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あとがき

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Academic year: 2021

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聖泉論叢 2013 21号 89

あ と が き

 ソチオリンピックでは,フィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生選手をはじめ,多くの 日本人選手たちが素晴らしいパフォーマンスを発揮し,我々に夢を与えてくれた.そのパフォー マンスの中には,極限まで高められた運動体力と運動技能が集約されている.そしてそれらの力 を十二分に発揮するためにはメンタル面のコントロールが不可欠である.この極限まで高められ た “身体”,“わざ”,“こころ” こそがオリンピックの「本質」であると言って良いだろう.ところが, オリンピックの報道は,そうした芸術とも言うべきアスリートの「本質」ではない部分にばかり 焦点を当てていた.私は,「我々はスポーツの醍醐味を本当に理解できているのだろうか?」,「我々 は本質を見落としているのではないか?」という疑問を拭うことができなかった.  さて,昨今の大学を取り巻く環境に目を移すと,少子化による18歳人口の減少や大学数増加 による学生確保の困難化などが叫ばれ,いかに学生を確保するかという議論ばかりに終始しが ちである.「より多くの学生が入学すること」は私立大学にとって最大の関心事である.しかし, その土台には高い教育力があり,さらにその土台には各教員の研究がある.オリンピック報道と 同様,本質を見落とした議論にならないよう,我々は意識を持たなければならない.  本号には例年以上に多くの先生方から論文をご投稿いただいた.これらの論文は学生教育,大 学運営等日々の激務の中にあっても研究活動を着々と進められた1つの現れであるとともに聖泉 大学が充実する基盤である.そして,多くの若者が「聖泉大学に来て学びたい」と考える未来を つくる一石でもある.是非とも多くの方に読んでいただき,教員が日頃行っている研究を少しで もご理解いただきたいと願う.これらの研究の「本質」は,必ずや多くの人たちに本学の魅力と 価値を伝えてくれる一助となる. 2014年3月吉日  聖泉大学人間学部 紀要委員長 炭谷将史 

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