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リサーチで用いられる概念について(経営学) 利用統計を見る

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(1)

著者

中山 隆満

著者別名

Nakayama Takamitsu

雑誌名

経営論集

5

ページ

107-141

発行年

1976-12-05

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00005894/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

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リ サ ー チ で 用 い ら れ る 概 念 に つ い て

隆 満 1 「 リサ ーチ」(research) で は, 繰 返 して用い ら れる概 念 が多 数 ある。 これら の概 念は, しば しば研究者 が説 明に心 を くば るこ とな しに, 暗黙 の う ちに用 い ら れてい る もの もある。 たと えば, マ ーケ ット ・ リサ ーチ ャ ーが洗剤 の消 費者 による ブ ラン ドの切替 えの リサ ーチにっ い て報 告 した と し よう。 もし, 彼 の報告が 完全 な もので あ るな らば, 彼 は ブ ラン ド切替 え が生 じ たこ とをど の よ うに して 決定 した のか ? 明細 に述 べるだ ろ う。 この 点 から, ブ ラ ンド を切 替え た人 の パ.―セ ンテ ィジ は, 明 確な 説 明 もな しに, “事実 ” と して も, また仮定 として も, い ずれに で も とら えら れる。 仮定 を事 実 から区 別 した り, また以前 検証 され た命題 を報 告書 の解 釈から 区別 した りす る ことは, う まくで きない 。 ある特定 の会社 の 研究 を紹 介して い る次の よ うな表 現は, 少 し も変 則的 な もの で はない。 “賃金管理 は, そ の会社 の規模 と性 格に か か わりな く, 研 究管 理 では大 きな 問 題 にな ってい る”。 これは一 つ の広い 概念 で ある。 し かし, 賃 金管理 がこの 領 域 で大 きな間題 に なってい る とい う事実 は, 十 分に立 証 さ れた もの なので あろ う か ? それ は, 相対 的 に も, また絶対 的 に も高 まっ てい る のだ ろ うか ? そ れは強 さに おい て も大 きくな ってい る ので あろ うか ? す べて の企 業 が, 規模に かかお りな くこ の問題 に 直面 してい る とい うこ とに対 す る 根拠 は, 何 で あるの か ? こ の 賃金管理 の問題 は, 会 社全体 に とっ て の賃金管 理 の問 題 から区別 で きる の で あろ うか ? これらの疑 問 は, 研究者 だ ちか仮定 とか, 前 提 とか, 事実 や そ の他の基 本用 語な どの概 念 を理解 しなけ れば な らない こ とを示 唆 してい

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る。このような用語や概念を明確にして使用する必要性は,概 念の明確性を 要求する今日の数学的 モデルの普及に よって強 められてきたものである。 繰返しのできる調査と知識 や理論の一般的体系 とい う意味に おい て, もし, ビズネス・リサ ーチが客観的であるはずならば, ビズネス・ リサ ーチの分野 に おけるす べて の研究や知識にっい ての独特の概念が確立されなければなら ない。研究者たちがその研究の結果 を他の人 々に伝えるた めには, これらの 概念の明確な説明が必要である。 これらの研究者たち自身, 研究の方法論に 含まれる概念を理解することなしに, 研究過程を理解 することはできない。 方法論自身に も現われてい るような曖昧さは別にして,漠然 とした,不明瞭 な, また数多 くの意味をもつ用語を用い て, ビズネス・リサーチの命題を構 成することに払 われて きた努力が非常に大 きかったとい うことは,大変有害 になってい る。 不都合に も,方法論的用語を明らかにすることに関 しては,多 くの研究が なされずに残ってい る。 従って, すべて関心のある概 念の明確な説明は,今 日で も不可能である。 だが,それぞれのケ ースにおける問題と論点 の性格を 論ずることは, その研究を他人に伝えることにおいて,研究者をより慎重に させ, またより巧妙に させるで あろう。 そこで, 以下, “リサ ーチ におい て繰返して使用 される概念を吟味して い こう。 2 事実とデータ “事実D ” とい う意味 は, 狭 く解釈 し た方 が 適してい る よ うに 思 われる。F.S.C. ノ ース ラップ は, “調査 の 第2 段階 は, 直 接理 解 される事 実 で始 まり, 言葉 で述 べ ら れる事実 で 終 る。 これ ら2 つ の意 味に おけ る事 実 はレ 混同 され て はな らない 。 前者 の 意味に お ける事 実 だけ が, すべ て の概 念 と理 論 から独 立 してい る2)”。 と述 べてい る。 次に, 疑 問 が生 ずる の は, 事 実 を“直接 理 解 する” とい うこ と がど んな こ とな のか ? とい うこ とからで ある。 直接 理 解 さ れる事実 は, す べてその 意 味 を通じ て, われ われの と ころに到 達 しな け ればな ら ない ので あ るから, こ れ らの事実 は, 経 験 や心理 的 要因 に基づい た ある方法 ヤ解 釈 さ れるか, そ う

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リサーチで用いられる概念にっいて109 で なければ, これ らの事実 は, 実 際上 極端 に限 定 されて しま う。 た と えば, あ る人 が鏡に 向 って1 メ ートル手 前に 立 つ とす れば, 彼 は, 見 かけ で は2 メ ートル離 れて 自分 の像を見 てい る こ とにな る。 だが, 彼 は, そ の像 が実 際に は 鏡の表面に ある こ とを知 ってい る。 ある3 次元 の物体 が 観察 され る と きに は, い っ で 仏 さらに一 般的 な 例が 思い 出 されて く る。 たと えば, 観察 者 は, 書籍に は3 つ の側面 が ある ことを 知 ってい て, ある一定 の色の 固体 か存在 してい る とい う事 実 として 仮定す る。 実際に は, この “本” は3 つ の面 をも っ た空 箱 かも しれ ない し, もし それが 固 体であ れば, 他の面 は別 の色 で ある か もしれ ない 。 ま た, 観察者 がその本 を持ち上 げ て みる と, そ れは重い と結 論 を下す か もしれ ない 。 しか し, 誰 か 他 の人 がその 本を持 ち上 げ て みる と, それは 軽い とい う事 実 とし て述 べるか もしれない。 従って, 事 実にっい ては心 理 的解 釈 に関 係す る2 つの 見解 が存在 してい る よ うに思 われ る。 最 初の例 で は, あ る事実 の 決定 は,い くっ か の感 覚作用と 観察 を必要 とする だろ う。 その顔 を見 た り, またそ の言 葉 を聞い たりせ ずに, 人 のうしろ姿 を観 察す るだけ で は, 実際 に彼 が何 を やっ てい る のか を指 摘で きない であろ う。 第2 の例 で は, あ る事実に つい て の望 ましい 特性は, 各 個 人 相互に ある ように 思 われる。2 人 の個人 そ れぞ れが本 を持 ち上 げ ると きに は, 同 じ下方 に 働 く力 を感 ず るけ れど も,2 人 はその結 果 を別 々に言い 表 わ す だろ う。 そ れは, 相違 を生 じ させ る感 覚 作用 を言 葉で 言い 表 わそう とする からで ある。 その重 さを計 る秤 を用い る ことに よって, その 相違 は, 目盛 り を読みとる ことに 含 まれる 観察上 の誤 差の大 きさに縮 め ら れるで あろ う。 適 切に設計 され た測定 装置 は, 観察 され る自然現 象 の相違 を大 きく縮 める役 目 を果す3)。 もし 研究者 が2 次的 デ ータを利 用 してい るな らば, そ れら のデ ータは, そ の 研究に対 しては仮 定 され だ 事 実 ” とな る。2 次的 デ ータの観察 の間 の食 違い は,一 般 に取除 か れる で あろ うから, そ れらの デ ー タは, 結局個人 相互 的 にな る。 この ような事実 は, そ れが リサ ーチの次 の段 階に 対 する “与 えら れ だ 基 礎 または経験 的基 礎 と見 な さ れる とい うことに おい て, ノ- ス ラ ッ プ のい う“言葉 々述 べられ る事 実 ”に 類 似 してい る。 ノ ース ラップ は, 言葉

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で述べら れる事実によって,直接理解される事実と理論から展開される命題 を示そうとしてい るので あるから,言葉で述べられる事実は,理論の発展に よって攻撃 を受けやすい が, それらが無視されるまでは, 役に立つ事実とし て容認される。 3 定 義 経営の分野では, 最も一般的に用い られてい る用 語で さえ も, その定義が ない ことは周知のとおりである。企業それ自体の内部で は, これが意思疎通 の障害や混乱,そして簡単な記録の氾濫を惹起してい る。 このような状況は, 研究者 たちには良い ことではない。経営 シンポジ ュー ムに出席する分析に関 心 のある人は,関係者 たちが完全に違ってい ることを意味してい ることに対 して, 同一の言葉を使っている論議を再三観察するこ とかおるだろう。 実際に無意味であることに関して, 非常に曖昧に用い られてい る用語の例 には,長 期計画, プログラム,管理者, 専門的, 組織, コスト, マーケティ ング, イ メージ√倫理的行動, システ ム, 中小企業な どがある。基礎研究や 応用研究で用い られる専門用 語は, さらに よい取扱い を受けるだろうと思わ れ るかもしれない。 だが, 高度に発展した経済学におい ては,富,所得,価 値, および市場などのような用語が, とくに“用語法におけ る問題”とい う 表題の中でR. ハンデ ィとp. カ ーツらに よって取 りあげられてい る4)。 とく に数学的 モデルに重点をおくことが,用語の定義を強い て 直重にさせてい る のに対して, これらの定義は, しばしばただ単に シン ボルと同一 のものであ るに すぎず, 経験的応用や意味, あるいは解釈な どは, それで もなお明確に はならない。 高度に発達 した標本調査の設計方法において さえも, 統計的手法を用いる 応用 研究者 たちは, 常に用語を慎重に定義していない。 彼らぱ 母集団”や “ サンプリン グの要素”にっい ての定義 を明細に 述べてい ない ことが しばし ば ある。 従って,“本 調査は,000 の都市部を網羅 してい る” とい うよう な母集団につい ての曖昧な定義 が述べられてい て, そこでは,地域か正確に 限定 されておらず, また 基本的単位( たとえば,男性の世帯主)も明細に記さ れてい ない。事実, この属性 がその方法を実行するある段階で失われてしま

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リサーチで用いられる概念にっいてm う ときに, そ れ が確率 標本抽 出調査 で ある こ とを暗示 す る よ うな 仕方 で, 研 究 は, しば しば 報告 される。 より適 した定 義 を発 展 させる こ とは, 経 営 の知 識 の科学 的 特 徴 を明らかに す る連続的 過 程で ある と同時 に, で きる だけ正 確 な定 義 が, 常に望 まれてい る。 は っ きり と定 義 され た用 語 は, 問 題 を明確 に系 統 立 てて 説 く経営 研究の 出発点で 要求 される。 通 常, リサ ーチに用い られ る方法 論 は, 測定 の基 準と 単 位を含 んでい て, 専門的 定 義の紹 介 を も必要 とす る。 理 論 展開に お ける説 明の組立 てに は, 研 究者 に よって造 り出 されな け れば な らない 新しい 用 語の 意 味, あるい はよ りは っき りと定 義 されなけ れ ばな ら ない 古い 用 語の意 味を 詳 しく述 べる こ とが必要 であ ろ う。 中心 をな す基 本的 な定 義 を設定 す るに は, か な りの困 難 が と もな う。 定義 の 本質 と問題 にっい て概説 す るこ とは, い くっ かの点 で 研究 に 役立つ であろ う。第1 に, 研究 者 が自分 の研究 を発 展 させ てい く と きに, 意 味深長 な, か っ 有用な定 義 を得 る ように 努力 する こと が重要 で ある と 気づ く ことで あ り, 第2 に, そ れが よ りよい定 義 に到達 す る のに 役 立 つ こと であ る。 定義 の タイ プにっい て は, 次 の よ うな5 つ の対 照的 性 質 を もっ もの として,H.s. レ オ ナルドに よっ て指摘 されてい る。(1) 名 目的 な定 義対 実在的 な定 義(2) 情 報的定 義 対勧 告的 定 義(3) 完全 な定 義 対不完 全 な定義(4 ) 言 語学上 の定 義対 概念上 の定 義 ㈲ 外延的 定 義対 内 包的定 義5) 定義の基 本的 性質 凪 研 究者 に とっ て はか な り重要な もの で ある。 まず定 義 は,表 現 そ の ものな のか, あ るい は 他の す べて の物か ら それ を区 別す るた めに, 実 物 の特 質に限 界 を定 め ようと する こと な のか ? とい う疑 問 が生 ま れ る。 ただ別 の表 現 を伝え る だけの 慣習 通常略語と か,速記 形 式 な ど 凪 名目的な定義(nominaldefinition)と呼ばれてい る。C.G. ヘンペ ルは,このことに関して次のように述べてい る。 “明細に述 べられた表 現,すなわちdefiniendum はその意味が, すでに限 定 されてい るある別の表現, すな わちdefiniens と同じ ことを表 わすことに

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な ってい る とい う意 味 を明 記 する も のとして, 名 目的 な定義 は特徴 づ けら れ るで あろ う。 名 目的 な定 義 は, 表 現E2 が表 現El と同じ こ と を表 わす と仮 定 する と, とい う形に 直 される だろ う6)"。 た とえば, 名 目的 な定 義 は,"“bias' とい う言葉 ぱ 評価 の予 想 され る値 と 評 価 されてい る実 際 の値 との間 の相違 ’ と同じ こ とを表 わす と仮定 す るど とい う例で示 され るで あろ う。 こ の ように, 名 目的 な定 義 は, 特 性, 類, 関 連, 機能, あ るい は これらの 集 合 な どの概 念 を選抜 して, そ れに 特別 な名称 をつ け る もので あ る。H.S. レ オ ナル ドに よ れば, 名 目的 な定 義 とは, 著者 自身 かあ る用 語につ け る意 味で ある とい う。 た とえば, “消費者 ” とい う用 語は, 多 く の人 々に よって多 く の流 儀で定 義 されてい る。 この用 語 を用い る研 究者 は, そ れをど の ように用い るの かを 明確に し たい と 思うで あろ う。 これに対 して, その研 究 者 は, 他の研 究で 用い てい る“ 消費者 ” とい う用 語 を調 べて みて から, 他 の人 た ちが用 い てい るそ の用 語の 意味, すな わぢ 実在的 な”定 義 を下し た い と思う で あろ う。 従 って, 名 目的な 定 義 は, 時 折 実 在的な定 義 (realdefinition) と同 じで あ るこ ともあ り, ま た異 なる こ ともあ る。い ずれ の場合 で も, その定 義の 目的 は, 将来に おい て これ らの言 葉 を どの ように解 釈す る のか を読者 に 知らせ る こ とにあ り, 従 って こ れらの定 義 は, 情報的定 義 (informativedefinition) に な る。 勧 告的 定義(hortatorydefinition) とは, そ の研究者 が推薦 する とお り, そ れ を用い るよ う潜在 的 な言葉 の利用者 に勧 告 する ことで あ る。 ア メ リカ標 準 協 会(AmericanStandardsAssociation ) は, 設 備や 設計, お よ び製造 手 続 な どと共 に, 定義 にっい て の コ ンセ ンサスを得 よ うと する企業 と政 府の代表 者 か らなる 私的 団体 で あ る。 このASA の定 義 は, た だ推奨 す る だけで あ る か ら勧告的 な もので あ る。 一 般的 に 言 って, 完 全 な定 義(completedefinition) は, リサ ーチに は望 ま しい ものであ り, 不 完全 な定 義(incompletedefinition) は, 主 として 社会的 講 演向 きの もので あ る。 完 全 な定義 は, あ る概 念や言 葉, あ るい は文 句 をた だ一 つに 限定 し た り, 説 明 し たりす る のに用い られる もので あ る。 不 完全 な 定 義 は, 定義 されてい る もの の唯一 の 特質, または2,3 の 特質 を示 す もので

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リサーチで用いられる概念について113 あ る。 不 完全 な定義 は,十曖 昧 さを取除い て用い ら れるか, ま たす でに 明細に 述 べら れた関 係 の一 部 として用い ら れ る と きに, ビ ズネ ス・ リサ ーチ の中で 一 つの地位 を占 めるので あ る。 最 初に示 し た例で は, あ る 市場 調 査は, 基本 的 単位 を世帯主 と明記し てい た。 基 本的 単位 を“ 男性回 答者 ” とす る不 完全 な定 義 は, 女 性 の世 帯主 が考慮 されてい た のか ど うかにっい て の曖 昧 さを除 去 する のに役立 つで あろ う。 言語学上 の定 義(linguisticdefinition) は, その 言 語に っい ての 情報 を伝え る た めに用い られ, また受 取 る人 に は すで に 馴染 みのあ る事 柄 を示 す表 現を 用 い て説 明す る。 概 念上 の定義(conceptualdefinition)は, 理論 展開に 重要で あ りレ 一 層深 く論 議 されてい き, また定 義 される実 体に っい て の情 報 を伝え る。。 ある用 語 の概念 が適用 される拡張 範 囲 は, 明 細に 述 べ られ た特質 を共 通に 持 ってい る事物 の階 層で あ る。 外延 的定 義 (extensionaldefinition) とは, あ る 階層に 属す る それぞ れの事 物 を指 す もの であ る。 た と えば, “新 日鉄 やト ヨ タ自動 車な どの よ うな企 業 ” を意 味す る “日本 の大 企業 の上 位10 社” とい うのは, 不 完全 な外延的 定 義 であ る。 外延的 定 義 は, 本 質的 特 徴を示 す こと な しに, 概 念 が適用 され る拡 張範 囲に 属 す る事 物 を指 し示 す ことに よって説 明 しよ うとす る ものであ る。 内 包的定 義 (intensionaldefinition) とは, ある 事 物がそ の用 語 の概 念が適用 され る拡張 範 囲に 入る かと うかを限 定 す る特徴 を明細に述 べる もので ある。 “商品 や サ ービ スの生 産に 携 わってい る日本の す べて の営利組 織 の資産 価値 に よる ラ ン クづ け で は, 資 産 価値 の上 位10 社に 相 当 する企 業 ” を意味 する “日本 の大 企業 の上 位10 社” とい うの は, 内 包的 定 義で ある。 外延的定 義 は, 通 常不完 全 であ るけ れ ど 仏 内包的定 義 に よって 提供 され え ない 知識 を与 えて くれ る。 しば しば, そ れを受 入 れる 人 は用 語の概 念 か適 用 される範 囲に馴 染 んでい るの で, 完全 に 聴 く ことは望 まれ もし ない し, ま た 要求 され もしない 。 内 包的 定義 の長所 は, そ れが事 物 の特徴 に 注意 を促し て, 外延 的定 義 の普 遍化 や発展 につ な が ってい く とい う こ とで ある。 十 科学 の確立 に共 通 する問題 は, 基 本的 定 義 を確定 する ことで ある。 定 義 は, 観 察可能 な事 物に もとづい てい る か, また は抽 象的 概 念 に 関 係し七い る。 パ

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−ソ ナリテ ィ, 判 断, モ テ ィヴ ェヴショ ソ, 態 度な ど とい う よ うな言葉 は, 抽 象的 概 念に か かお る例 であ る。 これら の語 句は, 直接 観 察 され る ような事 物, 特性, 関 連, あるい は方 法 な どを指し てい ない。 原 理 や理 論 が発 展され るにっ れて, よ り高い レ ベ ルの抽象的 概 念が 他の定義 に 依存 する定 義 にな る。 行 動空間 とか, 社 会 シ ステ ムな どは, ごの ような用 語 の例 で あ る。 あら ゆる 表 現 や予 言 が 現実 の世 界 で当然 検証 され うるはず の経験 科学 で は, す べての 定 義 は, 観察 可能 な実 体 に当 然縮 小 されなけ ればな ら ない こ と が要 求 される ように思 われ る。 この よ うな実体 は, ある特定 の望 まれる時 と場所 に おい て 存在 してい な くと も, 実 現 され るで あろ う。 従って, 一 つ の プ=i セ ス として の“ 小集 団の 意 思 決定 ” は,5 人 の集 団 を構 成 し, 彼 らに 問 題 を指定 し, そ し て意 思決定 過 程 を観 察 する こ とに よって実 現 され る だろ う。 研 究者 の 目的 に 役立 つ よ うに用 語を定義 する こ との重要 性 にっい て は,R , ア クォフ が説 明し てい る。 ア クォフは, 住 居 単位の 部屋 数 を測定 す るために 設 計 され た調査 にっい て の結果 の 精度 を確 めるよ うに 頼 まれ た。 そ こで, ア クォフは, “ 部屋 ” が明 確に定 義 されてい な かっ たの で, 調査 の デ ザイ ナ ー た ちが暗黙 の うちに ど んな定義 を用い てい たの かを たず ねて みた。 その慣 習 的 な方 法 は, お お よそ次 の よ うな もの であ った。 “部 屋 とは, 四方 の壁 と床, お よび天井 に よって 囲 まれ た空 間 で ある”。 ア クォフ は, “部屋 は三 角形 で あって はい けない のか?" とたず ねた。 “ も ちろ ん, そ れ は, 三 方 ま たは四方 に壁 があ って も よい ”。 “ 円形 の部屋 にっい て は, どうで すか?" “ な るほ ど, それで は, 一 つ以 上 の壁 があ れば よい こ とに な り まず 。 “段 ボ ール箱にっい て は, ど うで す か ?” “部屋 は, 人 間 の住い とし て は十 分に大 きくな け れば な り ませ ん”。 づ 押入 れにっ い て は, ど うで す か? “ “ そ れは通常 の 生活 目的 に利 用 さ れなけ ればな り ませ ん”。 “通 常 の生活 目的 とは, 何 で す か ?” “ ごら んな さい 。 わ れ われは こ んな無意 味な こ とに 答 える 必要 は あ りませ ん。 結果 は, われ われ の 目的 に 十分 かなってい まず 。 “ あ なたが た の 目的 と は, 何で すか? ”

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リサーチで用いられる概念にっいて115 “住居単 位 の一 部 屋 当 り の人 数 を知 るこ とに よって生活 状態 の指 標 をうるこ とでず 。 “部屋 の大 きさは, か まわない ので すか? ” “はい, わ れわ れは床面 積 を用い て も よか った ので すが, そ れは非 常に むず かしくて, 得 ら れな かっ たでし ょう”。 “部屋の高 さは, か ま わない のです か?" “私もそ う思い ます。理 想的 には, わ れわれは容 積 を使 えば よか っ たでし ょ う”。 “では, 床面 積10 平方 フ ィ ートで, 高 さが60 フ ィ ート の部 屋 は, 床 面 積が60 平方 フ ィ ートで, 高 さが10 フ ィ ート の部屋 と全 く同じ で し ょうか ■?" ”ごら んな さい。 こ の指標 ぼ, そ れを使ってい る人は十 分 に満足 し て い ま ず 。 “ 彼ら は, そ れ を何 のた めに 使 ってい るので す か? ” “はっき り分 かり ませ んが, 何 の苦 情 もあ りませ んで した7)"。 純粋な 概 念的 定義 に対 する反 発 は, 経験 や実 験 には直 接関 係はない が,pw. ブ リ ッジマ ンの操 作主 義(operationalism) に おい て そ の究 極に 達 した8)。 操 作的な 定義 は, あ る用 語 の意 味を述 べる ために, 観 察 者 が 何 をな すべきか を知ら せ る。 “操 作主義 に よれば, その真実 または虚 偽 を確 か めるた めに, 陳述 が物 質的 操 作 に変 えら れ うる場合 に のみ, ある表現 は意 味 をもっ と言わ れ る9)"。 科学 者 は, 着手 する方法 と観察 すべ き事 物 を述 べる こ とに よって, そ の用語 を定 義 す る。 た とえば, “小売 業” を定義 する ために は, そ の商店 の売上高 を調 べて みて, もし その売上 高 の50 %以上 が最 終 消費者 に な されて い るなら ば, そ れ は小売業 で ある とす る。 基本的 な定 義 に最 も よく応用 さ れる もう一 つ の アプ ロ ーチは, 前後 関 係に よ るアプ ロ ーチ で ある。 用 語は, そ れを含 んでい る表現 の意 味 を明確に する こ とに よっ て定 義 さ れ, そ の用語 のい ろい ろな側面 をも うら する論 議 がな さ れ る。文 章 の前 後関 係に よる アプl==・−チの例 と してl±, 次 の よ うな も のをあ げるこ とが で きる。 企 業 また は会 社 ど ちら に も置換 える こ とので きる2 つ の用 語 は , (1)経済的 資 源(資本,土地,労働)を使 って,(2)市場 で売 られる 商品 ま たはサ

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−ビ スを生産 し, そして(3)そ の原 価 を埋 合 わせるそ の製品 の販 売高 から えら れる収益 に主 と して 依存 す る独 立 し た私的 組 織で ある。 “組 織” とし ての企 業 の特徴 づけ は, 互い に 影 響 し合 ってい る関 係者 の一 体 化 した一 つ の集 団で あ る こと を示 してい る。 そ の企 業 の関 係者 の中に は, 所 有 者, 経営 者, 従業 員 な どがい る し, また ある意 味 で は, 顧 客 や資 源の供 給者 もはい る。 農 業 を含む す べて の産業 に お け る企 業, 自家 営業 から巨 大 会社に 至 る まで の す べて の規模 の企 業, また合 名 会 社 から有限 会 社や株 式 会 社に至 る までの す べて の法律形 態 の企 業 は, この定義 に 含 ま れる10)。 ダ 定義 上 の問題 に関 す る究極的 批 判 と して, 今 日の科学 に用い ら れてい る理 論 的 概 念が実験的 思考に よって, 明確に 定義 されえない ことを明 ら かにす る た めに利用 で きる決定的 な証 拠 は, 何一 つ な い( また,おそらくは誰にもで き ない)とい うE. ナイ ー ゲル の所 説ぐこ注 意 が喚起 される。 しかしな が ら,彼は, 誰 も まだこの よ うな定 義 を下 し たもの はい ない と述 ぺてい る11)。 4 測 定 測定 は定 義 と密接 に関 係 してい る。 定義 は事物 や概 念 の性 質に関 係してい る のに対 して, 測定 は これ ら の特性 や属 性 の表示 に向 け ら れる。 測 定 (mea-surement )とは,“ シ ンボル が, 代 表 される事 物 を持 ってい る と全 く同 じ よう に, お 互い に 適切 な関 連 胞を持 っ てい る物 体 や事 象 または状 態 の特性 を代表 する シ ンボル を得 る一 つ の方 法12)で ある。N.R. キ ャンペ ルは, 測 定 を“特 性 を表 わす数 の割当 ” と定義 してい る。 数 の割当 に よっ て, 数 の概 念や加算 で は なく, 数 字 が意 味す る もの を理 解す る ことが重 要 であ る。 測定 に 関 する 一 般 的 な意味 で は, 文字 の よう な シン ボルは, たとえ ば色 の測定 におい て青 に対 してはB を, また赤 に対 して はR を使用 する こと がで きる。 さら に一般 的 に は, 科学 の研 究は, 数 を数 え る こと, 集 計す るこ と, 等 級づけ る こ と, お よび 算術的定 義 や幾 何学的 定 義 な どに よっ て測定 の限 定 され た意 味に関 係 して くる13)。 ビ ズネス・ リサ ーチ は, 次 の よ うな 広い 領域 の測定 に関 係す る。(1 ) 物質的 性 質 の対象 と シス テ ム (2) 作業 中 の人 々の動 作 特徴

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リサーチで用いられる概念にっいて117(3) 心 理 的 概 念(4) 社 会 的 ・文 化 的 特 性( たとえば,関係集団,ロ ール・ プレイン グ,倫理的価 値などの ようなもの) ニ 第 一 の タ イ プ の 測定 は, 毎 日 利 用 す る も の 岑 自 然 科 学 で よ く知 ら れ てい る も の で あ る 。 経 営 者 は , 店 舗 の面 積 , 包 の 容 積 , 積 荷 の 重 量 , お よ び 商 品 の 動 き な ど に 関 し て の 測 定 に 関 係 す る。 第2 と 第3 の タ イ プ の 測 定 に っ い て, 若 干 の例 を あ げ る と, 課 業 を 遂 行 す る の に 必 要 と さ れ る時 間, 機 械 作 業 を遂 行 す る能 力, 管 理 能 力 , 知 能, 態 度 , お よ び 遂 行 度 な ど で あ る か, こ の よ う な 事 物 を 測 定 す る とい う間 題 は一 層 む ず か しい 。 上 述 の 第4 の 領 域 に 関 して は , 大 き さ の よ う な, わ れ わ れが 今 限 定 し て い る 事 物 に よ っ て 特 性 を 測 定 す る こ と は, 不 可 能 で あ る か も し れな い 。 事 物 を 測 定 す る た めに は, 測 定 の 基 準 が 設 定 さ れな け れ ば な ら な い 。 こ の よ う な基 準 ぱ 尺 度 ” と 呼 ば れ, そ れ に は 質 を 異 に す る 尺 度 が あ る。 次 の よ う な4 つ の タ イ プ め尺 度 が,s.s. ス テ ィ ーブ ン ス に よ っ て要 約 さ れ て い る。(1 ) 名 目的 な も の (2) 序 列 を示 す も の( 等級づけ)(3) 程 度, 質 , 量 な ど の差 を 示 す もの (4) 比 率14) 名 目的 な 測 定(nominalmeasurement ) と は, た ん に 類 似 し た 項 目 を一 緒 に し て 分 類 す る こ とで あ る。 た と え ば , 一 つ の 数 字 ま た は 文 字 が , あ る一 つ の 集 団 の中 に い る 肺 胞 に そ れ ぞ れ 割 当 て ら れ, も う一 つ の 数 字 また は文 字 が, そ の 中 の 女 性 に そ れ ぞ れ 割 当 て ら れ る。 そ の 数 字 ま た は 文 字 に も と づい て, 個 人 は男 性 組 か , 女 性 組 か のい ず れ か に 割 振 ら れ る とい う も の で あ る 。 序 列尺 度(ordinalscale ) は, あ る 特 性 に 序 列 を定 め て お く も の で あ る。 従 っ て ,一 方 の 要 素 が 他 方 の 要 素 よ り も, 何 か が “多 い ” が 少 な い ” か に よ る。 記 号 で 示 す と,y に 関 係 が あ るJ は,xRy で 表 わ さ れ, ま たR ’がR を 補 足 す る も の で あ れば , 序 列 を示 す シ ス テ ム,xR'y で 示 さ れ る。 た とえ ば , 関 係 尺 ぱ 濃 い 赤 ” で あ り, 従 っ てy ぱ 薄 い 赤 ” に な る。 あ る もの が 他 の も の よ り も, ど れ だけ 濃 い 赤 色 で あ る の か とい う 測 定 の 物 差 し が, 全

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くない こ とに 注 意 し よ う。 そ こには, 薄い ものか ら濃 い もの まで 様 々な タイ プの序 列が あ る。 程度, 質, 量 な どの 差 を示 す間隔的 尺 度(intervalscale)は, 測 定 の単位 を 規定 し,名 目的 な尺 度 や序列 尺 度 より も, ず っ と科学 に おい て は有 効 であ る。 この よ うな尺 度 には, 華 氏温 度 計な どがあ る。 そ れは等 しい 間 隔 で温 度 を測 定 す るこ とはで き るが,60 °F は30 °F の2 倍暖 かい と 言 うこ とは で きない 。 この よ うな 目盛 りに対 する測 定 の原点 や単位 は任 意に 選ば れ る ので あるから, 測定 の割合 はな んの意 味 もない 。 比率尺 度(ratioscale)は, 目盛 り上 の どんな値 でも, 他 の値 の倍数 とし て 表 わさ れるとい うこ とに おい て, 間 隔尺 度以上 の長 所 をもってい る。重:量計 は,5kg の米 の重 さの2 倍 として米10kg の表示 をする。 その単 位 が ポ ンド, キ ロ グラム, 貫 で あ るか ど うかに関 係 な く, こ の比 率 は保 持 さ れる。w.s. ト ールガ ーソ ソは, 次 の よ うな4 つ のタイプ の尺 度 を あげ てい る。 すな わち,(1)序 列 を示 す もの,(2)自然的 原点 をもった 序列 を示 す も の,(3)間 隔的 な もの,(全)自然的 原点 を も った間 隔的 な もの。 こ れら の間 の関 連は, 次 の表 に示 され る15)。 自然的原点のないもの 自然的原点のあるもの 間隔のないもの 間隔のあるもの 序 列 的 尺 度 自然的原点をもった序列的尺度 間 隔 的 尺 度 比 率 尺 度 多 次元的 尺 度をつ く るこ と は可能 で あるけ れ ども, 上 記 の1 次 元的尺 度 は, ビ ズネス・ リサ ーチ に おい て最 も重要 であ る。 卜−ル ガ ーソソは, 率に 応じ て 決 める とい う測 定 問題 に対 して3 つ の アプ=・,―.チを 論じ てい る。 第1 は, 刺激 に対 する 自我 の反 応が その主 体 の 個人差 に あるとい う自我 中 心 のアプ ロ ーチであ る。 その 目的 は, 知能 テスト の よ うに 自我 を判 断す る こ とに あ る。 第2 は, 刺激 中心 の アプl=・−チ また は判断 アプ ロ ―チ で ある。 そ の 目的 は, 態 度の測定 尺 度の 作成 にお い て な される よ うに 刺激 を 適当 に判 断 す るこ とで あ る。 そ こに は次 の3 つ の問題 が生ず る。 すな わ ち,(1)態 度を測 定 する ため に等 間隔 の尺 度 を開 発 す るこ と,(2)感 情 の強 さを明ら かに する こ と, そし て(3) 誤差 の測 定, で ある。 第3 の アプ ロ ーチは, 反 応の 可 変性 が自我 と刺激 の

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リサーチで用いられる概念にっいてm 両 者の変 動 の ため だと され る反 応 アプロ ーチで ある。 尺 度を開発 した り, また 特性 を測定 し た りす るには, 測 定 され る特性 の意 味 を明確に して, 適 し た次元 の尺 度 を用い るこ とが, 非 常 に 重要 で あ る。 た とえば, 赤い2 つ の物 が, 一 方 が他方 よりも濃 く もな く, ま た薄 く もない が, しかし同じ色 では ない とい う ことで, そ の色 が測 定 され えない と言 うことは 論理的で は ない。 この場合, 厳密 な意 味で の色 の定 義 を色 合, 明暗 度, およ び濃度に お けば, ど んな一 つ の次元 の測定 も可能 で ある。 同じ ことは態 度の 尺 度につい て も言 える。 研究 者 は, あ る一 つ の次元 の問題 を測 定 してい るの だ とい うこと を確 か めなけ れば なら ない 。 そ うでな け れば, その回 答 は無 意 味になるで あろ う。 実 際に用い ら れた質 問紙 から一 つ の例 を あげ ると, 次の よ うな質問 がな されてい る。 “ もしあな た がそ の値段 を知 って, 高 くはない ことが わか っ たな らば, シ ー ツの ような嵩 のあ る洗 濯物 を 出して 頂け ます か? “ 回答者 は, それ が高 くない か どうかに関 係 なく, 大 きな 嵩 のあ る洗濯 物 を 出 してい たか もし れない から, この2 次 元的 質問 に対 す る 回 答 は, 簡 単に “出ず か,“ 出 さない ” か を答 え る ことがで きない 。 以上の よ うに, 使用 す る尺 度の タイプ を考慮 する ことに 加 えて, 研 究者 は そ の尺度にっい て の外 形的 な特 性 を考 えなけ れば なら ない 。 これら の伜 匹は, 数 学的・統 計的 作業 に よ って その測 定 に ともな って 行 な う こと を限定 す る16)。 正 確性, 精 密 度, お よび妥 当性 な どの ような 他の特性 にっい て ほ次節 で検 討 す る。個 々人 の評 価 の基 準にっい ての 特性 は, 他の条 件 を満 た さな ければ な ら ない。p ツヽ− スト は, 個 々人 の属性 の評 価 の基準 は 測 定 され る特定 の集 団 に関連 して 考 えら れな け ればな ら ない, と述 べてい る。 こ れら の評 価 の基 準 は,次 の よ うな 条 件 を満 た さな け ればな らない とい う。(1) 平均的 な達 成 水 準。 あ る職 能 の テスト は, 個 々 人の期 待 される達 成水 準に比 べて, 非 常に 簡単 で あ った り, またむず かし す ぎ たり して はい け ない 。 た とえ, そ の職能 かお る職 務の上で 遂行 され る ものヤ あっ て も。 その職 務 を上 手に やれ る人 々 だけ が高い点 を取 れ る よ うな テスト で はい けない 。 (2) 得点 の差異。 テ スト は, 個 ム々人 の間 を区 別す るこ とがで きな け ればな

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らない。{3) 等 質性。 こ れは, い ろい ろな 応答 から な る と考 えら れる評 価の基 準に 適用 す る。 テ スト の中 の項 目は, そ れが 同 じ種類 の回答 の役 割 を果 す必 要 があ るとい うこ とにおい て, 同じ タイプで なけ ればなら ない。 体) 客 観性。 数字 で示 す指 標に 到達 す る方法 は, 様 々な観 察者 の間の本 質 的 な意 見 の一 致 に つ ながら なけ れば なら ない 。 ㈲ 安定 性。 あ る個人 の評 価 の基 準 は, ある 期間に わた って首尾 一貫 して い な け ればな らない 。 ㈲ 特異 性。測 定 される属 性 は, 互い に 独立 してい なけ れば なら ない。 ㈲ 妥当 性。 予測 の物 差 しと基 準 の物差 しの間に は, 相互関 係 が なけ れば なら ない17)。 応用 経営 研究 におい て は, 間隔 尺 度 と比 率尺 度 の開 発 が, 時間 や コスト, あ るい は属 性間 の 複雑 な関 連 な どに よって, しば しば 制限 されてい る。 ゼ ネ ラル ・エ レ クト リッ ク社 は, その企 業経 営 の属 性 をそ れ ぞれ測定 しよ うとし て , 次 の よ うな重要 な成果 の 領域 を設 定 した。 す な わ ち,(1)収益 力,(2)市場 で 占 める地 位,(3)生産 性,(4)製 品 の リ ー ダーシ ップ, ㈲全 従業員 の啓発 ・向 上 , ㈲使用 者 の態度,(7)社会的 責 任, そ して(7)短 期 目 標と長期 目標 との間 の バ ラ ンス, とい う8 つの 領域 を設 定 した。 以 上 の う ち, 収 益力 と市場 に 占 め る地位 に対 す る尺 度, お よび生産 性の 指 標 を開 発す る ことは容 易 であ る と思 われ るが, 製 品 の リ ーダ ーシ ップや社 会 的 責 任, お よび短 期 目標 と長 期 目標 との間 の バ ラ ンス などに対 す る指標 を開 発 す る こ とは, 明ら かに困難 で あ ろ う。 こ れらの 領域 では, 特別 な狭い 目標 に限 定 して, そ れら の 目標 が達成 され る 程 度 にっい て のあ る種 の大 ざ っ ぱ な物 差 し を得 るご と は, お そら く可能 で あ ろ う。 だ が, 各 経営 の実 例 それ ぞれ の尺 度, つ まり 絶 えず変化 を受 ける よ うな 尺 度を 開発 する研 究に長い 時 間 をかけ るこ と は, や りがい のあ るこ とで は ない であ ろ う。 この場合 に 最 も意 味の あ る“測 定” は, 基 準の確 定( 属性 の固定)に も とづい て, 企 業 がこ れら の基 準に よっ て 実 行 す る程 度にっい て 判 断的 な評 価 を利用 す る ことで あ る。 こ の よう な経営問題 の測 定方 法 は, た とえ自然 科学 に おけ る測定 方法に 定

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リサーチで用いられる概念にっいて121 め ら れた 数 字 的 な 基 準 を 満 た し て い な い と し て 仏 確 か に 役 に 立 つ 。 定 義 と 密 接 に関 連 し た測 定 の 概 念 は , 研 究者 の 目的 に 役 立 つ で あ ろ う 。A. し コ ム レ イ は, そ れ を 次 の よ うに 述 べて い る。 “ も し数 字 で 示 す 記 述 方 法 が, 人 間 行 動 を 言 葉 で 述 べ, ま た そ れ を予 測 す る そ の 手助 け に 使 用 さ れ る と す れ ば, 別 の文 章 の 前 後 関 係 に 当 て は め ら れ る一 連 の 条 件 を満 た す た め に , 失 敗 を 前 提 に して そ れ ら を 利 用 す る こ とに 異 議 を 唱 え るの は, お か し な こ と で あ る。 い ろい ろ な 方 法 が 役 立 つ こ と が 可 能 な 一 つ の 実用 的 目的 が 考 え ら れ な け れ ば な ら ない 。 た だ 一 連 の 論 理 的 基 準 を 満 足 さ せ よ う と苦 悶 す る だ け で は, 成 功 し な い か も し れ な い し , ま た 失 望 す る こ とに な る か も し れ ない18)"。 5 信頼度,精密度,正確度,バイアス,および有効性 経 営の研 究者 は, 信 頼 度, 精 密度, 正確 度, お よび 妥当 性 な どとい う用 語 に突 き当る と きには, そ れに含 まれる意 味 の適用範 囲と正 確 さを承知 してい な け れば ならない。 さらに重要 な こと は, 彼が それ らの用 語 を正 確に用い る こ とがで きる よ うにに こ れら の用 語 とその 適用 の範 囲にっ い て十 分理 解 しな け ればな ら ない こ とで あ る。 これら の言葉 は, あ る場合 に は曖 昧で不 正 確に 用 い られ, ま たあ る場 合 には様 々な著 者に よって 非常に 特 殊 で専門的 な意 味 に用い ら れてい る。1 ) 信頼 度 と精 密 度 信 頼度 (reliability) は, 一般的 に は2 次的 デ ータの属性 , 統 計的 実 験 の属 性, 基準 デ ータの 属性, お よ びモ デルや実 験 の属性 を述 ぺる のに用い ら れる。2 次的 デ ータに用い ら れる よ うな信頼 度 とは, 曖 昧で 信頼 で きない こと を意 味す る。 これ は, 研 究者 が, デ ータの 出所 か コ ミ ュニ ケーシ ョ ンの媒 体 のい ず れ かにっい て の デ ータや知 識 と一 緒に得 た ところ の過 去 の ある経験 に もと づい てい る。“非 信 頼度 (unreliability)” とい うこ とにっい て の物差 し は, 一 般 的 なこの言葉 の用 法 に は含 まれで はい ない 。 他方におい て, 統 計学 で用い られ るよ うな信 頼度 は, 非 常に正 確 な意 味を もってい る。トそれ は, 同じ条 件 の下 で 繰返 さ れる場合 に 同じ 結果 を もた らす 一 つ の手法 の能 力 を意 味す る。 それ は, 統 計的 媒 介変 数 の デ ータヤ 見 積 が,

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あ る明記 された範 囲内 に入 る だろ う とい う確率 に よっ て測 定 され る。 従 って, あ る一 つ の標 本 が標準的 な母集 団 から 抽 出され, また 標本の平均 が 母集 団 の 平 均 を評 価 する た めに 用い られ る場 合に は, 存在 し う る と考 えら れるす べて の 標本の 平均 は, そ の時 の母集 団 の平均95.5 % とい う2 つ の標準 偏 差内に入 る であ ろ う。 その信頼 度は95.5 % であ り, ま たその精 密度 は, 標本 の平均 に っい ての 士(2 つの標準偏差)の範 囲に なる。 もし精密 度が, あ ま り厳密に 求 め ら れない ならば, そ の時 に は, そ の評 価が指定 され る もっ と広い 範 囲内に 入 るで あろ うから, 評 価の信 頼 度は より高 く なるで あろ う。 従 って, 信頼 度 と精 密度 とは逆 の関 係に な る。 信頼 度 は, また シ ステ ムの操 作に関 して も用い られ る。 こ のよ う なシス テ ムは, 複雑 な電 子 シ ステ ムか ら経 営 情報 シ ステ ムまで 様 々で ある。 信頼 度 は, “ 顧客 に利 用 させ よ う とす る方 法 や条 件で, その仕組 の操 作 を 成功 させ る 確 率19)"な どの よ うな ヶ −スに 限定 されてい る。 基 準 デ ータに対 する 信頼 度測 定 の適用 には, 次 の よ うな4 つの デ ータ不 信 に な る原因 がある とい う。 (1) 標 準 作業 に含 まれてい る不安 定性 。 作業 は, そ れ自身 が固 定的 な もの では ない た めに, 予測 されえない 。(2) 半U断 をす る人 た ちの間 の不一 致。(3 ) その中 で ある 作業 を行 な う事 務 員に よる デ ータの 記入(4 ) 不 適当 な作業 標 本20)2 ) 正 確 度とバ イ アス 正 確度(accuracy)とは, あ る標 本に も とづい た測 定 または 統計的 評 価のい ず れかに 適用 される用 語で ある。 もし測 定 か おる一 つ の記録 または デ ータだ けに あ ると 考え られ るな らば, 正 確度 はそ の記録 と測 定 される “真 の”値 と の間 の相違 にな る。 真 の値 は, ほ と ん どわから ない 。 それ が評 価 され う 局唯 一 の方法 は, 多 くの測 定 を平均 す る こ とに よるので あ る。 一 度 の測定 から生 ず る誤差 は, 次の ような 原因 に よる であろ う。 すな わ ち,(1)個人的 観察,(2) 利用 され る用 具,(3)環境 ま たは取 巻 く条件,(葡測 定方 法(直接または間接の), そ して㈲ デ ータの不 正 確 な報 告 と処 理 な どで あ る。 一 つ の標 本の測定 が, た だ一 つ の 属性で と らえら れ る と きに は, 観察 の可

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リサーチで用いられる概念についてm 変 性 が存在 す るで あろ う。 真 の値 の標本評 価 の正確 度 は, 標本 評価 と真 の値 との間 の相違 に よって測 定 される。 次 のよ うな2 つの タ イ プの 誤差 は, 確率 標 本に現 わ れる。(1) 標本に は そ の母集 団 のほ んの一 部し か入 ってい ない とい う事実 に よる 標本 抽 出誤 差 。 こめ 標本 抽 出誤 差 は, 標 本設 計の関 数 で あ り, 測 定 でき る。 \(2 ) 上 述 の一 度の測 定 で生 ずる5 つ の原因 に よる非 確率 標 本 抽 出誤差。 こ れらの誤差 の大 き さは未知 数で あ り, 従 って この よ う な誤 差の上 限 を最 小に し よ うとす る努力 が払 われなけ れば な らない 。 あ る指定 され た大 きさの多数 の確 率 標本 が抽 出され る場 合, 各標 本 の平均 は, 母集 団平均 の属 性値 を評 価 する ことに なる。 この よ う なす べて の 評価の “予測 値” また ぱ 平均 値” は, 母集 団 の 平均 に等 しく な け れば なら ない 。 標 本平均 の予測 値が 母集 団平均 と異 なる総 計 ぱ バイ ア ス と 名づ け られる。 正確度 とバ イ アス とは, あ る混 乱に 通ず る とい う一 つ の非 統計的 な意味で, しば しば用い ら れてい る。97.2 とい うよ うな一 つ の測定 は,3 つの 意 味のあ る数字に対 して正 確 で ある と言 われる。 従 って, 正 式 に測 定 さ れた数 の アラ ビャ数字 は, そ の数 字 の正確 度 を示 してい る。正 確度 と は, この よ うな数字 を計 算した り, ま た分析 し た りす る結果に も適用 され る用 語で あ る。 もし調 査 分析に 誤 りが なけ れば, 正 確で ある とい われ, また 誤 り があ れば, “凡 そ 正 確 ”で あ ると か, “不正 確” で ある と言 われる√ 不 正 確 な記 述は, 明らか に 漠 然と してい る。 ある実験 や調査 に おけ る研究 者 や関 係者 の“バ イ アス は, 予 想 される態 度 どか偏見 を意 味す る。 この2 つ の例 は, 全 く異 なっ た も ので あ る。 つ まり, 研 究者の バ イア ス は, そ の研 究 の結果に不 都合 な影響 を与 える もので あ り, また態度 や意見 の測定 で は, こ のい わ ゆるバ イ アス は, 研 究 者 が確 認 しよ う と してい る その もの で あろ う。 バ イアス と正 確 度 は, しば しば測 定用 具に 関 係があ る と きに は混 同 される。 も しその用 具が物 差 し を必要 と する ならば, 実 際に そ れが か た よっ た記録 の 標 本 を提 供 する と きに, “不 正確 ”で ある と言 われ る。3 ) 有効 性

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ごく一般 的 な意 味では, 情 報 は,. そ れが代表 す る と報 告 される も のを意 味 す る場合 に, 有 効 であ る と言 われ る。 有 効 性 とは, 次 のよ うなこ とに 適用 さ れる用 語で ある。(1) 推論。 論理学 で は, あ る推 論 また は結論 は,一 連の 前提 が容認 される 場合 に, 有 効で あ ると言 われ, その と き, これら の前 提 から導 き出 され る結論 は, 当然 容認 さ れる はず であ る。論 理学 の ル ールで は, 所 説の 間 に 内在的 一致 が なけ れば な ら ない 。(2 ) 内 容, デ ータ, 出所, または 観察。 このよ うなヶ −ス の有 効 性は, た だデ ータの表面的 な価値 にっ い て の意味 の問 題に す ぎない。 言 葉や デ ー タ, あ るい は 観察 は, 与 え ら れた もの と して, そ れら を説 明 する ために 述 べら れ たり, 包含 さ れた りする こ とを, 実 際に 表 わしてい る ので あろ うか ? (3) 測 定。 しば しば, 測 定 は一 つ の属性 を表 わすも の として述 べられてい るか, 実 際に はい くっ か の属性 を含 んでい る。 あ る商品 に対 する消費者 の選好 を測 定す る のに は, 研 究者 は, その商品 の 利用 に関連 した包装 や 製造業 者, あ るい はス テ ィタ ス などに対 す る選好 を測 定 してい るで あろ う。物的 な測定 で さえ も, 多 少 同 じよ う な状 況 が 起る。製 造業 者 は, 工 場 でっ く る紙 を測定 して, そ れを重 量 で売 る。 も し湿度 が十分 に制 御 さ れず, また重量 の測定に 修正 が な されなけ れば, 彼は, 紙の重 さとして 表 わさ れるか な 叫の量 の水 を 売 ってい るこ とに な る だろ う。 測定 の有 効 性 は, 測定用 具 の妥当 性 とそ の用 具 を用い る手続 の妥当 性 とに関 係 があ るのは当 然 であろ う。 (4:) 構成 概 念。 構成概 念 は, 物 的 なもの とい う より も抽象的 な属性 で あ り, 従 って 実際 界 の観察 で きる事 物 に対 す る定 義や命 題 に よって 結ば れてい る。 知能, 要 求 水準, 態 度, お よび集 団 の凝集性 な どは, 構成 概 念の例 であ る。 構成 概 念は, 論 理的 に 矛 盾 の ない 関連 性 の叙 述 と有 効 な予 測 を す る とい う意 味に おい て, 構成 概 念に っ い て の測 定 か, 他 の構成 概念 や 経 験的 事象 に関 す る測定 に関 係 があ る場 合に, 有 効で あ ると言 わ れる。 構成 概 念の有 効 性は, 測 定用 具 と構成 概念 の基礎 をなす理論 とに当 然 関 係が ある。

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リサーチで用いられる概念について125 心 理 的 ・ 社 会 的 構 成 概 念 を 測 定 す る の に , 何 か有 効 性 を 構 成 す る のか とい う 問 題 は , 全 く 明 ら か で は ない 。 し か し な が ら , 調 査 機 関 や 経 営 の 研 究 者 た ち は, 全 国 至 る 所 で 測 定 や 適 用 の 有 効 既に 関 し て , あ ま り深 い 考 え を も たず に 抽 的 的 概 念 を 測 定 し よ う と 七 て 質 問 表 に よ る 調 査 を し て い る こ と は事 実 で あ る。R. し イ ー ペ ル が心 理 テ ス ト の 有 効 注 に 関 して 指 摘 し て い る こ と は, ビ ズ ネ ス ・ リ サ ー チ で一 般 的 に用 い ら れ る 数 多 く の タ イ プ の 測 定 に 容 易 に挿 入 す る こ と が で き る とい う こ と で あ る21)。 彼 は, 次 の よ う な リ ス ト に 編 入 さ れて い る 知 能 テ ス ト の 有 効 性 を 構 成 す る も の に 関 し て, 専 門 家 の 様 々 な定 義 を 集 め てい る。1 ) テ ス ト の 有 効 性 は, あ る基 準 と の そ の 相 互 関 係 で あ る 。( たとえば,あ る一 つの知 能の基 準は,訓練 された観察者た ちの集団 の判 断 になろ う。)2 ) 有 効 性 は , テ ス ト の 粗 点 と 完 全 に 信 頼 で き る テ ス ト の メ ジ ャ ーと の間 の相 互 関 係 で あ る。3 ) 有 効 性 は , あ る テ ス ト が 測 定 す る こ と に な う てい る も の を 判 断 す る正 確 さ で あ る 。4 ) 実 用 主 義 的 な有 効 性 は , そ の 手 段 か お る与 え ら れ た 目的 に と っ て 有 効 な範 囲 で あ る。 換 言 す れば , あ る テ ス ト が 役 に 立 て ば , そ れ は 妥 当 し て い る こ と に な る。 次 の よ う に 実 用 主 義 的 な 有 効 性 に は,2 つ の 適 用 法 が あ る。 ㈲ 同時 的 有 効 性 。 あ る テ ス ト が2 つ の 現 存 し て い る 属 性 間 の 相違 を測 定 す る 場 合 に は , そ れ は 同時 的 有 効 性 を も っ てい る 。 (b) 予 測 の 有 効i生。 こ れは 将 来 に お け る 個 々 人 の行 動 の 間 を区 別 し よ う と す る能 力 に 適 用 さ れ る 。5 ) あ る テ ス ト が, 十 分 に 自 信 を も っ て 説 明 さ れ う れ ば う る ほ ど, そ の 有 効 性 は, ま す ま す 大 き く な る。 ト6 ) 表 面 的 有 効 性 ま た は経 験 的 有 効 性 。 研 究 者 が 関 心 を もつ 現 象 ま た は 行 ⊃ れ る 。c. モ ル テ ィ ツ が 指 摘 し て い る よ う に, 次 の2 つ の主 要 な 問 題 が 考 慮 さ れ な け れば な ら ない 。(1)研 究 者 が 存 在 す る と 仮 定 し てい る 行 動 の 仕方 を測 定 す る用 具 は あ る の だ ろ う か?(2 )そ れは , そ の行 動 の 仕 方 に

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つい ての適切な見本を提供するのだろうか?22) 有効欧を確立するとい う問題は,多くの社会科学け 従ってビ ズネス・ リサ ーチではむずかしい問題であることは明らかである。専門家によって与えら れる様々な意味を包含するような有効性にっいての定義でさえも,役に立た ないほ ど広く一般的 でなければならないだろ う。社会的・心理的 属性に関 す る有効性の概念は,(1)量的 な人間特性の存在と(2)その存在 が十分に長く実用 的 意味をもちつづける価値かおるとい うことにおける確信を意味する。さら に,このような測定を有効にするために用い られる基準は,通常直接的 な観 察 からえられる評点にもとづいてい る。その基準は,測定 が正確であると仮 定 されてい るものよりも不正確である。 つ この問題に対 するある論争上の解答は, あるメジャーの有効性 を確定する とい う必要性を避けることであるとい う。知能などのような構成概念を定義 して, それを測定する手段 を考案 することに関与する代りに, 研究者 はある テストを発展させて, テストされる人によって得られるテスト上 の得点とし て知能を定義するのである。このアプローチに対する批判は,一つの理論 の 展開におい て一方の構成概念を他方の構成概念に関係 させるための根拠がな い とい うことである。 自然科学の研究者たちは,彼らの測定の有効!生には関心をもっていない こ とに注 目するのは興味のあるところであろ う。しかしながら, 彼らはその仮 説やモデルの有効性に関心をもってい る。J.L. ファ子ナンは,自然科学に おける基礎研究と応用研究との間 の区別を示唆してい る。お そらく, この考 えはビズネス・リサ ーチの行動面に取入れることができよう。 “有効臣とい う用語は, 密接な関 係かおる観察にあるモデルが該当する程度 に関係するものである。それが観察 と一致してい ると証明されうる範囲まで は, モデルは科学的法則 を確立するとい う目的にとって有効である。 工学におけるその対照物 から, 適切に理論的 研究にのみ適用 される概念と しての有効性を区別するために, わ れ わ れ は, やや独断的 に前者を忠実度(fidelity) と名づけて きた。忠実度を定義する十分条件は,近い 将来の問題に よって要求 される範囲まで, ある与 えられた変数 がもう一つの境界変数 を予 測 するこ とがで きるようにすることである23)“。

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リサーチで用いら れる概念にっいて127(5 ) モ デ ル 。 あ る モ デ ル は, そ れ が 設 計 さ れ る関 連 性 の 構 造 また は シ ス テ ム を正 し く表 わ す場 合 に, 有 効 で あ る と 言 わ れ る。{6 ) 実 験 。 実 験 の 有 効 性 は , 内 部 的 有 効│生 (internalvalidity ) と外 部 的 有 効 性 (externalvalidity ) とい う2 つ の タ イ プ に 分 け ら れ る だ ろ う。 実 験 は, そ れ が 行 な わ れ た状 況 の 中 で予 測 す る こ と が で き る 場 合 に, 内 部的 に 有 効 で あ る とい う。 こ れ は, す べ て当 面 の 問 題 に 関 連 す る変 数 が, 実 験 計 画 の 中 で 制 御 さ れ た変 数 か, また は 無 作 為 に 選 ば れ た変 数 か のい ず れ か に 分 離 さ れ て き た こ と を 意 味 す る。 外 部 的 有 効 性 と は, 実 験 が 行 な わ れ た そ の限 ら れ た 状 況 の 範 囲 を 超 えて, そ の実 験 結果 か お る限 定 さ れ た 母 集 団 ま た は 状 況 に 適 用 す る こ と を 意 味 す る 。 あ る 母 集 団 が 限 定 さ れ て, 標 本 が 容 認 さ れ た 確 率 法 に よ っ て 抽 出 さ れ る 場 合 に, そ の 標 本 か ら 得 ら れ る 評 価 は, 非 確 率 標 本 抽 出 誤 差 が 制 御 され てい た な らば , 外 部 的 有 効 欧 を もっ で あ ろ う。 6 規範√標準,基準,および目標

規 範(norm ), 標準(standard), 目標 (objective), お よ び基 準(criterion) などの用 語は, これ らの間 の区 別に 混乱 か おる た めにに た また ま誤用 されて い る。 し かしな が ら, 時に はい くっ かの こ れら の用 語は, 実 際 に 同じ ことを 示 す ことも あろ う。 研究者 た ちが これら の概 念 の基 本的 な相違 を認 める と き に , 失敗 につ な がる のは この同時的 重 複 かお る からで あ る。 規 範 とは, 平均的 集 団, あ るい は代表 的集 団 を表 わす 属性 の測 定 である。 規 範 は標 準, 目標, あるい は 目的 で はな く, む しろ関 連 の範 囲は, ある特定 の 集 団の人 々の た めの代表的 な業 績 を表 わす こ とを示 し てい る。 もし規 範 が 標 準 また は 目標 として用い られ るならば, その 結果 は, 平 凡 なもの か, また 絶 えず低下 す る業 績 を助長 す る ことに な るだろ う。“業 績 てperformance)” と い う用語 は, こ こで は若干 異 な った2 つ の意 味 で用い ら れてい る。 あ る場合 に は,業 績 と は, 個 々人 の属性 を測定 す るた めに用い ら れ るテ ストにおい て 得 点 を獲 得 す る ことをい う。 ま たも う一 つ の場 合 に は, 業 績 は毎 日の生活 に おけ る人 々の行 動 に関 係す る。 だが, それ ぞ れの場合, 規 範 とは, 模範的 行 動 またぱ そ のル ールに な るも の” を 意味す る。 母集 団 は時 間 の経 過 とと も

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に絶 え ず変 化 す るか ら, 変 化 し ない 規範 はない とい うこ とが予 想 され る。 標準 や 目標 ぱ 当 然 存 在 す べ ぎ も のを言い 表 わす の に 対 し て, 規範 は “存奮 してい る もの” を言い 表 わし, また同 時的 にの み, 個 々人 がそ の規 範 を知 り, 自分 自身 の行 動 を規定 する ために それを利用 する場 合に, 規範 は当 然 存在 す べき もの を言い 表 わすの であ る。F. カ ウフ マンは, そ れ を次 の よ 引 こ説 明してい る。 “ 規範 は, そ れに 従お うと努 める人 の行 動 を 制御 する格 言 であ る。 し かし な がら, 規 範に よ って行動 を評 価 する人 に とっ て は, そ れ は, こ の行 動 の正当 性 の 基 準 となる。 換言 すれば, そ れは, 彼に とっては, ある特定 のタ イプ の正 しい 行 動にっ い て の定義 であ り, あ るい はそ の定義 の 一 部 である24)”, とい う。 ビ ズネス・ リサ ーチ は人 と物 との 両者 の研究 に関 係が あ るので あ るから, “標 準” とい う広い 言葉 の意 味 は, この用 語を 他の用 語 から 分化 させる た め の 出発点 として 役立 つ であ ろ う。 標 準は, そ れに よっ て測 定 が可能 に な るよ うな 手段 であ る。 標 準は方 法, 物, あるい は抽 象概 念( たとえば,時間)/な どに 適用 す るこ と がで きる。1 ノ ート ル とい うよ うな長 さの標 準 が, 一 度設定 されてし ま う と, 将 来 の測 定に とって長 さの 単位 を考 案 す るとい う問 題 を繰 返 す必要 がない 。 また, ある 標 準製 品 が一 度 設 計さ れて し ま うと, 数多 くの製品 が一 つ一 つ 設 計し 直す こ と なく生産 さ れる だろ う。1 日当 りの 標準 作業量 が設定 され たと きに は, その 標準 は個 々の 労働 者 の生 産量 を測 定 す る手 段 とな る。 標 準 は自然 科学 の場合 に は独断的 な解 釈 を表 わし, また行 動 科学 に おい ては, 標 準 は当 然 達成 さ れ る べき業 績 ま たは行 動 にっ い ての人 間 の判断 を表 わす。 そ の規 範以 上に設 定 された標準 ぱ 高い 標準” と呼ば れ, /またその規 範以 下に 設定 され たもの は “低い 標準” と呼 ば れ る。 た とえば, 品質管 理 や包装 の主 題 となる物的 標準に 関 心 を もっ 経営 の研 究 者 は, 特定 の業 界団 体 に よって 設定 された業 界規 格と と もに, 日本工 業規 格 (JIS) をも知 らなけ れば なら ない 。 標準 は権限, 慣 習, あ るい は一 般 的 な同 意に よって 設定 さ れ るだろ う。 法 定 度量衡, 商標 の必 要 条件, あ るい は法律に よ って設定 され る最 低品質 な ど は, 権 限に もとづい た標 準 の例で あ る。現 金支 払い に対 す る割 引は, 慣習 に

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リサーチで用いられる概念について129 よっ て設定 さ れてい る。業 界 団体 や心理 テスト団体 に よ って 設定 された 標準 は, その業 界や 団体 の ノ ンバ■―の一 般的 な同 意に よって 採 用 さ れる。 “基 準” ぱ 標 準” と密 接に 関 係してい る。 標準 は一 般的 に容 認 さ れた度量 法 または手順 で あ るのに対 して, 基 準 は, 特別 の根拠 に もとづい て誰 かに よ って設定 される もの であ ろ う。 つ ま り, 基準 は, ただ一 度 だけ 用い られ るか, あるい は一 般的 に認 めら れ るよ うにな って, 標準に な る だろ う。 基準 は, 独 断的 なもので あ り, ま た判 断 した り, 評 価 した りするた めの何 ら かの ル ール また はテ ストで あ る。 社会 科学 で は,測 定 の始 ま りは, あ る属 性 の所有 に対 す る基 準 を公式 化 する こ とで あり, またそ の属性 を持 ってい る(高度にそれを 持っている)人 々を, その 属性 を 持 ってい ない(低い程度 でそれを持っている) 人 々から分 離す る ことで あ る。 基 準の 基本的 な利用 に は, 次 の2 つ があ る。(1) 交 互 の属性, 手 順, あ るい は行動 の方向 を比 較 す るた め。 またた だ一 つの 属性, 手 順, あ るい は行動 の方 向 を評 価 する た め。 (2) 目標 として 基準 を利 用 し, 次 に手 順や システ ム, あ るい は 基準 を満 た すことにっ なが る よう な投 入 す るものの 組合 せ を研 究 し た り, また開発 した りす るた め。 基準は, 時 に は評 価 の た めの測定尺 度 であ ると ともに, 目標 と して も役 立 つ ことが注 目され る。 目標 とは, 定義 す れば達成 される対 象 ま た は結果 であ り, 本来 測定 方 法で は ない 。 たとえ ば, 研 究プ ロジ ェ クト の 目標 とい うよ う に, 目標 は行 動 の結果 と考 え られてい る。一 つ の 目的 は, 時に は一 つの 目標 で あると考 えら れ ると はい え, ある微妙 な区別 で は, 目的 とは, 最終 目的, す なわち 目標を達 成 す る途中 で達 成 され る中間的 ない し短 斯的 結果 であ る。 ア ク ォフ ぱ 目的 行動 に おい て は, 代替的 行動方 向 は, しば しば 手段 と呼ば れ, また その成 行 きの一 般的 特性 は, 結果 または 目標 と呼 ば れる25)”, と 述 べてい る。 またア クォフは, 定 性的 目標と定量的 目標を区 別 してい る。定 性 的 目標(qualitativeobjective) とは, 成功 か, または成功 し ない かのい ず れか に 仕分け られ る行動 方向 の結果 であ り, 従って, 定 性的 目標は, ただ2 つの 可能 な数字 また は事 象 の う ちの一 つ と して 述 べら れる とい う。定 量的 目標は 様 々 な程度 で達成 さ れる。 つ ま り, そ れはあ る明記 さ れた尺 度に 沿 っ た価値

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に よって互いに分化される一連の結果である。 目標は,実体 のあるものか, または実体 のない もの かのい ずれかであろう。 実体のあ る目標は,新店舗や工場, あるい は倉庫などの建設であり, また新 しい 製品 ライ ンの開発や設計であろ う。実体 のない 目標は, ある一定 の市場 に占 める地位の獲得であり, またブランド・イメージの確立であろう。 7 組合せ,変数,媒介変数,定数√および関数 リサ ーチ では, 数 を表 わす シ ンボ ルを用い た り, ま た諸 関 連に含 ま れてい るあ る数 の性 質 または数 の集 合 の性 質に 注 目した りす る ことが, しば しば必 要 であ る。“組合 せ(set)” とい う言葉 の数学 的 意 味は, 本質的 に は 日常 の 意 味 と全 く同 じであ る。組合 せは, 人 々, 製品, 点, 数 , あ るい は企 業 な どの よ うなど んな種類 で 仏 そ の事 物 の蒐集 また は集 合 で あ る。 論理学 や数 学 で は, 従 って時 に は リサ ーチ におい て も。 組合 せの有 効 性が, 推論 を なす ため に 組合 せ を働 かせ ようと す るル ール から導 き出さ れ る。 変 数(variable)は, た だ量 ま たは数 の組合 せ を表 わ す シ ンボルに す ぎない 。 変数 は, その値 が与 えら れ たり, ま た外生的 であ り, 任 意に選 ば れた り, あ るい は関心 のあ る2 次的 変 数 に影 響 を与 え ると思 わ れ たりす る場 合 に, 独 立 変 数(independentvariable)と呼ば れる。“ 従属変数(dependentvariable)" と は, その 値が, あ るル ール や関 数 関 係, あ るい は確率 関 係に 従って, 独立変 数 の値に 依存 す る変数 で あ る。 独立変 数 は, 時に は そ れが意 思決定 者 の自由 裁量 で値 を決 め られ るよ うな場 合 に, 意 思 決定変 数 (decisionvariable) と呼 ば れ, また それが行 な わ れてい る特定 の 分析 への入 力 を表 わす制 御で きない 変 数 であ る場合 に は, 外 生変 数 (exogenousvariable) と呼ば れ る。 媒 介変 数(parameteO は, しば しば す べて の もの が シン ボルに よって表 わ さ れるから, 変 数 や定数 と混 同 され る。 時 に は, 媒 介変 数 は システ ムの圧縮 と定義 される こと もあ る。 つ ま り, 媒 介変 数 は, その 値 が性質に よって変動 範 囲に限 定 さ れ る量 であ る。媒 介変 数 は, 制 御で きるか, または制 御 でき な い かのい ず れかであ り, 性質 に よ って 決定 され るだろう 。 媒 介変 数 は, その 値 が あ る与 え ら れた問 題 の分 析 に固定 さ れた まま残 っ た シ ンボルで あ る。 し か し なが ら, そ の問題 は, あ る一 つの可 能 な解 答の 範 囲を うるために, 媒 介

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リサーチで用いられる概念について131 変 数 の値 の 一 つ一 つ に 対 し て 解 答 さ れ る 。 定 数(constant)は, 一 度 そ れが 一 つ の問 題 の 組 合 せ に 対 し て 決 定 さ れ る と, そ の 定 数 の値 が 固 定 さ れ て し ま う とい うこ と に おい て, 媒 介 変 数 と異 な る も の で あ る 。 関 数 は, 定 数 と媒 介変 数 , ま た はい ず れか 一 方 を 含 む 独 立 変 数 と 従 属 変 数 と の間 の 関 連 性 を 説 明 す る も の で あ る。 も し, 独 立 変 数X の そ れぞ れ の 値 に 対 し て, 従 属 変 数Y に 一 つ の 値 か お る な ら ば , そ の 時,Y はX の 単 一 の 値 の 関 数 で あ る とい う。 組 合 せ とい う専 門 用 語 の点 か ら 見 る と, 関 数 は, 変 動 領 域 と呼ば れ る 一 方 の 組 合 せ の そ れ ぞ れ の要 素 を 分 布 範 囲 と 呼 ば れ る も う一 方 の 組合 せ の 一 つ の要 素 に 関 連 さ せ る ル ー ル で あ る 。 8 仮定事項,公理,先決条件,および前定 仮定事項, 公理, 先決条 件, お よび前 提 とい う用 語は, 様 々な著者 に よっ て交互に 置 き換 えて用い られて きたが, ある著 者 は, 時 々 これ らの用 語を慎 重 に区別 してい る もの もあ る。 “ これら の推論 の前提 と七 て役立 つ法 則は, 理 論 の公理 と呼ば れ, また 結 論 として 現 われ る法 則は√ そ の定 理 と 呼ば れ る26)" とい う こ とに よって, 三重 の確認 が与 えら れ る。E. ナイ ーゲルは, 公理 と先 決条 件 を交互 に置 き換 えて用い てお り, 次 の よ う な折衷的 な定 義 が 示 唆 されてい る。 仮定事項 (assumption)。 公式 に 解 明 され ない( 現実の世界と関係のない)シ ス テムに おい て は, 仮 定事 項 は, ある推 論的 シ ステ ムの 基 礎 として 出 される 一 つの選 ば れた命題, す な わち通常一 つ の組合 せの中 の一 つで ある。解 明 さ れる(経験的な)シス テ ムに おい て は, 仮 定事項 は, ある 現実 界 の条 件にっい て のもっ と もら しい 解 説で あ る よう に思 われる一 つの命 題 で あ り, また ある 理 論の展 開 の ために規 定 さ れる もの であ る。 公理(axiom )。 公 理 は, 公式の推 論 システ ムにおけ る 素朴 な叙 述また は “約 定”で あ り, あ るい は経 験 科学に おけ る一 つ の“自 明 の” 命題 であ る。 先決条 件(postulate)。 先決 条件 は, あ る一 つ の命題 の規 定 で あ り, 公理に 似 てい るが, 必 ず しも その システ ムの命 題の 基本的 な組 合 せ の一 つ であ る必 要 はない 。 前提(premise)。 前 提 は, その証 明 の結論 が導 き出 さ れる証拠 のい くっ か

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