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目次 はじめての工程 s はじめに 画面各部の名称と役割 操作を始める前に 操作方法 ( 基本編... ) 5 (1) 起動と終了... 5 (2) マウスを動かす... 6 (3) 行を挿入する... 9 (4) バーを作成する (5)

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はじめての工程

’s 7.1

第1 版

(2)

はじめての 工程’s

目次

はじめに ... 1 1.画面各部の名称と役割 ... 2 2.操作を始める前に... 4 3.操作方法(基本編) ... 5 (1)起動と終了 ... 5 (2)マウスを動かす ... 6 (3)行を挿入する ... 9 (4)バーを作成する ... 10 (5)バーをコピーする ... 15 (6)バーを変更する ... 16 (7)マイルストーンを作成する ... 18 (8)1画面に表示する期間を変更する ... 21 (9)グループの階層を作成する ... 23 (10)コンストレイントを作成する ... 30 (11)プロジェクトを保存する ... 33 (12)工程表を印刷する ... 34 4.操作方法(応用編) ... 41 (1)日程計算をする ... 41 (2)いろいろな情報を表示する ... 44 (3)複数のビューを使用する ... 47 (4)資源を登録する ... 50 (5)資源の山積みをする ... 52 (6)プロジェクトの関連情報(URL)にリンクする ... 56

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はじめての 工程’s (8)前工程/後工程に移動する ... 62 (9)次のバー/前のバーに移動する ... 63 (10)コンストレイントで関連付けられているバーの選択 ... 64 (11)所属するグループの選択 ... 65 (12)グループへのコピー、グループへの貼り付け ... 66 (13)過去のプロジェクトを再利用する ... 69 (14)英語版に切り替える... 70 5.サポート情報 ... 73

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はじめての 工程’s

はじめに

「工程’s®」は、普段コンピュータの操作に携わる機会が少ない方でも、マウスを 使った操作により、簡単かつ、きれいに工程表を仕上げることができる工程表作 成ツールです。 「工程’s」には、 ● 使いやすいデザインと優れた操作性により、はじめての方にも簡単 ● 急な計画変更に対しても、素早く工程表の見直し、更新ができる ● 休日や非稼働時間帯の影響を反映した精度の高い計画が作成できる ● 印刷フォームを自由に定義することができ、指定フォーマットにも対応 といった特長があります。 本書では、はじめて「工程’s」をお使いになる方を対象に、基本操作について解 説し、自然に「工程’s」に馴染んでいただくことを目的としています。 「工程’s」は、本書に記述されている以外にも多彩な機能を備えています。それら の機能の詳細については、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。

本書の表記について

本書では、以下の表記を使用しています。 ・ 工程’s のメニュー名、ボタン名、ダイアログボックス名などは、[ ]を付けて表 記しています。 ・ ◆を付けた箇所は、知っていると便利な利用方法やテクニック、ならびに本書 以外の資料の参照情報等を記載しています。

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はじめての 工程’s

1.画面各部の名称と役割

「工程’s」で作成する、工程計画のことをプロジェクトと呼びます。 この図は、画面レイアウトの設定で全体画面を構成するすべての要素が表示さ れた状態です。 ● メニューバー/ツールバー 「工程’s」の各機能を選択し、実行できます。 ● プロジェクトタイトル プロジェクトのタイトル(名称)を表示するエリアです。 ● カレンダーエリア プロジェクトのカレンダーを表示するエリアです。 メニューバー ツールバー プロジェクトタイトル カレンダーエリア マイルストーンエリア バーチャートエリア 山積みグラフ 全体マップ ツリービュー グループ 名称エリア 行選択セル ビュー選択 ステータスバー

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はじめての 工程’s 拡張オプションを指定すると、上半分に作業ごとの負荷状況を表す作業マッ プを、下半分に資源ごとの負荷状況を表す山積みマップを表示します。 ● ツリービュー プロジェクトで作成した作業や区分のグループ階層や、資源マスターに登録 した資源を表示するエリアです。資源とはプロジェクトにおいて使用する人 や機械などのことです。 ● マイルストーンエリア マイルストーンを表示するエリアです。マイルストーンとは、納品や締切りな ど特に重要な日付に付けられるプロジェクトの管理ポイントです。 ● グループ名称エリア 作業別または区分別ビューにて、グループ名称などのグループ情報を表示 するエリアです。資源別ビューではこのエリアに資源名称が表示されます。 ● バーチャートエリア 作業を表すバーの作成、編集を行うエリアです。 ● 行選択セル バーチャートエリアおよびマイルストーンエリアにて、行を選択するための四 角い領域です。 ● 山積みグラフ 資源の必要量の合計を示す山積みグラフと供給資源量を表示するエリアで す。 ● ビュー選択 同じプロジェクトを、作業の種類ごとや実施担当者ごとに並べ替えて表現す るビューを切り換えます。

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はじめての 工程’s

2.操作を始める前に

■ 操作をミスしてしまったら... 操作ミスにより、編集中のプロジェクトの内容が大幅に変わってしまっても、慌て ないでください。 そのような時は、ツールバーの [元に戻す] ボタンをクリックしてください。 直前の編集操作を元に戻すことができます。 1回クリックする毎に、1操作ずつ元に戻りますので、何度かクリックすることで必 要なところまで編集を戻すことができます。 また、ツールバーの [やり直す] ボタンをクリックすると、元に戻した操作を再度 実行することができます。 1回クリックする毎に、1操作ずつやり直しますので、何度かクリックし続けると必 要なところまで編集をやり直すことができます。 ■ オンラインヘルプを参照する その他、操作方法や用語の意味等がわからない場合は、オンラインヘルプをご参 照ください。 オンラインヘルプを表示するには、[ヘルプ] メニューから [ウェッブアイ 工程's ヘルプ] を選択します。

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はじめての 工程’s

3.操作方法(基本編)

(1)起動と終了

「工程’s」を起動しましょう。 「工程’s」を起動するには、デスクトップ上にある[工程’s] のショートカットアイ コンをダブルクリックします。 起動直後は、新規プロジェクトが開いた状態になっています。その状態から、プ ロジェクトの編集を始めることができます。 ※ 今日の日付(コンピュータの日付)を含む 1 ケ月分のバーチャートエリアが表 示されます。 終了は、[ファイル] メニューから [終了] を選択するか、「工程’s」ウィンドウのタ イトルバー上の ボタンをクリックしてください。 今日の日付を示す縦線

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はじめての 工程’s

(2)マウスを動かす

「工程’s」の画面上でマウスを動かしてみましょう。 場所により、マウスポインタの形状が変化します。それぞれの表示には、次のよ うな意味があります。 ◆ 意味の項に(*)が記されているものは、[表示] メニューから [マウスポイン タ ガイド] を選択し、チェックをはずすと非表示にすることができます。 マウス ポインタ 意 味 この位置で、マウスの左ボタンをクリックして実行できる操作があります (*) この位置で、マウスの左ボタンをダブルクリックして実行できる操作があ ります(*) この位置で、マウスの右ボタンをクリックして実行できる操作があります (*) この位置で、マウスの左ボタンまたは右ボタンをドラッグして実行できる 操作があります(*) この位置で、マウスをクリックして非表示グループを表示できます(*) この位置で、マウスをドラッグして幅を変更できます この位置で、マウスをドラッグして高さを変更できます

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はじめての 工程’s 「工程’s」でグループ、サブグループやバーなどを選択する場合は、対象にマウ スポインタを合わせて左クリックします。 例1: 例2: ツリービューにて、要求分析という グループを選択するには、その位 置にマウスポインタを合わせ、左ク リックします。 要求分析というグループが 選択されました。 バーチャートエリアにて、 現状調査というバーを選択するに は、その位置にマウスポインタを 合わせ、左クリックします。 現状調査というバーが 選択されました。

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はじめての 工程’s ショートカットメニューを表示するには、項目の上で右クリックします。 例3: ◆ グループやバーなどをダブルクリックすると、それらのプロパティ設定ダイア ログを表示します。これは、ショートカットメニューから [プロパティ] を選択する 操作と同じです。 現状調査というバーを右クリ ックします。 現状調査というバーに対し て実行可能なショートカットメ ニューが表示されます。

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はじめての 工程’s

(3)行を挿入する

次に、バーチャートエリアに行を挿入してみましょう。 バーチャートエリアの行選択セルをダブルクリックすると、ダブルクリックした行と 同じ階層に新しい行が1行挿入されます。 では、バーチャートエリアに行を5行挿入してみましょう。 バーチャートエリアの行選択セルを5回ダブルクリックすると、新しい行が5行挿 入されます。 行選択セル ここをダブルクリック 5行挿入されました

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はじめての 工程’s

(4)バーを作成する

バーとは、バーチャートエリア上に配置され、各作業の日程を表現する直線、点 線、波線、箱型などの形状をもつ図形のことです。作業以外に、工程やアクティ ビティなどと呼ばれているものもバーで表現します。 では、新規のプロジェクトにバーを作成してみましょう。 [ファイル] メニューから[新規作成...] を選択するか、ツールバーの[新規作成] ボタンをクリックします。 [新規作成] ダイアログにて、任意のテンプレート(拡張子:kzt)を選択し、[開く] ボタンをクリックします。 ◆ 「工程’s」には、用途別にいくつかのサンプルファイルやテンプレートが用意 されています。 テンプレートは、あらかじめグループ階層、カレンダー、資源マスターなどを登録 でき、目的に合ったテンプレートを利用することにより、効率良く新規プロジェクト を作成することができます。 休日に設定された日は、バーチャートエリアおよびカレンダーエリアの背景色に よって区別することができます。

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はじめての 工程’s ◆ 休日を追加、変更したい時は、[編集] メニューから [カレンダー編集...] を 選択し、[カレンダー] ダイアログにてデフォルトカレンダーの定義を変更しま す。 1日のカレンダーが、休日の設定になっていることを確認し、プロジェクトのカ レンダーで休日にしたい日付の上を左クリックします。(右クリックすると、休日 の設定を解除します) 月単位や曜日単位で休日を設定したい時は、対象の月または曜日のボタンを 左クリックします。 ◆ 工程’s では複数のカレンダーを作成し、バーごとに異なるカレンダーを適用 することができます。カレンダー登録に関する詳しい操作方法は、製品付属の オンラインヘルプを参照してください。 カレンダーの名称 1日の カレンダー プロジェクトの カレンダー

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はじめての 工程’s ◆ プロジェクトタイトルは、[ファイル] メニューから [プロジェクト情報...] を選 択するか、プロジェクトタイトルエリアをダブルクリックし、 [プロジェクト情報] ダ イアログにて設定します。 名称に、名前を入力して [OK] ボタンをクリックします。 ◆ プロジェクトの期間は、[編集] メニューから [編集期間設定...] を選択し、 [編集期間] ダイアログにて設定します。 ここをダブルクリック 名称を入力

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はじめての 工程’s これで、バーを作成する準備が整いました。 では、さっそくバーを作成してみましょう。 バーを作成するには、バーを作成したい行の上で開始日の位置にマウスを移 動し、そこからマウスポインタを終了日の位置までドラッグします。 複数の行にまたがる範囲をドラッグすると、1度に複数のバーを作成することが できます。 ◆ 休日が開始日、終了日になるバーを作成することはできません。

マウスを①の位置に移動し、そこから ②の位置までドラッグします。 3日に開始して7日に終了する バーが作成されました。

マウスを①の位置に移動し、そこから ②の位置までドラッグします。 3日に開始して7日に終了する バーが1度に3つ作成されました。

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はじめての 工程’s 作成したバーに名前を設定しましょう。 作成したバーをダブルクリックして、[バー情報] ダイアログを表示します。 名称に、名前を入力して [OK] ボタンをクリックします。 設定した名前がバーの上に表示されていることを確認してください。 ◆ 作成したバーの形状や色を変更するには、対象のバーを右クリックして ショートカットメニューを表示し、[シンボル変更] を選択します。 名前を入力

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はじめての 工程’s

(5)バーをコピーする

作成したバーをコピーすることができます。 コピーしたいバーの上で右クリックしてショートカットメニューを表示し[コピー] を 選択するか、左クリックしてバーを選択してから Ctrl+D を押します。 任意の位置にマウスを移動して左ボタンをクリックすると、そこにバーがコピーさ れます。コピー操作を終了するにはマウスの右ボタンをクリックします。

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はじめての 工程’s

(6)バーを変更する

次に、作成したバーの期間や日程を変更してみましょう。 ● バーの期間を変更する 期間を変更する場合、期間を変更したいバーをクリックして選択します。 選択されたバーの両端に表示される または のマーカーの上をクリックし ます。クリックした後でマウスを移動すると、マウスの動きに合わせてバーの長 さが変化します。 変更したい位置で再度マウスをクリックすると、バーの長さが確定します。それ に応じて期間も変更されます。 ◆ 開始日、終了日が休日になる日にバーの期間を変更することはできま せん。

(20)

はじめての 工程’s ● バーを移動する バーを移動する場合も、移動したいバーをクリックして選択します。 選択されたバーの中央部に表示される円形のマーカー(●)の上をクリックしま す。クリックした後でマウスを移動すると、マウスの動きに応じてバーが移動しま す。 移動したい位置で再度マウスをクリックするとバーが移動します。 ◆ 開始日、終了日が休日になるような日にバーを移動することはできません。

(21)

はじめての 工程’s

(7)マイルストーンを作成する

マイルストーンとは、納品や締切りなど特に重要な日付に付けられるプロジェク トの管理ポイントです。 マイルストーンは、マイルストーンエリアに作成します。 「工程’s」の画面上にマイルストーンエリアが表示されていない場合は、[表示] メニューから [マイルストーン] を選択して、マイルストーンエリアを表示します。 では、マイルストーンを作成してみましょう。 マイルストーンを作成するには、マイルストーンエリアの任意の行の上でマイル ストーンを作成したい日付の位置にマウスを移動し、マウスをドラッグします。 次に、作成したマイルストーンに名前を設定しましょう。 マイルストーンをダブルクリックして、[マイルストーン] ダイアログを表示します。 名称に名前を入力して [OK] ボタンをクリックします。 3日にマイルストーンを作成 するには、図に示した範囲で マウスをドラッグします。

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はじめての 工程’s 作成したマイルストーンの形状や色は、後から変更することができます。マイル ストーンの形状や色を変更するには、対象のマイルストーンを右クリックして ショートカットメニューを表示し、[シンボル変更] を選択します。 ◆ マイルストーンには、日程計算を行っても移動しないことを示すバーのマー ク( )が付いています。このマークを非表示にしたい時は、[表示] メニューか ら [日程計算を行っても移動しないバーのマーク表示] を選択して、チェックを はずします。 日程計算に関する詳しい説明は、製品付属のオンラインヘルプを参照してくださ い。 名前を入力

(23)

はじめての 工程’s

◆ マイルストーンエリアに行を挿入したい時は、マイルストーンエリアの行選択 セルをダブルクリックします。この操作は、バーチャートエリアに行を挿入する場 合と同じです。

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はじめての 工程’s

(8)1画面に表示する期間を変更する

作成するプロジェクトの規模やバーの期間にあわせて、1画面に表示する期間 を変更することができます。 水平方向(左右方向)のスクロールバーを操作することで、広い期間にわたるプ ロジェクトを作成/更新することができますが、スクロールバーを操作しない状態 で1画面に表示する期間を変更するには、カレンダーエリアに対して操作しま す。 1画面に1ヶ月を表示したい場合、表示したい月にマウスを合わせてダブルクリ ックします。 例えば、下の例で、6 月の1ヶ月間を1画面に表示したい場合、6 月にマウスを合 わせてダブルクリックします。 同様に、1画面表示する期間を1年、1日にしたい場合は、表示したい年、日に マウスを合わせてダブルクリックします。 ◆ カレンダーエリアの表示スケールは、画面のサイズに応じて自動的に調整さ れます。例えば、1年を1画面に表示すると、1日毎のスケールは表示されま せん。 また、1画面に数ヶ月間を表示したい場合は、表示を開始したい月にマウスを合 わせて右クリックします。表示されたショートカットメニューから表示したい月数を 選択します。 例えば、6 月からの3ヶ月間を1画面に表示したい場合、6 月にマウスを合わせ て右クリックし、[3 ヶ月] を選択します。 ここをダブルクリック

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はじめての 工程’s 同様に、1画面に表示する期間を数年間、数日間にしたい場合は、表示を開始 したい年、日にマウスを合わせて右クリックし、表示されるショートカットメニュー から表示したい年数、日数などを選択します。 ◆ ショートカットメニューに表示したい期間が直接表示されない場合(例 : 3 週間、14ヶ月など)は、ショートカットメニューから[その他...]を選択します。[1画 面の表示期間ダイアログ]で、表示したい期間を直接入力することができます。 ◆ カレンダーエリアには、暦日付だけでなく、通し月、通し週、通し日を表示す ることもできます。また、通常は暦年(1月∼12月)を区切りとして表示されます が、年度を区切りとした表示に切り換えることもできます。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。 単位を選択して入力 ここを右クリック ショートカットメニューから 3ヶ月を選択

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はじめての 工程’s

(9)グループの階層を作成する

「工程’s」では、プロジェクトをその機能面、構造面などに着目し、いくつかの作 業や区分に分類して扱います。そのような1つまたは複数の作業の集まりをグ ループと呼びます。グループは階層構造を持つことができます。具体的には、 プロジェクトの大日程、中日程や作業階層(WBS)などをグループとして定義す ることができます。 ◆ 「工程’s」を起動すると、1つのグループ(新しいグループ)に1つの行が作成 された状態になっています。 ◆ グループの階層のレベル(深さ)に特に制限はありません。また、グループ を持たないプロジェクトを作成することもできます。 ◆ 未分類グループには、どのグループにも属さない行や作業バーが表示され ます。このグループはシステムによって作成され、ユーザーが削除したり名称を 変更したりすることはできません。 グループ 行 未分類グループ

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はじめての 工程’s グループにも (4)バーを作成する で説明した手順によってバーを作成するこ とができます。グループに作成したバーをグループバーと呼びます。以降は、グ ループバーと区別するため、通常の行に作成するバーを作業バーと呼びます。 下図は、「基本設計」、「UI設計」、「詳細設計」の作業を「設計」というグループで まとめた例です。 ◆ 下位の作業バーを移動あるいは、期間変更した場合、それに合わせてグ ループバーの期間を自動更新するオプションが設定できます。設定方法は、[編 集] メニューから [オプション...] を選択し、[動作の設定] パネルにて、[バーの 日付に合わせて、グループバーを自動更新する] にチェックします。または、 ツールバーの [自動更新] でも設定できます。 ◆ 行選択セル内にある / をクリックすると、グループの展開/折りた たみができます。ここで設計グループを折りたたむと、グループバーだけが表示 作業バー グループバー 左クリックで折りたたみ (作業バーを表示しない) グループバーの 自動更新設定

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はじめての 工程’s グループやサブグループの追加など、グループに関する操作は、通常、ツリー ビューで行います。 ◆ グループを選択する場合、選択したいグループにマウスポインタを合わせて 左クリックします。グループを右クリックすると、選択中のグループに対して実行 可能なショートカットメニューを表示します。 ショートカットメニューから実行できる操作は、次の通りです。 折りたたんでグループバーだけを表示 左クリックで選択、 右クリックでショートカットメニュー表示 ショートカットメニュー

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はじめての 工程’s 1) グループに行を作成... 選択したグループに属する新しい行を指定した数だけ作成します。 2) 行挿入 選択したグループと同じレベルに行を挿入します。 行挿入(上):選択したグループからみて上位置に 1 行挿入 行挿入(下):選択したグループからみて下位置に 1 行挿入 複数行挿入(下):選択したグループからみて下位置に、指定した行数挿入 3) ↑ 選択したグループを上に移動します。 4) ↓ 選択したグループを下に移動します。 5) サブグループ作成... 選択したグループに指定した数の新しいサブグループを作成します。 6) グループ挿入 選択したグループと同じレベルにグループを挿入します。 グループ挿入(上):選択したグループからみて上位置に 1 グループ挿入 グループ挿入(下):選択したグループからみて下位置に 1 グループ挿入 複数グループ挿入(下):選択したグループからみて下位置に、指定したグ ループ数挿入 7) グループ選択 グループを選択します。 すべてのグループ:すべてのグループを選択 同じ階層のグループ:選択したグループと同じ階層のグループを選択 自グループとサブグループ:選択したグループとそのすべてのサブグループ

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はじめての 工程’s 直下のサブグループ:選択したグループの 1 階層下のサブグループのみ選択 8) グループへのコピー 選択したグループをクリップボードにコピーします。 9) グループへの貼り付け(表示中の日付) クリップボードにコピーされた情報をグループに貼り付けます。バーの貼り付け 位置は、コピー対象バーの中で一番開始日が早いバーを、表示しているカレン ダーの最も左の日時に配置します。 行とバー:選択したグループに行、バーを貼り付けます。 グループ階層も含む:選択したグループと同階層に、サブグループも含むグ ルー プ階 層、行、 バー を貼 り 付けま す。( 操 作中の ビューのみ) グループ階層も含む(すべてのビュー) :選択したグループと同階層に、サブグループも含むグ ループ階層、行、バーを貼り付けます。(他ビューも含 む) グループ階層のみ:選択したグループと同階層に、サブグループも含むグ ループ階層のみを貼り付けます。 10) グループへの貼り付け(元の日付) クリップボードにコピーされた情報をグループに貼り付けます。バーの貼り付け 位置は、元の日付のままとなります。 行とバー:選択したグループに行、バーを貼り付けます。 グループ階層も含む:選択したグループと同階層に、サブグループも含むグ ルー プ階 層、行、 バー を貼 り 付けま す。( 操 作中の ビューのみ)

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はじめての 工程’s グループ階層も含む(すべてのビュー) :選択したグループと同階層に、サブグループも含むグ ループ階層、行、バーを貼り付けます。(他ビューも含 む) 11) 非表示/表示 グループを非表示/表示にします。 12) グループバーの非表示/表示 グループバーを非表示/表示にします。 13) グループの展開 折りたたまれているグループを展開します。 すべてのグループ:すべてのグループを展開します。 サブグループ:選択したグループのサブグループを展開します。 14) グループの折りたたみ 展開しているグループを折りたたみます。 すべてのグループ:すべてのグループを折りたたみます。 サブグループ:選択したグループのサブグループを折りたたみます。 15) 削除 選択したグループを削除します。 16) 名称の変更 選択したグループの名称を変更します。 17) バーの選択 グループ内のバーを選択します。 すべてのバー:選択したグループおよびサブグループに含まれるすべての バーが選択されます。

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はじめての 工程’s 最終バー:グループ内で終了日が最も遅い作業バーを選択します。ただし編 集期間外のバーは選択することができません 18) グループ情報 URL 選択したグループの関連情報(URL)を参照します。 19) グループ情報 URL 登録... 選択したグループに関連情報(URL)を登録します。 20) 他ビューでの配置 選択したグループおよびサブグループに含まれるバーの他ビューでの配置を一 括設定します。 21) プロパティ 選択したグループのプロパティを設定します。 ◆ グループ情報の初期値やグループを作成した後の状態(グループバーの表 示/非表示、新しいグループにあらかじめサブグループや行を作成するかどう か)を変更したい場合、[編集] メニューから [環境設定...] を選択し、[グループ 情報 初期値] パネルにて設定します。

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はじめての 工程’s

(10)コンストレイントを作成する

コンストレイントとは、工程の実施順序、依存関係を定義するものです。 「工程’s」では、バーチャートエリアにバー同士やバーとマイルストーンを結ぶ矢 印で表されます。 では、コンストレイントを作成してみましょう。 まず、コンストレイントの始点となる工程をクリックして選択します。 選択された工程の両端には四角形のマーカー(■)が表示されます。左端の マーカーは開始日、右端のマーカーは終了日を表しています。作成したいコン ストレイントの種別に応じて、どちらか一方のマーカーの上をクリックしてからマ ウスを移動します。

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はじめての 工程’s マウスをコンストレイントの終点となるバーの上に移動すると、バーの両端に四 角形のマーカー(■)が表示されますので、作成したいコンストレイントの種別に 応じて、どちらか一方に近い場所をクリックすると2つの工程を結ぶリンクが作成 されます。 作業 A から作業 B へのコンストレイントが作成されました。 ◆ コンストレイントごとに、表示/非表示を切り替えることができます。 非表示のコンストレイントは、完全に非表示にすることも、グレー表示にすること もできます。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。

(35)

はじめての 工程’s ◆ コンストレイントの種別には、以下の4通りがあります。 ① FS (Finish-to-Start) 作業 A の終了日と作業 B の開始日が結ばれています。作業 A が終了し たら作業 B を開始できることを意味します。 ② FF (Finish-to-Finish) 作業 A の終了日と作業 B の終了日が結ばれています。作業 A が終了し たら作業 B も終了できることを意味します。 ③ SF (Start-to-Finish) 作業 A の開始日と作業 B の終了日が結ばれています。作業 A が開始し たら作業 B は終了できることを意味します。 ④ SS (Start-to-Start)

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はじめての 工程’s

(11)プロジェクトを保存する

作成したプロジェクトに名前を付けて、保存してみましょう。 [ファイル] メニューから [名前を付けて保存...] を選択するか、ツールバーの [保存] ボタンをクリックします。 [名前を付けて保存] ダイアログにて、保存するプロジェクトの名前と種類を設定 し [保存] ボタンをクリックします。 [キャンセル] ボタンをクリックすると処理をキャンセルします。を開きます。 ◆ プロジェクトをテンプレートとして保存しておくと、他のプロジェクトを新規作成 するときの雛型として使用することができます。テンプレートとして保存するには、 ファイルの種類を [工程’s テンプレート(*.kzt)]に設定します。

(37)

はじめての 工程’s

(12)工程表を印刷する

作成したプロジェクトの工程計画を工程表として印刷します。 「工程’s」では、プリンタを出力先とする通常印刷のほか、「工程’s」付属の差込み 印刷アプリケーション BarChart Factory を利用したオリジナルのフォーマットによ る工程表の印刷も可能です。

◆ 工程’s Light をインストールすると、BarChart Factory の代わりに Publisher が出力先として選択できます。 詳細は、オプションツール Publisher のヘルプファイルを参照してください。 それでは、工程表を印刷してみましょう。 [ファイル] メニューから [印刷...] を選択するか、ツールバーの [印刷] ボタン をクリックして [工程図出力 ウィザード] を開始します。 [工程図出力 ウィザード ‒ 出力先] ダイアログにて、[プリンタ] を選択して [次 へ]ボタンをクリックします。

(38)

はじめての 工程’s

◆ BarChart Factory を 利 用 し て 印 刷 す る 場 合 は 、 出 力 先 に [BarChart Factory] を選択してください。 [工程図出力 ウィザード ‒ プリンタ] ダイアログにて、用紙サイズと余白を設定 します。用紙サイズは、[プリンタの設定...] ボタンをクリックし、[プリンタの設定] ダイアログで設定します。 ここでは何も変更せずに [次へ] ボタンをクリックします。 ◆ 工程図出力 ウィザード ‒ 出力先] ダイアログにて、出力先に [BarChart Factory] を選択した場合は、[工程図出力 ウィザード ‒ BarChart Factory] ダ イアログで、BarChart Factory のパターンファイル(拡張子:bcfx)を選択してくだ さい。

(39)

はじめての 工程’s [工程図出力 ウィザード ‒ 出力する期間] ダイアログにおいて、出力する範囲 と1枚に表示する期間を設定します。 [出力する範囲]では、工程表に出力する範囲を指定します。 ここでは、[日付を指定する] を選択し、開始日、終了日を設定することにしま す。 [1 枚に表示する期間]では、1枚の工程表に出力する期間を指定します。[出力 する範囲] よりも [1 枚に表示する期間] が小さい場合、複数ページに出力され ます。ここでは、[出力する範囲と同じ] を選択します。 設定後 [次へ] ボタンをクリックします。

(40)

はじめての 工程’s

[工程図出力 ウィザード ‒ オプション] ダイアログにて、以下の画面の通りに 各オプションを設定します。

(41)

はじめての 工程’s ◆ 以下は、各出力オプションの説明です。 項目 内容 マイルストーン を描画する チェック チェックするとマイルストーンを出力します。 高さを指定しない マイルストーンの高さを実際のサイズで出力し ます。 高さ(mm) マイルストーンの高さを指定したサイズで出力 します 山 積 み グ ラ フ を描画する チェック チェックすると山積みグラフを出力します。 高さを指定しない 山積みグラフの高さを実際のサイズで出力し ます。 高さ(mm) 山積みグラフの高さを指定したサイズで出力 します。 コンストレイントを描画する チェックするとコンストレイントを出力します。 グルー プ名称 エ リ ア を 描 画 する チェック チェックするとグループ名称エリアを出力しま す。 幅を指定しない グループ名称エリアの幅を実際のサイズで出 力します。 幅(mm) グループ名称エリアの幅を指定したサイズで 出力します。 行番号を描画する チェックすると行番号を出力します。 選択されたグループのみを描画する チェックするとグループ名称エリアが選択状態 のグループのみが描画されます。 作業バーの存在しないグループを描 画しない チェックすると作業バーが存在しないグループ は描画されません。 ページ数 縦 方 向 指定しない 実際のサイズのまま出力します。 ○ページ以内 指定したページ以内に収まるよう縮小して出

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はじめての 工程’s 項目 内容 見やすさ 印刷用の色を使用 する チェックすると、モノクロプリンタをご使用の場 合にも見やすい配色で出力します。また、現 在日の線が少し太く印刷され、コンストレイント と重なっても判別しやすくなります。 バーチャートエリア の横罫線を隠す ( グ ル ー プ の 境 界 は表示) チェックすると、バーチャートエリアの同一グ ループ内の横罫線が出力されません。 月 日 や 通 し ラ イ ン をできるだけ小さい 単位まで印字する チェックすると、カレンダーエリアのプロパティ で設定した表示するラインの範囲で、サイズが 0にならない程度にできる限り文字を縮小して 印字します。 解像度 ご使用のプリンタの種類により、正しく印刷さ れない場合があります。 正しく印刷されない場合は、解像度を低く設定 してください。 アローダイアグラム 形 式 の コ ン ス ト レ イント チェックすると、コンストレイントが点線で出力 されます。また、長さが 0 のコンストレイントが 出力されません。 チェックなし チェックあり

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はじめての 工程’s

◆ 以下は、BarChart Factory の印刷プレビュー機能により作成した工程表の印刷イ メージを表示した例です。

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はじめての 工程’s

4.操作方法(応用編)

ここからは応用編として、「工程’s」のその他の機能を紹介します。

(1)日程計算をする

日程計算とは、現在日を基準として、各作業の所要期間、コンストレイント、およ びカレンダー情報を考慮しながら時間分析を行い、その結果に従って最新バー を再配置する処理のことです。これにより、プロジェクト全体の所要時間が算出 され、完了時期(納期)の予測やクリティカルパスの検出ができます 1)現在日の設定 現在日には、日程計算の基準となる日付を設定します。 [日程計算] メニューから [条件設定...] を選択します。 現在日(年月日、時刻)を設定し [OK] ボタンをクリックします。[キャンセル] ボタンをクリックすると処理をキャンセルします。

(45)

はじめての 工程’s ◆ 現在日をブランクにすると、今日(コンピュータの日付)が現在日として設 定されます。 2)クリティカルパスの表示 日程計算を実行後、クリティカルパスを表示するには、あらかじめ日程計算 の条件設定で以下のように設定しておきます。 [日程計算] メニューから [条件設定...] を選択します。 [クリティカルパスを表示する] をチェックしておくと、バーチャートエリア上 に指定したシンボルでクリティカルパスを表示します。

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はじめての 工程’s 3)日程計算の実行 日程計算を実行するには、[日程計算] メニューから [日程計算] を選択し ます。 その結果、現在日を基準として最新バーが前詰めで再配置されます。 ◆ バーごとの日程計算オプション設定により、ある作業の日程を固定したり、 開始日をできるだけ遅らせることもできます。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。 日程計算実行

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はじめての 工程’s

(2)いろいろな情報を表示する

バーには名称以外にも、たくさんのプロパティがあります。それらをバーチャート エリア上に表示してみましょう。 1)進捗度の設定 最新バー(作業バーまたはグループバー)に対して、%を単位として進捗度 を入力、表示することができます。 作業バーを右クリックして、ショートカットメニューから[進捗]を選択し、[0%]、 [50%]、[100%]、[今日まで]、[現在日まで]を選択するか、[詳細設定...]を選択 し、[進捗度]ダイアログから入力します。 [0%]、[50%]、[100%]を選択すると、選択した値が進捗度に設定されます。 [今日まで]を選択すると、今日(システム日付)まで進捗があるとみなした値 が進捗度に設定されます。 [現在日まで]を選択すると、現在日(日程計算の基準となる日付)まで進捗 があるとみなした値が進捗度に設定されます。 [詳細設定...]を選択すると、[進捗度] ダイアログにて、%単位、残り期間、も しくは日付指定にて進捗度を入力することができます。%単位で入力するに は、該当の%値のオプションボタンをクリックするか任意の数値を入力しま す。残り期間で入力するには、残り期間の値を入力します。日付指定で入力 するには、日付(年/月/日/時/分)を設定します。残り期間、日付指定 で入力した進捗度は%に変換されて保存されます。設定したら [OK] ボ タンをクリックします。[キャンセル] ボタンをクリックすると処理をキャンセル します。

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はじめての 工程’s 2)バーレイアウトの変更 バーレイアウト変更は、バーチャートエリアの1行の領域を最大5段までに 区切り、ビュー(ビューについては、★ 応用編 (3) 複数のビューを使用す る を参照)ごとに表示するバーの種類や項目を自由に設定できる機能で す。 バーレイアウトを変更するには、以下の手順で操作します。 [表示] メニューから [バーレイアウト変更...] を選択します。 [バーレイアウト] ダイアログを表示し、バーレイアウトを変更したい ビューのタブをクリックします。 項目は 1 段に3つまで設定できる。 設定できる項目はビューにより異なる。 最新バー、計画バー、進捗バーから 選択して設定する。 フォントの高さを 100%として、 1∼200%の範囲で指定する。

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はじめての 工程’s 例えば、進捗度を表示したい場合、項目(1∼3)で進捗度を表示する よう設定します。 その他、バーの種類、段の高さなどを設定し [OK] ボタンをクリック します。[キャンセル] ボタンをクリックすると処理をキャンセルします。 ◆ 各段の高さ(%)を変更すると、その段に表示する項目のフォントサイズ も自動的に最適なサイズに変更されます。段の高さはフォントの高さを 100% として、1%から 200%の範囲の値を設定できます。 ◆ 設定した項目の表示位置は、バーごとにその長さや配置に応じて左また は中央のどちらかを選択することができます。(既定では左表示) 項目の表示位置を左にするには、対象のバーを選択してからツールバーの [左揃え] ボタンをクリックします。 項目の表示位置を中央にするには、対象のバーを選択してからツールバー の [中央揃え] ボタンをクリックします。 中央表示 高さを 100%に設定 高さを 150%に設定

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はじめての 工程’s 表示位置の設定が可能なのは、バーを表示しない段に設定した項目のみ です。 バーと同じ段に設定した項目の表示位置は、[編集] メニューから [オプ ション...] を選択し、[バーの描画方法] パネルにて設定することができま す。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。 ◆ 日付に関する項目(開始日 - 終了日、開始日、終了日、開始時刻 - 終了時刻、開始時刻、終了時刻 など)は、同一段に1つだけ、単独で設定 するようにしてください。これらの項目は表示位置が固定されており、変更 することはできません。

(3)複数のビューを使用する

ビューとは、1つの工程表ファイルの中に作成した工程を、作業、実施部門、必 要資源、その他ユーザーが設定したさまざまな情報ごとに並べかえて表示する ことにより、プロジェクトの分析に適した複数の視点を提供する機能のことです。 あるビューで編集したプロジェクトの内容は他のビューにも反映されます。 1)ビューの種類 「工程's」には、作業別、区分別(既定名称は、[区分1] ∼ [区分4] )、資源 別あわせて6つのビューが用意されています。プロジェクトの編集を行う場 合、これらのビューから目的にあったものを選択して使用します。 本書のここまでの説明は、作業別ビューで操作を行うことを想定して記述さ れています。 作業別ビューは、「工程's」にて工程計画を作成する際、最もよく使われる

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はじめての 工程’s ビューです。このビューでは、まず作業階層(WBS)を作成してから工程を作 成していきます。「工程's」は、作業階層をグループによって表現します。 資源別ビューでは、担当者ごとに作業分担や日程計画を行いたい場合に 使われるビューです。資源マスターに登録されている必要資源ごとに作 業日程の確認ができ、各資源の配分状況をひとめで把握することができる ため、プロジェクトの負荷調整を容易に行うことができます。また、この ビューではバーの移動により、すばやく必要資源を設定したり削除したりで きます。 区分別ビューは、作業別ビューや資源別ビューのようにあらかじめ決められ た目的で使用するビューとは異なり、ユーザー自身が登録したグルーピング により各作業の日程を確認するためのビューです。たとえば、ユーザーの業 種やプロジェクトの種別などにより、外注先別、担当部門別、管轄エリア別 などさまざまなカテゴリーを区分として登録しておけば、ビューを切り換える だけで区分ごとに各作業の日程を確認することができます。担当部門などを 区分として登録する場合、区分に階層構造を持たせることもできます。「工 程's」は、作業階層と同様、区分階層もグループによって表現します。そのた め、区分階層を作成する操作は作業階層を作成する操作と共通していま す。 1つのプロジェクトには最大4つの区分別ビューを定義することができます。 ビューの既定名称([区分1] ∼ [区分4] )は用途に応じて自由に変更する ことができます。 2)ビューの切換え アプリケーションウィンドウの下部にあるビュー選択にて、任意のビュー名称

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はじめての 工程’s 3)ビューの名称 [編集] メニューから [オプション...] を選択します。 [オプション] ダイアログにて、[ビューの名称] パネルを表示します。 [変更後の名称] に設定したい名称を入力して [OK] ボタンをクリックする とビュー名称が変更されます。[キャンセル] ボタンをクリックすると処理を キャンセルします。[既定値に戻す] ボタンをクリックすると、変更された ビュー名称を既定値に戻すことができます。 4)ビューのコピー [編集] メニューから [ビューのコピー...] を選択します。 [ビューのコピー] ダイアログにて、コピー元およびコピー先のビュー名称を それぞれ選択します。[ビューの名称をコピー] をチェックすると、コピー元の ビュー名称をコピー先のビューにコピーします。 ここに名称を設定する。 ここをクリックすると、 名称を既定値に戻す ことができる。

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はじめての 工程’s [OK] ボタンをクリックするとビュー名称が変更されます。[キャンセル] ボ タンをクリックすると処理をキャンセルします。[既定値に戻す] ボタンをクリ ックすると、変更されたビュー名称を既定値に戻すことができます。

(4)資源を登録する

資源とは、作業を行うために必要な人員、機械、資材などのことです。 プロジェクトにおいて必要なすべての資源を資源マスターに登録します。資源マ スターに登録した資源は、各作業に必要資源として設定することができます。 1)資源マスターの登録 資源マスターに新しい資源を登録します。 [編集] メニューから [資源マスター編集] を選択して、[資源マスター] ダイ アログを表示します。[資源マスター] ダイアログにて、空白の領域をクリック し、表に新規の行を作成します。 作成が完了したら、資源マスターの情報「資源コード」「名称」「山積みグラフ

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はじめての 工程’s 資源コード … プロジェクト内で重複しない資源コードを設定します。 名称 … 資源の名称を設定します。 山積みグラフの表示 … 山積みグラフでの表示の仕方を設定します。なし、 あり、使用時のみ から選択して設定します。 2)必要資源の設定 作業バーまたはグループバーに必要資源およびその必要量を設定します。 必要資源を設定するバーをダブルクリックするか、右クリックしてショートカッ トメニューを表示し、[プロパティ] を選択します。 [バー情報]ダイアログの必要資源設定エリアにて [名称] の列のセルをクリ ックし、ドロップダウンリストを表示します。 ここをクリックすると、 新規の行を作成する ことができる。 ここに、「資源コード」「名称」 「山積みグラフの表示」をそれ ぞれ登録する。

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はじめての 工程’s 名称 … 登録した必要資源の中から設定したい資源の名称を選択します。 量 … 選択した必要資源の必要量を設定します。 必要資源を削除するには、資源の[No.]を右クリックしてショートカットメ ニューから[削除]をクリックします。

(5)資源の山積みをする

資源マスターに登録した人員、機械、資材などの資源を各作業に必要資源とし て設定しておくと、山積みグラフにてプロジェクト期間中の資源の利用状況を確 認することができます。 1)山積みグラフの表示 山積みグラフを表示すると、プロジェクト期間中、どの日にどの資源がどの

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はじめての 工程’s [表示] メニューから [山積みグラフ] を選択して、チェックを付けたり外した りすることにより、山積みグラフの表示/非表示を切り換えることができま す。 ◆ 1画面に表示する資源の数を変更したいときは、山積みグラフ上にてマ ウスを右クリックしショートカットメニューから表示したい資源数を選択するこ とができます。たとえば、1 画面に1つの資源を表示したい場合は [1 資源表 示(1 画面あたり)] を、3 つの資源を表示したい場合は [3] を選択します。 ◆ [編集] メニューの [環境設定...] ダイアログの [拡張オプション] パネ ルにて、 [全体マップに、資源と作業の負荷状況を表示する] をチェックす ると、全体マップの領域が上下に2分割され、上半分に作業ごとの負荷状況 を表す作業マップを、下半分に資源ごとの負荷状況を表す山積みマップを 表示することができます。 山積みグラフ

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はじめての 工程’s 2)供給資源量の表示への切換え 山積みグラフを表示した状態から供給資源量表示に切り換えると、供給資 源量の設定ができます。 供給資源量表示に切り換えるには、山積みグラフにて右クリックし、ショート カットメニューから [供給資源量表示へ切り換える] を選択します。 作業マップでは、作業の負荷状況を、 以下のように色分けして表示します。 オーバーロード:赤 それ以外:グレー 山積みマップでは、作業の負荷状況を、 以下のように色分けして表示します。 オーバーロード:赤 75%以上:緑 それ以外:青

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はじめての 工程’s

詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。

供給資源量表示に 切り換えた状態

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はじめての 工程’s

(6)プロジェクトの関連情報(URL)にリンクする

プロジェクト全般、グループ、バー、マイルストーンに対して、それぞれの関連情 報(顧客のホームページ、社内サイト、各種データ・資料 など)へのリンクを設 定し、必要なときにすばやく参照することができます。 1)プロジェクト全般情報へのリンク [URL] メニューから[登録...] を選択します。 [URL−全般] ダイアログにて、表示名と URL を設定します。 [表示名] には、登録した URL を参照するときにメニューに表示される名称 を入力します。 [URL] には、登録する情報のリンク先 URL を入力します。リンク先のフォル ダやファイル、ブラウザのアドレスバーの先頭のアイコンを URL の入力欄に ドラッグ&ドロップして設定することもできます。 [追加]ボタンをクリックすると、設定した内容が確定し引き続き URL の登録 ができる状態になります。 [OK] ボタンをクリックすると設定した内容で URL を登録します。[キャンセ ル] ボタンをクリックすると、処理をキャンセルします。

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はじめての 工程’s 登録した情報は、[URL] メニューにて、該当の表示名を選択することにより 参照できます。 2)グループ、バー(マイルストーンを含む)関連情報へのリンク グループおよびバーの関連情報(URL)へのリンクは、それぞれのプロパ ティダイアログにて、URL の[登録] ボタンをクリックすると、プロジェクト全般 情報へのリンクと同様の手順で登録することができます。 ここをクリックして グループの関連情報 (URL)を登録する

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はじめての 工程’s ここをクリックして バーの関連情報 (URL)を登録する ここをクリックして マイルストーンの 関連情報(URL)を 登録する

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はじめての 工程’s また、グループ、バーおよびマイルストーンの関連情報(URL)へのリンクは、 選択したグループ、バーおよびマイルストーンを右クリックしてショートカット メニューから登録することもできます。 ショートカットメニューからも 関連情報を登録できる

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はじめての 工程’s 登録した情報は、グループ、バー、マイルストーンを右クリックしてショートカ ットメニューを表示し、[グループ情報 URL] または [バー情報 URL] にて 該当の表示名を選択することにより参照できます。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。 ◆ グループ、バー、マイルストーン情報の URL は、それぞれ最大5個まで 登録できます。 登録したグループの 関連情報(URL)を 参照する

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はじめての 工程’s

(7)作業バーを検索する

工程表の中から期間、進捗率、名称などの条件を指定し、作業バーを検索する ことができます。 [編集] メニューから[バーの検索...] を選択し、[バーの検索] ダイアログにて検 索条件を設定し [検索] ボタンをクリックすると、工程表の中から検索条件に 合った作業バーのみが表示され、残りのバーはグレー表示(編集できない状態) になります。[クリア] ボタンをクリックすると設定した条件をすべてクリアします。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。 グレー表示を解除するには、ツールバーの[グレー解除]ボタンをクリックするか、 または[表示] メニューから [バーのグレー表示を解除] を選択します。 検索結果

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はじめての 工程’s

(8)前工程/後工程に移動する

コンストレイントが設定された前工程/後工程に移動することができます。 作業バーを右クリックして、ショートカットメニューから [前工程] または [後工 程] を選択し、移動先の工程を選択します。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。

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はじめての 工程’s

(9)次のバー/前のバーに移動する

コンストレイントの設定に関わらず、選択したバーの次のバー(開始日の昇順) /前のバー工程(開始日の降順)に移動できます。 [編集] メニューから [次のバー] または [前のバー] を選択するか、F3 キー (次のバー)または Shift+F3 キー(前のバー)を押下します。 グレー表示のバーは、ジャンプの対象になりません。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。

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はじめての 工程’s

(10)コンストレイントで関連付けられているバーの選択

コンストレイントで関連付けられている作業バーを選択することができます。 作業バーを右クリックして、ショートカットメニューから[連結するバーの選択]を選 択します。 [すべて]を選択すると、コンストレイントで連結するすべての作業バーを選択しま す。 [直系]を選択すると、直系のコンストレイントで関連付けられている作業バーを 選択します。 (例 1)C を選択して[連結するバーの選択]で[すべて]を選択すると、連結するす べての作業バーを選択します。 (例 2)C を選択して[連結するバーの選択]で[直系]を選択すると、直系のコンス トレイントで関連付けられている作業バー(B、C、D、E、G)を選択します。

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はじめての 工程’s

(11)所属するグループの選択

選択した作業バーの属するグループを、第一階層まで選択します。

作業バーを右クリックして表示するショートカットメニューから[所属するグループ の選択]を選択します。

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はじめての 工程’s

(12)グループへのコピー、グループへの貼り付け

選択したグループの情報をクリップボードにコピーします。 コピーするグループを右クリックし、ショートカットメニューから[グループへのコ ピー]を選択します。 コピーした情報は、グループを右クリックして表示するショートカットメニューから [グループへの貼り付け(表示中の日付)]で、貼り付け対象(行とバー、グループ 階層も含む、グループ階層も含む(すべてのビュー)、グループ階層のみ)を選 択して貼り付けることができます。 ※ 他の工程's ファイルへの貼り付けもできます。

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はじめての 工程’s

※ コピー元の作業バーの最も開始日が早い作業バーが、画面に表示してい グループ階層、作業バーがコピーされた

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はじめての 工程’s

る一番左の日時を開始日として貼り付けられます。

※ [グループへの貼り付け(元の日付)]を選択すると、バーの貼り付け位置は 元の日付のままとなります。

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はじめての 工程’s

(13)過去のプロジェクトを再利用する

過去のプロジェクトデータをテンプレートとして保存しておくと、類似したプロジェ クトを新規作成するときの雛形と再利用することができます。既存のプロジェクト データを再利用することにより、効率良く新規プロジェクトの作成ができるように なります。 1)テンプレートの作成 まず、再利用対象となる既存のプロジェクトをテンプレート(拡張子 kzt)とし て保存します。 [ファイル] メニューから [名前を付けて保存...] を選択します。 [名前を付けて保存] ダイアログにて保存するプロジェクトの名前と種類を設 定し [保存] ボタンをクリックします。[キャンセル] ボタンをクリックすると処 理をキャンセルします。 2)テンプレートデータの再利用 1)で既存のプロジェクトから作成したテンプレートを読み込み、新しいプロ ジェクトを作成します。 [ファイル] メニューから [新規作成...] を選択するか、ツールバーの [新規 作成] ボタンをクリックして [新規作成] ダイアログを表示し、再利用するプ ロジェクトのテンプレートを開きます。 標準のテンプレートと異なり、あらかじめバーが含まれたテンプレートを読み 込むと、自動的にプロジェクトデータの再利用に関するダイアログが表示さ れます。

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はじめての 工程’s [プロジェクトデータの再利用] ダイアログにて、先頭バー(またはマイルス トーン)の開始日および各オプションを設定します。 先頭バー(またはマイルストーン)の開始日には、新しいプロジェクトの先頭 バー(またはマイルストーン)の開始日を設定します。 オプションには、カレンダーと供給資源の再利用条件を設定します。 詳細は、製品付属のオンラインヘルプを参照してください。 [この条件で移動] ボタンをクリックすると、設定した条件でプロジェクト全体 を移動することができます。[移動しない] ボタンをクリックするとテンプレート に保存されている内容がそのまま読み込まれます。

(14)英語版に切り替える

工程’s の表示言語を、日本語または英語に切り替えることができます。

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はじめての 工程’s [言語] を [英語(English)] に変更することによって、メニューなどの表示が英 語になります。[テンプレートファイル] には、新規に工程's を起動した時に開く テンプレートファイルを選択します。 新規.kzt は [新しいグループ] 、[ビュー名称] などが日本語で、New.kzt は英語 で作成されています。 設定後、工程’s を再起動すると言語の切換えが適用されます。 この時、ツールバーは日本語のままですので、ツールバー上で右クリックして [カスタマイズ] を選択してください。[ツールバー] タブの [すべてリセット] をク リックすると、ツールバーの表示も英語になります。 ※ [すべてリセット] を実行すると、ユーザーが設定したツールバーのボタンや ショートカットキーの設定もリセットされ、既定の設定に戻ります。

(75)

はじめての 工程’s

ここで右クリックして

「Customize...」(カスタマイズ)を 選択

(76)

はじめての 工程’s

5.サポート情報

「工程's」をご使用中に障害やご不明な点がございましたら、製品付属のオンラ インヘルプの関連項目をお読みください。 ヘルプを参照するには、工程's を起動し、[ヘルプ]メニューから[ウェッブアイ 工 程's ヘルプ]を選択してください。 なお、別途サポート契約による、メールまたは電話でのユーザーサポートをご用 意しております。

(77)

はじめての 工程’s  工程's® は、株式会社ウェッブアイの登録商標です。  BarChart Factory® は、株式会社ウェッブアイの登録商標です。  その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商号、商標もしくは 登録商標です。  本書の内容の一部、または、すべてを無断で転載することは禁止されてい ます。  本書で使用しているデータはすべて架空のものです。  本書の内容は改善のため予告なく変更される場合があります。 はじめての 工程’s 7.1 2015年12月 第1版発行 発行 株式会社ウェッブアイ 〒135-8071 東京都江東区有明 3-6-11 東京ファッションタウンビル 東館 9F

参照

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