60 演者は,非侵襲的に,確実に,きれいに小児から成 人までの水泳中の心電図を記録できるシステムを開発 した.今日,演者の開発した水泳中の心電図記録シス テムを用いて水泳中の循環動態の変化に関する研究を 行っている.結果,健康小児や成人に水泳中や潜水中 のみに不整脈の出現する水泳誘発性不整脈が高頻度に 見られた.さらに,潜水に特異な循環動態の変化とし て,健康小児や成人でも潜水性徐脈がみられた.潜水 性徐脈は,潜水前の心拍数の約1/2に減少した. 今回,水泳中の心電図記録システムを紹介し,その 応用と研究の現況について述べた.水泳中の心電図記 録システムの応用としては水泳中の循環動態の研究な ど基礎的研究への応用ばかりでなく,水泳愛好者の健i 康管理や水泳選手のトレーニング計画にも応用が可能 である.実際に,水泳愛好者の健康管理では,突然死 の可能性が高い心室頻拍がみられた熟年者も発見し た. 9.インスリン依存型糖尿病患者における運動負荷 後の尿中アルブミン排泄率と罹病期間との関係 (糖尿病センター) 小川百合子・大谷 敏嘉・児玉 公二・ 富岡 光枝・内潟 安子・平田 幸正 目的:安全な運動療法の基礎研究として,インスリ ン依存型糖尿病(以下IDDMと略)患者を対象に運動 負荷試験を行い,運動負荷前後の尿中アルブミン排泄 率(以下AERと略)を測定し,罹病期間との関係を検 討してみた. 対象と方法;通常の定性法で蛋白尿を認めず,非肥 満の30名の若年発症IDDM患老(男性14名,女性16名) と,健常者15名(男性7名,女性8名)に運動負荷試 験を行った.IDDM患者は罹病期間からA群(<1年) 7名,B群(1∼5年)8名, C群(5∼10年)15コ口 3群に分類した.対象の調査時年齢は19.7∼23.5歳で,
インスリン依存型糖尿病患者における運動負荷後の尿中アルプミン排泄率と羅病期間との関係
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