2008 年 11 月改訂(第 7 版) 日本標準商品分類番号 873919,87449
医薬品インタビューフォーム
日本病院薬剤師会の IF 記載要領(1998 年 9 月)に準拠して作成
肝臓疾患用剤・抗アレルギー剤
処方せん医薬品
キョウミノチン静注 20mL
KYOMINOTIN
剤 形 注射剤 規 格 ・ 含 量 本剤20mL 中に次の成分を含有する。 グリチルリチン酸一アンモニウム 53mg (グリチルリチン酸として 40mg) グリシン 400mg L-システイン 15.37mg (L-システイン塩酸塩として 20mg) 一 般 名 和 名:該当しない 洋 名:該当しない 製 造 承 認 年 月 日 薬 価 基 準 収 載 ・ 発 売 年 月 日 製 造 承 認 年 月 日:2008 年 3 月 14 日 薬価基準収載年月日:2008 年 6 月 発 売 年 月 日:1990 年 4 月 製造・販売会社名 製 造 販 売:原 沢 製 薬 工 業 株 式 会 社 販 売:ア イ ロ ム 製 薬 株 式 会 社 担 当 者 の 連 絡 先・ 電話番号・FAX 番号 担 当 者: 電 話 番 号: F A X 番 号: 本IF は 2008 年 8 月改訂の添付文書の記載に基づき作成した。
IF 利用の手引きの概要―日本病院薬剤師会― 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯 当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者(以下、MR と略す)等にインタビューし、 当該医薬品の評価を行うのに必要な医薬品情報源として使われていたインタビューフォー ムを、昭和 63 年日本病院薬剤師会(以下、日病薬と略す)学術第2小委員会が「医薬品イ ンタビューフォーム」(以下、IF と略す)として位置付けを明確化し、その記載様式を策 定した。そして、平成 10 年日病薬学術第3小委員会によって新たな位置付けと IF 記載要領 が策定された。 2.IF とは IF は「医療用医薬品添付文書等の情報を補完し、薬剤師等の医療従事者にとって日常業務 に必要な医薬品の適正使用や評価のための情報あるいは薬剤情報提供の裏付けとなる情報 等が集約された総合的な医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬剤師等のため に当該医薬品の製薬企業に作成及び提供を依頼している学術資料」と位置付けられる。 しかし、薬事法の規制や製薬企業の機密等に係わる情報、製薬企業の製剤意図に反した情報 及び薬剤師自らが評価・判断・提供すべき事項等はIFの記載事項とはならない。 3.IFの様式・作成・発行 規格はA4 判、横書きとし、原則として 9 ポイント以上の字体で記載し、印刷は一色刷 りとする。表紙の記載項目は統一し、原則として製剤の投与経路別に作成する。IFは 日病薬が策定した「IF 記載要領」に従って記載するが、本 IF 記載要領は、平成 11 年 1 月以降に承認された新医薬品から適用となり、既発売品については「IF 記載要領」に よる作成・提供が強制されるものではない。また、再審査及び再評価(臨床試験実施に よる)がなされた時点ならびに適応症の拡大等がなされ、記載内容が大きく異なる場合 には IF が改訂・発行される。 4. IF の利用にあたって IF 策定の原点を踏まえ、MR へのインタビュー、自己調査のデータを加えて IF の内容を充実 させ、IF の利用性を高めておく必要がある。 MR へのインタビューフォームで調査・補足する項目として、開発の経緯、製剤的特徴、薬 理作用、臨床成績、非臨床試験等の項目が挙げられる。また、随時改訂される使用上の注意 等に関する事項に関しては、当該医薬品の製薬企業の協力のもと、医療用医薬品添付文書、 お知らせ文書、緊急安全性情報、Drug Safety Update(医薬品安全対策情報)等により薬剤 師等自らが加筆、整備する。そのための参考として、表紙の下段に IF 作成の基となった添 付文書の作成又は改訂年月を記載している。なお適正使用や安全確保の点から記載されてい る「臨床成績」や「主な外国での発売状況」に関する項目等には承認外の用法・用量、効能・ 効果が記載されている場合があり、その取扱いには慎重を要する。
目 次
[Ⅰ] 概要に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1.開発の経緯
2.製品の特徴及び有用性
[Ⅱ] 名称に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1.販売名
(1)和名
(2)洋名
(3)名称の由来
2.一般名
(1)和名(命名法)
(2)洋名(命名法)
3.構造式又は示性式
4.分子式及び分子量
5.化学名(命名法)
6.慣用名、別名、略号、記号番号
7.CAS 登録番号
[Ⅲ] 有効成分に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
1.有効成分の規制区分
2.物理化学的性質
(1)外観・性状
(2)溶解性
(3)吸湿性
(4)融点(分解点)、沸点、凝固点
(5)酸塩基解離定数
(6)分配係数
(7)その他の主な示性値
3.有効成分の各種条件下における安定性
4.有効成分の確認試験法
5.有効成分の定量法
[Ⅳ] 製剤に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
1.剤形
(1)剤形の区別、規格及び性状
(2)溶液及び溶解時の pH、浸透圧比、粘度、比重、安定な pH 域等
(3)注射剤の容器中の特殊な気体の有無及び種類
2.製剤の組成
(1)有効成分(活性成分)の含量
(2)添加物
3.製剤の各種条件下における安定性
4.他剤との配合変化(物理化学的変化)
5.製剤中の有効成分の確認試験法
6.製剤中の有効成分の定量法
7.容器の材質
[Ⅴ] 治療に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
1.効能又は効果
2.用法及び用量
3.臨床成績
(1)臨床効果
(2)臨床薬理試験
(3)探索的試験
(4)検証的試験
(5)治療的使用
[Ⅵ] 薬効薬理に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群
2.薬理作用
(1)作用部位・作用機序
(2)薬効を裏付ける試験成績
[Ⅶ] 薬物動態に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
1.血中濃度の推移・測定法
2.薬物速度論的パラメータ
3.吸収
4.分布
5.代謝
6.排泄
7.透析等による除去率
[Ⅷ] 安全性(使用上の注意等)に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・9
1.警告内容とその理由
2.禁忌内容とその理由
3.効能・効果に関連する使用上の注意とその理由
4.用法・用量に関連する使用上の注意とその理由
5.慎重投与内容とその理由
6.重要な基本的注意とその理由及び処置方法
7.相互作用
8.副作用
9.高齢者への投与
10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
11.小児等への投与
12.臨床検査結果に及ぼす影響
13.過量投与
14.適用上及び薬剤交付時の注意(患者等に留意すべき必須事項等)
15.その他の注意
16.その他
[Ⅸ] 非臨床試験に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
1.一般薬理
2.毒性
[Ⅹ] 取扱い上の注意等に関する項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
1.有効期間又は使用期限
2.貯法・保存条件
3.薬剤取扱い上の注意点
4.包装
5.同一成分・同効薬
6.国際誕生年月日
7.製造承認年月日及び承認番号
8.薬価基準収載年月日
9.効能・効果追加、用法・用量変更追加等の年月日及びその内容
10.再審査結果、再評価結果公表年月日及びその内容
11.再審査期間
12.長期投与の可否
13.厚生省薬価基準収載医薬品コード
14.保険給付上の注意
[ⅩⅠ] 文献 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
1.引用文献
2.その他の参考文献
3.文献請求先
[ⅩⅡ] 参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
[ⅩⅢ] 備 考 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
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[Ⅰ]概要に関する項目
1. 開発の経緯 該当資料なし 2. 製品の特徴及び有用性 該当資料なし[Ⅱ]名称に関する項目
1. 販売名 (1) 和 名:キョウミノチン静注20mL (2) 洋 名:Kyominotin Injection (3) 名称の由来 :特になし 2. 一般名 (1) 和名(命名法):該当しない (2) 洋名(命名法):該当しない グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン 3. 構造式又は示性式 L-システイン- 2 - グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン L-システイン 4. 分子式及び分子量 C42H65NO16 (839.96) C2H5NO2 (75.07) C3H7NO2S (121.16) 5. 化学名(命名法) Monoammonium of 20β-carboxy-11- oxo-30-norolean-12- en-3β-yl-2-O-β-D- glucopyranuronosyl-β-D-glucopyranosiduro-n ic acid
Aminoacetic acid (2R)-2-Amino-3- sulfanylpropanoic acid 6. 慣用名、別名、略号、記 号番号 慣 用 名:キョウミノ 別 名:特になし 略 号:該当しない 記号番号:該当しない 7. CAS 登録番号 グリシン:56-40-6 L-システイン:52-90-4
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[Ⅲ]有効成分に関する項目
1. 有効成分の規制区分 グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン L-システイン 白色の結晶又は結晶性 の粉末で、特異なにお いがあり、味はえぐい。 水に溶けやすく、エタ ノール(99.5)にほと んど溶けない。本品は 1mol/L 塩酸試液に溶 ける。 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 2. 物理化学的性質 (1) 外観・性状 (2) 溶解性 (3) 吸湿性 (4) 融点(分解点)、 沸点、凝固点 (5) 酸塩基解離定数 (6) 分配係数 (7) その他の主な 示性値 白色の細かい結晶又は 結晶性の粉末で、におい はなく、特異の甘味を有 する。 水に溶けにくく、希エタ ノールにやや溶けにく く、クロロホルム又はジ エチルエーテルに溶け ない。 水溶液(0.2→20)を煮 沸すると澄明な液にな る。この液を放冷すれば 粘稠なゲルとなる。 該当資料なし 約212~217℃(分解) 該当資料なし 該当資料なし 80℃で 4 時間乾燥し、そ の約2.5g を精密に量り、 アンモニア試液を加え て 溶 か し 、 正 確 に 100mL とし、この液に つき層長200mm で 24 時間放置後測定する。 旋光度[α]: +60~+66 白色の結晶又は結晶性 の粉末で、においはな く、味は甘い。 水又はギ酸に溶けやす く、エタノール(95) にほとんど溶けない。 該当資料なし 約290℃(分解) 該当資料なし 該当資料なし 旋光度なし 該当資料なし L-システイン塩酸塩 旋光度[α]: +5.0~+7.0 塩酸(1+11)、8%、 L-システイン・HCI・ H2O で測定する。- 4 - グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン L-システイン 3. 有効成分の各種条件下に おける安定性 遮光保存では室温、 36±1℃とも 6 カ月間安 定。 太陽光線下では、6 カ月 でわずかに褐色に変色 するが、含量には変化 ない。 室温、75%RHでは 6 カ月後でわずかに褐色 に変色し、重量が約1% 増加し、きわめてわず かに含量が低下する。 遮光保存では室温、 36±1℃とも 6 カ月安 定。 太陽光線下では、6 カ 月後でわずかに黄色に 変色するが含量には変 化ない。 室温、75%RHでは 6 ヵ月後でわずかに黄色 に変色するが、含量に はほとんど変化ない。 高温、多湿を避け、長 期間保存には窒素ガス を入れた容器に保存す る。 グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン L-システイン 4. 有効成分の確認試験法 本品0.2g に水 5mL、塩 酸 3mL を加えて蒸留 し、留液に2,4-ジニ トロフェニルヒドラジ ン試液2~3滴を加える とき、だいだい赤色の 沈殿を生じる。 -その他 略- 日局「確認試験」によ る。 本 品 の 水 溶 液 (1→100)5mL に希ヨ ウ素試液又は過マンガ ン酸カリウム試液1 滴 を加えるとき、試液の 色は直ちに消える。 -その他 略- 5. 有効成分の定量法 グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン L-システイン 本品約0.035g を精密 に量り、希エタノール に溶かして正確に 100mL とし、試料溶液 とする。別にグリチル リチン酸標準品(別途水 分を測定しておく)約 0.025g を精密に量り、 希エタノールに溶かし て正確に標準溶液とす る。試料溶液及び標準 溶液の20μL ずつを正 確にとり、次の条件で 液体 クロマトグラフィーに より試験を行い、それ ぞれの液のグリチルリ チン酸のピーク面積AT 及びASを測定する。 ―試験条件 略― 日局「定量法」による。 (1)定量法 本品を乾燥し、その約 0.2g を精密に量り、共 栓フラスコに入れ、水 50mL を加えて溶か し、更にヨウ化カリウ ム4g 及び希塩酸 5mL を加え、振り混ぜて溶 かす。これに正確に 0.05mol/L ヨ ウ 素 液 25mL を加え、密栓し て暗所で氷水中に 20 分間放置した後、過過 量のヨウ素を0.1mol/L チオ硫酸ナトリウム液 で滴定する(指示薬: デンプン試液1mL)。 同様の方法で空試験を 行う。 0.05mol/L ヨウ素液 1mL=12.116mg C3H7NO2S
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[Ⅳ]製剤に関する項目
1. 剤 形 (1) 剤形の区別、規格及び 性状 (2) 溶液及び溶解時の pH、浸透圧比、粘度、 比重、安定な pH 域等 (3) 注射剤の容器中の特 殊な気体の有無及び 種類 区別:注射液 規格:20mL 1 管(ガラスアンプル) 性状:無色澄明な水性注射液である。 pH :6.0~8.0 浸透圧比:0.9~1.1(生理食塩液に対する比) 窒素 2. 製剤の組成 (1) 有効成分(活性成分) の含量 (2) 添加物 本剤は1 管(ガラスアンプル)20mL 中に次の成分を含有する。 グリチルリチン酸一アンモニウム 53mg (グリチルリチン酸として 40mg) グリシン 400mg L-システイン 15.37mg (L-システイン塩酸塩として 20mg) 亜硫酸水素ナトリウム 4mg pH調整剤 その他添付文書に記載すべき添加物はない。 3. 製剤の各種条件下におけ る安定性 室温保存(室内散乱光下): 製品箱内、温度7~31℃、湿度 40%~80%の条件に製品を保存。3 ヵ月、6 ヵ月、1 ヵ年、2 ヵ年および 3 ヵ年保存後、性状(外観)、pH、無菌試験、不 溶性異物試験、実容量試験、発熱性物質試験、定量試験を実施し、いずれも 規格に適合。 苛酷試験: 加温(36±1℃電気恒温槽)の条件に直接容器(無色澄明アンプル)のまま保存。1 ヵ月、2 ヵ月及び 3 ヵ月保存後、性状(外観)、pH、無菌試験、不溶性異物 試験、実容量試験、発熱性物質試験、定量試験を実施し、いずれも規格に適 合。曝光(40W白色蛍光灯下、約 50cm の位置、照度計により約 500 lx)に 1 日約8 時間照射し、6 ヵ月保存後(露光量約 60 万 lxhr)、性状(外観)、pH、 無菌試験、不溶性異物試験、実容量試験、発熱性物質試験、定量試験を実施 し、いずれも規格に適合。- 6 - 4. 他剤との配合変化 (物理化学的変化) pH 1 4 5 7 9 13 ゲル化 ←1.4mL 10mL→ 外観変化なし 4.5 7.2 9.0 (変化点) 検体の pH 最終 pH グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン L-システイン 5. 製剤中の有効成分の確認 試験法 本品1μL を薄層クロマ トグラフ用シリカゲル (蛍光剤入り)を用いて 調整した薄層板にスポ ットする。標準溶液とし て定量法で用いる標準 溶液8μLを並べてスポ ットする。次に 1-ブタ ノール/酢酸(100)/水混 液 (3:1:1)を展開溶媒 して約 15cm 展開した 後、薄層板を風乾する。 これに紫外線(主波長 254nm)を照射すると き、本品及び標準溶液か ら得たスポットの色調 及びRf値は、ほぼ等し い。 ―その他 略― 本品1μL を薄層クロマ トグラフ用シリカゲル (蛍光剤入り)を用いて 調整した薄層板にスポ ットする。標準溶液とし てグリシンを本品と同 濃度に溶解した液1μL を並べてスポットする。 次に1-ブタノール/酢酸 (100)/水混液(3:1:1) を展開溶媒として約 15cm 展開した後、薄層 板を風乾する。これに 0.2%ニンヒドリン・水 飽和 1-ブタノール溶液 を均等に噴霧する。 これを105℃で 10 分間 加熱するとき、本品及び 標準溶液から得たスポ ットの色調及び Rf 値 は、ほぼ等しい。 ―その他 略― 本品1μLを薄層クロマ トグラフ用シリカゲル (蛍光剤入り)を用いて 調整した薄層板にスポ ットする。標準溶液とし てL-システインを本 品と同濃度に溶解した 液1μL を並べてスポッ トする。 以下、グリシン確認試験 と同様の条件で薄層ク ロマトグラフを行うと き、本品及び標準溶液か ら得たスポットの色調 及び Rf 値はほぼ等し い。 ―その他 略― 0.1N NaOH 0.1N HCL
- 7 - グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン L-システイン 6. 製剤中の有効成分の 定量法 本品の表示量に従い、グ リ チ ル リ チ ン 酸 (C42H62O16)25mg に対 応する容量を正確に量 り、希エタノールを加え て正確に100mL とし、 試料溶液とする。 別にグリチルリチン酸 標準品(別途水分を測定 しておく)約0.025gを精 密に量り、希エタノール に 溶 か し 、 正 確 に 100mL とし、標準溶液 とする。 試料溶液及び標準溶液 の20μLずつを正確にと り、次の条件で液体クロ マトグラフィーにより 試験を行い、それぞれの 液のグリチルリチンの ピーク面積AT及びAS を測定する。 ―試験条件 略― 本品 1mL を正確に量 り、液体クロマトグラフ 用移動相で正確に25mL とし、試料溶液とする。 別にグリシン標準品の 約2g を精密に量り、水 を加えて溶かし、正確に 100mL とする。この溶 液1mL を正確に量り、 液体クロマトグラフ用 移動相で正確に 25mL とし、標準溶液とする。 試料溶液及び標準溶液 の20μL につき、次の条 件で液体クロマトグラ フにより試験を行い、そ れぞれの液のピーク面 積AreaT 及び AreaS を 求める。 ―試験条件 略― 本品 1mL を正確に量 り、液体クロマトグラフ 用 移 動 相 で 正 確 に 25mL とし、試料溶液と する。別にL-システイ ン標準品約80mg及び亜 硫酸水素ナトリウム約 20mg を精密に量り、水 を加えて溶かし、正確に 100mL とする。この溶 液1mL を正確に量り、 液体クロマトグラフ用 移動相で正確に 25mL とし、標準溶液とする。 試料溶液及び標準溶液 の20μL につき、次の条 件で液体クロマトグラ フにより試験を行い、そ れぞれの液のL-シス テ イ ン の ピ ー ク 面 積 AreaT 及び AreaS を求 める。 ―試験条件 略― 7. 容器の材質 無色透明のガラスアンプル
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[Ⅴ]治療に関する項目
1. 効能又は効果 (1) 小児ストロフルス、湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症、 口内炎、フリクテン、薬疹・中毒疹 (2) 慢性肝疾患における肝機能異常の改善 2. 用法及び用量 (1) 通常、成人には 1 日 1 回 5~20mL を静脈内に注射する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 (2) 慢性肝疾患に対しては 1 日 1 回 40~60mL を静脈内に注射又は点滴静注 する。年齢、症状により適宜増減する。なお、増量する場合は1 日 100mL を限度とする。 3. 臨床成績 (1) 臨床効果 (2) 臨床薬理試験 (3) 探索的試験 (4) 検証的試験 (5) 治療的使用 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし[Ⅵ]薬効薬理に関する項目
1. 薬理学的に関連ある化合 物又は化合物群 なし グリチルリチン酸一アンモニウム グリシン L-システイン 甘草の有効成分で、グ リチルレチン酸と2 分 子のグルクロン酸が抱 合しており、解毒作用 や抗アレルギー作用を 示す。 また、副腎皮質ホルモ ン様作用を有し、ステ ロイドホルモンの非活 性化を抑制し、その作 用を増強する。 カルボキシル基をもっ た異物と抱合して解毒 作用を示す。 生体内においてシスチ ンと可逆平衡を保ち、 その酸化還元反応によ って新陳代謝を亢進す る。また、活性-SH 基 に基づく解毒作用を有 する。 2. 薬理作用 (1) 作用部位・作用機序 (2) 薬効を裏付ける試験 成績 該当資料なし- 9 -
[Ⅶ]薬物動態に関する項目
1. 血中濃度の推移・測定法 該当資料なし 2. 薬物速度論的パラメータ 該当資料なし 3. 吸 収 該当資料なし 4. 分 布 該当資料なし 5. 代 謝 該当資料なし 6. 排 泄 該当資料なし 7. 透析等による除去率 該当資料なし[Ⅷ]安全性(使用上の注意等)に関する項目
1. 警告内容とその理由 該当しない 2. 禁忌内容とその理由 次の患者には投与しないこと (1) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 (2) アルドステロン症の患者、ミオパシーのある患者、低カリウム血症の患 者[低カリウム血症、高血圧症等を悪化させるおそれがある。] 3. 効能・効果に関連する 使用上の注意とその 理由 該当しない 4. 用法・用量に関連する 使用上の注意とその 理由 該当しない 5. 慎重投与内容とその 理由 次の患者には慎重に投与すること 高齢者[低カリウム血症等の発現率が高い(「高齢者への投与」の項参照)。] 6. 重要な基本的注意と その理由及び処置方法 (1) ショック等の発現を予測するため、十分な問診を行うこと。 (2) ショック発現時に救急処置のとれる準備をしておくこと。 (3) 投与後、患者を安静な状態に保たせ、十分な観察を行うこと。 (4) 甘草を含有する製剤との併用は、本剤に含まれるグリチルリチン酸が重 複し、偽アルドステロン症があらわれやすくなるので注意すること。- 10 - 7.相互作用 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 ループ利尿剤 エタクリン酸 フロセミド 等 チアジド系およびその 類似降圧利尿剤 トリクロルメチアジド クロルタリドン 等 低カリウム血症(脱力 感、筋力低下等)があ らわれるおそれがある ので、観察(血清カリ ウム値の測定等)を行 うなど十分に注意する こと。 これらの利尿作用 が、本剤に含まれる グリチルリチン酸の カリウム排泄作用を 増強し、血清カリウ ム値の低下があらわ れやすくなる。 塩酸モキシフロキサシ ン 心室性頻拍(Torsades de pointes を含む)、 QT 延長を起こすおそ れがある。 本剤が有するカリウ ム排泄作用により血 清カリウム濃度が低 下すると、塩酸モキシ フロキサシンによる 心室性頻拍(Torsade de pointesを含む)、 QT 延長が発現する おそれがある。 8.副作用 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していな い。 (1) 重大な副作用(頻度不明) 1)ショック、アナフィラキシーショック:ショック、アナフィラキシーシ ョック(血圧低下、意識消失、呼吸困難、心肺停止、潮紅、顔面浮腫等)が あらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合に は、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。 2)アナフィラキシー様症状:アナフィラキシー様症状(呼吸困難、潮紅、顔 面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認め られた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。 3)偽アルドステロン症:増量又は長期連用により高度の低カリウム血症、 低カリウム血症の発現頻度の上昇、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、 浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれるおそれがあるので、 観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には 投与を中止すること。 また、低カリウム血症の結果として、脱力感、筋力低下などがあらわれる おそれがある。 (2) その他の副作用 下記のような症状があらわれることがあり、投与量の増加により血清カリ ウム値の低下、血圧上昇の発現頻度の上昇傾向が見られる。
- 11 - 種 類 頻 度 不 明 過 敏 症 発疹、蕁麻疹、そう痒 体液・電解質 血清カリウム値の低下、浮腫 循 環 器 血圧上昇 消 化 器 嘔気・嘔吐、上腹部不快感 呼 吸 器 咳嗽 眼 一過性の視覚異常(目のかすみ、目のチカチカ等) そ の 他 全身倦怠感、筋肉痛、異常感覚(しびれ感、ピリピリ 感等)、気分不良、頭痛、熱感、発熱、過呼吸症状(肩 の熱感、四肢冷感、冷汗、口渇、動悸)、尿糖陽性 9.高齢者への投与 臨床での使用経験において、高齢者に低カリウム血症等の副作用の発現率が 高い傾向が認められるので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。 10.妊婦、産婦、授乳婦へ の投与 妊婦等への投与に関する安全性は確立していないので、これらの患者には治 療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[グリ チルリチン酸一アンモニウムを大量投与した時の動物実験(ラット)において 腎奇形等が認められている。] 11.小児等への投与 該当資料なし 12.臨床検査結果に及ぼす 影響 該当資料なし 13.過量投与 該当資料なし 14.適用上及び薬剤交付 時の注意 (1) 注射速度 静脈内投与は、患者の状態を観察しながらできるだけ投与速度を緩徐にす ること。 (2) アンプルカット時 本剤はワンポイントカットアンプルであるが、アンプルのカット部分をエ タノール綿等で清拭しカットすることが望ましい。 15.その他の注意 グリチルリチン酸又は甘草を含有する製剤の経口投与により、横紋筋融解症 があらわれたとの報告がある。 16.その他 特になし
[Ⅸ]非臨床試験に関する項目
1.一般薬理 該当資料なし 2.毒 性 該当資料なし- 12 -
[Ⅹ]取扱い上の注意等に関する項目
1.有効期間又は使用期限 使用期限:3 年(外箱、アンプルに表示) 2.貯法・保存条件 室温保存 3.薬剤取扱い上の注意点 注意―医師等の処方せんにより使用すること 4.承認条件 該当しない 5.包装 20mL×50 管 6.同一成分・同効薬 強力ネオミノファーゲンシー静注20mL 7.国際誕生年月日 不明 8.製造承認年月日及び承認 番号 製造承認年月日:平成20 年 3 月 14 日 承 認 番 号:22000AMX00973000 9.薬価基準収載年月日 2008 年 6 月 10.効能・効果追加、用法 ・用量変更追加等の年月日 及びその内容 該当しない 11.再審査結果、再評価結果 公表年月日及びその内容 該当しない 12.再審査期間 該当しない 13.長期投与の可否 該当しない 14.厚生省薬価基準収載医薬 品コード 20mL 1 管 3919502A1350 15.保険給付上の注意 なし- 13 -
[ⅩⅠ]文献
1. 引用文献 1) 熊谷 朗:代謝,10(臨増),632(1973) 2) 浅沼 克次 他:日生医誌,4,1(1976) 3) 赤木 満州雄:薬物代謝の生化学(1969)南山堂 4) 森脇 千秋:生理化学(1974)廣川書店 2. その他の参考文献 1) 抗アレルギー作用 (1) 市川 収 ほか:ミノファーゲン研究部報告 160 号,1950 (2) 栗栖 明 ほか:最新医学 9,1260,1954 2) ホスホリパーゼ A2 活性阻害作用 (1) 沖増英治 ほか:医学のあゆみ 122,174,1982 (2) Ohtsuki,K.et al.:Biochem,Biophys,Res,Commun 157,597,1988 (3) Ishikawa,A.et al.:Biochem,Biophys,Res,Commun 167,876,1990 (4) Ohtsuki,K.et al.:Biochem,Internat,28,1045,1992 3) 免疫調節作用 (1) Zhang,Y.et al.:Immunol,Letters 32,147,1992 (2) Abe,N.et al.:Microbiol,Immunol 26,535,1982 (3) 菅原 勇 ほか:Mino,Med,Rev 30,23,1985 (4) 熊谷勝男:Mino,Med,Rev Suppl,17,21,1987 (5) Kimura,M.et al.:Biotherapy 5,167,1992 4) 実験的肝細胞障害抑制作用 ヒキノヒロシ:薬学雑誌 105,109,1985 5) ウイルス増殖抑制・不活性化作用 (1) 飯島 登:Mino,Med,Rev 15,121,1970 (2) Pompei,R.et al.:Nature 281,689,1979 (3) 馬場昌範 ほか:感染症学雑誌 60,1048,1986 6) グリシン、L-システイン 熊谷 朗 ほか:薬理と治療 7,2933,1979 7) ヒトにおける薬物動態 中野直子 ほか:薬理と治療 8,4171,1980 8) 動物における薬物動態 三宅輝明 ほか:Mino,Med,Rev 24,263,1979 3. 文献請求先 原沢製薬工業株式会社 開発本部 〒108-0074 東京都港区高輪 3 丁目 19 番 17 号 TEL 03-3441-5191- 14 -
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ⅩⅡ
]参考資料
該当資料なし