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コミュニケーション能力を紡ぐ小中連携英語教育 : タスクを志向した活動を中心とした外国語活動の授業づくり

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Academic year: 2021

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(1)コミュニケーション能力を紡ぐ小中連携英語教育 一タスクを志向した活動を中心とした外国語活動の授業づくり一. 教育実践高度化専攻 小学校教員養成特別コース. P 1 0 0 7 6 A 早  川      聡 1.研究報告警の構成. 生にとって困難である。CALPの取得を目指す. 序 章 研究の概要. には,BICSの能力を高める必要がある。BICS. 第1章 外国語活動におけるコミュニケージ      ヨン能力.  (Basic InteTpersona1Com二mu皿icative Ski11s) とは,.  r日常会話など比較的具体的で,また伝達され. 第2章 タスクを志向した活動. る内容を理解するのに場面や文脈から多くの手. 第3章 タスクを志向した活動の授業実践研. がかりが得られるような言語活動において,必 要とされる言語能力」3)のことである。将来的.     究 終 章 総括と今後の課題. な展望としてCALPを目指すが,BICSが基礎・ 基本として習得されていないとできない。BICS. 2.問題の所在と研究の日的. とCALPの二つの能力を高めることができれば,.  経済・社会等のグローバル化が進展するなか. グローバル社会で求められるコミュニケーショ. で,子どもたちが21世紀を生き抜くためには,. ン能力を紡ぐことができる。小学校段階では,. r英語」のコミュニケーション能力を身につけ. BICSを取り入れた授業を行う必要がある。. る必要がある。グローバル社会で求められるコ.  また,小学校学習指導要領に示されている外. ミュニケーション能力とは,異なる国や文化の. 国語活動の目標のなかに,rコミュニケーション. 人々と英語をツールとして円滑にコミュニケー ションを図ることのできる能力である1)。例え. 能力の素地」という文言がある。このコミュニ. ば,異なる国や文化の人々と積極的にコミュニ. 国語科で目指すコミュニケーション能力を支え. ケーションを図ろうとする態度や,相手の文化. るものであり,中学校における外国語科への円. 的背景を踏まえた上で,相手の意図や考えを的. 滑な移行を図る観点から,目標として明示した. 確に理解し,自らの考えに理由や根拠を付け加. もの」4)である。. えて,論理的に説明したり,議論のなかで反論.  このBICSやコミュニケーション能力を紡ぐ. したり,相手を説得したりできる能力などが挙 げられる。. ために年間35単位時間の授業時数で中学校の 外国語科への連携を円滑に進める方法としてタ.  このようなコミュニケーション能力を図るた. スクを志向した活動を中心とした外国語活動の. めには,CALPの側面が必要である。CALP. 授業づくりを明らかにする。. ケーション能力の素地とは,r中・高等学校の外. (Cognitive Academic Language Proficiency)とは,. 「ある問題を解決したり,仮定したり,想像し. 3.研究の方法. たり,推論したりと個人が経験したことのない. ○タスクを志向した活動を取り入れた授業が,. 事柄を相互にコミュニケーションができるため に必要な言語技術」2)のことである。しかし,.  児童のコミュニケーション能力を紡ぐため. 専門用語を多用するので,語彙カが乏しい小学.  査によるjs・STAR2012におけるt検定分.   に効果的であるかを事前・事後の質問紙調.

(2)  析から推定する。. getup∼」の一つの表現のみを扱い,タス. ○低位の児童にとってもタスクを志向した活. クを志向した活動を実施したが,自己評価.  動が,児童のコミュニケーション能力を紡. の結果からは,有意差は見られなかった。.  ぐために効果的であるかを第一時と第四  時の自己評価によるjs・STAR2012におけ. しかし,コミュニケーションヘの関心・ 意欲・態度と表現の能力の最低規準はク.  るt検定分析と第四時のタスクを志向した. リアしていることが,「話すこと」のルー.  活動のなかで,児童を抽出し,「話すこと」. フリック評価から明らかとなった。.  の評価のルーフリックの視点から推定す  る。.  タスクを志向した活動をすることによって,. 児童の英語でコミュニケーションをしようとす 4 研究報告■=の標塵. る関心・意欲・態度といった外国語活動の因標.  序章では,小学校外国語活動導入の背景,問 題の所在と麻究の目的,研究の方法を明示して. 地を養い,挨拶や応対等の表現の能力といった. いる。. 簡単な会話ができるBICSのようなコミュニケ.  第1章では,外国語活動におけるコミュニケ. ーション能力を紡ぐことができた。紡ぐとは,. ーション能力について明示している。. で求められているコミュニケーション能力の素. 「綿や繭を糸縫車にかけ,その繊維を引き出し,.  第2章では,タスクを志向した活動と中学校. 縫をかけて糸にする」5)ということである。コ. の外国語科への連携について明示している。. ミュニケーション能力を紡ぐとは,小学生の英.  第3章では,タスクを志向した活動を取り入. 語をタスクを志向した活動を実践することで,. れた実践研究I・IIについて,学習過程,事前・. 関心・意欲・態度を引き出し,さらに挨拶や応. 事後の外国語活動の授業についての意識に関す. 対等の表現の能力も引き出したものが,グロー. る質問紙調査,毎回の授業の理解度と「聞くこ. バル社会で求められるコミュニケーション能力. と・話すこと」についての意識に関する自己評. になったと考えられる。. 価,「話すこと」のルーフリック評価から明示し.  低位の児童にとっても可能なタスクを志向し. ている。. た活動のカリキュラム作りをしていくことと他.  終章では,研究の総括と今後の課題について. の単元でもタスクを志向した活動の構想と実践. 明示している。. が可能かどうかということが課題である。. 5.研究の成果と今書の操麗 ○タスクを志向した活動をすることで,児童.   は自信をもって英語を話せるようになっ   だということが明らかとなった。キーセン. 【引用・参考文献】. I)文部科学省(2011)『国際共通語としての英  語カ向上のための5つの提言と具体的施策∼  英語を学ぶ意欲と使う機会の充実を通じた確  かなコミュニケーション能力の育成に向けて.   テンスを「Whatwou1dyou1ike?ノI’dlike.  ∼』,P.5..  ∼、」と「What’s∼?ノIt’s∼.」を扱ったが,. 2〕Echevamia Jana,(2007)“Teaching Eng1ish.  二つの表現を扱うことは,低位の児童にと.  Language  Leamers  w1th  D1verse  Abi1ities,”:Specia1Edition,p.10..   って,何を話せばいいのカ㍉相手が何を話. ・)同書、.   しているのかということに対して,混乱を. 4)文部科学省(2008)『小学校学習指導要領解.  招き,過度の負担となっていたことが課題.  説 外国語活動編』東洋館,pp.8・9..   となった。. 5)広辞苑第五版(1998),岩波書店,p,1798.. ○低位の児童にとって,負担にならないキー. 修学指導教員 鈴木正敏.  センテンスを「Whattimedoyougetup?/I. 指導教員鈴木正敏.

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参照

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