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膵頭部領域癌に対する膵頭十二指腸切除兼術中照射の免疫動態に及ぼす影響に関する研究

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Academic year: 2021

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69 15.下部胆管癌の予後に関する臨床病理学的研究 (消化器外科) 平野 宏 下部胆管癌の病理学的な予後規定因子の解明を目的 とし,切除例38例を対象に臨床病理学的検討を行なっ た.検討方法は病理学的7因子を検討項目とし,各カ テゴリー別の累積生存率をKaplan−Miere法で算出, その有意差検定に一般化Wilcoxon検定を用いた.生 存時間へ及ぼす影響の大きさはCoxの比例ハザード 法を用い解析した. 膵臓浸潤,十二指腸浸潤,リンパ節転移,外科的剥 離二二浸潤,静脈浸潤の各カテゴリー間で有意差を認 め,リンパ管浸潤,神経周囲浸潤では有意差は認めら れなかった.生存時間へ及ぼす病理学的因子は,その 影響の大きい順に,膵臓浸潤,外科的剥離二二浸潤, リンパ節転移,十二指腸浸潤,神経周囲浸潤,リンパ 管浸潤,静脈浸潤であった.予後規定因子として,膵 臓浸潤と外科的剥離二二浸潤の因子が重要な位置を占 めることが示唆された. 16.経ロ的超細径胆,膵管内視鏡の開発とその臨床 応用 (消化器外科) 佐上 俊和 1990年1月より通常の乳頭より挿管可能な超細径 ファイバースコープを導入し胆,膵管内視鏡検査(以 下本法)の可能性を検討してきた.使用したシステム は,M&M社製FVS−1000,スコープは外径0.75mm, イメージガイド3,000本,および0.45mm,2,000本の2 種類である.検査方法は,通常のERCP造影用チュー ブにて挿管し造影を施行後,その中に超細径ファイ バースコープを挿入し観察する.現在までに膵管系22 例,胆管系6例,正常5例に本法を施行し,挿入は27 例(82%)に可能であった.本法は,合併症もほとん どなく安全で有用な検査法になり得ると考えられる が,現状では,観察能や耐久性および記録の点で問題 が残されており,ルーチンの検査法として確立するた めには,スコープの改良とともに手技の改善,工夫等 が今後さらに必要と思われる. 17.十二指腸温存膵頭全切除術の術後消化吸収能に 関する研究 (消化器外科) 原田信比古 我々は1989年10月より膵頭部領域疾患に対し,十二 指腸を温存した膵頭全切除術(PHR)を行ってきた. 膵頭全切除術における十二指腸温存の意義を明らかに するため,同時期に施行された拡大郭清,門脈合併切 除,術中照射例を除く全層幽門輪温存膵頭十二指腸切 除,胃膵胆配列再建症例(PPPD)を対照として,消化

吸収能について比較検討した.術後早期合併症は

PHR群2例, PPPD群1例にみられ,これらを除く

PHR群9例, PPPD群10例の術後6ヵ月の時点にお

ける評価を行った.経口食開始時期,術前後の膵外分 泌機能(PFD),胃酸分泌能,術後早期のrapid turn over protein,血中コレステロール,中性脂肪,血清総 蛋白,アルブミンおよび術後体重推移について検討を 行ったが,いずれも有意差はみられなかった.更に長 期的な観察と,消化管ホルモンなど他因子の検討が必 要と考えられた. 18.膵頭部領域癌に対する膵頭十二指腸切除兼術中 照射の免疫動態に及ぼす影響に関する研究 (消化器外科) 小松 永二・今泉 俊秀・鈴木 衛・ 中言 利明・木村 健・原田信比古・ 羽鳥 隆・羽生富士夫 膵頭部領域癌の治療成績向上のため術中照射(以下 10RT)併用療法を行ってきた.一般に術後の免疫能低 下が再発予後にも関与するとされており,10RT併用 療法の術後免疫動態につき検討した.対象は膵頭部領 域癌に対しての膵頭十二指腸切除(以下PD)例, PD+ 10RT例,早期胃癌に対する胃切除例で,術前後に皮内 反応(PPD, SuPS),白血球リンパ記数,リンパ球サ ブセット,PHA幼若化能,免疫グロブリン,補体を経 時的に測定した.3群とも術後一過性の主に細胞性免 疫の低下をみたが,胃切除,PD, PD十10RTの順にそ の低下は著明であり,特に10RT群の皮内反応,リン パ球,サイトトキシックT細胞,ナチュラルキラー細 胞の低下が著明であった. 19.膵頭部癌の尾側実質内進展に関する画像診断と 病理組織所見との対比

(消化器外科) 木村健

〔目的〕膵頭部癌の尾側切離線の決定方法の検討. 〔対象〕肉眼腫瘍径4cm以下の通常型膵頭部膵管癌 75例. 〔方法〕A.5mm間隔の連続組織標本の70例を, pw (一)群55例とpw(十)群15例に分け,膵尾側長軸方 向の癌進展範囲をUS, CT,肉眼所見,組織所見で対 比検討.B.10US症例5例を,膵長軸方向面の標本で 検討. 〔成績〕pw(一)症例結果:尾側高度進展例は9%. 全例膵管内進展型.USによる尾側癌進展範囲と組織

学的な進展範囲との誤差は1cm以下87%,1∼2cm

一一X37一

参照

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