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Academic year: 2021

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(1)

「 地区防災計画の意義~全国事例から~ 」

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0.もくじ

Ⅰ.地区防災計画の制度概要と意義・・・・・・・・・・・・・・・・・1 1.大規模災害からの教訓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 2.地区防災計画とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 3.防災基本計画と「地区防災計画」の関係・・・・・・・・・・・・5 4.地区防災計画の基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・6 5.地区防災計画の取組の意義・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 Ⅱ.地区防災計画モデル地区の概要と全国の取組事例・・・・・・・・・ 8 1.地区防災計画モデル地区(44地区)・・・・・・・・・・・・・ 9 2.地区防災計画の策定状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 3.全国の取組事例(内閣府モデル事業)・・・・・・・・・・・・・11

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Ⅰ.地区防災計画の制度概要と意義

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1.大規模災害からの教訓:

自力で脱出 34.9 % 家族 31.9% 友人・隣人 28.1% 通行人 2.6% 救助隊 1.7% その他 0.9% ○ 現在想定されている南海トラフ地震の様な広域大規模災害が発生した場合には、 「公助」による支援だけでは限界。 ○ 阪神淡路大震災では、約7割弱が家族も含む「自助」、約3割が隣人等の「共助」 により救出されているという調査結果がある。 ○ 災害による被害をできるだけ少なくするには「自助・共助、公助」の連携が必要。 阪神淡路大震災における生き埋めや閉じ込められた際の救助主体等 標本調査:(社)日本火災学会(1996)「1995年兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」参照 2

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2.地区防災計画とは

住民、 事業者等 市区町村 ・地区防災計画の素案作成 ・計画提案 ・計画提案を踏まえ、市町村地 域防災計画に地区防災計画を 定める必要があるか判断 ・必要があると判断した場合、 市町村地域防災計画に地区防 災計画を想定 地区防災計画の作成 (災対法等42条第3項、 42条の3)等 都道府県 ・優良事例に関する情報の収集、 提供等 ・制度の普及促進、計画の策定 状況の取りまとめ等 ○ 東日本大震災により、「自助・共助、公助」の連携が必要と強く認識。 ○ 平成25年の災害対策基本法改正により、地域コミュニティの共助を推進するため、 地区防災計画制度を導入。 ○ 住民等が地区の防災計画を策定し、市町村へ提案できる計画制度。(平成26年4月1日施行) 3

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3.防災基本計画と「地区防災計画」の関係

中央防災会議(会長:内閣総理大臣) 防 災 基 本 計 画 指定行政機関 : 中 央 省 庁 防 災 業 務 計 画 指定公共機関 : 独立行政法人、日本銀行、日本赤十字社、日本放送協会、 通信会社、電力会社、ガス会社、道路会社、鉄道会社 等 防 災 業 務 計 画 都道府県防災会議(会長:知事) 市町村防災会議(会長:市町村長) 地 域 防 災 計 画 ○ 防災基本計画は、災害対策基本法に基づき、中央防災会議が作成する計画で、防災 業務計画や地域防災計画の基本となるもの。 ○ 指定行政機関・指定公共機関は防災業務計画を、都道府県・市町村防災会議は地域 防災計画を、居住者及び事業者は「地区防災計画」を作成。 ※各種防災計画の基本 ※内閣総理大臣をはじめ全閣僚、指定公共機関の代表者、学識経験者により構成 地 区 防 災 計 画 市町村の地区内の居住者及び事業者※地区防災計画を市町村地域防災計画に定めることができる 4

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5.地区防災計画の取組の意義

○ これから防災に取り組んでみようという地区だけでなく、これまでに独自に取り 組んできた自治体及び地区住民等にとっても、地区防災計画の取組には以下のよう な意義がある。 地域防災計画を住民に知 らせる機会になる。 自助・共助と公助との役 割分担が明確になり、災 害時に連携できる。 災害による被害の軽減や 迅速な対応につながる。 地域コミュニティの維持・ 活性化やまちづくりにつ ながる。 自助・共助の高まりと公助との連携による地域防災力の向上 市区町村 にとって 都道府県 にとって にとって地区 6

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Ⅱ.地区防災計画モデル地区の概要と

全国の取組事例

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1.地区防災計画モデル地区(44地区)

26-1 安渡地区 26-5 三木地区 26-12 布土学区 26-2 桑折町半田地区 26-3 よこすか海辺NT 26-7 下諏訪町第一区 26-8 下諏訪町第二区 26-9 上足洗三丁目地区 26-10 富士駅南地区 26-11 大和学区 26-13 香良洲町 26-14 二番丁地区 27-1 上釜地区 27-2 筑波山麓地区 27-3 六美地区 27-4 トキアス管理組合 27-5 SYM三町会 27-6 高木町自治会 27-7 本多連合町会 27-8 東神田三丁目地区 27-9 吉崎地区 27-10 修善寺NT 27-11 神山連区 27-14 丹生俣地区 27-15 真陽小学校区 27-17 大塚製薬・自治会 27-18 金栄地区 27-19 五明地区 27-20 高浜地区 27-21 下知地区 27-22長江区 26-4 笈ケ島地区 26-6 長沼地区 27-12 矢作北学区 27-13 星崎学区 27-16 中山五月台 中学校区 26-15 上大河平地区 28-1 片平地区 28-2 小坂町落合地区 28-3 藤川西部地区 28-4 芳野町地区と 大阪府立吹田支援学校 28-6 向山校区 28-7 福瀬区 28-5 城西地区 平成26年度:15地区 平成27年度:22地区 平成28年度:7地区 合計:44地区 8

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2.44地区のモデル地区の地区防災計画の策定状況

(H30.3.31時点) 地区防災計画(素案)を策定した地区(27地区) 地域防災計画を改訂済み(16地区) 地域防災計画を改訂まだ(11地区) 平成26年度桑折町 (半田地区) 〇長野市 (長沼地区) 〇静岡市 (上足洗3丁目地区) 平成27年度つくば市 (筑波山麓地区) 〇伊豆市 (修善寺NT) 〇神戸市 (真陽小学校区) 〇鳴門市 (大塚製薬工場と 自治会) 〇新居浜市 (金栄校区) 〇松山市 (五明地区) 〇松山市 (高浜地区) 〇高知市 (下知地区) (11 (6) 地区防災計画(素案)を策定していない地区(17地区) 平成26年度燕市(笈ケ島地区) 〇名古屋市(大和学区) 〇えびの市(上大河平地区) 平成27年度石巻市 (上釜地区) 〇荒川区 (トキアス管理組合) 〇文京区 (SYM三町会連合会) 〇長岡市 (東神田3丁目地区) 〇あわら市 (吉崎地区) 〇一宮市 (神山連区) 〇日向市 (長江区) 平成28年度仙台市 (片平地区) 〇下呂市 (小坂町落合地区) 〇岡崎市 (藤川西部地区) 〇吹田市 (芳野町地区と 大阪府立吹田支援学校) 〇津山市 (城西地区) 〇熊本市 (向山校区) 〇日向市 (福瀬区) 平成26年度大槌町 (安渡地区) 〇横須賀市 (よこすか海辺NT) 〇加賀市 (三木地区) 〇下諏訪町 (第1区) 〇下諏訪町 (第2区) 〇富士市 (富士駅南地区) 〇美浜町 (布土区) 〇津市 (香良洲町) 〇高松市 (二番丁地区) 平成27年度壬生町(六美地区) 〇国分寺市(高木町自治会) 〇国分寺市(本多連合町会) 〇岡崎市(矢作北学区) 〇名古屋市(星崎学区) 〇津市(美杉町丹生俣地区) 〇宝塚市(中山五月台中学校区) 9

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3.全国の取組事例①:

県境を越えて~持続的かつ実効性のより高い防災活動へ~

【平成26年度モデル地区】石川県加賀市:三木地区 《県境を越えた小学校に避難場所を設置》 【特色】県をまたいで計画を策定 ・当該地区は、福井県あわら市吉崎地区 と市街地が連続しており、津波が発生 した際は、地続きに避難ができるあわ ら市内の小学校に避難場所を設定。 ・石川・福井両県では、津波の想定など が異なるものの、両地区では、避難に は両地区が協力して避難計画を策定す る必要があることから、計画策定に向 た活動を実施。 ・県境を越えたハザードマップ「いのち の道マップ」の作成やワークショップ の開催等、市町や県レベルの調整では 困難な県境を越えた取組を実現。 10

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3.全国の取組事例②:

企業と地域が連携した地域防災力向上の取組

・当該地区は、大塚製薬工場が地区内に 立地しており、同社では地域住民の津 波発生時の避難場所として工場屋上を 解放するとともに、津波避難訓練など を実施。 ・津波における避難行動をどうすればよ いか意識してもらうための「災害時ア クションカード」を作成して個々の住 民の災害時の役割や行動を明確にする とともに、小学校の参観日や自主防災 会などにおいて住民参加型のワークシ ョップを開催。 ・地域と企業が連携し、地域課題を共有 化することにより、防災・減災につな がるコミュニティの基盤を構築。 【平成27年度モデル地区】徳島県鳴門市:大塚製薬工場と自治会 《企業と地区の合同訓練》 【特色】企業と地域が連携し計画を策定 11 《地区防災計画策定に向けた実地訓練の様子》

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3.全国の取組事例③:

まちづくり一体となった、持続可能な活動に取り組む先進事例

・当該地区は、片平地区まちづくり会が 中心となり、まちづくり活動の一環と して地域防災体制の強化プロジェクト のもと、様々な防災活動を実施。 ・地域防災人材の新たな発掘・次世代の リーダー育成への展開を期待した「防 災×宝探し」の企画・実施など、地区 の課題解決に向けた活動を実施。 ・まちの魅力や歴史だけでなく、避難所 の場所や目的等をゲームを通じて学ぶ ことで、子どもの防災意識の向上、地 区で防災に取組む大人たちの姿を子ど もが知るきっかけに。また、片平地区 子どもまちづくり隊の中学生、まちづ くり活動を支援する大学生、一般参加 者など、多様な主体の参画を促進。 【平成28年度モデル地区】宮城県仙台市:片平地区 【特色】次世代リーダー育成の先進事例 《若手メンバーが宝探しゲームを企画・運営》 《子どもたちが夢中で参加》 12

参照

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