒 お よ びF K
の1
8
.
0
秒の順であった。最も短いのはT H
の8
.
7
秒で193 あった。これら
5
要因の順位は前・後半ともに同じ傾向であった。要因Y
. OTH
のなかのV
-1----Y-6
の区分では、最も長いのはSO
の6
1.3
秒であり、次いでG 1
の4
1.9
秒であった。 最も短いのはo
t
h
の2
2
.
6
秒であった。なお、OTH
のなかの1N
J
(前半;4
6
.
9
秒>後半;3
6
.
0
秒、P
く0
.
0
5
)
およびc
(前半;2
6
.
2
秒>後半;2
0
.
9
秒、P<O.Ol)
などはいずれも後半 に有意に短縮して特徴的であった。 大会内での要因別聞の有意差では、FK
とGK
との間には有意差はみられなかったが、他の 要因別間にはいずれも明らかに有意差(
P
<
O
.
O
l
)
がみられた。%
4
0
。
s
e
c
6
0
。
. Who
l
e
n
:
l
9
9
0
1
1
1
s
t
n
:
9
9
0
図
2
n
d n
:
1
側TH
FK GK CK OTH G
I
INJ
※P
く0
.
0
5
※※※P
<
O
.
O
O
l
07.0.80.6C
80 8UB Oth
OTH
F
i
g
.
l
.
P
e
r
c
e
n
t
a
g
e
o
f
O
c
c
u
r
r
e
d
Number o
f
e
a
c
h
F
a
c
t
o
r
o
f
O
u
t
-
o
f
-
P
l
a
y
. Who
l
e
図
1
s
t
図
2
n
d
TH
FK GK CK OTH G
I
※P
<
0
.
0
5
※※P
<
O
.
O
l
INJ
6.13 6.13C
80 8UB Oth
OTH
F
i
g
.
2
Time p
e
r
A
c
t
i
o
n
o
f
e
a
c
h
F
a
c
t
o
r
o
f
O
u
t
-
o
f
-
P
l
a
y
3
アウトオブプレーの時間区分別生起率 アウトオププレーの1
回当りの所要時間の時間区分別出現回数の比率を図3
よりみると、99
ITA の最も多いのは 10~20秒の 33.3% であり、次いで 10秒未満の 30.9% 、さらに 20~30秒 の23.3%
であった。最も少ないのは30
秒以上の12.6%
であった。なお、前・後半でもこれらと 同じ傾向であった。 大会内での時間区分別聞の有意差では、 10秒未満の 30.9% と 10~20秒の 33.3% との聞には有 意差はみられなかったが、他の時間区分別間ではいずれも顕著に有意差 (P<0.001)
がみら れた。 時間区分別に少しく詳細に要因別の両大会聞をみると、最も長い区分の30
秒以上では先述の1
NJ
(前半75.0%
→後半56.7%)
およびC
(前半28.6%
→後半4.2%)
などは両者ともに後半 の減少であった。 20~30秒では、 1 NJ
は前半12.5%
→後半30.0%
と後半の増大であり、C
は 前半 57.1% 、後半58.3% とほぼ同じであった。 10~20秒では 1 NJ
は前半12.5%
、後半13.3%
とほぼ同じであったが、C
は前半14.3%
→後半29.2%
と後半の増大であった。 %4
0
。
泊 ,9 31,3却5 O~ lO お3,お6泣9 1O ~20 . Whole n:19鈎図
1
s
t
n:側図
2nd n:lOOO 20~30 30~s
e
c
.
F
i
g
.
3
Occurred Percentage o
f
D
i
v
i
s
i
o
n
o
f
Time a
t
O
u
t
-
o
f
-
P
l
a
y
N 考 察
ロスタイムを除いたインプレーとアウトオププレ一時間の比率では、1986
年メキシコ(
8
6
WC)
、1990
年イタリア(90WC)
、1994
年US
A (94WC)
などのW
杯準決・三決・決勝34) の 57~70% 対 30~43% 、 1994年アジア大会男子28) の 65% 対35% 、 1997年W杯アジア地区最終 予選制の60%
対40%
、1995
・96
年J
リーグ35)(
J
リーグ)の59%
対41%
および1996/97
年お よび1
9
9
7
/
9
8
年のスペインリーグ37)(E S
P)
の57%
対43%
などの報告がある。これらからも 今回の1
9
9
8
/
9
9
年イタリアセリエA (991 T
A)
の57%
対43%
は、先述の各大会などとほぼ類 同していると言えよう。 インプレーの1
回当りの持続時間では、991T
A
の25
.4秒はJ
リーグの2
5
.
3
秒およびESP
の 26.7秒などと類同していたが、しかし 90~94WC の 35.5秒に対しては約 10秒短く顕著に有意(P <0.001)
に小で、あった。このことは991T
A
のl
試合当りのインプレーの出現回数の増1
9
5
大(99ITA:122.1
回>90---94WC
1
0
0
.4回、P<0.001)
によるものと考えられよう。一方、 アウトオブプレーの1
回当りの所要時間では、991T
A
の1
7
.
3
秒はJ
リーグの16
.4秒に対して 約1
秒長く明らかに有意(P
く0
.
0
1
)
に大であり、逆にESP
の1
8
.
6
秒 に 対 し て 約l
秒短く明 らかに有意(P
く0
.
0
1
)
に小であり特徴的と言えよう。なお、90---94WC
の1
7
.4秒とは類同し て注目されよう。 図4
より、インプレーの1
回当りの持続時間を少しく詳細に時間区分別生起率でみると、最 も多い30
秒未満では991T
A
の70.0%
は約2
/
3
強であり、90---94WC
の56.6%
に対して顕著に 有意(P<
0
.
0
0
1
)
に多かった。逆に最も少ない60
秒以上では991T
A
の9.1%
は90---94WC
の1
7
.
1
%に対して顕著に有意(P<0.001)
に少なく、さらに3
0
-
-
-
6
0
秒でも991T
A
の20.9%
は90---94W C
の26.3%
に対して有意 (pく0
.
0
5
)
に少なく特徴的と言えよう。なお、991T
A
はJ
リーグおよびESP
などとは3
区分ともにほぼ類同していた。 以上のことより、今回の991T
A
は90---94WC
に対してインプレーのl
回当りの持続時間が 短く、アウトオブプレーのl
回当りの所要時間は同じであった。ESP
に対してはインプレー の1
回当りの持続時間は同じであり、アウトオブプレーのl
回当りの所要時間は短いものと考 えられよう。9
0
-
-
-
9
4
W
C
0:8039
5
・9
6
J
0:25439
7
・9
8
E
S
P
0:22969
9
I
T
A
0
:
18320
-
-
-
3
0
s
e
c
.
3
0
-
-
-
6
0
o
50
※P
く0
.
0
5
※ ※ ※P
<
O
.
O
O
l
6
0
-
-
-77.究刀1
7
.
1
一 「 ※※ ※8
.
9
1
0
.
2
9
.
1
100%
F
i
g
.4P
e
r
c
e
n
t
a
g
e
o
f
D
i
v
i
s
i
o
n
o
f
Time p
e
r
Time p
e
r
A
c
t
i
o
n
o
f
l
n
-
P
l
a
y
アウトオププレーの要因別出現回数では、991T
A
は比率の多い順に1
位F K
の39%
、2
位T H
の28%
、3
位G K
の14%
であった。この順位は90---94WC
お よ びESP
などのl
位F K
の3
5
-
-
-
3
8
%
、2
位T H
の2
9
-
-
-3
1
%、3
位G K
の1
5
-
-
-
1
6
%
と類同し、 jリーグの1
位T H
の39%
、2
位F K
の31%
、3
位G K
の14%
の様相とは異なり特徴的と言えよう。1
位のF K
では、991T
A
の39% (
1
試合当り5
2
回)は90---94WC
の38% (
4
1
回)とは類 同したが、J
リーグの3
1% (
4
1
回)に対しては顕著に有意(P<0.001)
に大であり、さらにESP
の35% (
4
4
回)に対しても有意(P<0.05)
に大で特徴的であろう。2
位 のT H
では、991 T
A
の28% (
3
8
回)は90---94WC
の3
1% (
3
3
回)およびESP
の29% (
3
6
回)などと類同したが、 jリーグの
39% (
5
2
回)に対しては顕著に有意(P
く0
.
0
0
1
)
に小であり注目され よう。3
位のG K
では、991T
A
の14%
(19 回)は 90~94WC 、 J リーグおよび ESP など の 13~18% (15~19 回)と同じ様相であった。 4 位の OTH のなかの V-l~V-6 の区分 では、1
NJ
の991
TA 2
% (3
回)はESP
の1% (
1
回)に対して顕著に有意(P<0.001)
に大であった。逆に、C
では991
TA
の3% (
4
回)はESP
の4% (5
回)に対して明らか に有意(P
く0
.
0
1
)
に小であった。さらにSUB
では991
T
A
の3%
(4 回)は 90~94WC の2
% (2
回)およびJ
リーグの2% (3
回)などに対していずれも有意(P
く0
.
0
5
)
に大であ り、これらは特徴的と言えよう。なお、他の区分のG1
、SO
、およびo
th
などの各々の出 現回数は0
.
2
-
-
2
.
2
%
(0.2~2.9 回)であり、従来の報告28 , 34-37)とほぼ一致していた。 以上のことより、991T
A
はF K
、T H
、G K
などの出現回数の比率はJ
リーグとは様相が異 なり、さらにESP
のF K
とも様相が異なるものと考えられよう。1
試合当りの要因別所要時間では、991
T
A
は所要時間の長い順にl
位F K
の1
5
分37
秒、2
位OTH
の7
分5
1
秒、3
位G K
の5
分5
2
秒であり、これは90--94WC
およびESP
などのl
位F K
、2
位OTH
、3
位G K
の様相と類同したが、J
リーグの1
位F K
、2
位T H
、3
位G
K
の様相とは異なり注目されよう。 要因別1
回当りの所要時間の順位では、991T
A
は所要時間の長い順にl
位OTH
の3
1.7
秒、2
位C K
の2
1.6
秒、3
位G K
の1
9
.
1
秒、4
位FK
の1
8
.
0
秒、5
位T H
の8
.
7
秒であった。こ れらの順位は従来の報告28、34-37)と一致していた。なお、このl回当りの所要時間の順位は、 先述の要因別出現回数の比率の順位とはおおよそ逆の傾向を示した。 要因別1
回当りの所要時間では、T H
の991T
A8.7
秒は90--94WC
1
0
.4秒、J
リーグ1
0
.
0
秒およびES
P
1
0
.
1
秒などに対して1.3
-
-
1.7
秒と短くいずれも顕著に有意 (p<0.001)
に小で あった。G K
でも991
T
A19.1秒は 90~94WC21.2秒および ES
P20.8
秒などに対して約2
秒 と短くいずれも有意(P<0.05)
に小で、あった。さらにC K
でも991
T
A2
1.6
秒は90--94WC
2
3
.
7
秒に対して約2
秒と短く(P<0.05)
、J
リーグ2
6
.
5
秒に対しても約5
秒と短く(P<
0
.
0
0
1
)
、いずれも有意に小であり特徴的と言えよう。これらのことはルール改正「プレーの再 開を遅らせることは警告となる違反J
20,21)およびマルチボール方式17,18)などの影響によるもの と考えられよう。 逆に、OTH
のなかのC
の991T
A23.7秒は 90~94WC の 15.9秒および J リーグの 17.3秒な どに対して 6~8 秒と長くいずれも顕著に有意 (P<
0
.
0
0
1
)
に大であった。さらにSUB
で も991
T
A25.9秒は 90~94WC の 17.6秒および J リーグの 19.2秒などに対して 7~8 秒と長 くいずれも顕著に有意 (p<0.001)
に大であった。これらは警告用イエローカードを毅然と して示し、その後審判カードに確実に記録している様、および選手交替時における予備審判と の協力と点検の様などが多く見受けられたことによるものと推察されよう。なお、F K
はほぼ 従来の報告28、34-37) と一致していた。 アウトオププレーのl
回当りの所要時間の時間区分別生起率では、991T
A は 1 位 10~20 秒の 33% 、 2 位 10秒未満の 31% 、 3 位20~30秒の 23% 、 4 位 30秒以上の 13% であり、この順 位は90--94WC
およびJ
リーグなどの様相と類同していた。なお、要因別でみるとT H
の1
0
197
~20秒では 99I
T
A
の34.0%
はJ
リーグの40.7%
およびESP
の46.9%
などに対していずれ も明らかに有意(P<O.Ol)
に小であり、逆に1
0
秒未満では99I
T
A
の63.2%
はjリーグの53.9%
およびESP
の48.3%
などに対していずれも顕著に有意(P<0.001)
に大であった。99
ITA
ではT H
のl
回当りの所要時間が短縮されて、1
0
秒未満に推移しているものと言えよう。 さらにG K
の30
秒以上では、99I
T
A の 2.9% は 90~94WC の 10.5% および ESP の 10.2% などに対していずれも明らかに有意(P
く0
.
0
1
)
に小であり、同じくC K
の30
秒以上でも99I
T A
の1
1.6%
はJ
リーグの33.0%
およびESP
の22.6%
などに対していずれも明らかに有意(P<O.Ol)
に小であった。これらT H
、G K
およびC K
などは先述のようにI
回当りの所要 時間が短縮されているものと考えられよう。V 要約およびまとめ
1
9
9
8
/
9
9
年イタリアサッカーセリエA (
9
9
I
T
A)
の1
5
試合を収録したVTR
から、サッカ ー試合中のインプレーとアウトオブプレー時間の比率およびアウトオププレーの要因別出現 回数・所要時間とその比率などを検討した。結果は以下の通りである。①
ロスタイムを除いた試合時間90
分におけるインプレーとアウトオププレーの1
試合当り 平均時間(比率)では、99I
T A
は5
1
分42
秒(
5
7
.4%)対38
分1
8
秒(42.6%)
である。 ②インプレーの1
試合当りの出現囲数および1
回当りの持続時間では、99I
T
A
は約122
回、25
.4秒である。 ③ アウトオブプレーのl
試合当りの出現回数およびl
回当りの所要時間では、99I
T A
は約133
回、1
7
.
3
秒である。④
アウトオブプレーの1
試合当りの要因別出現回数の比率では、99I
T
A
は比率の高いもの から}II買にFK39% (
5
2
回)、TH28% (
3
8
回)、GK14% (
1
9
回)、OTH11% (
1
5
回)、C
K 7
% (
1
0
回)であり、F K
の増大(P<0.05)
がみられる。 ⑤ アウトオブプレーの1
試合当りの要因別所要時間では、99IT A
の最も長いのはF K
の1
5
分37
秒、次いでOTH
の7
分5
1
秒、G K
の5
分52
秒、さらにT H
の5
分27
秒であり、最も 短いのはC K
の3
分3
2
秒である。⑥
アウトオブプレーの要因別l
回当りの所要時間では、99IT A
は所要時間の長いものから } II真にOTH3
1.7
秒、CK2
1.6
秒、GK19.1
秒、FK18.0
秒、さらにTH8.7
秒であり、C K
、G K
およびT H
などではいずれも1-
-
-
-2
秒の短縮(P
く0
.
0
5
)
がみられる。⑦
アウトオププレーの時間区分別の生起率では、991T A
の最も多いのは1
0
-
-
-
-
2
0
秒の33%
、次 いで10秒未満の31% 、さらに 20~30秒の 23% であり、最も少ないのは30秒以上の 13% である。 本研究の一部は平成1
1
年度帝塚山学園人間環境科学研究所研究費補助金により行われた。文 献
1
)
後藤健生:世界サッカー紀行,文塞春秋,東京,14
・28
,1
9
9
7
.
2
)
高山港,富樫洋一:セリエA
スーパー観戦術,祥伝社,東京,1
2
・17
,304
・305
,1
9
9
9
.
3)レイ・デラ・ピ、エトラ,ジャンカーロ・リナルデイ著,野間けい子訳:セリエ Aストーリー, 大栄出版,東京,30
・34
,1
9
9
4
.
4)クリストファー・ヒルトン著,野間けい子訳:欧州サッカーのすべて,大栄出版,東京,5
0
-
5
9
,1
9
9
8
.
5)(財)日本サッカー協会:審判への指示およびチーム監督・選手に関わる決定の覚書(第2 回16
才以下世界選手権大会における).サッカー競技規則と審判への指針:76
・81
,1
9
8
7
.
6
)
(財)日本サッカー協会:FIFA
フェアブレーキャンペーン.サッカーJFANEWS
,62: 58
・60
,1
9
8
9
.
7
)
(財)日本サッカー協会:FIFA'S FAIR PLAY
DA
Y
.
JFA news
,1
5
8
:
3
8
・39
,1
9
9
7
.
8
)
浅見俊雄:ワールドカップフランス,98
と日本サッカー.体育の科学,Vo
1
.4
8
(
9
)
:
736
・739
,1
9
9
8
.
9
)
日本サッカ一審判協会:本年度の競技規則の改正についての解説の追加.RAJNEWS
ホイ ッスル,1
3
(
2
)
:
14
・1
5
,1
9
9
7
.
1
0
)
(財)日本サッカー協会審判委員会:審判への指示およびチーム監督・選手に関わる決定の 覚書(1982
年スペインワールドカップにおける).1
-4
,1
9
8
2
.
1
1
)
(財)日本サッカー協会:審判への指示およびチーム監督・選手に関わる決定の覚書(
1
9
8
8
年ソウルオリンピック大会における).サッカー競技規則と審判への指針:55
・60
,1
9
8
8
.
1
2
)
(財)日本サッカー協会:審判への指示およびチーム監督・選手に関わる決定の覚書(1990
年イタリアワールドカップ大会における).サッカー競技規則と審判への指針:7
1
・77
,1
9
9
0
.
1
3
)
(財)日本サッカー協会:審判への指示およびチーム監督・選手に関わる決定の覚書(
1
9
9
1
年イタリアU-17
世界選手権大会における).サッカー競技規則と審判への指針:83
・89
,1
9
9
1
.
1
4
)
(財)日本サッカー協会:審判への指示およびチーム監督・選手に関わる決定の覚書(
1
9
9
2
年バルセロナオリンピック大会における).サッカー競技規則と審判への指針:83
・89
,1
9
9
2
.
1
5
)
(財)日本サッカー協会:競技規則に関する追加指示(第1
5
回ワールドカップ,USA' 9
4
)
国際サッカ一連盟.サッカー競技規則と審判への指針:83
・89
,1
9
9
4
.
1
6
)
(財)日本サッカー協会:第1
2
条 反 則 と 不 正 行 為 . サ ッ カ ー 競 技 規 則LAWSOF THE
GAME 1
9
9
6
:
2
2
・23
,
1
9
9
6
.
1
7
)
S
i
g
e
k
i
Miyamura
,
Susumu S
e
t
o
,
Hisayuki Kobayashi:A Study o
f
“I
n
-
P
l
a
y
"
and
“O
u
t
-o
f
-
P
l
a
y
"
Time a
s
Found i
n
2nd FIFA World Championship f
o
r
Women's F
o
o
t
b
a
l
l
1
9
9
1
9
9
5
(
2
)
-
-A Case o
f
Chinese Team -
- P
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r
s
t
Asian Congress on
S
c
i
e
n
c
e
and F
o
o
t
b
a
l
l
:
241
・245
,
1
9
9
5
.
1
8
)
小林久幸,瀬戸進,宮村茂紀,村川建一:第2
回FIFA
女子サッカー選手権大会におけ る女子主審及びボールの移動距離に関する研究.サッカー医・科学研究,1
6
:
1
7
-
2
5
,1
9
9
6
.
1
9
)
国際サッカ一連盟:1996
年度競技規則の改正について、・国際評議会のその他の決定と指 示.RA] NEWS
ホ千ッスル,1
2
(
1
)
:
1
1
-
1
5
,1
9
9
6
.
2
0
)
国際サッカ一連盟:1997
年度競技規則の改正について.JFA news
,156:19
・20
,1
9
9
7
.
2
1
)
(財)日本サッカー協会:第1
2
条反則と不正行為.サッカー競技規則LAWSOFTHEGAME
1
9
9
7
:
2
5
-
2
6
,
1
9
9
7
.
2
2
)
(財)日本サッカー協会:ロスタイムの表示の仕方.サッカー競技規則LAWSOF THE
GAME
1
9
9
9
/
2
0
0
0
:
1
2
1
,
1
9
9
9
.
2
3
)
宮村茂紀,瀬戸進,小林久幸,他:大学女子サッカー試合の試合時間に対するアウトオブ プレーの比率に関する研究.第1
1
回サッカー医・科学研究会報告書:55-63
,199
1.2
4
)
宮村茂紀,瀬戸進,小林久幸,他:女子サッカーの試合におけるアウトオププレーに関す る研究(第2
報) --第8
回アジア女子サッカー選手権大会について一一.第1
2
回サッカー 医・科学研究会報告書:13
・20
,1
9
9
2
.
2
5
)
宮村茂紀,瀬戸進,小林久幸,他:第1
回FIFA
女子サッカー選手権大会におけるアウ トオブプレーに関する研究.サッカー医・科学研究,VOL. 1
3
:
2
1
・25
,1
9
9
2
.
2
6
)
宮村茂紀,瀬戸進,小林久幸:女子国際サッカー試合のアウトオブプレー・インプレー時 聞と技術要素別頻度に関する研究.サッカー医・科学研究,VOL.14:77
・911
9
9
3
.
2
7
)
S
i
g
e
k
i
Miyamura
,
Susumu S
e
t
o
,
Hisayuki Kobayashi:A Study o
f
“
O
u
t
-
o
f
-
P
l
a
y
"
and
“I
n
-
P
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F
i
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s
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FIFA World Championship f
o
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Women's
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1
l1
9
9
1
(
1
)
.
3
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d
World Congress o
f
S
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e
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c
e
and F
o
o
t
b
a
l
l
:
7
5
,1
9
9
5
.
2
8
)
小林久幸:第1
2
回アジア競技大会サッカー競技におけるインプレーとアウトオブプレーに 関する研究.帝塚山短期大学紀要,3
4
:
9
5
・107
,1
9
9
7
.
2
9
)
鶴岡英一,福原繁三:サッカーのゲーム分析(第1報)一一測定法について一一.体育学研 究,9
(
2
)
:
3
9
・42
,1
9
6
5
.
3
0
)
鶴岡英一,小村 ,福原繋三:サッカーのゲーム分析(
2
)
.
体育学研究1
3
(
2
)
:
1
4
0
・148
,1
9
6
8
.
3
1
)
竹内京一,瀬戸進:コーチ学(サッカー編),遺 書院,東京,79
,168
,1
9
6
8
.
3
2
)
松本光弘,森岡理右,山中邦夫,他:サッカー試合におけるアウトオブプレーに関する研 究.日本体育学会第40
回大会号B:
7
3
2
,1
9
8
9
.
3
3
)
長沢徹,松本光弘,菅野淳:サッカー試合におけるアウトオププレーに関する研究--1990
年ワールドカップサッカーイタリア大会を中心として .第11回サッカー医・科学研究 会報告書:1
5
・19
,199
1.3
4
)
小林久幸:W
杯サッカーにおけるアウトオブプレーに関する研究.帝塚山短期大学紀要,3
3
:
138-153
,
1
9
9
6
.
3
5
)
小林久幸:1995
・96
J
リーグサッカーにおけるインプレーとアウトオブプレーに関する研究.帝塚山短期大学紀要, 35:135・145,1998. 36)小林久幸 :W杯サッカーフランス大会 1998アジア地区最終予選の日本代表チームにおける インプレーとアウトオブプレーに関する研究.帝塚山短期大学紀要, 36:123・133,1999. 37)小林久幸 :1996・97年および1997-98年スペインサッカーリーグにおけるインプレーとアウ トオブプレーに関する研究.人間環境科学, Vo