共働きの父親、共働きの母親それぞれの成人愛着スタイルがコペアレンティングに及ぼす影響
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(2) 日本母性看護学会誌 Vol. 21 No. 2 2021. Ⅰ.緒 言. そこで本研究は、育児している共働きの父親、共働き. 現在、夫婦がともに就業し子どもがいる、共働き子育 1). の母親それぞれの成人愛着スタイルがコペアレンティン. て世帯は53.1%で半数を超える 。共働きの母親は、家. グに及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。. 大きく、父親に対して子どもが小さい時期は直接的な育. Ⅱ.方 法. 庭内の役割に多くの時間を費やし精神的・肉体的負担が 2). 児参加と心理的支援を望んでいるといわれる 。しかし. 1.研究対象者. 父親は、家事・育児に意欲的でも労働時間が長いほどそ. 第一子が2歳児で共働きの父親、共働きの母親それぞ. の参加度は低く3)、父親役割として経済的に家庭を支え. れを対象とし(夫婦としてのペアではない)、適格基準. ることを重視し、長時間労働や休日出勤など仕事中心の. として、研究協力時点で20歳以上、父親と母親ともに正. 4). 生活を送っている現状が報告されている 。従ってこれ. 規・非正規雇用を問わず就労中であること、夫婦および. らの課題に対して、夫婦がともに育児の第一責任者とな. 子どもが同居していること、日本語の読み書きができる. ることを目指すコペアレンティングの考え方を浸透させ. 者とした。. ることが重要な解決策の一つになると考える。. 2.データ収集方法 2018年7月∼11月に、全国を対象地域として Web に. コペアレンティングとは、育児における夫婦間の責任 と協力の程度をさす夫婦協同育児と定義され、コペアレ. よる無記名自記式質問入力調査を行った。調査委託会社. ンティングの基盤には夫婦関係がある5)。良好な夫婦関. の登録者に対し適格基準におけるスクリーニング調査を. 係によりコペアレンティングが促進され、育児ストレス. 行った後、本研究対象者へ説明依頼文と調査内容を配信. や産後うつの減少、夫婦間の親密度の向上、子どもへの. し、全ての回答の終了をもって同意とした。. 安定した成育環境の提供、子どもの問題行動の減少に繋. 3.調査内容・測定用具. がる5−8)。. 1)属 性. 一方、成人愛着スタイルとは、Bowlby の愛着理論を基. 盤として青年期までに形成されるパーソナリティの一部 9−11). で、親密な対人関係を築く時の特徴をいう. 。乳幼児. 年齢、育児休暇取得期間、出産前教育受講回数、最終 学歴、年収で構成した。 9, 22−26) 2)一般他者版成人愛着スタイル尺度(ECR-GO). 一般他者版成人愛着スタイル尺度(ECR-GO; Experiences. 期に養育者との間で築かれた愛着スタイルは、成人後の 親密な人間関係、すなわち恋人や夫婦関係、親しい友人 関係などに影響を与えるという知見が古くから積み上げ 12−17). in Close Relationships inventory-the-generalized-other-version). は、成人における愛着の個人差を捉える尺度であり、 [見. 。また、成人愛着スタイルは成育歴の中. 捨てられ不安]と[親密性の回避]の2次元で測定する. で培われるものではあるが、乳幼児期の過去に否定的な. もので、信頼性と妥当性が確認されている([見捨てら. 経験があっても、それを成長過程において客観的に吟味. [親密性の回避]Cronbach’s れ不安]Cronbach’s α= .94、. られている. 18). できることにより安定性が保たれるといわれる 。さら に近年では、親となる過程において、妊娠期からの児へ. 9) α= .82) 。 [見捨てられ不安]18項目、 [親密性の回避]. 12項目、全30項目で構成され、それぞれ「まったくあて. の愛着や産後の育児行動にまで幅広く直接的に反映し、. はまらない」の1点から「非常によくあてはまる」の7. 親としての資質や養育態度を規定すると報告されてい. 点までの7件法で回答する。[見捨てられ不安]は得点. る. 19−21). 。成人愛着スタイルは「見捨てられ不安」と「親. が高いほど、愛着対象から見捨てられるかもしれないと. 密性の回避」の2次元で構成され、「見捨てられ不安」. いう不安を意味し、自分が愛情を注がれるに値すると思. は相手から見捨てられるのではないかと過度に不安を抱. えるかを測る。[親密性の回避]は得点が高いほど、愛. くこと、「親密性の回避」は相手を信じることや愛する. 着対象との親密な関係を回避することを意味し、他者が. ことが難しいことを意味し、この2次元の高低の組み合. 自分を受け入れてくれるかの程度を測る。さらに、先行. わせによる4分類で関係性の築き方の傾向を捉えること. 研究に基づき9, 16, 23, 25, 26)、[見捨てられ不安]と[親密性. 9). ができる 。. の回避]の2次元のそれぞれの得点を中央値で折半し、. これらのことから、成人愛着スタイルは夫婦関係や育 児行動に影響を及ぼすコペアレンティングと関連するこ. 高群・低群に分け、[見捨てられ不安・低、親密性の回 避・低]、[見捨てられ不安・高、親密性の回避・低]、. とが推察される。父親と母親が持つそれぞれの成人愛着. [見捨てられ不安・低、親密性の回避・高]、[見捨てら. スタイルによってコペアレンティングが促進あるいは阻. れ不安・高、親密性の回避・高]の4つに分類する。. 害されるのかを追究することは、個々の特性に応じた看. 5, 7, 27) 3)日本語版コペアレンティング関係尺度(CRS-J). Feinberg らが開発し、武石らによって日本語版翻訳さ. 護支援の在り方の検討に寄与できると考える。. ― 28 ―.
(3) 日本母性看護学会誌 Vol. 21 No. 2 2021. れた CRS-J(Coparenting Relationship Scale Version Japanese). れ不安・高、親密性の回避・高]による差をみるために、. を使用する。コペアレンティングは、育児における夫婦. 属性及びコペアレンティングの変数について一元配置分. 間の責任と協力の程度をさす夫婦協同育児と定義され. 散分析を行った。また、それぞれの変数の関連を見るた. る。この定義が意味するように、父親と母親それぞれが. めに Spearman の順位相関係数を算出した。さらに、成. 親役割をどのようにして相互的に担うかという概念を基. 人愛着スタイルがコペアレンティングに及ぼす影響を検. にした7つの下位尺度から成り、信頼性と妥当性が確認. 討するために、成人愛着スタイルを独立変数、コペアレ. されている(Cronbach’s α=.715∼ .912) 。下位尺度は、 27). 育児の同意(4項目)、育児による親密性(5項目) 、子 どもの前でのもめ事(5項目)、サポート(6項目) 、阻. ンティングを従属変数として階層的重回帰分析を行った 。その際に、 [見捨てられ不安]と[親密 (Step1,Step2). 性の回避]の高低の違いによるコペアレンティングへの. 害(6項目)、パートナーの育児の承認(7項目)、家. 影響を見るために、 [見捨てられ不安×親密性の回避]. 事・育児の分担(2項目)の全35項目で構成される。 「子. 。 の交互作用項も変数として含め、分析を行った(Step3). どもの前でのもめ事」「阻害」の2つの尺度は逆転項目. 交互作用項が有意であった場合、その特徴を理解するた. となり、それぞれ「全く当てはまらない/全くない」の. めに、追加分析として単純傾斜分析を行い変数の関係を. 0点から「とてもよく当てはまる/とても頻繁に」の5. 図示した。分析には統計ソフト IBM SPSS Statistics ver.21. 点までの6件法で回答する。CRS-J 合計得点、各下位尺. 度得点はそれぞれの得点を項目数で割った平均で評価. し、CRS-J 合計得点が高いほど育児への協同感が高いこ とを意味する。 4.分析方法 属性及び成人愛着スタイル、コペアレンティングにつ. を使用した。. 5.倫理的配慮 本研究は研究者らの所属する東北大学大学院医学系研 究科倫理委員会の承認を得て実施した(承認番号:20181-304)。. いて記述統計を行った。その後、成人愛着スタイルの2. Ⅲ.結 果. 次元[見捨てられ不安][親密性の回避]を組み合わせ. 1.対象者の背景(表1,表2) 父親300名、母親300名より回答が得られ、適格基準よ. て4分類したもの[見捨てられ不安・低、親密性の回 避・低]、[見捨てられ不安・高、親密性の回避・低]、 [見捨てられ不安・低、親密性の回避・高]、[見捨てら. り夫婦どちらかが単身赴任中であった者11名、現在も育 児休暇中である者8名、尺度の回答に不備のある者1名. 表1 基本属性. 属性 年齢(歳) 育児休暇取得期間(日) 出産前教育受講回数(回) 最終学歴 中・高・専門学校・短大 大学・大学院 年収 400万円未満 400万円以上600万円未満 600万円以上 成人愛着スタイル ECR-GO 見捨てられ不安 親密性の回避 コペアレンティング CRS-J 合計 育児の同意 育児による親密性 子どもの前でのもめ事 サポート 阻害 パートナーの育児の承認 家事・育児の分担. 父親(N =290) 平均± SD(範囲) 人数(%). 母親(N =290) 平均± SD(範囲) 人数(%). 38.1±5.7(27-57) 9.2±56.4(0-679) 1.6±1.7(0-12) (n =288). 34.4±4.3(21-47) 298.4±226.5(10-910) 2.2±2.0(1-15) (n =289). (n =273). 58.1±16.8(18-107) 47.9±8.7(18-81) 2.06±0.87 3.79±1.16 3.85±1.07 1.53±1.10 3.47±1.26 1.09±1.21 3.94±1.01 4.09±1.38. ― 29 ―. 92(31.9) 196(68.1) 69(25.3) 123(45.0) 81(29.7). (n =270). 57.8±15.8(18-101) 47.6±9.4(18-75) 1.93±0.91 3.96±1.08 3.85±1.10 1.72±1.19 3.11±1.37 1.48±1.03 3.51±1.16 3.41±1.63. 147(50.9) 142(49.1) 217(80.3) 38(14.1) 15( 5.6).
(4) 日本母性看護学会誌 Vol. 21 No. 2 2021. を除外し、父親290名、母親290名を分析対象とした。平. [見 父親では、コペアレンティング CRS-J 合計得点は、. 均年齢は父親38.1±5.7歳、母親34.4±4.3歳であった。育. 捨てられ不安・低、親密性の回避・低]で最も高く、 [見. 226.5日であった。出産前教育受講回数の平均は、父親. (2.61±0.82点,1.60±0.77点,p < .001)。コペアレンティ. について、ECR-GO[見捨てられ不安]の平均は、父. 密性」「サポート」「パートナーの育児の承認」「家事・. 児休暇取得期間の平均は、父親9.2±56.4日、母親298.4± 1.6±1.7回、母親2.2±2.0回であった。成人愛着スタイル. 捨てられ不安・高、親密性の回避・低]で最も低かった ング CRS-J の下位尺度は、「育児の同意」「育児による親. 親58.1±16.8点、 母 親57.8±15.8点 で、ECR-GO[ 親 密. 育児の分担」の5項目において、[見捨てられ不安・低、. であった。コペアレンティングについて、CRS-J 合計得. かった(4.37±1.11点,4.45±0.97点,4.05±1.17点,4.35±. 性の回避]の平均は、父親47.9±8.7点、母親47.6±9.4点. 親密性の回避・低]の得点が他の3分類よりも有意に高. 点の平均は、父親2.06±0.87点、母親1.93±0.91点であっ. 1.07点,4.60±1.39点,p < .001)。. た(表1)。父親と母親の成人愛着スタイル ECR-GO の. また、「子どもの前でのもめ事」「阻害」の2項目は、. 2次元4分類では、父親は[見捨てられ不安・高、親密. [見捨てられ不安・高、親密性の回避・低]の得点が他. 性の回避・低]が最も多く94名(32.4%)で、母親は[見. の3分類よりも有意に高かった(2.10±1.10点,2.54±. 捨てられ不安・低、親密性の回避・低]が最も多く81名 (27.9%)であった(表2)。. 2.成人愛着スタイル2次元4分類によるコペアレン ティング(表3−1,表3−2)。. 1.20点,p < .001)。. [見 母親では、コペアレンティング CRS-J 合計得点は、. 捨てられ不安・低、親密性の回避・低]で最も高く、 [見 捨てられ不安・高、親密性の回避・高]で最も低かった. 父親と母親ともに、年齢や育児休暇取得期間などの属 性の全てにおいて、成人愛着スタイル2次元4分類に有. (2.25±0.98点,1.68±0.83点,p < .001)。コペアレンティ. ング CRS-J の下位尺度は、「育児の同意」「育児による親. 密性」 「サポート」の3項目において、 [見捨てられ不安・. 意差はなかった。. 表2 父親・母親の成人愛着スタイル ECR-GO 2次元4分類 人数(%). 見捨てられ不安・低 親密性の回避・低. 見捨てられ不安・高 親密性の回避・低. 見捨てられ不安・低 親密性の回避・高. 見捨てられ不安・高 親密性の回避・高. 父親(N =290). 68(23.4). 94(32.4). 62(21.4). 66(22.8). 母親(N =290). 81(27.9). 79(27.2). 66(22.8). 64(22.1). 表3−1 父親の成人愛着スタイル ECR-GO 2次元4分類と属性・コペアレンティング CRS-J との比較 見捨てられ不安・低 見捨てられ不安・高 見捨てられ不安・低 見捨てられ不安・高 全体(N =290) 親密性の回避・低 親密性の回避・低 親密性の回避・高 親密性の回避・高 一元配置分散分析 多重比較 (n =68,23.4%) (n =94,32.4%) (n =62,21.4%) (n =66,22.8%). 平均値 年齢(歳) 育児休暇取得期間(日) 出産前教育受講回数(回). 38.1 9.2 1.6. SD 5.7 56.4 1.7. 平均値 37.6 7.3 1.8. SD 5.6 44.7 1.9. 平均値 38.2 17.3 1.6. SD 5.5 87.7 1.7. 平均値 39.1 6.3 1.2. SD 6.6 29.1 1.7. 平均値 37.7 2.2 1.6. SD 5.2 11.3 1.3. 最終学歴(n =288) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) 92 中学・高校・専門学校・短大 18 26 23 25 31.9 26.5 27.7 37.7 38.5 196 68.1 50 73.5 72.3 62.3 61.5 大学・大学院 68 38 40 年収(n =273) 400万円 400万円以上600万円未満 600万円以上. CRS-J 合計. −育児の同意 −育児による親密性 −子どもの前でのもめ事 −サポート −阻害 −パートナーの育児の承認 −家事・育児の分担. (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) 69 25.3 11 28 12 18 16.9 31.1 21.1 29.5 123 45.0 53.9 31.1 57.8 44.3 35 28 33 27 81 29.7 29.2 37.8 21.1 26.2 19 34 12 16. F値. 1.297. P値 .412 .363 .276. ―. .372※1. ―. ―. .062※1. ―. a, b, c a, b, c a, b, c a, b, c a, b a, b, c, d a, b, d a, c. 0.959 1.069. 2.06. 0.87. 2.61. 0.82. 1.60. 0.77. 2.34. 0.78. 1.87. 0.71. 26.659. < .001. 3.85. 1.07. 4.45. 0.97. 3.39. 0.96. 4.02. 1.15. 3.73. 0.91. 15.814. < .001. 4.05. 1.17. 3.79 1.53 3.47 1.90 3.94 4.09. 1.16 1.10 1.26 1.21 1.01 1.38. 4.37 1.04 1.21 4.35 4.60. 1.11 0.88 0.96 1.07 1.39. 3.34 2.10 3.19 2.54 3.58 3.55. 1.10 1.10 1.15 1.20 0.86 1.43. 4.01 1.01 3.58 1.48 4.19 4.39. 1.09 0.80 1.45 1.09 1.05 1.29. 一元配置分散分析,※1:χ2検定 a:p < .001[見捨てられ不安・低、親密性の回避・低]vs.[見捨てられ不安・高、親密性の回避・低] b:p < .001[見捨てられ不安・低、親密性の回避・低]vs.[見捨てられ不安・高、親密性の回避・高] c:p < .001[見捨てられ不安・高、親密性の回避・低]vs.[見捨てられ不安・低、親密性の回避・高] d:p < .001[見捨てられ不安・低、親密性の回避・高]vs.[見捨てられ不安・高、親密性の回避・高]. ― 30 ―. 3.61 1.72 3.17 2.09 3.78 4.06. 1.08 1.13 1.09. 12.947 21.964 8.451. 1.03. 23.549. 1.10. 9.605. 0.90. 10.411. < .001 < .001 < .001 < .001 < .001 < .001. ̶ ̶ ̶.
(5) 日本母性看護学会誌 Vol. 21 No. 2 2021. 1.79±1.12点,p < .001)。. 低、親密性の回避・低]の得点が他の3分類よりも有意に 高かった(4.27±1.16点,p = .003、4.15±1.17点,p = .003、. 3.成人愛着スタイルとコペアレンティングの関連(表4). 事・育児の分担」の2項目は、愛着の分類による有意差. 安]は、コペアレンティング CRS-J 合計得点との間でや. 。 「パートナーの育児の承認」 「家 3.49±1.41点,p = .028). 父親では、成人愛着スタイル ECR-GO[見捨てられ不. 。また、年 や強い負の相関があった(r =−.510,p < .01). がなかった。また、 「子どもの前でのもめ事」は、見捨て. 齢と学歴は年収との間で弱い正の相関があった(r = .126,. られ不安・高、親密性の回避・低]の得点が、 「阻害」は、. p < .05、r = .129,p < .05)。. [見捨てられ不安・高、親密性の回避・高]の得点が他 の3分類よりも有意に高かった(2.21±1.22点,p < .001、. 母親では、成人愛着スタイル ECR-GO[見捨てられ不. 表3−2 母親の成人愛着スタイル ECR-GO 2次元4分類と属性・コペアレンティング CRS-J との比較 見捨てられ不安・低 見捨てられ不安・高 見捨てられ不安・低 見捨てられ不安・高 全体(N =290) 親密性の回避・低 親密性の回避・低 親密性の回避・高 親密性の回避・高 一元配置分散分析 多重比較 (n =81,27.9%) (n =79,27.2%) (n =66,22.8%) (n =64,22.1%). 平均値 年齢(歳) 育児休暇取得期間(日) 出産前教育受講回数(回). 34.4. 298.4 2.2. SD 4.3 226.5 2.0. 平均値 34.9. 321.6 2.5. 平均値. SD 4.5 236.6 2.4. 34.2. 306.9 2.4. SD 4.3 223.9 2.1. 平均値 34.4. 243.6 1.9. 平均値. SD 4.7 218.0 1.7. F値. SD 3.8 221.1 1.4. 33.8. 314.9 2.0. CRS-J 合計. −育児の同意 −育児による親密性 −子どもの前でのもめ事 −サポート −阻害 −パートナーの育児の承認 −家事・育児の分担. ―. .882※1. ―. ―. .773※1. ―. < .001. a, b a, b a, b a, b b a, b, c, d. 1.736. 最終学歴(n =289) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) 中学・高校・専門学校・短大 147 43 40 32 32 31.9 53.1 50.6 49.2 50.0 68.1 46.9 49.4 50.8 50.0 大学・大学院 142 38 39 33 32 年収(n =270) 400万円 400万円以上600万円未満 600万円以上. 1.932. P値 .516 .160 .124. 0.762. (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) (人数) (%) 80.4 58 75.3 63 84.0 49 83.1 47 79.7 217 38 8 7 14.1 16.9 10.7 11.9 16.9 13 10 15 5.5 6 7.8 4 5.3 3 5.0 2 3.4 1.93. 0.91. 2.25. 0.98. 1.74. 0.81. 2.02. 0.94. 1.68. 0.83. 6.378. 3.85. 1.10. 4.15. 1.17. 3.64. 1.02. 3.99. 1.14. 3.58. 0.97. 4.698. 3.96 1.72 3.11 1.48 3.51 3.41. 1.08 1.19 1.37 1.03 1.16 1.63. 4.27. 1.16. 1.31. 3.74. 1.10. 3.49. 2.21. 1.41. 1.19. 3.00. 0.95. 3.77. 1.74. 1.23. 3.55. 3.50. 1.52. 3.38. 1.04 1.22 1.20 1.00 1.03 1.55. 4.06 1.54 3.01 1.21 3.45 3.64. 1.02. 3.72. 1.21. 1.01. 1.83. 1.51. 1.05. 2.87. 0.90. 一元配置分散分析,※1:χ2検定 a:p < .05[見捨てられ不安・低、親密性の回避・低]vs.[見捨てられ不安・高、親密性の回避・低] b:p < .05[見捨てられ不安・低、親密性の回避・低]vs.[見捨てられ不安・高、親密性の回避・高] c:p < .05[見捨てられ不安・高、親密性の回避・低]vs.[見捨てられ不安・高、親密性の回避・低] d:p < .05[見捨てられ不安・低、親密性の回避・高]vs.[見捨てられ不安・高、親密性の回避・高]. 3.078. 1.12. 3.25. 1.81. 9.124. 1.32. 1.79. 1.22. 4.658. 7.915. 1.13. 3.05. 2.556. 1.65. 1.699. .003 .003 < .001 .028 < .001 .056 .167. 表4 父親・母親の成人愛着スタイル ECR-GO とコペアレンティング CRS-J の関連 父親(N =290) 1.ECR-GO[見捨てられ不安] 2.ECR-GO[親密性の回避] 3.CRS-J 合計 4.年齢 5.育児休暇取得期間 6.出産前教育受講回数 7.学歴 8.年収 母親(N =290) 1.ECR-GO[見捨てられ不安] 2.ECR-GO[親密性の回避] 3.CRS-J 合計 4.年齢 5.育児休暇取得期間 6.出産前教育受講回数 7.学歴 8.年収. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. ―. .079. −.510** −.025 ―. −.073 −.092 .032 ―. .055 .033 −.109 .021. .021 −.093 .032 .076 .077 ―. .002 −.010 .083 −.095 .046 −.015 ―. −.011 −.009 .038 .126* −.002 −.033 .129* ―. .074 −.092 −.070 −.021 ―. .053 −.098 .032 .041 .017 ―. .055 .036 .036 .052 .045 .044. ―. ―. ―. .057 ―. −.293** −.161** ―. −.101 .013 .042 ―. ―. Spearman の相関係数、**p < .01,*p < .05. ― 31 ―. −.056 .016 .081 .045 .037 −.072 .103 ―. ― ― ―. ̶ ―.
(6) 日本母性看護学会誌 Vol. 21 No. 2 2021. 安]と[親密性の回避]はともにコペアレンティング CRS-J. ECR-GO[見捨てられ不安×親密性の回避]の交互作. 合計得点との間で弱い負の相関があった(r =−.293,p. 用項の有意な影響は認めなかった。. 4.コペアレンティングに影響を与える成人愛着スタイ. Ⅳ.考 察. < .01、r =−.161,p < .01)。. 1.対象者の特性. ルの要因(表5) 父親では、ECR-GO[見捨てられ不安]がコペアレン. 本邦において、第一子出生時の平均年齢は父親32.8歳、. 母親30.7歳28)、大学卒以上の割合は33.1% 29)、1人当た. ティング CRS-J 合計得点に負の影響を示し(β=−.503,. りの平均給与は432万円である30)。本研究対象は2歳児. p < .001)、ECR-GO[見捨てられ不安×親密性の回避]. の交互作用項について有意な影響を認めた(β=.213、. を持つ父親と母親であり、その年齢は第一子出生時の年. 2. p < .001)。さらに、最終モデルまでの R の変化が有意. 齢から予測するとそれぞれ平均的であったが、学歴、所. の交互作用の特徴を理解するため、単純傾斜分析を行っ. Web 調査であり、普段からパソコンやインターネットを. 2. 2. で あ っ た た め(R =.317、 ⊿ R =.039、p < .001)、 こ. 得の割合は高い集団であった。この背景には、本研究が. たところ、ECR-GO[見捨てられ不安]が高い場合は、. 利用できる対象が集められた可能性が考えられる。. また、本研究の成人愛着スタイル ECR-GO は、先行. [親密性の回避]が高くなるとコペアレンティング CRS-J 合計得点の変化量が大きかった(図1)。. 研究にある「見捨てられ不安」平均53.51∼62.48点(SD:. 母親では、ECR-GO[見捨てられ不安]と[親密性. 「親密性の 14.24∼18.19)とほぼ同様の結果であったが、. の回避]でコペアレンティング CRS-J 合計得点に負の影. 回避」平均51.61∼58.44点(SD:11.74∼15.31)よりも低. 、 響を示したが(β=−.257,p < .001、β=−.115,p = .046). 値であった31−33)。先行研究の対象である青年期の集団と. 表5 父親・母親のコペアレンティング CRS-J に影響を与える成人愛着スタイル ECR-GO の要因 父親. Step 1. 年齢 育児休暇取得期間 出産前教育受講回数 学歴 年収 ECR-GO[見捨てられ不安] ECR-GO[親密性の回避] ECR-GO[見捨てられ不安× 親密性の回避]. β .037 −.117 .041 .089 .023. 2. p. .540 .048 .491 .135 .706. .006. R. ⊿ R2. 階層的重回帰分析、***p < .001,**p < .01,*p < .05. Step 2. β −.005 −.090 .055 .086 .023 −.508 .025. 母親. p. Step 3. .928 .079 .288 .097 .657 .000 .633. β .011 −.089 .034 .093 .008 −.503 .095. .824 .072 .500 .063 .878 .000 .073. .213. .000. .278 .254***. p. Step 1. β .013 −.059 .029 .009 .103. .317 .039***. p. .828 .322 .625 .884 .083. .015. Step 2. β −.006 −.055 .023 .031 .092 −.257 −.115. コペアレンティングCRS-J. 見捨てられ不安・高(+1SD) 2.5. 2.55. 2.41. 2 1.83. 1.5 1. 1.38. 0.5 0 低(−1SD). 親密性の回避. 高(+1SD). 図1 成人愛着スタイル ECR-GO[見捨てられ不安]と[親密性の回避]の単純傾斜. ― 32 ―. .920 .336 .683 .587 .108 .000 .046. .096 .082***. 見捨てられ不安・低(−1SD) 3. p. Step 3. β −.006 −.255 .024 .031 .092 −.257 −.115. p .919 .337 .683 .589 .110 .000 .048. .006. .919. .096 ̶.
(7) 日本母性看護学会誌 Vol. 21 No. 2 2021. 比較して、本研究対象は成人期にある男女であり、青年. されにくい状況にあることが推察される。成人愛着スタ. 期よりもさらに人生における様々な経験を経ることによ. イル[見捨てられ不安・高、親密性の回避・低]は、本. り、親密な関係性における適切な構築がなされている可. 研究では父親において最も多い割合を示したが、諸外国. 能性が考えられる。. と比較して日本人に多く、文化差があることが報告され. 2.成人愛着スタイルによるコペアレンティングへの影響. ており36, 37)、同様の結果が得られた。この成人愛着スタ. 本研究結果より、父親と母親ともに成人愛着スタイル. イルは、日本人にとって受け入れられやすい「一定の距. [見捨てられ不安・低、親密性の回避・低]におけるコ. 離感を大切にする」「空気を読む」と比喩される対人関. ペアレンティングが最も高かった。この成人愛着スタイ. 係のとり方が特徴で、日本文化の中では対人的に適応性. ルの特徴は、他者関係において、対象から見捨てられる. があるとされるが 36, 37)、コペアレンティングの促進には. かもしれないという不安が低く、適切な距離を取りなが. つながらない成人愛着スタイルであることが示唆された。. ら親密な関係性を築くことが出来るという、安定した関. 3.父親の成人愛着スタイルの交互作用がもつ意味. 係性を構築できる性質をもつことから9)、夫婦の良好な. 父親における成人愛着スタイル[見捨てられ不安]と. 関係性が強く関連し、育児を協同できるコペアレンティ. [親密性の回避]には交互作用があり、母親には認めな. ングが促進されたと考える。. かった。母親では、[見捨てられ不安]と[親密性の回. また、母親は、 [見捨てられ不安・高、親密性の回避・. 避]それぞれが独立して影響し、2次元の組み合わせに. 高]におけるコペアレンティングが最も低かった。この. よる影響は受けないが、父親では、見捨てられ不安が高. 成人愛着スタイルは、コペアレンティングが最も高かっ. い場合はコペアレンティングが低く、さらに親密性の回. た成人愛着スタイル[見捨てられ不安・低、親密性の回. 避が低いと、親密性が高い場合よりもコペアレンティン. 避・低]とは真逆の特徴で、他者関係における不安が強. グが低くなることが明らかとなった。従って、コペアレ. く、親密な関係性の構築に嫌悪感を抱きやすい性質を持. ンティングに影響を及ぼす成人愛着スタイルは、2次元. 9). つ 。従って、コペアレンティングの基盤となる夫婦関. [見捨てられ不安][親密性の回避]の組み合わせによる. 係の質の低下に影響し、コペアレンティングが促進され. 4分類の特徴を捉えることが重要な意味を成すことが示. にくい結果につながったと推察される。一方、母親のコ. された。父親において成人愛着スタイル[見捨てられ不. ペアレンティングの下位尺度「パートナーの育児の承. 安・高、親密性の回避・低]では、コペアレンティング. 認」「家事・育児の分担」には成人愛着スタイルとの関. の下位尺度の逆転項目である「子どもの前でのもめ事」. 係は認められなかった。これは、他者との関係に不安が. 「阻害」の得点が、他の3分類に比べて最も高かった。. 強く、親密性の構築が困難な成人愛着スタイルを持って. 具体的に、「子どもの前でのもめ事」は、子どもの前で. いる場合でも、パートナーである父親の育児を承認する. もめ、互いに傷つけることやひどいことを言い、怒鳴り. ことや家事・育児を分担するという認識については、安. 合うことなどを問い、「阻害」は、自分と子どもだけで. 定した愛着スタイルの母親と変わらないことを示す。育. 遊ぶのが気楽で楽しい、親としての態度や育児への批判. 児期の母親は、父親の重要な役割として精神的支持と直. を受けることなどを問う。これらは、夫婦関係における. 接的な育児支援を強く求めており2, 34)、どのような成人. 緊張の高さや雰囲気の悪さ、夫婦が親としての信頼関係. 愛着スタイルを持っていても、母親のコペアレンティン. を構築できていない状態を評価しており、この分類の父. グの促進には、父親が出来ている育児行動や家事・育児. 親は、母親に比べて特に関係性における弊害を抱えやす. の分担について認識出来るように支援する必要がある。. いことが示される。成人愛着スタイルは、乳幼児期から. 父親では、成人愛着スタイル[見捨てられ不安・高、. 長期にわたり様々な人間関係や環境の中で多様化しなが. 親密性の回避・低]におけるコペアレンティングが最も. ら形成された愛着パターンが、生涯を通して存続すると. 低かった。この成人愛着スタイルの特徴は、自分が他者. いわれる10, 11)。さらに男性は、親からの達成欲求が強い. から受け入れられているかという不安が高く、他者の承. 場合、対人関係において自分は周りから受け入れられて. 認がないと自己を保つことができず、適切な距離を取り. いないのではないかと不安を感じたり、他人に嫌われな. 9). ながら親密な関係性を築く性質を持つ 。そして、他者. いようにしようとする傾向を示すといわれることから 38)、. の反応が自分の想像と異なる場合には、関わりを制御す. コペアレンティングの促進のための支援として、特に父. 22, 35). る傾向がある. 。従って、自己を保ちつつ、他者の状. 親にはこれまでの成育における情緒的、社会的発達を含. 況を適度に考慮しながら柔軟に対応することが難しい傾. めた幅広い情報を得ることが重要である。. 向から、夫婦関係においても程よい距離感や関係性を保. 4.看護への示唆と研究の限界. つことに困難を生じやすく、コペアレンティングが促進. ― 33 ―. 本研究結果で成人愛着スタイルがコペアレンティング.
(8) 日本母性看護学会誌 Vol. 21 No. 2 2021. に及ぼす影響が明らかとなった。このことから、コペア. [見捨てられ不安・高、親密性の回避・高]であった。. レンティングの促進の支援に先立ち、親となる過程とし. さらに、父親のみに、成人愛着スタイル[見捨てられ不. て妊娠期より、父親と母親それぞれの成人愛着スタイル. 安]と[親密性の回避]に交互作用があり、見捨てられ. の特徴を認識することが大切となる。つまり、これまで. 不安が高い場合、親密性の回避が低いと、親密性の回避. の成長過程における養育環境を含めた個々のコミュニ. が高い場合よりもコペアレンティングが低くなるという. ケーションの特性について把握し、状況に応じて支援す. 影響を受けていた。コペアレンティングの促進のための. る必要がある。例えば、出産前教育や保健指導の場にお. 支援として、特に父親には愛着スタイルを考慮した支援. いて、これまで自分たちの育ってきた環境を振り返る時. が必要であり、これまでの成育における情緒的、社会的. 間や、今後の育児までを見据えた夫婦関係・親子関係の. 発達を含めた幅広い情報を得ることが重要である。. 構築について考える時間を取り入れることも一案であ る。特に、過去に否定的な経験やわだかまりがある場合. 謝 辞. 藤のない感情. 本研究を行うにあたり、ご協力いただきました対象者. で自由に想起し語ることができるように関わり、支援し. の皆様に心より感謝申し上げます。本研究は、2017年度. ていくことも重要である。. 文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(B),課題番号. には、それも意味のある成育歴として、. コペアレンティング促進のために、成人愛着スタイル によってどのような介入が有効であるかは今後の課題で ある。例えば、見捨てられ不安が高く親密性の回避が低. 17H04447)の助成を受けて実施いたしました。. 利益相反 本研究における利益相反はない。. い場合、ネガティブな表情およびニュートラルな表情に ついても否定的に捉えてしまう特徴をもつという報告が あることから39)、育児を行う夫婦の関係性についても応. 引用文献. 用できる可能性がある。また、成人愛着スタイルは親の. 1)平成29年版厚生労働白書:https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/. 子どもへの養育態度を通して子どもの問題行動に影響を 与えるといわれており21)、コペアレンティングの促進と. kousei/17/backdata/index.html(検索日:2020年7月6日). 2)山内弘子,中野博子:乳幼児を育てる共働き夫婦の役割行 動の認識と実践の検討 ─ 乳幼児の親の役割行動尺度の作. 併せて、子どもにとって適した育児環境を提供する。こ のことは、さらに子どもが親世代となった時へとつなが るものであり、次世代育成の観点からの支援としても重 要である。 なお、本研究対象の父親と母親は夫婦としてのペア関 係にはないため、夫婦間の相互作用における言及には限 界がある。また、対象者の特性として、成人愛着スタイ ル「親密性の回避」とコペアレンティング CRS-J 合計が. ともに先行研究よりも低値であるというバイアスがあ. る 27, 31−33)。これらに関しては、調査対象者の属性が異 なっていることもあり、今後、属性の特徴を含めた成人 愛着とコペアレンティングの関係性のさらなる調査が期 待される。. Ⅴ.結 論 本研究では、育児期にある共働きの父親、共働きの母 親それぞれの成人愛着スタイルがコペアレンティングに 及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。コペアレ ンティングが最も高かったのは、父親と母親ともに成人 愛着スタイル[見捨てられ不安・低、親密性の回避・ 低]であり、一方、コペアレンティングが最も低かった. 成と分析 ─,母性衛生,60(2),289-302,2019.. 3)松田茂樹:近年における父親の家事・育児参加の水準と規 定要因の変化,李刊家計経済研究,71,45-54,2006.. 4)岡田麻代,西村香織,村田美代子他:父親役割の概念分析, 母性衛生,59(2),398-405,2018.. 5)Feinberg ME, Kan ML: Establishing family foundations:. intervention effects on coparenting, parent/infant well-being, and parent-child relations, J Fam Psychol, 22 (2) , 253-263, 2008, doi: 10.1037/0893-3200.22.2.253 6)Solmeyer AR, Feinberg, ME: Mother and father adjustment during early parenthood: roles of infant temperament and coparenting relationship quality, Infant Behav Dev, 34(4) , 504-514, 2011, doi: 10.1016/j.infbeh.2011.07.006 7)Feinberg ME, Brown LD, & Kan, ML: A Multi-Domain SelfReport Measure of Coparenting, Parenting, 12, 1-21, 2012, doi: 10.1080/15295192.2012.638870 8)Van Egeren LA, Hawkins DP: Coming to Terms with Coparenting: Implications of Definition and Measurement, Journal of Adult Development, 11, 165-178, 2004, doi: 10.1023/ B:JADE.0000035625.74672.0b 9)中尾達馬:成人のアタッチメント 愛着スタイルと行動パ ターン,初版,29-38/124-125,ナカニシヤ書店,2012.. 10)Bowlby, J(1969/1982)/黒田実郎・大羽蓁・岡田洋子他訳:. 母子関係の理論Ⅰ愛着行動,新版,岩崎学術出版社,2003.. 11) Ainsworth MD, Blehar MS, & Waters E, et al: Patterns of. のは、父親では、成人愛着スタイル[見捨てられ不安・ 高、親密性の回避・低]、母親では、成人愛着スタイル. ― 34 ―. attachment: A psychological study of the Strange Situation, Hillsdale, NJ: Kawrence Erlbaum.1978/1991..
(9) 日本母性看護学会誌 Vol. 21 No. 2 2021. 12)Collins NL, Feeney BC: A safe haven: An attachment theory. perspective on support seeking and caregiving in intimate relationships, Journal of Personality and Social Psychology, 78(6) , 1053-1073, 2000, doi: 10.1037//0022-3514.78.6.1053 13)Zeifman D, Hazan C: A process model of adult attachment formation. In W. Ickes & S. Duck(Eds.) , The social psychology of personal relationships. Chichester: John Wiley & Sons, Inc, 37-54, 2000. 14)Shaver PR, Schachner DA, Mikulincer M: Attachment Style, Excessive Reassurance Seeking, Relationship Processes, and Depression. Personality and Social Psychology Bulletin, 31(3) , 343-359, 2005, doi: 10.1177/0146167204271709 15)Rholes WS, Simpson JA, Friedman M: Avoidant attachment and the experience of parenting, Personality and Social Psychology Bulletin, 32(3) , 275-285, 2006, doi: 10.1177/0146167205280910 16)金政祐司:恋愛関係の排他性に及ぼす青年期の愛着スタイル. 26)山口千晴:代表的パーソナリティ障害の独自性とオーバー ラップの背景要因の検討,人間生活文化研究,28,384-386, 2018.. 27)武石陽子,中村康香,川尻舞衣子他:日本語版コペアレン ティング関係尺度(CRS-J)の信頼性・妥当性の検証,日 本母性看護学会誌,17(1),11-20,2017.. 28)総務省統計局:e-Stat 統計で見る日本,人口動態統計 出. 生順位・都道府県(大都市再掲)別にみた父・母の平均年齢,. https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003214678(検索日: 2019年11月12日). 29)総務省統計局:e-Stat 統計で見る日本,平成29年就業構造基. 本調査,教育別15歳以上人口,https://www.e-stat.go.jp/stat-. search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200532&tstat=0 00001116777&cycle=0&tclass1=000001116800&tclass2val=0. (検索日:2019年11月12日). 30)国税庁.平成29年分民間給与実態統計調査結果について.. の影響について,社会心理学研究,22 (2) ,139-154,2006,. doi: 10.14966/jssp.KJ00004412247. 17)金政祐司:中年期の夫婦関係において成人の愛着スタイル. http://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/ 2018 / minkan/index.htm.(検索日:2019年11月12日). 31)渡邉卓也:自己愛人格と主観的幸福感との関連に及ぼす心. が関係内での感情経験ならびに関係への評価に及ぼす影響, パーソナリティ研究,19(2),134-145,2010,doi: 10.2132/. 的表象の影響,立命館人間科学研究,22,19-27,2011,. doi: 10.34382/00004249. personality.19.134. 32)馬場康宏:青年期の愛着スタイルと被援助志向性,東京成. モデルの形成と発達,271-294,川島書店,1995.. 33)田沢晶子:大学生の恋愛観と愛着スタイルの関連 ─ 恋人. 18)久保田まり:アタッチメントの研究 ─ 内的ワーキング・. 徳短期大学紀要,48,47-54,2015.. に対する依存のしやすさと一般他者を想定した愛着スタイ. 19) Røhder K, Væver MS, Aarestrup AK, et al: Maternal-fetal. bonding among pregnant women at psychosocial risk: The roles of adult attachment style, prenatal parental reflective functioning, and depressive symptoms, PLOS ONE, 1-19, 2020, doi: 10.1371/ journal.pone.0239208. 20)小池優美:青年期女性の親性準備性と就学前及び成人期の. 愛着スタイルとの関連,日本女子大学人間社会研究科紀要, 19(3),99-113,2013.. 21)小西優里絵:親のアタッチメントスタイルと養育行動が子ど もの行動特性に与える影響,保育学研究,54(2),83-94,. 2016,doi: 10.20617/reccej.54.2_83. 22)Brennan KA, Clark CL& Shaver PR: Self-report measurement. of adult attachment: An integrative overview, In J. A. Simpson & W. S. Rholes(Eds.) , Attachment theory and close relationships, New York, Guilford Press, 46-76, 1998.. ル ─,甲南女子大学研究紀要,53,1-7,2017.. 34)五十嵐久人,飯島純夫:父親の育児参加への意識と育児行 動,山梨医大紀要,13,89-93,2001,doi: 10.34429/00000682. 35)Bartholomew K, Horowitz LM: Attachment styles among young. adults: A test of a four-category model, Journal of Personality and Social Psycholigy, 61(2) , 226-244, 1991, doi: 10.1037//00223514.61.2.226 36)加藤和生:Bartholomew らの4分類愛着スタイル尺度(RQ)の 日本語版の作成,Journal of Cognitive Processes and Experiencing, 7,41-50,1998. 37)久崎孝浩:子どもの心の理論発達と母親の愛着スタイルの. 関連性 日本とスリランカの比較,応用障害心理学研究, 13,19-36,2014,doi: 10.15005/00000257. 38)鈴木昌喜,塚野弘明:大学生の愛着スタイルと幼少期の親 子関係に関する研究,岩手大学教育学部附属教育実践総合. 23)中尾達馬,加藤和生: “一般他者”を想定した愛着スタイル. 尺度の信頼性と妥当性の検討,九州大学心理学研究,5, 19-27,2004,doi: 10.15017/3567. センター研究紀要,16,71-81,2017,doi: 10.15113/00014171. 39)金政祐司:自己と他者への信念や期待が表情の感情認知に. 24)中尾達馬,加藤和生:成人愛着スタイルは成人の愛着行動 パターンの違いを本当に反映しているのか?,パーソナリティ 研究,14 (3) ,281-292,2006,doi: 10.2132/personality.14.281. 25)島義弘:アタッチメントは対人行動にどのように反映され るのか ─ パーソナルスペースによる検討 ─,名古屋大学 大学院教育発達科学研究科紀要心理発達科学,55,71-76,. 2008,doi: 10.18999/nupsych.55.71. ― 35 ―. 及ぼす影響 ─ 成人の愛着的視点から,心理学研究,76(4), 359-367,2005..
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