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多分それさえも平穏な日々〜オーバー艦これ後日談〜 ID:84949

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Academic year: 2021

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(1)

多分それさえも平穏な日々∼オーバー艦これ後日談∼

(2)

︻注意事項︼

  この PDFファイル は ﹁ハーメルン﹂ で 掲載 中の作 品を自動的 に P DF化 した も のです 。  小説 の作 者、 ﹁ハーメルン﹂ の 運営者 に無 断 で PDFファイル及 び作 品を引 用の 範囲を超 え る 形で 転載 ・ 改 変 ・ 再配布 ・ 販売 す る こと を禁 じます 。    

すじ

  先 日め でたく 完 結した 連載 ﹃オーバー艦 こ れ﹄ の スピンオフ という か 、後日談 というか 、 そ ん な 感 じの何かです 。  ユルユル な 日 常 やら にな る予定。  多分クライマックス とかあ り ませ ん︵^︳^;︶  独自設定、 独自解釈、 ご 都合設定 の嵐なので 、﹃オーバー艦 こ れ﹄ を 読ん で 付 いて来 れ ない 人 は 読 まない 事を お 勧め します 。

(3)

  目   

  

│ │ │ │ │ │ │ │ 深 海 棲艦 といっし ょ∼みん なでお 勉 強 編∼1  1 │ │ │ │ │ │ │ │ 深 海 棲艦 といっし ょ∼みん なでお 勉 強 編∼2  4 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 艦娘達 といっし ょ∼御褒美争 奪戦 ∼1  7 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 艦娘達 といっし ょ∼御褒美争 奪戦 ∼2  10 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 艦娘達 といっし ょ∼御褒美争 奪戦 ∼3  13 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 平時のお 仕事1  17 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 平時のお 仕事2  19 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 鬼軍曹1  21 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 鬼軍曹2  24 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 鬼軍曹3  27 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 南極 行再 び 1  30 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 南極 行再 び 2  33 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 男女 三人漂 流 記1  36

(4)

棲艦

といっし

ょ∼みん

なでお

編∼1

    さて 、 現世 か ら この 世 界に 転送 さ れ、 現世 に戻って 成仏 して ︵ ?︶ か ら 戻って来た ワケ だが⋮⋮ ﹁変わり ないね 、君達﹂ ﹁ そ りゃ あ 、変わり ませ んよ。提 督 も、 お 変わり なく ﹂ ﹁ あ 、や っ ぱ り 変 わ っ て な い ?個 人 的 に は ち ょ っ と 変 わ っ た と 思 っ て るん だけど ﹂   大 淀 の態 度 は素っ 気 ない 。   ち ょ っとく ら い 霊的 に 進化 というか 昇 格というか 、 アップグレード さ れ たと 思 ってた ん だけど 、 そうで も ないのか 。   ⋮⋮つま らん。 ﹁ そ ん な 事より﹂ ﹁ そ ん な 事 扱いか よ﹂ ﹁香取 さ ん が 探 してました よ。今日 は 合同授 業の 日 ですか ら﹂ ﹁ そうい や、 そ ん なの決 め たっけな ﹂  カトリーヌ 先 生 こと 練習巡洋艦 ﹃香取﹄ は 、 同 じく 練習巡洋艦 ﹃鹿 島﹄ と 深 海 棲艦や一部 海 外艦娘 に 向 けて 日 本 語 の 授 業 を してい る。   そう 、 他 はどうだか 知ら ないが 、 この 世 界では 艦娘 は 深 海 棲艦 と 和 解 してと も に手 を取 って 暮ら してい る のだ 。  今 や 生 徒 は 世 界 中 に 散 っ て し ま っ た 状 態 だ が 、月 に 一 度 希 望 者 を ﹃ 佐 世保鎮守府﹄ に 集め て 授 業 を す る事 になっていた 。   そ れ だけな ら 好きにす れ ば 良 いのだが 、 僕 は何故か 授 業に 参加 す る 事 が強制さ れ ていた 。 ﹁授 業で正 解 した 艦 の 頭を撫 で る﹂ という 〝御褒美〟を与 え る係、 な ん だそうだ 。  馬鹿馬鹿 しい 気も す る が 、 そ れ が 嬉 しいと 言 って もら え るん だか ら 我儘も言 って られ ない 。  香取達 は教 室 の用 意を して る だ ろ うか ら、 僕 は 他 所か ら 戻って来 る 艦達 の 出迎 えで も す る か 。  僕 は 執務室を出る と 、 神社に 向 かった 。

(5)

   各鎮守府、泊 地には神社があ る。   何 を 祀ってい る かは 知ら ないが 、 〝 神社 〟 というか ら には神 様 な ん だ ろ う 。   とにかく 、 この神社は 謎 の オカルトパワー で 各鎮守府/泊 地 を 結 ん でい る のだ 。   ど ん な 原理 かとか 、考 えち ゃ いけない 。 ﹁考 え る な 、感 じ ろ﹂ と 某アクション俳 優 も言 ってたしな 。  鳥 居の前で ボーッ と 待 つ 。   す る と 突 然 、鳥 居の 向 こうの景 色 が歪 ん だ 。   渦 を巻 き 、 玉虫色 の光の 壁 になった 鳥 居の 向 こうか ら、 白い 少 女が 現れる。 ﹁オ 兄 チャン !﹂ ﹁ ⋮⋮どこでそ ん な呼び 方を習 った ?﹂  抱 き着く 、 という より は フライングボディアタック とで も言 うべき 勢 いで や って来たのは 、 ﹃ ほっぽち ゃん﹄ こと ﹃北方棲姫﹄ だ 。   白い 髪、 白い 肌、赤 い眼 。 色 素欠乏 症 ア ル ビ ノ  見 てく れ は の幼女だが 、 こ れ で も ﹃ 単 冠 湾 泊 地 ﹄ を治め る長 だ 。  ん ?  も う 一人 来たか 。 ﹁オ 兄 チャン !﹂ ﹁ ⋮⋮お前 も か ﹂   こち ら は ダイビングヘッドバット かという 勢 いだ 。  黒 い レインコートを 着崩した アルビノ の 少 女は 、 戦 艦﹃レ級﹄ 。   あ らゆる能力 で 艦娘を凌駕 し 、一人 で 航 空攻 撃 ・ 先制 雷撃 ・ 砲 雷撃 戦 ・対 潜攻 撃を行 う 、人 呼 ん で ﹃一人聯合艦隊﹄ だ 。   こうして 接 してい る分 には 、駆逐艦娘 と 変わら ないが 。 ﹁ まったく 、誰 が ﹃オ 兄 チャン﹄ だ よ﹂ ﹁ ﹁オ、 オ 兄 チャンノ事ナンカ、 好 キデモナンデモナインダカラネ !﹂ ﹁ ⋮⋮何だそ れ は ?﹂

(6)

﹁コウ言エバ、 男 ハミンナ喜ブッテ﹂ ﹁誰 の入 れ知 恵だ ?﹂ ﹁霧島 !﹂﹁鳥 海 !﹂  アイツ 等 、純真 な 少 女に何 を 吹き 込ん で るん だ ?

(7)

棲艦

といっし

ょ∼みん

なでお

編∼2

   レ級 に 続 いて や って来たのは ドイツ艦娘、 戦 艦﹃ビスマルク﹄ だ 。  金 色 の 長 髪 に 青 い 瞳 の ビ ス マ ル ク は 長 身 で 出 る ト コ も 出 て い て 、 ほっぽ やレ級 に 比 べ る と 〝 大 人 の女 オーラ〟 が 凄 い 。 提 督 アドミラル ﹁ あ ら 、 久 し ぶ り ね ⋮⋮ べ 、 別 に 私 は 貴 方 に 会 い た く て 来 た ん じ ゃ なくて 、 日 本 語 の 理解を深め たくて 授 業に 参加 す るん ですか ら ね !そこのとこ ろ、 履き 違 えないで よ ね !﹂ ﹁見 た か ?あ れ が 霧 島 や 鳥 海 が お 前 達 に 教 え た ﹃ツ ン デ レ﹄ の 見 本 だ ぞ ﹂ ﹁ ﹁オォ∼﹂ ﹂ ﹁ な 、 何なの よ !? ﹁ い や、 別に 。ビスマルク は 良 いお手本だなぁって ﹂ ﹁ そ 、 そう ?まぁ 私 ほどに も な れ ば 、 皆 の手本にな る の も 当然 よ ね 。良 いの よ、も っと 参考 にして も﹂ ﹁ う ん。 また 今度 な ﹂   ほっぽ やレ級 が ツンデレ になっては イメージ が 狂 うので 、 この 辺 で 引 き 離 しておかないと 。   次に や って来たのは⋮⋮ ﹁ん ?プリンツ か ?な ん でお前が来て るん だ ?﹂  ドイツ艦娘、重巡洋艦﹃プリンツ・オイゲン﹄ 。   こ の 娘 は ビ ス マ ル ク 以 上 に 日 本 と 日 本 語 に 馴 染 ん で る 雰 囲 気 だ っ たが 。 ﹁ はい !重巡プリンツ ・ オイゲン、 ビスマルク姉様 の支 援 に 参り ました !﹂   元 気 に ビシッ と敬礼す るプリンツ。   支 援 とな ? 提 督 アドミラル ﹁ は い !ビ ス マ ル ク 姉 様 と と の 仲 が 進 展 す る よ う に 、色 々 お 手 tーーーー﹂ ﹁ さ ぁ ∼ 授 業 の 準 備 に 行 く わ よ プ リ ン ツ !素 早 く !迅 速 に !さ っ さ と !﹂

(8)

﹁ はい !ビスマルク姉様 !﹂   ⋮⋮あの 二人 は 、 何 を考 えて るん だか 。 呂 500 ろー ち ゃ ん   次いで 現れ たのは 、 スク 水に セーラー服上衣 の潜水 艦娘 ﹃ ﹄ だ 。 ﹁提 督 提 督 !お久しぶ り、 ですって♪ ﹂   特 徴 的 な 言 い 回 し を 使 う こ の 娘 は 、ド イ ツ の U ボ ー ト、 ﹃ゆ ー ち ゃ ん﹄ こと ﹃U│511﹄ の改 修 機だ 。  ろー ち ゃん は 、ろー ち ゃん のままでいい ん だ よ ?   さて 、 次は⋮⋮は ?  加賀 !?   い や い や、授 業は簡単な 国語 だぞ !   な ん で 加賀 が来 る必要 があ る ? ﹁ 何か 、 問 題 で も ?﹂  怖 っ !   な ん でそ ん なに 殺気立 って るん だ ? 御褒美 プ∼レゼンツ ﹁提 督の は 、私 の物 デ∼ス !﹂  金 剛まで !?   どうした ん だ 一 体 ? ﹁カ ト リ ー ヌ の 授 業 に 出 る と 、提 督 か ら H u g と K i s s が 貰 え る っ て 聞 きまし タ﹂   どういう 伝言ゲーム した ら そうな るん だ よ ! ﹁霧sーーーー﹂  も ういい 、分 かった 。     その 後も 来 るわ 来 るわ。  事実 無根な 〝御褒美〟 に 釣られ た 娘、 僕 の セクハラを見 張 る と主張 す る娘、 完 全に 野 次 馬気分 の 娘、 騒動 の 現 場 を激写 して 記事 にし よ う とす る青葉、 等 々 ⋮⋮   結局 、 全 員 が教 室 には入 れ ない 状 態とな り、日程を分 割 。  深 海 棲艦クラス と 艦娘クラス とに別 れ て 授 業す る事 となった 。  香取や鹿島 はそ れ でいいか も知れん がなぁ⋮⋮

(9)

    で 、今日 は 深 海 棲艦クラス の 授 業だ 。 ﹁ハイ !﹂  レ級 が手 を挙 げ る。  他 の 皆より早 く 授 業 を受 けていた レ級 には 、一日 の 長 があ る。  必 然 、挙 手と正答の機 会 は 他より増 え る のだが⋮⋮ あの ヽ ヽ  撫 で られる度 に 他 の 艦達 に ドヤ顔 ︵ゲーム 中の 顔︶ を かます も ん だか ら、質 が 悪 い 。   ほっぽは 泣 き 出 しそうだし 、 離島 はど ん ど ん目 が 座 っていくし 、 防 空に 至 っては 艤装をレ級 に 向 け る始 末で⋮⋮   何なの 、 この 修羅 場 。  下 手な戦場 より怖 い ん ですけど 。  殺伐 とした 雰囲気 のまま 、授 業は終 了。   このまま帰した ら、後 で 殺 し 合 いで も始めるん じ ゃ あ る まいか 。   そう危 惧 していた ら、僕 の側に 寄 って来た 鹿島 が 提 案して来た 。 ﹁みん なの帰 り際、一人一人 に ナデナデ お 願 いしますね ﹂   な る ほど 、〝出 席の 御褒美〟 って 事 か 。   そ れ で 雰囲気 が 良 くな る な ら お 安 い 御 用だ 。  僕 は教 室 の ドア の 脇 に 移動 し 、 退室 す る深 海 棲艦達 の 頭を撫 でてあ げた 。  反応 は千 差万 別だ 。   ほっぽの 様 に素 直 に 喜 ぶ 者、 南 方棲 戦 姫 の 様 に 撫 で られる感触を 噛 み し める者、 戦 艦棲姫 の 様 に無 言 で 頬を染める者 ⋮⋮ ﹁ワ、私ハ撫デラレタクテ 来 タンジャナイゾ !﹂ ﹁授 業中 、 ずっと 不 機 嫌 だったじ ゃん﹂ ﹁ソ、ソレハ授 業 ガ難シカッタカラダ !﹂   と 、言 いつつ素 直 に 撫 で られる離島。   とにかく 、 場 外 乱 闘 にな ら ずに 済ん で 良 かった 。    ドッ と 疲れ た 僕 であった 。

(10)

艦娘達

といっし

ょ∼御褒美争

奪戦

∼1

   今日 は 艦娘クラス の 授 業か⋮⋮  嫌 な 予感 しかしないのは 、 何故だ ろ う ?   ﹁今日 は ゲームを しまし ょ う ﹂  香取 の 提 案に 、更 に 嫌 な 予感 が 募る。  誰 かが 脱線 させてく る だ ろ うとは 思 っていたが 、 まさか教師 サイド が 仕掛 けてく る とは 。    ーーーー で 。   ﹁ どうしてこうなった⋮⋮ ﹂  嫌 な 予感的 中 。  僕 は 鎮守府 の グラウンド に ジャージ で佇 み、己 の 不運を嘆 いた 。  背後 には 、 数十 人 の 艦娘達。  み な 殺気立 ってい る。 既視感 デ ジ ャ ヴ   あ 、 ち ょ っとした が 。   そ う だ 、 い つ ぞ や の ケ ッ コ ン カ ッ コ カ リ 指 輪 騒 動 の 時 に 似 て る ん だ 。 ﹁ 先 生質 問 !な ん で 座 学じ ゃ ない ん ですか ?﹂  思 い 切 って 質 問して みる。 最高 9 ﹁皆 さ ん レベル で 、 教え る事 が無いか ら です♡ ﹂  鹿島 の 返 答 を訳 すと 、 ﹁授 業のし甲 斐 がないか ら、勝 手に 遊ん でて 下 さいね ﹂   という 事 か 。   そ れ でどうして 、 この ルール なのか⋮⋮ ﹁ は ∼ い♪ではこ れより ﹃チキチキ、 提 督の 御褒美争 奪杯 、 大 〝鬼 ごっ こ 〟 大 会﹄を開始 しま ∼ す !﹂  香取 の 宣言 に 鬨 の 声を上 げ る艦娘達。  ノリノリ であ る。

(11)

 ルール はこうだ 。  僕 がこの 運動 場 をスタート して 五分後 に 、 全 員 が 行動開始。  鎮守府内を逃 げ 回る僕を確保 した チーム が優 勝 とな る。   そう 、 誰 が 言 い 出 したかは 知ら ないが 、 今回 の ゲーム は チーム 戦な のだ 。   どう も ﹁御褒美 が欲しい 艦娘﹂ と ﹁ そ れを 支 援 したい 艦娘﹂ とが 徒 党 を 組 ん でい るよ うだ 。   ⋮⋮ 一部、ネタ として 参加 してい る としか 思 えないの も 居 る が 。 ﹃チームドイツ﹄ は ビスマルク、 グラーフ、 プリンツ、 レーベ、 マック ス。 ﹃チーム金 剛 ﹄ は 金 剛 、比叡、榛名、霧島。 ﹃チーム 機 動艦隊﹄ は 加賀、赤城、蒼龍、飛龍、翔鶴、 瑞 鶴。 蟒蛇 う わ ば み ﹃チーム ﹄ は千歳 、隼鷹、那 智 、 武 蔵、陸 奥 。 ﹃チーム 瑞 雲﹄ は 日向、伊勢、最上、鈴谷、 利根 。 ﹃チーム 登別 ﹄ は 球磨、三隈、熊野、 筑摩 、阿 武 隈。 ﹃チーム 天 龍 組 ﹄ は天 龍、龍 田 、暁、ヴェールヌイ、雷、電。   などなど 。  駆逐艦 は 姉妹艦 で組 ん で るチーム が 多 い み たいだが 、 島風 は⋮⋮ 雪 風達 と組 ん で る か 。   ぼっちになってなくて 良 かった 。  明石や夕 張は⋮⋮ 工廠 か 。  指輪騒動 の時 も そうだったが 、 あの 二人 は 僕 とどうこう よりも研 究 開 発の 方 が 興 味 深 い ら しいな 。   大 淀 は⋮⋮ 不 測の 事 態に 備 えて 司令室 で 待 機だ 。  今 は 深 海 棲艦も 居 る か ら、 そ ん なに 警戒 す る必要も ない ん じ ゃ ない かとは 思 うが⋮⋮ も しかした ら不参加 の 口実 にしたいのか も。  他 に も 何 人 か 不参加艦 が居 るよ うだ 。  ガ ッ つ か れ る の も 引 く け ど 、 あ ん ま り 無 関 心 な の も 寂 し い も ん だ な 。 ﹁ さぁ 、提 督の 熱 い キッスを受 け る のは 誰 なのか ?﹂  鹿島 の ナレーション に 騒 つく 艦娘達。

(12)

  ち ょ っと 待 て !   !?キス だぁ ?   そ ん な 話、聞 いてないぞ ! ﹁ そ りゃ そうです よ。言 ってませ ん か ら ね♪ ﹂ ﹁ ね♪ ﹂ じ ゃ ねぇ !  グラウンド の 艦娘達 の 殺気 が 、 更 に 酷 い 事 になって る じ ゃ ないか ! ﹁ そ れ じ ゃ あ 提 督 、頑 張 っ て 逃 げ て 下 さ い ね ♪ 位 置 に つ い て 、ヨ ∼ イ ⋮⋮ ﹂  ドォォォン !  香取 の礼砲が 撃 た れ、 この よ く 分 か ら ない ゲーム は スタート した 。

(13)

艦娘達

といっし

ょ∼御褒美争

奪戦

∼2

     走る。  走る。  鎮守府内 に 造園 さ れ た 雑 木 林を、僕 は 走 った 。    肉 体 的 な スペック では 艦娘 には敵 わ ない 。  オープンフィールド で 競 えば 、一分保 たないだ ろ う 。   だが !  僕 の 頭 に は 川 内 が 鎮 守 府 内 に 張 り 巡 ら せ た 抜 け 道 の 詳 細 が イ ン プット さ れ てい る。  更 に !  指 輪 騒 動 の 後、明 石 に 頼 ん で 鎮 守 府 内 の 仕 掛 け を 増 設 し て あ る の だ 。  頼ん だ時は 心底 呆 れ た 顔、 さ れ たっけなぁ⋮⋮  実際 作業が 始 ま る と 、嬉々 として 没頭 してたけど 。  マッドサイエンティスト の才 能 があ るよ な 、明石 って 。     とまぁ 林 の中の 開 けた スペース で 思 い を馳 せてい る と 、 提 督 アドミラル ﹁見 つけた わよ !﹂  〝釣れ た 〟 のは ドイツ艦娘 か 。   好 都合 だな 。  ビスマルク達 は 追 い 詰め た 僕を逃 がさぬ よ う 、 開 けた スペース の 外 縁部を使 って 包囲 してく る。  僕 は中央で 動 かない 。 ﹁ あ ら、早々 に 観念 ?良 いの よ、も っと 抵抗 して も﹂ ﹁君 等 の 指 揮 者 を 舐 め る な よ。 こ の 程 度 の 包 囲 で ど う に か 出 来 る 程、 ﹃提 督 ﹄ は 甘 くないぞ ﹂ ﹁ !? ﹁ ど う し た ?完 全 包 囲 だ ぞ 。ビ ス マ ル ク と も あ ろ う 者 が 、 こ の 状 況 で

(14)

ビビる のかい ?﹂   圧 倒的 に 不 利な 状況 にあ り なが ら 余 裕を 崩さない 僕 に 、 ビスマルク は 功を 焦ってしまった 。 ﹁ 全 艦、確保 ぉ !﹂  ドイツ艦娘達 が 一斉 に 飛 び 掛 か る。   その 動 きは 、 しかし 想定内 なのだ よ !  ポチッ とな 。  僕 は ポケット に 忍 ばせた 端 末か ら、仕掛 けの スイッチを 入 れ た 。    ガコンッ !    僕 の周 囲 の地 面 が 消 え 、 雑 木 林 の中の スペース は丸ごと 落 とし穴と 化 した 。   全 員 で 同 時に 詰め寄 った ドイツ艦娘達 は 、 物の 見事 に 一網 打尽と 相 成る。   穴はち ょ∼ っと 深 いけど 、 底 には ウレタンマットも 敷き 詰め てあ る か ら、安心 してく れ。 ﹁ア∼バヨ∼、 とっつぁ ∼ん ♪ ﹂ ﹁誰 がとっつぁ んよ、誰 がぁ !﹂  後 で 明石 に 回収 して もら うか ら、暫 く大 人 しくしててね 。  罠 の 成果 に浸ってい る暇 はない 。   次な る仕掛 け を 活用すべく 、僕 は 再 び 走り出 した 。     次は⋮⋮  頭上 か らエンジン音。  雑 木 林を出れ ば来 る と 思 っていた 。   機 動艦隊 の 艦載 機 !  鬼 ごっこには 有 利 過 ぎ る か ら と 、 ハンデ として 最小スロット一 つし か 使 えない 様 になって るら しいが 、や は り艦載 機は 驚 異 ーーーー    ーーーー だったのは 、 この 間 までだ !

(15)

   僕 は 艦娘寮 と 指揮棟 の 間 に 滑り込ん だ 。  二 つの 建 物の 距離 は 五メートル 強 程度 だが 、 模 型サイズ の 艦娘艦載 機な ら飛行 に支 障 は無い 。  追 って来たな 。  背後 か ら迫る艦載 機 。   全機 注 ぎ 込ん で来たか 。   そ れ は好 都合 !  ポチッ とな 。  今度 は 、建 物の 間を埋めるよ うに地 面 か らネット が 立 ち 上 が る。  実 機 同 然の スピード では 避 け られ まい !  艦載 機は次 々 と ネット に絡 め取られ、行動不能 に 陥 った 。  遠 く に 機 動 艦 隊 の 面 々 の 悲 鳴 を 聞 き な が ら、僕 は 艦 娘 寮 に 飛 び 込 む。  よ し !  今度 は 逃 げ 切 って やる ぞ !       いつの 間 にか 、 誰よりもゲーム に ハマ って る様 な 気 がす る が 、 気 に しない 事 にしておく 。

(16)

艦娘達

といっし

ょ∼御褒美争

奪戦

∼3

  ﹁今よ電 !﹂ ﹁ なのですっ !﹂  目を瞑 っての 電 の タックルを華麗 に 回避 す る。   と 、 ﹁ゴハァッ !﹂  後ろ か ら近付 いていた天 龍 に 誤爆 す る。   あ 、 こ れ は中破だ わ。 ﹁ は わわ っ !天 龍 さ ん、 大 丈 夫ですか !? ﹁電 ⋮⋮ 良 い⋮⋮ タックル だった⋮⋮ぜ ﹂ガクッ ﹁ 天 龍 さぁぁぁ ん !﹂   こ れ が横 菅 の 緋 乃本 軍を 恐 怖 させた 軽巡洋艦 かと 思 うと 、 感 慨 深 い なぁ 。    艦娘寮 に入った 僕 は 、 な ん とか 逃 げ 延 びていた 。   機 動 艦 隊 チ ー ム は 艦 載 機 に 絡 み 付 い た ネ ッ ト を 外 す の に 手 間 取 っ てい る し 、ドイツチーム は 落 とし穴だ 。  今 しがた天 龍を同士討 ちで リタイヤ させたし 、 さて次は⋮⋮ ﹁逃 がさ ん ぞ 提 督 !﹂   お 、凛々 しい物 言 い 。  那 智か 。  飲 兵 衛チーム が 相 手な ら ⋮⋮こっちだ !  近 場に トラップルーム があって 良 かった 。  逃 げ 込ん だのは 、窓も 何 も 無い空き 部 屋 。 ﹁ あ らら、袋 の 鼠 じ ゃん提 督 ∼﹂  隼鷹 がか ら かう 様 に 言 う 。   そ れ がそうで も ない ん だな 。  チーム 全 員 の入 室を確認 す る と 、僕 は 床 の スイッチを踏ん だ 。  ゴゴゴ ⋮⋮  床下 か ら せ り上 が る、酒棚、ソファ、カウンター ⋮⋮

(17)

 一瞬 にして 、 空き 部 屋は バー に 変化 した 。  那 智の 目 が 、酒棚 の中の 一 本に吸い 付 け られる。 ﹁ こ れ は⋮⋮ ﹃臥龍﹄ か !?  緋 乃本で 仕 入 れ た 〝 幻の 銘酒〟 に 、那 智は 釘付 けになった 。  他 の 面々も、 そ れ ぞ れ世 界中か ら掻 き 集め た 酒 に 魅 入 られ てい る。 ﹁ん じ ゃ、 ご ゆ っく り∼﹂  酒盛りを始め た 飲 兵 衛チームを 尻 目 に 脱出成功。   さすがは 飲 兵 衛。 ﹃ゲーム の景 品︿酒﹄ なのか 。  一抹 の 寂 しさ を感 じつつ 、艦娘寮を走る。     ふと 、 どこか ら か水 音 が 聞 こえて来た 。  艦娘寮 の 隣 の プール か ?  視線を転 じて 、驚 く 。   な ん と 、誰 か 溺れ て る ぞ !?   で も ⋮⋮ 艦娘 って 溺れる のか ?   とにかく 艦娘寮 の 窓 か ら飛 び 出 し 、プール へ 。  溺れ ていたのは 、 ま るゆ だった 。   な ん だか 納得。  自 主 練 で潜水 訓練 で も してたのか ?   とにかく 、見 物して る 場 合 じ ゃ ない !  僕 は 上衣を脱 いで プール に 飛 び 込む と 、 ま るゆを抱 えた 。 ﹁ た 、隊長 ⋮⋮ ﹂ ﹁ しっか り掴 まって ろよ﹂  プールサイド に 辿り 着くと 、 けたたましい サイレン が 鳴り響 いた 。 ﹃ゲーム は終 了 しました 。皆 さ んグラウンド に 集合 して 下 さい ﹄  鹿島 の 声。   あ れ ?  も う終 わり ?   まだ昼前だぞ 。   何か トラブル で も あったか ?

(18)

 非 常 事 態⋮⋮な ら、 放 送 は大 淀 か ら だ ろ うし 、 グラウンド に 集め た り せず 出撃 用 ドック に呼ぶだ ろ う 。  釈 然としないまま 、 僕 はまだ グロッキー なま るゆを背負 って グラウ ンド に 向 かった 。     ﹁勝者 は 、 ま るゆ ち ゃん で ∼ す ﹂  香取 の 裁定 に 、僕 は 真 っ白になった 。 ﹁ な ん でそうな る のさ ?﹂ ﹁ だ っ て ⋮⋮ 形 は ど う あ れ、 ま る ゆ ち ゃ ん は 提 督 を 〝 捕 ま え た 〟 じ ゃ ないですか ﹂   そういえば 、 溺れ たま るゆを助 けた時 、 ま るゆ は 僕 にしが み付 いて いた 。 ﹁ では 、提 督か ら勝者 への 御褒美を﹂   い や い や い や。  相 手はま るゆ だ よ ?  マズ いでし ょ。   条 例 とか 、 倫 理 とか 色々 と 。 ︵頰 とか 額 で 良 いじ ゃ ないですか ︶  懊悩 す る僕 に 、香取 の 耳 打ち 。   ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮   で ・ す ・よ・ ね ∼ !  キス といって も唇 に 限 った 話 じ ゃ ないです よ ね ∼ !  知 ってた 、知 ってました よ !     かくして 、誰も想定 していなかった形で ゲーム は終 わ った 。 ﹁ 次 に 提 督 を 捕 ま え る 必 要 が 出 来 た 時 は 、目 の 前 で 溺 れ て 見 せ れ ば い いの デ∼ス ね !﹂ ﹁勉 強にな り ましたね 、 お 姉様 !﹂   味 を 占 められ てしまった 。  今後 は 、艦娘 に 追われる事 態になった ら 絶 望 しかない ん だな 。

(19)
(20)

平時のお

仕事1

    ﹁鎮守府ハ良イナ、提 督 ﹂   呉 鎮守府ーーーー 白水 し らみ ず  鎮守府 の 長 であ る泊 地水 鬼 こと さ ん は 、 僕 の 隣 で大きく伸び を 打つと 微笑み かけてきた 。 泊 水 はくすい   いつぞ や の海 賊殲滅 戦の時は ﹃ さ ん﹄ だったのだが 、 非 公 式 な 命 名 だったので ビスマルク に 任 せて み たとこ ろ、 ﹃ 白水さ ん﹄ に決 定 し たそうだ 。  人 間 っ ぽ い 名 前 が 付 く と 、 本 人 も 人 間 に 近 付 い た 様 な 気 が す る の は 、 何故だ ろ う 。   白水さ ん が 僕 に 寄り添 い 、僕 の 腕を取る。  柔ら かい 感触 が 、腕 か ら伝わ って来た 。 ﹁〝 地 上 型 〟 ト 呼 バ レ ル 深 海 棲 艦 ハ 土 地 ニ 憑 ク タ メ、ソ ノ 地 カ ラ ハ 動 ケナイ。 ﹃鎮守府﹄ ナラバ、 限定的デハアルガ色々ナ 場所 ニ行ケル ⋮⋮ ソ レ ガ 私 ニ ハ 嬉 シ イ ノ ダ。提 督 ニ ハ 感 謝 シ テ イ ル ヨ。ア ノ 氷 ノ 大 地 カラ連レ出シテクレテ ⋮⋮ ナ﹂  僕を見 つ める 白水さ ん の 目 は 、艶 っぽく 濡れ ていた 。  嬉 しいけど 、 昼 日 中です よ。 ﹁ダッタラドウシタ ?﹂  挑 発 的 だなぁ 。 ﹁執務 中は 自重 して 下 さいね 、 お 二人 と も﹂  背後 か ら妙高 の奇 襲を受 けて 、僕 は白水さ ん か ら跳 び 離れ た 。   そう 、僕 等は 執務 中なのだ 。       呉 鎮守府 は 現 在 、西アフリカ沿岸 で中 継基 地となってい る。   欧 州 の大 西洋サイドを航行 す る船 は 、 ここに 立 ち 寄 って 荷 物 検査を 受 け る事 が 義務付 け られ ていた 。  鎮守府 の 一般船舶接岸 用 ドック は 、 貨 物 船/客船/遠洋漁船 でごっ

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た 返 して 芋洗 いの 様相 だ 。   な ん せ 、検査 が終 わ って も出 て 行 かない 船 が 混 じってい る。   その 連 中のお 目 当ては ーーーー   ﹁L・O・V・E、ラブリー ふ み ち ゅ きぃぃぃぃ !﹂  野 太い 声 の大 合 唱が 、ドックを揺る がす 。  船内検査 に や って来た 駆逐艦 に 向 け られ た 声援 だ 。   海 賊殲滅 戦の 折 の 〝 決 定的瞬間〟を激写 さ れ て 以 来 、 文月人気 は 衰 え 知ら ずというか⋮⋮ 悪化 してい る気 がす る。   地 域 に よ っては 那珂& 中 野 ︵軽巡棲鬼︶ より人気 だそうで 、 その 事 実を知 った時の 二人 の 落 ち 込みよ うは 酷 い も のだった 。   しかし ーーーー    ドォォォン !     天に 向 けて放た れ た 10cm連装高角 砲が 、 歓 声を 圧 倒 した 。 ブレザー姿 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ  声 援 を 送 ら れ た の 艦 娘 は 、 無 言 の 怒 り に 打 ち 震 え て い た 。 ﹁テメェら !俺 等の 若葉 た んディス って ん じ ゃ ねぇぞ ゴルァ !﹂   別の ファングループ が 、 歓 声を上 げた グループ に 掴み かか る。  懐 かしいなぁ 。  僕も新任 の 頃 は 、﹃文月﹄ と ﹃若葉﹄ とか ﹃三日月﹄ と ﹃初霜﹄ とか ﹃ 吹 雪﹄ と ﹃磯波﹄ とか 、 し ょ っち ゅ う 間違 えてたっけなぁ 。 あの 写真 ヽ ヽ ヽ ヽ で 文月ファン になった 〝 大きいお 友達〟 は 、 に わ かが 多 くて 困る。 黒髪 の ヽ ヽ ヽ   この前 も 駆逐艦 に 騒 いで 、 鉄 の 花 で も咲 かせそうな 傭 兵 団を 怒ら せてたっけ 。

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平時のお

仕事2

  ﹁文月 は パトロール に 出 てます よ∼。今日 は戻 り ませ ∼ん﹂  僕 が 拡声 器で 喧伝 して 、よ う や く居 座 ってた 連 中が 出 て 行 く 。  野郎 の 顔 な ん か 見 たくないってか 。   中には 露骨 に 舌 打ちした り、 唾 を吐 き捨て る者 まで 。   ⋮⋮っの 野郎 ⋮⋮  気持 ちは 分 か らん で も ないが 、 そこまです る か ? ﹁爆撃デモ掠メテヤルカ ?﹂  僕 の イラ つき を察 した白水さ ん。  完 全に 目 が 座 ってい る。  貴 女が 言 うと 冗談 に 聞 こえませ んよ ?   で も まぁ 、﹁爆撃 す る か ?﹂ ではなく ﹁爆撃を掠め て やる か ?﹂ なの は 、 丸くなった 証 なのか も知れ ない 。    文月 に 間違 え られ た 若葉 は 、 先刻の ファン に 囲 ま れ て 話 し 込ん でい る。   普 段 は クール で ストイック な 若葉 だが 、 ち や ほ や さ れ て 赤面 しき り だ 。   そういう ﹁ いつ も は 見 せない 顔﹂ を見る と 、 ファン冥 利に尽き るん だ ろ うなぁ 。   と 相 好 を 崩してい る と 、 同様 にほっこ り してい るファン の 一人 と 目 が 合 った 。   無 言 で 互 いに サムズアップ。   う む、 推 し メン に 違 いはあ れ ど 、 艦娘を愛 で る心 に 違 いはないのだ 。      ファン との 語ら い を切り上 げ る と 、 若葉 は本来の業 務 であ る船内点 検 に 取り掛 かった 。 電 いなずま 潮 うしお や な ど と い っ た 気 の 弱 い 艦 娘 な ど は 、 い つ ま で も 切 り 上 げ る 事 不知 火 し ら ぬ い が 出 来ずに ズルズル と 続 けてしまうのだが 、 や朝 潮 、 若葉 など

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は シッカリ していて 助 か る。 曙 あけぼの 霞 かす み 満 潮 み ちしお  逆 に や 、 といった 〝罵倒系〟艦娘 は 、﹁叱られ たい 勢﹂ が 集 ま る ので 、 厳 しい 言葉 で 拒 絶して も寄 って来 る という異 様 な光景が展 開 さ れる のだが 。   ﹁〝妖精 さ ん〟、頼む﹂  船内 に入った 若葉 は 、〝妖精 さ ん〟達を解 き放った 。 託 かこ   全ての 艦娘を揃 え 、 こなすべき 任務も 無くな り、 長ら く無 聊を っ ていた 工廠妖精 さ ん達 が 、 ワラワラ と大 挙 して 若葉 の 艤装 か ら検査対 象 の 船 に乗 り移る。   その 様 は 、 さなが ら 映画 ﹃黒 い絨 毯﹄ の グンタイアリ だ 。  〝妖精 さ ん〟 が常 人 には 見 えない存在で 良 かった 、 と 思わ ずにはい られ ない 。   ⋮⋮ な ん で 常 人 で あ る 筈 の 僕 が 〝 妖 精 さ ん 〟 を 見 る 事 が 出 来 る の か⋮⋮  考 え る のは止 め ておこう 。    船内 に散った 〝妖精 さ ん〟達 は 、内部を隈 なく 探 す 。  隔 壁 な ん か 物 と も せ ず 透 過 す る 〝 妖 精 さ ん 〟 達 に 与 え ら れ た 任 務 は 、 ﹁ 武器の 廃棄﹂ だ 。  船内 に 隠 さ れ た武器 を〝妖精 さ ん〟 が 見 つけ る と ーーーー    カーン !カーン !     あ 、見 つけたな 。  ハ ン マ ー の 音 も 高 ら か に 、隠 し 持 っ て い た 武 器 は 資 源 に 分 解 さ れ、 鎮守府 に 納められる。  テロリスト だか 軍隊 だか 知ら ないが 、 何 処 かの 誰 か よ、 あ り がとう !  君達 の無 駄 な 努力 は 、今日も鎮守府を 潤してく れ て る ぞ !

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鬼軍曹1

  ﹁も ぉ や って らん ない よ !﹂   太平 洋 の大海 原 に 、駆逐艦﹃望月﹄ の 怒声 が 響 き渡った 。  同 じ 艦隊 の 駆逐艦達 が 、 その剣幕に 立 ち 竦む。   だが 、怒号を贈られ た主は 、眉一 筋 動 かす 事も なかった 。 ﹁回避行動 に 移るタイミング が半 瞬遅 いです 。も う 一度やり直 し ﹂ 神 通 じ ん つう  望月 の 熱 い 叫 びに 比 して 、 軽巡洋艦 ﹃ ﹄ の 声 は南 洋 の海さえ 凍 り つかせそうな 程 だ 。     神 通率 い る艦隊 の 今日 の 任務 は ﹃ 戦 闘訓練﹄ 。   しかし 、 艦娘達 の 間 には 定期的 に繰 り返 さ れる この メニュー に 懐疑 的 な空 気 が 醸成 さ れ ていた 。  曰 く ﹁ そ ん な 事 しなくて も、私達 無敵じ ゃ ない ﹂ 。   この 世 界において 、艦娘 と 深 海 棲艦 の 持 つ戦 闘能力 は破格だ 。  世 界には も う 、僕 等に 対抗 でき る 手 段 は 見 当た ら ない 。  油断や 慢 心 が 生 ま れる のは当然であ り、 そ れを差 し 引 いて も僕 等は 無敵だった 。  最近 の 訓練 では大半の 艦娘 が手 を抜 きがちで 、﹃長門﹄ や ﹃ 武 蔵﹄ と い っ た 武 人 達 で す ら ニ チ ー ム に 別 れ て の 簡 単 な 紅 白 戦 演 習 で 済 ま す く ら いだ 。   そ ん な中 、従 来と 変わら ない 猛訓練を課 す 艦隊 があった 。 深通 し ん つう   神 通 の 艦隊 と 、深 海 棲艦﹃軽巡棲姫﹄ こと 〝 の 預 か る艦隊 だ 。  他 に も一航 戦 コンビ など も 居 る のだが 、 一航 戦は 自己練習 に余 念 が ないのに 対 して 、 神 通 と 深通 には 〝麾下 の 艦隊〟 という も のがあ る。   つ ま り ー ー ー ー 戦 闘 能 力 を 追 究 す る 〝 地 獄 の 訓 練 〟 に 巻 き 込 ま れ る艦 が居 る のであ る。   ひたす ら に 反復 さ れる、 いつ終 わる と も知れ ない 訓練 の中で 、 とう とう 望月 は 不満を爆 発させたのであった 。 ﹁ こ ん な に 執 着 し な く た っ て 、 あ た し 等 最 強 じ ゃ ん か !こ ん な 訓 練 が 生 き るシチュエーション な ん て 金輪際起 き や しないっての !﹂

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﹁今 の 攻 撃 を 躱 せ な か っ た と い う 事 は 、〝 最 強 〟 で は な い と い う 事 で す ﹂ ﹁ そ ん な 事 言 っ て た ら キ リ な い じ ゃ ん !い つ ま で 続 け り ゃ い い っ て の さ !﹂  通信 機か ら 流 れ てく る望月 の 声 には 、 不 条 理 に 対 す る熱 い 怒り がこ も っていた 。     だが ーーーー   ﹁ いつまでで も﹂  応 え る 神 通 の 声 には 一切 の 動揺も怒りも なく 、 その 淡々 とした態 度 が 一 層の恐 怖を掻 き 立 てた 。 ﹁ 当 て ら れ た の な ら 当 て ら れ な く な る ま で 鍛 錬 し 、 当 た ら な け れ ば 当 て られる まで 鍛錬 す る。至 極当た り 前の 話 で 、 最 強 を語る などおこが ましいに も程 があ り ます ﹂  自 分 自 身 を 対 象 と し て 、最 強 の 矛 と 最 強 の 盾 を 用 意 す る と い う の か 。  文 字 通り の ﹃矛盾﹄ を内包 す る こと を 前 提 にした 、 正に ﹁エンドレ ス訓練﹂ な 理 屈だ 。  赤道 に 近 い南 国 の海に 、ツンドラ の ブリザード が吹いた 。       その 後も訓練 は 続 いたが 、雰囲気 は 最悪 だった 。  望月 はあか ら さまに テンポ が 遅れるよ うにな り、 その 度 に神 通 は や り直 し を 命じ る。  他 の 駆 逐 艦 達 に 倦 怠 感 が 伝 染 し か け た の を 見 か ね て 訓 練 中 止 の 命 令を出 して強制 的 に終 わら せたが 、 放っておいた ら どうなっていたか ⋮⋮あま り想像 はしたくない 。     神 通 と 望月 のそ れ ぞ れ と 面談 した結 果、 望月 は 暫 く神 通 の ニ 水戦か ら離れ て 遠征 組に 回 す 事 にした 。

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﹁甘や かすのは 、良 くないと 思 います ﹂   神 通 は 反対 したが 、 ここは 譲ら なかった 。   このまま組 ん でて も、良 くな り そうにないしな 。     そして 、僕 の判 断 は 裏目 に 出 た 。  望月ら遠征 組が ゴンドワナ ︵オーストラリア︶ 沖合 で大時 化 に 遭遇、 連 絡 を 絶ったのだ 。

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鬼軍曹2

   夜 の 闇 の中 、 次か ら 次へと 襲 い来 る小 山の よ うな大 波 に 、 軽巡洋艦 ﹃名 取﹄を 旗 艦 と す る 遠 征 艦 隊 は 進 む も 退 く も ま ま な ら ず 、足 止 め を 食 っていた 。  僚艦 たちが 転覆を避 け る のに 四苦 八 苦 す る 中 、 ただ 一人望月 だけは 器用に 波をやり過 ごしていた 。 ﹁望月 ち ゃん凄 いねぇ ﹂ 潮 うしお  綾波型駆逐艦﹃ ﹄ の 賛辞 に 、 ﹁ん ぁ ?別に 、 こ ん なの何で も ないし ﹂   とぶっき ら ぼうに答え る望月。  暴風雨 と 夜闇 が無け れ ば 、赤面 してい る様 子が 確認 できただ ろ う 。  凌波訓練 は 、 戦 闘訓練 に次いで 徹底的 に シゴ か れ た 科目 だ 。  波 頭 を 乗 り 越 え る タ イ ミ ン グ や 角 度 が 少 し で も ズ レ れ ば 、や り 直 し 。  一々 ﹁ 何 処 が 悪 かったか ﹂ を懇切丁寧 に教えてく れる 神 通を、 ﹁ウザ い ﹂ と 思 った 事も一度や二度 ではない 。   だが 、 その 猛 特 訓 が 深夜 の大時 化 で活きていた 。  夜目 が利かなくて も、足 か ら伝わる うね り で 波 の大きさが 解る。 ︵ こ れ は流 石 に地獄の シゴ きに 感謝、 かな ︶ ﹁や り 直 し ﹂を 宣 告 す る 神 通 の 顔 を 思 い 浮 か べ な が ら 考 え て い た 望 月 の 耳 に 、雨風 の 音 に 紛れ て 聞 き慣 れ た 風切り音 が届いた 。   全 身 に 鳥肌 が 立 つ 。 ﹁回避、回避 ぃぃぃっ !﹂  唐突 に 叫 ぶ 望月を訝る艦隊 の 面々。   その中央に 、突如 水 柱 が 立 った 。  一瞬遅れ て 、轟音。     そ れ は 、確 かに砲 撃 だった 。   ﹁ 何 ?何 処 か ら撃 ってきたの !?

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﹁ まだ 抵抗 す る勢力 な ん て居たの !?  皆 が パニック に 陥る 中 、 ただ 一人 ﹁ 全 艦消 灯 !狙 い 撃 ちさ れる ぞ !﹂  望月 だけが戦 意を保 っていた 。   名取 が 望月 に 遅れ て 同様 の 指 示 を出 す 。  望 月 は 波 の 高 く な る 点 を 見 極 め て 移 動 し 、最 高 点 に 達 し た 瞬 間 を 狙 って索敵 を行 った 。     居た 。   人 影 ヽヽ  暗 い海の 波 山の 頂 で 、望月同様 に周 囲を 伺う ⋮⋮   そ れ は 見間違 え よ うのない 、昔馴染み。  深 海 棲艦、 戦 艦タ級 だった 。     仲間 ヽ ヽ の 深 海 棲艦 がこの 近辺を航行 す る予定 は無い 。   で 、 あ れ ば⋮⋮ ﹁ 敵は 深 海 棲艦 !タ級一人 は 見 つけたけど 、他 に も 居 る か も !﹂ ﹁ か 、各艦 は索敵 を厳 に !﹂  名取 の 指 示で散った 駆逐艦達 が 、 次 々 と報告 を上 げてく る。  軽巡2、駆逐3。  艦隊 の 面々 は息 を 呑 ん だ 。  緋 乃本で も、オロ 社で も、ベイ帝 で も ない 相 手 。 沈む ぬ   久 々 の 深 海 棲艦 との戦いは 、 この 世 界に渡ってか ら初め ての ﹃ か も知れ ない戦い ﹄ だった 。 ﹁ て 、撤退を ⋮⋮ ﹂ ﹁ 何 処 に !? ん た ら逃 げてた らヤられ ち ゃ う よ !﹂  名取 の 消 極案 を、望月 の 怒声 が 掻 き 消 した 。  波 の 逆巻 く大時 化 の中では 、軽巡駆逐 の 足 の 速 さは活かせない 。  撤退行動 に モタ つけば 、待 ってい る のは敵 艦 の 集 中砲火だ 。 ﹁ あ た し が タ 級 を 引 き 付 け て る 間 に 、み ん な は 取 り 巻 き を 倒 し て !上

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手くす りゃ、向 こうか ら撤退 してく れる か も﹂ ﹁ 戦 艦相 手に単 騎駆 けって 、自殺行為 だ よ !? ﹁ こ の 状 況 で 一 番 動 け る あ た し が 、ア イ ツ の 相 手 を し な き ゃ で し ょ ? 夜 戦な ら 大物 食 いだって夢じ ゃ ないってね ﹂  引 き止 める名取を 振 り切 って 、 望月 は 一人 戦 艦タ級 に 向 かって 行 っ た 。

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鬼軍曹3

      本物の 雨 に 混 じ る 砲弾の 雨を、望月 は ーーーー    ーーーー躱 さなかった 。   疾走 し  標的 と 定め た タ級 に 向 かって 一直線、真 っ 直 ぐに る。  回避 ではない 、 そ れ は 紛れも ない 突撃 だった 。  自 分 に 恐 れ を な し て 逃 げ 出 す だ ろ う と 思 っ て い た 獲 物 が 逆 に 猛 ス ピード で 向 かって来て 、タ級 は 混 乱した 。  他 の 深 海 棲艦達も、予想外 の 望月 の 行動 に 狼狽 え る。  望月 は 波 さえ も 利用して 加速 し 、タ級 の 懐 へ ーーーー    ガンッ !     つ ん の める望月。  足下 の主機に 、名取達 と戦う 取り巻 きの 盲撃 ちが当たったのだ 。 ︵チッ、 流 れ 弾か よ !で も まだ 行 け る !︶   態 勢を 整え 、 前 を向 いた 望月 の 目 の前に 、 タ級 の主砲が 黒々 と 口を 開 けていた 。 ︵ あ 、ヤバ ⋮⋮ ︶   死 を意識 した 望月 の 脳裏 に 、色々 な 思考 が 駆 け 巡る。   死ぬ ?   こ ん な所で ?   睦 月達 はどう 思 うかなぁ 。   神 通 さ ん は 泣 いてく れる かなぁ 。  司令官 ⋮⋮   あの マヌケ面、も う 見れ ないのか⋮⋮   ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮  嫌 だな⋮⋮

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  死にたく 、 ない 、 な 。     ﹁探 照灯 !照 射 !﹂  望月 の 思考を切り裂 いたのは 、一 条の光だった 。   大光 量 に眩 ん だ タ級 が 姿勢を 崩し 、 絶好の チャンスを取り零 す 。 ﹁ あ れ ?⋮⋮な ん で ?⋮⋮ ﹂  望月 は 己 の 目を疑 った 。   死ぬ 間際 に幻 覚を見 てい る のかと 。  探 照灯で タ級を 照 ら してい る のは 、他 な ら ぬ神 通 だった 。  提 督に救 援部隊 として 送り出 さ れ た神 通 は 、 天 候 の 変化 と 名取艦隊 の 行軍速度 などか ら勘 案して 、 この海 域を 特 定 していた 。   神 通麾下 の 駆逐艦達 が 、 タ級 の 取り巻 き 達を 次 々 と 葬り去る 中 、 神 通 は 望月 に発破 を掛 け る。 ﹁立 ちなさい 。 まだ 標的 は 生 きてます よ﹂  タ級 は神 通 に 狙 い を変 えて 撃 ちまくっていた 。  近 弾で 損傷 しなが らも、 神 通 は 自ら は手 を下 さずに 探 照灯 を 照 ら し 続 け る。 ﹁ ったく 、 怪 我人相 手に 人使 いが 荒 い よ な 、 神 通 さ ん は ﹂  望月 は 立 ち 上 が る と 魚雷を 手に 、タ級 に 突 っ 掛 けた 。  咄嗟 に砲 を向 け るタ級。   だが 、 望月 は 身を沈める と タ級 の砲 身 の 下を 潜 り抜 け 、 その 目 の前 に 迫 った 。 ﹁滅多 に 出 さないあたしの本 気、食ら いな よ !﹂  望月 が タ級 の 顔面 に 魚雷を叩 き 付 け る !  爆 発は 、 戦 闘 終 了を 告げ る凱 歌になった 。       結 果ーーーー  ゼロ距離 で 魚雷を撃 って タ級 の 爆 発に 巻 き 込 ま れ た 望月 は中破 。  名取 等 、艦隊 の 他 の 面々 は 小 破に も至ら ず 。

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  救 援部隊 の神 通 は タ級 の砲 撃 に 身を 晒し 続 けたせいで中破 。  随 伴の 駆逐艦達 は 小 破に も至ら ず 。  望月 は 独断行動 で 、 神 通 は戦 闘 放 棄 で 提 督に呼び 出 さ れ たが 、 二人 の 満足 そうな 顔を見る と 苦笑 しただけで 下 が ら せたのであった 。    二人揃 っての入渠 。   並 ん で湯 船 に浸か る望月 は 、隣 の神 通 に 疑 問 を ぶつけた 。 ﹁ 神 通 さ ん。 な ん で あ の 時 、反 撃 し な か っ た の さ ?一 歩 間 違 え ば 沈 ん でた よ ?﹂   神 通 は 黙想 しなが ら 答え る。 ﹁ あ れ は 望月 さ ん の獲物でした 。 横 取り しては 成長 に繋が り ませ ん﹂ ﹁ そ ん な 理 由で 待 ってたの !? ﹁ あ の 突 撃 は お 見 事 で し た 。 あ そ こ ま で や れ る 子 な ら、キ チ ン と 仕 留 め てく れる と 信 じてました よ﹂   神 通 は湯 船 か ら身を 乗 り出 して 、望月 の 頭を撫 で る。   その 心 地 良 さか ら、 湯 船 で 寝 入ってしまう 望月 であった 。     練度 レ ベ ル   かくして 、﹁ が 落 ちた ﹂ と判 断 さ れ た 艦娘達 は 、 神 通 と 深通 の 指 導 の 下 で シゴ き 直 さ れる事 となった 。  二人 に 香取 と 鹿島を加 えた ﹃ 教 導艦隊﹄ は 、 定期的 に 各鎮守府/泊 地 を廻り、基礎訓練をみ っち り と 行 う 。   その 苛烈 な 訓練 には 一部艦娘 か ら猛烈 な 抗議 が 出 たが 、 その中に 望 月 が居たという 記録 は 、 無い 。

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南極

行再

    ﹁ ⋮⋮またこの 内 火 艇 に乗 る羽目 にな ろ うとは⋮⋮ ﹂   周 囲 か ら隔 絶さ れ た 、 あきつ丸 装備 中の 内 火 艇 の中で 、 僕 は 独り 呟 いた 。   無 論、 答え る者 は無い 。    名 取 や 神 通 が 出 会 っ た と い う 深 海 棲 艦 の 報 は 、鎮 守 府 を 揺 る が せ た 。  艦娘達 が 警戒 したのが ﹃深 海 棲艦達 の 裏切り﹄ ではなく 、﹃今後 の戦 闘 におけ る誤射 の危 険 性 ﹄ だったのは 、 個人的 には 喜 ぶべき 事 だった が 。   そ れ で も深 海 棲艦達 は活 動を自粛 した 。  各鎮守府/泊 地 を治める 地 上型 はと も かくとして 、 自 由に 動 け る者 達 は 自 主 的 に 〝自宅謹 慎 〟 して 身 の 証を立 てたのだ 。  深 海 棲艦達 の態 度 は素晴 ら しいのだが 、 このままでは 世 界の海 を管 理 す る のが 難 しくな る。  僕 は敢えて 深 海 棲艦 か ら選抜 した 面 子 を 中 心 に 、 再度 南極 を目指 す 艦隊を 組 ん だ 。  僕 等の 仲間 になったのとは別の 深 海 棲艦 が居 る な ら、 そ れ が来たの は恐 ら く南極だ ろ うか ら だ 。  メンバー は 、   戦 艦棲姫   空 母棲姫   水 母棲姫  防 空 棲姫   戦 艦レ級  以上 の 五人 に 内 火 艇担 当のあきつ丸 を加 えた 一個艦隊 だ 。 ﹁オ 兄 チャンハ、れ級ガ護ルカラネ !﹂ ﹁抜ケガケハ感心シナイナ。援護防御ハ私ノ専売 特 許ダゾ﹂

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﹁護ルトイエバ対 空 ダヨネ !﹂ ﹁ナラ私ノ艦載 機 ノ出 番 ダナ﹂ ﹁艦載 機 ヲ出セルノハ、 空 母ダケデハナイケドネ﹂  合同授 業の 〝御褒美〟 の影 響 か 、 全 員 が ﹁僕を護る こと ﹂ に 燃 えて い る のが 、意外 というか何というか⋮⋮    〝 あ き つ 丸 を 中 心 に し た 深 海 棲 艦 の 輪 形 陣 〟 と い う 異 様 な 一 行 は 、 危なげなく南極に到着した 。  途 中何 度 か 遭遇 戦があった よ うだが 、 実寸 大になった 内 火 艇 か ら見 回 した 感 じでは特に 誰もダメージ は 負 っていない よ うだ 。  深 海 棲姫 が 四人 に ﹃一人聯合艦隊﹄ た るレ級 が居 れ ば 、 まぁ当然と 言 えば当然か 。   そういえば⋮⋮ ﹁今更 だけど 、君達 はかつての 仲間 と戦う 事 に 抵抗 はないの ?﹂  五人 の 深 海 棲艦 は 顔を見合わ せた 。   答えたのは 、 戦 艦棲姫 こと ﹃ 大村さ ん﹄ だ 。 ﹁私 達 ニ ハ 〝 仲 間 〟 ト イ ウ 概 念 ハ 無 イ ゾ。ヨ リ 正 確 ニ 言 ウ ナ ラ、 ﹃ 無 カッタ﹄ダガナ﹂  レ級達 が 後を継 ぐ 。 ﹁〝 敵 ジャナイ〟ッテダケダッタヨネ∼﹂ ﹁私ハ 敵 ト変ワラナカッタヨ。狙ッテタ 獲物 ヲ 横 取リサレタリ﹂ ﹁配 下 ダ ッ タ 者 達 ハ、一 緒 ニ 鎮 守 府 ニ 移 ッ タ ワ。ソ レ 以 外 ノ 個 体 ノ 事 ナンカ知ッタコトジャナイワネ﹂   あ りゃ、みん な結 構ドライ なのね 。   まぁ 、 鎮守府 に来て 〝仲間〟 の 概念を 学 ん だというのな ら、 そ れ は 良 かったという も のだ 。       氷で彫刻した白 亜 の 宮殿 は 、相変わら ずの 荘厳 さだった 。  今回 は 北方棲姫 と 徒 歩 移動 ではなく 、 内 火 艇 に乗ったままで奥まで 進軍 す る。

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  無 論、棲姫達も一緒 だ 。  以 前彼女等が居た 広間 に入 る。   そこには 、予想通り の 人 物が 玉座 に着いていた 。 ﹁ドウヤッテ ?⋮⋮ イヤ、オ 前 達ナラ造 作 モナイコトカ ⋮⋮ ﹂   中 枢棲姫 はこち らを気 怠げに眺 める と 、 半ば 自 嘲 気 味に 口端を上 げ た 。

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南極

行再

    ﹁オ 前 達ガ人間ナドニ与スルトハナ ⋮⋮ ﹂   中 枢棲姫 の 目 は半ば死に 、 半ばは 憎悪 に 燃 えていた 。   その 怒り の 矛 先が 向 いてい る のは 、 裏切 ったこち ら の 棲姫達 に 対 し 造 物主 運 営 てか 、 この 世 界に 対 してか 、 はたまた 自分を 捨てた に 対 してか ⋮⋮ 大村さ ん 戦 艦 棲 姫 が 反論 の 口 火 を切 った 。 ﹁ココノ 海 ハ、 我 等 ガ 求 メタ 海 デハナイ。我 等 ノ 役 目ハモウ、 終 ワッタ ノダ﹂ ﹁ 戦 カウヨリ、皆ンナト遊ブ方ガ 楽 シイモンネ﹂ ﹁ネー﹂  レ級 と 防 空 棲姫 が 続 く 。 ﹁私 達 ヲ 見 捨 テ 廃 棄 シ タ 造 物 主 ニ、マ ダ 義 理 立 テ ス ル ノ カ。酔 狂 モ ホ ドホドニシテオケヨ﹂   空 母 棲 姫 は 、む し ろ 中 枢 棲 姫 こ そ が 裏 切 り 者 だ と で も 言 う か の 様 だ 。   あ れ ?   な ん か無 茶苦茶ケンカ腰 じ ゃ ね ?  みん な中 枢棲姫を説得 に来た ん じ ゃ ないの ? ﹁ハ ?私達ハ、 私達ノ邪魔ヲスル不 届 者ヲ誅シニ 来 タダケダケレド ?﹂   水 母棲姫 の ﹁ 何 を分 か り きった 事を聞 いて るん だ ?﹂ という態 度 に 僕 とあきつ丸は 青 ざ め た 。   まさか⋮⋮こ ん な トコ で大 口径 主砲の ドンパチ始める気 か 、 コイツ 等 !? ﹁転進 !であ り ます !﹂   あきつ丸がすかさず 内 火 艇を反転 させ る。  真 っ先に 逃 げ 出 すな 陸軍 ! ﹁ こ れ は 提 督 殿 を 安 全 な 場 所 ま で 移 動 さ せ る 為 の 転 進 で あ っ て 、逃 亡 ではないのであ り ます !﹂

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  全 速 で 後退 しつつ 、持論を 展 開 す る あきつ丸 。   えぇい屁 理 屈 を。  僕 に中 枢棲姫 と 話 す機 会を寄越 せ ! ﹁も う 、 というか 最初 か ら そ ん な機 会 無かったであ り ます !﹂  む ぅ 、ハッキリ言 ってく れる。  確 かに 、 広間 で 見 た中 枢棲姫 の 顔 は 、 以 前ここで 見 た南 方棲 戦 姫達 のそ れ とは 一線を 画していた 。   ⋮⋮ よ うな 気 がす る。   南 方棲 戦 姫達 と 違 う タイミング でこの 世 界に 飛 ばさ れ た 事 に 、 何か 関係 があ る のか無いのか 。     どう やら、 そ れを確 か める 機 会 は永 遠 に や っては来ない よ うだ 。     白 亜 の 宮殿を揺る がす大 口径 主砲の 轟音。  ダース 単位の 撃 ち 合 いには 、 大 量 の 艦載 機 も参加 してい る だ ろ う 。  宮殿 の 外 まで 退避 した 僕 等の 足下 が 、衝撃 に 震 え る。  や がて⋮⋮⋮⋮   ﹁ギャアアアァァァァァァァ !﹂  耳を つ ん ざく 断 末 魔 の 悲鳴 と共に 、宮殿 が崩 壊を始め た 。   味 方 の 棲姫達 は 、 まだ 脱出 して来ない 。   まさか⋮⋮い や !  僕 は 不安を 振 り 払った 。  僕 の 〝嫌 な 予感〟 は 、よ く当た る。   だか ら予感 は 感 じない 、 と 心 に決 め た 。   彼女 達 は 必 ず帰って来 る !  宮殿 は 完 全に 瓦解 して 、微 細な氷の煙に 包 ま れ ていた 。  僕 とあきつ丸は 、 その煙に 目を凝ら す 。   と 、 煙の中に 人 影が⋮⋮ 五 つ !   中大破して ボロボロ だが 、 全 員 無 事 だ !   と 確 認 し た 瞬 間、僕 は あ き つ 丸 に チ ョ ー ク ス リ ー パ ー を 決 め ら れ

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た 。 ﹁ な⋮⋮な ん で⋮⋮ ?﹂ ﹁ こ れ は 、 余 り に も目 に 毒、 なのであ り ます ﹂  五 人 の 深 海 棲 艦 達 は 、ゲ ー ム 中 で は 見 ら れ な か っ た ﹃ 中 破 グ ラ フィック﹄ な 状 態だった 。   特に空 母棲姫 は 、 元 々 中破 グラフィックみ たいな 容姿 が 更 に 過激 な 事 に !  一瞬 の 記憶を脳裏 に焼き 付 けつつ 、僕 は 意識を 失った 。      僕 が 意識を取り 戻したのは 、 ﹃ 佐 世保鎮守府﹄ に戻った 後 だった 。  目を覚 まして 直 ぐに中破していた 深 海 棲艦達を探 したが 、 当然の よ うに全 員回復済み。 高速修復 材 バ ケ ツ   こ の 時 ほ ど を カ ン ス ト す る ま で 溜 め 込 ん だ 自 分 を 呪 っ た 事 はない 。   大村さ ん の報告に よる と 、 広間 の天 井近 くに空 間 の歪 み の よ うな物 があったそうだ 。   恐 ら く 深 海 棲艦達 は 、 そこか ら送り込 ま れ て来たのだ ろ う 。  誰 が ?何のた め に ?  考 えた所で 解 が 与 え られる 物で も ない 。   しか も広間 での戦 闘 に よ って 、 空 間 の歪 みも爆砕 してしまったと 言 うのだか ら、 こ れ は も う 解 決した 事 案と判 断 して も 問 題 ないだ ろ う 。     その 内北 極海 もガッツリ探 索して 、 鎮守府 が 送り込 ま れ て来た ポイ ント とか 探 さないとか も だな 。  執務室 で ボーッ と 深 海 棲艦達 の中破 姿を思 い 出 しつつ 、 そ ん な 事を 考 え る僕 であった 。

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男女

三人漂

記1

    ﹁ はぁ⋮⋮ 不 幸だ わ ⋮⋮ ﹂   浅瀬に 腰 まで浸かった山 城 が 、 天 を仰 いで呟く 。   全 身 ずぶ 濡れ の彼女の よ そに 、 僕 と 愛宕 は周 囲 に浮かぶ 色 と り ど り の 魚達を回収 す る。 ﹁ 山 城スゴ∼ い !大 漁よ∼ ♪ ﹂  能 天 気 な 愛宕 に 、ジト目 で無 言 の批 難を す る 山 城。   おっと 、 こ れ は ヤバ いかな ?  僕 は と り あ え ず 黒 い オ ー ラ を 立 ち 昇 ら せ そ う な 山 城 を 海 岸 か ら 上 げて 、軍服 の 上衣を掛 けた 。 ﹁ゴメン ね 、 こ ん な 事やら せち ゃ ってさ ﹂ ﹁ あ 、 いえ !⋮⋮別に⋮⋮ ﹂   山 城 は 上衣 の 端を 手にす る と 、頬を赤らめ て 俯 いた 。  上 機 嫌 とはいかないが 、沈み込む のは 防 げたかな ?  僕 は 砂 浜で火 を起 こす 準備を しなが ら、ホッ と 胸を撫 で 下ろ した 。       発 端 は 、演習 の 視察 だった 。  夕 張と 明石 が 開 発したという ﹃提 督用 座 乗 艦﹄ の性 能チェックを 兼 ねて 、艦娘達 の 演習を見 物に 行 ったのだが⋮⋮   そ れ が マズ かった 。  突 然 の 時 化 で 散 り 散 り に な っ た 艦 隊 を 立 て 直 そ う と し た 僕 の 目 の 前で 、 渦潮が発 生 したのだ 。   こ れ が ゲ ー ム で あ れ ば 資 源 を ち ょ っ と 失 っ て 終 わ り な の だ が ⋮⋮ 生憎 とこ れ は 現実 だ 。  僕 の 船 は渦潮に 巻 き 込 ま れ、 制 御不能 に 陥 った 。   渦 に 飲 み 込 ま れ る 寸 前 、 山 城 と 愛 宕 が 僕 の 船 の 縁 を 掴 ん で く れ た が 、 大 自 然の 猛威 の前には焼け 石 に水 。  僕 は山 城 と 愛宕 共 々、 渦に 飲 ま れ て 意識を 失ってしまった 。

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   目を覚 ますと 、 そこは無 人 の 砂 浜だった 。  僕 の 船 は ズタボロ で 航行不能、 同 じく 砂 浜に打ち 上 げ られ ていた山 城 と 愛宕 は 羅針盤 が 不調 な 上 に 燃料 の大半 を 失っていた 。   ま さ か 本 当 に 資 源 が 減 る と は ⋮⋮ ど う で も い い 所 で ゲ ー ム と シ ン クロ してく れや が る な 、 この 世 界は 。  付近を 捜索した も のの 、人 の住 ん でい る痕跡 は ゼロ。   う ろ覚 えの サバイバル知識 で水は 確保出 来たが 、食糧 が無い 。   で 、 冒頭 の シーン に繋が る のだが 、 山 城 に海に入って もら い 、 水 面 近 くで砲 撃 して もら ったのだ 。  付近 に味 方 が居 れ ば 合図 にな る のは 勿論、 砲 撃 の 衝撃 で周 り の 魚を 失神させ る という 狙 い も あ る一石二鳥 の策だ 。   結 果 としては半 々 で 、 大 量 の 魚 は ゲット出 来たのだが 、 味 方 が砲 撃 に 気付 いた 様 子は無かった 。   その 上、 山 城 は砲 撃 の 衝撃 で 巻 き 上 がった 波を被 って 濡れ鼠 になっ てしまったという 訳 だ 。   び し ょ 濡 れ に な っ た 山 城 の 服 は 魚 を 焼 く つ い で に 焚 き 火 で 乾 か し 、 その 間 は 僕 の 軍服を 着て もら う 事 になったのだが⋮⋮ ﹁提 督 、 こっち 向 いち ゃダメよ∼ ?﹂   当た り 前だ 。   そ ん な 事を した ら どうな る か 、考 え る だに恐 ろ しい 。   しかし 、 場所 を変 え る な り僕を遠 ざけ る な り す れ ばいい も の を、 ど うして 間近 で着 替 えさせ るん だか 。  背後 か ら聞 こえ る衣擦れ の 音 が 想像力を 刺 激 して 、 余 計 に ドキドキ してしまう 。 ﹁ はい 、 ど ∼ ぞ ∼ ♪ ﹂  愛宕 の 声 に振 り向 くと 、 そこには 艤装を外 して男 装、 つま り僕 の 軍 服を 着た山 城 が 立 っていた 。 ﹁ その⋮⋮ 開 いて る部分 はどうにかな ら なかったの ?﹂  基 本 的 に サイズ には問 題 は無かった 。   その 、一点以外 は 。

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  第 二 ・ 第 三ボタンを外 して無 理やり 着 込ん だ 上衣 は 、 却って 胸 の 谷 間を 強 調 す る事 になっていた 。 ﹁ボタン、外 します ∼ ?〝 破 壊力〟倍増よ∼ ♡ ﹂  悪 戯っぽく 笑 う 愛宕。  思わ ず 想像 してしまう 。 山 頂 ヽヽ   この 状 態で ボタンを外 した ら ⋮⋮ 上衣 の前 立 は 、 に 引 っかか る だけの形に⋮⋮ ﹁ て 、提 督 !変 な 事考 えないで 下 さい !﹂  泣 き 出 しそうな山 城 の ツッコミ で 、僕 は 現実 に戻ってきた 。  勘 のいい 娘 だなぁ 。 ﹁ そ 、 そのままでいいです ﹂  僕 はそ れ しか 言 えなかった 。

参照

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問についてだが︑この間いに直接に答える前に確認しなけれ

自体も新鮮だったし、そこから別の意見も生まれてきて、様々な方向に考えが

本稿は徐訏の短編小説「春」 ( 1948 )を取り上げ、

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1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020. 30 25 20 15 10

駐車場  平日  昼間  少ない  平日の昼間、車輌の入れ替わりは少ないが、常に車輌が駐車している

アスピリン バイアスピリン 7 日(5 日でも可) 個別検討 なし 術後早期より クロピドグレル プラビックス 7 日(5 日でも可) 7 日(5 日でも可) なし