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1. はじめに... 5
1.1. Nero Burning ROM について ... 5
1.2. Nero Burning ROM のバージョン ... 5
1.3. Nero Burning ROM を使用する ... 6
1.4. Nero Burning ROM を起動する ... 6
2. ユーザーインターフェース ... 8 2.1. メイン画面 ... 8 2.2. [新規編集]ウィンドウ ... 10 2.3. 選択画面... 14 3. データディスク書き込み ... 17 3.1. CD、DVD、ブルーレイの書き込み ... 17 3.2. Nero DiscSpan を使用した書き込み ... 19 3.2.1. Nero DiscSpan オプションの設定 ... 19 3.2.2. Nero DiscSpan で複数のディスクを作成する ... 20 3.2.3. Nero DiscMerge を使用したデータのコピー ... 22 3.3. SecureDisc を作成 ... 24
3.3.1. Nero SecurDisc Viewer について ... 27
3.3.1.1. Nero SecurDisc Viewer を起動する ... 27
3.3.1.2. データをハードディスクにコピーする ... 27 3.3.1.3. データの整合性を検証する ... 28 3.3.1.4. 署名を確認する ... 28 3.4. 自動実行による書き込み ... 29 3.5. マルチセッション設定 ... 29 3.6. UDF 設定 ... 31 3.7. ISO 設定 ... 32 3.8. データトラックの保存 ... 33 4. 音楽のリッピングと書き込み ... 35 4.1. オーディオ CD の作成 ... 35 4.1.1. オーディオ CD 設定 ... 36 4.1.2. CDA 設定 ... 37
4.1.3. ミックスモード CD および CD エキストラ ... 39 4.1.3.1. CD エキストラ設定 ... 39 4.2. オーディオ CD のリッピング ... 40 4.2.1. [オーディオトラックをハードディスクに保存]ウィンドウ ... 41 4.2.2. [ソース]タブ ... 42 4.2.3. [出力]タブ ... 43 4.3. Gracenote 音楽情報検出 ... 44 4.4. オーディオファイルのエンコード ... 44 4.4.1. [ファイルのエンコード]ウィンドウ ... 45 4.4.2. MP3 Lame エンコードオプション ... 46 4.4.3. MP3 および MP3PRO エンコードオプション ... 47 4.4.4. Nero AAC エンコードオプション ... 49 4.4.5. OGG Vorbis エンコードオプション ... 50 5. ディスクコピー ... 52 5.1. ディスクのコピー ... 52 5.2. オーディオ CD をコピーする ... 53 5.3. 方法と設定 ... 55 6. ビデオ編集 ... 56 6.1. DVD ビデオの書き込み... 56 6.2. AVCHD の書き込み ... 57 6.3. BDMV の書き込み ... 59 7. ディスクイメージ ... 61 7.1. ディスクイメージからの書き込み ... 61 7.2. ディスクイメージの作成と書き込み ... 61 8. 書き込みについて ... 63 8.1. 書き込み処理 ... 63 8.1.1. SecurDisc表面スキャン結果 ... 64 8.2. 書き込み設定 ... 65 8.3. レコーダー設定 ... 67 9. ブータブルディスク ... 69 9.1. ブータブルディスクについて ... 69 9.2. ブータブルディスクの書き込み ... 69
9.3. ブータブルディスクのテンプレート ... 71 9.4. ブートの要件 ... 71 10. レーベルの作成 ... 72 10.1. LightScribe ... 72 10.1.1. LightScribe ラベルを印刷する ... 72 10.1.2. [CD ラベルエディタ]ウィンドウ ... 73 10.2. Labelflash ... 74 10.2.1. [レーベル書き込み]ウィンドウ ... 74 10.2.2. Labelflash ラベルおよび DiskT@2 を印刷する ... 75 11. 設定... 78 11.1. 設定オプション ... 78 11.1.1. 編集設定 ... 78 11.1.2. キャッシュの設定 ... 79 11.1.3. 高度機能 ... 80 11.1.4. ウルトラバッファの設定 ... 81 11.1.5. LightScribe の設定 ... 81 11.2. ディスクの消去 ... 82 12. Nero MediaBrowser ... 84
1. はじめに
1.1. Nero Burning ROM について
強力な書き込みソフトウェア Nero Burning ROM を使用して、データ、音楽、ビデオを ディスクに書き込むことができます。 Nero Burning ROM では、書き込みプロジェクト を独自の方法で完全に管理できます。ファイルシステム、ファイル名の長さ、文字セッ トの定義などを行うことができ、ディスクラベルの変更も可能です。もちろん、Nero Burning ROM ツールバーのカスタマイズやキーボードショートカットの変更も可能で す。
さまざまな機能が搭載されていながら、Nero Burning ROM は使い勝手のよい書き込み プログラムで、ディスクをわずかな手順で作成できます。書き込むディスクの種類( CD/DVD/Blu-ray)を選択、プロジェクトの種別を選択、必要なデータを追加し書き込 みを開始します。
Nero Burning ROM を使用して、オーディオ CD のオーディオファイルをハードディス クに保存できます。このとき、ファイルはエンコード(コンピュータで読み取れる形式 に変換)されます。オーディオ CD は Gracenote で自動的に識別できます。タイトル、 ジャンル、トラックタイトルなどのメタデータが Gracenote Media Database から取得 され、トラックに関連付けられます。このようにして、エンコード処理後に、オーディ オファイルに正確で完全な名前が付けられます。
音楽認識テクノロジーおよび関連データは Gracenote® によって提供されます。 Gracenote は、音楽認識技術と関連情報配信の業界標準です。詳細については、
www.gracenote.com をご覧ください。
1.2. Nero Burning ROM のバージョン
Nero Burning ROM は、 Nero Classic / Nero Platinum の一部としても、スタンドアロン 製品( Nero Burning ROM )としてもご利用いただけます。
どちらのバージョンもすべての機能を使用できますが、スタンドアロン製品とし
て Nero Burning ROM を使用する場合は、 Nero MediaHome がインストールされてい ないと、 Nero MediaBrowser にアクセスできません。
スタンドアロンバージョンはいつでも Nero Classic または Nero Platinum にアップグレ ードできます(www.nero.com にアクセスしてください)。
Nero CoverDesigner は、 Nero Classic とともには自動的にインストールされませ ん。ただし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは Nero
ControlCenter から無料でダウンロードし、 Nero Classic とともに使用できます。詳細 な説明は、 Nero CoverDesigner のユーザーマニュアルを参照してください。
Nero WaveEditor は、 Nero Classic とともには自動的にインストールされません。 ただし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは Nero ControlCenter か ら無料でダウンロードし、 Nero Classic とともに使用すできます。詳細な説明は 、 Nero WaveEditor のユーザーマニュアルを参照してください。
1.3. Nero Burning ROM を使用する
Nero Burning ROM の主な機能は、ファイルとフォルダを選択し、それらをディスクに 書き込むことです。これは、次に示す 3 つの基本的な手順で実行できます。
[新規編集]ウィンドウのタブで、ディスクの種類とディスクフォーマットを選択 し、オプションを設定します。
選択画面で、書き込むファイルを選択します。 書き込みプロセスを開始します。
1.4. Nero Burning ROM を起動する
Nero Burning ROM を起動するには、インストールされている製品や使用しているオペ レーティングシステムなどの状況に応じていくつかの方法があります。
Windows 7 およびそれ以前のバージョンの Windows では、次の場所から Nero Burning ROM を起動できます。
[スタート]([スタート]アイコン)>[(すべての)プログラム]>[Nero]> [Nero Classic]>[Nero Burning ROM]
スタンドアロン製品として Nero Burning ROM を使用している場合、Nero Burning ROM のデスクトップアイコン
Nero Classic を使用している場合、Nero Classic のデスクトップアイコン Windows 8 では、次の場所から Nero Burning ROM を起動できます。
Nero Classic を使用している場合、Nero Classic タイル(windows 8[スタート]画 面)または Nero Classic のデスクトップアイコン(Windows 8 デスクトップ)
Nero Burning ROM をスタンドアロン製品として使用している場合、Nero Burning ROM タイル(Windows 8[スタート]画面)または Nero Burning ROM のデスクト ップアイコン(Windows 8 デスクトップ)
2. ユーザーインターフェース
2.1. メイン画面
Nero Burning ROM のメイン画面から、すべての操作を開始します。ボタンとドロップ ダウンメニューを使用したメニューバーおよびツールバーで構成されています。 次のメニューを使用できます。 ファイル 開く、保存する、閉じるなどのプログラム機能があります。また、 編集の設定オプションを開き、編集を更新し、設定オプションを定 義することもできます。 編集 切り取り、コピー、削除などの選択画面でファイルを編集する機能があります。選択したファイルのプロパティを表示することもでき ます。 表示 ユーザーインターフェースをカスタマイズする、およびファイルブ ラウザを更新するオプションがあります。 レコーダー レコーダーの機能があります。レコーダーの選択や、書き込み処理 の開始、書き換え可能ディスクの消去などを実行できます。また、 ディスクを取り出したり、ディスクに関する情報を表示したりする こともできます。 特典 トラックをその他のフォーマットに変換する、およびオーディオ CD の曲をハードディスクドライブに保存するオプションがありま す。 画面 編集エリアとブラウザエリアの位置を変更するオプションがありま す。 ヘルプ ヘルプを開くなどのヘルプ機能があり、アプリケーションに関する 情報が表示されます。 メイン画面のツールバーでは、次の設定オプションが使用できます。 編集のタイプを選択する[新規編集]ウィンドウを開きます。また 、このウィンドウから編集の種類や、書き込みとコピーに関するオ プションを設定できます。 既存の編集を開きます。 作業中の編集を保存します。 編集内で選択されている要素(選択範囲)を切り取ります。 編集内容から選択した項目をコピーします。 事前に切り取られた、 またはコピーされた選択範囲を貼り付けます。
メディアファイルの検索、表示、アクセスを簡単に実行し、メディ アファイルをプロジェクトに追加できる、 Nero MediaBrowser を起 動します。 ビデオ構造が Nero MediaBrowser によってサポートされていないた め、ビデオ編集(DVD ビデオなど)は利用できません。 ラベルとカバーを作成できる Nero CoverDesigner を起動します。 タイトル、番号、ファイルの名前などの現在の編集に関する情報は ドキュメントデータに組み込まれます。詳細情報は Nero CoverDesigner マニュアルを参照してください。 この機能は、 Nero CoverDesigner がインストールされている場合 にのみ利用できます。
Nero Express を起動します。 Nero Express は、 Nero Burning ROM を基にしたウィザード駆動型のアプリケーションです。詳細 情報は Nero Express マニュアルを参照してください。 [書き込み]タブを含む[編集内容を書き込む]ウィンドウを開い て、書き込み処理を開始します。 [書き込み]タブを含む[新規編集]ウィンドウを開いて、コピー 処理を開始します。 コンテンツ(ある場合)や容量など、挿入されたディスクの情報を 表示します。 選択したドライブを開きます。 ファイルブラウザの表示/非表示を切り替えます。 レコーダーの選択メニ ュー 使用可能なレコーダーを表示します。 書き込み処理に使用できるレコーダーをリストから選択できる[レ コーダーの選択]ウィンドウが開きます。 Labelflash DVD のラベルまたはデータ側に印刷するラベルを作成ま たはロードできる[レーベル書き込み]ウィンドウが開きます。 このボタンは、LabelFlash 対応のレコーダーが接続されている場合 にのみ表示されます。
Nero CoverDesigner を起動して、LightScribe ディスクのラベル側 に印刷されるラベルを作成またはロードします。 このボタンは、 Nero CoverDesigner がインストールされ、 LightScribe 対応のレコーダーが接続されている場合にのみ表示され ます。 プログラムおよびバージョン番号に関する情報が表示されます。
Nero MediaBrowser と Nero Express へのアクセスは、Nero Classic に付属する Nero Burning ROM でのみ可能になります。
Nero CoverDesigner では、ディスク(CD、DVD など)のカバーやラベルを作成で きます。
Nero CoverDesigner は、 Nero Classic とともには自動的にインストールされません。た だし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは Nero ControlCenter から 無料でダウンロードし、 Nero Classic とともにインストールできます。詳細は、 Nero CoverDesigner のマニュアルを参照してください。
2.2. [新規編集]ウィンドウ
[新規編集]ウィンドウでは、ディスクの種類を選択し、ディスク形式のオプションを 設定します。 ウィンドウの外観は、基本的にすべてのディスクの種類で同じです。 唯 一の違いは、使用できるタブです。 Nero Burning ROM を起動すると、[新規編集]ウ ィンドウが自動的に開きます。 このウィンドウは、[新規作成]ボタンからも開くこ とができます。
イメージレコーダーが有効になっていない場合、物理レコーダーでサポートされている ディスクの種類のみがドロップダウンメニューに表示されます。
Nero Burning ROM を使用すると、装備しているレコーダーでは書き込むことがで きない種類のディスク用に、イメージファイルを作成できます。メニューから[ファイ ル] > [オプション] > [高度機能]を選択し、[Image Recorder で Nero が対応す るディスクをすべて有効にする]チェックボックスをオンにすると、この機能を有効に できます。有効にすると、[編集]ウィンドウのドロップダウンメニューで、対応する すべての種類のディスクを使用できるようになります。 選択リストでは、次の項目を使用できます。 CD/DVD-ROM/Blu-ray (UDF) あらゆる種類のファイルが書き込める、データディスクを作成 します。 書き込まれるデータは、UDF 規格で編成されます。 さらに、Nero DiscSpan 機能を使用して編集を複数のディスク に簡単に書き込むことができます。 オーディオ CD 標準的なオーディオ CD を作成します。これはすべての(オー ディオ)CD プレーヤーで再生できます。 ミックスモード CD データファイルと、オーディオファイルが収録されたCDを1 セッションで作成します。 通常、データファイルに続けてオ
ーディオファイル(PC ゲーム用のサウンドトラックなど)が 記録されます。 旧型のオーディオ CD プレーヤーには、データファイルを識別 する機能がないため、データファイルを再生しようとすること があります。 CD エキストラ オーディオファイルとデータファイルの含まれるマルチセッシ ョン CD を作成します。マルチセッション CD ではオーディオ ファイルとデータファイルが 2 つのセッションで保存されま す。 最初のセッションはオーディオファイルで構成され、2 番目のセッションはデータで構成されます。 一般的な CD プレーヤーでは、オーディオ CD として最初のセ ッションが再生されます。 2 番目のセッションは、CD-ROM ドライブのある PC のみで使用でき、通常の CD プレーヤーで は認識できません。 CD/DVD/Blu-ray ディスク コピー コピー元のディスクを、CD/DVD/Blu-ray ディスクにコピーし ます。 CD/DVD-ROM(ブート) ブータブルディスクを作成します。 CD/DVD-ROM/Blu-ray (ISO) あらゆる種類のファイルが書き込める、データディスクを作成 します。 書き込まれるデータは、ISO 9660 規格で編成されま す。 CD/DVD-ROM (UDF/ISO) あらゆる種類のファイルが書き込める、データディスクを作成 します。 書き込まれるデータは、ISO 規格と UDF 規格で編成 されます。 CD/DVD-ROM/Blu-ray (SecurDisc) データの整合性と再構成を含む SecurDisc ディスクを作成しま す。 その他の SecurDisc 機能には、ディスクのデータを、認 証されていないアクセスからパスワードで保護する機能や、デ ィスクをデジタル署名する機能、データの冗長性を設定する機 能などがあります。 DVD-Video ビデオファイルや画像ファイルを、DVD プレーヤーで高品位 に再生できる DVD を作成します。 DVDビデオタイトルが用意されていれば(つまり、マスター作 成前のファイルを含む完全な DVD フォルダ構造が用意されて いれば)、Nero Burning ROM を使用して DVD が作成できま す。
AVCHD(TM)ビデオ
カムコーダービデオファイルや画像ファイルを、DVD または Blu-ray プレーヤーで高品位に再生できる AVCHD ビデオディ スクを作成します。
マスター前のファイルを含む完全な AVCHD フォルダ構造が用 意されていれば、Nero Burning ROM を使用して AVCHD ビデ オディスクが作成できます。
BDMV-Video
ビデオファイルを、Blu-ray プレーヤーで高品位に再生できる Blu-ray ムービー(BDMV)ディスクを作成します。
マスター前のファイルを含む完全な BDMV フォルダ構造が用 意されていれば、Nero Burning ROM を使用して BDMV-Video ディスクが作成できます。
Nero Burning ROM では、ビデオファイルを DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、BDMV ビデオに変換することができません。ビデオファイルの DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、 BDMV ビデオへの変換は、Nero Video などでは可能です。Nero Video はフルバージョ ンの Nero Classic に含まれています。Nero Video について詳しくは、Nero の Web サイ ト(www.nero.com)を参照してください。また、ビデオ編集について詳しくは、『 Nero Video マニュアル』を別途参照してください。 実際に書き込み可能なディスク形式とディスクの種類(たとえば、[DVD])は 、選択したドライブにより異なります。
Windows 7 オペレーティングシステムでは、[ジャンプ リスト]が Nero Burning ROM によって提供されます。この[ジャンプ リスト]から、[オーディオ CD]など の編集タイプを選択できます。
次のボタンが使用できます。
Nero Express
Nero Express を起動します。 Nero Express は、Nero Burning ROM を基にしたウィザード駆動型のアプリケーションです。 このボタンは、Nero Burning ROM に含まれる Nero Classic で のみ利用できます。 開く ファイルブラウザを開きます。このブラウザから、保存した編 集内容を見つけて開くことができます。 また、ディスクに書 き込むイメージファイルを開くこともできます。 新 選択された編集を作成し、選択画面を表示します。この画面か ら、書き込むファイルを選択できます。 キャンセル [新規編集]ウィンドウを閉じます。
[新規編集]ウィンドウのタブで、各ディスク形式のオプションを設定できます。 使用できるタブは、選択したディスクタイプによって異なります。 次のタブが使用できます。 情報 編集内容についての統計情報が表示されます。 マルチセッション マルチセッションディスクを開始および継続するためのオプショ ンを含みます。 Nero DiscSpan Nero DiscSpan 機能をアクティブ化するためのオプションを含み ます。 これによって、書き込むデータが大きすぎて 1 枚のディス クに収まらない場合に、編集内容を複数のディスクに簡単に書き 込むことができます。 自動実行 ディスクがディスクドライブに挿入されると自動的に実行される ファイルを選択するオプションを含みます。 ISO ISO ファイルシステムを設定するためのオプションが表示されま す。 UDF UDF ファイルシステムを設定するためのオプションが表示されま す。 レーベル ディスクのラベルを指定します。 日付/時刻 編集内容と、それに関連するファイルの日付/時刻を設定できます 。 ディスクの有効期限を指定することも可能です。 データへのア クセスは、指定された有効期間にかかわらず可能です。 その他 ファイルをバッファメモリに保存するかどうかと、どのファイル を保存するかを指定します。 Lightscribe レコーダーを所有してい る場合は、ここでラベルを作成したり、印刷される内容を選択し たりすることができます。 ディスクの種類が CD-ROM(ISO)の 場合は、 ここで AVI ビデオ用のコードを Xvid/MPEG 4 または DivX と互換性を持つように変換することができます。 コードの変換は、FourCC コードおよび AVI ビデオについて十分に 理解している場合にのみ行うことをおすすめします。 オーディオ CD オーディオファイルを設定するためのオプションが表示されます 。 CD についての追加情報を入力することもできます。 CDA オプション
コピー元のオーディオ CD の CD-DA ファイルを、Nero Burning ROM が処理する方法を定義します。
CD エキストラ アルバムを設定するためのオプションが表示されます。
書き込み 書き込み設定用のオプションが表示されます。
2.3. 選択画面
メイン画面内に選択画面を表示するには、[新規編集]ウィンドウでディスクの種類と 形式を選択してから、[新規作成]ボタンをクリックします。 選択画面は、おもに編 集エリアとブラウザエリアで構成されています。 基本的に、すべての選択画面は同じ 構成になっています。 編集エリア([ディスク内容])は画面の左側にあり、関連する編集にちなんで名前が 付けられます。 このエリアで、書き込むファイルやフォルダを編集します。 右側のブ ラウザエリア([ファイルブラウザ])では、ディスクに書き込むファイルを検索でき ます。右側のブラウザエリア([ファイルブラウザ])では、ディスクに書き込むファ イルを検索できます。 ドラッグアンドドロップ機能を使ってプロジェクトにデータを 追加でき、ファイルを[ファイルブラウザ]エリアから[ディスク内容]エリアにドラ ッグアンドドロップできます。 [ファイル参照]エリアが非表示になっている場合は、 ボタンを使用して再表 示できます。 次の設定オプションが使用できます。 [ディスクタイプ]ド ロップダウンメニュー 情報を紛失することなく別のディスクの種類を選択することがで きます。 ディスクの種類を変更するオプションは、ファイルにど れくらいの容量が必要になるか不明なまま編集を開始する場合に 便利です。 このオプションを使用できるのは、データの編集のみです。 選択リスト DVD9 (8.5 GB) / DVD5 (4.7 GB) 書き込みを行う DVD の種類によって容量バーを拡張したり縮小し たりできます。 2 層 DVD(DVD DL)の場合は[DVD9(8.5 GB )]オプション、1 層 DVD の場合は[DVD5(4.7 GB)]を選択 します。 このオプションはすべての DVD 編集で使用できます。 選択リスト BD QL (BDXL) (128 GB) / BD TL (BDXL) (100 GB) BD DL (50 GB) / BD (25 GB) 書き込みを行うブルーレイディスクの種類によって容量バーを拡 張したり縮小したりできます。 BD QL (BDXL) (128 GB)(4 層ブルーレイディスク用)、 BD TL (BDXL) (100 GB)(3 層ブルーレイディスク用)、 BD DL (50 GB) (2 層ブルーレイディスク用、BD DL用)、 BD (25 GB) (1 層ブルーレイディスク用)。 これらのオプションは、BDMV-Video を除くすべてのブルーレイ ディスクの編集で使用できます。ボタン 書き込む 書き込み作業をすぐに開始します。 書き込む前に書き込みオプシ ョンまたは編集オプションをもう一度確認または選択したい場合 は、画面上部にある[書き込み]ボタンをクリックします。 画面下部の枠には、データディスクの場合は MB または GB 単位、オーディオ CD の場 合は分(min)単位で容量メーターが表示されます。 目盛りの正確なサイズは、選択し たディスクの種類によって異なります。 メディアフォーマットの実際の容量 DVD5、DVD9、BD DL、BDXL メディアフォーマットの実際の容量は、ディスク製造元 が公開している容量より少なくなっています。たとえば、4.7 GB DVD5 の実際の容量は 約 4.38 GB しかありません。 これは変換システムが異なることが原因です。DVD5 メディアフォーマットは 4.700.000.000 バイトを扱えますが、この数値はディスク製造元が公開している 4.7 GB と等価ではありません。バイトの正確な変換単位は、1000 ではなく 1024 です。 1024 バイト = 1 KB 1024 KB * 1024 KB = 1 MB 1024 KB * 1024 KB * 1024 KB = 1 GB DVD は 4.700.000.000 バイトを扱えます。 4.700.000.000 バイト = 4.589.843 KB = 4.482 MB = 4.377 GB
Nero Burning ROM の容量バーには、常に MB または GB 単位で測定されたバイト量が 表示されます。 ファイルの編集中、容量バーには選択しているファイルの推定サイズとディスクの使用 可能領域が表示されます。 データがディスクに収まるかどうかは次の容量バーの色で 確認できます。 緑色の容量バー データはディスクに収まります。 黄色の容量バー データがディスクに収まらない可能性があります。 データがディ スクに収まるかどうかは、挿入したディスクのサイズによって決 まります。 赤色の容量バー データはディスクに収まりません。 (大容量ディスクを挿入した場合を除く)。 黄色および赤色の印は、市販されているディスクに合わせてあらかじめ設定されていま す。 正確なメーターの値は、選択したディスクの種類に応じて変化します。
★CD 記録可能ディスクの容量 たとえば、空の CD で使用できる容量は 650MB(74 秒)または 700MB(80秒)になり ます。そのため、CD 用の黄色の目印は 650MB に設定され、赤色の目印は 700MB に設 定されます。 容量バーを表示する 容量メーターが表示されていない場合には、[ファイル]メニューから[オプション] を選択して、[編集]メニューにある[ステータスバーに編集サイズを表示]チェック ボックスをオンにすると、再表示できます。
3. データディスク書き込み
3.1. CD、DVD、ブルーレイの書き込み
Nero Burning ROM を使用すると、あらゆるタイプのファイルやフォルダを編集して、 書き込むことができます。Blu-ray レコーダーを装備したコンピュータの場合は、デー タ CD、データ DVD、およびデータ Blu-ray ディスクを書き込むことができます。CD レ コーダーを装備している場合は、データ CD の書き込みのみを実行できます。どのデー タ編集方法でも手順は同じです。 Image Recorder は、接続されているドライブがサポートしない種類のディスクの イメージを作成する場合にも適しています。たとえば、DVD ドライブをが搭載、また は接続されていないコンピュータでも DVD イメージを作成できます。その後は、イメ ージをいつでもディスクに書き込むことができます。 データディスクを作成するには、次の手順を実行します。 1. 使用するディスク形式([CD]、DVD]、[ブルーレイ])を[新規編集]ウィン ドウのドロップダウンメニューから選択します。 ([新規編集]ウィンドウが開かない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンを クリックして開くことができます。) 選択リストには、書き込むことができる編集の種類が表示されます。 メイン画面では、いつでも情報を失うことなく適切なディスク形式を選択できま す。これは技術的には可能という意味で、たとえば、オーディオ CD は CD に書き込む 必要があります。ただし、たとえばデータ CD で作業を開始して、後でデータ DVD に 変更することはできます。ファイルにどのくらいの空き容量が必要かがわからずに編集 を開始した場合、ディスクの種類を変更するのに役立ちます。 2. 選択リストからデータディスクの好みの編集タイプを選択します([CD/DVD-ROM/ブルーレイディスク(UDF)]、[CD/DVD-ROM/ブルーレイディスク(ISO )]、または[CD/DVD-ROM/ブルーレイディスク(UDF/ISO)])。 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。 3. 各タブで、必要なオプションを設定します。
書き込むデータのファイルサイズがディスクサイズよりも大きい場合や、ファイ ルが 1 枚のディスクに収まるかはっきりしない場合は、[Nero DiscSpan]を有効にす ると便利です。Nero DiscSpan を使用すると、ファイルは必要に応じて複数のディスク に書き込まれます。Nero DiscSPan は UDF 準拠のデータのみに使用できます。
書き込むデータのファイルサイズがディスクサイズよりもはるかに小さい場合や、サイ ズがはっきりしない場合、あるいは編集がまだ完全には終わっていない場合には、[マ ルチセッション]を有効にすると便利です。マルチセッションを使用すると、後から内 容を追加で書き込むことができます。
有効にできるのは、Nero DiscSpan と Multisession のいずれか一方です。
4. [新規作成]ボタンをクリックします。 [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。 5. [ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むファイルやフォルダを選択 します。 6. 必要なファイルやフォルダを左側の[ディスク内容]エリアにドラッグします。 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、ディスク にどれだけの領域が必要かが表示されます。
Nero Burning ROM には、マウスの右ボタンを押したままファイルまたはフォル ダ を編集エリアにドラッグすることによって、各ファイルまたはフォルダのフィルタを定 義するオプションがあります。たとえば、編集エリアでは、特定の種類のファイル( *.doc、*.xls、*.txt)にフィルタを適用したり、取得しないファイルの種類を選択したり できます。
Nero Burning ROM には、マウスの右ボタンを押したままファイルまたはフォル ダ を編集エリアにドラッグすることによって、各ファイルまたはフォルダのフィルタを定 義するオプションがあります。たとえば、編集エリアでは、特定の種類のファイル( *.doc、*.xls、*.txt)にフィルタを適用したり、取得しないファイルの種類を選択したり できます。
Nero Burning ROM は、Windows Vista オペレーティングシステムの仮想検索フォ ルダに対応しています。編集エリアに検索するフォルダをドラッグすると検索が選択さ れます。検索フォルダのファイルを選択したい場合は、検索フォルダを開き、そのファ イルを編集エリアにドラッグする必要があります。
7. 追加するすべてのファイルに対して、前の手順を繰り返します。
以上で、データディスクの編集は完了です。この時点で、ここまでの編集内容を書 き込むことができます。
3.2. Nero DiscSpan を使用した書き込み
Nero Burning ROM を使用すると、あらゆる種類のファイルとフォルダを編集して複数 のディスクに書き込むことができます。書き込むデータが大きすぎて 1 枚に収まらない 場合は、[UDF]編集用の[Nero DiscSpan]機能が便利です。
編集画面には使用されるディスクの枚数が表示され、ここでディスクの種類を変更でき ます。ただし、書き込み処理中でも、最初に選択したディスクの種類にかかわらずディ スクの種類(CD、DVD、Blu-ray ディスク)を変更できます。
1 つのファイルがディスクの容量を上回る場合、Nero Burning ROM はそのようなファ イルを自動的に分割できます。さらに、[Nero DiscSpan]に統合された[SmartFit] 機能を使用すると、Nero Burning ROM によってファイルを複数のディスクに動的に分 散させることができます。使用可能なディスクスペースを最適に利用するためにファイ ルの順序を少し再調整することで、ファイルは必要なディスク量が最小限ですむような 方法で分散されます。ファイル分割と SmartFit はいずれか一方を有効にできます。 Nero Burning ROM はリストアツールである Nero DiscMerge とファイルカタログをセ ットの最後のディスクに書き込みます。Nero DiscMerge を使用すると Nero DiscSpan ディスクの内容をコンピュータに簡単にコピーできます。Nero DiscMerge では分割フ ァイルをマージして、SmartFit によって分散されたファイルを元の順序に復元すること もできます。
3.2.1. Nero DiscSpan オプションの設定
[Nero DiscSpan]タブでは、Nero DiscSpan 機能の設定オプションを指定できます。 次の設定オプションが使用できます。 チェックボックス Nero DiscSpan有効 Nero DiscSpan 機能を有効にします。必要に応じて、編集内容を 複数ディスクに書き込みます。 [マルチセッション]タブの[マルチセッションを使用しない] オプションボタンが選択されている場合にのみ、Nero DiscSpan が有効化されます。 オプションボタン/入力 フィールド 次のサイズを超えたら ファイル分割 ディスク領域を満たす必要がある場合に、一定のファイルサイズ を超えたファイルを分割するオプションを有効にします。ファイ ルの元の順序は維持されます。
分割されたファイルやフォルダを結合するには、Nero DiscMerge が必要になります。Nero DiscMerge では、自動的に最後のディス クに書き込みます。 オプションボタン Nero DiscSpanにファ イル分割をさせない 純粋な DiscSpan 機能(複数のディスクへ編集を書き込む)に分割 やファイルの順序の再調整をさせません。 これにより、ファイルサイズはディスクサイズにより制限される のでご注意ください。 チェックボックス SmartFit有効 ファイルが複数のディスク間で動的に分散され、必ずしも元の順 序とはならないオプションを有効にします。 使用可能なディスク スペースを最適に利用するためにファイルの順序を少し再調整す ることで、ファイルは必要なディスクの量が最小限ですむような 方法で分散されます。したがって、1 つのフォルダのファイルが 複数のディスクに存在する場合もあります。 ファイルの元の順序は Nero DiscMerge を使用して簡単に復元で きます。Nero DiscMerge は最後のディスクに自動的に書き込まれ ます。 チェックボックス Nero DiscMerge とフ ァイルカタログをマス ターディスクに追加
Nero DiscMerge を最後のディスクに追加します。 Nero
DiscMerge を使用すると Nero DiscSpan ディスクの内容をコンピ ュータにコピーできます。
Nero DiscMerge では分割ファイルをマージして、SmartFit によっ て分散されたファイルの元の順序を復元することもできます。し たがって、[ファイルを分割する]オプションまたは[SmartFit 有効]オプションが有効な場合、Nero DiscMerge は自動的に最後 のディスクに書き込まれます。
3.2.2. Nero DiscSpan で複数のディスクを作成する
Nero Burning ROM を使用すると、あらゆるタイプのファイルやフォルダを編集して、 複数のディスクに書き込むことができます。編集画面には使用されるディスクの枚数が 表示され、ここでディスクの種類を変更できます。
必要なディスクの量を最小限に抑えるには、大きなファイルを分割するか、使用できる ディスクスペースを最適に利用するようにファイルの順序を再調整します。
Nero DiscSpan 機能を使用して UDF 編集を作成するには、次の手順を実行します。
1. 使用するディスク形式([CD]、DVD]、[ブルーレイ])を[新規編集]ウィン ドウのドロップダウンメニューから選択します。
([新規編集]ウィンドウが開かない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンを クリックして開くことができます。)
2. 選択リストから[UDF]編集タイプを選択します。 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。 3. [Nero DiscSpan]タブをクリックします。 [Nero DiscSpan]タブが表示されます。 4. [Nero DiscSpan 有効]チェックボックスをオンにします。[マルチセッション] タブで[マルチセッションを使用しない]オプションボタンが選択されていること を確認します。 Nero DiscSpan 機能を使用するディスクは、マルチセッションディスクとして作成 できません。 Nero DiscSpan のオプション [次のサイズを超えたらファイル分割]:特定のファイルサイズを超えるファイルは、 ディスクスペースを満たすために必要であれば分割されます。 [Nero DiscSpan にファイル分割をさせない]: ファイル分割やファイルの順序の再調 整のない純粋な Nero DiscSpan 機能(複数のディスクに編集内容を書き込む)。 [SmartFit有効]: ファイルは複数のディスク間で動的に分散されます。必ずしも元の 順序とはなりません。 5. その他のタブで必要なオプションを設定します。 6. [新規作成]ボタンをクリックします。 [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。 7. [ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むファイルやフォルダを選択 します。 8. 必要なファイルやフォルダを左側の[ディスク内容]エリアにドラッグします。 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、DiscSpan 編集にどれだけの領域が必要かが表示されます。左側の[情報]フィールドには、 書き込まれるディスクの枚数が表示されます。
Nero Burning ROM には、マウスの右ボタンを押したままファイルまたはフォル ダ を編集エリアにドラッグすることによって、各ファイルまたはフォルダのフィルタを定 義するオプションがあります。たとえば、編集エリアでは、特定の種類のファイル( *.doc、*.xls、*.txt)にフィルタを適用したり、取得しないファイルの種類を選択したり できます。 保護の強化やセキュリティ上の理由から、通常の表示ではファイルが表示されな いようにしたいことがありますが、これは、データ CD や DVD の編集時に、とても簡 単にできます。非表示にしたファイルは、隠し(システム)ファイルと同様に、初期設 定では表示されませんが、簡単に表示させることができます。ファイルを隠すには、目 的のファイルを右クリックして[プロパティ]オプションを選択し、[隠す]チェック ボックスを有効にします。 9. 必要に応じて、ディスクの種類を変更できます。 これで正常にデータディスクが編集され、この編集内容を書き込むことができます 。書き込み処理中には、新しいディスクを挿入するように求めるメッセージが必要 に応じて表示されます。書き込み開始時にどのディスクタイプを選択していてもデ ィスクの種類(CD、DVD、ブルーレイディスク)は変更できます。個々のオプショ ンを有効にしている場合、特定のサイズを超えるファイルは分割されるか、動的に 複数のディスクに分散されます。
3.2.3. Nero DiscMerge を使用したデータのコピー
Nero Burning ROM は、Nero DiscMerge ツールをセットの最後のディスク(いわゆる マスターディスク)に書き込みます。Nero DiscMerge は書き込まれた Nero DiscSpan ディスクセットの内容に関する情報を含みます。ディスクの量、およびどのファイルま たはフォルダがどのディスクに書き込まれるかも情報に含まれています。Nero DiscMerge では、コピー処理が起動し、セットのうちの 1 つのディスクを挿入するよう に求めるため、ファイルとフォルダをハードドライブに簡単にコピーできます。Nero DiscMerge を使用すれば、すべてのファイルとフォルダがもれなく確実にコピーされま す。 また、コピー処理から個々のファイルを除外したり、コピー対象として特定のファイル を選択したりすることもできます。 さらに、Nero DiscMerge では、分割ファイル機能の使用によって複数のディスクに書 き込まれているファイルとフォルダをマージできます。SmartFit 機能が使用されている 場合は、Nero DiscMerge を使用して分散されたファイルとフォルダを元の順序でコピ
ーできます(SmartFit 機能が有効な場合、1 つのフォルダのファイルが複数のディスク に存在する可能性があります)。
したがって、Nero DiscSpan ディスクの内容をコピーする場合には、使いやすい Nero DiscMerge を使用することをお勧めします。
Windows Vista および Windows 7 で C:\Program files などの保護されたフォルダに ファイルを保存するには、管理者権限が必要になります。そのため、これらのオペレー ティングシステムでは、管理者権限があるかどうかを尋ねる[ユーザー アカウント制 御]メッセージが表示されることがあります。
Nero DiscSpan ディスクの内容をコピーするには、次の手順を実行します。
1. マスターディスク(最後に書き込んだディスク)をドライブに挿入します。
Nero DiscMerge が自動的に起動します。その内容、つまり Nero DiscSpan ディス
クセットのフォルダ構造とファイルが表示されます。 プログラムが自動的に起動しない場合は、Windows エクスプローラでディスクを 含むドライブを選択します。$Nero$ フォルダにある NeroDiscMerge.exe ファイルを ダブルクリックすると、Nero DiscMerge を手動で起動できます。 2. [ターゲットパス]入力フィールドで、[参照]ボタンをクリックしてコピー先を 選択します。 3. コピーしたいフォルダまたはファイルの前にあるチェックボックスをオンにします 。左側でフォルダを選択すると、右側にそのフォルダ内のファイルが表示されます 。 4. [データのコピー]ボタンをクリックします。 [コピー状況]ウィンドウが表示されます。 最初に書き込まれたディスクを挿入するよう求めるメッセージウィンドウが表示さ れます。 5. 現在のディスクを取り出して、最初に書き込まれたディスクをドライブに挿入しま す。 6. [OK]ボタンをクリックします。 メッセージウィンドウが閉じ、コピー処理が開始します。情報エリアには、現在の 作業段階に関する情報が表示されます。進捗バーには、進捗状況が表示されます。 このディスクの内容が完全にコピーされると、ディスクが取り出されます。次のデ ィスクを挿入するよう求めるメッセージウィンドウが再び表示されます。
7. Nero DiscMerge が要求するとおりに、セットの各ディスクを書き込まれた順で挿入 します。 コピー処理が完了すると、「ディスクのマージが完了しました」というメッセージ が情報エリアに表示されます。[キャンセル]ボタンが[閉じる]に変わります。 8. [閉じる]ボタンをクリックします。 [コピー状況]ウィンドウが閉じます。 9. [閉じる]ボタンをクリックします。 Nero DiscMerge が終了します。 複数の Nero DiscSpan ディスクの内容がハードドライブに正常にコピーされました 。ファイルが分割されている場合は、マージされています。ファイルが動的に複数 のディスクに分散されていた場合、これらは元の順序で正しいフォルダに入れられ ています。
3.3. SecureDisc を作成
SecurDisc とは、特殊な保護機能を備えたディスクを作成することができるテクノロジ です。専用のハードウェアは必要ありません。Nero Burning ROM で[SecurDisc]編集タイプを設定して作成したディスクは、データ の整合性と再構築性を備えています。さらに SecurDisc には、ディスク上のデータをパ スワードを使って不正なアクセスから保護したり、ディスクにデジタル署名したり、デ ータの冗長性を設定したりする機能も用意されています。
保護されたデータをハードドライブにコピーしたり、データの安全性をチェックできる ようにするには、Nero SecurDisc Viewer という専用のアプリケーションが必要になりま す。Nero SecurDisc Viewer は SecurDisc ディスクに自動的に書き込まれます。また、
www.securdisc.net または www.nero.com から無料でダウンロードできます。 SecurDisc テクノロジについて詳しくは、www.securdisc.net を参照してください SecurDisc ディスクを編集するには、次の手順を実行します。 1. 使用するディスク形式([CD]、DVD]、[ブルーレイ])を[新規編集]ウィン ドウのドロップダウンメニューから選択します。 ([新規編集]ウィンドウが開かない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンを クリックして開くことができます。 選択リストには、書き込むことができる編集の種類が表示されます。 2. 選択リストで、目的の編集タイプとして[SecurDisc]を選択します。
選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。 3. すべてのファイルのパスワード保護を有効にするには、次の手順を実行します。 a. [SecurDisc]タブで[パスワード保護]チェックボックスをオンにします [SecurDisc – データの保護]ウィンドウが表示されます。 b. [パスワード]入力エリアにパスワードを入力して、[OK]ボタンをクリッ クします。 必要に応じて、パスワードの入力と選択の際、追加の[ヒント]ダイアログボッ クスにアドバイスが表示されます。このウィザードは、パスワード入力中の品質などの セキュリティレベルを表示します。 4. デジタル署名でディスクに署名するには、次の手順を実行します。 a. [SecurDisc]タブで[デジタル署名]チェックボックスをオンにします。 [SecurDisc – デジタル署名]ダイアログボックスが表示されます。 b. 作成済みのデジタルキーがある場合は、[参照]ボタンをクリックしてキー を選択します。 c. デジタルキーを作成する場合は、[開始]ボタンをクリックします。 [SecurDisc デジタルキーの作成]ダイアログボックスが開きます。 d. 表示された指示を確認して、[次へ]ボタンをクリックします。 [SecurDisc キーの作成処理]ダイアログボックスが開きます。 e. キーの作成処理が完了するまで、マウスを適当に動かし続けます。
Nero Burning ROM では、ランダムデータを使用して、SecurDisc キーを作成 します。作成処理の状況は、進行状況バーで確認できます。[次へ]ボタン は、キー作成処理の完了直後に有効になります。 f. [次へ]ボタンをクリックします。 [SecurDisc – キー作成完了]ウィンドウが表示されます。 g. 作成したキーのファイル名を入力し、[完了]ボタンをクリックします。 [SecurDisc – デジタル署名]ウィンドウが再度表示され、選択したキーが ドロップダウンメニューに表示されます。 h. [OK]ボタンをクリックします。
選択されたキーでディスクがデジタル署名されることを通知するウィンドウ が表示されます。 i. [OK]ボタンをクリックします。 適切な公開キーを受け取り側に渡すと、受け取り側で署名を検証できます。 5. データ冗長性を制限することで書き込み速度を早める(データ冗長性を設定する) 場合には、次の手順を実行します。 a. [SecurDisc]タブの[データ冗長性]チェックボックスをオンにします。 ドロップダウンメニューが有効になります。 b. 目的の信頼性レベルを選択します。 [データ冗長性]チェックボックスがオフになっている場合、選択されたデータ とチェックサムのコピーでディスクがいっぱいになってしまいます。編集画面の表示パ ネルに現在の冗長レベルが表示されます。 冗長性レベルを 1.3 にすると冗長性がなくなり、9 にすると冗長性が非常に高くな ります。 冗長性レベルは、少なくとも 2.5 にすることをおすすめします。 6. [新規作成]ボタンをクリックします。 [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。 7. [ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むファイルやフォルダを選択 します。 8. 必要なファイルやフォルダを左側の[ディスク内容]エリアにドラッグします。 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、ディスク にどれだけの領域が必要かが表示されます。 ファイルを個別に選択してパスワード保護を有効にすることができます。そのた めには、編集画面で目的のファイルをマークして、[プロテクト]ボタンをクリックし ます。 9. 追加するすべてのファイルに対して、前の手順を繰り返します。
以上で、目的に対応した SecurDisc ディスクの編集は完了です。この時点で、ディ スクに書き込むことができます。
3.3.1. Nero SecurDisc Viewer について
Nero SecurDisc Viewer は、SecurDisc テクノロジプラットフォームの一部であるスタン ドアロンアプリケーションです。SecurDisc は、特殊な保護機能を備えたディスクを作 成するための、Nero と HLDS によって開発されたテクノロジです。専用のハードウェ アは必要ありません。
Nero SecurDisc Viewer は www.securdisc.net または www.nero.com から無料でダウン ロードできます。また、Nero Burning ROM または Nero Express で書き込まれる SecurDisc ディスクにも自動的に取り込まれます。
Nero 製品で[SecurDisc]編集タイプを設定して作成したディスクは、データの整合性 と再構築性を備えています。さらに、SecurDisc ディスク上のデータは、パスワードを 使用することで不正なアクセスから保護することができます。データをデジタル署名す ることもできます。Nero SecurDisc Viewerでは、保護されたデータをハードディスクに コピーしたり、データの安全性をチェックしたりできます。
SecurDisc テクノロジについて詳しくは、www.securdisc.net を参照してください
3.3.1.1. Nero SecurDisc Viewer を起動する
Nero SecurDisc Viewer または Nero Burning ROM で書き込まれた SecurDisc ディスクに は、Nero Express が自動的に取り込まれます。SecurDisc ディスクをドライブに挿入す ると、Nero SecurDisc Viewer が自動的に開きます。
Nero SecurDisc Viewer は[NeroSecurDiscViewer.exeファイルをダブルクリックして開 くこともできます。このファイルは SecurDisc ディスク上にあります。
www.securdisc.net または www.nero.com からダウンロードすることもできます。
3.3.1.2. データをハードディスクにコピーする
Nero SecurDisc Viewer を使用して、SecurDisc ディスクからハードディスクへファイル をコピーできます。それらのファイルが不正アクセスから保護されている場合には、こ こでパスワードを挿入できます。
これを実行する手順は、次のとおりです。
1. ハードディスクにコピーするファイルのチェックボックスを選択します。
SecurDisc ディスクのデータがパスワードで保護されている場合は、[パスワード保 護]ウィンドウが表示されます。 3. テキストボックスにパスワードを入力し、[適用]ボタンをクリックします。 エクスプローラーウィンドウが表示されます。 4. 必要なフォルダを選択し、[OK]ボタンをクリックします。 進行状況ウィンドウが表示され、ファイルがコピーされます。コピー処理が完了す ると、そのことを知らせるメッセージがすぐに表示されます。 選択したファイルが選択したフォルダにコピーされます。
3.3.1.3. データの整合性を検証する
Nero SecurDisc Viewer は、チェックサム機能を使った SecurDisc ディスクのデータ整合 性チェックに使用することができます。データ整合性チェックでは、ディスク劣化によ りディスク上のデータを別のディスクにバックアップする必要が生じた場合に警告しま す。 これを実行する手順は、次のとおりです。 1. [整合性]ボタンをクリックします。 進行状況ウィンドウが表示され、整合性チェックが実行されます。ステータスバー と表示されるメッセージで進捗状況を確認できます。 整合性チェックが完了するとすぐに、チェックの結果について通知するメッセージ が表示されます。
3.3.1.4. 署名を確認する
SecurDisc ディスクがデジタル署名されている場合、Nero SecurDisc Viewer を使ってそ の信頼性を検証することができます。これを行うためには、SecurDisc ディスクの作成 者から配付された公開鍵が必要です。公開鍵をチェックすることで、Nero SecurDisc Viewer を使って、データが信頼できるもので、改ざんされていないことを確認できま す。 これを実行する手順は、次のとおりです。 1. [署名]ボタンをクリックします。 エクスプローラーウィンドウが表示されます。 2. SecurDisc ディスクの署名に使われた公開鍵(*.bpk)を選択します。
公開鍵 SecurDisc ディスクの作成者はディスク用の公開鍵を作成または選択します。この鍵は ディスクの作成者によって配布されます。 3. [OK]ボタンをクリックします。 エクスプローラーウィンドウが閉じ、[チェック]ウィンドウが表示されます。 署名がチェックされます。ステータスバーと表示されるメッセージで進捗状況を確 認できます。 コピー処理が完了するとすぐに、チェックの結果について通知するメッセージが表 示されます。
3.4. 自動実行による書き込み
[新規編集/編集プロパティ]ウィンドウの[自動実行]タブでは、ディスクが( Windows システムの)ディスクドライブに挿入された際に自動的に実行されるファイ ルを選択できます。 さらに Windows Explorer 内でそのディスクを表すアイコンを選択 できます。 アイコンは *.ico 形式にする必要がありますが、別の形式を選択しても Nero Burning ROM によって変換されます。 ファイルとアイコンは[ディスク内容]エリアから、つまり実際の Nero Burning ROM 編集内容に既に追加しているファイルから選択されます。 そのため、まずはファ イルを編集した後で、[ファイル] > [編集プロパティ]をクリックして[編集プロ パティ]ウィンドウを開く必要があります(ウィンドウはタスクバーの[書き込み]ボ タンをクリックしても開きます)。 これで自動実行されるファイルとアイコンを選択 できます。3.5. マルチセッション設定
[マルチセッション]タブには、データディスク用にマルチセッションディスクを作成 するためのオプションが表示されます。マルチセッションディスクは、ディスク容量の 上限まで、複数のセッションを書き込むことができます。セッションとは、それ自体で 完結したデータエリアのことを指します。つまり、セッションは、リードイン(TOC を 含む)、複数のトラック、リードアウトで構成されます。また、セッションは 1 プロセ スで書き込まれます。オーディオ CD のように、マルチセッションのオプションがない ディスクは、単一のセッションで書き込まれます。新規にマルチセッションディスクを開始すると、Nero Burning ROM はファイルの基点 を保存します(可能な場合)。この情報は、マルチセッションディスクを継続する際に 使用されます。
マルチセッションディスクが継続される場合、Nero Burning ROM はインポートされた セッションへの相互参照を自動的に設定します。すなわち、インポートされたセッショ ンの TOC が現在のセッションの TOC にコピーされます。編集を開始する際にインポー トするセッションを定義する必要があります。前回のセッションのファイルは保持され 、引き続きスペースを使用します。Nero Burning ROM は正しいマルチセッションディ スクが継続用に挿入されているかどうかを検証します。正しくない場合、そのディスク は取り出されます。 マルチセッションディスクを継続する際は、編集内容に新しいファイルを追加したり、 編集内容からファイルを削除したりできます。継続されるセッションからのファイルと フォルダは更新することもできます。つまり、ファイルの更新や削除など、フォルダ内 の変更をその編集内容に反映させることができます。いずれの場合でも書き込み処理の 後、Nero Burning ROM の編集で確認できた正しいファイルとフォルダに、ディスクか らアクセスできるようになります。 [書き込み]タブにある[ディスクをファイナライズする]チェックボックスを オフにすると、そのディスクにはいつでも追加のセッションを書き込むことができるよ うになります。ただし、その場合には、最後のセッションだけが認識できるようになり 、アクセスできるデータも最後のセッションに含まれたものだけになります。 マルチセッションディスク マルチセッションディスクは、重要なファイルの定期的なバックアップに最適です。 [マルチセッション]エリアの[マルチセッション]タブには次のオプションボタンが あります。 マルチセッションディス クを開始する 選択した編集内容を1つのセッションとしてディスクに書き込 みます。 すでにセッションが含まれているディスクに対しても、このオ プションを選択できます。その場合の既存のセッションは、イ ンポートされることも、相互参照が設定されることもありませ ん。つまり、最後のセッションだけが表示され、アクセスでき るデータも最後のセッションに含まれたものだけになります。 マルチセッションディス クを継続する 少なくとも 1 つの追加セッションをディスクに書き込むことで 、マルチセッションディスクを継続します。インポートされた セッションへの相互参照は書き込み処理中に設定されます。 このオプションを選択する場合、マルチセッションディスクを ドライブに挿入する必要があります。次に継続するセッション を定義する必要があります。編集画面にはマルチセッションデ
ィスク上に淡色表示されるファイルとフォルダが示されます。 編集画面で確認できるものはすべてディスクから後でアクセス できます。 マルチセッションを使用 しない マルチセッションを使用しないで、ディスクを作成します。 ただし、マルチセッションなしのディスクでもファイナライズ されない限りは継続できます。その後は、セッションはインポ ートされず、相互参照は設定されません。つまり、最後のセッ ションのみ確認でき、その最後のセッションからのみデータに アクセスできます。 [マルチセッションディスクを継続する]オプションボタンを選択すると、次のチェッ クボックスを含む[オプション]エリアが利用できるようになります。 [セッションのインポー ト時に編集内容を更新す る] 編集内容(および書き込み後のマルチセッションディスク上で アクセス可能なファイル)を更新できます。
マルチセッションディスクでは、Nero Burning ROM によってフ ァイルの発生元が保存されています(可能な場合)。コンピュ ータ上でそのファイルにアクセスできる場合、Nero Burning ROM はその編集を発生元に合わせて更新できます。 [編集のファイルを置き 換える] インポートされたセッションに、発生元で更新されているファ イルが存在する場合、編集内容の古いバージョンはその最新の バージョンと置き換えられます。 [編集から削除されたフ ァイルを削除する] インポートされたセッションに、発生元で削除されているファ イルが存在する場合、そのファイルは編集内容からも削除され ます。 [新しく追加されたファ イルを書き込む] インポートされたセッションにフォルダがあり、その発生元で ファイルがそのフォルダに追加されている場合、このファイル も編集に追加されます。
3.6. UDF 設定
[UDF]タブには、UDF(Universal Disc Format)ファイルシステムを設定するための オプションがあります。UDF 標準は、OSTA(Optical Storage Technology Association) が DVD の要件に合わせて制定した規格です。この規格は、あらゆるプラットフォーム に対応しています。 [オプション]ドロップダウンメニューでは、次の設定オプションが利用できます。 項目 自動設定 UDF ファイルシステム用のオプションを、 自動的に設定します。この項目を選択することをおすすめしま す。
項目 手動設定 UDF パーティションタイプと、ファイルシステムバージョンが 手動で設定できるようになります。 項目 Xbox 互換有効 Xbox と互換性のあるディスクを作成します。 この項目は、[マルチセッション]タブの[マルチセッション を使用しない]オプションボタンが選択されている場合に使用 できます。 Xbox との互換性があるディスクはマルチセッションディスクとして作成できませ ん。