業 務 説 明 書
1. 業務概要 1) 業務名 復興祈念公園整備基本設計等業務 2) 業務場所 気仙沼市陣山外地内（復興祈念公園：約 2.3ha，待避所：2 箇所） 3) 業務内容 本業務は，本市において整備を進めている復興祈念公園について，基本設計を 策定するために実施するものであり，平成２９年５月にまとめた復興祈念公園基 本計画及び特記仕様書（案）に基づき，次の業務を行う。 (1) 測量業務 基準点測量，水準点測量，現地測量，路線測量，用地測量 (2) 地質調査解析業務 調査ボーリング，標準貫入試験，土質試験 (3) 補償調査業務 立木調査，土地鑑定評価 (4) 設計業務 復興祈念公園基本設計，アクセス道路（待避所）設計 (5) 事業支援業務 復興祈念公園施設検討委員会運営支援，事業手続支援 4) 履行期限 平成３０年３月３１日 5) 業務規模 ４６，０００千円以内（消費税相当額含む） ※本業務の予算上限額であり「予定価格」ではない。 6) 業務実施上の条件・基準等 (1) 技術者の基準等 ① 管理技術者及び照査技術者 資格及び業務実績を満たしていること。 ア 資格 次のいずれかの資格を有していること。 ｱ) 技術士（総合技術監理部門：建設－都市及び地方計画） ｲ) 技術士（建設部門：都市及び地方計画） ｳ) ＲＣＣＭ（都市計画及び地方計画） イ 業務実績 同種又は類似の業務実績を有していること。 ｱ) 同種業務 官 公 庁 が 発 注 し た 東 日 本 大 震 災 に 係 る 復 興 事 業 と し て の 追悼・祈念施設に関わる設計業務 ｲ) 類似業務 官公庁が発注した公園・緑地に関わる設計業務 ② 担当技術者 担当業務別に資格を満たしていること。 ア 測量業務 測量士の資格を有していること。 イ 地質調査解析業務 次のいずれかの資格を有していること。 ｱ) 技術士（建設部門：土質及び基礎） ｲ) 技術士（応用理学部門：地質） ｳ) ＲＣＣＭ（地質又は土質及び基礎） ウ 補償調査業務 次のいずれかの資格を有していること。 ｱ) 不動産鑑定士 ｲ) 補償業務管理士（土地評価又は物件部門） エ 設計業務 次のいずれかの資格を有していること。 ｱ) 技術士（建設部門：都市及び地方計画） ｲ) 技術士（建設部門：道路） ｳ) ＲＣＣＭ（都市計画及び地方計画又は道路） オ 事業支援業務 次のいずれかの資格を有していること。 ｱ) 技術士（建設部門：都市及び地方計画） ｲ) ＲＣＣＭ（都市計画及び地方計画） ③ 手持業務 公告日現在の管理技術者及び照査技術者の一人当たりの手持業務量は 次のとおりとする。 ア 全ての手持業務の契約金が４億円未満 イ 手持ちの業務の件数（500 万円／件）が５件未満 (2) 現地調査は，業務の初期段階で実施するものとする。 (3) 照査は，各種関連法令，技術基準等に基づき実施するものとする。 (4) 検討に必要な資料で発注者が所有しているものは貸与する。 (5) 共同企業体について ① 各構成員が優れた技術を有する分野を分担するものとし，必要以上に細 分化しないこと。 ② 管理技術者，照査技術者は，共同企業体の代表者が配置すること。 ③ 各構成員は実施する分担業務に応じて，１名以上の担当技術者を配置す ること。
7) 成果品 本業務の成果品として，次の印刷物を各２部，電子媒体（ CD-R）を各２部提出 すること。 (1) 測量業務 測量成果簿 (2) 地質調査解析業務 地質調査報告書，土質又は地質断面図 (3) 補償調査，不動産鑑定業務 補償調査報告書，土地鑑定評価書 (4) 設計業務 ① 復興祈念公園基本設計 基本設計平面図，割付計画平面図，造成計画平面図，主要箇所断面図， 施設計画平面図，主要施設平面図，植栽計画平面図，排水系統計画図， 電気系統計画図，基本設計説明書，工事費概算書，鳥瞰図 ② アクセス道路関連設計 実施設計平面図，縦断図及び横断図，各種計画平面図，各種構造図・ 詳細図，数量計算書，概算工事費算出書，工事特記仕様書 (5) 事業支援 事業手続支援図書，復興祈念公園施設検討委員会資料・議事録 ，設計報告 書（設計計算書含む。） 2. 技術提案を求める具体的内容 1) テーマ１ 計画予定地の地勢特性を整理するとともに，設計業務に供する効果的な地質調 査，解析について提案すること。 2) テーマ２ 基本設計における留意事項及び課題，並びに課題に対する対応方策について提 案すること。 3) テーマ３ 復興祈念公園整備の具体的な設計を進めるに当たり，「復興祈念公園施設検討委 員会」を設置し，以下を主要な検討事項として，祈りの場やモニュメント等の園 内の詳細について検討する予定であるが，検討において想定される課題とその課 題解決のための事業支援について提案すること。 ＜検討事項＞ ①祈りの場・モニュメント等の整備に向けた検討の手法（公募等も検討） ②祈りの場・モニュメント等の整備案に対する評価及び必要項目の調整 ③復興祈念公園の利用上・管理上に係る検討 ④市外来訪者の慰霊等に係る検討 等
3. 参加資格 1) 気仙沼市財務規則（平成１８年気仙沼市規則第３６号）の規程に基づく入札参加 資格者（建設コンサルタント等）として承認を受けているこ と。 2) 気仙沼市の指名停止期間中でないこと。なお，公告日から契約締結までに指名停 止措置を受けた場合は，参加資格を失うものとする。 3) 会社更生法（平成１４年法律第１５４号）に基づく更生手続開始の申立てがなさ れた者でないこと。ただし，同法に基づく更生手続開始の決定を受けた者が，そ の者に係る更生計画認可の決定があった場合については，当該申立てがなされて いない者とみなす。 4) 民事再生法（平成１１年法律第２２５号）に基づく再生手続開始の申立てがなさ れた者でないこと。ただし，同法に基づく再生手続開始の決定を受けた者が，そ の者に係る再生計画認可の決定が確定した場合については，当該申立てがなされ ていない者とみなす。 5) 気仙沼市契約に関する暴力団等排除措置要綱（平成２０年告示第１０５号）別表 各号に規定する要件に該当する者でないこと。 6) 建設コンサルタント登録について，建設コンサルタント登録規程（昭和５２年建 設省告示第７１７号）に基づき登録されていること。 7) 補償コンサルタント登録について，補償コンサルタント登録規程（昭和５９年建 設省告示第１３４１号）に基づき登録されていること。 8) 測量業者登録について，測量法（昭和２４年法律第１８８号）に基づき登録され ていること。 9) 官公庁より，東日本大震災に係る復興事業として，追悼・祈念施設に関わる設計 業務を元請けで請負完了の実績を有していること。 10) 配置予定の管理技術士及び照査技術士は，次の資格及び業務実績を有しているこ と。 (1) 資格は次のいずれかを有していることとする。 ① 技術士（総合技術監理部門：建設－都市及び地方計画） ② 技術士（建設部門：都市及び地方計画） ③ ＲＣＣＭ（都市計画及び地方計画） (2) 業務実績は同種又は類似の実績を有していることとする。 ① 同種業務： 官公庁が発注した東日本大震災に係る復興事業としての追悼・祈念施設 に関わる設計業務 ② 類似業務： 官公庁が発注した公園・緑地に関わる設計業務 11) 共同企業体による応募の場合は，共同企業体の代表者が 1)から 5)に掲げる条件を 満たしていること。また，6)から 9)に掲げる条件は，共同企業体の構成員の１社 以上が満たしていること。なお，共同企業体の構成員は，同時に２以上の共同企 業体の構成員となること及び単体企業として同時に本業務に参加することは でき ないものとする。
4. 応募方法等について 1) 参加表明書の提出 (1) 提出書類 次の書類をファイルに綴じて提出すること。なお，記載上の留意事項及び 添付資料については，各様式を参照すること。 ① 参加表明書（様式第１号） １部 ② 参加表明書資料（様式第２号） １部 ③ ①・②に係る添付資料 １部 ④ ①～③の電子データ（PDF 形式） １部（CD-R） (2) 提出期限 平成２９年８月９日（水）午後５時１５分まで (3) 提出場所 9.のとおり (4) 提出方法 持参または郵送（一般書留又は簡易書留に限る。），託送（一般書留又は簡 易書留と同等のものに限る。）によること。 (5) 参加資格の通知 審査の結果，3.の参加資格を満たしていると判断された者には，平成２９ 年８月１０日（木）までにその旨を通知する。 2) 技術提案書の提出 前項(5)の通知を受け取った者は次のとおり技術提案書を提出すること。 (1) 提出書類 次の書類をファイルに綴じて提出すること。なお，記載上の留意事項及び 添付資料については，各様式を参照すること。 ① 技術提案書（様式第３号） １部 ② 技術提案書資料（様式第４号） １部 ③ ②に係る添付資料 １部 ④ 見積書 １部 ⑤ ①～④の電子データ（PDF 形式） １部（CD-R） (2) 提出期限 平成２９年８月２５日（金）午後５時１５分まで (3) 提出場所 9.のとおり (4) 提出方法 持参または郵送（一般書留又は簡易書留に限る。），託送（一般書留又は簡 易書留と同等のものに限る。）によること。 3) 既存資料の閲覧 (1) 閲覧資料 「気仙沼市復興祈念公園整備基本計画書（平成２７年度第１０４号追悼・ 祈念施設整備に向けた基本計画策定業務報告書）」
(2) 閲覧期間 平成２９年８月８日（火）午後５時１５分まで (3) 閲覧場所 気仙沼市総務部総務課内 ※事前に下記問合せ先に連絡し，閲覧日時を調整すること。 4) 募集要領・業務説明書等に対する質問・回答 (1) 受付期間 平成２９年８月８日（火）午後５時１５分まで (2) 受付方法 ① 質問は様式第６号によること。 ② 電子メールのみとし，それ以外の方法は受付けない。 (3) 回答方法 平成２９年８月９日（水）午後５時１５分までに電子メールにて回答する。 5. 選定審査 技術提案書を提出した者は，次の選定審査の面談に参集すること。 1) 開催日時 平成２９年９月４日（月）（予定） 2) 開催場所 未定（決まり次第通知） 3) 選定審査形式 プレゼンテーション及び質疑応答による。 4) 選定審査結果通知 平成２９年９月７日（木）（予定） 6. 選定基準 評価項目 評価事項 評価の視点 配点 1 登 録 状 況 建 設 コ ン サ ル タ ン ト登録規程，補償コ ン サ ル タ ン ト 登 録 規 程 及 び 測 量 法 に 基づく登録状況 当 該 業 務 の 実 施 に 必 要 な 専 門 分 野に登録されているか。 5 点 2 同 種 業 務 の 実 績 東 日 本 大 震 災 に 関 わ る 復 興 事 業 と し て，追悼・祈念施設 に関わる設計業務 当 該 業 務 の 内 容 に 近 い 業 務 の 実 績があるか。 業務実施上の技術的特徴が，当該 業 務 の 実 施 に 当 た り 参 考 と な る か。 10 点
3 配 置 予 定 の 管 理 技 術 者 の 資 格 等 資格 当 該 業 務 の 実 施 に 必 要 な 専 門 分 野の資格を有しているか。 15 点 業務経歴・実績 当 該 業 務 の 内 容 に 近 い 業 務 実 績 があるか。 手持業務の状況 当 該 業 務 を 実 施 す る の に 十 分 な 余裕があるか。 配 置 予 定 の 照 査 技 術 者 の 資 格 等 資格 当 該 業 務 の 実 施 に 必 要 な 専 門 分 野の資格を有しているか 業務経歴・実績 当 該 業 務 の 内 容 に 近 い 業 務 実 績 があるか。 手持業務の状況 当 該 業 務 を 実 施 す る の に 十 分 な 余裕があるか。 配 置 予 定 の 担 当 技 術 者 の 資 格 等 資格（測量業務） 当 該 業 務 の 実 施 に 必 要 な 専 門 分 野の資格を有しているか。 資格（地質調査解析 業務） 当 該 業 務 の 実 施 に 必 要 な 専 門 分 野の資格を有しているか。 資格（補償調査業 務） 当 該 業 務 の 実 施 に 必 要 な 専 門 分 野の資格を有しているか。 資格（設計業務） 当 該 業 務 の 実 施 に 必 要 な 専 門 分 野の資格を有しているか。 資格（事業支援業 務） 当 該 業 務 の 実 施 に 必 要 な 専 門 分 野の資格を有しているか。 4 業 務 実 施 方 針 及 び 工 程 計 画 等 実施体制 業務履行の体制が，密な打合せに 資 す る 体 制 で あ る 場 合 に 優 位 に 評価する。 20 点
業務理解度 目的，条件，内容の理解度が高い 場合に優位に評価する。 実施手順 業 務 実 施 手 順 を 示 す 実 施 フ ロ ー の 妥 当 性 が 高 い 場 合 に 優 位 に 評 価する。 工程計画 業務量の把握，クリティカルパス を 示 す 工 程 計 画 に つ い て ， 実 現 性，妥当性が高い場合に優位に評 価する。 5 【 技 術 提 案 】 テ ー マ １ ※2.-1）参照 課題の的確性 設 定 さ れ た テ ー マ に 対 し て 的 確 な内容となっているか。 10 点 課題に対する対策 提案 課 題 に 対 す る 検 討 方 法 や 解 決 方 法が提案されている。 【 技 術 提 案 】 テ ー マ ２ ※ 2 . - 2 ） 参 照 課題の的確性 設 定 さ れ た テ ー マ に 対 し て 的 確 な内容となっているか。 20 点 課題に対する対策 提案 課 題 に 対 す る 検 討 方 法 や 解 決 方 法が提案されている。 【 技 術 提 案 】 テ ー マ ３ ※ 2 . - 3 ） 参 照 課題の的確性 設 定 さ れ た テ ー マ に 対 し て 的 確 な内容となっているか。 30 点 課題に対する対策 提案 課 題 に 対 す る 検 討 方 法 や 解 決 方 法が提案されている。 6 業 務 価 格 見積金額の妥当性 市設計価格を基準に評価する。 20 点 7 ヒ ア リ ン グ プレゼンテーショ ン 本事業の理解度，創意工夫や意欲 等を評価する。 20 点 合 計 150 点
7. 選定及び選定後の契約について 1) 技術提案書を提出した者の中から，評価の合計点が最上位である者を最優秀提案 者として選定する。 2) 1)で選定した者と，業務に係る仕様等について確認を行う。 また，気仙沼市財務 規則（平成 18 年気仙沼市規則第 36 号）の規程に基づき作成された予定価格調書 の範囲内で，地方自治法施行令第 167 条の２第１項第２号の規定に基づく随意契 約の手続を行う。 3) 1)で選定した者と契約締結ができない場合は，次点の者と 2)の手続を行うものと する。 4) 非選定の通知を受けた者は，通知をした日の翌日から起算して７日（休日を含ま ない。）以内に，非選定理由について書面（様式は自由）により求めることができ る。 8. その他留意事項 1) 参加表明書の提出が１者の場合も，本公募は実施する。 2) 提出期限までに参加表明書を提出しない者及び技術提案書の提出者として選定さ れた旨の通知を受けなかった者は，技術提案書を提出することができない。 3) 参加表明書の提出後に辞退する場合は，速やかにその旨を連絡すること。 また， 5.の選定審査の場に無断で欠席した場合も辞退と同じ扱いとする。 4) 参加表明書及び技術提案書の作成及び提出，プレゼンテーションに係る費用は提 出者の負担とする。なお，プレゼンテーションの詳細については，別途通知する。 5) 提出された参加表明書及び技術提案書は返却しない。 6) 提出された参加表明書及び技術提案書は，技術提案書の提出者の選定及び技術提 案書の特定以外には，提出者に無断で使用しない。 7) 提出期限以降における参加表明書及び技術提案書の差替え及び再提出は認めない。 8) 参加表明書及び技術提案書に記載した配置予定の技術者は，特別な場合を除き変 更することはできない。なお，変更しようとする場合には，発注者と協議の上， 技術者を決定するものとする。 9) 参加表明書又は技術提案書に虚偽の記載をした場合は，参加表明書又は技術提案 書を無効とする。 9. 問合せ先・関係資料提出先 気仙沼市総務部総務課行政係 担当：小野寺，菅野 住 所：〒988-8501 宮城県気仙沼市八日町一丁目１番１号 電 話：0226-22-6600 内線 221，222 メール：somu@kesennuma.miyagi.jp
