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Microsoft Word - GEC3議事 録訂正作業

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Academic year: 2021

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1 一般社団法人 国家ビジョン研究会 ガスエネルギー小委員会(第三回) 議事録(要旨)

日時・会場:

7月12日3時―5時、 損保ジャパン 39F 第 12 会議室 出席者:別紙参照 1.開会 ご挨拶 一般社団法人 国家ビジョン研究会 代表理事 中西真彦 ご挨拶 山内弘隆 委員長 (省略) 新任の桑田憲吾(損保ジャパン企画開発部長)委員から就任のご挨拶 あり。 2.報告 「メタンハイドレート開発実施検討会(第22回) の主要論議について」 成田委員 6月29日開催の第22回の実施検討会の議事録はこれから発表 されるが、 ・今年2月に始まった掘削井により地層の連続性が良いことが判明した ・今年はモニタリング 坑井2本、プロダクション坑井1本の掘削を実施。 ・来年はプロダクション坑井を増し掘りし、仕上げて減圧法による産出試験 を予定。 作業期間は1月13日~3月31日を予定 減圧法による生産は2週間の予定 ・現在現場作業中の「ちきゅう」から、コアリングが完了し良いコアが採 れたとの報告があり、追って産総研札幌に輸送される予定である。 佐藤事務局長: コアリングとはどういう意味ですか? 成田委員: 地下の圧力を維持したまま、CORE SAMPLE を取ることです。 隈元委員: 漁業補償はどうなっているのですか?

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2 成田委員: 現時点は試験段階であるため、漁業補償はしていないと聞いている。商業生産 段階では、場合によっては検討されるかもしれない。 3.発表 山内委員長: 成田先生、有難うございました。それでは、北野委員から「日本の海洋開発関 連産業の技術上の課題と対策」と題してご発表をお願い致します。 北野委員: メタンハイドレートに限らず、海洋資源開発全般について、この分野に詳しい 鳥海さんと共に発表する。(発表の詳細はPP参照) 山内委員長: それではただ今の御説明への御質問をどうぞ。 隈元委員: 大油田・ガス田(メキシコ湾、ブラジル沖、西アフリカ)に於いて日本はメイ ンプレーヤーになり得ないと説明ありましたが、それはどのような企業です か? 北野委員: PPで説明した如く産油国の国営石油会社(ブラジルのペトロブラス、マレー シアのペトロナスなど)や所謂メジャー などであり、基本的に資源所有権を持 つ国営石油会社と、開発技術と資金を持つメジャーの組み合わせが多い。 鳥海陪席: この地域のプロジェクトでプラットホームやリグなど主要機器を供給している のは韓国の造船所や欧州勢などで、PPで説明したが、日本勢では三井海洋開 発とかろうじてIHIくらい。 成田委員: 何故小資源国であり開発現場を持たない韓国の造船会社の海洋事業に日本の造 船会社が対抗しえないのか? 日本の海洋産業の問題点として「自国に開発すべき資源がない」ということで あるが、韓国も同様に自国資源はない中で、なぜこのような差が生じているの か? 北野委員及び鳥海陪席:

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3 日本の主要造船会社は第一次石油開発ブームの終焉と共に海洋機器分野から撤 退し、それ以降人材の大幅な減少と共に、海洋分野への対応力を失っていった。 加えて、海洋分野はリスクが大きいという認識により、第二次ブームと言うべ き最近の市場拡大に乗り切れなかった。 韓国の造船所も同様に一時撤収したが、タイミングよく再び事業を立ち上げた。 一般的に日本の造船所はすべての責任を持ってやろうとするために、大きなリ スクを伴うが、韓国勢は契約の範囲を明確にし、リスクを最小限にする。その 対応の仕方が海洋に対する姿勢の差になって現れたと考える。 山岡委員: ブラジルでのプロジェクトに注目している。かつてIHI が、土光敏夫社長時代 に、リオデジャネイロに造船所“イシブラス”を立ち上げて同国の経済発展に 貢献して感謝された例がある。今度ユニバーサル造船が IHIMUのブラジ ル造船所に技術支援をするということだが、そうした日本とブラジルの歴史的 つながり、人脈はプロジェクトに生かされているのだろうか。また、このプロ ジェクトがブラジルでの海底天然資源開発の地歩の強化につながるとみていい のだろうか。 北野委員: 現在はまだ他社のことであり、正確には分からない。この造船所には韓国の造 船会社が支援をしていたがうまくいかずに撤退し、IHI に支援要請があったと 聞いている。一方、最近の日伯間の協力関係強化などを見ても、日本に対する 期待、また、IHI に対する期待感はあるのだろうと感じる。 引頭委員: 発表の最後の結論部分の「海洋産業の育成には国がリスクをとって海洋開発 プロジェクトを推進することが重要」とあるがそれは具体的には何のリスク か? 北野委員: まずはプロジェクトの成否そのもののリスクであり、さらには開発に要する 費用の変動リスクである。3000 億円規模の企業が、同規模以上のプロジェク トを進めることはできず、メジャーのように数十兆円規模が必要である。日 本にメジャーに代わる企業(たとえば商社とか、インペックスなど)があれ ばそれで良いが、国策で海洋産業を育成するには国にその役割を期待する。 言い換えればファイナンスリスクです。 薄井委員:

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4 本日のプレゼンを離れて日本の造船会はこれからどう活路を見出すのか? 北野委員: 中国および韓国の造船所の急激な設備能力拡大投資が世界市場の過剰な生産能 力をもたらし、市場破壊をもたらすほどの大きな影響を与えることとなった。 これに加えて最近の円高が日本造船業界に極めて厳しい環境を与えている。 これに対処するためにはコストを引き下げる努力をするしかない。製造業は常 により良い商品を、より安く提供するのが使命であり、その道をしっかり進ん でいくしか生き残る途はない。 それで生きていけるのかという質問に対しては、まず為替は長い目で見れば事 業経営上ニュートラルと考えている。現状の過剰なウオン安は韓国経済にイン フレをもたらし、国策として持続可能ではなく、いずれ調整されるものと考え ている。一方、韓国および中国との競合に関しては、商品価値と製造コストの 改善という正面からの努力で戦っていけると考えている。 山内委員長: 有難うございました。それでは時間の関係もあり、棚橋委員から、「メタンハイ ドレート開発と地質学的諸問題」と題してご発表をお願い致します。 棚橋委員: メタンハイドレート開発と地震など地質学的な諸問題に関して発表する。 (発表の詳細はPP参照) 山内委員長: 有難うございました。ご質問をどうぞ。 隈元委員; 断層地点では地震の可能性が高いとご説明だが、原発敷地内ないし近くに 断層がある場合は地震の可能性高いと理解して良いか? 棚橋委員: 断層でも地震の可能性の高い断層(活断層)とそうでない断層があり、具体的 原発の地点の断層を個別に調査する必要がある。 隈元委員: 今回の南海トラフ掘削地点は 断層と断層のほぼ中間点で、断層を避けて掘削 されているとのご説明ですが 今後も断層を避けて掘削予定ですか? 棚橋委員:

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5 地震の震源の深さと井戸の掘削の深度とが大きく離れているので掘削が地震を 誘発する可能性は極めて少ないと思うが、海底付近の断層に関係する地震が発 生し、近くに井戸がある場合は井戸の損傷も考えられるので、断層を避けて掘 削地点を設定するのが良策。 隈元委員: 地震に関係するプレートに関し、日本列島は西はユーラシアプレートに乗って おり、東は北米プレートに乗っていると理解して良いか? 棚橋委員: 日本列島の西側はユーラシアプレートそのものであり、東側は北米プレートそ のものであり、両者がぶつかって日本列島が出来上がっている。今回の南海ト ラフ海域はユーラシアプレートの最南端に位置する。 隈元委員: それではMH開発は地震とは無関係と理解してよろしいのですか? 棚橋委員: MH の開発によって地震を誘発するとは考えられない。関係する可能性がある 既存の断層があればその評価を行う。自然地震が起きることで開発に影響する 可能性は考えられるが、石油天然ガス開発の長い歴史において地震によって大 きな問題が生じたという事例はないと聞いている。 山岡委員: 日本海のメタンハイドレートは、浅いところに堆積しているといわれています が、その開発の可能性は如何でしょうか? 棚橋委員: 日本海には海底下浅部にハイドレートがあることは事実ですが、埋蔵量も未確 認、産出方法も未決定の段階です。まず太平洋側の海底を減圧法で実証してみ ている状況です。 山内委員長: それでは棚橋委員のご発表は以上とさせて頂きます。次回の予定などお願いし ます。 井爪委員: 次回は9月13日、会場時間は今回と同じです。 詳細は追ってご連絡を致します。 以

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6 別紙 出席者

(委員)

(敬称略) 委員長 山内弘隆(一橋大学大学院商学研究科教授) 副委員長 伊藤浩吉(日本エネルギー経済研究所 研究顧問/元常務理事) 委 員 引頭麻実(大和総研 執行役員) 委 員 植田信一 (大阪ガス経営企画本部 企画部 制度企画チーム マネージャー) 委 員 薄井充裕(日本政策投資銀行設備投資研究所所長) 委 員 北野公夫(ユニバーサル造船専務) 委 員 隈元泰弘(LECリーガルマインド大学教授) 委 員 桑田 憲吾(損保ジャパン企画開発部長) 委 員 棚橋 学(産業技術総合研究所地圏資源環境研究部門主幹研究 員) 委 員 成田英夫(産業技術総合研究所メタンハイドレート研究センタ ー長) 委 員 宗国修治(みずほコーポレート銀行産業調査部エネルギーチー ム次長) 委 員 山岡淳一郎(ノンフィクション作家) 委 員 井爪輝明(日本産業経済研究所所長)

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7 陪 席 内野逸勢(大和総研経営コンサルティング部副部長) 陪 席 岡部洋明(みずほコーポレート銀行産業調査部エネルギーチー ム ガス担当) 陪 席 鳥海 誠(ユニバーサル造船 技術総括部 新商品グループ 特任部長) 陪 席 宮田 浩太郎(損保ジャパン 海上保険室 船舶保険グループ リーダー) 陪 席 柳 良二(JAXA 招聘研究員) 一般社団法人 国家ビジョン研究会

代表理事 中西真彦(兼代表世話人)

佐藤孝靖(事務局長) 志佐隆司(広報会議委員) 以上

参照

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