力の指導に関する一考察
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(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第63巻 第1号 JournalofHokkaidoUniversityofEducation(Education)Vol.63,No.1. 平成24年8月 August,2012. 力の指導に関する一考察. 柚 木 朋 也 北海道教育大学札幌枚理科教育研究室. ConsiderationofMethodsforTeachingaboutForces YUNOKI Tomoya DepartmentofScienceEducation,SapporoCampus,HokkaidoUniversityofEducation. 概 要 教員養成大学における物理領域の教育は,教員を志望する学生の多くが高等学校時代に物理を選択してい ないということからも,今後の理科教育における大きな課題の一つである。本論では,力の指導に関して, 平成20年に公示された学習指導要領を概観し,その間題点を探った。また,教員を志望する学生が保持して いる力の概念について調査した。その結果は,これまでの種々の調査と同じ傾向が見られ,依然として大き な課題が存在していることが明確になった。そこで,力に関する指導の在り方について,授業の結果ととも に考察した。. Ⅰ.はじめに 音.光.力. 北海道における理科に関する調査1)によれば, 中学校では,「地球と宇宙」「電流と磁界」,「音,. 電流と磁界 身の匝Ⅰりの物質 化学変化と原子・分子. 光,力」の学習内容を指導が難しいと感じる教員 の割合が高い(図1)。 また,高等学校時代における履修状況の調査2) によれば,教員をめざす大学生の物理の未履修率 は61.3%,地学の未履修率は78.8%と非常に高い. 動物の生活と穫強 権物の生活と種類 大地の変化 天気の変化 物体の運動 電気分解、酸・アルカリ・塩. 割合となっている(図2)。以上のことから,教 員をめざす大学生にとって,物理,地学領域の教 育は,きわめて重要である。 本論では,特に中学校における物理領域に関し て,力学,特に力の概念の教育について論じる。. 生物のつながり 地球と宇宙 科学技術・エネルギーの利用 自然と人間. u. 図1 指導が難しいと感じる学習内容(中学校). そして,中学校の理科教員の資格取得をめざす学. 115.
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