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コミュニケーション力

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Academic year: 2021

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第1学年4組

国語科学習指導案

1 題材 コミュニケーション力 「説得する」 2 指導観 ○ 本学級 の生徒は,国語の学習に意欲的に取り組んでいる。10月に行ったアンケートでは, 国 語 の 学 習 に 対 し ,「 意 欲 が な い 」 と い う 生 徒 は 6 % に 満 た な い 。 ま た , 8 0 % の 生 徒 が , 国 語 の 学 習 は 「 楽 し い 」「 ふ つ う 」 と 感 じ , 授 業 内 容 に つ い て は 8 1 % の 生 徒 が 「 よ く わ か る 」 「わか る」と答 えている。一方,他の教科の理解に役に立っていると思っている生徒は29% にとどまった。しかし,回答のなかに「社会や数学の文章題を解くときに役立っている。」「人 に 説 明 す る と き や 友 達 と 話 す と き , 作 文 を 書 く と き に 役 に 立 っ て い る 。」 も あ り , こ れ か ら 学 習を重ねていくことで,国語力を高めることの意義を理解させることができると考える。 ○ 本題材 は,コミュニケーション力の「説得する」である。日常生活の中で相手を説得すると いう場面は誰でも経験することであるが,必ずしも説得するためにふさわしい適切な語句選択, あるい は文の効 果的な使い方などに注意を払っているとはいえない。アンケートによると,7 0 % の 生 徒 が ,「 会 話 中 に , 相 手 が ど ん な 思 い を す る か を 考 え て , 言 葉 を 選 ん だ り , 文 を つ く っ て い る 」 と 答 え る 一 方 , 8 1 % の 生 徒 が ,「 他 人 同 士 の 会 話 の 中 で , そ ん な 言 い 方 で は 相 手 はいい 気持ちは しないと思ったことがある」と答えている。このことは,自分は気をつけて話 をして いるつも りでも,不十分であったり,相手の思いに気づいていない状況であると推察さ れる。会話の中で相手に不快な思いをさせないことは,他人とのコミュニケーション力を高め, コミュ ニケーシ ョンを楽しむためには必要なことだと考える。話の内容や意図にふさわしい語 句を選 ぶことや ,文章を整えたり工夫することは,適切な言葉づかいで話をしたり,話の中の 言葉づ かいのニ ュアンスを聞き分けたりすることにつながる。また,内容や意図に応じるため には, 誰に対し て行うのか,何のために行うのか,どのような場面で行うのかをつかんでおく こと, さらに, 相手に対し敬意を持って接することが必要である。このことは,他人を説得す るとき だけでな く,人とのコミュニケーションをうまくとることにつながることであると考え られる。 ○ 本題材 の指導にあたっては,①説得者の誠意,②相手に対する敬意,③はっきりとした説得 の 目的, ④きちんとした理由や根拠の提示などが,人を説得する時に必要であることを理解さ せ ,場面 を設定した練習を通して,適切な語句や言葉づかいを選び,わかりやすい効果的な説 得 力のあ る文に表現できるようにさせたい。目的に応じたマジックフレーズと言われる聞き手 へ の感じ よさを伝える語句を,場面に応じて適切に使いこなせるようになることが相手を説得 するときに効果的であることを理解させたい。 ・ 練習1 では,二つの声かけの例を実際に聞くことで,同じことを要求する文であっても,言 葉の使い方で,聞き手側の受け取り方が違うことに気づかせる。 ・練習2では,短い説得文を作り,文章によって聞き手の受け取り方の違いを確認する。 ・練習3では,部活動の欠席届という生徒にとって身近な例で,相手を意識した言葉づかいや, マジックフレーズについてその効果を確かめさせる。 3 本時 平成20年 11月 日( ) 4 主眼 (1 )日常 会話の中で,表現の仕方によって聞き手の感じ方が大きく違うことを理解できるよ うにする。 (2)相手,目的,場面により,適切な語句の選択や,文の効果的な使い方を考えて話すこと ができるようにする。

(2)

5.展開 学習活動・内容 教師の支援 評価の観点(方法) 形態 時 1 本時の学習内容とめあてを確認する。・説得には,相手への敬意,自分 一斉 5 ○説得をするとき,何が大事かを考え の誠意,説得の目的,根拠が大 る。 事であることを気づかせる。 説得力のある話し方について考えよう 2 練習1に取り組む。 ・同じことを要求する時でも,言 ○禁煙場所でたばこを吸っている人へ 葉の用い方で印象が違うことを 個人 8 の声かけ例1,例2において,聞き 実感させるため,実際に声かけ 手の側の印象の違いについて考える。 を聞かせる。 ・どちらの声かけの方が,不快な 気持ちにならないか。素直に話 を聞けるかを考えさせる。 3 練習2に取り組む。 ○積極的に文章を作ろうと 12 ○グラウンドを駐輪場に予定していた ・「自転車の乗り入れを禁止してい しているか。(様相観察) が,雨のためグラウンドへの自転車 ます」を基にして,文を作らせ の乗り入れを禁止する場面を設定し, る。 相手の同意を得やすい文を作る。 ・練習1の声かけを文章にして提 示し,言葉遣いの参考にさせる。 4 練習3に取り組む。 個人 20 ①会話Aと会話Bを比べ,どちらが適 ・会話Bの中の「話し手の感じの 切かを考える。 よさを表している言葉」に線を ②そう思う理由をまとめる。 引かせ,会話Bはこれを多用し ・言葉遣いが丁寧。 ていることに気づかせる。また, ・話し手の感じがよい。 このことが聞き手の反応を柔ら ・部活に対して真面目に取り組んで かくしていることに気づかせる。 一斉 いるようだ。 ・聞き手に不快感を与えないで, ③マジックフレーズについて理解する。 好印象を与えるこれらの言葉は,○マジックフレーズを種類 ・相手への敬意と自分の誠意から使 マジックフレーズとよばれてい 別に表にまとめているか。 われる言葉である ることを知らせ,その言葉を例 (学習プリント) ・これを用いることで相手に与える 示する。 印象が良くなり説得力が増す。 5 本時の学習を振り返り,説得するポ ・相手の同意・納得を得るには, ○本時に学んだことをまと 一斉 5 イントをまとめる。 マジックフレーズに代表される めているか。 相手に敬意をはらった言葉遣い (学習プリント) や文をつくることが大切である ことと,自分の人間性が問われ ることをおさえる。

参照

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