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MDPREFの外部分析による観光地間の競合関係の分析II

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1998年度日本オペレーションズ。リサーチ学会 春季研究発表会

1−P−5

腫野鼠E『の外部分析による観光地間の競合関係の分析Ⅲ

A皿抽$五s①mC①mpe血g鼠舶血msぬ孟ps盈m①Ⅲ噌T①Ⅷ『五sせD匿S離皿瓜舶①mS v五乱Ex鹿『皿盈nMD野鼠E『ⅠⅠ ①2①①44丞① 立教大学 朝日 弓未 ASAⅡⅠⅤⅧm丘 ①皿⑬①9広野① 立教大学 岡太彬訓 ①濫ADA A比丘m①『孟 ①2①①舶応① 立教大学 泉本香織 ⅡZUM①T① Ⅸ瓜①『五 立教大学 高田 智子 m温良DA Ⅷ’①m①k① 1 データと分析 データは,国内旅行と海外旅行の2種類 からなる.ここでは,この中から海外旅行 に関するデータを分析した.海外旅行のデ ータの中から,行き先の記載のないデータ を取り除いた.そして,データの質問4の 項目(出発月,同行者,人数,旅行のタイ プ,泊数,旅行費用,予定時期)について, 各項目のカテゴリー×旅行の行き先(ハワ イ,グァム。サイパン,アメリカ,カナダ, ヨーロッパ,韓国,台湾,香港。マカオ, 東南アジア,中国,オーストラリア。ニュ ージーランド,南太平洋,その他)の頻度 の表を7個作成し,凱,ぶ2,…,ぶ7とした. これらのぶ皿,ぶ2,・‥,ぶ7から旅行の行き 先の間の非類似度行列を算出し,珊SCAL (C揖TOll&Chan島1970)で分析した. INDSCÅmで求めた共通対象布置を利用し てMmpREF(C釘TOll,1972)の外部分析(岡 太,1998;岡太・丸茂,1993)により,項目 のカテゴリーの各々を(理想)ベクトルと して共通対象布置の中に表現する.共通対 象布置の次元の方向は,一般的に一義的(次 元の互換と反転を除き)に決定される. 同様に質問39から質問46の項目(年齢, 性別,職業,年収などの回答者の属性を表 すフェースシートにあたる項目)×旅行の 行き先の頻度の表8個を作り各項目に1つ の表ができる.これらの表をぶ且,ぶ2,・‥, ぶ7と同様にMのpRE『の外部分析を用いて 分析し,これらの項目の各カテゴリーを INDSCÅLにより求めた共通対象布置の中 にべクトルとして表現した.これにより, 回答者の属性にもとづいた旅行の行き先の 競合関係を明らかにすることができる. 2 分析結果 INDSCALを用いた分析では適合度と解 釈を考えて2次元の結果を解とした.2次 元の共通対象布置の次元は,次元1は旅行 件数との関連が強く,旅行の行き先に対す る一種の人気度を表わしていると考えられ, 次元2はヨーロッパとそれ以外の行先を区 別している.重み布置は,原点から発する 直線状にはなっておらず,2つの次元の方 向は(互換と反転を除き)一義的に決定さ れていると考えることができる(Aral)ie, C釘TOll,&DeS訂bo,1987).共通対象布置は, 全ての項目に共通する観光地間の競合関係 を表している.M‡)p凪E『の外部分析で求め られたベクトルは,一種の理想ベクトルに 相当すると考えられる.求められたベクト ルの方向からその項目に関しての観光地間 の競合関係が明らかになる. 質問4の各項目についてそれぞれのカテ ゴリーを表すベクトルは,旅行の予約時期 を除き,次元1が正の方向(旅行の行き先 の人気度が大きい)の方向を向いている. −86− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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ただ1つの例外は,旅行の予約時期である. 予約時期の「直前」を表すカテゴリーを表 すベクトルは,次元lの負(旅行の行き先 の人気度が小さい)の方向を向いており, 次元2の正(ヨーロッパ以外の旅行の行き 先)の方向を向いている.「直前」以外の 旅行の予約時期のカテゴリーを表すベクト ルは,次元1が正(旅行の行き先の人気度 が大きい)の方向を向いている. 年齢や性別など回答者の属性を表す質問 39から質問46の各項目のカテゴリーを表 すベクトルも全て次元1が正の方向(旅行 の行き先の人気度が大きい)の方向を向い ている.これらのベクトルは,項目4のカ テゴリーを表すベクトルと比較する上,次 元2の負(旅行の行き先がヨーロッパ)の

方向を向いているものが多い.

旅行の行き先を,基準化し,いわば旅行の 行き先の市場占有率の影響を取り除いた分 析が必要かもしれない. 本稿は,今年度のOR学会マーケテイン グモデル研究部会での報告(岡太・朝日・ 泉本・高田,1997)にもとづいている▲.最後 になってしまったが,データをご提供頂い た(財)日本交通公社の寺崎竜男氏,また, 貴重なご助言を頂いた日本オペレーション ズ・リサーチ学会マーケテイングモデル研 究部会の方々に感謝の意を表す. 参考文献 Arabie,P.,Carro11,J.D.,&DeSarbo,W.S. (1987)・7ⅥreピーW町∫∽わ智α〃d c血−おr′′智. NewburyPark,CA:SaEe. Carroll,J.D.(1972).Individualdifftrencesand multidimensionalscaling.InR.N.Shepard, A.K.Romney,& S.B.Nerlove(Eds.), ん血肋e〃∫わ〝αJ∫〟〟/智ご 乃goヮ α〃d 御方甜よわ那加肋e∂g加ⅣわrαJ∫Cね′7Ce・一拍止ノ meoTy(pp・ SeminarPress. CarrOll,J.D.,&Chang,J.J.(1970).Analysis ofindividualdifftrencesin multidimensional SCah喝.P妙Cノわ椚e什血,j5,283−319. 岡太彬訓(1998).MDPREFの外部分析によ る観光地間の競合関係の分析Ⅰ.本研究 発表会アブストラクト集. 岡太彬訓・朝日弓未・泉本香織・高田智子 (1998),MDPREFとINDSCALによる観光 地間競合関係の分析結果.日本オペレー ションズ・ リサーチ学会マーケテイング モデル研究部会最終報告会資料, 岡太彬訓・丸茂淳子(1993).集団間と集団内 の差異を明らかにするMDPREFの応用 方法.理論と方法,β,127−141. 3 結論 質問項目4の各カテゴリー×旅行の行き 先の頻度の表の各行の値(各カテゴリーの 旅行の行き先の分布)と共通対象布置でそ のカテゴリーを表すベクトル上への旅行の 行き先の射影の相関を求めた.この値は, かなり大きく(項目の平均は全て0.75以上, 7つの項目中4つは0.9以上),その意味で は,各項目のカテゴリーは,MDPREFの外 部分析により共通対象布置に表現されたベ クトルの適合度は不十分ではないというこ とができよう.ここでの相関は大きいが, 理想点を用いた分析で相関(適合度)がど の程度向上するかを検討することも必要で あろう. 4 検討 各項目のカテゴリーは旅行の行き先の件 数の影響を大きく受けていると考えられる. −87− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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