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混播草地における草種の競合に関する研究

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Academic year: 2021

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第20号(1986) 北海道草地研究会報 l番草および年合計収量では5労水 準で有意差が認められた。 Laは 3番草では処理区間差わずかであったが. 1番草および 2番草では 刈取り高さが高くなるに伴い減少し. 1番草および年合計収量では5 %水準で有意差が認められた。 OrとLaを合計した区収量では各番草とも低刈区および中刈区で多く,高刈区で減少した。 1番草お よび2番草では 5%水準で,年合計収量では 1%水準で有意差が認められた。また,年合計収量では Or+Al区の Orとほぼ同様な傾向を示し, Or+La区の Orは, 盟国 1番 草 臨

m

2番 草 仁コ 3番 草 高刈区は低刈区および中刈区に対し約80~ぢの収量であった。 (g / d) 1500 1000 500 風 乾 物 収 量 Or Al Or+A1 (草種) 高 刈 区 (処理区) 起 一 什 一 区 O

﹃ E E B E d -一 ゾ ハ M 一 r 一 中 O

Or Al Or+Al 低 刈 区

オーチヤードグラス+アノレファノレファ 区の風乾物収量 図3 E国 1番 草 鹿田 2番 草 仁コ 3番草 (g / d) 1500 1000 500 風 乾 物 収 量 Or La Or+La(草 高 刈 区 (処理区) 種) Or La Or+La 中 刈 区 a

叫 一 区

o

-E l -a 一 メ L

r -低

o

-n U オ ー チ ヤ ー ド グ ラ ス + ラ ジ ノ ク ロ ー ノ イ 区の風乾物収量 図4 2番草では74%--78 マ メ 科 率 刈取り時のマメ科率を図 5t乙示した。 Or+Al区は, 3番草では49%--51%と処理区間差はわず‘かであった。 仕 +La区は. 1番草では低刈区が20%. 中刈区が 12%. 高刈区が 9 %と刈取り高さが高くなるに 伴い低いマメ科率を示したが. 2番草および 3番草では処理区聞に大差はみられなかった。なお, 番草では, Or + Al 区の各処理区とも 70~ぢ以上, Or +La区は約40%の高いマメ科率を示したD 2 1 番草では 35%--36~ぢ, 3. 受

5

.

1983年 5月4日(早春時)および同年11月4日(越冬前)の茎数 -194

数 1982年の 10月28日(越冬前), 茎 4.

(4)

北 海 道 草 地 研 究 会 報 第20号(1986) を表

1

~と示した。ただし,

La

3

小葉が展 開した葉柄数で示した。両混播区の

Or

は, 刈取り処理による一定した傾向は見いだし 難かった。しかし, 1983年 5月4日にお いて

Or+Al

区は高刈区が,

Or+La

区は 中刈区が,それぞれ最も多い茎数を示した。

A

l

は全般灼に低刈区および中刈区で多く, 高刈区で減少する傾向を示した。

La

の葉 柄数は 1982年10月28日, ,1983年 5月

4

日において,低刈区>中刈区>高刈区の順 になり,その差は顕著であった。 5. 地上部の全窒素含有率 地上部の全窒素含有率を表2,~乙示した。 両混播区の各草種において,処理区間差は オーチヤードグラス (%) I +アノレファノレファ区 70 50 40~ I 40 30ト 30 20 L 20 10

1草番 2草番 3草番

オーチヤードグラス +ラジノクローパ区 l番 2番 3番 草 草 草 図5 刈取り時におけるマメ科率 わずかであった。しかし,両混播区の

Or

を比較すると,各処理区および各番草において,

Or +

A

l

区の

Or

Or+La

区の

Or

に比べ高い値を 示した。また,その差は2番草, 3,番草で顕著であった。マメ科牧草では常に,

La

A

l

の値を上回 っfこo 表1 茎数の推移 (/50叩 *50cm) イ 丘 刈 区 中 刈 区 ~司t メiJ 区 1982年 1983年 1982年 1983年 1982年 1983年 10月28日 5月 4日 11月 4日 10月28日 5月 4日 11月 4日 10月28日 5月 4日 11月 4日

O

r

161.5 202. 5 126.0 221.0 190. 5 147. 5 123.0 264. 0 127.0

Or+

Al区│ Al 89.0 114.5 65. 5 99. 0 99. 5 46. 0 78. 0 74. 5 53.0

O

r

174.0 216.0 132.0 194. 0 301.0 123.0 248. 5 216. 5 132.0

Or+La

区 │ 168. 5 160. 5 64. 5 64. 0 72. 5 96. 5

La

270. 5 234.0 89. 0 表2 地上部の全窒素含有率 (風乾物中労) 混 播 区 │ 草 種 {丘 刈 区 中 メ I J 区 TI司主「 1番 草 '2番 草 3番 草

l

番 草 2番 草 3番 草 1番 草 2番 草 3番 草

O

r

1.33 2.41 2. 27 1.44 2. 59 2.43 1.20 2. 62 2.48

Or+AI

区 │

A

I

2. 63 3.02 3. 09 2.60 2.93 3. 23 2. 46 3. 21 3. 14

O

r

1.26 2.09 1.86 1.27 2.09 1.97 1.06 2. 13 2.09

O

r

La

区 │

A

I

3. 21 3.57 3. 95 3. 13 3.40 3. 92 3.48 3. 53 3.97

(5)

北 海 道 草 地 研 究 会 報 第20号(1986)

考 察

一連の結果から若干の考察を加えると, Or + Al区はマメ科率で示 Lたように,各番草とも処理区 間差はほとんどなく, 1番草で=はOrが優占したが, 2番草では逆にAlが優占し, 3番草で、はOrとAlが同 等な割合を示した。春から初夏lζかけてはOrがAlを抑圧し,夏以降はOrが抑圧される傾向が認められた。

一方, Or +La区は, Or+Al区でみられたような,両草種の季節的な変化は少なく,常に Orが優 占したが,マメ科率および葉柄数の推移で示されたように,低刈区でLaの割合が高まることが認め られた。 刈取り高さ処理による影響は,両混播区とも低刈区および中刈区で大差がなく,高刈区で減少した。 高刈区で減少した乙とは,高刈りによる刈取り残量が多かったことが主な原因3)と思われる。また, 中刈区が低刈区と同等の収量を示したことは,中刈りによって再生長が有利になったのか,あるいは 低刈りによる不利な影響があらわれたためなのか,不明である。今後,さらに継続的に検討する必要 があろう。 以上のことから,本実験の刈り取り高さ条件においては,利用3年 目 (1983年)の場合, 両混播 区ともに低刈りから中刈り条件で収量が多く,しかも高いマメ科率を維持した。 参 考 文 献 1 )小阪進一・村山三郎・阿部繁樹(1983) :混播草地における草種の競合に関する研究 第8報 刈取り高さの相違が生育,収量および草種構成におよぼす影響(利用1年目),北海道草地研究会報, 17, 42-46. 2 )小阪進一・村山三郎・小笠原貴志(1984) :混播草地における草種の競合に関する研究 第9報 刈取り高さの相違が生育,収量および草種構成におよぼす影響(利用

2

年目),北海道草地研究会報, 18, 52-58. 3 )酒井 博・川鍋祐夫・藤原勝美(1969) :オーチヤードグラス草地の乾物生産と生産過程 2. 刈取り高さの影響,日本草地学会誌, 15(3), 206 -213 .

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