第2学年2組 道徳学習指導案
1 主題名「学校一番、ゴルフ二番」 資料「宮里流 ゴルフ子育て法 学校一番、ゴルフ二番 」 内容項目1-(5) 自己理解と向上心 2 指導観○
人間としてよりよく生きるためには、夢や目標をもつことが大切である。しかし、「よりよく生きたい」と いう願いを持ちつつも、思うようにいかない状況や困難に直面すると簡単に挫折し、日々の目標を見失って怠 惰な生活を送ることが少なくない。困難を自分の力で乗り越えて目標を達成すれば、その達成によって成就感 を味わい、自信をもち、さらに新たな目標に立ち向かおうとする意欲を持つことができる。この繰り返しの中 から強い意志が養われ、生きることへの希望がはぐくまれると考える。 さまざまな集団に属して生活している生徒たちにとって、日常生活や学習、部活動などで目標を持ち努力す ることが中学校生活の大きな財産となる。しかし、この時期自分の好きなことに対してはよく頑張るが、そう でない場合は、少々の困難に直面して意欲をなくしたり、簡単にあきらめてしまうことが多い。その上、約1 年半後に迫る進路も考えていかなければならない。先のことをあまり深く考えず日々を過ごしている生徒達に、 将来の夢や目標を持つことの大切さと、その達成のためには強い意志と最後までやり抜こうとする態度が大切 であるということを気づかせたいと考えこの主題を設定した。 ○ 本学級は、全体的に授業や係活動等に真面目に取り組み素直な生徒が多い。積極的に発言を行う生徒が少な くしっかりとした考えや意見をもってはいるが挙手して発言するまでにはいたらない。中学2年生の二学期後 半ともなると、お互いを少しずつ理解しあい、体育祭や文化祭、修学旅行などの行事をとおして、集団として のまとまりもできてきた。しかし、学校生活への慣れから、意識や行動に甘えがみられ、惰性に流されがちに なっている姿もみられる。個々生徒の進路に対する意識はまだ低く、目標も漠然としていたり、目標のないま ま日々を過ごしている。学習においては、意欲を失いあきらめている生徒が数人いる。このような実態から、 自己を振り返り、謙虚な態度で常に自己を高めようとする生き方を続けることの大切さを考えさせたいと思い 本資料を使うことにした。 ○ 本資料は、日本のトッププレーヤーとして世界へ羽ばたくプロゴルファーの宮里藍さんの父・優さんの著書 の一部である。お父さんの教育方針により、宮里三兄弟がプロゴルファーになるまでの過程やさまざまな困難、 それを支えたものについて話は展開する。生徒会活動などの学校活動に対して「面倒くさい。」「他にすること があるので・・・」と消極的な生徒が多い。自分のやりたいことだけで頭がいっぱいな生徒に、宮里三兄弟の 生き方はどう感じるであろうか。目標を持つことの大切さ、その達成のためには、強い意志と最後までやり抜 こうとする態度が必要であることを、生徒に気づかせる格好の資料であると考えられる。 3 研究テーマと本時との関わり 本校の研究主題は「学ぶ意欲を持った生徒の育成」である。学ぶ意欲を持った生徒を育てるためには、学力 向上と基本的生活習慣や規範意識などの社会性を育成することが大切であると考えている。 本学年では、来年の進路選択を見据えて、自分の個性や適性を活かし、自分の意志と責任で進路選択ができ るように、将来の目標や生き方について学ぶ道徳授業や地域社会との関わりを重視した体験学習を数回にわた って計画し行ってきた。これらの学習を通して、自分の個性や夢を探ったり、社会で生きていくために必要な 力は何なのかを考えたりすることとした。その中で将来の夢に向けて、また集団や社会の一員として今どのよ うな力を身につけなければならないのかを考えさせ、学ぶ意欲につなげていきたいと思い本時の学習を行うこ ととした。4 指導上の工夫 ○ 導入で宮里藍のプロフィールや写真を示し、関心を高める。 ○ 資料を分けて提示することで、主題へと段階を追って迫らせる。 ○ 授業プリントに書く内容を限定し、生徒自身の考えを整理させ、まとめる時間を確保する。 5 本時の展開 ねらい:自分の将来を考え、現在の生活を見つめ直し、何事にも前向きに取り組む態度を養う。 導 入 7 分 活動と内容 教師の主な発問・指示 予想される生徒の反応 指導上の留意点 1,プロフィー ル、写真を見て 誰のものか考え る。 2,宮里藍の中 学時代の生活を 予想し、プリン トにまとめる。 ○あるスポーツ選手の 中学校時代を紹介しま す。 ・この人は誰でしょう? ○宮里藍は中学校時代 どのような生活をして いたでしょう? ・知らない ・どこかで見かけたことがある ・宮里藍 ・ゴルフばかりしていた。 ・あまりゴルフはしてなかっ た。 ○宮里藍の経歴について ふれ、資料を読む前の知 識として簡単に紹介す る。 ○自由に発言できる雰囲 気をつくる。 展 開 35 分 3,資料を読む。 ①資料の空欄の中には お父さんの教育方針と も言うべき言葉が入る。 何という言葉が入るだ ろうか。 ②宮里兄弟は中学時代 どんな学校生活を送っ ていたか。 ③なぜ、父親はゴルフ中 心の生活を子どもたち にさせなかったのか考 えてみよう。 ④ゴルフの練習よりも 大切なものとは何だろ う。 ・ ・何事にも努力することが大事 だ。 ・勉強とゴルフの両立 ・ゴルフだけではなく部活動や 学校行事にも積極的であっ た。 ・生徒会役員にも立候補し頑張 っていた。 ・ゴルフしかできない子どもに 育てる気はなかった。 ・ゴルフは究極の人格の勝負で あるから ・友達とのつきあい ・勉強 ○随時、ヒントを与えな がら思ったこと、考えた ことを自由に発表させ る。 ○カード「学校一番、ゴ ルフ二番」をはる。 ○次男(優作)、長女(藍) の中学時代の生活に焦点 を縛り考えさせる。 ○それぞれの理由につい ても考えさせる。 資料「宮里藍のプロフィール・写真」 資料「宮里流 ゴルフ子育て」①
4,学校生活を 送っていく上 で大切にして いかなければ ならないこと は何なのか考 える。 ⑤自分の立場に置き換 えて考えてみよう。 ・例えば学校行事のリーダーや生 徒会役員選挙について考えみよ う。あなたの考えはどれに当ては まるか? ⑥あなたはこれからの 学校生活をどのように 送ろうと考えているか。 ⑦みんなの考えを聞い てみよう。 ・やりたい(先輩たちの姿を見 て・・・) ・やりたくないが立候補してみ よう(先生から言われたから) ・やりたいが立候補できない (部活や塾で忙しい) ・やりたくない(面倒くさい) ・2年生として恥じないように 学校生活を送る。 ・生徒会活動にも積極的に参加 したい。 ・勉強、部活、生徒会を頑張り たい。 ○この時期、生徒会役員 改選が行われるので今日 の学習をとおして生徒達 の意識をさぐってみる。 ○これからの学校生活を おくる上で頑張ろうと思 っていることを各自プリ ントに書かせる。 ○恥ずかしがらずに自分 の考えを発表できる雰囲 気をつくる。 ま と め 8 分 5,今日の授業を振 り返る。 今日の授業の学習を振り 返ろう。 ・目標を持って最後まで頑張る ことが大切だ。 ・いろいろなことにチャレンジ していきたい。 ○今日の授業で感じたこと、考 えたとを今後の生活につなげる ようにさせる。 6 教材 ①宮里藍のプロフィール・写真 ②資料「宮里流 ゴルフ子育て法 学校一番、ゴルフ二番」 ③学習プリント ④カード 資料「宮里流 ゴルフ子育て」②