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徳川家光と江戸幕府

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Academic year: 2021

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第6学年○組

社会科学習指導案

「徳川家光と江戸幕府」

1 こんな子どもたちが ○ 昔の出来事や人物の生き方を学習する歴史に対して7割の児童が好感をもち、意欲的に調べた り調べたことを進んでノートにまとめたりすることができる。 ○ 歴史的事象から直感的に自分の考えをもつことはできる。しかし、人物の考えや行動を考える ことは4割の児童が難しいと感じており、事象と事象を関係づけて人物の考えや行動の意図を考 えたり、そこから自分なりの考えを導き出したりすることは不十分である。 ○ 目的をもって資料をもとに調べて考え、自分なりの価値判断を行いながら丁寧にノートにまと めるといった資料活用はできている。しかし、目的に応じて的確に資料収集や資料選択をしたり、 選択した資料から多様な事実をより正確に読み取ったりすることは不十分である。 ○ 基本的な年号や出来事などの歴史的事象に関する知識はよく身についている。しかし、事象が 起こった原因など因果関係に関しての説明は不十分である。 2 こんな教材と出会い 本単元は、江戸幕府の3代将軍である徳川家光の参勤交代や鎖国などの政策を調べて、身分制度 が確立し武士による政治が安定したことを理解させることをねらっている。具体的には、武家諸法 度の改訂によって1635年に江戸と領地を1年ごと行き来する参勤交代の制度が始まり、また、 1637年の島原の乱をきっかけとして1639年には鎖国が完成している。江戸時代の武士を中 心とした政治の基盤は、これらの政策を行った家光の時代にほぼ完成している。本単元は、これら の家光の様々な政策を資料から事実として把握した児童が、「家光は、なぜ参勤交代や鎖国などの きまりをつくったのだろうか」と資料から読み取った事実からその意図を推理し判断したり、これ らの政策が交通や産業の発展に寄与した事実などの多様な視点から価値判断したりすることがで き、児童の思考力・判断力を高めることができる教材である。 3 こんな思考の場の積み上げで 「事実判断の思考」 学習問題をつかむ つ 1 家光の業績を「いつ、何を、どのように」から 「資料ネットワーク図」活用Ⅰ 考え、判断する。 ①資料選択 (1)「生まれながらの将軍の話」の資料から家光の (資料)家光の年表から取り出した政策 か 考えに関心をもち、「家光の年表」から見出し ◇資料ネットワーク図作成 た政策と関係づけて考え判断し、疑問を交流す ②自分で考えて ③友達と交流して ることで学習問題について話し合う。 生まれながらの将軍の話と選択した資 む (2) 学習問題解決に向けて、具体的に調べる政策 料を関係づけながら疑問を焦点化し、資 や調べる方法を考え、追究の視点を明確にする。 料ネットワーク図に表して、話し合う。 「推理の思考」 事象を関係づける 調 2 家光の政策の意図を「なぜ」という問いから考 「資料ネットワーク図」活用Ⅱ え、判断する。 ①資料収集、資料選択 (1)家光の政策(参勤交代や鎖国、民衆統制)の意 (資料)参勤交代、鎖国、御触書に関する資料 べ 図を、「なぜ」という問いから調べる。 ◇資料ネットワーク図作成 ②自分で考えて ③友達と交流して (2)家光の政策の意図を「なぜ」という問いから話 資料を読み取り、資料を関係づけなが る し合う。 ら家光の政策の意図を焦点化し、資料ネ ットワーク図に表して、話し合う。 「価値判断の思考」 歴史的意味を考える 深 3 参勤交代等の家光の政策を見直し、家光の政策 「資料ネットワーク図」活用Ⅲ の意味について、自分なりの価値判断をする。 ①資料再構成 (1)参勤交代等の諸政策について調べ直し、家光の (資料),賑わう城下町、参勤交代、鎖国 め 政策の意味を考え、判断する。 ◇資料ネットワーク図作成 ②自分で考えて ③友達と交流して (2)自分なりにとらえた家光の政策についての考え 今までの資料や新たな資料を関係づけ る を話し合う。 ながら家光の政策の意味を焦点化し、資 料ネットワーク図に表して、家光の政策 について価値判断し、話し合う。

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4 こんな姿になってほしい ○家光の政策に関心をもち、進んで資料ネットワーク図に書き表しながら、意欲的に家光の政策の 意図を調べたり江戸時代について自分なりの意味づけをしようとしたりすることができる。 ○家光がとった政策の意図を、複数の資料を関係づけて、分析・抽象・捨象・総合の思考操作をし ながら、大名や町人・村人支配の観点から考えて判断したり、260 年間も続いた江戸時代につい て自分なりに判断したりすることができる。 ○自分の予想から、目的をもって家光の政策に関する資料収集や資料選択をしたり、複数の資料か ら的確に事実を読み取り、資料どうしを関係づけたりしながら資料ネットワーク図に表すことが できる。 ○家光は、参勤交代や鎖国、御触書などの大名や町人、村人を支配する制度を整え、江戸幕府の政 治の土台を確立したこと、そのことが交通や経済などの発展につながったことなどを理解し説明 することができる。 ・家光が、いつ、どのような政策を行ったかを説明することができる。 ・それらの政策が家光の意図とどのように関係しているかを説明することができる。 ・家光の政策を自分なりに意味づけをして説明することができる。 5 単元の構想(7時間) 段階 学習活動・内容 学習活動への支援 配時 1「生まれながらの将軍の話」の資料から 1「生まれながらの将軍の話」の資料から家 1 感じた疑問から家光の言葉に関心をもち、 光の自信に対する疑問をもたせ、その疑問 つ 「家光の年表」から見出した政策と関係づ をもとに年表から家光の政策を調べさせ、 けて考え判断し、疑問を交流することで 諸政策を分類・整理し、事実として把握さ 学習問題について話し合う。 せながら学習問題を話し合わせる。 (1)「生まれながらの将軍の話」の資料から ○「生まれながらの将軍の話」の資料から大 感じた家光の言葉への関心をもとに、家 名の気持ちを想像させることで、家光の言 光の年表から具体的な政策を見出す。 葉に疑問をもたせ、家光の政策との関連に ・家光にはなぜ強い自信があるのかな。 気づかせる。 ・家光がしたことと関係あるのかな。何 ○ 家光の政策の年表から、家光の政策(事実) をしたのか調べてみよう。 を見出す。 か (2)見出した諸政策を比べて分類、整理しな ○ 見出した諸政策どうしを比べて分類、整理 がら学習問題について話し合う。 させながら、資料ネットワーク図に表現さ ・この2つは外国との交流に関係あるよ。 せ、学習問題について話し合わせる。 ・大名に対してきまりがあるよ。これが 関係しているのかなあ 「学習問題をつかむ資料ネットワーク図」活用Ⅰ 「生まれながらの将軍の話」の資料と選択した資料を関係づけながら疑問を焦点化 し、資料ネットワーク図に表して、話し合う。 学習問題Ⅰ 徳川家光の政策をたくさんの資料からくわしく調べて、家光が、なぜ、様々なきまりをつく む ったのか考えよう。 ○学習問題に対する予想と調べる計画を立 ○家光の政策の中から、「これだ」と思うも てる。 のから順番をつけ、その順番で調べさせる ようにする。 2 家光の政策の意図を調べる。 2 家光の政策の意図を資料ネットワーク図作 3 成を通して調べ、話し合わせる。 (1) 家光の政策(参勤交代や鎖国、御触書) ○ 予想をもとに、教科書や資料集などから資 ② 調 の意図を、様々な資料を活用して、資料 料収集をさせる。 ネットワーク図に表して調べる。 ○ 収集した資料や教師が準備した資料をもと ①資料収集・選択活動を行う。 に(資料収集・選択活動)を行わせる。 ②資料をもとにして自分で資料ネットワ ○ 選択した資料をもとに図に表現しながら、 ーク図に表現する。 学習問題解決に向けて資料を読み取り、事 ・家光は、参勤交代で大名支配を固めた 実を関係づけ、家光の政策の意図について んだな。 の考えを焦点化させる。 ① ・家光は鎖国でキリスト教を徹底的に禁 べ 止し、貿易もできないようにした。 ・御触書で民衆を支配している。 (2) 家光の政策の意図を、資料ネットワー ○ 図を基に、家光の政策意図を話し合わせる。

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ク図をもとに話し合う。 特に参勤交代・鎖国・民衆統制の3つから ・家光は、参勤交代や鎖国、身分制など 大名・村人の支配が確立したことに着目さ で大名や町人・村人を支配したんだな。 せ家光の意図についての考えを深めさせる。 ○ 交流後に深まった考えを、新たな資料とと もに図にまとめさせる。 る 「事象を関係づける資料ネットワーク図」活用Ⅱ 資料を読み取り、資料を関係づけながら家光の政策の意図を焦点化し、資料ネッ トワーク図に表して、話し合う。 学習問題Ⅱ 家光が行った政策を調べ直し、家光の政策について考えを深めよう。 深 3 家光の政策を経済や流通の発展、文化の 3 参勤交代等の政策を交通や経済、文化の発 3 広がり等の面から調べ、家光の政策につ 展から見た資料から、新たな問題をつかま いて、自分なりの価値判断をする。 せ、資料を見直し、家光の政策についての 考えを深めさせる。 ② (1) 参勤交代等の政策が与えた影響を調べ、○ 参勤交代等の諸政策が交通や経済、文化の 家光の政策の意味を考えながら、資料ネ 発展に寄与した資料を提示し、新たな学習 ットワーク図に表す。 問題を話し合わせる。 め ①資料再構成活動を行う。 ○ 今まで活用した学習資料や新たな資料等を ① ②資料をもとにして自分で資料ネットワ もとに、資料再構成活動を行わせ、家光の ーク図に表現する。 政策の意味についての考えを図に表し焦点 ・参勤交代で交通やものの流通が発達し、 化させる。 江戸の文化も広がったので家光の参勤 交代は国の発達につながったんだな。 (2) 家光の政策についての考えを資料ネッ ○ 図をもとにして、家光の政策を4段階で評 トワーク図をもとに話し合う。 価しながら話し合わせ、家光の政策につい ての考えを深めさせる。 る 「歴史的意味を考える資料ネットワーク図」活用Ⅲ 今までの資料や新たな資料を関係づけながら家光の政策の意味を焦点化し、資料 ネットワーク図に表して、家光の政策について価値判断し、話し合う。 6 本時1(つかむ段階) こんな子どもを目指します (本時の主眼) ○「生まれながらの将軍の話」の資料から感じた疑問から、年表をもとに家光の政策を見出し諸政策 の関係を考えて資料ネットワーク図に表しながら、家光の政策意図を調べる学習問題をつかみ、追 究の視点を明らかにすることができる。 ○ 徳川家光の政策を調べ、家光が、いつ、どのような政策を行ったかを説明することができる。 こんな考え方で指導します (資料ネットワーク図活用の考え方) 本時で行う思考は「事実判断の思考」である。「生まれながらの将軍の話」の資料から感じた家光 の大名に対する自信への疑問を起点に、年表から家光が行った政策を事実として見出したり、政策ど うしを比べてその関係を考えて分類したりしながら資料ネットワーク図に表現し、疑問を焦点化して 考え、判断することを通して、学習問題をつかむことをねらっている。資料ネットワーク図に表現す る活動を、具体的には、①年表から政策(事実)を見出す活動②対象や内容から政策を分類、整理し 関係づけながら、家光の自信につながる政策を予想し選択することで考えをつくる活動③考えを出し 合い、学習問題を話し合う活動、の3つのスモールステップの活動から考えている。 本時学習はこのように考えています (本時の展開) 段階 学習活動・内容 学習活動への支援 1 「家光の肖像画」や「生まれながらの将 1「家光の肖像画」を提示し家光に興味をもたせ つ 軍の話」の資料から、学習のめあてにつ たり、「生まれながらの将軍の話」の資料から いて話し合う。 家光の自信に疑問をもたせたりして、学習のめ 「肖像画」から あてについて話し合わせる。 ・家康の孫なんだね。 ○ 肖像画資料で「3代将軍家光」といった基礎 ・家康に少し似ているよ。 事項を確認したり感想を出させたりして家光に か 「生まれながらの将軍の話」から 興味をもたせる。 ・家光はすごい自信だ。 ○ 「生まれながらの将軍の話」の資料を提示し、

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・戦いの腕に自信があったのかな。 家光の言葉を知らせそれを聞いた大名の気もち ・大名が戦えないようなきまりを決めた を想像させたり、年表を提示し、家光の政策に からかな。 着目させたりすることで、学習のめあてをつか ませる。 む めあて 年表から家光の政策を調べて、家光が強い自信をもっている理由を考えよう。 2「年表」資料から、家光の政策を見出し 2「年表」資料から、家光の政策を見出させ、政 資料ネットワーク図に表現しながら、家 策を比べて分類、整理、選択させながら資料ネ 調 光の自信の理由を考える。 ットワーク図に表現させ、家光の自信の理由を 考えさせる。 (1) 年表から政策を読み取る。 ○年表から政策を見出させ、必要な政策カードを ・1635年に参勤交代が決まっているよ。 準備させる。 ・1639年に鎖国が完成している。こ ※政策カードを準備しておき、児童が必要に応 れも政策かな じて活用できるようにしておく。 ・1636年は江戸城の城内を修理させ 「政策カードの例」 1635年 参勤交代 ている。 大名は江戸と領地に一年おきに べ (2) 政策を資料ネットワーク図上で分類、 住まなければならないきまり 整理、関係づけを行いながら家光の自信 ○政策カードを資料ネットワーク図上で操作させ の理由についての考えをつくる。 ながら、分類、整理をさせ考えをつくらせる。 ・参勤交代と城の修理はどちらも大名に ※政策どうしを対象や内容から比べさせ、共通 対するきまりだな。 点を見つけながら分類、整理させる。 ・この2つの政策カードは外国船の来航 ◇対象・・大名、村人など の禁止で同じ仲間だ。でも、禁止が、 ◇内容・・外国との関係に関することなど なぜ家光の自信につながるのかな。 ①一人で考えさせた後、少人数で分類させる。 ②一人で政策を関係づけて考えをつくらせる。 る (3) 考えのもととなる政策を明らかにしな ○資料ネットワーク図をもとにして、家光の自信 がら、学習問題について話し合う。 の源になったと考える政策を明らかにしながら ・たぶん参勤交代が大名にとって大変そ その理由について話し合わせ、学習問題をつか です。だから、このきまりをつくった ませる。 ことが自信になると思います。 ※資料と考えをつなぐ発表の仕方の支援をする。 ※図を示しながら発表させる。 学 習 問 題 徳川家光の政策をたくさんの資料からくわしく調べて、家光が、なぜ、様々なきまりをつくった のか考えよう。 3 家光の自信の源になったと予想する政 3 家光の政策の中で、どれが一番自信につなが 深 策に優先順位をつけ、調べる計画を立て ったかと尋ね、そう思う理由を考えさせ政策に る。 順位性をつけさせることで、追究の視点を明ら かにさせる。 め (1) 家光の自信に一番つながった政策は何 ○家光の自信の原因はどの政策かという視点から かという視点から、図を見直して考え、 再度政策カードを見直させ、自分なりの考えを 話し合う。 つくらせ話し合わせる。 る (2) どの政策から調べるかその順番を決め ○大事だと考える政策から調べられるように、そ 調べる方法を考え、ノートにまとめる。 の政策と調べる方法を明らかにさせ、追究の視 点をもたせる。 7 授業仮説 事実判断の思考を高める「つかむ」段階において、「生まれながらの将軍の話」の資料から感 じた家光の自信に対する疑問を動機として、家光の政策を表した年表資料をもとに、下のような スモールステップの活動で構成した資料ネットワーク図の活用を行えば、児童は、政策どうしの 関係を考えて4つの思考操作を行い、「いつ、誰が、何を、どのように」の視点から政策を的確 に把握し、説明することができるようになるだろう。 ①年表から政策(事実)を見出す活動 ○政策を取り出す ○取り出した政策と同じ政策カードを資料活用コーナーから選ぶ。 ②対象や内容から政策を分類、整理し関係づけながら、家光の自信につながる政策を予想し選択

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することで考えをつくる活動 ○カードの分類・整理 ・自分で考えて資料ネットワーク図上でカードを操作する。 ・少人数グループで話し合いながら資料ネットワーク図上でカードを操作する ○カードの関係づけ ・資料ネットワーク図にカードを固定し、家光の自信と政策との関係を予想しながら考えを書 き込む。 ③考えを出し合い、学習問題を話し合う活動 板書計画 6/26 「徳川家光と江戸幕府」 めあて 年表から家光の政策を調べて、家光が強い自信をもっている理由を考えよう 徳川家康 生まれながらの将軍 スペイン船の来航禁止 ・・・・・・ カード 3代将軍 徳川家光 年表 大名 鎖国 百姓 ・・・・・ ・・・・・ 学習問題 8 本時2(調べる段階) こんな子どもを目指します (本時の主眼) ○ 資料ネットワーク図に表現しながらつくった考えを出し合い、話し合うことで、参勤交代・鎖国 民衆統制の3つを関係づけて考え、判断し、大名や民衆支配によって幕府による政治体制を確立す るという家光の政策の意図をとらえ、資料ネットワーク図に表現することができる。 ○ 徳川家光の政策が、家光の意図とどのように関係しているかを説明することができる。 こんな考え方で指導します (資料ネットワーク図活用の考え方) 本時で行う思考は「推理の思考」である。「なぜ家光は、様々な政策を行ったのか」という問いに 対して資料ネットワーク図に表現してつくりあげた自分の考えを友達と交流し、家光の意図を焦点化 しながら考え、判断する。このことで、家光の意図を、参勤交代、鎖国、民衆統制の3つの政策から 考え、大名や町人、村人の支配によって、幕府の政治の基盤を確立させようとしたことを理解させる ことをねらっている。そこで、具体的な資料ネットワーク図の活用を、政策やその考えのもととなっ た資料を明らかにして考えを出し合う活動、「政策の優位性(重要性)」について話し合う活動、深 まった考えを資料ネットワーク図上で付加修正する活動、の3つのスモールステップの活動から考え ている。 本時学習はこのように考えています (本時の展開) 段階 学習活動・内容 学習活動への支援 1 資料ネットワーク図に表現した自分の考 1 資料ネットワーク図に表現した自分の考えが つ えを確かめ本時学習のめあてをつかむ。 どの政策についてどんな資料を使って調べ、ど んな考えになったかについて確かめさせる。 政 自 ○めあてを読み、本時学習で明らかにすることを か 策 ? 信 図を使ってつかませる。 ※その政策の家光にとってのよさは? めあて む 徳川家光は、なぜ様々なきまりをつくったのか話し合い、家光の考えを明らかにしよう。

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2 家光の政策の意図を、政策を関係づけな 2 家光の一つ一つの政策を出し合わせながら、 調 がら話し合う。 それらの政策を総合的に見て家光の意図を話し 合わせる。 (1) 資料ネットワーク図に表現した考えを ○個々の政策について、その対象と内容、家光に 出し合う。 とってのよさという点を明らかにしながら、考 参勤交代・江戸城内の修理・鎖国 えを出し合わせる。 べ おふれ書・キリスト教の取り締まり (2) 政策の優位性について、話し合う。 ○「政策に順番をつけるならばどの政策が家光に ・鎖国は、大名も民衆も支配できるから とって大事か」という政策の優位性を考えさせ 大事だなあ。 る。そのことで、どの政策も大名や民衆に関わ ・江戸城内の修理は大名だけが大変で、 るという政策相互の関係を考えさせ、大名から る その時だけやればいいから参勤交代ほ 村人までを支配しようとした家光の意図に気づ ど大事じゃないかな。 かせる。 3 考えの深まりを資料ネットワーク図に表 3 資料ネットワーク図に深まった考えとその根 現し、家光の意図についての考えを書き 拠となった資料を明確にしながら表現させると 深 提示資料から新たな学習問題について話 ともに、提示資料から感じた疑問から新たな学 し合う。 習問題について話し合わせる。 (1) 資料ネットワーク図に深まった考えを ○深まった考えとその根拠となる資料を明らかに 表現する。 させて、今までの図につないで書き加えさせる。 め ○家光の意図について自分の考えを「家光へ一言」 というテーマで図に表現させる。 (2)にぎわう城下町等の資料を見て、新た ○「にぎわう城下町」の絵図資料や、参勤交代や な学習問題について話し合う。 鎖国が経済や文化の発展に寄与した事実を表す る 資料を提示し、今までの考えの不十分さに気づ かせ、新たな学習問題を話し合わせる。 学習問題Ⅱ 家光が行った政策を調べ直して、家光の政策について考えを深め、家光に通信簿をつけよう 9 授業仮説 推理の思考を高める「調べる」段階において、資料ネットワーク図に表現した家光の政策の意 図についての考えを話し合う際に、下のようなスモールステップの活動で構成した資料ネットワ ーク図の活用を行えば、児童は、政策どうしの関係を考えて4つの思考操作を行い、家光の政策 の意図を大名や民衆支配の視点から的確に把握し、説明することができるようになるだろう。 ①資料ネットワーク図を示しながら自分の考えとその根拠となった資料を明らかにしながら家 光の政策の意図を出し合う活動 ②家光の政策の優位性を考え順序づけて話し合う活動 ○資料(事実)と資料(事実)の関係がわかる板書の工夫 ③資料ネットワーク図に深まった考えとその根拠となる資料を明らかにして表現する活動 10 本時(深める段階) こんな子どもを目指します (本時の主眼) ○ 資料ネットワーク図に4段階で表現した家光の政策についての自分の考えを話し合うことで、家 光の政策を、その内容や時代に与えた影響を関係づけて考え、判断し、大名や民衆支配による政治 体制の確立が、時代を安定させ経済や文化の発展につながったという家光の政策の意味をとらえ、 資料ネットワーク図に表現することができる。 ○ 家光の政策を、経済の発展など、政策が及ぼした影響や変化などのより広い視野から考えて、自 分なりの価値判断から家光の政策を説明することができる。 こんな考え方で指導します (資料ネットワーク図活用の考え方) 本時で行う思考は「価値判断の思考」である。資料ネットワーク図に自分なりに表現した4段階の 家光の政策の評価をもとに、家光の政策の総合評価について話し合うことで、家光の政策が大名や民 衆支配といった側面だけでなく、時代の安定や経済の発展、文化の広がりにまで寄与した側面までも 考え、家光の政策を見直し、自分なりに価値判断させることをねらっている。そこで、具体的な資料 ネットワーク図の活用を、代表児童の考えを聞き、話し合う観点を明らかにする活動、2人組や全体 で家光の政策を話し合い評価する活動、深まった考えを資料ネットワーク図に表現する活動の、3つ のスモールステップの活動から考えている。

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本時学習はこのように考えています (本時の展開) 段階 学習活動・内容 学習活動への支援 1 代表児童の考えを聞き、本時学習の 1 異なる評価をした複数の代表児童の考えを聞か めあてをつかむ。 せることで、民衆の支配と社会の発展の2つの観 つ 点に対する考え方の違いに気づかせ、本時学習の めあてをつかませる。 ○ シーソー図に表現した資料ネットワーク図を見せ か ながら代表児童に発表させる。 ※評価が異なる理由について、その違いの理由に 興味をもたせ、2つの観点に気づかせる。 む めあて 家光の政策を、民衆支配と社会の発展から話し合い、家光の政策に対する考えを深めよう。 2 家光の政策の意味を、2つの観点の 2 4段階で評価した家光の政策についての考えを、 とらえ方の違いを意識して話し合う。 2つの観点のとらえ方の違いを意識して話し合わ 調 せる。 (1)家光の政策についての考えを、2人 ○ 異なる考えの2人組で話し合わせる。 組で話し合う。 ※シーソー図に表現した資料ネットワーク図を互 いに見せ合いながら話し合わせる。 ※2つの観点の考え方の違いが評価の違いになっ ていることに気づかせる。 4:とてもよくできました 3:よくできました 2:もう少しがんばりましょう 1:もっと努力が必要でした べ (2) 家光の政策についての考えを全体 ○ 根拠となる資料(事実)やその関連を明らかにし で話し合う。 て発表させ、家光の政策についての考えを話し合 ・僕は3の成績です。わけは参勤交代 わせる。 はこの資料..のように大名にとっては ※考えの根拠となった資料を明確にして話し合わ 厳しかったけど結局その参勤交代が資 せる。 料...の地方と江戸を結ぶ交通の発達に ※事実の関連や評価がわかるよう板書の工夫を行 つながったので、日本が少し便利にな う。 ったと思うからです。 ○ 2つの観点の考え方がそれぞれ違うことで評価が ・私の成績は2です。いくら資料...の 変わることに気づかせるようにする。また、その る ように仕事が増えているといっても、 ように様々な面から歴史を考えることの大切さを 資料...や資料...のように民衆の支配で 考えさせる。 苦しい生活が続いては意味がないから ◇立場の違い・・日本全体から、家光から、 です。 民衆から 深 3 江戸時代が長く続いた事実を確認し 3 江戸時代が長く続いた事実を考えたり、話し合 自分の評価を資料ネットワーク図にま った内容をもとにしたりして、家光の評価を再度 とめる。 考え、判断し、資料ネットワーク図に付加修正さ せる。 め (1) 江戸時代が武家政権で一番長く続 ○ 江戸時代が長く続いたことを武家政権の長さを表 いた事実を知る。 した時代カードを提示することで気づかせる。 ※長く続いたということは、戦いがなく平和であ ったことを知らせる。 る (2) 資料ネットワーク図に深まった考 ○ 資料ネットワーク図に、深まった考えの根拠とな えを表現する。 る資料とその考えを明確に表現させながら、家光 の政策について最終的な評価をさせる。 ※考えの深まりがわかるように、色を変えた資料 カードと色を変えたシーソー図を使って表現さ せる。

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11 授業仮説 価値判断の思考を高める「深める」段階において、資料ネットワーク図に表現した家光の政策 の意味についての考えを話し合う際に、下のようなスモールステップの活動で構成した資料ネッ トワーク図の活用を行えば、児童は、家光の政策を多様な視点から見てその関係を考え、家光の 政策の意味を、大名や民衆支配の側面やより広い交通や文化の発展に寄与した影響など、多様な 視点から考えて価値判断を行い、説明することができるようになるだろう。 ①代表児童の考えを聞き、話し合う観点を明らかにする活動 ○異なる評価をした複数の児童の考えを聞く ○シーソー図で表現した資料ネットワーク図を提示する ○2つの観点の提示 ②2人組や全体で家光の政策を話し合い評価する活動 ○考えの異なる児童どうしのペア ○2つの観点をどう考えているかの明確化 ○考えの根拠となる資料を明確にした発表 ○事実に対する考えや、評価の違いをシーソー図を使って表現した構造的な板書 ③深まった考えを資料ネットワーク図に表現する活動 ○色を変えた資料カードの活用 ○深まった考えをもとに、シーソー図を使って資料ネットワーク図に表現させる活動

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