―老朽化水路を取り壊さず再生する工法―
施工・積算指針 ( 案 )
レジンコンクリートパネル水路再生工法
農林水産省官民連携新技術研究開発事業
は じ め に
官民連携新技術研究開発事業は、近年の公共事業の効率化への強い要請や公共事
業の品質確保のため、事業現場において一層の事業費の低コスト化、管理コストの
低減等に資する技術の開発を平成 9 年度から官民の密接な連携の下に実施してきて
いるところです。
平成 19 年度末現在までに開発を完了した技術は 40 件あり、当該技術を採用した
事業現場においては、コスト縮減等効率的な事業執行に貢献してきているところで
す。
一方、新技術を採用する場合における「歩掛」、「施工」等が明確でないこと、新
技術に関する情報の不足により、事業現場において作業負担の増という状況もあり
ます。
このため、これら諸問題を解消し、更なる新技術の普及・啓発を図るため、開発
された技術の積算・施工にかかるデータを収集・分析し、技術指針の作成を行い、国、
県、民間企業等へ幅広く開発された新技術の情報提供等を行うことにより、農業農
村整備事業の一層効率的な推進に資することを目的として、本書を作成しました。
作成にあたっては、農林水産省農村振興局整備部設計課施工企画調整室、並びに
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 施設資源部水利施
設機能研究室、新技術研究開発組合の関係の皆様に多大なご指導・ご協力を賜わり
感謝を申し上げます。
平成 20 年 3 月
社団法人 農業農村整備情報総合センター
12
目 次
【概 説】 1 概 説……… 6 1.1 農業農村整備事業を巡る背景 ……… 6 1.2 工法開発の目的 ……… 7 2 水路再生レジンコンクリート工法………11 2.1 工法の概要 ………11 2.2 使用する材料 ………11 3 工法の性能評価………12 3.1 通水性 ………12 3.2 耐摩耗性 ………12 3.3 耐候性 ………13 3.4 接着剤の伸び率 ………14 3.5 レジンコンクリートパネルの線膨張係数 ………15 3.6 耐食性、耐薬品性 ………15 3.7 コンクリート躯体との接着強度 ………16 3.8 補強効果の算定 ………17 【施 工】 4 施 工………20 4.1 施工条件 ………20 4.2 使用材料 ………21 4.3 施工手順 ………21 4.4 施工状況 ………23 【積 算】 5 積 算 ………26 5.1 適用範囲 ………26 5.2 施工概要 ………26 5.3 施工歩掛り ………27 5.4 積算計算(例) ………28 6 トンネル補修工への適用………32 6.1 レジンコンクリートパネルアンカー工法の概要 ………32 6.2 レジンコンクリートパネルアンカー工法の施工前と施工後 ………33 7 おわりに ………35 現場施工写真集………37 目 次 ● 34 5
4 5
6 概 説 ● 1 7
1.1 農業農村整備事業を巡る背景
国営土地改良事業等により造成された基幹的な農業水利施設は、平成 14 年再建設費ベースで約 25 兆円にも達し、国民への安定的な食料供給基盤を支える重要な社会資本ストックを形成してい る。このうち、これまでに営々として築かれてきた我が国の農業用水路は、延長にして約 4 万 km、 地球 1 周分の距離に相当しており(図− 1)、幹線から支線までを含めるとその 10 倍、約 40 万 km 存在するとも言われている。これらの水路は主としてコンクリートで築造され、時間経過とともに 徐々に劣化が進行している。このため、これらの水路をいかに適切に維持管理し、その機能を保持 していくかが課題となっている。 注)農業水利施設の再建設費ベースによる評価算定(H14 年 3 月時点)。 基幹施設とは、受益面積 100 ha 以上の農業水利施設である。 図−1 農業水利施設のストック形成状況 戦後整備された農業水利施設が、一斉に更新時期を迎える事態が想定されることから、適切な 保全管理を通じた施設の長寿命化により、更新時期を平準化するストックマネジメントの導入が重 要な課題となっている(図− 2)。1
概 説
0 5 10 15 20 25 30 H14まで S40まで 5兆円 10兆円 13兆円 17兆円 22兆円 平成14年度まで 25兆円 ○その他の施設 ○基幹施設 水 路 : 45,000km 管 理 設 備 : 208カ所 貯 水 池 : 1,118カ所 頭 首 工 等 : 3,047カ所 用排水機場 : 2,737カ所 S50まで S55まで S62まで H7まで6 概 説 ● 1 7 注)平成 7 年(1995 年)構造改善局地域計画課調べ 図−2 更新を迎える基幹水利施設の増加
1.2 工法開発の目的
これまで農業用水路の改修においては、改修区間を取り壊し・撤去し、新たにコンクリートを打 設する工法が一般的であった。しかし、取り壊し工法では工事用道路などの用地の確保、コンクリ ート解体廃棄物の処理などの多大な仮設工事費が必要となる。さらに、水路が住宅地に近接してい る場合には、合理的な機械施工が行えないのみならず、工事の騒音防止や交通の迂回など、種々の 対策が必要となる。 一方、ある改修事業予定地区の改修路線水路からコア抜きした供試体の圧縮強度を調査した結果 が図− 3である(長束ほか、2002 年)。 本水路は 30 年間供用されてきた無筋 コンクリート構造物であり、側壁や 底盤にひびわれや摩耗が見られるもの の、コンクリート躯体そのものは十分 な強度を有していることがわかる。こ の例のように昭和 20 年代後半から昭 和 40 年代前半に築造された農業水利 構造物に共通していることは、東北地 方以北の凍結融解、干拓地など海岸近 傍に発生する若しくは海砂を用いた結 果生じる塩害、香川県や富山県などの 反応性骨材の使用によるアルカリシリ 0 100 200 300 400 500 600 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 年 施設数 施設数 5年の移動平均 大幅な更新 施設の増加 0 2 4 6 8 10 12 14 10 -1 5 15 -2 0 20 -2 5 25 -3 0 30 -3 5 35 -4 0 40 -4 5 サ ン プ ル 度 数 図− 3 開水路コンクリートの圧縮強度の分布8 概 説 ● 1 9 カ反応などといった特定の劣化原因が存在しなければ、現時点においても材料工学的には何ら問題 のない密実なコンクリートである場合が多い。 そこで、本工法開発では、上記のようにひびわれや摩耗などコンクリート躯体に機能低下が見ら れるものの、躯体そのものは強度を保持しているコンクリート水路を対象として、既設水路を取り 壊すことなく水路内面に耐摩耗性に優れ平滑度の高いレジンコンクリート(樹脂)製のパネルを補 修材として用いる水路再生レジンコンクリート工法の開発を行った(図− 4)。 図−4 補修概要図 工法開発は、コンクリートの特性の解明やコンクリート構造物の設計・施工法、水路の機能評価 手法などに関して多くの研究蓄積のある独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学 研究所(旧称農業工学研究所)、樹脂特性を熟知した日立化成工業株式会社、およびFRPM管を 主力に製造販売している日本ホーバス株式会社(旧称ミサワホーバス株式会社)の三者(図− 5) により、平成 12 ∼ 13 年度の官民連携新技術研究開発事業および平成 14 ∼ 15 年度の共同研究とし て実施した。 なお、本工法は、次の特許に登録されている。 ● 特許第 3648493 号「水路の補修構造およびその施工方法」 図− 5 三者共同研究 ●水路清掃 レジンコンクリ (既設水路と完全に一体化 新技術 既設老朽水路 従来技術 ●重機搬入 取り壊し 矢板掘削 コンクリー 既設コンクリートと一体化 ・劣化防止 ・強度増加 ・耐浸透効果あり 滑らかな表面 ・通水能力の向上 既設水路の取壊しをしない ・残土・コンクリート殻が 発生しな ・騒音が少ない ・工程短縮 ・工事費縮小 現地盤の掘削を行わない ・周辺地盤への影響がない 農業・食品産業 技術総合研究機構 農村工学研究所 農業水利施設に関して 多くの研究蓄積 日本ホーバス(株) 強化プラスチック複合管 メーカー 新工法 日立化成工業(株) 樹脂メーカー
8 概 説 ● 1 9 (特許権者:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所、日立化成工業株式 会社、日本ホーバス株式会社) ● 特許出願番号 2003-355982「水路の更正構造およびその施工方法」申請中 (参考文献) ・長束ほか(2002):農業水利コンクリート構造物の更新と維持管理、農業土木学会誌、Vol.70, No.12,3-6
10 水路再生レジンコンクリート工法 ● 2 11
【参考】本工法によるコスト縮減の具体的事例
神奈川県環境マネジメントシステムの取組の中で、湘南地域県政総合センター農政部では、耐用 年数が経過した農業用水路のコンクリート構造体としての健全度を評価・確認するための診断調査 を実施した。この診断調査に基づいて、水路再生レジンコンクリート工法が採択された。農業用水 路を取り壊し、新たに再建設する従来工法に比べると、水路再生レジンコンクリート工法では、使 用する鉄筋やコンクリートなどの資材量が大幅に少なくなったため、240 mの更新整備で約 5,700 万円のコストを節減した(廃棄物の発生抑制等にかかるコスト縮減額は 280 万円に相当)。既存の 水路を活かす水路再生レジンコンクリート工法は、従来工法では大量に発生するコンクリート廃材 が事実上皆無となり、循環型社会づくりを評価された。本件については、 平成 19 年度「クローズ アップ優秀事例」として知事から表彰された。 ①従来工法 m当り単価(標準値) ②更生工法 m当り単価(標準値) ・取り壊し 22,000 円 ・廃材処分 11,700 円 ・再 整 備 383,800 円 ①計 417,500 円 / m ②更生整備 180,000 円 / m 節減単価:③=[①−②]= 237,500 円 / m H18 施工 240 m当り節減額は ③× 240 m= 57,000 千円 写真− 1 施工前(左)と施工後(右) (参考文献) ・湘南地域県政総合センター農政部:クローズアップ優秀事例の紹介「老朽化した農業用水路を取り 壊さずに改修を実施」10 水路再生レジンコンクリート工法 ● 2 11
2.1 工法の概要
本工法は、ひびわれや摩耗などコンクリート躯体に機能低下が見られるものの、躯体そのものは 強度を保持しているコンクリート水路を再生する工法である。工法の標準的な断面図を図− 6に 示す。既設水路の内側に厚さ 10 mm のレジンコンクリートパネルを貼り付け、その背面に流動性 の高い接着剤を注入して内張することにより、水路の機能を回復させる。接着剤には新開発の弾性 樹脂を用い、これをレジンコンクリートパネルと既設コンクリートの数ミリの隙間に注入している。 したがって、既設水路を取り壊すような大掛かりな工事をすることなしに水路の再生が可能となる。 また、パネル全面で旧躯体と接着させることにより、旧躯体との完全一体化を図るとともに、脆弱 化して強度が得られないコンクリートの補強材としても機能する。 図−6 工法断面図2.2 使用する材料
本工法に際して使用する主な材料は、以下のとおりである。 材 料 名 材質または形状 その他 レジンコンクリートパネル 不飽和ポリエステル樹脂 ガラス繊維 珪砂炭酸カルシウム 厚さ t = 10 mm、25 kg/m2 呼び寸法 1,000 × 2,000 × 10(mm) 圧縮強度規格値 70 N/mm2 曲げ強度規格値 12 N/mm2 注 入 用 樹 脂 不飽和ポリエステル樹脂 低粘度型 固 定 用 樹 脂 不飽和ポリエステル樹脂 高粘度型 パ ネ ル 目 地 材 不飽和ポリエステル樹脂 高粘度型 プライマー(下地処理) ポリイソシアネート樹脂 1 液性湿気硬化型ウレタンプライマー シ ー ル 材 ウレタンシール材 既設水路目地部、パネル天端部に使用2
水 路 再 生 レ ジ ン コ ン ク リ ー ト 工 法
接着剤 (不飽和ポリエステル樹脂) レジン コンクリートパネル レジン コンクリートパネル 既設老朽水路 強度UP 完全一体化12 工法の性能評価 ● 3 13
3.1 通水性
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所内の 50 m 可変勾配水路におい て、レジンコンクリートを底版および側壁に設置し、粗度係数を測定した。その結果、粗度係数 n = 0.0096 であった。老朽化した通常の現場打ちコンクリートの粗度係数 n = 0.015 と比較すると 格段に粗度が改善される。レジンコンクリート工法を採用した場合、パネルは表面粗度が小さいの で水が流れやすく、かつ板厚が 10 mm と薄いので、水路断面積の減少がそれほど大きくなく、通 常断面の水路では 1.5 倍の流量アップが可能となる。なお、通水量は水路の形状や勾配にも左右さ れるので、採用に当たってはマニング公式などで、予め検討しておく必要がある。 写真− 2 粗度測定試験状況 (延長 L = 50 m、3勾配、サーボ測定式) 農業・食品産業技術総合研究機構(旧称農業工学研究所)にて試験 (測定試験の実施期間:平成 18 年 5 月 17 日∼ 6 月 23 日)3.2 耐摩耗性
レジンコンクリートパネルの耐摩耗性を評価するために、JIS K 7204「プラスチック−摩耗輪 による摩耗試験方法」(テーバー式摩耗試験:写真− 3)による摩耗試験を行った。比較対象とし て、コンクリートフリューム JIS 製品(W/C = 50 %)の摩耗試験も実施した。結果を表− 1に示 す。JIS モルタルの摩耗量 19 g に対 し、レジンコンクリートの摩耗量は 2.9 g と、摩耗量は約 1/6 であった。 レジンコンクリートパネルは高圧・ 高温下でプレス成形しているため、 材質が緻密になり、一般 JIS モルタ ルと比較して 6.5 倍の耐摩耗性と なっている。 写真− 3 テーバー式耐摩耗性試験 (左 供試体 右 試験状況)3
工 法 の 性 能 評 価
11∼12cm程度12 工法の性能評価 ● 3 13 表− 1 テーバー式耐摩耗性試験結果 項 目 レジンコンクリートパネル 一般 JIS モルタル (W/C = 50) No.1 2.67 19.23 No.2 3.13 18.74 No.3 2.92 19.10 摩耗質量( g ) 2.9 19.0
3.3 耐候性
JIS K 5400 ウエザーメーターによる促進耐候性試験を行い、耐候性試験後に表面状況の変状を確 認するとともに、曲げ強度を測定して、耐候性を評価した。結果を図− 7に示す。初期曲げ強度 が 25.1 MPa であるのに対し、促進耐候性試験 3,000 時間後の曲げ強度は 23.4 MPa となっている。 この結果から、促進耐候性試験時間と曲げ強度との相関を取り、50 年に相当する曲げ強度を試算 すると、約 21.3 MPa となった。レジンコンクリートパネルの曲げ強度規格値は 12 MPa であり、耐 候性試験後の曲げ強度もこの値を上回っていることから、耐候性からみた耐用年数は 50 年以上と 判断した。(なお、(財)新エネルギー財団資料から 50 年は促進耐候性試験の 5,000 時間に相当す ると考えられるが、安全側に考えて実時間を適用した。) 図− 7 促進耐候性試験結果 1 1 10 10 100 100 1000 10000 時間(h) 曲 げ 強 度 ( MP a) 100000 1000000 10000000 対数近似曲線 y=-0.28Ln(x)+25.02 50年後の推定強度 21.3MPa 438,000時間(50年)14 工法の性能評価 ● 3 15
3.4 接着材の伸び率
JIS K 7162「プラスチック−引張特性の試験方法」によって、注入接着剤の伸び率を測定した。 注入接着剤は、レジンコンクリートと既設躯体との隙間に注入する時には液体であるが、接着硬化 時には固体に変化する。そのため、注入樹脂を硬化させた後の伸び率を測定した。写真− 4に示す ように、注入接着剤を厚さ t = 5 mm で硬化させた後、ダンベル状に加工した供試体を実際に引っ 張り、伸び率を測定した。通常の接着剤と異なり、この工法専用の弾性接着剤を使用しているため 表−2 接着剤の伸び率測定試験結果に示すとおり 40 ∼ 60 % の伸び率を得た。 写真− 4 伸び率測定試験 (左 供試体形状 右 試験状況) 表− 2 接着剤の伸び率測定試験結果 供試片 載荷前長さ(mm) 最大長さ(mm) 伸び率(%) 平均伸び率(%) No.1 10.2 15.3 50.0 50.4 No.2 10.5 14.8 41.0 No.3 10.3 16.5 60.2 60 25 R60 R60 R60 R60 80 40 40 45 45 25014 工法の性能評価 ● 3 15
3.5 レジンコンクリートパネルの線膨張係数
JIS K 7197「プラスチックの熱機械分析による線膨張率試験方法」により、レジンコンクリート パネルの線膨張係数を測定した(写真−5)。結果を表−3に示す。 写真−5 線膨張係数測定試験 (左 供試体形状 右 試験状況) 表− 3 線膨張係数 温度(℃) 伸び率(%) 線膨張係数(/℃) 平均(/℃) 40 0.017 1.66 × 10-5 1.77 × 10-5 50 0.035 1.76 × 10-5 60 0.056 1.88 × 10-53.6 耐食性・耐薬品性
レジンコンクリートを蒸留水、10 % 塩化ナトリウム、30 % 硫酸、40 % 水酸化ナトリウムに浸漬 し、浸漬前後の重量変化により、耐食性・耐薬品性を評価した。結果を表− 4に示す。この結果、 高濃度の薬品に対しても高い安定性を示すことが確認された。この試験は、JSWAS K-2 下水道用 強化プラスチック複合管 耐薬品性試験で、± 0.3 %以内の変化率(%)で合格となる。 表− 4 試験液と供試体変化率 試験液の種類 試験液の濃度 変化率(%) 蒸 留 水 − 0.03 塩 化 ナ ト リ ウ ム 10 % JIS K 8150 0.01 硫 酸 30 % JIS K 8951 0.01 水酸化ナトリウム 40 % JIS K 8576 0.05 6~7 供試体 10 6~ 716 工法の性能評価 ● 3 17
3.7 コンクリート躯体との接着強度
接着材の接着強度および長期耐久性を確認するために、以下の試験を行った。 まず、レジンコンクリートパネル(300 mm × 300 mm × 10 mm)を再生工法用接着剤でコンク リート(300 mm × 300 mm × 200 mm)に接着させ、充分養生した後、冷熱サイクル試験機により 500 サイクルの冷熱(50 年を想定)を繰り返した。冷熱サイクル試験では、− 30 ℃∼ 60 ℃(180 分) を1サイクルとし 500 サイクルの試験を行った。その後、建研式付着試験により、付着強度を求め た。結果の一例を表− 5に、そのときの破壊形状の写真を写真− 6に示す。試験後の付着強度試 験においても、コンクリートの母材破壊を示しており、そのときの接着強度は 1.56 N/mm2を示し た。これは、パネル 1 m2当りで換算すると 1,560 kN となる。 一方、1 m2当り D = 10 mm のアンカー止めの場合、コンクリートの設計基準強度を 21 N/mm2と すると、1m2当り 9 本のアンカーを使用してレジンコンクリートを固定したときの引き抜き抵抗力 は 24.5 kN となる。(「各種合成構造設計指針(日本建築学会)による」) 以上の結果から、接着によるレジンコンクリートパネルの固定方法は、アンカー止めよりも安全 側であり、かつ接着長期安定性が確保されていることが確認された。 表− 5 結果の一例 引張力(kN) 断面積(cm2) 付着強度(MPa,N/mm2) 1.04 6.81 1.56 写真− 6 剥離試験 引き抜き供試体3ヶ パネル 切り込み コンクリート 接着剤 引き抜き裏面16 工法の性能評価 ● 3 17
3.8 補強効果の算定
図−8に示すように、コンクリート部材の下面にレジンコンクリートパネルを樹脂により接着し、 曲げ試験を行った。パネル貼り付け面が正曲げ(圧縮側)となる載荷で 134 %、パネル貼り付け面 が負曲げ(引張側)となる載荷で 345 %の補強効果が認められた。これは、コンクリートの引張弱 さを補強する効果が確認でき水路構造体として、一番磨耗で損傷を受けやすい底版部の補強効果と なる。水路構造体の補強と考えて大部分が圧縮モーメント側にあたるため、水路の補強効果として、 コンクリートの曲げ強度を 30 %以上補強する効果があると言える。 表− 6 曲げ応力試験結果 試験体 最大荷重(kN) 平均(kN) 補強効果(%) パ ネ ル 無 し 4.26 3.84 100 3.58 3.67 パネル圧縮側 5.65 5.13 134 5.15 4.58 パネル引張側 13.29 13.25 345 14.24 12.23 図− 8 曲げ応力試験略図 レジコンパネル t=10 コンクリート P 樹脂 t=3 100 100 600 50 250 250 50 (��)18
【施 工】
20 施 工 ● 4 21 老朽化した開水路を補修する「水路再生レジンコンクリートパネル」の施工を説明する。
4.1 施工条件
① 水路状態 自立できるコンクリート構造物であり、コンクリート表面から鉄筋が出てないことを施工条 件している。鉄筋が見える状態ということは構造設計上の必要最小コンクリート被りが取れて いないということになり、安全な構造体と言えないと判断する。ただし、再生工法前補修工と してコンクリート補修を行い、水路の強度に問題が無いと判断できれば施工可能とする。 ② 天時・水路乾燥状態 接着剤を使用する工法ですので、雨の中では樹脂を使用する作業はできない。また、水路の 乾燥状態は完全乾燥する必要は無く、若干コンクリートに濡れ色程度ならば施工できる。(手 で触って、水が手に付かない程度)これは、施工に使用するプライマーにはイソシアネートと 呼ばれる材料が配合されており、コンクリート表面の水分を凝固させる。これによって施工を 可能としている。 また、通常接着剤は雨に触れると固まらないのですが、水分があっても固まるよう特殊開発 した弾性樹脂を使用している。施工時に通水を遮断しても漏水が発生するような箇所は後へま わし、水が無い箇所からパネルを設置・接着の施工を行う。 ③ 前補修工 コンクリートの凹凸具合が激しいと、接着剤を多く使用してしまうことがある。モルタル等 で事前に部分的に凹凸を修正して、接着剤の使用量を減らす工夫を行う。 また、注入する接着剤はパネル背面をt= 1.5 mm として注入できる低粘度液体接着剤を使 用している。この隙間に対して倍のt= 3.0 mm を標準の注入隙間厚と定義しており、設計で は標準で 1.5 倍の注入ロス分を計上している。4
施 工
20 施 工 ● 4 21
4.2 使用材料
表− 7 使用材料 材 料 名 材質又は形状 レジンコンクリートパネル レジンコンクリートパネル(t = 10、25 kg/m2) 注 入 用 樹 脂 サンドーマ 1551w 注入用 低粘度接着剤 固 定 用 樹 脂 サンドーマ 1551FC 固定用高粘度接着剤 パ ネ ル 目 地 材 同上 プライマー(下地処理) サンドーマ LA-1、1 液性湿気硬化型ウレタンプライマー シ ー ル 材 ウレタンシール材 サンドーマ 1551w(注入用)の使用量は設計注入厚を3mm、それに損失ロス分 50 %を見込んだ 数量を標準としている。4.3 施工手順(レジンコンクリートパネル接着工法 施工方法)
① 洗浄工:水路内壁、底版部の汚れ、藻類の付着、コンクリート表面の脆弱部の除去を目的 として高圧洗浄機による洗浄を行う。浸透性接着樹脂使用なので、はつり作業は不要である。 ② プライマー工:水路内壁、底版部の表面及びレジンコンクリートパネル裏面に、ローラー や刷毛にて専用プライマー(サンドーマ LA- 1)を均一に塗布する。(約 200 g/m2) 写真−7 洗浄状況 写真−8 プライマー塗布状況 ③ 底版パネル設置工:事前にパネル表面の 4 辺をマスキングテープで養生しておき端部を初 期固定用に用いた専用高粘度接着剤(サンドーマ 1551FC)でダンゴ張り固定、シールする。 また、樹脂注入時の浮き上がりを押えるため、カウンターウエイト・ポリタンク等を設置す る。(樹脂漏れの確認のため、目地部は開けておくとよい)コーナー立ち上がり部は単管パ イプを介してジャッキベース、もしくは、仮アンカービスでパネルに直接孔あけ固定。樹脂 の養生は硬化するまで十分取ること。標準硬化で、約 15 ∼ 20 分程度。22 施 工 ● 4 23 写真−9 コーナーパネル設置状況 写真− 10 底板パネル設置・端部シール状況 ④ 底板部樹脂注入工:エアー溜りを防止するため、コーナーパネルの片側から樹脂(専用注 入樹脂剤サンドーマ 1551w)を注入する。注入時、及び注入後打診検査を行い、確実に充填 されている事を確認する。支保工の解体は樹脂の硬化後(約 60 分∼ 90 分程度で硬化)に行う。 ⑤ 側壁パネル設置工(仮支え支保工):底版部の支保工等(インゴット=重り 等)の解体後、 合板やシート等で底版部を汚れないよう養生・保護してから作業に入る。プライマー塗布後、 側壁パネル設置は底板施工で使用した専用高粘度接着剤:サンドーマ 1551FC で仮固定し、 支保工として単管パイプで固定する。作業スペースを確保するため片側づつの施工が良い。 初期固定用樹脂でダンゴ張り固定を多く行うことで、支保の数を減らすことも出来る。また、 仮アンカービス等を用いて直接レジンコンクリートパネルへ穴をあけ仮固定の方法もある。 写真− 11 底板パネル樹脂注入状況 写真− 12 側壁パネル設置状況 ⑥ 側壁部樹脂注入:樹脂注入は側壁パネルの天端より行う。水頭圧が過大にならないように、 高さ 500 mm 程度で 1 度注入を止め、樹脂のゲル化後再注入する。注入時、注入後打診検査 を行い、確実に充填されている事を確認する。支保工等の解体は樹脂の硬化後に行う。 ⑦ 仕上工:パネルの天端・目地の仕上げは、パネルの天端はウレタン系の目地材(プロ2 UV)を使用しパネルとパネル間の目地仕上げには、パネル固定時にも使用した専用高粘度 接着剤(サンドーマ 1551FC)にて仕上げる。また、既設壁面に存在する水路目地で動きが あると考えられるものに関しては状況によりウレタン系の目地材を使用する。また、打診要 領書に従って充填具合を確認し記録する。
22 施 工 ● 4 23 写真− 13 側壁パネル樹脂注入状況 写真− 14 打診状況
4.4 施工状況
パネルに接着剤を塗布するだけの簡単作業ですので応用範囲が広く現場で工夫できる。 写真− 15 アンカービスでの固定状況 写真− 16 中央目地施工状況 写真− 17 接着剤配合状況 写真− 18 簡易注入道具24 25
写真− 19 側壁部注入状況 写真− 20 ウィープホール孔作業状況
24 25
26 積 算 ● 5 27 水路再生レジンコンクリート工法積算手順と歩掛りを以下に記す。
5.1 適用範囲
本歩掛りは、パネル式水路を人力により据付ける場合に適用する。5.2 施工概要
施工フローは、次図を標準とする。 準 備 工 ・仮排水工 ・旧水路洗浄工 ・止水処理工(漏水部) 水路成形工 ・測量工 ・旧コンクリート成形工(補修工) 底 版 工 ・プライマー塗布工 ・底版パネル設置工 ・端面シール工 ・樹脂注入工 側 壁 工 ・プライマー塗布工 ・側壁パネル設置工 ・端面シール工 ・樹脂注入工 仕 上 げ ・切断仕上げ工 ・ウレタンシール塗布工 ・清掃工 ・打診検査 (注)本歩掛りで対応しているのは、実線部分のみである。5
積 算
26 積 算 ● 5 27
5.3 施工歩掛り
(1)施工歩掛り
洗浄工 (m2) 底版部(m2) 側壁部(m2) パネル目地工 (m) 天端目地工 (m) 取付工 注入工 取付工 注入工 世 話 役 0.020 0.060 0.120 0.070 0.080 0.006 0.006 特殊作業員 − 0.180 0.240 0.140 0.160 − − 普通作業員 0.100 0.370 0.520 0.320 0.290 0.034 0.034 諸 雑 費 − 労務の 15% 労務の 15% 労務の 15% 労務の 15% − 材料単価の 5% ① 裏込め樹脂量について 裏込め注入量は、設計注入厚を 3 mm、それに損失ロス分 50 %を見込んだ数量を標準とし ているが、現場状況に応じて材料損失分を 1.5 倍程度に変化させて計上するものとする。この 材料損失量は協議の上で決定し、また、この設計量以上使用した場合は原則、別途業者負担と 考える。 ② 施工量について 3 ∼ 4 人 / 班を標準としており、2 ∼ 3 人でパネル設置、1 人が薬剤等の準備を担当します。 20 ∼ 35 m2/日 程度の日進量です。また、設置作業、注入作業等、効率良く作業行うことで 施工量も変化する。 � �28 積 算 ● 5 29
5.4 積算計算(例)
水路再生レジンコンクリート工法の一般的な積算計算(例)を下記に示す。 現 場 : 埼玉県 水路延長 : L = 200 m の直線水路 水路形状 : A × B ( 1,000 × 1,000)水路再生工法
(1)目 的
直接工事費を算出する事を目的とする。 但し、現場の状況によって異なる測量工、水替工、漏水部等の補修工、ウィープホール工、後片 付工等については単価表から除外する。材料単価は適宜見直しをする。(2)積算断面及び延長
H= 1,000mm B= 1,000mm 総延長L= 200.0 m として直接工事費を算出する。 m当り面積は 3.0 m2 / m(3)パネル目地延長:10m当り
L= 35.0 m /10 m(4)積 算
労務費は表 1を採用するものとし、積算結果を表 2に示す。 表 1 公共工事設計労務単価(埼玉県) 労務名称 労務単価(円) 直工費 一 般 世 話 役 20,200 19,693 特 殊 作 業 員 16,900 材 工 普 通 作 業 員 13,800 16,190 3,503 � �28 積 算 ● 5 29 表 2 積算結果 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 レジコン、樹脂類材料費 1.000 式 − 9,714,000 洗 浄 工 600.0 m2 261 156,600 第 1 号単価表 底 版 + コ ー ナ ー 取 付 工 200.0 m2 1,076 215,200 第 2 号単価表 底 版 + コ ー ナ ー 注 入 工 200.0 m2 1,570 314,000 第 3 号単価表 側 壁 取 付 工 400.0 m2 943 377,200 第 4 号単価表 側 壁 注 入 工 400.0 m2 957 382,800 第 5 号単価表 パ ネ ル 目 地 工 700.0 m 590 413,000 第 6 号単価表 天 端 目 地 工 400.0 m 609 243,600 第 7 号単価表 合 計 11,816,200 (m2単価) 19,693 合計 /600 m2 単価表 レジンコンクリートパネル及び樹脂類材料費 名 称 寸 法 数 量 単 位 単 価 金 額 底 板 パ ネ ル B× H 200 m2 10,000 2,000,000 側 壁 パ ネ ル B × H 400 m2 10,000 4,000,000 樹 脂 ( 裏 込 め 材 ) 4.95 kg/m2 2970 kg 1,200 3,564,000 → 総面積 × 3 mm(注入厚):(3.3 kg/m2使用) × 1.5 ロス 50 % ウレタンシール材 0.25 本 /m 100 本 1,500 150,000 合 計 9,714,000 (m2単価) 16,190 ※材料損失ロス分を見込む。これ以上の場合は別途負担とする。 単価表 第 1 号 洗浄工 10 m2当り算出 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 一 般 世 話 役 0.020 人 20,200 404 普 通 作 業 員 0.100 人 13,800 1,380 ウオッシャー洗浄機 0.250 h 2,800 700 ポ ン プ 0.250 h 500 125 小 計 2,609 10 m2 当り 261 m2 当り コンクリート打設面清掃歩掛り準用
30 積 算 ● 5 31 単価表 第 2 号 底版取付工 10 m2当り算出 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 一 般 世 話 役 0.060 人 20,200 1,212 特 殊 作 業 員 0.180 人 16,900 3,042 普 通 作 業 員 0.370 人 13,800 5,106 目地含む 雑 材 料 1.000 式 1,404 労務費の 15% 小 計 10,764 10 m2 当り 水路 1 m2当り 1,076 m2 当り 単価表 第 3 号 底版樹脂注入工 10 m2当り算出 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 一 般 世 話 役 0.120 人 20,200 2,424 特 殊 作 業 員 0.240 人 16,900 4,056 普 通 作 業 員 0.520 人 13,800 7,176 目地含む 雑 材 料 1.000 式 2,048 労務費の 15 % 小 計 15,704 10 m2 当り 水路 1 m2当り 1,570 m2 当り 単価表 第 4 号 側壁版取付工 10 m2当り算出 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 一 般 世 話 役 0.070 人 20,200 1,414 特 殊 作 業 員 0.140 人 16,900 2,366 普 通 作 業 員 0.320 人 13,800 4,416 目地含む 雑 材 料 1.000 式 1,229 労務費の 15 % 小 計 9,425 10 m2 当り 水路 1 m2当り 943 m2 当り 単価表 第 5 号 側壁版樹脂注入工 10 m2当り算出 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 一 般 世 話 役 0.080 人 20,200 1,616 特 殊 作 業 員 0.160 人 16,900 2,704 普 通 作 業 員 0.290 人 13,800 4,002 目地含む 雑 材 料 1.000 式 1,248 労務費の 15% 小 計 9,570 10m2 当り 水路 1 m2当り 957 m2 当り
30 積 算 ● 5 31 単価表 第 6 号 パネル目地工 1 m 当り算出 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 一 般 世 話 役 0.006 人 20,200 121 普 通 作 業 員 0.034 人 13,800 469 小 計 590 水路 1 m当り 590 単価表 第 7 号 天端目地工 1 m 当り算出 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 一 般 世 話 役 0.006 人 20,200 121 普 通 作 業 員 0.034 人 13,800 469 補 足 材 1.000 式 19 375 円 /m × 5 % 小 計 609 経済調査会 歩掛要覧(建築設備)防水 シーリング
32 ● 33 摩耗や浸食を受けたトンネル底版部にレジンコンクリートパネルを設置し、平滑性を高め、機能 の回復・向上を図る工法としてつぎのような工法が開発されたので併せて紹介する。(接着、一体 化する「レジンコンクリートパネル水路再生工法」の開発後に、素材を活かして新しく研究開発さ れたアンカーでレジンコンクリートパネルを固定するタイプです。)
6.1 レジンコンクリートパネルアンカー工法
*1の概要
トンネル底版(インバート)部は水流とともに流下する砂や石礫により激しく浸食されやすい部 分である。このため磨耗負荷の大きい底版部には耐摩耗性の高いパネルを張り、磨耗負荷の少ない 天井や側壁部はモルタル補修を適用する例が多くなっている。トンネルの底版部は浸食により±4 cm以上の大きな凹凸を生じ非常に荒れた状態となっている事例が多い。完成後の設計粗度係数を 確保するために、パネルの目地部のつき合わせに± 1 mm 以下の平滑な精度を要求される例も多い。 このような精密な敷設精度を実現するため、レジンコンクリートパネルアンカー工法では固定用ア ンカーとは別にパネルの中にあらかじめ高さ調整用のナットを埋め込み、高さ調整ボルトをセット することで「大きな調整可動域」、「微細な高さ調整能力」と「作業員が乗っても狂わない堅固な固 定能力」を実現している。 図− 9 レジンコンクリートパネルアンカー工法*1概念図6
ト ン ネ ル 補 修 工 へ の 適 用
既設コンクリート 既設コンクリート コンクリートアンカー シール材 高さ調整ボルト 六角穴付き皿ボルト レジンコンクリートパネル 無収縮モルタル 2009±3 充填口 (任意に設置) 皿穴 高さ調整用ナット B A B 25 0 50 50 30 0 50 0± 2 50 0± 2 50 50 25 0 603 603 603 100 100 10+2.0-0.5 10 +2 .0 -0 .5 2009±332 ● 33 図− 10 パネル製造図 * 1 本工法はパネル開発を日本ホーバス㈱、工法開発をショーボンド建設㈱が分担し共同で開発したも のである。(ショーボンド建設株式会社 提供 図− 9、10 、次頁写真)
6.2 レジンコンクリートパネルアンカー工法の施工前と施工後
写真− 23 施工前と施工後 既設コンクリート 既設コンクリート コンクリートアンカー シール材 高さ調整ボルト 六角穴付き皿ボルト レジンコンクリートパネル 無収縮モルタル 2009±3 充填口 (任意に設置) 皿穴 高さ調整用ナット B A B 25 0 50 50 30 0 50 0± 2 50 0± 2 50 50 25 0 603 603 603 100 100 10+2.0-0.5 10 +2 .0 -0 .5 2009±3 トンネル補修工への適用 634 ● 35 ① 前工程 施工箇所を高圧水洗浄し、浮 き石等の脆弱部やごみ等の異物 をとり除きます。 ② パネル配置 所定の位置にパネルを配置し ます。 ③ 高さ調整・アンカー設置 高さ調整ボルトで所定の高さ にパネルを設置します。 パネル上から削孔した後、パ ネル固定用のコンクリートアン カーを打ち込みます。 ④ パネル固定 皿ボルトでパネルを固定しま す。 ⑤ シール パネル継目を、シール材でシ ールします。 ⑥ 裏込め充てん材を注入 パネルと躯体の隙間に裏込め 充てん材を注入します。 ⑦ 仕上げ 高さ調整ボルトや注入パイプ 等を取り外し、跡を成形して仕 上げます。 ⑧ 完 成 ① 前工程 ② パネル配置 ③ 高さ調整・アンカー設置 ④ パネル固定 ⑤ シール ⑥ 裏込め充てん材を注入 ⑦ 仕上げ ⑧ 完 成
34 ● 35 レジンコンクリートパネルを使った水路補修工法は、高い耐久性・耐摩耗性と極めて平滑な材料 粗度という特質を生かした形で、今後ともさまざまな工法・用途への応用・改良を進めて行きたい と考えている。 最後に、官民連携新技術開発研究事業を通じ本工法の開発にご指導・ご協力をいただいた各関係 者に深謝いたします。
【参考】レジンコンクリートパネル水路再生工法の特長
レジンコンクリートは、セメントや水を一切使わず、樹脂(レジン)を結合材として、砂利・砂 等を強固に固めた複合材でセメントコンクリートの数倍の強度を有する。 プラスチックコンクリートの一種で結合材としてセメント等の鉱物質結合材を使用せずに熱硬化 性樹脂を使用したもので、従来のセメントコンクリートのようにセメントと水の水和反応による硬 化現象でなく、樹脂と触媒による重合反応によって硬化させるため結合が緻密で高強度の形成物と る。更に、レジンコンクリートパネルは、この材料を m2当り数百トンの高圧力でプレス成形した パネルです。 「レジンコンクリートパネル水路再生工法」は下記のように画期的な特長がある。(1)補強材としての高品質性
レジンコンクリートパネルは、コンクリートに較べ高品質であり優れた性能がある。 ・水路再生工法の耐用年数は、各種試験より 50 年。 ・パネルの圧縮強度は、100 ∼ 135 MPa(N/mm2)コンクリートと比較し 5.0 ∼ 6.0 倍。 ・パネルの曲げ強度は、 17 ∼ 26 MPa(N/mm2)コンクリートと比較し 5.0 ∼ 6.0 倍。 ・パネルの耐摩耗性は、一般 JIS モルタルに比較し 6.5 倍。 ・水路再生工法は、低粘度接着で完全一体化するため寒冷地に強い。 ・高強度パネルで軽量であるため重機作業が無く人力のみによる施工が可能。 ・現場での切断加工、貼付けが容易で複雑なコンクリート構造物に対応が可能。(2)既設コンクリートの劣化進行防止効果
老朽化したコンクリート水路の表面は、絶えず空気にさらされており空隙があるため酸化と凍結 融解等によって鉄筋及びコンクリートの劣化が進行する。本工法においては、特殊開発した低粘性 特殊樹脂の粘度が非常に低いため劣化したコンクリートに存在する細かいクラックや空隙にも浸透 し、レジンコンクリートパネルと既設コンクリートを接着剤で完全一体化をはかりコンクリートの 劣化進行を抑えることができる。7
お わ り に
おわりに 736 写真− 24 コンクリートクラックへ浸透する接着樹脂
(3)既設水路とパネルの一体化による強度増強
レジンコンクリートパネルと老朽化した既設水路は樹脂を使用し完全一体化するため、曲げ強度 比 30 %以上UPする。 (補強効果の算定 パネル貼り付け曲げ試験結果 p.17 参照) このため、 補修工法だけではなく補強工法としても使用できる。(4)粗度係数の経年変化が少ない
一般に、コンクリートの粗度係数は n = 0.012、劣化が進行すると n = 0.015 程度に低下すると 言われている。これは、コンクリートの表面が水流により摩耗し粗骨材が剥き出しとなり、その凹 凸が粗度に影響するからと考えられている。 レジンコンクリートパネルは主材として、樹脂・炭酸カルシウム・細骨材を高圧プレスで成形し ている。経年によるパネル表面粗度の低下は、表面が水流で流出しても細骨材の凹凸に影響される ためコンクリートの低下に較べれば遙かに小さい。このことから殆ど粗度係数低下が無いと考えら れ、仮にレジンコンクリートパネルを粗度係数 n = 0.012 として設計に用いるならば 50 年後を想 定しても相当安全側にあると思われる。 クラック 鉄 筋36
現場施工
写 真 集
38 現場施工写真集 ● 39 施 工 時 期 平成 15 年5月 施 工 面 積 20 m2 工 事 場 所 香川県 仲多度郡満濃町 工 事 名 満濃池土地改良区水路 試験施工 発 注 者 中国四国農政局四国土地改良調査管理事務所 香川県 満濃池土地改良区 < 標 準 断 面 > すりつけ天端処理 (シール材) 164 164 B=1800 B=1275 1000 底版パネル t=10 底版パネル t=10 側壁パネル t=10 700 164 700 164 すりつけ天端処理 (シール材) 農道 畑/水田 注入樹脂 平均 t=3 3 1
38 現場施工写真集 ● 39 施 工 時 期 平成 15 年 10 月 施 工 面 積 20 m2 工 事 場 所 北海道 士別市 工 事 名 天塩川上流地区士別側幹線用水路改修3号落差工左右側壁改修工事 発 注 者 北海道 旭川開発建設部名寄農業開発事務所 < 標 準 断 面 > 5000 5000 480 1670 670 1000 1670 670 1000 480 3100 断面補修工 レジンコンクリート工法 6460 5000 1600 200 3100 1600 1600 250 480 480 250 250 480 480 2 段重ね 側壁パネル t=10 2 段重ね 側壁パネル t=10 2 段重ね 側壁パネル t=10 5000 4844 4844 すりつけ天端処理 (シール材)
40 現場施工写真集 ● 41 施 工 時 期 平成 16 年 1 月 施 工 面 積 120 m2 工 事 場 所 島根県 出雲市 工 事 名 周井手下地区用水路修繕事業 発 注 者 島根県 出雲市土地改良区 < 標 準 断 面 > 民家 760 300 300 130 150 500 500 860 130 130 中央合わせ コーナーパネル t=10 中央合わせ コーナーパネル t=10 注入樹脂 平均 t=3 道路
40 現場施工写真集 ● 41 施 工 時 期 平成 16 年 2 月 施 工 面 積 470 m2 工 事 場 所 岐阜県 神戸町 工 事 名 岐阜県西濃地域大垣農山村整備事業 平野用水東幹線第 25 号工事 発 注 者 岐阜県 西濃地域大垣農山村整備事務所 < 標 準 断 面 > 民家 道路 すりつけ天端処理 (シール材) B=1800 1003 すりつけ天端処理 (シール材) 底版パネル t=10 ウィープホール位置 注入樹脂 平均 t=3 770 125 770 400 400 コーナーパネル t=10 側壁パネル t=10
42 現場施工写真集 ● 43 施 工 時 期 平成 16 年 10 月 施 工 面 積 270 m2 工 事 場 所 北海道 士別市 工 事 名 天塩川上流地区士別川幹線用水路25 線工区改修工事 発 注 者 北海道 旭川開発建設部名寄農業開発事務所 < 標 準 断 面 > 250490 4960 490250 断面補修工
42 現場施工写真集 ● 43 施 工 時 期 平成 17 年 3 月 施 工 面 積 150 m2 工 事 場 所 群馬県 太田市 工 事 名 渡良瀬川中央1期地区、第3工区1・2工事 発 注 者 群馬県 東部農業総合事務所 < 標 準 断 面 > 1800 1000 ガードレール 道路 すりつけ天端処理 (シール材) 底板部コンクリート (現場打ち) L 型コンクリート二次製品 側壁パネル t=10
44 現場施工写真集 ● 45 施 工 時 期 平成 17 年 4 月 施 工 面 積 900 m2 工 事 場 所 大分県 玖珠郡九重町 工 事 名 16 障害 玖珠松栄井路田尻 周辺水路工事 発 注 者 大分県 玖珠九重地方振興局 < 標 準 断 面 > B=1000 10 520 170 H=800 10 390 390 100 100 すりつけ天端処理 (シール材) 注入樹脂 平均 t=3mm スペーサー 標準厚 2mm 目地標準幅 10mm 側壁パネル t=10 ハンチパネル t=10
44 現場施工写真集 ● 45 施 工 時 期 平成 17 年 10 月 施 工 面 積 30 m2 工 事 場 所 岩手県 雫石町 工 事 名 岩手県県雫石地区水路補修工事 試験施工 発 注 者 岩手県 盛岡地方振興局 < 標 準 断 面 >
46 現場施工写真集 ● 47 施 工 時 期 平成 18 年 1 月 施 工 面 積 1,330 m2 工 事 場 所 岐阜県 新田町 工 事 名 県営かんがい排水事業 宇留生用水第10号工事 発 注 者 岐阜県 西濃農林事務所 < 標 準 断 面 > 1780 10 1620 水深 964 1000 52 2 761 761 嵩上げ工 すりつけ天端処理 (シール材) 底版パネル目地部 切断調整 目地部 745 745 側壁パネル上端部 切断調整 側壁パネル t=10 底版パネル t=10 150-100-745 調整モルタル
46 現場施工写真集 ● 47 施 工 時 期 平成 18 年 11 月 施 工 面 積 1,280 m2 工 事 場 所 岐阜県 新田町 工 事 名 県営かんがい排水事業 宇留生用水第11号工事 発 注 者 岐阜県 西濃農林事務所 < 標 準 断 面 > 10 1880 1000 900 すりつけ天端処理 (シール材) 底版パネル目地部 切断調整 目地部 690 690 側壁パネル上端部 切断調整 側壁パネル t=10 底版パネル t=10 140-690
48 現場施工写真集 ● 49 施 工 時 期 平成 18 年 11 月 施 工 面 積 490 m2 工 事 場 所 岐阜県 養老町 工 事 名 県営かんがい排水事業 牧田川地区牧田川用水路第2号工事 発 注 者 岐阜県 西濃農林事務所 < 標 準 断 面 > 2462 910 900 190 690 16 16 690 210 2 1000 2266 目地部 側壁パネル t=10 接着剤 平均 t=3mm 底版パネル t=10 コーナーパネル t=10 615-220 コーナーパネル t=10 615-220 すりつけ天端処理 (シール材)
48 現場施工写真集 ● 49 施 工 時 期 平成 18 年 11 月 施 工 面 積 110 m2 工 事 場 所 岐阜県 養老町 工 事 名 県営かんがい排水事業 牧田川地区牧田川用水路第2号工事 下流区間 発 注 者 岐阜県 西濃農林事務所 。 < 標 準 断 面 > <水門> <橋> <トンネル>
50 現場施工写真集 ● 51 施 工 時 期 平成 18 年 11 月 施 工 面 積 120 m2 工 事 場 所 神奈川県 伊勢原市 工 事 名 県営かんがい排水事業相模川右岸地区窪の谷地区工事 発 注 者 神奈川県 湘南地域県政総合センター < 標 準 断 面 > 側壁パネル t=10mm 樹脂注入 標準厚 3mm 1400 10 685 685 1790 1790 笠 Co〔既設構造〕 Co 張ブロック〔既設構造〕 ※凹部モルタル前処理工 裏込砕石〔既設構造〕 目地標準幅 10mm (現場調整) 栗石基礎〔既設構造〕 底版パネル 底版 t=10
50 現場施工写真集 ● 51 施 工 時 期 平成 18 年 11 月 施 工 面 積 220 m2 工 事 場 所 神奈川県 伊勢原市 工 事 名 県営かんがい排水事業相模川右岸地区富岡竹林寺地区工事 発 注 者 神奈川県 湘南地域県政総合センター < 標 準 断 面 > 側壁パネル t=10mm 樹脂注入 標準厚 3mm 1400 10 685 685 1790 1790 笠 Co〔既設構造〕 Co 張ブロック〔既設構造〕 ※凹部モルタル前処理工 裏込砕石〔既設構造〕 目地標準幅 10mm (現場調整) 栗石基礎〔既設構造〕 底版パネル 底版 t=10
52 現場施工写真集 ● 53 施 工 時 期 平成 18 年 12 月 施 工 面 積 480 m2 工 事 場 所 神奈川県 伊勢原市 工 事 名 県営かんがい排水事業相模川右岸地区桜台工区工事 発 注 者 神奈川県 湘南地域県政総合センター < 標 準 断 面 > 側壁パネル t=10mm 樹脂注入 平均 t=3mm 348 348 300 1003 300 1003 2260 1420 1150 1269 700 笠 Co〔既設構造〕 Co 張ブロック〔既設構造〕 ※凹部モルタル前処理工 裏込砕石〔既設構造〕 目地標準幅 10mm (現場調整) 栗石基礎〔既設構造〕 コーナーパネル 底版 t=10mm
52 現場施工写真集 ● 53 施 工 時 期 平成 19 年 2 月 施 工 面 積 340 m2 工 事 場 所 神奈川県 伊勢原市 工 事 名 県営かんがい排水事業相模川右岸地区下糟屋地区工事 発 注 者 神奈川県 湘南地域県政総合センター < 標 準 断 面 > 側壁パネル t=10mm 樹脂注入 平均 t=3mm 1320 3550 1350 672 31410 10314 1725 1508 217 1508 217 笠 Co〔既設構造〕 Co 張ブロック〔既設構造〕 ※凹部モルタル前処理工 裏込砕石〔既設構造〕 目地標準幅 10mm (現場調整) 栗石基礎〔既設構造〕 コーナーパネル 底版 t=10
54 現場施工写真集 ● 55 施 工 時 期 平成 19 年 3 月 施 工 面 積 120 m2 工 事 場 所 愛知県 尾張一宮市 工 事 名 大江排水路一宮上流工区その 1 工事 発 注 者 東海農政局 新濃尾農地防災事業所 < 標 準 断 面 > 側壁パネル t=10 すりつけ天端処理 (シール材) 橋 底板部コンクリート (現場打ち) 1650
54 現場施工写真集 ● 55 施 工 時 期 平成 19 年 3 月 施 工 面 積 1,330 m2 工 事 場 所 愛知県 尾張一宮市 工 事 名 大江排水路一宮上流工区その2工事 発 注 者 東海農政局 新濃尾農地防災事業所 < 標 準 断 面 > 側壁パネル t=10 すりつけ天端処理 (シール材) 柵 底板部コンクリート (現場打ち) 1650
56 現場施工写真集 ● 57 施 工 時 期 平成 19 年 10 月 施 工 面 積 1 m2 工 事 場 所 東京都 八王子市 工 事 名 八王子駅前商店街内タイル張り付け工事 試験施工 発 注 者 東京都 八王子市道路事業部建設課 < 標 準 断 面 > 商店街への納入業者は物品数増加に伴い車で商店街内へ進入するようになってきた。そのため、 車の荷重でタイル剥離が目立つ結果となった。通常のタイルはモルタルを使用しているが、モルタ ルに代わり弊社開発の水路補修用弾性接着剤を使用することで商店街を一時閉鎖することなく短時 間での施工が可能。
56 現場施工写真集 ● 5757 施 工 時 期 平成 19 年 10 月 施 工 面 積 30 m2 工 事 場 所 北海道 美唄市 工 事 名 北海道美唄地区沼貝幹線補修工事 試験施工 発 注 者 北海道 北海土地改良区 < 標 準 断 面 > 1800 目地部 10 740 986 1300 200 1500 300 240 740 150 すりつけ天端処理 (シール材) 底版パネル目地部 切断調整 側壁パネル上端部 切断調整 側壁パネル t=10
58 現場施工写真集 ● 59 施 工 時 期 平成 19 年 11 月 施 工 面 積 20 m2 工 事 場 所 福島県 上保原市 工 事 名 福島県上保原地区上保原駅前小水路補修工事 試験施工 発 注 者 福島県 土地改良連合会 < 標 準 断 面 > 10 600 455 150 すりつけ天端処理 (シール材) 1100 545 545 底版パネル目地部 切断調整 側壁パネル上端部 切断調整 目地部 側壁パネル t=10
58 現場施工写真集 ● 59 施 工 時 期 平成 19 年 12 月 施 工 面 積 990 m2 工 事 場 所 岐阜県 新田町 工 事 名 県営かんがい排水事業 宇留生用水第13号工事 発 注 者 岐阜県 西濃農林事務所 < 標 準 断 面 > 1000 52 893 すりつけ天端処理 (シール材) 1780 754 側壁パネル t=10 高さ調整モルタル 1620 1420
60 現場施工写真集 ● 61 施 工 時 期 平成 19 年 12 月(アンカー工法) 施 工 面 積 4,200 m2 工 事 場 所 三重県 度会郡玉城町 工 事 名 宮川用水第二期地区 導水路その5工事 導水路部 発 注 者 東海農政局 宮川用水第二期農業水利事業所 施 工 時 期 平成 19 年 2 月(アンカー工法) 施 工 面 積 800 m2 工 事 場 所 三重県 度会郡玉城町 導水路部 工 事 名 宮川用水第二期地区 導水路その9工事 発 注 者 東海農政局 宮川用水第二期 農業水利事業所 < 標 準 断 面 > アンカー工法用 レジンコンクリートパネル (高さ調整機能付き) B500×L2009 3000 3000 3000
60 現場施工写真集 ● 61 施 工 時 期 平成 19 年 12 月(アンカー工法) 施 工 面 積 1,500 m2 工 事 場 所 三重県 度会郡玉城町 工 事 名 宮川用水第二期地区 導水路その5工事 開水路部 発 注 者 東海農政局 宮川用水第二期 農業水利事業所 < 標 準 断 面 > アンカー工法用 レジンコンクリートパネル (高さ調整機能付き) B500×L2009 アンカー工法用 レジンコンクリートパネル B300×L2009 300 200 650 1425 1425 650 200 4150 350 2600 300 3450 2850
62 現場施工写真集 ● 63 施 工 時 期 平成 20 年 1 月 施 工 面 積 355 m2 工 事 場 所 愛知県 尾張一宮市 工 事 名 大江排水路一宮上流工区その3工事 発 注 者 東海農政局 新濃尾農地防災事業所
62 現場施工写真集 ● 63 施 工 時 期 平成 20 年 2 月(アンカー工法) 施 工 面 積 3,700 m2 工 事 場 所 埼玉県 本庄市 工 事 名 神流川沿岸農業水利事業児玉幹線改修 その1工事 発 注 者 関東農政局 神流川沿岸農業水利事業所 < 標 準 断 面 > アンカー工法用 レジンコンクリートパネル (高さ調整機能付き) 200 1500 200 1050 600
64 現場施工写真集 ● 65 施 工 時 期 平成 20 年 3 月 施 工 面 積 225 m2 工 事 場 所 神奈川県 伊勢原市 工 事 名 県営かんがい排水事業相模川右岸地区竹ノ後・丑窪地区工事 発 注 者 神奈川県 湘南地域県政総合センター < 標 準 断 面 > 側壁パネル t=10mm 樹脂注入 標準厚 3mm 1390 3416 10 680 680 1770 1770 笠 Co〔既設構造〕 Co 張ブロック〔既設構造〕 ※凹部モルタル前処理工 裏込砕石〔既設構造〕 目地標準幅 10mm (現場調整) 栗石基礎〔既設構造〕 底版パネル 底版 t=10
64 現場施工写真集 ● 65 施 工 時 期 平成 20 年 3 月(アンカー工法) 施 工 面 積 490 m2 工 事 場 所 静岡県 島田市 工 事 名 大井川用水農業水利事業向谷幹線水路 その8工事 発 注 者 関東農政局 大井川用水農業水利事業所 < 標 準 断 面 > すりつけ天端処理 (シール材) アンカー工法用 レジンコンクリートパネル モルタル 1988 875 固定ボルト アンカー
66 【発 行 日】 平成 20 年 3 月 【企画・発行】 社団法人 農業農村整備情報総合センター 〒 103 − 0001 東京都中央区日本橋小伝馬町 2 − 3 電話 03(5695)7177 http://www.aric.or.jp