「ハーモニー感を育てるための合唱指導法についての研究~ハンガリーでの指導を参考にして~」
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(2) 時数、カリキュラム、教科書(教材)、指導者、. が、日本ではそうとは言えない。基礎的な. 読譜、移動ド唱法と固定ド唱法について述. 能力を伸ばすことは、子どもたちに音楽を. べた。3章では比較した結果をまとめ、4. 学ぶ機会を平等に与え、子どもたちが積極. 章では日本の音楽教育の現状と3章で比較. 的に音楽に関わるために必要なことである。. した結果から、ハンガリーの指導の中で参. さらに音楽を演奏する際は自分の音や他の. 考となることを述べた。. 人の音に集中して耳を傾けることができ、 より高い演奏をしようという思いを起し、 鑑賞においても聴こえてくる情報が増え、. 3.研究のまとめと今後の課題 この研究の結果として、日本の現状を視. 感性がより豊かになる。そしてこのような. 野に入れながらハンガリーの指導を参考と. 経験を積むことによって、より音楽に関心. する場合、すぐにでも取り入れられるよう. を持ち、音楽を生涯楽しもうとするように. な指導法もあれば、学習指導要領の見直し. なる。. など、比較的時間のかかるものもあった。. 基礎的な能力というと、学校のテストで. 比較的早く取り掛かれると思われるのは. の点数に直接つながることも多く、他の活. 実際の指導の際にわらべうたなど簡単な旋. 動と切り離してみられることも少なくない。. 律のものを使いながら読譜の練習をさせた. しかし、実技や鑑賞など音楽活動全般の基. り、遊びの申で他の子どもの音を聴くよう. 盤の役目を果たす重要なものであるため、. にすることである。. できるだけ早く具体的な目標が設定される. 少し時間がかかるものとしては、教育目. ことが望ましい。. 標の改善といったことが挙げられる。教育. この研究の結果から教育の現場ですぐに. 目標には具体性を持たせる必要がある。目. 取り掛かることのできる改善は本当にほん. 標に具体性が生まれると教材やカリキュラ. の少しのことであった。けれど、教育の目. ムからも目的がみえやすくなるだろう。指. 標やカリキュラムの改善が行われることを. 導内容がある程度固まっている方が指導者. 願いつつ、現場ではできる限り子どもたち. による髪もそれほど大きなものにはならな. に音楽の基礎能力を身につけさせ、合唱で. いと思われる。. はハーモニーを感じることができるように、. この研究では合唱の中の特にハーモニー. また学校を卒業しても音楽をずっと楽しめ. 感を身につけさせることに着目して行った. るような教育を行いたい。. が、そのために必要な読譜カや正しい音程 感覚を身につけさせるということは現在日. 本の音楽教育の中でも大きな課題の一つで あり、なかなか改善策はみられない。. ハンガリーでは読譜カなど、音楽の基礎. 主任指導教員 竹内 俊一. 的な能力を育てることに重きをおいている. 指導教員 野本 立人. 一391.
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