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IRUCAA@TDC : 東京歯科大学口腔がんセンター : 5年間の活動報告

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

東京歯科大学口腔がんセンター : 5年間の活動報告

Author(s)

山内, 智博; 齋藤, 朋愛; 野口, 沙希; 佐藤, 一道; 山

本, 信治; 石崎, 憲; 髙野, 正行; 片倉, 朗; 髙野, 伸

夫; 柴原, 孝彦

Journal

歯科学報, 112(4): 547-547

URL

http://hdl.handle.net/10130/2890

Right

(2)

目的:口腔がん患者は高齢者であることが多く,複 数の基礎疾患を有する場合がある。そのため,治療 方針の決定や術後の経過観察に至るまで医科各科と の連携は必須である。東京歯科大学口腔がんセン ターは,平成18年4月1日に高度な医療連携を通し て集学的な口腔がん治療を目的として東京歯科大学 市川総合病院内に設置された。今回は,当センター の5年間における活動内容について報告する。 方法:平成18年4月から平成23年3月までの5年間 に当センターを受診した口腔がん患者は359例とし た。そのうち一次症例の204例について,①性別, ②年齢,③部位,④病理組織診断,⑤病期,⑥治療 法,⑦予後を検討した。また,平成23年10月より併 設した顎補綴外来担当患者についても検討した。 成績:一次症例204例の内訳は,男性が60.3%,女 性が39.7%であった。年齢は男性が60歳代,女性は 70歳代にピークがみられた。部位は舌が41.7%と最 も多く,次いで下顎歯肉,口底部,上顎歯肉,頬粘 膜の順で諸家の報告と概ね差違はなかった。病理組 織型は扁平上皮癌が93.6%と圧倒的に多く認められ た。病 期 は StageⅠ が14.7%,Ⅱ が33.5%,Ⅲ が 14.7%,Ⅳが34%であった。治療法は外科的治療が 83.2%で最も多くを占めていた。全体の生存率は 89.6%であった。 考察:当センターは口腔がんの治療を口腔外科医が 主となって院内各診療科,各職種と連携がスムーズ にとれる環境である東京歯科大学市川総合病院に設 立された。平成23年10月より顎補綴外来を設け,現 在までに顎補綴の必要な患者を中心に27例の治療を 行ってきた。口腔がんセンターでは,治療の術前の 診断,治療計画,患者の全人状態の把握に至るまで 関連する職種がチームで治療計画をたて,また術後 の機能回復に至るまで包括的な治療が可能となって いる。このような環境的な利便性,多職種との連携 をさらに活かし患者中心の医療を目指してゆきた い。 目的:平成24年4月の歯科診療報酬改定に伴い,周 術期における口腔機能の管理,チーム医療の推進を 目的として,周術期口腔機能管理が新設された。地 域がん拠点病院である東京歯科大学市川総合病院で は,以前より術後合併症の予防と早期退院を目的 に,周術期の口腔機能管理をチーム医療の一環とし て行ってきた。今回の診療報酬改定に伴い,院内全 体の取り組みを開始したので,取り組みにおける歯 科衛生士の活動を報告する。 方法:消化器がんおよび心臓血管外科の手術,各種 がんにより放射線療法,化学療法の施行を予定する 患者を対象とし,各疾患の治療スケジュールに合わ せた介入プロトコールを作成し,歯科治療と専門的 口腔清掃を施行した。これらの患者は治療方針が決 定した時点で歯科・口腔外科を受診し,口腔内のア セスメントおよび感染巣のスクリーニングを実施し た。必要に応じて歯科治療を行い感染巣の除去を行 うと同時に,歯科衛生士は口腔衛生指導や専門的口 腔清掃を実施し,口腔内環境を整備した。治療開始 後も外来ならびに病棟で専門的口腔清掃は継続し, 術後肺炎や口腔に起因する有害事象の予防に努め た。また,摂食・嚥下障害が生じた場合は,多職種 と連携して摂食機能療法を行い,口腔機能の向上を 図った。 成績および考察:周術期に口腔機能管理が必要な疾 患や治療法は様々であり,疾患ごとに専門性が求め られる。そこで,院内での取り組みを開始するにあ たり,疾患群に分けて歯科医師,歯科衛生士で担当 者を決め,介入を開始した。その結果,以前と比較 し,疾患群別に担当者を決めたことにより単に口腔 機能管理を行うのではなく,疾患や治療の特徴を十 分に理解し,疾患に合った円滑且つ密な介入が可能 となった。周術期に口腔機能管理を行うことによ り,術後合併症の予防が期待できることは院内でも 周知されているが,今後はさらに多職種への理解を 得ると共に,症例範囲を拡大し症例数を重ね,周術 期の口腔機能管理における歯科衛生士業務の充実を 目指す所存である。

№21:東京歯科大学口腔がんセンター −5年間の活動報告−

山内智博1),齋藤朋愛2),野口沙希2),佐藤一道1),山本信治1),石崎 憲1)3),髙野正行1)4) 片倉 朗1)2),髙野伸夫1)5),柴原孝彦1)5)(東歯大・口腔がんセンター)1) (東歯大・オーラルメディシン口外)2)(東歯大・有床義歯補綴)3)(東歯大・口健・口外)4) (東歯大・口外)5)

№22:東京歯科大学市川総合病院における周術期口腔機能管理の取り組み

土屋佳織1),多比良祐子1),雨宮智美1),大屋朋子1),清住沙代2),髙柳奈見1),奥井沙織1) 合原 愛1),馬場里奈1),藤平弘子1),山本雄輔3),白井朋之3),布施佑磨3),吉田佳史3) 井桁薫子3),並木修司3),野澤亜也子3),三條祐介3),酒井克彦3),山内智博2),片倉 朗1)2)3) (東歯大・市病・歯科口外)1)(東歯大・口腔がんセンター)2)(東歯大・オーラルメディシン口外)3) 歯科学報 Vol.112,No.4(2012) 547 ― 91 ―

参照

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