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実践報告「オープン・カレッジの展開」

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Academic year: 2021

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実践報告 「オープ ン・カレ ッジの展開」

1 は じ め に

杉 本  正 ・ 兼松  美幸

戦 後 の 教育 改 革 で 、 日 本 国 憲 法、 教 育 基 本 法 が 規 定 す る 国 民 の 教 育 機 会 の 無 差 別 平 等、 教 育 を 受 け る 権利 の 保 障、 義 務 教 育 保 障 と い う 原 則 が 障 が い を もつ 子 ど もた ち に も認 め ら れ、 戦 前 に は 教 育 を 受 け る 機 会 を 保 障 さ れ ず に い た 障 が い を も つ 子 ど も た ち に も 教育 を 受 け る 権 利 が 保 障 さ れた 。 1947 ( 昭 和22 ) 年 に 学 校 教 育 法 が 制 定 さ れ た こ と に よ り 、 特 殊 教 育 が 学 校 教 育 体 系 の 一 環 と し て 統 合 さ れ、 近 代 的 な 特 殊 教 育 制 度 が成 立 し た 。 具 体 的 に は 、 障 が い 児 に も等 し く 教 育 を 受 け る 権 利 が 保 障 さ れ、 盲 ・ 聾 ・ 養 護 学 校 や 特 殊 教 育 が 学 校 教 育 法 に よ っ て 法 制 化 さ れ た。 し か し、 そ の一 方 で 改 革 の 不 徹 底 か ら 盲 ・ 聾 ・ 養 護 学 校 の 義 務 制 が延 期 さ れ、 就 学 義 務 猶 予 ・ 免 除 制 度 が 存 置 さ れ 、 障害 児 の 教 育 権 の 保 障 に 大 き な 障 壁 と な っ た 。 盲 ・ 聾 教育 に つ い て は 戦 前 か ら の 整 備 や 実 践 の 蓄 積 が あ っ た が、 養護 学 校 教育 ( 知 的 障 がい ・ 肢 体 不 自 由・ 病 弱 ) の 義 務 制 につ い て は、1979 ( 昭 和54 ) 年 度 に 通 常 教 育 か ら32 年 間 遅 れ る こ と で 実 現 の 運 び と な っ た。 1960年 代 に 教 育 に お け る 「 義 務 」 と い う の は 糸 賀 一 雄 氏 ( 福 祉 の 思 想 ) に よ る と、 匚親 が そ の 子 を 就 学 さ せ る 義 務 が あ る と い う だ け で な く 、 そ の義 務 を 裏 づ け ま た 保 障 す る た め に 、 国 が そ の子 を 受 け 入 れ る た め の 体 制 や 設 備 を 整 え る 義 務 が あ る」 と 当 時 の 文 部 大 臣 と の 対 談 のな か で 述 べて い る 。 そ の後 、1970 年 代 に か け て は不 就 学 を な く し 、 す べ て の 障 が い 兒 の 学 習 と 発 達 の権 利 保 障 を 進 め る 国 民 的 な 運 動 が 展 開 さ れ、1971 ( 昭 和46 ) 年 の 中 央 教 育 審 議 会 答 申 で は 匚す べ て の 国 民 に ひ と し く 能力 に 応 ず る 教 育 の機 会 を 保 障 す る こ と は 国 の 重 要 な 任 務 」 であ り 匚そ れ に ふ さ わ し い 特 殊 教育 の 機 会 を 確 保 す る」 と し て 延 期 さ れて き た 養 護 学 校 の 義 務 教育 実 施 な ど が 示 さ れ た。 文 部 省 ( 現 文 部 科 学 省 ) は こ の 答 申 に 沿 っ て 、1979 (昭 和54 ) 年 度 か ら 養 護 学 校 を 義 務 制 に す る た め の 政 令 を1973 (昭 和48 ) 年 に公 布 し た 。 こ う し て す べ て の 児 童 に 教 育 の機 会 が 保 障 さ れ る よ う に な り 、 日 本 国 憲 法 、 教 育 基 本 法、 学 校 教育 法 に お く れ る こ と実 に32 年 で あ る 。 す べ て の 障 が い 児 に 「 国民 の権 利 と し て の 義 務 教 育 」 を 完 全 に 保 障 し て い く こ と、「 学 習 権 」 の 保 障 は 人 権 の 根 底 にあ る 生 存 権 、 す な わ ち 子 ど も に と っ て は 成 長 ・ 発 達 す る 権 利 で あ り、 そ の

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実践報告[ オープン・ カレッジの展開] 根 幹 を な す も の で あ る 。 1980 年 代 ・90 年 代 に は ノ ー マ ラ イ ゼ ー シ ョ ン や イ ンテ グレ ー シ ョ ン の 国 際 的 な 動 向 の も と に、 障 が い 児 の学 習 権 の 保 障 の 課 題 は 教育 の質 的 な 向 上 を 図 る こ と に重 点 が お か れ た 。 ま た、 障 が い の 重 度 ・ 重 複 化 へ の対 応 の た め、 訪 問 教 育 制 度 の整 備 や 希 望 者 へ の 高 校 進 学、 教 育 と医 療 の 連 携、 卒 業 後 の 社 会 参 加 ・ 進 路 保 障、 社 会 教育 ・ 生 涯 教育 の 保 障な ど が 新 た に 取 り 組 む べ き 課 題 と な っ て き た。 1989 (平 成 2) 年 に 国 連 で 採 択 さ れ た 匚子 ど も の 権 利 条 約 」〔日 本 は1994 (平 成 6) 年 に 批 准 〕 にお い て は 、 匚障 が い 」 を 理 由 と し た 差 別 を 禁 止 し 、 教 育 等 特 別 な ニ ー ズに 対 す る 匚特 別 な ヶ アヘ の 権 利 」 を 認 め た 。 ま た 、1993 (平 成 5) 年 に は、「 障 害 者 の 機 会 均 等 に 関 す る 標 準 規 則 」 が 国 連 で 採 択 さ れ 、「 障 が い を も つ 子 ど も ・ 青 年 ・ 成 人 の 、 統 合 さ れ た 環 境 で の 初 等 、 中等 、 高 等 教 育 機 会 均 等 」 の 原 則 が 示 さ れ た。 つ づ い て、1994 (平 成 6) 年 に ユ ネ ス コ の サ ラ マ ン カ 声 明 で は 匚す べ て の も の の 教 育 」 と い う 理 念 の 下 に 、 匚特 別 ニ ー ズ教 育 」 と 匚イ ン クル ー シ ョ ン 」 とい う 新 し い 教 育 の 考 え 方 を 示 し た。 特 別 な ニ ー ズ 教 育 は子 ど も の有 す る ニ ー ズ に 対 し 特 別 な ケ ア ・ サ ー ビ ス( 医 療 ・ 福 祉 等 の 関 連 サ ー ビ スを 含 む ) の保 証 を 子 ど も の 権 利 と し て 保 障 す る こ と で あ り、 イ ン ク ル ー シ ョ ン は 学 校 教 育 場 面 を 子 ど も の学 習 と 発 達 、 協 働 と 連 携 の 場 に し て い く こ と を 示 し て い る。 こ の よ う に 障 が い を も つ 子 ど も た ち の教 育 が 充 実 さ れ て く る な か で、2006 ( 平 成18 ) 年 に は 匚学 校 教 育 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 」 が 公 布 さ れ、 多 様 な 障 害 ・ 特 別 な ニ ー ズを もっ 子 ど もた ち に 匚一 人 ひ と り の 教 育 ニ ー ズ に 応 じ た 適 切 な 教 育 の実 施 や 、 学 校 と 福 祉 、 医 療 、 労 働 等 の 関 係 機 関 と の連 携 が こ れ ま で以 上 に 求 め ら れ て い る 現 状 に 鑑 み、 児 童 生 徒 等 の 個 々 の ニ ー ズ に 柔 軟 に 対 応 し 、 適 切 な 指 導 及 び 支 援 を 行 う 」 と い う 観 点 に よ り 、 特 別 支 援 教 育 へ の 本 格 的 な 転 換 が 図 ら れ た の で あ る 。 こ の 制 度 的 な 転 換 が図 ら れ る の に 先 立 っ て、 い くつ か の 重 要 な 関 連 施 策 が 進 め ら れて き て い る。 ま ず 、2002 (平 成14 ) 年12 月 の 閣 議 決 定 に よ る 匚障害 者 基 本 計 画 」 の策 定 が あ げ ら れ る 。 ま た 、2004 (平 成16 ) 年 に は 「 障 害 者 基 本 法 の 改 正 」や 、「 発 達 障 害 者 支 援 法 」の 制 定 が な さ れ た こ と も、 特 別 支 援 教 育 の 制 度 づ く り に 大 き な 役 割 を 果 た し た。 し た が って 、 特 別 支 援 教 育 は 、 障 害 者 基 本 法 に 基 づ く 障 害 者 計画 の 策 定 や 発 達 障 害 者 支 援 法 に よ る 施 策 な ど、 国 の 障 が い 者 施 策 の 一 環 と し て 進 め ら れ、 国 際 的 な 動 向 と も 密 接 な 関 係 を も ちな が ら 、 障 が い の あ る 子 ど も や人 々 の主 体 性 を 大 切 に す る 匚共 生 社 会 の 理 念 」を 実 現 す る た め の 施 策 と し て の 展 開 で あ る。 こ う し た取 り 組 み に み ら れ る よ う に 、 障 害 を もっ 子 ど も た ち の学 習 教 育 環 境 の 整 備 が少 し ず つ 進 め ら れて き た が 、 今 日 の 生 涯 学 習 、 生 涯 教 育 の動 き の な か で 、 多 く の人 た ち は 学 校 教 育 を 終え た 後 も市 民 講 座 や老 人 大 学 、 カ ル チ ャ ー セ ン タ ー で学 ぶ 機 会 を 得 て い る に も係 わ ら ず、 障 がい 者 ( な か で も特 に知 的 障 が い 者 ) の場 合 は 養 護 学 校 ( 現 特 別 支 援 学 校 ) 等 を 卒 業 後 ほ と ん

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実践報告 匚オープン・カレッジの展開] どの人が学 ぶ機会を もてない のが現状であ る。 そう した状況を少 しで も打 開しよ うと始めら れ たのが  匚オープ ン・ カレ ッジ」 の取り組 みである。 帝 塚山大学 におい ては2004 (平 成16)年 から、学生 のボラ ンティア活動を主 体 にオープ ン・ カレ ッジの取 り組 みを 始めてお り、 この活 動を紹介 し、 大学教育 とボラ ンティア活動 におけ る 教育 効果を 考察してい く。 2 オ ー プ ン ・ カ レ ッ ジ と は 養 護 学 校 ・ 高 等 部 ( 現 特 別 支 援 学 校 ) な ど を 卒 業 し た 知 的 障 が い 者 へ の生 涯 教 育 の 場 を 提 供 す る 目 的 で 開 催 さ れ た 「 オ ープ ン ・ カ レ ッ ジ 」 の取 り 組 み は、1998 年 8月 に 大 阪 府 立 大 学 社 会 福 祉 学 部 で始 ま り 、 現 在多 く の大 学 で 実 践 さ れ て い る。 1999年 に は 武 庫 川 女 子 大 学 、2000 年 に は 桃 山学 院大 学 が 開 講 し、 帝 塚 山 大 学 で は2004 年 か ら今 日 ま で 毎 年 開 講 し て い る 。 全 国 で は 北 は 北 海 道 か ら 南 は 長 崎県 ま で16 の大 学 で 開 催 さ れ て い る。(2007 年 度 ) 「 オ ープ ン ・ カ レ ッ ジ 」 を 開 講 す る こ と は、 単 に 教育 の 場 を 地 域 へ 提 供 す る だ け で な く 、 そ の 基 底 に は 障 が い の 有 無 に か か わ ら ず 、 す べ て の人 の 人 権 ( 教 育 )、 発 達 ( 変 化 ) の 保 障 を 実 現 し て い こ う とす る 考 え 方 で あ り、 行 動 であ る。 1965年 ユネ ス コ は 「 成 人 教 育 推 進 国 際委 員 会 」 で 始 め て 生 涯 教 育 が 提 起 さ れ た。 P.ラ ン グ ラ ン は 生 涯 教 育 を 述 べ る 中 で 、 教 育 の 原 理 を 明 ら か に し 、 次 の 3 つ の 開 放 を 提 起 し た。 ① 匚教 育 の 時 期 の開 放 」 一 生 涯 の す べ て の 時 期 にお い て 各 自 の生 活 ・ 学 習 課 題 に 取 り 組 め る よ う に 教 育 の 時 期 を 限 定 し な い と い う こ と であ る。 ② 「 学 校 の場 の 開 放 」 一 学 習 の場 を 学 校 だ け と 狭 義 と ら え る の で は な く、 社 会 の あ ら ゆ る 場 を 学 習 の場 と と ら え る と い う こ と で あ る 。 ③ 匚各 人 の人 生 を 開 放 」 一 自 己 形 成 し 自己 教 育 し 、 進歩 す る と い う 人 間 存 在 の 恒 常 的 ・ 普 遍 的 な 要 求 を 考 え に 入 れ た 教 育 理 念 の必 要 性 を 述 べ て い る。 こ の よ う に 、「 す べ て の 大 に 発達 ・ 教 育 の 保 障 」 と い っ た 考 え 方 は 、 そ の 後 も い ろ い ろ な 分 野 で 論 じ ら れ て い る な か で 、 こ う し た 考 え 方 を 取 り入 れ 知 的 障 が い 者 を 対 象 と し た オ ー プ ン・ カ レ ッ ジ が取 り 組 ま れ る よ う に な り、 建 部 は そ の理 念を 次 の 3点 と し た 。(「 知 的 障害 者 の 生 涯 教育 の保 障」 建 部 久 美 子 編 著 ) 匚知 的 障 が い が あ る 人 の 人 権 の ( 教育 ) 保 障 」( 普 遍 的 な 人 権 保 障 を 踏 まえ 、 大 学 な ど に お け る 高 等 教 育 ・ 生 涯 教 育 を 通 じ て 、 本 来 教 授 さ れ る べ き 匚権 利 」 へ の接 近 を 図 る こ と で あ る ) こ の活 動 は 、 知 的 障 が い の あ る 人 の 生 涯 教 育 を 提 供 し て い く と い う 新 た な 試 みで あ る。 障 が い を もつ 大 へ の 教 育 保 障 を 歴 史 的 に み れ ば、「 教 育 に お け る差 別 を 撤 廃 す る 条 約 」(1960 年 ・ ユ ネ ス コ)、「 知 的 障 害 者 の 権 利 宣 言 」(1971 年 ・ 国 連 )、「 障害 者 の 権 利 宣 言 」(1975 年 ・ 国 連 )、 匚国 際 障 害 者 年 」(1981 年 ・ 国 連 ) な ど、 国 連 を は じ め と し て ユ ネ ス コ 、 WHO等 に よ り、 障 が

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実践 報 告[オ ープ ン ・ カ レ ッ ジの 展 開] い 児 ・ 者 を 含 む す べ て の 人 に 対 し て、 教 育 の 保 障 に 関 す る 条 約 、 宣 言、 勧 告 が 採 択 さ れ て き て い る。 し か し、 わが 国 に お い て は 普 遍 的 教 育 に 対 す る 施策 に 遅 れ が み ら れ、 特 に 知 的 障 が い の あ る 人 た ち に と っ て は、「 教 育 の場 」 は 養 護 学 校 ( 現 特 別 支 援 学 校 ) の ま ま で あ り、 そ れ以 降 の大 学 な ど の 高 等 教 育 を 受 け る機 会を 得 る こ と は 困 難 な 現 状 で あ る。 オ ープ ン ・ カ レ ッ ジ は こ う し た 人 た ち に 教 育 を 受 け る 権 利 を 保 障 す る機 会 を 提 供 し て い こ う と す る も ので あ る 。 匚知 的 障 がい 者 の 変 化 ( 発 達 ) の可 能 性 の保 障 」 匸個 」に 対 し て は 、 匚発 達 ・ 変 化 の 保 障」 を 教 育 的 側 面 か ら 支 援 し 、人 生 のあ ら ゆる 時 期 に お け る 匚発 達 ・ 変 化 」の 可 能 性 を 図 る もの で あ る ) 知 的 障 がい の あ る 人 に と っ て は、 新 し い 情 報 や 技 術 を 得 る 機 会 は 極 端 に少 な い 。 そ の よ う な 人 た ち に 、 よ り よ く 生 き る た め の 技術 や 情 報を 自 ら の 自 発 性 に 基づ い て 吸 収 し、 仲 間 と と もに 獲 得 し て い く き っ か け を 提 供 し て い く 。 ま た「 学 習 」す る と い う 行 為 を 通 じ 、 社 会 生 活 を 送 る 上 で生 じ て く る 様 々 な 生 活 課 題 に対 し、 個 人 と そ れ ら を 取 り 巻 く社 会 的 ・ 自然 的 関 係 を 基 に 自 ら が主 体 的 判 断 に よ り 対 処 し て い く力 を 身 に つ け て い く 。 匚地 域 に 対 す る 大 学 の 役 割 の変 革 ・ 創 造 」( 地 域 社 会 と 大 学 と い う 視 点 で は、 歴 史 的 な 教育 構 造 の お り方 を 問い 、 す べて の人 が利 用 可 能 な 開 か れた 大 学 を 志 向 す る も ので あ る。 教 育 は 児 童 ・ 青 少 年 期 とい う 限 定 さ れ た 期 間 の み に 保 障 さ れ る も の で は な く、 生 涯 に わ た り 各 人 が必 要 と す る多 領 域 に わ た り 保 障 さ れ る べ き であ る ) 生 涯 学 習 の ニ ー ズ に応 じ て 、 オ ー プ ン・ カ レ ッ ジで は知 的 障 がい を もつ 人 た ち の 学 習 意 欲 を 尊 重 し 、 知 識 ・ 技 術 ・ 情 報 を 提 供 し、 広 く地 域 社 会 に 貢 献 す る こ と を 目 指 し て い る 。 こ の よ う な 目 的 ・ 理 念 に 基 づ い て 本 学 に お い て も 匚オ ー プ ン・ カ レ ッ ジin 帝 塚 山大 学 」 と し て 開 催 さ れ て き た 。

3。帝 塚 山大 学 にお け る取 り 組 み

現 在 、 帝 塚 山 大 学 で 開 講 さ れて い る オ ープ ン ・ カ レ ッ ジ は 、 知 的 障 害 者 授 産 施 設 匚か ざ ぐ る ま」( 現 ・ 生 活 介 護 ・ 就 労 支 援 を 行 う 事 業 所 ) が 主 体 と な っ て 行 っ て い た 匚生 駒 オ ー プ ン・ カ レ ッ ジ 」 を 引 き 継 い だ も の で あ る。 2004年 の12 月 に 帝 塚 山 大 学 で 始 め て オ ー プ ン・ カレ ッ ジ が 開 講 さ れ、 学 生 も ボ ラ ン テ ィ ア活 動 と し て 参 加 を し た 。 こ の 時 点 で は 大 学 が 場 所 を 提 供 す る だ け で あ っ た が、 参 加 し た 学 生 が サ ポ ー タ ー と し て 熱 心 に 関 わる こ と に よ り 、 次 年 度 か ら は 匚か ざ ぐ る ま 」 の 企 画 担 当 者 か ら ボ ラ ン テ ィ ア ル ー ム に 共 催 の 申 し 出 が あ り 、 こ れ を 受 け て 企 画 ・ 運 営 に 学 生 が 積 極 的 に加 わ る こ と にな っ た 。 2005 年 度 か ら は、「 か ざ ぐ る ま」 の 職 員 と 本 学 学 生 が 実 行 委 員 会 を 設 け 、 企 画 ・ 運 営 に 関 し て活 発 に 議 論 を 進 め て い き、 学 生 は 会 場 ( 学 園 前 学 舎 ) の 準 備 ・ 設 営、 プ ロ グ ラ ム( 講 義 の 内 容 、 担 当 者 ) 等 を 担 当 す る こ と に な り 、 多 く の 学 生 が ス タ ッフ 、 サ ポー タ ー と し て 参 加 し て き た。 実 行 委 員 会 で は 開 校 日 を 年 間5 日 間 と す る 、 受 講 生 の 定 員 を20 名 に す る な ど を 決 定 し た。

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実践報告 匚オープ ン・ カレッジの展開] ま た 、 プ ロ グ ラ ム の 検 討 を 行 い 、 講 義 の時 間 を 1時 間 と す る 、 午 前 中 の 講義 を 座 学 と し、 午 後 か ら の講 義 を 実 技 と す る 、 受 付 か ら ホ ー ム ル ー ム、 休 憩 等 の タ イ ム スケ ジ ュ ー ル を 組 み シラ バ ス を 作 成 す る こ と な ど が 決 定 さ れ た。 講 義 科 目 と し て 、 座 学 は 「 危 機 管 理 」・「 経 済 学 」、 実 技 と し て 「 栄 養 と 料 理 」・「 フ ッ ト サ ル 」・「 音 楽 」 の 5 講 座 が 開 講 さ れ る こ と に な り 年 間 講 義 計 画 が 作 成 さ れ た。 実 際 の 運 営 を 担 っ て い く サ ポ ー タ ーを ボ ラ ン テ ィ ア ル ー ム が 中 心 と な り、 ポ ス タ ー 、 チ ラ シ を 作 成 し 募 集 し た。 サ ポ ー タ ー は 主 に心 理 福 祉 学 部 の 学 生 で 構 成 さ れ て い る が 、 本 学 学 生 だ け で な く、 他 大 学 の学 生 や 地 域 の ボラ ン テ ィ ア も受 け入 れて い る。 10月 に は 匚ハ ロ ウ ィ ン パ ー テ ィ ー 」、12 月 に は 「 ク リ ス マ ス 会 」 を 行 事 と し て 行 い 、 受 講 生 か ら 好 評 を 得 た 。 ま た 行 事 に取 り 組 む 中 で 実 行 委 員 会 の つ な が り も強 化 さ れ て い っ た。 2006 年 度 も 前 年 度 と 同 じ よ う に 取 り 組 みを 進 め て い っ た が 、 こ の 年 度 か ら は 帝 塚 山 大 学 主 催 で 行 う こ と に な り 、 名 称 も 匚帝 塚 山 大 学 オ ー プ ン・ カ レ ッ ジ」 と し 、 学 生 中 心 の 企 画 ・ 運 営 で 進 め ら れ て い っ た 。 開 講 科 目 は こ の 年 に 匚障 害 者 自立 支 援 法 」 が 成 立 し 、 障 害 者 へ の 福 祉 サ ー ビ ス の 内 容、 提供 シ ス テ ム が大 き く変 わ る こ と に な っ た た め、 情 報 提供 と し て座 学 は 匚福 祉 サ ー ビ ス の利 用 」 を 開 講 し、 もう 一 つ の 講 義 を 自 分 の生 活を 見 直 す こ と を テ ー マ に 匚生 活 と 保 健 」 と し た 。 実 技 は 「 体 育 」 と 「 音 楽 」 と し た。 座 学 は 本 学 教 職 員 が 担 当 し 、 実 技 は学 生 が 担 当 し 音 楽 ・ 体 育 は 前 年 度 の受 講 生 の 希 望 を 取 り入 れ て 内容 を 参 加 し や す く、 関心 の 高 い も の に 変 更 し て い っ た。 受 講 生 が 増 え て き た た め 、 サ ポ ー タ ー が 足 り な く な り 、 1[可生 を 中 心 に 募 集 し た。 受 講 生 も 生 駒 市 、 奈良 市 を 中心 に 知 的 障 が い 者 施 設 、 育 成 会 に 募 集 要 項 を 配 布 し 、 奈 良 県 社 会 福 祉 協 議 会 の 協 力 を 得 て 、 広 報 活 動 を 積 極 的 に 行 っ た。 こ の年 か ら 、 受 講生 、 保 護 者 を 対 象 に 事 前 オ リ エ ン テ ー シ ョ ンを 開 催 し、 オ ープ ン ・ カ レ ッ ジ の 説 明 や、 講義 の 内容 説 明、 講 師 の紹 介、 ス タ ッ フ、 サ ポ ー タ ー の 紹 介 等 を 行 い 、 安 心 し て 参 加 で き る よ う な 体 制 を と っ た 。 2007 年 度 の オ ープ ン ・ カ レ ッ ジ は 学 生 が 中 心 と な っ て 実 施 す る よ う に な っ て 2年 目 の 年 で 、 前 年 度 の実 施 形 態 を 踏 襲 し な が ら、 反 省 会 で 出 た 意 見 な ど を 取 り入 れ、 試 行 錯 誤 を 繰 り 返 し 、 企 画 を 進 め て い っ た。 こ の 年 の 開 講 科 目 は受 講 生 の ア ン ケ ート か ら 外 国 語 を 学 び たい と い う の を 取 り 上 げ て、「Let's コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 」 を テ ー マ に 語 学 を 開 講 し 、 英 語 ・ 中 国 語 ・ モ ン ゴ ル 語 の簡 単 な 会 話 を 学 習 し た 。 そ の 他 に「 エ コ ラ イ フ」、「 理 科 」 を 開 講 し、 受 講 生 に 講 義 を 選 択 し て も ら っ た 。 実 技 は 匚体 育 」 と 匚美 術 」 と し 、 体育 は ド ッ ジ ボ ール と ヨ ー ガ を 指 導 し て も ら え る 講 師 が 近 く に お ら れた の で ヨ ー ガ を 採 り 入 れ、 美 術 で は受 講 生 に カ レ ンダ ーを 作 成 し て もら っ た が、 い ず れ も受 講 生 や サ ポ ー タ ー に大 変 好 評 で あ っ た 。 こ の年 の 事 前 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン は 台 風 の 影 響 で 開 催 す る こ と が で き な か っ た の で、「 聞 き 取 り 調 査 用 紙 」 を 作 成 し、 受 講 希 望 者 に事 前 に 郵 送 し、 参 加 申 し込 みと と も に 返 送 し て もら い 運 営 の 参 考 に し た。 聞 き 取 り 調 査 の 主 な 項 目 は、 通 学 の 可 否 、 送 迎 の 要 否 、 最 寄 り 駅 、 健 康 ( て ん か ん 発 作 )、 服 薬 状 況 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン手 段 、 等 によ り サ ポ ー タ ー の 活 動 に 必 要 な 情

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報 を 聴 取 し た。 実践 報 告[オ ープ ン ・ カ レ ッ ジの 展 開] 4。2008 年 度 オ ー プ ン ・ カ レ ッ ジ の 概 要 2008 年 度 の オ ー プ ン・ カ レ ッ ジ は、 7月 に受 講 生 ・ 家 族 へ の 説 明 会 を 開 催 し、 8月 か ら12 月 ま で に 5回 の 開 講 日を 設 定 し た。 受 講 生 の募 集 は 募 集 定 員 を15 名 と し て、 募 集 チ ラ シを 作成 し、 奈良 市 、 生 駒 市 、 大 和 郡 山 市 の 通 所 施 設 へ 奈 良 県 社 会 福 祉 協 議 会 を 通 じ て 募 集 依 頼 の 広 報 を 行 っ た。 ま た 、 生 駒 オ ー プ ン ・ カ レ ッ ジ か ら のつ な が り が 深 い 「 か ざ ぐ る ま 」 と 匚奈 良 県 手 を つ な ぐ育 成 会 」 に も広 報 を 行 っ た。 説 明 会 に は、26 名 の 参 加 が あ り 、 そ こ で オ ープ ン・ カ レ ッ ジ O つ の 理 念 、 サ ポ ー タ ー、 シ ラ バ スな ど ) の 説 明 を 行 い 、 休 憩 を 挟 ん で 、 個 別 面 談 を 実 施 し た。26 名 の参 加 希 望 者 を す べて 受 け 入 れ るか どう か実 行 委 員 会 で も議 論 にな った が、 サ ポ ータ ー の確 保 が 困 難 だ か ら 募 集 定 員 ま で 絞 る と い う 意 見 と 、 せ っ か く希 望 し て こ ら れ た の だ か ら、 全 員 受 け 入 れ て は ど う か と い う 意 見 が あ り 、 結局 、 全 員 受 け 入 れ るこ と に な っ た。 面 談 で は、 質 問 紙 を 作 成 し、 学 生 が 中 心 に な っ て 聞 き 取 り 調 査 を 行 っ た。 受 講 生 の 状 態 像 を で き る だ け 正 確 に把 握 す るこ と を 目 的 に、 オ ープ ン・ カ レ ッ ジ を 成 功 さ せ る 観 点 か ら 丁 寧 な 面 談 を 行 っ た。 質 問 紙 の 結 果 か ら み た 、2008 年 度 の受 講 生 の プ ロ フ ィ ー ル は 次 の 通 り であ る。 ( 1 ) 2008 年 度受 講 生 プ ロフ ィ ー ル ○ 受 講 生 ( 性 別 ) 性  別 男  性 女  性 総  計 受 講生 18名 8名 26名 ○ 年 齢 年  齢 男  性 女  性 総  計 20歳 未満 3名 1名 4名 20∼25歳 未満 3名 2名 5名 25∼30歳 未満 1 名 - 1 名 30∼35歳 未満 3名 3名 6名 35∼40歳 未満 4名 1 名 5名 40歳以 上 4名 1 名 5名 平 均年 齢 31.05歳 29.75歳 30.65歳 *年 齢 は19歳 か ら最高 年齢43歳 まで で、平 均年 齢 が30.65歳と な ってい る。 ○ 所 属 所  属 男   性 女  性 総  計 施設・ 育 成会 11名 7名 18名 企業 就労 5名 - 5名 そ の他( なし) 2名 1 名 3名 * 普 段 の 日 中 活 動 は 施 設 が 圧 倒 的 に 多 く、 一 般 就 労 は20 %弱 で あ る。

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○ 居 住 地 実 践報 告 匚オ ープ ン・ カ レ ッ ジの 展 開] 居 住 地 男  性 女  性 総   計 奈良 市 8名 3名 11名 生 駒市 5名 3名 8名 そ の他近 隣 市町 5名 2名 7名 * 独力 での 通学を 基 本に して いる ので近 隣 市町 居住 の受講 生 が多 い。( 送迎 者 6名) *遠 方 では 橿原 市、大 和高 田市 か らの受 講生 が い るが、比 較 的障 がい の程 度は軽 い。 ○ 教 育 歴 教育 機 関 男  性 女  性 総   計 養 護学 校高等 部 15名 6名 21名 専 門学 校 2名 2名 4名 普 通高 校 1名 - 1名 *養 護 学校 (現 特別 支 援学 校) 高等 部 の出身 者 が圧 倒的 に多 く、 専 門学 校・ 普 通高 校 出身 者 は、 前 表 に出 てい るよ うに一般就 労 をし てい る。 ○ 障 が い の 状 況 ( 療 育 手 帳) 療育 手 帳 男  性 女  性 総   計 A 2名 3名 5名 B 3名 1名 4名 B 1 8名 3名 11名 B 2 2名 1名 3名 不 明( な い 3名 - 3名 ( 身 体 障 が い 者 手 帳) 障害 の程 度 男  性 女  性 総   計 ↓級 1名 1名 2名 5級 2名 - 2名 所持 しな い 15名 1名 22名 ○ 障 害 者 自 立 支 援 法 に よ る 程 度 区 分 障 がい 程度 区分 男  性 女  性 総   計 なし 7名 3名 10名 1 1名 1名 2名 2 4名 2名 6名 3 3名 1名 4名 4 2名 1名 3名 5 - - -6 1名 - 1名 * 障が いの状 況 は比較 的軽 度者 が多 く、 重 度・重 複 障が い者 が少 し受 講し てい る。 *知 的 障が いと 重度 の身 体 障が い( 1 級、 車椅 子使 用) を も ってい る受 講生 は、 障 がい は重 い が 熱 心 に参 加し てい る。

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○ 健 康 状 態 実践 報 告[オ ープ ン ・ カ レ ッ ジの 展 開] 健康状 態 男  性 女  性 総  計 良好 12名 5 名 16名 て んか ん 2名 1 名 3名 うっ - 1 名 1 名 ぜ んそ く - 1名 1 名 高 血圧 1 名 - 1 名 ア レル ギー 1 名 - 1 名 プラグウィリー症候 群 1 名 - 1 名 腰 痛 1 名 - ↓ 名 受 講 生 の健 康状 態 は全体 的 には 健康 だが、 てん かん 等に よ って 服薬 の管 理 の必 要 な受 講生 が 6名 い る。 ( 2 ) 2008 年 度 講 義 内 容 座 学 の 講 義 科 目 は 、 匚社 会」 と 匚福 祉 」 で 、 社 会 は 匚日 本 を 知 り 、 中 国 を 知 ろ う」 を テ ー マ に 講 義 内 容 は 8月 匚私 た ち の 住 ん で い る 奈 良 」、 9月 匚数 値 で み る 日 本 と 中 国 」、10 月 は 匚奈 良 の 歴 史 」、n 月 は「 中 国 の古 さ と 広 さ 」、12 月 は 「 現 代 の 中 国 の姿 と 日 本 」 の 講 義 を 本 学 の 教 員 が分 担し て行 っ た。 ア ンケ ート 結 果 で は「 最 初 は難 し かっ た け れど だ ん だ ん 面 白 くな って き た 」、 「 先 生 の話 が 面 白 か っ た 」 と 受 講 生 に は概 ね 好 評 で あ っ た 。 福 祉 の 講 義 は 、 匚福 祉 サ ー ビ ス の 利 用 に つ い て 」、10 月 と11 月 は 匚手 話 体 験 」、12 月 は 匚レ ク リ エ ー シ ョ ン」 を 筆 者 と 学 生 ( 聴 覚 障 害 を もつ 学 生 ) が 担 当 し て 講 義 を 行 っ た。 障 害 者 自 立 支 援 法 の 障 害 認 定 を16 名(61.5%) の受 講 生 が受 け て い る こ と も あ り 、 自 立 支 援 法 に よ る サ ー ビ ス ( 在 宅 サ ービ ス 主 体 に ) の 利 用 の 仕 方 を わ か り や す く説 明 し た。 受 講 生 か ら は 、「 わ か り や す か っ た し 勉 強 に な っ た」、「 手 話 を 覚 え る の は 難 し か っ た け れ ど、 た の し か っ た で す 」 な ど の 感 想 が 寄 せ ら れ た 。 実 技 科 目 の 音 楽 は 匚音 楽 の 知 識 を 学 びな が ら、 音 楽 を 楽 し も う」 を テ ー マ に 実 行 委 員 会 の ス タ ッ フ の 学 生 が 苦 心 し な が ら 受 け 持 っ た 。 8月 は 匚自 己 紹 介 、 ベ ー ト ー ベ ンを 学 ぶ 、 音 符 を 知 る」、 9月 は 匚モ ー ツ ァ ルト を 学 ぶ 、 音 符 の 読 み 書 き 、 楽 器 を 使 っ て リ ズ ムに のろ う 」、10 月 は 「 滝 廉 太郎 を 学 ぼ う、 知 識 を 身 に つ け て 演 奏 し よ う」、11 月 は 「 シ ュ ー ベ ル ト に つ い て 学 ぼ う 、 楽 し く 演 奏 し よ う 」、12 月 は 「 カ ル テ ッ ト の 演 奏 を 聴 こ う 、 合 奏 ・ 演 奏 会 を し よ う」、12 月 に は ボ ラ ンテ ィ ア で 交 響 楽 団 の 団 員 が 4名 に ボ ラ ン テ ィ ア 参 加 を し て も ら い 、 ク リ スマ ス ソ ン グな ど 色 々 と 演 奏 し て も ら っ て、 楽 し い ひ と 時 を 送 る こ と が で き た。 体育 の 科 目 は、レホ ー ル を 使 っ て楽 し く 体 を 動 か そ う」 を テ ー マ に 、 8月 は 匚風 船 バ レ ー ボ ー ル」、 9月 は 「 バ レ ー ボ ー ル」、10 月 は 「 バ ス ケ ッ ト ボ ー ル 」、n 月 は「 卓 球 」、12 月 は「 受 講 生 の リ クエ ス ト に 応 え て 」 と ス タ ッ フ の 学 生 と サ ポ ー タ ー が 協 力 し 合 っ て 、 楽 し く 体 を 動 か す こ と が でき た。 受 講 生 の ア ン ケ ー ト によ る と「 色 ん な ス ポ ー ツが た くさ ん で き て 」 と て も楽 し か っ

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実践報告 匚オープ ン・ カレ ッジの展開] た」、 匚卓 球 や バ ス ケ ッ ト ボ ー ル、 バ レ ー ボ ー ル な ど楽 し か っ た で す 」 受 講 科 目 を 選 択 制 に し て い る の で 、 ス ポ ー ツ の 好 き な メ ンバ ー が集 ま り、 み ん な で 楽 し く ゲ ー ムを 楽 し む こ と が で き た。 12月 の 最 終 日 に 、 実 行 委 員 会 か ら 修 了 証 と 記 念 品 ( ス ポ ー ツ タ オ ル )、 ス タ ッ フ が 苦 労 し て 作 っ た ア ル バ ムを 受 講 生 に 渡 し 大 変 喜 ば れ、 今 年 度 も無 事 に 終 え る こ と が で き た 。 ス タ ッフ の 反 省 会 で は 、「 ス タ ッフ 、 サ ポ ー タ ー の 人 員 不 足 、 連 絡 体 制 が 悪 い 、 余 裕 が な く て い つ も ス ケ ジ ュ ー ル に 追 わ れ て い た ( 事 故 に つ な が る 危 険 性 が あ る)、 受 講 生 に あ っ た サ ポ ー ト の 仕 方 が 難 し い 、 参 加 で き な い と き に 連 絡 が 遅 れて 迷 惑 を か け た 、 サ ポ ー ト で 気 を 使 い す ぎ た、 講 義 は 全 体 に 良 か っ た 」 な ど の 意 見 が出 て い た 。 5 ま と め 過 去 5年 間、 オ ープ ン・ カ レ ッ ジを 帝 塚 山大 学 で 開 催 し て き た が、 様 々な 課 題 も明 ら か にな っ て き た 。 こ の 活 動 を 今 後 も継 続 ・ 発 展 さ せ て い く た め に 、 運 営 上 の 問 題 点 ・ 課 題 を い く つ か 整 理 検 討 し て み た い 。 ま ず 、 第 1点 目 は 受 講 生 の 安 全 の 問 題 ( リ ス ク マ ネ ジ メ ント ・ 危 機 管 理 ) で あ る 。 本 学 に お い て は、 ボ ラ ン テ ィ ア に 従 事 す る も の は 全 員 、 奈 良 県 社 会 福 祉 協 議 会 の ボ ラ ン テ ィ ア活 動 保 険 に 加 入 し て い る。 ま た、 ス タ ッフ や サ ポ ー タ ー に は ミ ー テ ィ ン グ の 機 会 に 教 員 か ら 匚障害 に つ い て、 て ん か ん 発 作 の対 応 の 仕 方 に つ い て 、 事故 を 未 然 に 防 ぐ に は ど う す れ ば よ い か 」 等 の 研 修 の 機 会 を も ち、 学 生 の サ ポ ート カ の 向 上 を 心 が け て い る。 幸 い 、 今 日 ま で 事故 な く 開 催 で き て い る が 、 今 後 もさ ら に スタ ッフ 全 員 で 安 全 へ の 認 識 、 リ ス ク に対 す る 組 織 的 配 慮 を 高 め て い くこ と が 重 要 で あ る 。 次 に 、 講義 内 容 であ る が 、 本 学 教 員 ( 主 と し て 地 域 福 祉 学 科 ) と 学 生 ( 心 理 福 祉 学 部 ) で 担 当 し て き た が、 講 義 内 容 の 広 が り に 限 界 が あ り 、 受 講生 の ニ ー ズ に 応 え ら れ て い る か 疑 問 で あ る。 今 後 は受 講 生 のニ ー ズ把 握 を 的 確 に行 い、 受 講 生 の 希 望 に 応 え ら れ る よ う に 、 他 学 部 、 学 外( 地 域 ) に も目 を 向 け て 、 講 義 のレ パ ート リ ーを 広 げ て い くこ と で、 内 容 の豊 かな オ ープ ン・ カ レ ッ ジ に し て い く必 要 が あ る。 そ の た め に も、 ス タ ッ フ の強 化 を 図 る こ と が 急 務 で あ り 、 学 園 全 体 の 教 職 員 や 他 学 部 学 生 の ス タ ッフ ・ サ ポ ー タ ー へ の 参 加 が望 ま れ る。 今 後 、 活 動 を 維 持 し て い く た め に も、 実 行 委 員 会 の 体 制 を 強 化 し 、 他 大 学 ( オ ープ ン ・ カ レ ッ ジを 先 行 実 施 し て い る 大 学 ) の 経 験 か ら 学 ぶ た め に、 さ ら に 連 携 を 強 め て い く こ と が 重 要 な 課 題 と な っ て い る。 オ ープ ン・ カ レ ッ ジ は、 知 的 障 が い を も ち な が ら地 域 で 生 活 し て い る 、 あ る い は 働 い て い る 障 が い 者 が、 休 日 を 利 用 し て 大 学 で 学 ぶ こ と を 目 的 に 活 動 を 行 っ て き た 。 講 義 に つ い て は 、 従 来 は 座 学 中心 で あ っ た が 、 実 技 科 目 ( 調 理 、 パ ソ コ ン、 体 育 、 音 楽 、 美 術 な ど ) を 取 り 入 れ、 受 講 生 が 自 ら 活 動 で き る 形 が 取 れ る よ う に 努力 し て き た 。 講 義 中心 の座 学 に つ い て も、 こ れ か ら は 演 習 的 な 要 素 を 取 り 入 れ てい け ば 、 よ り 内 容 が充 実 し 受 講 生 の 期 待 に 応 え ら れ る の で は な い か 。

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実践報告[ オープン・ カレッジの展開] 障害 者 基 本 法 の 理 念 に、 匚す べ て の 障 が い 者 は、 社 会 を 構 成 す る 一 員 と し て 社 会 、 経 済 、 文 化 、 そ の 他 あ ら ゆ る 分 野 の活 動 に 参 加 す る 機 会 が与 え ら れ、 そ れ を 差 別 、 あ るい は 権 利 ・ 利 益 の 侵 害 を して は な ら ない 」 と謳 わ れて い る。 こ の 理 念 が 地 域 の隅 々 まで 浸 透 し て い く ため に も、 オ ー プ ン ・ カ レ ッ ジ の よ う な 活 動 が 、 こ れ か ら も あ ら ゆる 機 会、 あ ら ゆ る 場 所 に お い て 展 開 さ れ る こ と を 期 待 し 、 福 祉 を 学 ぶ 学 生 、 大 学 に 課 せ ら れ た 役 割 は 大 き な も の が あ る こ と を 自覚 し、 こ れ か ら も活 動 を 進 め て い き た い 。 現 在、 障 害 者 自 立 支 援 法 に よ る 福 祉 計 画 の 第 2期 計 画 が 各 市 町 村 で 策 定 さ れ て い る が、 最 近 、 関 わ っ た あ る 市 の 「 障 が い 者 福 祉 計 画 」 の な か に、「 障 が い の あ る 児 童 生 徒 が 主 体 的 に 社 会 参 加 と 自 立 につ い て 判 断 し、 行 動 で き る 能 力 を 身 に つ け る こ と が で き る よ う 、 学 校 外 活 動 や 学 校 教 育 終 了 後 に お け る 学 習 を 支 援 す る必 要 か お る 。 行 政 は、 障 がい 者 が 利 用 し やす い 各 種 学 習 施 設 の整 備 ・ 改 善 を 図 る と と も に、 障 がい 及 び 障が い 者 に 関 す る 正 しい 理 解 と認 識 を 深 め る 学 習 活 動 を 推 進 し、 生 涯 学 習 の推 進 ・ 支 援 体 制 の整 備を 図 っ てい 仙 と 行 政 計 画 とし て 謳 わ れて い る。 こ れ が、 絵 に 描い た餅 とな ら ない よ う に、 住 民 一 人 ひ と りが 鏝 大 の努 力 を 図 る こ と が急 務 で あ る。 最 後 に 、 オ ープ ン・ カ レ ッ ジ に 4年 間 、 関 わ っ た 学 生 の 感 想 を 記 し て ま と め と し た い。「 私 か、 知 的 障 が い 者 の 方 に 初 め て 接 し た の は大 学 1 年 の と き で 、 そ の 時 は 知 的 障 が い につ い て 十 分 に 理 解 し て お ら ず 、 ど の よ う に 接 し て よ い の か 解 ら な か っ た の で、 何 もで き な か っ た。 受 講 生 の 方 が 一 生 懸 命 勉 強 し て い る 姿 や、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を と っ て い る と き の 様 子 を 見 て い る と、 自分 に も何 か 伝 え ら れ るこ とが あ る ので はな い か と思 い 、 オ ー プ ン・ カ レ ッ ジに サ ポ ータ ー とし て 参 加を し た。 2年 の時 に は、 スタ ッフ とし て 参 加 を し 、 代 表 を や らせ て も らい 、 リ ーダ ー シ ッ プ の 難 し さ、 チ ー ム を リ ード し、 ま と め て い く困 難 さ な ど い ろ い ろ と勉 強 ・ 経 験さ せ て も ら っ た。 こ の 時 期 は 帝 塚 山 大 学 で 主 催 す る よ う に な っ て 2年 目 で 、 スタ ッ フ か ら も色 々 と 積 極 的 な 意 見 が飛 び 交 う よ う に な り、 帝 塚 山大 学 色 を 出 し な が ら 、 そ し て、 先 行 大 学 の 取 り 組 み を 参 考 に し な が ら、 新 し い プ ロ グ ラ ムを 作 り 上 げ て い っ た 。 受 講 生 の方 々 か ら、 ま た 参 加 し た い、 楽 し か っ た な ど の意 見 を 聞 く と 、 オ ー プ ン・ カ レ ッ ジ に 参 加 を し て い て 本 当 に 良 か っ た と思 う。 こ れ か ら も、 オ ー プ ン・ カ レ ッ ジ の 3つ の 理 念 を 基 礎 と し て 、 新 し い 取 り 組 み に チ ャ レ ン ジ し てい た だ け た ら と 願 って い る 」 こ の よ う に、 学 生 が ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 を 通 じ て 幅広 く学 ぶ 機 会を 得 て 、 大 き く 成 長 し 、 そ れ が 引 い て は大 学 の 地 域 貢 献 に つ な が っ て い く こ と を 考 え る と 、 こ れ か ら も ボ ラ ン テ ィ ア ル ー ム の活 動 の 一 環 と し て 、 ま す ま す こ の 活 動 ( オ ープ ン ・ カ レ ッ ジ) を 発 展 さ せ て い か な け れ ば と、 強 く 思 う 今 日 こ の 頃 で あ る。

参考 文献

● 全 国 オ ープ ン・ カ レ ッ ジ研 究 協議 会 匚オ ープ ン・ カ レ ッ ジ研 究] 各号 ● 建 部 久 美子 匚知 的 障害 者 と 障 害教 育 の 保 障] 明 石 書店

参照

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