小学校家庭及び中学校技術・家庭(家庭分野)
における<安全マーク>の教科書分析
山本 紀久子*・佐藤 麻子**・大友 美恵子***・山田 好子****
(2011 年 11 月 25 日受理)
Homemaking Course Textbook Analysis of the Security Symbol at Elementary School and Junior High School
Kikuko YAMAMOTO*,Asako SATOU**,Mieko OTOMO*** and Yoshiko YAMADA****
(Received November 25,2011)
はじめに
BSEや雪印事件など,食品の安全性・表示の社会問題化を契機として,平成15年『食品安全基本法』
が制定され,それに基づき食品安全委員会が内閣府に設置された。
また,扇風機などの経年劣化などによる発火事故,電気コードやガス栓などの誤使用や不注意に よる製品事故などを受けて,平成18年12月『消費生活用製品安全法』が改正され,平成21年『長 期使用製品安全点検・表示制度』が施行された。
教科書は,『学校教育法』第34条において,「教育の機会均等を実質的に保障し,全国的な教育 水準の維持向上を図るため,学校において使用すること」と定められている。教科書の扱い方は,
教師によって異なるが,教科書を中心に教師の創意工夫により適切な教材を活用しながら学習が進 められることから,生徒が必ず使用する教科用図書である教科書の記載状況を分析することによっ て,消費者安全教育の現状を捉えることができると考えた。
筆者らは,これまで消費者安全教育研究の一環として,小学校家庭及び中学校技術・家庭(家庭 分野)における安全に関する教科書分析1)2)を行った結果,<安全マーク>の記載分析の必要性が 確認された。
そこで,本稿では,小学校家庭科及び中学校技術・家庭科(家庭分野)教科書の<安全マーク>
の記載分析をするとともに,小学校家庭と中学校技術・家庭(家庭分野)の<安全マーク>の記載 結果を照合することを通して,消費者安全教育に関する提案を試みた。
茨城大学教育学部(〒310-8512 水戸市文京2-1-1).
東京学芸大学附属小金井中学校(〒184-0015 小金井市貫井北町4-1-1). 茨城県東茨城郡大洗町立大貫小学校(〒311-1311 東茨城郡大洗町659). 小田原女子短期大学食物栄養学科(〒250-0045 小田原市城山4-5-1).
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研究方法
1 調査対象
調査対象は,平成20年文部科学省告示小学校学習指導要領(平成20年3月28日,第27号)の 第2章第8節家庭に基づいて編集・検定され,平成22年4月文部科学省発行教科書目録3)に記 載された小学校家庭教科書2者2種2点で,2者とはT4)とK5)である。さらに,平成20年文部 科学省告示中学校学習指導要領(平成20年3月28日,第28号)の第2章 第8節技術・家庭に 基づいて編成・検定され,平成22年4月文部科学省発行教科書目録6)に記載された中学校技術・
家庭科(家庭分野)教科書3者3種3点で,3者とは,T7),Y8)とK9)である。
安全に関する記載数の内訳を示すときは,括弧内に小学校の場合は,T者/K者,中学校の場合は,
T者/Y者/K者の順にスラッシュを入れて示すこととする。
2 分析方法
分析方法は,教科書の<安全マーク>の記載内容を抽出し,書写する方法をとった。 抽出した 記載内容は,原則として句点までを1文と数え,接続詞や読点の前後で異なる危険要因がある場合 や文意が明らかに異なる場合は,基本的に分割して計算した。そして,抽出した記載内容を,学 習指導要領の内容区分別・発行者別及び文意別に比較するとともに,文意ごとに禁止,指示・説明,
注意喚起,使用推奨,問題提起の5種類に設定した。
なお,本研究における<安全マーク>は教科書の校種別・発行者別などによる安全に関するデザ イン及びその説明文などの「総称」をいう。
結果及び考察
1 校種別・発行者別による<安全マーク>のデザイン及びその説明文
表1 校種別・発行者別による<安全マーク>のデザイン及びその説明文
表1に,校種別・発行者別による<安全マーク>のデザイン及びその説明文を示す。小学校家庭 科教科書と中学校技術・家庭(家庭分野)教科書の<安全マーク>は,各教科書に1種類で,それ ぞれ違うデザインで表している。
小学校家庭科教科書では,赤を基調に「安全」を白抜き文字で記載している。T者は,角取り四 角形の中のハート枠に,K者は,円形の中に「安全」と「十字」を白抜き文字で入れている。
中学校技術・家庭科(家庭分野)教科書では,3者それぞれが違ったデザインで表している。T 者は,緑と黄緑の円を三つ組み合わせ「安全」の文字の間に「黄十字」を入れている。Y者は,赤 い人差し指を立てた手の中に「安全」の白抜き文字を入れている。K者は,緑の角取り四角形の中 に「安全」と「十字」を白抜き文字で入れている。3者の<安全マーク>には,「安全」の白抜き 文字という共通点があり,形は様々で,色は緑または赤を用いていることが分かった。
小学校の<安全マーク>のデザインで,「十字」を使用していることや,中学校の<安全マーク
>で「十字」のデザインで緑を使っていることは,日本における安全と衛生の象徴で,日本工業規
格(JIS Z9103-1986)で,緑十字を安全標識として定めていたことが,影響を与えているのでは
ないかと推察できる。
また,そのマークの説明文は,小学校家庭科教科書では,「安全」と「注意」という言葉が共通であり,
T者は,「~しよう」と使用推奨を促す文で記載され,K者は,「~すること」と説明する文で記載 されている。
中学校技術・家庭科(家庭分野)教科書では,Y者は,マークを説明する言葉がみられないが,
T者とK者は,「安全」と「注意」という言葉が共通している。そして,T者では「実習を行う際 の」,K者では,「作業を安全に進めるために」という実習や作業過程での<安全マーク>であると いうことが付け加えられている。
T者の小学校<安全マーク>において,関連する箇所の多くは黄色の下地になっているが,黄色 の下地がない場合や<安全マーク>の枠内に,さらに<安全マーク>がある場合がみられた10)。 2 校種別・発行者別・内容区分別による<安全マーク>数
表2 校種別・発行者別・内容区分別による<安全マーク>数 単位:点
表2に,校種別・発行者別・内容区分別による<安全マーク>数を示す。
<安全マーク>数は,全体で,64点みられた。
校種別による<安全マーク>数では,小学校43点,中学校21点で,小学校が中学校の約2倍 である。
発行者別による<安全マーク>数では,T者の41点(小学校29点,中学校12点),K者の22 点(小学校14点,中学校8点),Y者の1点(中学校1点)と,T者>K者>Y者の順に多く, T 者は, K者の約1.9倍で,Y者は,極端に少ないことが分かる。
なお,K者の<安全マーク>について,中学校では,8点中2点11),小学校では14点中1点12) に,自己評価にあたる「安全チェック」欄を設けていることは,注目される。
小学校の<安全マーク>数は,43点である。その内訳は,≪B日常の食事と調理の基礎≫22点,
≪C快適な衣服と住まい≫21点の順に多く,≪B≫と≪C≫で100.0%を占めた。≪A家庭生活 と家族≫≪D身近な消費生活と環境≫各0点であることは,注目される。さらに,内容区分別でみ ると,T者の<安全マーク>数は,≪B≫16点,≪C≫13点の順で,K者は,≪C≫8点,≪
B≫6点の順であった。T者の<安全マーク>数は,内容区分別にみると,≪B≫16点は,全体
の37.2%を占め,注目される。
中学校の<安全マーク>数は,21点である。その内訳は,≪A家族・家庭と子どもの成長≫≪
C衣生活・住生活と自立≫各7点,≪B食生活と自立≫6点,≪D身近な消費生活と環境≫1点 の順に多く,≪A≫と≪C≫で66.7%であった。さらに,内容区分別でみると, T者の<安全マー ク>数は, ≪A≫5点,≪B≫≪C≫各3点,≪D≫1点の順であった。Y者は,≪C≫1点 のみであった。K者は,≪B≫≪C≫各3点,≪A≫2点,≪D≫0点の順であった。中学校の
<安全マーク>数では,T者の≪A≫5点が注目される。
内容区分≪B≫の<安全マーク>数では,小学校22点,中学校6点で,小学校は,中学校の約3.7 倍である。≪C≫の<安全マーク>数では,小学校21点,中学校7点で,小学校は,中学校の3.0 倍である。≪A≫の<安全マーク>数では,中学校7点,≪D≫の<安全マーク>数では,中学 校1点である。
3 <安全マーク>における校種別・発行者別・内容区分別・文意別の記載数
抽出した記載内容を,内容区分(A家庭生活と家族/家族・家庭と子どもの成長, B日常の食事 と調理の基礎/食生活と自立, C快適な衣服と住まい/生活・住生活と自立, D身近な消費生活と 環境)毎に,小学校と中学校の2種類の校種に分別した。そして,文意毎に,禁止,指示・説明,
注意喚起,使用推奨,問題提起の5種類に設定し,発行者別に分類した。
「禁止」は,危険が予想される行為を行ってはいけないこと,またはその状態や制限に関する記 載内容である。すなわち,安全に反する行為を行わないようにするものである。
「指示・説明」は,実習用具などの正しい使用方法の説明,指示や指示確認に関する記載内容で ある。指示を受けた者は,指示通りに実行・遂行しなければならない。
「注意喚起」は,「注意して置くように」,「注意しなさい」のようなニュアンスの文意事故の可 能性を示唆したり,注意・自覚・良心などを呼び起こしたりするための記載内容である。
「使用推奨」は,実習などに適した服装の紹介や使用方法・利用などを推奨する記載内容である。
「問題提起」は,議論の前提となる問題をたたき台にするものである。
表3 <安全マーク>における校種別・発行者別・内容区分別・文意別の記載数 単位:件
表3に,<安全マーク>における校種別・発行者別・内容区分別・文意別の記載数を示す。
<安全マーク>の文意別記載数は,全体で241件みられた。校種別による<安全マーク>の文 意別記載数では,小学校150件,中学校91件で,小学校は中学校の約1.6倍である。
校種別・文意別の比較では,小学校については,「指示(説明を含む)」75件(50.0%),「禁止」
41件(27.3%),「注意喚起」31件(20.7%),「使用推奨」2件(1.3%),「問題提起」1件(0.7%) の順に対し,中学校では,「注意喚起」47件(51.6%),「指示・説明」22件(24.2%),「禁止」21 件(23.1%),「問題提起」1件(1.1%),「使用推奨」0件(0.0%)の順である。
小学校では,「指示(説明を含む)」を文意とする記載が最も多く,150件中75件(50.0%)を占め,
「指示(説明を含む)」と「禁止」で116件(77.3%)を占めている。<安全マーク>の説明文では,
「安全」と「注意」という言葉が共通であることから,「指示・説明」に分類される内容については,
「注意喚起」「禁止」への移行など,さらなる吟味が必要となろう。
中学校では,「注意喚起」を文意とする記載が最も多く,91件中47件(51.6%)を占め,「注意喚起」
47件と「指示・説明」22件で69件(75.8%)を占めている。
校種別では,中学校は「禁止」と「注意喚起」が逆転しており,危険因子に対して「禁止」よりも「注, 意喚起」が多く記載されていることが明らかになった。
内容区分≪A≫において,中学校では, 17件(14/0/3)の記載がみられた。「注意喚起」9件(8/0/1),
「指示・説明」6件(5/0/1),「禁止」1件(0/0/1),「問題提起」1件(1/0/0),「使用推奨」0件(0/0/0) の順であった。
内容区分≪B≫において,小学校では, 85件(52/-/33)の記載がみられた。「指示・説明」53 件(38/-/15),「注意喚起」16件(4/-/12),「禁止」14件(8/-/6),「使用推奨」2件(2/-/0),「問題提起」
0件(0/-/0)の順であった。中学校では, 35件(14/0/21)の記載がみられた。「注意喚起」25件
(13/0/12),「禁止」5件(1/0/4),「指示・説明」5件(0/0/5),「使用推奨」と「問題提起」は,共
に0件(0/0/0)の順であった。
内容区分≪C≫において,小学校では, 65件(37/-/28)の記載がみられた。「禁止」27件(17/-/10),
「指示・説明」22件(10/-/12),「注意喚起」15件(9/-/6),「問題提起」1件(1/-/0),「使用推奨」
0件(0/0/0)の順であった。中学校では, 34件(9/2/23)の記載がみられた。「禁止」15件(4/2/9)「指, 示・説明」11件(3/0/8),「注意喚起」8件(2/0/6),「使用推奨」と「問題提起」は,共に0件(0/0/0) の順であった。
内容区分≪D≫においては,中学校では,5件(5/0/0)の記載がみられた。「注意喚起」5件(5/0/0),
指示・説明」・「禁止」・「使用推奨」・「問題提起」は,共に0件(0/0/0)の順であった。
校種別・内容区分別では,小学校については,≪B≫85件,≪C≫65件,≪A≫≪D≫が,各 0件であった。中学校については,≪B≫35件,≪C≫34件,≪A≫17件,≪D≫5件であった。
さらに,発行者別にみると,小学校については, T者では,≪B≫52件,≪C≫37件,≪A≫≪D
≫が,各0件であった。次にK者では,≪B≫33件,≪C≫28件,≪A≫≪D≫が,各0件であった。
中学校については,T者では,≪A≫≪B≫が各14件,≪C≫9件,≪D≫5件であった。Y者では,
≪C≫2件のみであった。K者では,≪C≫23件,≪B≫21件,≪A≫3件,≪D≫0件であった。
≪B≫≪C≫は,数と記載内容が充実されていることが分かるが,≪A≫に関しては,小学校で は0件,中学校では,17件(14/0/3)である。≪A≫区分でも,小学校段階から発達段階に応じて 記載されていくことが安全への意識の喚起につながると思われる。また,注意喚起での記載になっ ていることから,計画的な指示説明での記載が望まれる。≪D≫では,小学校では0,中学校では
5件(5/0/0)である。≪D身近な消費生活と環境≫区分での安全への意識喚起の高揚を直接的に
図るためにも,この区分での<安全マーク>での記載の必要性が感じられる。
まとめ
消費者安全教育研究の一環として,小学校家庭科教科書及び中学校技術・家庭科(家庭分野)教 科書における<安全マーク>の記載分析の結果,以下の知見を得た。
1)小学校家庭科教科書と中学校技術・家庭科(家庭分野)教科書の<安全マーク>は,各教科書 に1種類で,それぞれ違うデザインで表していた。<安全マーク>の説明文は,小学校では,「安 全」と「注意」という言葉が共通であり,T者は,「~しよう」と使用推奨を促す文で記載され,
K者は,「~すること」と説明する言葉で記載されていた。中学校では,Y者は,マークを説明 する言葉はないが,T者とK者は,「安全」と「注意」という言葉が共通していた。
2)T者の小学校<安全マーク>において,関連する箇所の多くは黄色の下地になっていたが,黄 色の下地がない場合や<安全マーク>の枠内に,さらに<安全マーク>のある場合がみられた。
3)<安全マーク>数は,全体で,64点みられた。校種別による<安全マーク>数では,小学校 43点(≪B≫22点,≪C≫21点),中学校21点(≪A≫≪C≫各7点,≪B≫6点,≪D≫1点)で,
小学校が中学校の約2倍であった。発行者別による<安全マーク>数では,最も多いのは,T者 の41点(小学校29点,中学校12点),次に,K者の22点(小学校14点,中学校8点),Y者
の1点(中学校1点)の順であった。 T者は, K者の約1.9倍で,Y者は,極端に少ないことが 分かった。
4)<安全マーク>の文意別記載数は,全体で241件みられた。校種別による<安全マーク>の 文意別記載数では,小学校150件,中学校91件で,小学校は中学校の約1.6倍であった。
校種別・文意別の比較では,小学校については,「指示(説明を含む)」50.0%,「禁止」27.3%,「注
意喚起」20.7%,「使用推奨」1.3%,「問題提起」0.7%の順に対し,中学校では,「注意喚起」
51.6%,「指示・説明」24.2%,「禁止」23.1%,「問題提起」1.1%,「使用推奨」0.0%の順であった。
小学校では,「指示(説明を含む)」を文意とする記載が50.0%を占め,「指示(説明を含む)」
と「禁止」で77.3%を占めていた。それに対して中学校では,「注意喚起」を文意とする記載が
51.6%を占め,「注意喚起」と「指示・説明」で75.8%を占めていた。校種別では,「禁止」と「注
意喚起」が逆転しており,中学校では,危険因子に対して「禁止」よりも「注意喚起」が多く記 載されていることが明らかになった。
5)校種別・内容区分別では,小学校は,≪B≫85件(52/-/33),≪C≫65件(37/-/28),
≪A≫≪D≫各0件であった。中学校は,≪B≫35件(14/0/21),≪C≫34件(9/2/23),
≪A≫17件(14/0/3),≪D≫5件(5/0/0)であった。
6)<安全マーク>の説明文では,「安全」と「注意」という言葉が共通であることから,「指示・説明」
に分類される内容については,「注意喚起」「禁止」への移行など,さらなる吟味が必要となろう。
7)K者の<安全マーク>について,小学校では,14点中1点,中学校では8点中2点に,自己 評価にあたる「安全チェック」欄を設けていたことは,注目される。
これらのことを踏まえ,教科書発行者には,各教科書に,それぞれ違うデザインで表されている
<安全マーク>に対して,製品や取扱い説明書などにみられる注意図記号(一般注意)13)が一部 の教科書14)にみられるものの,<安全マーク>としての記載にはなっていないことから,安全に 関する記載について,一般注意などの注意図記号を<安全マーク>の説明のもとに,小・中学校間 で統一した<安全マーク>として,積極的な教科書記載を望む。
さらに,安全に関する記載内容の危険因子・危険レベルについても検討していく必要があろう。
本研究は,科学研究費助成金(C 一般)「消費生活用製品の安全・安心に視点をあてた消費者 安全教育」の一部である。
注
1)山本紀久子・山田好子「小学校家庭科教科書における安全に関する記載分析」『茨城大学教育実践研究』
29,(2010),pp.77-90.
2)山本紀久子・佐藤麻子・山田好子「中学校技術・家庭(家庭分野)の安全に関する教科書分析」『茨城大学 教育実践研究』30,(2011),pp.51-65.
3)文部科学省『小学校教科書目録(平成23年度使用)』(文部科学省,平成22年4月)2010, p.25 .
4)渡邉彩子ほか『新しい家庭 5・6』(東京書籍,平成22年文部科学省検定済)2010.
5)櫻井純子ほか『小学校 わたしたちの家庭科 5・6』(開隆堂出版,平成22年文部科学省検定済)2010.
6)文部科学省『中学校用教科書目録(平成24年度使用)』(文部科学省,平成23年4月)2011,p.12.
7)加藤幸一ほか『新しい技術・家庭 家庭分野』(東京書籍,平成23年文部科学省検定済)2011.
8)汐見稔幸ほか『技術・家庭分野』(教育図書,平成23年文部省科学省検定済)2011.
9)鶴田敦子ほか『技術・家庭(家庭分野)』(開隆堂出版,平成23年文部科学省検定済)2011.
10)4)前揚書では,「いつも確かめよう ③包丁とまな板の使い方」(p.16)において,全体に黄色の下地が みられない<安全マーク>があり,さらに,その中の「洗い方」の①のみに,黄色の下地で<安全マーク
>と,二重の<安全マーク>の記載がみられる。「針の安全な使い方」「はさみの安全な使い方」(p.22),「コ ントローラーのあつかい方」(p.34),「ミシンの安全な使い方」(p.35)の<安全マーク>には,黄色の下 地がみられない。
11)9)前揚書の「アイロンの安全な使い方」(p.169)において,「□安全チャック」欄として,アイロンの安 全な使い方で,使用前・使用中・使用後にわけ記載がみられるとともに,「ミシンを使うときの注意」(p.195)
において,置き方・運び方・電源・縫うときの注意などの確認事項がみられる。
12) 5) 前揚書では,「ガスこんろの安全な使い方」(p.7)において,「□安全チャック」欄として,点火前・点火後・
点火後にわけ,そばに燃えやすいものはないか,ガスせんは閉めたかなどの確認事項がみられる。
13) 日本規格協会「案内用図記号 JISZ8210:2002」1.運用範囲として,「この規格は,不特定多数の人々向
けの案内に用いる図記号を規定する。案内用図記号を用いて情報を伝えることが好ましい領域は,例えば,
・・・・印刷物などがある。」(p.1)の記載があり,表6 案内用図記号―安全など(注意)の 6.3 注意図記号 として,番号6.3.1の表示事項「一般注意」として,「図材:“!”マークを注意の基本形状に入れる。機 能:特定しない一般的な注意を示す場合に表示。」(p.24)がみられる。また,「消費者用警告図記号 JIS
S0101:2000」において,表6 消費者用警告図記号(注意図記号)として,番号6.2.1の名称「一般注意」
として,「特定しない一般的な注意を示す(平成21年11月1日作成)(p.5)とあるが,これは,適用範囲
として,「この規格は,日常生活で使用する消費者用製品(以下,“製品”という。),その取扱説明書など
に用いる図記号のうち,人体への危害及び材物への損害を未然に防止するため,禁止,注意,指示事項な どを消費者へ視覚的に伝える警告図記号について規定する。」とあり,<安全マーク>とは別に,製品に ついての消費者用警告図記号としての記載が望まれよう。
14) 4) 前揚書では,「コントローラーのあつかい方」(p.34)で,タマ号が製品や取扱い説明書などにみられる
表示マーク (危険・警告・注意)の旗を持って,吹き出しには,「下糸を入れるときや上糸をかける(36 ページ参照)ときはコントローラーから足をはなそう。」と書かれている。