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周期的温度変化から求めた湿った多孔性物質の温度伝導度(I) : 位相差及び振幅比から求めた値のくい違いの一般的傾向

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Academic year: 2021

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(1)Title. 周期的温度変化から求めた湿った多孔性物質の温度伝導度(I) : 位相差 及び振幅比から求めた値のくい違いの一般的傾向. Author(s). 長谷川, 敏男. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. A, 数学・物理学・化学・工学編, 20(1) : 21-33. Issue Date. 1969-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5915. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 昭和44年9月. ) 北海道教育大学紀要 (第2部A ‐. 第20巻 第1号. 周期的温度変化から求めた湿った多孔性物 質の温度伝導度 1 , 位相差及び振幅比か ら求めた値のくし・違いの一般的傾向. 谷. 長. 川. 敏. 男. 北海道教育大学旭川分校物理学教室. l l i i i i t ThermaI Diほus t ed t cul er a s Ca a et Porous N1 a v es of 帆/ f i i rom Per od c Variation of Temperature. 1 ( ). l GeneraI Tendency f t ed cul a ・ es Ca or Discrepancy between d ・e Vah from Phase Lag and An io i tude Rat ・pl Tos io HASEGAWA. i i l ido Uni t Depar f Phys i i t on tmento s anch ver cs ah 〈 awa Br y of Educa , Hokka , As. SI. 序. 論. よく知られている様に, 地温の日変化または年変化の観測から湿 った土壌の温度伝導度を求めた t r om の方法により湿った多孔性物質の温度伝導度を求めることが従来し s り, 或いは実際室で Ang ば しば 行 な わ れ て い る.. その原理は 次の通りである. 即ち, 湿った多孔性物質を半無限固体とみなし, その鉛直方向一次 元の熱伝導を考える. ″は温度, ”±時刻, 2は深さ, C は単位体積当りの熱容量, ス は熱伝導度を あ らわすものとすれば, 熱伝導の微分方程式は次の様に 書かれる. 1) (1 ,. いま物質中では C も ス もzやZに無関係な常数と仮定すれば, この式は次の様に書かれる, 1 2) ( , こ こ で K=ス/C は温度伝導度である. 境界条件は次の様にとることが出来る. 2=0 に お い て. β=A。十 刃Ass in(sのZ十鞄). 3) (1 ,. 2ニ の に お い て. ″= A。. (1 ,4). ここで の=2冗/T , T は上表面の温度変化の周期である. 物質中のはじめの温度分布が どうであろ ) 1 2 )の式の解は次の様になる1 うと, 充分時間がたった後のことを考えるものとすれ ば, ( , .. - 優2 酬 噸 んe・ 血 ← -/ 影 +“ ) . 1 5 ( ) ・. それ故, 深さの異なる任意の二点をそれぞれ み,均 と し, それらの各点における成分温度波の振 幅及び位相をそれぞれ As f ‘ ノ と す れ ば, 温 度 伝 導 度 K は次の式で与え られる. , ◎s , ルノ , ◎s. た衰警濁る 一デモ捺 蕎多勢. 6 1 ( ) ..

(3) . 長 谷 川. 敏. 男. 従 って, 物質中の深さの異なる二点において温度変化を実測 し, これらをフーリェ 級数の理論に 1 6)式により温度伝導度 の値を計 従って調和分析 して各成分温度波の振幅およ び位相を求めると,( .. 算することが出来る訳である, 併し, 成分温度波の振幅及び位相 の値の精度はsの値が大きくなる ) の振幅比及 び位相差から求め ら s=1 程悪くなるから, 通常, 温度伝導度の値は第 1成分温度波 ( o C 1 1 0 o が必要 ) s=2 が特 ( ) に限り第2成分温度波( / の精度 れる. 温度変化の測定精度 によい場合 の振幅比及び位相差か らも計算される. 便宜上, これ らの温度伝導度の値をそれぞれ KI A P ,KI ,Kぬ 瓦解 と す る.. 6)式によりこれ らの 1 もし上記の理論が湿 った多孔性物質にも正 しくあてはまるものであれ ば,( , K の値は皆等 しくなるはずであるが, たとえ出来る限り測定誤差を小さく しても, これ らの値は一. 致しないのが普通であり,場合によ っては大きく食い違うことさえもある. 普通よく求められる KI P の値と KE Iの値とが 食い違うことは可なり昔か ら主と して地温研究者の間に認め られて来た事実ら. ) H. Let ) が こ の 原 因 を 考 察 し そ の 後 K. Ai t al l chi (1918)3 しく, 古くは Lord Kelvin (1890)2 , , ) ) D. A. De Vr i i 以下の三者の考察 (1954)4 e s (1957)5 等 が こ の 問 題を 考 察 して い る. 特 に Ai ch ,. によれば, 地表面下では C も ス も 2 と Z の関数であるか ら, 上記の理論の様に g=const , と おく のは正 しくなく, 従ってこの様に して得られる K の値は近似的な平均値にすぎないこと, 即ち KI P と K= ・とが一致 しない原因の一つは実際には K が 2とともに 変化するにもかかわらず上記の理論 で は こ れ を 無 視 して い る 点 に あ る こ と が 指 摘 さ れ て い る.. )が発表 した地温 )及び19 )に 以前に八鍬8 50年6 52年7 一方, 彼等とは独立に当教室の沢田 が19 , の日変化か ら求めた土壌の温度伝導度のデータを使って K. p A p , K・ , 比2 , 比い の 値 の 間 の 関 係 を 統 計 的 に 調 べ, こ れ らの 値 の 間 に K. p> K. A A< 比2 A p= に2 p の 傾 向 が あ る ら しい こ と を 明 らか , K, , K.. に し, 土壌中の水の毛管上昇による吸熱効果及び水分の蒸発・凝結による吸熱・発熱効果によって, 温度波の振幅は速やかに減衰するが, 位相の遅れに対しては何等の影響も生じないか ら,K, △ p> K. , K. p= に2 pと い う 傾 向 が 生 ず る の で あ ろ う と 推 論 して い る,. t その後, 筆者はこの問題を更に詳 しく調べるために, 実験室内で Ang s r om の方法にもと づいた 周期的加熱装置を用い, 試料として湿っ た砂及び球形 ガラス粒子を使用 し, いろいろ条件を変えて. 実験を行ない, 虻, pと にー Aの値の食い違いの傾向を調べるとともに, 湿った多孔性物質の熱輸送と 水分移動の理論からこの問題の究明を行なっている, 3) 2 1)試料上表面か ら水蒸気が流出可能な場合, ( )同じく流出不可能な場合, ( この論文では, (. 試料中の時間的平均温度勾配を変えた場合,について湿った砂を使用 して実験か ら求めた K, pと貫い 1 とのくい違いの一般的傾向について報告する. ( )の実験は地温の日変化や年変化か ら土壌の温度 2 伝導度を求める場合に, ( )の実験は一般の湿 った多孔性物質の温度伝導度測定に対応 している.. (3) の 実 験 は K, p と KI A と の く い 違 い が 起 き る 主 原 因 を 明 らか に す る た め に 行 な っ た も の で あ る.. 下で報告する予定である. 尚, 理論的考察及び理論値と実験値との比較検討は第2報以-. S2 実験装置と実験方法 1 試料加熱装置 2 .. 実験装置の概要は Fig .1 に示す通りである. 試料加熱装置は Angstrom の方 法 に も と づ い て 試 )および東i o )によって考案された 料上表面に正弦温度波を与えることの出来るもので, 以前に石田9. 00W)を連結した と同じ方式の自動電圧変化装置に写真用リフ レクターランプ(フラ ッ ト10OV,5 も の で あ る.. (22).

(4) . 周期的温度変化から求めた湿った多孔性物質の温度伝導度 コ F 言証す で与え この装置の主要部は Fig.2 に示される. 回転軸か ら縁までの距離が γ=る+” 1 られる特殊な形のカム C は誘導電動機に連結された二組のウォーム・ギャーによって減速されて軸 の まわ り を 回転 す る. そ の 周 期 は 約 60 5 分 であ る, 鉄 の 棒 R の 一端 は, R が 挿 入 さ れ て い る シ リ . ン ダーA 中 の ス プリ ン グに. 、. よって常にカムの縁を押 し て い る. R の 他 端 は, ス ラ. \ \. ou tPu t. Re f .Lamp. 0v イ ダ ッ ク の ノ ブK に 巻 き つ 0~6. きその一点でこれに固定さ れ二つの滑車 P ,Q によっ. /. LampSc l a e. /. /. Ga - v a ,. 自動電圧変化装置. て 強 く 張 られ て い る ピ ア ノ 線 に 結 び つ け られ, カ ム が. A俳. ー 回転 す る 間 に ス ライ ダ. I鵜 w仰 - mo vG. 伊aG Wド. 3驚 き達さ 9。. Fi g ,1 実 験 装 置. いる. 従 っ て, こ れ に 連 結 さ れ たリ フ レク タ ー ラ ン プ に よ っ て 照 射 加 熱さ れ る 試 料上 表 面. の温度も, 加熱開始後長時間経 っ た後 の 定 常 状 態 に お い て は 約. 60 5分の周期でほぼ正弦的に変 , 化する, 尚実験室の 電 源 電 圧 (A.C,10OV) は 不 安 定 で あ る の で, こ れ に 自 動 電 圧 調整 器. p. L a m p. 砺勿勿勿 論社表面 ‘. K. R Q, A. C. S 1 i d a c. Fi g .2 自動電圧変化装置. IKW, 出力電圧変動 1% 以内) を連結 し, この出力を自動電圧変化装置の モーター及びスライ ( ダックに供給した. また, 実験の際, 試料上表面の温度がなるべく一様になる様に, ランプと試料. 上表面との間の距離を調節 した. 2 2 試料容器 ,. 試料容器は断熱性のよい塩化 ビニ÷ル製の円筒形容器で, Fi g .3 に示す様に開放容器と密封容器 の二種類がある. 前者はフタのない容器で, 後に述 べる様に試料上表面から水蒸気が流出可能な場. ト縁部と試料容器のっ 合の実験に使用 した. 後者は透明なアクリル板のフタが付いていて, フタのク ば と の 間 に オイ ル シ ー ル を塗 り, 上 下 二個 の 鉄 の環 では さ ん で ボ ル ト・ ナ ッ トで 締 め る こ と に よ り. 密封することが出来る様になっている. この容器は試料上表面から水蒸気が流出不能な場合の実験 に使用 した, 両容器とも試料中の温度変化測定のために銅・コンスタソタ ン熱電対が挿入されてい 5cm 間隔で 4 本, 密封容器では lcm 間隔で6本, る, 開放容器では試料上表面のす ぐ下か ら 1 . 各々その先端が試料容器の軸上に来る様に容器の壁に固定した磁器保護管を通 して挿入 してある. 各熱電対の先は ハンダで接合した後, ヤスリで細く削ってあって, この部分約 7mm 位が試料中に. 露出して居り, その根本の部分は接着剤で 保護管に固定してある. 5cm の円形 Fi , g .1 に示す様に, 試料容器は保温箱の中に納められる. この箱は中央部に直径 10 5cm, 深 さ 15cm, 底 板 が 張 っ て あ る の開口部をもつトタ ン製のフタと木製の箱 (縦横ともに 28, (23).

(5) . 長 谷 川 (開放容器). 敏. 男. ものとないものとの二種類がある) とか ら 出来ている. 箱の下部には石綿板を何板も. ー 一一- -↓蟹. 重ね, その上々 こ試料容器が置かれ, その周 囲には ガラスウールを密に詰めて 横方向の 断熱性をよくする様に してある.. . 2 3 .. 実 験 方 法. 試料はよく水洗 して乾燥 した後, 標準節. 21~0 42 mm の粗砂で で 選 別 した 粒 径 0 . . ,. 760 で あ る その真の比重は 2 . , こ れ を 市販 のバイ ブ レーターを使 って 試料容器に乾燥. 5 5% になる様になるべくー 時の空孔率が4 ,. 様に填め, さ らにスプレーヤーでほぼ空孔 満水状態になるまで水を加える. これを数. 日以上放置して自 然蒸発させ, 適当な含水 率になったものを実験に使用 した,. (密封容器). 試料中の温度変 化の測定は, これ らの温. 度変化が定常的になるまで周期的加熱を繰. 返 したのち行なった. 加熱をは じめてから 温度変化が定 常的になるまでに 要する時間 は, 試料容器の種類及び含水率によ ってあ る程度異なるが, 約15時間程度である, こ. i の測定は F g ,1 に示す様に各熱電対回路を 自動切替 えスイ ッチで切替えて 約 2分毎に. Fig .3 試. 料 容. 検 流 計 の フ レを ラ ン プ ス ケ ー ル で 読 み と る. 器. こ と に よ り 行 な っ た. そ の 一 例を. Fig. 4. に示す, この様に して得ら. れ た 温 度 変 化 は 殆 どサイ ンカ ー フ. に近い曲線であるが, 温度伝導度 の値を出来るだけ 正確に計算する ために調和分析を行ない, その第 1成分温度波の 振幅及び 位相を求 6) 式 に よ り 試 料 中 の 各 層 の め,(1 ,. 両種の温度伝導度 K. pと にい の値 を求 め た,. 試料中の容積 含水率分布は, 温 度変化の測定終了後 ただちに試料 を分解 し, 各熱電対 の先端付近及. びその 他数カ所から試料を少量づ つ秤量瓶にとり, 化学天秤及び電 鵬を〆 気定温乾燥器を用いて測定 した. また, 開放容器による実験では. Fi g ,4 試 料 中 の 温 度 変 化 (24).

(6) . . 周期的温度変化から求めた湿った多孔性物質の温度伝導度 温度変化測定前後に重量を測り, その差から試料上表面における時間 的平均蒸発速度 E の値を計算 した. 密封容器を用いた実験では周期的加熱前後の重量を測り, それらの値が変わ らないもののデ ータ だ け を 採 用 した,. S3 実験結果とその考察 1 3 .. 試料上表面から水蒸. Tabl el 湿った砂の温度伝導度 1 上表面から水蒸気が流出可能な場合 ,. 気が流出可能な場合と 流出不可能な場合 こ の 両 グル ー プ の実 験 は. 各々殆 ど乾燥状態か ら高含 水率に至るいくつもの含水. 試料番号. E. ( ) ec cm2 s g/ . 6 0 0一 ,00×1 ‐. 1 ( ) ′( 2 ). 0 ,00. い て 行 な わ れ た. た だ し,. 3 ( ). 0 ,17. 可能な場合には, 周期的加 熱時における水蒸気の流出. 4 ( ). 0 ,17. 5 ( ). 0 ,68. 6 ( ). 2 ,99. 7 ( ). 2 ,70. 8 ( ). 2 ,72. 率分布の異な った試料につ 上表面か ら水蒸気の流出が. のために, 余り高い含水率 分布のデータは得 られなか った, 実験結果 の 要 点 は Tabl el 及び Tabl e2 に示 され る, 尚,参 考 の た め に,. 各グルー プの試料中の時間. に. p 0 り( / ) %) (cm2 s e c . ▲ (℃) 3 - n ソ48 ム U5 2 ,9ヘ { 0 , ,1×10 > 42 0 > .5 ,8 24 37 > ,4 .8 24 . ▲ ( ソ レ 0 52 0 ,2 ,9 2 .0 ~ 1 ヘ ー47 U ,7 ,4 ” 4 4 O 1 8 > , 1 ▲ , > ( 751 ” .1( d 0 ,9 2 ,0 42 1 > .7 ,9 2 ,7 37 4 > ,8乙n d .9 3 ,5 . ▲ ( 51 1 > .O ,4 2 ,4 45 4 > ,1 ,4 3 .7 2 8 < .8 ,O 44 1 14 リ ム 50 4 > .5 ・7 3 .1 8 > n d46 .6 .6 5 ,3 9 < ,1 ,4 ,8 4 . ふ45 11 > っ ム42 ,O ,3 6 ,0 li > q U41 ,5 ,8 5 ,6 9 4 0 2 4 4 1 l < , .r , l i 」 11 ^ ヱ44 ” ,3 ,9 12 n d44 .2 ,7 43 5 ,5d 1 ▲ (. ! ″14 n 43 13 ,4 ,4 43 14 .3 .9 42 19 < .7 ,1 .3 4. 葺 き≧ き き ≧. 的平均温度分布並びに容積. 五 て A ,. 層. / ( ) cm2 S ec. 3 - 1 .9xlo 2 ,O 1 ,5 2 .O 2 ,1 2 ,3 1 ,6 1 ,2 3 .4 1 .1 1 .9 7 .5 1 ,3 4 .6 5 ,2 4,1 5 .5 5 .1 3 ,5 5 ,7 5 ,O 5 .0 5 ,3 4 ,7. Tabl e2 湿 っ た 砂 の 温 度 伝 導 度 2 可能な場合 上表面から水蒸気が流出不 , て ゑ 五 て p , ,A β 試料番号 り / (%) ( )( ) cm2 s ec Cmヲs ec . ▲ (℃) 3> 1 8×10‐ 3 ・ ‐ 2 1 5 4 1 0 3 2x 0 n Z, ” n dエ 1 r b . A , . 50 0 1 ,8 .3 .9 1 47 4 0 4 6 ( ) , ,7 , 2 44 0 3 ,3 ,4 .7 2 , ~ 19 41 6 21 ,8ソ ム0 , . ム ハ ハ { , U 1 4 r b, 1 1 55 .3 ,4 .8 51 1 1 ,8 ,7 .7 48 1 1 ( 7 ) ,2 ,8 ,8 2 2 45 ,4 ,1 ,8 2 43 .4乙n 2 .8 2 ,5 ,1 1 ▲ ハ o 1 54 2 ,4 ,7 ,O 1 51 2 ,5 ,O .3 3 3 8 ( ) d .48 ,7 ,I ,6 47 5 4 r o .1 ,4 .2 4 46 ,6 ,2” Q 5 .8 1 ふ り U 月r o 55 1 > 1,8 ,O .3 2 .8 51 1 1 ,2 ,O .6 3 .2 47 3 > 1 9 ( ) ,3 ,7 ,9 4 ,6 6 46 > 2 .2 ,O .1 4 ,5 44 9 8 9 O 4 4 3 < , , . , 1 6 10 2356 ,7 .7 ,7 55 lo 6 ,4 ,6 .7 6 lo 1 0 ( ) 4 54 ,1 ,3 ,7 11 7 5 52 ,3 ,9 ,0 6 11 11 51 ,2 , ,8. こ料番号 層 1 ( ). 2 ( ). 3 ( ). 4 ( ). 5 ( ). 曇 名 ≧. 彦 登 ≧. ¥ ≧ &. 登 曇≧ 縄. ≧. 養 看≧ 呈 ≦ 孝 二. (25). 層. β. (℃) 1 56 2345 ,6 55 ,3 53 .9 52 .7 51 .7 1 56 234 .O 54 .5 53 .O 5 51 .6 50 .4 I 55 .6 2 54 ,5 3 53 ,5 4 52 ,5 5 51 ,5 I 56 .8 2 55 ,7 3 54 ,4 4 53 ,1 ‐ 5 51 .9 I 55 .7 2 54 ,9 3 53 ,9 4 53 ,O 5 52 ,3. 多 (%). 12 .1 ‐ 13 ,O 13 6 , 16 ,O 20 ,6 20 ,4 20 .7 21 ,1 25 ,2 31 ,3 21 .2 29 .4 31 ,2 31 ,5 36 .4 35 ,1 35 .8 37 .O 37 ,9 38 .1 ‐ 42 ,O 42 ,5 43 ,7 44 ,6 44 ,5. 顔 て P I. 丞 て A I. / ( )( ) cm2 s e c cmヲs e c. - 3 ‐ 6 ,6xlo > 5 ,4×10 6 > 5 ,1 ,9 6 > 4 ,6 ,6 4 ,6 6 ,4 5 .4 4 ,5 4 ,4 5 ,2 3 7 .6 .7 4 ,6 4 ,O 4,4 4 ,5 5 ,9 4 ,4 3 .7 4 ,2 7 .5 6 ,5 3 .8 3 ,6 3 ,6 6 .1 3 7 ,7 ,0. 茸 ギ ミ g ≧ g :. 霧 ≧. 墓 登≧ … 雛. ≦. # ≧ 茎. 言 愛≦ 三 緩. ≧. 言 8 ≧ :.

(7) . 長 谷 川. 敏. 男. Fig .6 試料中の容積含水率分布. (上表面から水蒸気が流出可能な場合) Fi g .5 試料中の時間的平均温度分布. (上表面から水蒸気が流出可能な場合). ℃). ≠. 5 4 3 “. 4) 2). (1) . Fi g .8 試料中の容積含水率分布 (上表面から水蒸気が流出不可能な場合). Fi g ,7 試料中の時間的平均温度分布 (上表面から水蒸気が流出不可能な場合) (26).

(8) . 周期的温度変化から求めた湿った多孔性物質の温度伝導度. 含水率分布が. Fi 三6, 7, 8 に 示 さ れ る. g .5. Tabl e 2 中の ヴ は各層の時間と深さとに関する平均温度を, の は同じく平均容積 e l 及び Tabl. 含水率をあらわす, 温度の値は各熱電対の起電力のラ ンプスケールによる読みと標準水銀温度計の 読みとの較正曲線を作り, 実測値を温度に換算したものであ る. 少 の値は温度の周期的変化にとも 1 ) 従って本来な らばこ なって, これと位相は異なるが同じ周期で変化することが見出されている1 . の 値 を 求 め る べ き で あ る が, の変化を測定し, それから試料中の 時間的平均容積含水率分布や. 吾々の実験では の の周期的変化をよい精度で 測定することは大変困難であるため, 前節で述べた 方法で容積含水率を測定し, の の値は 字 の深さの平均値 で代用 した, 併 し, 温度の周期的変化の 40C 7oC であったか ら, 容積含 振幅は比較的小さく, 最大の場合でも開放容器で14 . , , 密封容器で 7 水率変化の振幅は 恐らく可なり小さく, 吾々の採用 した ヂ の値はほぼ妥当な値を 示 しているもの と考えられる.. こ れ らの実 験 結 果 か ら, 次 の 特 性 が 見 出 さ れ る. 即 ち, Kぜ〉 に, A pくKI A の各々 A p= K, , 忙・ , KI をそれぞれ P, E, A であ らわすと, 第1層から下層へ行くにつれてのこれ らの傾向は両 グルー プ. とも大体同 じで次の様になる.. 1 0 0! {%) f 1 ( ) 試料上表面か ら 水蒸気が流出可能な 場合には, 一般にごく低い含水率分布の試料 9 0 --P一P 型, 更に高い含水率分布では では P 8 0. P --P--A 型 が 現 わ れ る.. 2 ( ) 試料上表面か ら 水蒸気が流出不可能 7 0 な場合には, ごく低い含水 率分布では P-. P 0 --P--P-P 型, 含 水 率 が 高 く な るに つ れ て 6 --AーA 型 が P --P--A 型, P P P --P-P 現 わ れ る,. .. ・. 5 0. 0. 3) い ず れ の グル ー プに お い て も, 容 積 4 ( o 含水率約 3% 以下の層では, 殆ど P で稀に 3 0 E が現われ, A の 場 合 は 見 出 さ れ な い.. ig ocm, 深 さ F ,9 試料空孔内水蒸気の相対湿度と容積含水率との 関係 ソの布を張って 作 っ た 内 径 5 , 5oC の一定温度 5cm の容器に前述の実験に用いた乾燥砂を同 じ空孔率につめたものを置いて, 2 1.. のもとに長 時間放置し, 水分が充分平衡状態に達 した後, 砂の容積含水率を測定するというやり方 で, 試料の空孔内の相対湿度と容積含水率との関係を調べてみた, その結果は Fig.9 に 示 さ れ る. この図から判る様に容積含水率約3% 以下では試 料の空孔中の水蒸気は不飽和である. 湿度が高く なるにつれて, 曲線は少 し左方に移動し, 従って飽和点も ごく僅 か低含水率側に移動することが報 2 ) 00C 内外の温度ではその移動量は殆 ど無視して差支えないと考えられるi 告されているが, 5 . 従って, 温度変化測定時における試料中の時間的平均の状態では, 容積含水率が約3% 以下の層 は空孔中の水蒸気が不飽和であったと考えられる. また容積含水率が約3% 以上の含水率分布をも つ試料においても, 水蒸気の拡散のために上部は水蒸気の不飽和領域となり下部は過飽和 領域とな (27).

(9) . . 長 谷 川. 敏. 男. ることが予 想 さ れ る か ら, 上述の実験結果は時間的平均状態 に お け る 水 蒸 気の不飽和領域では K, p<K. p> ”, A A で あ る こ と を示 してし・る の で は なし・か と 考 え られ る , 過飽和領域では K, .. 尚, 試料上表面か ら水蒸気が流出可能な場合には, 上表面における水蒸気の時間的平均蒸発速度 β の値は試料中での液相の水の毛管上 昇量と密接に関係 している 従って沢田が推論 した様に6 )こ , K K の値が .p と , A との食い違いに効くことが考えられるが, 吾々の実験結果では, 残念ながらこ ‐ と の点はは っ きり しない. 併 し, 先に述べた様に両グルー プにおける ”. p と K, A の食い違 いの傾 向が大体 似ていることか ら, E の値はこれ らの値の食い違 いに大きく効くとは考えられない . 3 2 試料中の時間的平均温度 勾配を変えた場合 . ‐ 前項で述べた実験を行なっ ている中に, K. p と K,A との大小関係と試料中の時間的平均温度勾 配との間に密接な関係があるらしいことに気がついたので, 先に述べた密封容器を使って試みに平 均容積含水率約2% 及び約12%の試料を それぞれいくつも用意 し, 試料中の時間的平均温度勾配 をいろいろ変えて実験を行なってみた, このため試料容器の保温箱は底のないものを用い, 試料容 器の下に敷く石綿板の枚数を適 当に加減した.. 得られた結果の要点は Table 3 及び Table 4に示される. 尚, 試料中の時間 的平均温度分 布及. び 容 積舎 氷 率分 布杖 ‐Fi g .10 , 11, 12 に 示 さ れ る.. 以上の実験結果か ら, 次の特性が見出される. 1 ( ) 試料中の平均容積含水率約2% の場合には, 時間的平均温度勾配に関係なく第1層 か ら第. 5 層に至る各層の平均容積含ガギ率は常に3% 以下で, しかも常に P-P-P-P --P 型が現われる, 2 ( ) 平均容積含水率約12% の場合には, 時間的平均温度勾 配の小さいときは P-P-P-P-A 型, これ が大きくなるにつれて次第に P-P-P - -A-A, P-P --E --A-A, P - -P-A-A-A 型 に移行 して行くのが認められる. 1 ( )の事実は前項で考察 した様に, 試料中の時間的平均状態 に お け る 水 蒸 気 の 不飽和領域では 燭p> にい になると考えれば了解出来る. 従 っても し時間的平均状態における水蒸気の不飽和 領域 Tabl e 3 湿った砂の温度伝導度 3 時間的平均温度勾配を変えた場合 (リキ2%) ,. 試料 層 番号 . 1 ( ). 2 ( ). 3 ( ). 4 ( ). 5 ( ). β. (℃) ▲ ハ ソ 50 .5 3 47 . ハ .44 ,0 1 4 「 。 ,2 38 9 123 , 51 ,4 47 ,6 4 3 4 ,9 4 0 5 .8 .57 . ▲38 ^ 50 ,5 46 9ム ハ ベ U , 42 ,9 39 r o ,3 3.2 . ▲6 n ア 50 ,7 46 ,2 41 ,8 37 ,4 ,3 12 33 50 ,2 34 44 ,7 39 .1 5 33 ,9 29 ,4. Tabl e 4 湿った 砂の温度伝導度 . 4 時間的平均温度勾配を変えた場合 ( り『12%) .. KI Kい P の / )( / cm2 S ec em2 s ec ム( n%) d ( 1 ,0 2 .lxl『3> 1い7×10一 1 I 1 , ,7 1 1 .8 ,7 I 2 2 . ,7 1 > 2 ,9 2 ,9 ,4 1 1 ,I .5 1 1 ,3 ,8 1 2 1 . .9 5 1 2 ) , ,( 1 9 2 5 2 > , ,4 ”. 1 1 ,0 ,6 1 ー1 ,5 ,7 1 1 .8 ,7 1 1 .6 .7 2 2 ,8△ r b , .2 U1 n7 d十 0 = 1 ,8 1 ,7 ,7 0 2 ,9 ,0 1 1 ,1 ,7 1 1 ,3 ,7 1 2 ,6 ,6 0 2 ,9 ,O 1 1 ,0 .8 1 2 ,5 ,2 2 .2 1 2 ,8 ,5 2 ,7 2 > 1 ,2 2 ,8 ,8. 試料 層 β 番号 123 (℃). = ¥≧ …. 1 ( ). 墓 ≧ 曇 ≧ ≧ :. 2 ( ). 圭 登 ≧. g 3 ≧ :. 曇り g“. 3 ( ). 4 ( ). 5 ( ). (28 ) .. り (%). K, P. KI A. ( )( / cmヲs e c cm2 s e c. 3 - - 50 10′3 7 ) ( ,6 ,7×10 > 5 ,7×1 49 10 > 5 .6 ,1 ,6 6 ,4 11 > 5 45 48 ,5 .4 ,0 6 ,8 47 11 5 ,5 ,4 ,5 11 6 .6 ,6 ,3 1 46 11 5 2 50 .1 ,7 ,8 48 11 4 345 .7 ,2 ,4 47 11 4 ,3 ,6 ,5 46 12 9 ,O ,2 ,6 44 2 8 ,8乙n1 ‐ ,4 ,7 . ▲ ( d 50 11 6 .3 ,I ,8 48 11 6 .2 ,I ,1 46 6 4 1 r .2o 11 .7 ,9 44 12 6 ,1 .7 ,4 42 13 16 ,2ソ U , ,3 . ▲ ( n4 d 49 12 7 ,7 ,6 ,0 47 12 5 .6 ,1 ,8 45 12 6 f 4 r .2h u .5 ,7 42 13 6 ,7 .1 ,6 14 6 .3 ,0 3 ,0 .9 1 40 12 7 2349 ,8 .6 ,6 47 12 7 ,3 ,2 ,I 12 4 4 44 ,3 .2 ,9 13 6 5 41 .2 ,1 ,3 37 14 16 .9 ,1 ,1. 琶 ¥ ≧ :. 鱗 ≧. 義≦ 暮. 暮 署≧ 弱. ≦. 骸 “ ≧. 呈 仝 ≦ :.

(10) . 周期的温度変化から求めた湿った多孔性物質の温度伝導度 ℃) {. ミx\ \① ね). x (2). Fig 1 試料中の時間的平均温度分布 ( ぁ 12%) .1. で は K. p> ”, A であ り, 過 飽 和 領域 で は K. p<にー A. 2 であるとすれば, ( )の事実は試料中の時間的平 均温度勾配が増加するにつれて水蒸気が飽和する. (5) メ. 深さが試料上部へ移動 して行くことを示している. Fi 0 試料中の時間的平均温度分布 (琴キ2%) g .1. こ と に な る. そ れ で 次 に こ の こ と を 少 し調 べ て み よ う.. 既に述べた試料中の時間的平. . 均の状態では, 温度分布, 含水. ′ t 率分布 \ , 水蒸気密度分布がほぼ (′ 5 )′ \ ′ るものと考 十 \ ってい. 定常状態にな ′ - - えられる, ところで, 試料中で. メ 需;コマ ( き “ ざ i ミー;寒老 評定 ≦ ≦. の水蒸気の蒸発・凝結を考慮に. に J ハ ” 入れると , 定常状態における鉛 つ L 直方向一次元の水蒸気拡散の微 つ J I 1 分方程式は次の様にあ らわされ 3 ) る1 ,. 2. 3. 4. 2. , 5. Fi 2%) 砂『2% 及び1 g ,12 試料中の容積含水率分布 (. 6( ) c m. ?*( D瀞 ′. 十8 ,砕 -の‐0 1) (3.. こ こ で 2は 試 料 上表 面 か らの. 3 深さ (cm), o 及 び び はそれぞれ水蒸気密度及び飽和水蒸気密度 ( ) cm- g・ , Deは水蒸気の有効拡. 1 ‐ ) 散係数 ( ・ e cm2 s c りは有効空孔率で, 乾燥時の試料の空孔率をe ,.8 , 容積含水率を の とすれば, 1 1 4 た が ) の関係 ある ( ) ( ÷ ) = - は蒸発係数 又は凝結係数 で次の式で与えられる e e s e c 少 。 . , (29).

(11) . 長 谷 川. 敏. 男. 々=7 サル / 霧 .搬 於4. 3 2 ( ) ・. lmol ‐ 1 0K) 314xlo7ergdeg- ), T は絶対温度 ( こ こ で 足, , は 1 モ ル 当 た り の 気 体 定 数 (=8 , ,. ルれま水蒸気の分子量である. りは凝縮率と呼ばれる常数で, 液体とその蒸気とが平衡状態にあると き, 液体の表面に衝突する 気体分子の中, 反射されないでそのまま液体の表面に捉えられて しまう. 割合をあ らわす. A は湿 った多孔性物質中の 単位体積中に含まれる蒸発に対 して有効な全表面積 1 ( )で, 多孔性物質が乾燥している場合のこの値を A と し, 物質母体を構成 している固体粒子 cm- ) いま簡単のために 近似 が仮り に球形であるとしてその粒径を dcm と す れ ば, A=6/d と な る15 . , 的に A 閃8 。=8 の と き & = A で あ る か ら, C= A/e と な り, 。 と 仮 定 す れ ば, A‘= α と な り, e 2 3 )は次の様になる. 従 っ て A =e A/ 8 なる関係 が成 立する, それ故 ( ,. お7 ガ÷A 儀 嬬 ,繊 於4. 3 3 ( ) ,. D“は次の様にあ らわすことが出来る.. 4) (3 , -1 2 拡 で て 温 度 勾 の る場合の け る 水 気 の 散 数 ( ・ ) あ 配 あ 空 気 お 蒸 係 は 中 に c m s e c こ こ で D。加 っ , , o 拡散に対 して 20~70 C の温度範囲で次式によ って与えられる. 5) (3 .. oK) P は気体の全圧(mm Hg)である 水蒸気の分圧(mm Hg)をPと ただ し, T は絶対温度( , ,. すれば, ソ は次の様にあ らわされる.. 6) (3 . 5 よ り 小 さ い と きは, 0 66 と 考 え られ ty factor と呼 ばれる係数で, e α は torn・osi , . り がおよそ 0. る. 6 は 一種の補正係数で次式で与えられる.. {(,+ ★)★-1 } 』 ← ★ 浩一. Gの. . . ここで ( は空孔中の平均温度勾配と試料中のみか け の 温度勾配との比で, D. A, De Vries が 6 ) 8砧 は液相の水の連続が 破れるときの 鈎 の値をあらわ 理論的に計算 して その値を求めている1 .. 2 )を 使 っ て 計 算 す る と 吾 々 の 試 料 (e=0 455) で は り=0 09 位で す, 福 田 の 理 論 的取 扱 い の 結 果1 . . ,. 水の連続が破れると考えられるか ら, 鈎た の値はおよそ. 0. 365. になる. ん は空孔中の相対湿度であ. る.. l 3 7)は次の様に比較的簡単な / z=0となるか ら, ( ( 特に空孔中の水蒸気が飽和しているときは 競. .. 形 に な る. 8) (3 . 1) 式 は 更 に 次 の 様 に な る. t い ま D。=cons . , と 仮 定 す る と, (3. 9 ) ,. D考謬 +*( ぴr の-. また, 簡単のために物質中 の温度は試料上表面から下方へ行くに従 って直線的に低下 しその変化 s は余り 大きくないものと仮定 し, z=0 の と き β=“。 。 とす れば , ぬ =び (30).

(12) . 周期的温度変化から求めた湿った多孔性物質の温度伝導度 0 ( ) 〒びsoβ一わ 0一e びs』. 10) (3 . 3 11) ( .. dBキグsoe-卿 =びβoB‐影. (3,12). 号=わ”. 13) (3 ,. ″=″o-αZ. 従って. 但し とする, 更に 3 14) ( .. 3 14 3 9 3 12 )とにより( )と( )式は次の様に書替えられる, とおけば, ( , , , 誓 ‐ 灼 + 戯 メ ヒo. 3 15 ( ) ・. 試料上表面は密閉きれていて水蒸気は外部へ流出しえないから, 境界条件は次の様にとることが 出来る.. 3 15 )式を解くと, 次の解が得 られる. 従 って, この境界条件のもとに( . び= 卿 幸 三そ ば 〆 -” 〆). 7) 3 1 ( ,. び-びF卿 メ モ @孝-虜. 3 ( ,◎. 従って. いま, 空孔中の水蒸気が飽和する深さを zs と す れ ば, z=zs に お い て び=ぴs であるか ら 彰 fz s一忍e一閲s=○. 従って. 2 B- ★. り ;も 時 ぎ. 3 ( ,即. 即ち試料中では深さ 2 s より上部は水蒸気の不飽和領域であり, 下部は過飽和領域となる訳であ. る.. さて, この式を使って試料中の平均容積含水率約 12% の場合について, 試料中の時間的平均温 度勾配が大 きくなるにつれて2 s の値が どの様に変化するか, また Table 4 か ら に,p と に.△ と の. 大小関係の逆転する深さを推定 し, 両者の間に関連があるかどうか調べてみよう. 幸いにも, この 場合, 各試料中の時間的平均温度分布は直線に近く, 温 l Tab e5 時間的平均温度勾配を変えた場 合における水蒸気の飽和する深さ 度の変化範囲もさほ ど大きくはなく, 含水率分布も可な と Ki p ,KIA の大小関係の逆転す D 3 1の, (3 12) の 両 式 及 び り 平 坦 な も の で あ る か ら, ( . .. る 深 さと の比 較 (扉キ12%). t =cons . の仮 定 は近 似 的 に な り た っ て い る, 試 料 中 の 時. 空孔内水蒸気が K, p Aの大小関 ,K, 係が逆転する深さ 間的平均相対湿度分布は不明であるが, 飽和状態に比較 試料番号 飽和する深さ ( ( cm: cm) 3 8 ) 的近いことが予想されるから, β の値は近似的に ( , 式に よ り 求 め た. ま た, e 。及び. の値として試料中の. それらの値の平均値を用いた, 水蒸気りの凝縮率の値は. 1 よ り 可 な り 小 さ い こ と が 判 っ て い る が, い ま の 場 合 ど. 1 ) の程度の値になるか不明なので, 便宜上, 試料番号 (. 1 ) ( 2 ) ( 3 ) (. 4 ( ) 5 ( ). 3 .2 2 ,9 2 ,6 2 .5 2 ,3. 3 ,2 2 ,9. 2 ,7 2 .3 2 ,2.

(13) . ●. . 長 谷 川. 敏,男. において K.p と K, A の大小関係が逆 転 す る 深 さ と z s の値とが一致 す る も の と して 求めた値. (ガ=5xlo‐4 ) を, 他の 試 料 の 場 合 に も用 い た.. この様に して求 め た 時 間 的 平 均温度勾配の変化にともなう各試料中の水蒸 気が飽和する深さと. に. p 及び A の大小関係の逆転する深さとの比較は Table5 に示される. この表から両者の値は ‐K,. よく一致して変わ って行くことが認め られる.. 従 って, 前項で述 べた様に, 試料の時間的平均状態における水蒸気の不飽和領域(即ち蒸発領域) では ”, p<KI Aであるらしいことは, この頃の実験結 A p> K. , 過飽和領域 (即ち凝結領域) では K・ 果からも更に強く裏書きされる. 以上のことか ら, K・ Aの値の食い違いを生ずる主原因は恐 らく試料中の水分の蒸発.凝結 pと K・ による時間的平均の吸熱・ 発熱効果であると考えられる, S4. 論. 結 ,. 湿 った多孔性物質の上表面を周 期的に加熱した場合, 上表面下各層におけ る温度伝導度の二種類. の値 K. pと に A とのくい逮いが どの様になるかを調べるために, 含水率分布の異なる湿った砂を , 試料としていろいろ条件を変えて実験を行な ってみた. その結果, 両者の値のくい違いには要約す ると次の様な一般的傾向があること が見出された.. 1) 試料上表面から外部へ水蒸気が流出可能か否かにかかわらず, 約 3% 以下の容積含水率分 ( 布の場合には第 1層から下層に至る各層で一般に K. 、 p> 貫い となり , 含水率分布がより高くなると. 下層においてこの大小関係は逆転する. 特に水蒸気が上表面か ら流出不可能な場合の実 験 結 果 か ら, 更に高い含水率分布になるにつれて, 次第に下の層から上の層へこの大小関係が逆転して行く 傾向が認め られる.. 2 ( ) 約 3% 以下の容積含水率分布の場合を除いては, 試料中の時間的平均温度勾配が大きくな るにつれて, 上に述べたと同様の逆転傾向が存在する様である, 更に以上の結果の検討から, 忙・ p , Kい 両者の値のくい違いを生ずる主原因は試料中の水分の蒸 効果であるらしいことを明らかに した, 発, 凝結による時間的平均の吸熱・発熱 . . . 終わりに, この研究をは じめるに当たりいろいろ御教示頂き, その後折りにふれて有益なる助言 を して下さっ た当教室沢田孝士教授に厚く御礼申上げます. 文. 献. 933 1 1(岩波書店, 1 3 )p ) 小平吉男: 物理数学 1 .27 .. 1 (1890 d Ke l in: Mat h 2 ) 282 ) Lor s11 v . . & Phys . PaPer ・ h h d M S 3 s 3) K. Ai i: Pi P J t ) r e r s a o c a a n ch oc y I r , .1 (1919) 2 , . . , ) 121 4 t ) H. Let on 35 (1954 au: Tr ans , . Geophys , Uni , Amer i 5 t ) D. A, De Vr es:J eor . . Me .14 (1957) 71. 6 ) 沢田孝土: 学芸 2 (1950) No,2,178, ク : 学芸 4 (1952) No 7 ) ,1 . ,10. 8 ) 八鍬利助:北海道気象要報 2 (1943) No.2~3. 19 50 9 )273 ) 石田 貞: 応用物理 19( .. l d do Un iv 1 i i 10) A. Hi ) 21 〈 a gashi:J , . Ser .1 , 4 (1951 . Fac .Sc . Ho ーSc 8 1 1 9 5 6 8 1 i i 11) H. Fukuda: So ( ) . ..

(14) . 周期的温度変化から求めた湿った多孔性物質の温度伝導度 12 ) 福田仁志: 応用物理 25 (1956) 507 . 963 13 1 ) 長谷川敏男: 北海道学芸大学紀要 (第2部 A) 14( )12 , 50 4 1 )p ) 押田勇雄: 蒸発・乾燥 (河出書房, 19 ,15 , 96 2 9 15 )p ) 久保輝一郎他: 粉体-理論と応用- (丸善, 1 ,8 . T A h A D i G R P h i l i D V 1 6 e r e s: r a n s m e r e o )J on 38 (1957) 222 p p ys , . , Uni , . . , , ,.

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参照

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